雷藤シュープケ さん

雷藤シュープケさん: 生きる限り、希望を持つことはできる
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プロフィール

ハンドル名雷藤シュープケ さん
ブログタイトル生きる限り、希望を持つことはできる
サイト紹介文短編や長編の小説を書きなぐる程度のホームページ。
自由文 小説というよりは、もっと素材に近い草稿のような文章ばかりですが、日々怠けないように自分を奮い立たせながら、モノを書いております。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供47回 / 93日(平均3.5回/週) - 参加 2008/06/18 15:16

雷藤シュープケ さんのブログ記事

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  • 2008/08/23 18:15【短編】 リハビリ、あるいは夢の中の出来事
  •  用事を済ませて家に戻ると、元カノがにこやかな顔で「おかえり」と言った。目覚めたくない夢を見ている自分に気づきつつも、僕は玄関で靴を脱いで、彼女に近づく。「ねぇ、プレゼントあげる」 彼女は、手に提げていた紙バッグから一着の服を取り出した。白地に肩の辺りが少し緑色をしたような服だったと思う。良く覚えていないから、うまく言えない。「ありがとう」「あのね、これ、○○○なんだよ」 僕に向かって説明してく... [続きを読む]
  • 2008/08/17 14:45どうでもいい近況報告
  •  何をするにしても中途半端になったり、全くやる気が起こらなくなっていて、そんな自分に憔悴するばかりで余計に八方塞になる。気の持ちようだとは分かっていても、どうすることも出来ない。 パーっと何かをした方が良いのかな、と思ってもそのエネルギーが起こってこない。 何かを作り出すことが出来なかった。 七月後半くらいからずっとこんな状況だった。本当にどうしようもない、と思った。 十四日のちょっかなライブは... [続きを読む]
  • 2008/08/08 13:13【短編】 虫
  •  昨日の夜は寝るのが早かったから、いつもよりもずっと気持ちの良い目覚めを迎えられた。いつもなら3時間ほどの睡眠時間しかとっていなかったから、6時間も寝たのは身体の方が驚いたかもしれない。 心身ともに安定した目覚めというものはここの所無かった。とは言え、前日までに何か精神的に好転したものは無かったのだが、きっと身体に引っ張られて心も健やかな状態になったのだと思う。思わず一人で「おはよう」なんて言い... [続きを読む]
  • 2008/08/06 21:05安全が人を殺す
  • ブログネタ:「誰でも良かった」で殺されたくない! 参加中 誰かに殺されることは本人にとって悪でも何でもない。 それは本当に誰でもよくて、結局のところ、全くの赤の他人でもかまわない。人が死ぬのに理由は要らないと僕は思っているし、少しくらい理不尽な方が納得して死ねるんじゃないかと思っている。 とはいっても、殺される前には精一杯の抵抗を試みたいし、殺されないように外出するときは常に気を張ることを忘れな... [続きを読む]
  • 2008/08/04 22:31【長編】 ウォリア 03
  • 「なぜここにいる?いや、なぜここに来れた?」 男の声に抑揚は無く、特別なイントネーションも感じられない。かろうじて疑問符が分かるくらいの言葉は、首筋に感じる刃物にも似た雰囲気をもっていた。「なぜ、ってどういうことだか全然分からない」 俺は正直に答える。この男が「なぜ」と聞いてくることの後ろにある意味が俺には分からないのだから、それは質問になっていない。「……ヒメコ、周りに人は?」 男の声が別の方... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 刃物
  • 2008/07/30 17:35【短編】 善意の母親
  •  私ね、自分の子どもだけはきちんと育てようと思ってるの。ほら、最近中学生とか子どもが人殺しをするような事件が頻繁に起こってるじゃない?それをみると私もう怖くって、で、自分の子どもだけは絶対にそんな風に子どもは育てないぞ、って思ってるの。 でもね、しつけって言っても子どもにただ怒るだけじゃ、あまりにも短絡的でしょ?それに簡単に怒るようじゃ子どもが可哀想じゃない。だから私はめったな事で子どもを怒らな... [続きを読む]
  • 2008/07/28 15:53【短編】 自己危機
  • ブログネタ:怖い話、教えて!! 参加中 沖縄の離島に男四人で遊びに行った時の事だ。俺たち以外に人はいなかったし、実際今から話す怖い話の中に、月光に浮き上がる少女の霊や、戦争で無念のうちに自害した兵士の魂などは出てこない。 話は、もっと下世話な、どこにでもある話というか、ここでしかありえない話というか。 何はともあれ、俺たち四人は四日の間をフルに使って、誰もいない離島を満喫するために様々なモノを持ち... [続きを読む]
  • 2008/07/27 14:35煮凝の中の言葉
  •  泥を食ったように腹が重たい。消化できない何かが自分の腹の中にあって、それを言葉に出来るだけの素地と気力がない。あらゆることに積極的に絶望したくなり、反抗は無意味と切り捨てる。 憂鬱とかではない。もっと身体的なことだ。 こういう時は思いっきり100mくらい走ってくれば良いのだが、わかっていても出来ない。その気力すらも無い。いまこうやって何かをブログに書き付けるのすら、僕は一生懸命だ。いや、ブログ... [続きを読む]
  • 2008/07/24 15:45【短編】あの先生だけが理解した
  • ブログネタ:夏休みの自由研究、何やった? 参加中 自由研究の宿題は大嫌いだった。 ドリルとかは結構まじめに取り組んで、修業式までには終わらせるのが夏休み前の儀式だったのだが、作文と絵画と自由研究だけは本当にどうしようもなくって、最後の辺りで親に手伝ってもらうのが夏休み終了前の儀式だった。そんな億劫な自由研究だったのだけれども、今回はちょっと考えがあった。どうせ何も出来ないで夏休み最後にあたふたす... [続きを読む]
  • 2008/07/23 21:09【ドラマ】モンスターペアレント 第04話
  •  書くかどうかで散々悩んだ挙句、やはり始めたことは続けなければいけない、と思って今週も書きます。モンスターペアレント第四話です。今回はエリートモンスターです。エリートモンスターと言うと、ラスダンに出てくる色違い同グラフィックの雑魚キャラな印象を持ってしまう僕は完全なゲーム脳だと思います。そんなことはどうでも良いですね。 僕が聞いたことがある話だと、子どもが親の学歴を持ち出して「でも先生○○大卒業... [続きを読む]
  • 2008/07/22 14:31【短編】 セミとドクダミ
  •  夏休みの気まぐれに、一人で近所の林に遊びに行った。 背の高い木ばかりだったから、木登りは出来なかったが、プレハブの屋根の欠片や、束になって捨てられた週刊誌がそこここにあって、僕と友達とで作った秘密基地がある。だが今日の目的はそこではない。 そもそも目的なんて無かったのだが、宿題が進まないイライラを解消したくて、とりあえず網を持ってきた。もうちょっと日にちが経つとトンボが公園に天井を作るくらいに... [続きを読む]
  • 2008/07/20 15:14【短編】 休日に酒肴を作る
  •  明日が丸一日休みになって、大した予定も無いものだから、今日はちょっと早く帰って酒を飲むことにした。 僕は日本酒が好きだが、あいにく休めの居酒屋には良い日本酒が無い。そのくせ高い。そういうところで飲むくらいなら、いっそのこと自分で作ってしまえ、と言うことで、僕は一人酒を家で飲むことにしている。 まずは要となる日本酒選びだ。 いつも使う駅前とは反対側に酒屋があり、安くて手ごろな地酒が手に入るので、... [続きを読む]
  • 2008/07/18 20:36【短編】 初恋の音
  •  僕は耳が聞こえない。 正確には耳が聞こえないんじゃなくって、自分の心臓の音、血液の流れる音ばかりが僕の内耳に響いて他の音が全然聞こえないだけ。 だから、自分の心臓が早まっているときは早まっている音が聞こえるし、不安になると心臓の音が不安定になるのも分かっている。心臓っていうのは思った以上に自分の気持ちを素直に表してくれる。だから、心っていうものは、僕は心臓にあるんだと思う。昔の人は感覚でそれを... [続きを読む]
  • 2008/07/16 20:59【短編】ドッペルゲンガーの猫
  •  養護学校のボランティアで、生徒が作った農作物や織物・染物を売る手伝いをしているときの事だった。「それじゃあ雷藤くんは彼のお手伝いをしてね」 僕が割り当てられたのは比較的大人しそうな子だった。細面で算数なんかが得意そうだなぁ、と思いながら承諾した。目を離さないようにするのと、売るときのこまごまとしたやり取りを手伝うのが僕の役割だ。「何かあったら一緒にいる先生の方に連絡してください。あちらの鍵塚先... [続きを読む]
  • 2008/07/15 22:52【ドラマ】モンスターペアレント 第03話
  •  「ガイアの夜明け」と「プロフェッショナル」にはさまれながら、斜め読みのように視聴しております。 今日の「ガイアの夜明け」は良かったですね。廃油とみかんの絞り粕の再利用による地域活性化の道、というテーマでしたが、まさに捨てる神あれば拾う神ありって感じですかね。 もったいない、っていう言葉が一番しっくり来るような再利用の方法を実際にテレビで見ると、僕ももっとゴミを分別して少しくらいは再利用に貢献し... [続きを読む]
  • 2008/07/14 17:16【長編】 ウォリア 02
  •  無人の車通りを歩く。周りの家は沈黙と共に硬く閉ざされて、俺はそんな家々の間を一歩一歩進んでいくたびに、切った直後の爪の先で心臓を掻かれているような気持ちになった。 人気が無いとかではなく、そこは家の姿を保った障害物かキューブのように見え始めたのだ。ふいに、自分の目線が上空に移って、自分の身体と、その周りの景色とを見ているような、そんな俯瞰した景色が頭に浮かんで消える。いよいよ日差しは暴力のよう... [続きを読む]
  • 2008/07/13 16:20【短編】 環状六六六号線
  •  あまりに暑くて死ぬと思ったので、これはさすがに死ぬな、と思ったら本当に死んでいた。 目の前にシルクハットを目深に被った男が現れて、「そりゃあなた、あなたが死にたいと思ったから私はこうして夢の中でさえ仕事をしてみせようと言うのです」と言う。私は瞬時に彼(シルクハットは男の象徴だと思った)のことを死神だと思った。「さて、銀河鉄道はこれから六道地獄巡りへと向かいましょう。さてさて、切符を拝見」 私は... [続きを読む]
  • 2008/07/10 23:48短縮営業
  • ブログネタ:コンビニの深夜営業、なくなったら困る? 参加中 久しぶりに、書いているうちに別ページに飛んで、記事が消える体験をした。あまりにも悲しくなったので、以下要点だけを挙げることにする。・コンビニの深夜営業に関して → なくなったら困る人=コンビニがあるのが当たり前の人たち                      なくなっても良いという人=コンビニが無かった時代を経験した人たち・このような... [続きを読む]
  • 2008/07/09 21:53【長編】 ウォリア 01
  •  トンネルを抜けると、懐かしい故郷の景色が見えた。 海沿いに立ち並ぶ質素な造りの家々に、隣接する港には船が何艘か見える。寂れた商店と、ガソリンスタンドとが木々の間から質素な家々と共に見えてきて、そこはまだ俺の故郷には遠いのにも関わらず見慣れた印象だった。 幹線道路を降りれば、南房総の一観光地「岩井」はもうすぐだった。 医学部に入学して三年の夏。七月の前期試験が終わり今は八月。俺がこうやって長期の... [続きを読む]
  • 2008/07/08 14:41【ドラマ】モンスターペアレント 第02話
  •  日本テレビの「あの日、僕らの命はトイレットペーパーより軽かった」の方が素直に見たいけど、こっちを見ないわけにも行かないという、変な我慢を自ら強いています。シバトラは、藤木のために見ます。 日テレの方は、録画しておこうかな。でも、録画しても見ないような気もするんだよな。 前回は、モンスターペアレントの紹介みたいな回だったようですね。とは言え、今回からどんな話になるのかは全然分かりませんが。 とり... [続きを読む]
  • 2008/07/06 17:35【短編】 カミュの太陽
  •  今なら、太陽の眩しさに耐えかねて人を殺した異邦人の気持ちがわかる。 全くもって暑い。おまけに湿気が身体にまとわりつく。去年三週間ほど旅行したスペインとは大違いだ。あっちは確かに暑かったが、湿度が全然無かったために、汗をかいているのかどうか分からないほどにすぐに蒸発した。気がついたら脱水症状になるか、慢性的に不快感を味わうかの二者択一なら、俺は前者を選ぶ。前者は気をつければ良いだけだが、後者は人... [続きを読む]
  • 2008/07/05 22:00【要点整理】『理性の限界』
  • 理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書 (1948))/高橋 昌一郎¥777Amazon.co.jp序章 理性の限界とは何か 選択の限界Q1 多数決の決定は合理的で民主的か? 究極の限界値Q2 陸上競技のアスリート達はどこまで記録を伸ばせるか? 科学の限界 知識の限界 ディスカッションのルール第一章 選択の限界 1 投票のパラドックスQ1´ ジャンケン勝ち抜き戦はシードが必ず勝つ ― コンドルセのパラ... [続きを読む]
  • 2008/07/04 16:25【短編】 笹舟の作り方
  • ブログネタ:七夕の日に何をお願い事する? 参加中 休日だと言うのに、朝から姉貴に叩き起こされた。「信幸、ちょっと手伝いなさい」 姉貴の命令を無視することは出来ない。無視したら、俺のHDDにある無数のエロファイルを全て両親にばらした挙句に消去してやる、と言われている。せっかく集めてきた様々なサンプル画像が白日の下に曝されるのも嫌だったし、消されるのも勘弁だ。「ったく、人使いの荒い姉貴だぜ……」 リ... [続きを読む]
  • 2008/07/03 17:16【長編】 コンビニ思考前奏曲 07(終)
  •  あれから三ヵ月が過ぎた。 どれだけ経ってもコンビニに来る人の態度や状況は変わらない。俺には変わっているようには見えない。だがそれは俺自身にも言えることで、裕香の一件以来、俺はどんな物事にも食指が動かないでいた。一種の無気力状態とでも言うべきか。 おかしなエネルギーを使ってしまったのだと思う。 もしかしたら、失恋だったのかもしれないと思う。きっとどっちもだ。「いらっしゃいませー……あ」 100円... [続きを読む]
  • 2008/07/02 19:22【長編】 コンビニ思考前奏曲 06
  •  裕香の家には、人の気配がなかった。午前十一時。 僕は隣の家のチャイムを押す。出てきたのは、昨日の奥さんだった。「知らないわよ、隣の家の今日の予定なんて」 そうだよな、当たり前だよな。一昔前でも、田舎でもない住宅地で隣の家の予定が分かる人なんていない。今の時代、隣家は他国も同然だ。いや、昔からそうだったのだと思う。ただ、昔は情報が循環していただけだ。 それでも噂話は絶えない辺り、循環の仕方に変化... [続きを読む]
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