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- 2008/10/04 21:192008年9月第5週/10月第1週の読書記録
- ・ムージル(丘沢静也)『寄宿生テルレスの混乱』(光文社古典新訳文庫)★★★・フォークナー(林信行)『サートリス』(白水社)★★★・西川正身編『20世紀英米文学案内16 フォークナー』(研究社)★★★『寄宿生テルレスの混乱』は、むかし、映画化作品を見た記憶がある。いまとなっては、そんなレアな(そうでもないのかな)作品を、田舎暮らしのぼくがどうやって見たのか不思議で、たぶんビデオだったと思うが、それを手に... [続きを読む]
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- 2008/09/27 15:132008年9月第4週の読書記録
- ・残雪(近藤直子)/バオ・ニン(井川一久)『暗夜/戦争の悲しみ』(河出書房新社)★★★・トマス・モア(平井正穂)『ユートピア』(岩波文庫)★★★★・シェイクスピア(安西徹雄)『マクベス』(光文社古典新訳文庫)★★★★やっぱり幻想文学には得手不得手がある。残雪の「暗夜」は、表題作を含む短編集だが、ぜんぜんダメだった。カフカ的な世界観なのだが、この「的」がくせもので、カフカ自体は好きなのだけど、そのフ... [続きを読む]
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- 2008/09/23 20:10言えない秘密
- 『言えない秘密』(「不能説的・秘密」)は、台湾のトップアーティストであり、最近では俳優(『頭文字D』『王妃の紋章』『カンフー・ダンク』)としても活躍している周杰倫(ジェイ・チョウ)の初監督作品。たしか去年の夏、台湾に行ったときにかかっていたのだけれど、映画館に行く暇がなく、観ることができなかった。ちゃんと日本に(しかも福岡に)やってくるか心配だったけど、ソラリアシネマでやってくれました。そもそも音... [続きを読む]
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- 2008/09/20 18:262008年9月第3週の読書記録
- ・フォークナー(佐伯彰一)『死の床に横たわりて』(講談社文芸文庫)★★★・サッカリー(中島賢二)『虚栄の市 1〜4』(岩波文庫)★★★★・安田次郎『走る悪党、蜂起する土民』(小学館)★★★・フォークナー(木島始)『魔法の木』(福武文庫)★★★・フォークナー(高橋正雄)『エミリーに薔薇を』(福武文庫)★★★数ある小説の登場人物のなかでも、ぼくにとって一二を争う不愉快な人物だ、フォークナー『死の床に横... [続きを読む]
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- 2008/09/13 21:042008年9月第2週の読書記録
- ・フォークナー(加島祥造)『熊 他三篇』(岩波文庫)★★★・フォークナー(加島祥造)『八月の光』(新潮文庫)★★★★★・駒田信二『シルクロードをゆく 付・「水滸伝」の旅』(東方書店)★★★・アゴタ・クリストフ(堀茂樹)『どちらでもいい』(ハヤカワepi文庫)★★★★・岸本葉子『アジア発、東へ西へ』(講談社文庫)★★★・新井潤美『へそ曲がりの大英帝国』(平凡社新書)★★★・菅谷明子『メディア・リテラシ... [続きを読む]
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- 2008/09/06 22:332008年9月第1週の読書記録
- ・レイモンド・チャンドラー(村上春樹)『ロング・グッドバイ』(早川書房)★★★★・デュマ・フィス(西永良成)『椿姫』(光文社古典新訳文庫)★★★★★・フォークナー(加島祥造)『サンクチュアリ』(新潮文庫)★★★★・ルソー(中山元)『人間不平等起源論』(光文社古典新訳文庫)★★★今週は4冊中、3冊が再読。といっても、いずれも新訳なので、読書が守りに入っているわけではない(と思う)。まず夏のとっておき... [続きを読む]
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- 2008/09/01 15:46ジャケ買い、台湾
- ・范逸臣(ファン・ヴァン)『無楽不作』・郭静(グオ・ジン)『下一個天亮』・林志〓(テリー・リン)『絶対収蔵』・周杰倫(ジェイ・チョウ)『FANTASY PLUS』台湾に行った際、CDショップで平積みになっているアルバムを買ってきました。なんの予備知識もない状態での購入ですから、基本的にジャケ買いになります。台湾の大学生に聞くと、なんでも若者はネットで(もちろん違法に)ダウンロードしまくるそうで、ぜんぜんCDが売れ... [続きを読む]
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- 2008/08/31 01:45アリストテレース「詩学」
- アリストテレースは、論述の対象を、ほぼ悲劇にしぼる。これは喜劇を論じた箇所の散逸やら、いろいろな要因もあるのだろうけど、アリストテレース本人の興味が悲劇にあったことも疑いない。まず彼は、詩作、そして音楽の大部分は、「再現」だという。うむ、なるほど。のっけから大胆に断定するじゃないか。解説によれば、これはプラトンの「詩は模倣」という見解(『国家』)を踏まえているそうな。もっともプラトンはそれ故に詩の... [続きを読む]
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- 2008/08/31 01:352008年8月第5週の読書記録
- ・フォークナー(瀧口直太郎)『フォークナー短編集』(新潮文庫)★★★★・(松本仁助・岡道男)『アリストテレース詩学・ホラーティウス詩論』(岩波文庫)★★★★★・ニーチェ(秋山英夫)『悲劇の誕生』(岩波文庫)★★★『フォークナー短編集』を読んでわかったのは、フォークナーは、長編を短編の密度で執筆しているということ。短編になったからといって極端に読みやすくはならないけど、あの筆致は短編にマッチしている... [続きを読む]
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- 2008/08/25 09:56おいしい台湾 その3
- 台湾はじつはコーヒーもとてもおいしい。写真のは、台湾大学の売店兼カフェで売っているもの。そこのパンもとてもおいしい。学内でこんなに本格的なコーヒーが飲めるんですから、うらやましい。ちなみに街中には、日本のドトールコーヒーもたくさんあります。味はおなじ。台湾版ドトールとでもいうべき、丹提(ダンテ)コーヒーもよく目にします。こちらも味は可不可なし。スイーツにはやはりこれを食べねば。古早味豆花の「豆花」... [続きを読む]
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- 2008/08/24 15:12おいしい台湾 その2
- 「鼎泰豊」の小籠包は何度いってもおいしい。今回は、「点水楼」にもいったのですが、こちらは観光バスが横づけして団体客が押し寄せ、店内も騒々しいわ、料理をせかされるわであわただしく、肝心の味もいまひとつでした。もうひとつおまけに、高い! あの味でこの値段はひどい。それに対して「鼎泰豊」はやっぱり立派だなぁ。同じく、あれだけ観光客が押し寄せても、ちゃんと(味と接客の)クオリティーを保っている。さて、そう... [続きを読む]
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- 2008/08/23 18:072008年8月第4週の読書記録
- ・フォークナー(篠田一士)『アブサロム、アブサロム!』(河出書房新社)★★★★フォークナーは難解といわれる。もちろんぼくもそれは否定しないけれども、その難しさは、哲学書などの難しさとはまったくちがう。哲学書は、文単位で理解できないこともあるが、フォークナーの文章を、たとえば任意の1ページだけ抜き出して読ませたとしても、それが理解できない人はいないのではないか。逆に、その1ページは、なまじの小説には... [続きを読む]
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- 2008/08/23 11:44おいしい台湾
- 台湾に3泊4日でいってきました。といっても、仕事(なんか厳密にはちがう気もしますが、まあいいでしょう)でいったので、自由に観光することはできませんでしたが、それでも朝晩は個別行動ができますので、その際に街をぶらついてみました。とにかく台湾の楽しみは、食べること。有名店から、そこらの屋台まで、なにからなにまでうまいものだらけ。今回は、日本では手に入りにくいフルーツをたくさん食べてみました。画像のいち... [続きを読む]
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- 2008/08/17 00:432008年8月第3週の読書記録
- ・鈴木敏夫『仕事道楽』(岩波新書)★★★・トルストイ(望月哲男)『アンナ・カレーニナ 2』(光文社古典新訳文庫)★★★★「崖の上のポニョ」を観たが、もはやストーリーはゼロ。いや、マイナスか。主人公のソウスケが母をリサと呼ぶことをはじめ(これはどこからの風習なんだろうか。アメリカだってマムとかダディとかいうと思うけど)映画の世界からすっと現実に引き戻されるポイントが盛りだくさん。その他リサの運転など... [続きを読む]
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- 2008/08/11 13:58ペリエの夏
- ペリエなしでは、もはや夏は越せない。夏といえばビール! と、ぼくも数年前まで、世間一般の成人と変らない楽しみを享受していたのだが、ビールを飲むと、とてもよくないことがおきることに気がついた。しかも、まだ若いながら、年を取るにつれてその傾向が甚だしくなっていく。眠いのだ。さすがに昼から飲むわけにはいかないので、ビールは晩酌になるのだが、食べて飲むと、とにかく眠くなり、その後の夜が、使い物にならなくな... [続きを読む]
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- 2008/08/09 22:192008年8月第2週の読書記録
- ・トルストイ(望月哲男)『アンナ・カレーニナ 1』(光文社古典新訳文庫)★★★今週のなかばから、「夏休み」に入った。この括弧つきの夏休みは、ただ出勤しないというだけで、普段よりもやるべきことが目白押しでまったく気が休まらない。その証拠に、ちっとも本が読めなくなってしまう。今週は1冊だけ。ヘヴィー級の作家なのに、トルストイにはあまり縁がない。それこそ光文社古典新訳文庫の「イワン・イリイチの死」が、そ... [続きを読む]
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- 2008/08/02 22:342008年7月第5週/8月第1週の読書記録
- ・プラトン(藤沢令夫)『国家 上下』(岩波文庫)★★★★★・岸本葉子『微熱の島 台湾 新版』(凱風社)★★★プラトンの代表作といえば、『饗宴』と『国家』。先に『饗宴』は読んでおり、今回やっと『国家』を読了。長さや構成のバランスなどからいっても、プラトンでどれかひとつを選べと言われたら、やはり『饗宴』を選ぶ。しかし、『国家』を読まずしてプラトンは語れないなぁ、と素直に思う。まあ、長い。解説によると、... [続きを読む]
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- 2008/07/29 20:10雑巾がけ
- もう数年前になりますが、最近の小学生は雑巾の絞り方も知らない、とやたらいきどおっている記事を目にしたことがある。そのときは、そんなもの5分もあれば教えることができるじゃないか、ずいぶんつまらないことに怒るもんだなぁ、と感じた。とはいえ、たしかに雑巾ってかけませんね。雑巾どころか、掃除機をつかうので、家では箒もろくにつかったことがない。そんなぼくが、最近ハマっているのは、雑巾がけ。和風のあばら屋に住... [続きを読む]
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- 2008/07/26 23:552008年7月第4週の読書記録
- ・北方謙三『水滸伝 1』(集英社文庫)★★★・笠智衆『大船日記 小津安二郎先生の思い出』(扶桑社)★★★・田坂憲二『文学全集の黄金時代』(和泉書院)★★★・E・M・フォースター(中野康司)『天使も踏むを恐れるところ』(白水Uブックス)★★★・E・M・フォースター(高橋和久)『果てしなき旅 上下』(岩波文庫)★★★★やっと1巻だけ読んだ、北方水滸伝。「水滸伝」の人物を借りながら、理念に忠実なリゴリス... [続きを読む]
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- 2008/07/19 21:222008年7月第3週の読書記録
- ・岸本佐知子編訳『変愛小説集』(講談社)★★★・E・M・フォースター(片岡しのぶ)『モーリス』(扶桑社エンターテイメント)★★★★★・フォークナー(高橋正雄)『響きと怒り』(講談社文庫)★★★★岸本佐知子さんは、『気になる部分』『ねにもつタイプ』という、とても電車では読めない(ぼくは読んでしまって、笑いをこらえることができずに、ひとりニヤついてしまった)妄想系爆笑エッセイで有名な翻訳家。ぼくがはじ... [続きを読む]
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- 2008/07/12 21:402008年7月第2週の読書記録
- ・野田知佑『旅へ 新・放浪記1』(文春文庫)★★★★★・内田啓一『江戸の出版事情』(青幻舎)★★★・エッカーマン(山下肇)『ゲーテとの対話 上』(岩波文庫)★★★★・E・M・フォースター(瀬尾裕)『インドへの道』(ちくま文庫)★★★★★・岡田暁生『オペラの運命』(中公新書)★★★★・本郷恵子『京・鎌倉 ふたつの王権』(小学館)★★★★暑くなると、そぞろ神と道祖神が協力してぼくの心を乱す。しかし「ふ... [続きを読む]
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- 2008/07/05 23:172008年6月第5週/7月第1週の読書記録
- ・モーム(土屋政雄)『月と六ペンス』(光文社古典新訳文庫)★★★★・ラスキン(飯塚一郎・木村正身) 『この最後の者にも ごまとゆり』(中公クラシックス)★★★★・白石良夫『かなづかい入門』(平凡社新書)★★★・関口知宏『関口知宏の中国鉄道大紀行 2』(徳間書店)★★★★・ディネセン(横山貞子)/チュツオーラ(土屋哲) 『アフリカの日々 やし酒飲み』(河出書房新社)★★★おなじみ『月と六ペンス』... [続きを読む]
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- 2008/06/28 21:302008年6月第4週の読書記録
- ・ヤスパース(草薙正夫)『哲学入門』(新潮文庫)★★★・フォースター(吉田健一)『ハワーズ・エンド』(河出書房新社)★★★★★・高島俊男『芭蕉のガールフレンド お言葉ですが…〓』(文春文庫)★★★・サマセット・モーム(厨川圭子)『お菓子と麦酒(ビール)』(角川文庫)★★★★・井上泰至『〈悪口〉の文学、文学者の〈悪口〉』(新典社新書)★★★・高島俊男『天下之記者』(文春新書)★★★・五味文彦『躍動す... [続きを読む]
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- 2008/06/24 19:21中国のドレイ
- 月一度ほどの不定期で放映されるNHKの「激流中国」は、近年まれに見る高クオリティーのドキュメント。その第一回放送をみて衝撃を受け、その際に下記の文章を綴った。昨夜(平成19年4月1日)放送のHNKスペシャルを見て、衝撃を受けた。「激流中国」と題したその番組では、個人を取材することで貧富の格差を浮かびあがらせていた。 富める者は、北京の大富豪と青年実業家。前者は分かりやすい成り金。ホテルでの誕生パーティ... [続きを読む]
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- 2008/06/22 00:462008年6月第3週の読書記録
- ・高千穂遙『自転車三昧』(NHK生活人新書)★★★・はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ 1』(講談社)★★★・野口武彦『忠臣蔵』(ちくま学芸文庫)★★★・園田茂人『不平等国家 中国』(中公新書)★★★・河合祥一郎『謎ときシェイクスピア』(新潮選書)★★★★この春、長年乗ったバイクを手放した。バイクを降りると、自転車が気になりはじめる。そこで同じコースをたどった高千穂遙の『自転車三昧』を読む。自転車... [続きを読む]
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