東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展3」今日は「胃」のお話(鯨偶蹄目の胃の比較)です「草食動物は、主食の植物を消化・吸収するために、胃や腸、そして自らの行動に涙ぐましい工夫を凝らしてきた反芻類は、複数の部屋に分かれた「複胃」を持ち、微生物や原虫に助けられながら、自らも「反芻」することで植物の消化・吸収を成功させている」(反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)すること)反芻する身近な動物は「ウシ」ですね反芻動物の最大の特徹は、四つの胃を持っていることですキリン(偶蹄目(鯨偶蹄目)キリン科)「複胃」を持ち反芻します4つの部屋のうち、1から3番目は無腺胃で、微生物や原虫によって植物を分解しています植物の消化を腸に託した奇蹄類のウマは、人間と同じ「単胃」...「大哺乳類展3」より、鯨偶蹄目の胃を見ます