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- 2009/07/05 09:13少しだけ欠けた月 季節風 秋
- 重松 清 著副題にあるように、季節風 春、夏、秋、冬、と4シリーズあるそうで、そのうちの秋を読みました。・・・読むまでそういったシリーズだって知らなかった私・・・。秋の中には12編の物語があり、人によってそれぞれ共感できる物語があるのではないかと思います。「オニババ」は、こういう書き方をするとなんですが、中学受験用のテキストに載りそうな物語だと思いました。「アキラ」は、たまらないですね・・・。「俺」に [続きを読む]
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- 2009/07/04 07:15空へ向かう花
- 小路 幸也著「東亰バンドワゴン」(読んでまっせ〜)シリーズでも大人気な小路 幸也さんの著作です。物語は、違う小学校に通う小学6年生のハルとカホ。二人には、事故死をした少女という接点があった・・・。世の中には心の中から取り去ることのできないどうしようもないことってたくさんあって、全てか全てハッピーでンドで終わらないのが現実。現実がそうだから、物語の中だけでもハッピーエンドのものが読みたいなぁと思うとき [続きを読む]
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- 2009/07/03 07:31タタド
- 小池 昌代 著賞つながりということで、第33回川端康成文学賞受賞作品でございます。川端康成の「伊豆の踊り子」をつい一昨日読んだばかりの鹿の子です。←今頃かよっ。有名女優さんが出演する映画の原作として有名で、その中でも有名な踊り子さんが無邪気に「金麦〜」とばかりに手を振るシーンは知っていましたが、読んだことで全貌が明らかになり、学生さんは随分な距離を歩いたんだなぁと地図を見ながら思いました。さて。「 [続きを読む]
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- 2009/07/02 07:41ポトスライムの舟
- 津村 記久子 著第141回の芥川賞・直木賞の候補作品が決まったようですね。ということで、第140回の芥川賞を受賞した津村さんの「ポトスライムの舟」(他 「12月の窓辺」収録)です。私はこの本で初めて津村さんの文章を読んだのですが、すごく新鮮に感じました。主人公の名前がカタカナなのです。(「ポトスライム〜」、「12月〜」)かといって、全ての名前の表記がカタカナってわけでもなく、漢字の人もいたり、アル [続きを読む]
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- 2009/07/01 23:24テレンス・コンランの狭小空間
- テレンス・コンラン 著デザイナーでもあり、家具メーカー・レストラン・ショップ経営者であるテレンス・コンランの狭小空間についての本です。小さな住宅で暮らすためのあれこれが、ステキ写真とともに書かれています。内容に興味がなくても、住宅写真集として見ても面白いですよ。ボックスを重ねたようなオランダのユトレヒト大学生寮やドレイ・ワーペナーのツリーテントを見ると、ちょっとそこで過ごしてみたくなります。まぁ、 [続きを読む]
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- 2009/06/30 08:59追伸
- 真保 裕一著 「アマルフィ」も公開間近な、真保さんの全編手紙で構成される物語。最初は、ギリシャに赴任した夫と日本に残り離婚を切り出した妻。次は妻の祖父母。最後は再び夫婦。最初の2ページ程の妻の手紙部分を読んで「こりゃ、まいったなぁ・・・」と思ってしまった私。だから、その妻の手紙にも耐え、手紙での告白(まぁ、いろいろあるんですが)にも耐え、更には彼女の祖父母の大量の手紙も読み、それでも彼女に対して思 [続きを読む]
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- 2009/06/30 08:33太郎が恋をする頃までには…
- 栗原 美和子 著フジテレビプロデューサーの栗原さんの体験を含んだ恋愛小説です。主人公の今日子は、好きになった人から自分は被差別部落出身と告白されます。恋愛中は二人で抱えてきたそのことが、結婚となると家族や親せきまで巻き込み、負の力となって二人を抑えつけていく様子を恐ろしく感じました。 [続きを読む]
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- 2009/06/28 00:44聖者の夜は謎めいて
- ローリー・フォスター 著ホットな作風で有名な(?)フォスターの著作。勿論、ロマンス小説です。物語は女性のためのシェルターを運営するシェイと、娼婦のためのセーフハウスを運営する牧師を兄にもつ賞金稼ぎのブライアンが出会ったことから始まります。ブライアンは、牧師の兄のブルース(ブライアンとは双子)が何者かに襲われたため、その犯人を捕まえるべく兄になりすましていて、そのブライアンはシェイを娼婦に間違えて、 [続きを読む]
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- 2009/06/26 07:56体を温めて病気を治す「石原式健康法」
- 石原 結實 著石原 結實さんの著作は前から気になっていたので、比較的借りやすかった本を読んでみました。体が冷えてしまうこと、低体温なことは漠然と「よくない」とは思っていたのですが、この本によると免疫力も落ちてしまうとありました。また、がん細胞も体温が35度になると増えるとか??いやはや、冷えとは恐ろしいものです。体を温めるレシピもあるので、参考になるかな。ねぎや生姜の料理も紹介されていますが、日本 [続きを読む]
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- 2009/06/24 07:35玩具の言い分
- 朝倉 かすみ 著恋愛小説での女性の主人公の年齢は何歳までならOKなんだろうか、とこれを読んで思いました。ドラマでいうと、数年前の深津さんの「恋ノチカラ」のヒットで10代でも20代前半でもなくても恋愛ドラマは成り立つと市民権を得て、最近ではアラフォーでもOKとなっていますよね。ドラマや映画は女優さんの顔が見えての年齢で、しかも女優さんなだけにみな可愛く美しい。自分が思うその年齢と、女優さんの外見って [続きを読む]
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- 2009/06/23 07:45空に唄う
- 白岩 玄 著ドラマ化もされた「野ブタ。をプロデュース」の作者の最新作です。とても静かな物語です。新米僧侶の海生が主人公。ある日のお通夜でのこと、亡くなった女子大生(幽霊)が何故か海生だけに見えてしまい・・・。海生が最初はひたすら彼女の存在を否定し逃げているところが、現実的だと思いました。そうなのです。この物語は、女子大生幽霊と新米僧侶の物語で、つまりがファンタジーなのですが、ポイントポイントが妙に [続きを読む]
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- 2009/06/22 08:10静かな爆弾
- 吉田 修一 著私にとっては、面白い本でした。読みながらあれこれ考えたり、読んだ後も「ん・・・」と考えたり、「考えるという行為」を投げかけられる本でした。主人公は、ドキュメンタリー番組から他番組制作へと異動となったテレビ局に勤める俊平。そんな彼が公園で響子という女性に出会うところから、物語ははじまっていきます。響子の耳は聞こえません。彼女とのコミュニケーションは、ゼスチャーか筆談、携帯のメール。彼女 [続きを読む]
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- 2009/06/15 09:58明日この手を放しても
- 桂 望実著潔癖症の妹と、だらしのない兄の10年以上の長い年月にわたる兄妹(きょうだい)小説。兄と妹といえば、オダギリジョーさん&長澤まさみさんのドラマ、「ぼくの妹」が我が家では人気です。特に、長澤さんの妹っぷりったら。お兄ちゃんが妹のすることに対して「もうやめな」って言うと「わかった〜」と答えつつ、やめやしない(笑)。ことが大きくなると「ごめんね〜」って謝っちゃう。お兄ちゃんの前では泣かない。トイ [続きを読む]
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- 2009/06/13 00:41平等ゲーム
- 桂 望実 著もしも、何もかもが「平等」な島があったとしたら、あなたは住みたいですか?この物語の舞台は瀬戸内海にある、そんな島です。そして主人公の島育ちの耕太郎はこの島こそ理想郷だと信じ、彼は今回、他県に住み島への移住に興味を示す人に順次体験滞在を持ちかける役目を担いました。仕事も平等に順番なので、みないろんな職業に就くのですよ。物語は、まるで彼の体温の変化のように進んでいきます。島こそ理想と信じ他 [続きを読む]
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- 2009/06/11 07:48スープ・オペラ
- 阿川 佐和子 著「婚約〜」よりもこちらの本の評判がいいように感じたので、読んでみました。「ソープ・オペラ」でなく、「スープ・オペラ」です。この題名がしゃれていると思いました。題名にあるように、スープが出てくるのですが、私もよく鳥のスープを作るので(でもガラからじゃないけれど)すごく物語に出てくるスープに親近感(スープに親近感って・・・笑)がありました。おいしいよね、鳥のスープは。主人公ルイは生まれ [続きを読む]
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- 2009/06/10 00:15手術数でわかるいい病院2009
- 週刊朝日MOOK病というのは、ある日突然やってきます。風邪や虫歯なら、近所や会社の側の評判のいい病院に行くのがいいですが、それどころじゃない場合は、一体どこの病院に行けばいいのか?それは、今までケンコーとされてきた「病院素人」には砂漠の中で落とした指輪を探すようなものだと思います。有名とされる大学病院や、聞いたことのある病院に行けばいいのかと私なんかはついつい思ってしまいますが、この本を読むと、各 [続きを読む]
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- 2009/06/09 07:45告白
- 湊 かなえ 著「2009年本屋大賞」受賞作品。言うまでもなく、「本屋大賞」は書店員が「この本を売りたいぜ!」って本を選ぶ賞でございます。さて。さて。私が書店員なら(笑)、読んでハッピーになったり、元気がでたり、どきどきしながらも最後はすっきりできる本をお客様に売りたい。まぁ、これはあくまで私ならですが。「告白」後味が苦い・・・。眠る前に読んでいたので、すっごい怖い夢をみちゃいました。しかも、物語で. [続きを読む]
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- 2009/06/08 00:10食堂かたつむり
- 小川 糸 著柴咲コウさん主演で映画化が決まったそうですね。物語の中で主人公の倫子は、とて〜も半端じゃなく髪を短くするのですが、映画ではどうなんでしょうか。インド人の恋人に、一切合財持ち逃げされた傷心の倫子さんが残された祖母のぬか床を抱え故郷に帰ることろから物語は始まります。あらすじ的には、田舎で開いた一日ひと組の限定の食堂が願いがかなうと評判になり・・・なんたらかんたら・・・なのですが。材料費が. [続きを読む]
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- 2009/06/07 00:24婚約のあとで
- 阿川 佐和子 著いつも可愛い阿川さんの恋愛小説です。一章目の主人公「波」さんの婚約から「結婚?」「婚約破棄?」までの結末の間に六人の女性のそれぞれの視点の恋愛物語が展開していきます。波も入れて七人。読んでいくと「この人はちょっとなぁ」と思う人物も出てくるのは確か。誰かにとっては愛しかったり素敵な存在の女性でも、立場が違えばその人のことを全くそうは思えないってことがかなりはっきり描かれていると思いまし [続きを読む]
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- 2009/06/06 08:38三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側
- 三谷 幸喜著読んでいないかな?と思ったら読んでいて(笑)、再読しちゃった三谷監督のエッセイ本です。丁度、NHK大河ドラマ「新撰組!」の最中のことだったので、香取君や山本さんのことがよく書かれています。また、「新撰組!」のメンバーでの飲み会の様子がまさに「ドラマ」の役のように役者にとりついていた様子とか、とても面白いです。エッセイはリアルタイムで読むのも勿論楽しいのですが、こうして少し前のことを読. [続きを読む]
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- 2009/06/01 23:54虹の女神
- 監督 熊澤尚人出演:上野樹里・市原隼人・蒼井優赤い屋根に乗る二人が瑞々しい大学生青春映画です。上野さんと市原くんが過ごす部室の様子が、私にもとても身に覚えのあるもので懐かしいと感じました。中学高校と比べると、確かに大学での時間の過ごし方は、とても贅沢なものだったと今でも思います。そういった感情がうわっとよみがえりました。男の子と女の子の関係も、大学というのは一種独特のものがあったと思います。鈍いよ [続きを読む]
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- 2009/05/30 00:03廃墟建築士
- 三崎 亜記 著面白いなぁ。すごいよ、三崎さんは。この本は以下の四編の物語でできています。・「七階闘争」・・・とある町で、七階がなくなることになったら。・「廃墟建築士」・・・表題作。建物が廃墟になるんじゃなくて、最初から廃墟を建てるという。・「図書館」・・・映画の「ナイトミュージアム」を、思いっきり和風に繊細に更にしっとりさせた感じかな。・「蔵守」・・・受け継がれる志。どれも面白いけれど、一番最初に [続きを読む]
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- 2009/05/29 09:05星は歌う
- 高屋 奈月著「フルーツバスケット」の高屋 奈月さんの新作でございます。コミックスとしては5巻目。家庭の事情から、いとこの奏と暮らすサクヤは、転校生の千広に恋心を抱きますが、千広にもいろいろと事情がありそうで・・・。(以上、超簡単なあらすじ)5巻には、その千広の「事情」が描かれていました。高屋 奈月さんの描く世界には、家族や友達関係などきれいごとじゃ解決しない事情が多く描かれているので、読んでいると... [続きを読む]
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- 2009/05/26 08:40鈍感力
- 渡辺 淳一 著説明するまでもなく、数々の恋愛小説を世に送り出した渡辺先生のエッセイでございます。いろんなことでとげとげして傷つくよりも、多少の痛みは鈍く受け止め前向きに生きていこうじゃないですか、という内容だと思います。(←かなり簡略化)そうですねぇ・・・。読んだ直後は、「この本は若者に読んで欲しいんだろうな。でも、渡辺先生の読者って中高年(綾小路きみまろさんの客層とかぶる)の方々なんだろうな。で [続きを読む]
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- 2009/05/23 10:18モダンタイムス 特別版
- 伊坂 幸太郎著花沢 健吾 イラスト 「モーニング」連載時のイラストを全て収録した文字だけでなく絵でも楽しい一冊です。その分、分厚いので(笑)、家でゆっくり読書する人にお勧めでございます。読みながら「ゴールデンスランバー」に似ているかも・・・と思ったら、どうもこの物語と「ゴールデン〜」は同時期に書かれていたそうで(それも凄いことだと思います)、作者自身も兄弟のような作品であると書かれていて、なるほどな... [続きを読む]
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