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オフィスアイ・イケガミ アートブログ https://geijutsuhiroba.com/

美術展・展覧会の紹介とレポート、美術書のご紹介。

美術書の紹介、展覧会やギャラリーのレポートなど日常のアートを発信

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2009/05/04

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  • 第27回岡本太郎現代芸術賞展 岡本太郎賞 つん「今日も『あなぐまち』で生きていく」

    第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)の各賞が決まり、最高賞の岡本太郎賞(賞金200万円)には、つんの「今日も『あなぐまち』で生きていく」が、準大賞の岡本敏子賞(賞金100万円)には、三角瞳の「This is a life. This is our life.」が選ばれた。前回は該当作なしだったが、今回は両賞ともに受賞者が決まったうえに、特別賞(賞金5万円)は過去最多の10人が受賞した。

  • 北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

    北欧の3か国の国立美術館が協力し、19世紀から20世紀初頭にかけての近代絵画を紹介する展覧会が東京・新宿のSOMPO美術館で開催されている。北欧の美術で真っ先に思い出されるのは、美しく機能的なデザイン、そして画家としてはノルウェーのムンクだが、実はこの時期の北欧は多くの優れた画家を輩出し、「絵画の黄金期」を迎えていたのだとか。

  • 切り紙絵を堪能「マティス 自由なフォルム」

    アンリ・マティス(1869~1954)の切り紙絵を中心に、絵画、版画、テキスタイルなどの作品や資料、約150点を紹介する。本展のために修復された4.1メートル×8.7メートルの大作《花と果実》は圧巻。マティスがデザインした5色の上祭服も見応えがある。

  • VOCA展2024 現代美術の展望—新しい平面の作家たち

    絵画や写真などの平面作品に取り組む40歳以下の作家を支援する「VOCA(ヴォーカ)展」の31回目となる展覧会が東京の上野の森美術館で開催中だ。最高賞のVOCA賞(賞金300万円※特別協賛の第一生命保険株式会社の買い上げ料)には大東忍の「風景の拍子」が選ばれた。

  • 生誕180年記念 呉昌碩の世界

    中国清時代の末期から中華民国の初期にかけての文人で、詩・書・画・印の四芸に秀でた呉昌石(1844~1927年)の生誕180年を記念して、東京国立博物館と台東区立書道博物館で連携企画展が開かれている。

  • 特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

    桃山から江戸時代に活躍した本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)(1558~1637)は、万能の芸術家。書、漆芸、陶芸、また嵯峨本などの出版でも革新的な作品を残し、同時代と後世に多大な影響を与えた。驚嘆すべきは、それまで見られなかった造形が、光悦の手により突如として登場することだ。

  • 帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト―世界を結ぶ建築

    アメリカの建築家フランク・ロイド・ライト(1867~1959)の先駆的な点を取り上げるなかで、全貌を紹介する大規模な展覧会が開催中だ。彼は、ル・コルビュジエ(1887~1956)、ミース・ファン・デル・ローエ(1886~1960)とともに近代建築の三巨匠といわれる。

  • 石川直樹:ASCENT OF 14―14座へ

    エベレスト、K2、アンナプルナなど、世界の8000㍍を超える山14座を写真家の石川直樹(1977年、東京都生まれ)が撮った写真や映像と、それぞれの山を初登頂した登山家の本、その本の中から初登頂前後の状況が書かれた文章を、1座ごとに紹介する展覧会が千代田区立日比谷図書文化館で開かれている。

  • サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展

    鳥文斎栄之、ちょうぶんさい・えいし。浮世絵好きの人でなければ、読み方にもいくらかとまどうかもしれない浮世絵師の世界初の個展が、千葉市美術館で開催されている。武士から浮世絵師に転身し、かの歌麿と同時代に美人画で大いに活躍したが、明治維新後に作品の多くが海外に流出したため、まとまって紹介されることの少なかった実力者。

  • 特別展 癒やしの日本美術 ― ほのぼの若冲・なごみの土牛 ―

    国内外で不安定な事態が続く。そんななか我々の心は何を求めるのか。日本美術の名作を数多所蔵する山種美術館で開催中の本展には、若冲、芦雪、土牛をはじめ、江戸時代から平成までの名品60作が揃う。会場でゆっくりと作品を眺めた。「わあ、可愛い!」との囁き声も聞こえてくる。

  • 花が彩る「ゴッホと静物画」

    新宿駅からほど近くの「SOMPO 美術館」。「この街には《ひまわり》がある」と謳うように、1987 年にフィンセント・ファン・ゴッホ(1853 18901890)の《ひまわり》がコレクションに加わり、「ゴッホのひまわり」を鑑賞できる美術館として親しまれている。本展ではゴッホの静物画を中心に、シャガール、モネ、ルノアール、セザンヌなどさまざまな画家の静物画を展示する。

  • 大巻伸嗣 真空のゆらぎ

    身体の感覚を揺さぶるような大規模なインスタレーションで存在の意味を問う大巻伸嗣(1971年岐阜県生まれ)の大規模な個展「真空のゆらぎ」が、東京・六本木の国立新美術館で開かれている。

  • 美しさに感動「鹿児島睦 まいにち」展

    国内外で活躍する人気陶芸家でアーティストの鹿児島睦(かごしま まこと、1967 --)の初の大規模な展覧会が開かれている。本展のために作られた新作の器、約200 点をはじめ、国内外のブランドとコラボレーションしたプロダクツや作品、約100 点を展示し、鹿児島の魅力に包まれる。

  • さいたま国際芸術祭2023

    「さいたま国際芸術祭2023」がさいたま市の「旧市民会館おおみや」をメイン会場に開催中だ。さいたま市で3年に一度開かれる同芸術祭の3回目となる今回は、現代アートチームの目[mé]がディレクターを務めている。

  • 特別企画展 日本画の棲み家―「床の間芸術」を考える

    最近余り見なくなった「床の間」を考え直してみたい! こんな刺激的な展覧会が、東京・六本木にある泉屋博古館東京(せんおくはくこかんとうきょう)で開催中だ。

  • 北宋書画精華—きっと伝説になる

    中国・北宋時代(960~1127年)を代表する文人画家・李公麟の「五馬図巻」と「孝経図巻」が約700年ぶりに再会した。「五馬図巻」は西域諸国から北宋に献上された5頭の名馬を描いた作品で、歴代の中国皇帝に愛された「神品」。清朝(1616~1912年)崩壊の混乱の中で日本に渡り、1928(昭和3)年に東京帝室博物館(現・東京国立博物館)などで開催された昭和天皇御大典祝賀記念「唐宋元明名画展覧会」に出品された後、1933(同8)年に重要美術品に指定されたが、その後、行方不明となり、第2次大戦で焼失したともいわれていた。

  • 関東大震災から100年 伝え、つなげる災害の記憶 「震災からのあゆみ―未来へつなげる科学技術—」展と「堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春」展から

    1923(大正12)年に関東大震災が発生してから今年で100年。被害や復興の様子を描き、未来へ伝える作品を紹介する企画展が開かれている。

  • モネ 連作の情景

    印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)の展覧会は多く開かれてきたが、本展はモネの「連作」に焦点を当て、そのいきさつを辿る日本初の展覧会だ。モネは、積みわら、ポプラ並木、ルーアン大聖堂などの同主題を、異なる時間で、異なる季節を通して描く「連作」を生み出した。それは絵画史のなかできわめて革新的な手法だった。

  • 北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023 物質的想像力と物語の縁起—マテリアル、データ、ファンタジー

    富山、石川、福井の北陸3県を舞台に工芸の魅力を発信する「北陸工芸の祭典」。2020年に始まった祭典の第3回目となる展覧会が、富山市で開催されている。会場は、市の中心部から富山湾まで約5kmにわたる富岩運河(ふがんうんが)沿いにある3つの特徴的なエリア。タイトルに「工芸」とあるが、26名のアーティストによる作品は、その枠組み内には限らない。

  • 「横尾忠則 寒山百得」展

    今年87歳になられた現代美術家・横尾忠則(1936~)による破格の展覧会が、東京国立博物館の表慶館で開かれている。中国の脱俗の精神をもつ伝説の二人の詩僧、「寒山拾得」(かんざんじっとく)をテーマとした、百点もの大連作(実際は102点)だ。

  • 「デイヴィッド・ホックニー展」 —春がくることを忘れないで

    1960年代以来、60年以上の画歴を誇り、86歳の今も第一線で活躍する英国の画家デイヴィッド・ホックニー(1937−)。1996年にその版画展を開催し、150点の作品を所蔵する東京都現代美術館で、国内では27年ぶりとなる二度目の大規模な個展が開かれている。

  • 冨安由真 影にのぞむ

    現代美術作家の冨安由真(1983年広島県生まれ)が、被爆3世としての出自を見つめ、初めて原爆をテーマに取り組んだ企画展が原爆の図 丸木美術館で開かれている。冨安は、不可思議な現象が起きる部屋を作り、鑑賞者が中に入って体感する大型で物量のあるインスタレーションを中心に、現実と非現実の境目を模索する作品を多く発表してきた。

  • 東急歌舞伎町タワーで現代美術を体感 青木野枝、大巻伸嗣ら26作家の作品を設置

    東京の新宿・歌舞伎町に、ホテル、映画館、劇場などが入った超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」がオープンして約5か月。来館者数は開業約1か月で100万人を突破(※1)、エンタメ・レジャー施設として人気を博している。同タワーの特徴の一つはアートプロジェクトが展開されていること。26作家が新宿や歌舞伎町の歴史や文化、街の雰囲気などから着想を得た新作を175点を含む190点の作品を設置している。

  • ガウディとサグラダ・ファミリア展

    スペインのバルセロナで活躍したアントニ・ガウディ(1852~1926)の建築は独特の魅力を放つ。曲面、無骨さ、うごめく何か。トウモロコシのような形の塔が並ぶサグラダ・ファミリア聖堂(聖家族の意)は、ヨーロッパの他の教会と随分違う。本展は、ガウディが生涯43年間携わり、現在も建設が続くこの聖堂を中心に紹介する

  • 虫めづる日本の人々

    蝶やトンボに出会うとうれしくなる。夕闇の秋の虫の音は心に浸みる。今も自然に周りにいるが、虫は古くから日本人に愛されてきた。日本美術の中でも草木花鳥と共に重要なモチーフだった。なお、かつて虫とは広く蜘蛛や蛙や蛇なども含んだ。サントリー美術館で、「虫」に焦点を当てたユニークな展覧会が開催中だ。

  • 絵画に魅せられる「ソール・ライターの原点」

    Bunkamura ザ・ミュージアムで過去2回開催されたソール・ライター(1923-2013)の展覧会は、それまで日本ではほぼ無名だった写真家の名前を一気に知らしめ、大きな反響を呼び起こしたという。生誕100年を記念した本展では、未公開のモノクロ写真や絵画など400点以上の作品でソール・ライターの魅力に迫る。

  • 若林奮 森のはずれ

    自然と自己との関係性を問う思索的な作品を作り続けた彫刻家の若林奮(1936~2003年)の大作「所有・雰囲気・振動—森のはずれ」が32年ぶりに公開されている。武蔵野美術大学の教授を務めていた1981年に、若林は学内の自身の工房に鉄板を立てて10畳ほどの空間を作り、その中で制作していた。この通称「鉄の部屋」を、84年の辞職後に作品化したのが「所有・雰囲気・振動—森のはずれ」だ。

  • 北斎 大いなる山岳

    葛飾北斎(1760~1849)は代表作『冨嶽三十六景』での富士山を初め、山を主題とする作品を多く生み出した。すみだ北斎美術館で開催中の本展は、北斎らが描いた日本の山岳の威容と美、人々と山との深いつながりを紹介する(展示替えあり)。

  • さまざまな作品に出合う「マティス展」

    20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティス(1869-1954)の日本で約20年ぶりとなる大規模な回顧展が開かれている。絵画、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵など約150点の多彩な作品に出合う。

  • 石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ

    「文学を体験する空間」をコンセプトとする東京の世田谷文学館は、絵本作家や漫画家の個展をしばしばダイナミックな展示で盛り上げ、作家の生み出す世界の中に入り込めるような体験をさせてくれる。9月3日まで開催中の「石黒亜矢子展」も、そうしたエネルギッシュで楽しい展覧会のひとつだ。

  • 建築の魅力に触れる「建築倉庫」

    建築家や設計事務所から建築模型を預かり、保管・展示をする「建築倉庫」。海外の美術館に寄贈されたり破棄されることも多かったという建築模型を寺田倉庫が保管し公開している。建築模型の倉庫は2016年、寺田倉庫が倉庫会社の強みを生かして「展示しながら保管する場所」として始まった。

  • 企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」

    軽井沢安東美術館は、藤田嗣治(レオナール・フジタ)(1886~1968)の作品だけを展示する世界初の個人美術館である。2022年10月に開館。創立者の安東泰志氏(同館代表理事)が夫人と共に20年にわたり蒐集した約200作品を収蔵。JR軽井沢駅北口から徒歩8分ほどの、大賀ホールのはす向かいに建つ赤煉瓦積みの壁とカーテンウォールの対比が美しい建物だ。

  • 顕神の夢 —幻視の表現者— 村山槐多、関根正二から現代まで

    神の顕れを意味する「顕神(けんしん)」や霊的な力を示す「霊性」をキーワードに美術史を読み解いた展覧会が川崎市岡本太郎美術館で開かれている。これまでの西洋的な美術史観とは異なる角度で、人間を超越した「何か」を感知し、表現したという観点から選ばれた51作家の作品が一堂に会している。

  • ことばと向き合う「谷川俊太郎 絵本★百貨展」

    谷川俊太郎(1931~)の約20冊の絵本を取り上げ、原画をはじめ、映像や朗読などでその作品世界に迫る。絵本の概念にとらわれることなく幅広いテーマでさまざまな作品に挑み続ける谷川の絵本で、ことばと向き合う。

  • 部屋のみる夢 ボナールからティルマンス、現代の作家まで

    部屋のみる夢。Interior Visions。こんな詩的な名称をもつ魅惑的な展覧会が、緑深い箱根のポーラ美術館で開催中だ。本展企画のきっかけは、パンデミックで誰もが「部屋」という空間(自宅や自室)で多くの時間を過ごしたこと。

  • 青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション 第1期(春夏季)

    2021年1月に閉館した東京都品川区の原美術館と群馬県渋川市のハラミュージアム アークを統合し、新たな名称でリニューアルオープンした原美術館ARC。伊香保温泉にほど近いリゾート地の豊かな自然に恵まれた美術館で、開館記念展の第3弾が開催されている。

  • 東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密

    国宝や重要文化財は、1950(昭和25)年制定の文化財保護法に基づいて指定される。明治以降の絵画・彫刻・工芸には、国宝は無い。重要文化財(重文)が68件だ。本展では内51件の重文が全国から揃った(展示替あり)。

  • 芸術家たちの南仏

    セザンヌが生まれ故郷とし、マティスやピカソ、シャガールが後年を過ごした南フランス。日本ではこれまで、個々の画家の回顧展などで南仏時代が紹介されることはあったが、多くの芸術家たちが南仏で展開した活動を概観する展覧会はなかったという。DIC川村記念美術館で開催されている展覧会は、その初の企画展だ。

  • 第26回岡本太郎現代芸術賞展 太郎賞・敏子賞は該当作なし

    岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で創作する作家を顕彰する「岡本太郎現代芸術賞」の第26回の入選23作家(応募595作家)の作品が川崎市岡本太郎美術館で展示されている。今回は、特別賞(賞金各15万円)に足立篤史の「OHKA」、澤井昌平の「風景」、関本幸治の「1980年のアイドルのノーバン始球式」、レモコ-レイコの「君の待つところへ」が選ばれたが、大賞の岡本太郎賞と準大賞の岡本敏子賞は、該当作なしだった。

  • アートを楽しむ —見る、感じる、学ぶ

    アーティゾン美術館は、館名を改める以前の「ブリヂストン美術館」の時代から、土曜講座やギャラリートーク、ワークショップなど、様々なかたちで作品と観客をつなぐラーニングプログラムに力を入れてきた美術館。その成果を反映させ、多彩な切り口で収蔵品の見方を提示することで、観る者に新たな気づきや学びをもたらす展覧会が開催されている。

  • VOCA展2023 現代美術の展望—新しい平面の作家たち

    平面作品に取り組む40歳以下の作家を支援する「VOCA(ヴォーカ)展」の30回目となる展覧会が東京の上野の森美術館で開かれている。

  • 芳幾・芳年-国芳門下の2大ライバル

    浮世絵師の芳幾(よしいく)と芳年(よしとし)は、幕末に活躍した国芳(くによし)の80余名の弟子のなかで傑出していた。幕末から明治に入り近代化へ邁進する大転換の激動期、二人の浮世絵師はどのように生きたのか? 師からの影響は? 卓越した視座で二人の画業を紹介する展覧会が三菱一号館美術館で開催中だ。北九州市立美術館に巡回。

  • 千葉市美術館コレクション選 特集 若林奮

    戦後日本を代表する彫刻家・若林奮(1936~2003年)の1960年代から90年代の作品を収蔵する千葉市美術館で、そのうちの70年代から80年代の版画31点を中心に、彫刻3点や資料を加えて、若林の版画と彫刻の関係を探る特集展が開かれている。

  • 傑作と出合う「佐伯祐三 自画像としての風景」

    東京ステーションギャラリーの趣を感じる煉瓦の壁に、パリの街を描いた佐伯祐三(1898-1928)の作品が映える。30年という短い人生で残した100点以上の作品が会す。

  • 連携企画20周年 王羲之と蘭亭序

    東京国立博物館と台東区立書道博物館が中国と日本の書の魅力を紹介する連携企画の20周年を記念して、第1回展で取り上げた王羲之(おうぎし)と蘭亭序(らんていじょ)に再び焦点をあて、後世における受容と展開までを示す展覧会が開かれている。

  • マリー・ローランサンとモード

    ピンクやグレーの淡い色調のドレスをまとった女性像で知られる画家マリー・ローランサン(1883〜1956)。今年は生誕140年の記念の年にあたるが、初期から晩年に至る画業を通覧する回顧展とは趣を異にする展覧会が、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中だ。

  • 湧き上がる魂の力「生誕100年 柚木沙弥郎展」

    染色家・柚木沙弥郎(1922-)の生誕100年、つまり柚木の100歳を記念した本展では初期の作品から近年の作品まで120点ほどを展示する。2018年に日本民藝館で開催された「柚木沙弥郎の染色 もようと色彩」展から5年、いくつかの展覧会を経て柚木の作品に魅了された多くの人が足を運ぶ。

  • おじさんがいっぱい!—「広重おじさん図譜」展

    「東海道五拾三次」の連作など、風景画で名高い浮世絵師・歌川広重の作品を、ちょっと違った視点で見つめてみようという楽しい展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館で開かれている。題して「広重おじさん図譜」。そう、注目されているのは、風景画の中のどちらかと言うと脇役的存在の人物たち。しかも、おじさんである。

  • 企画展 北斎かける百人一首

    葛飾北斎(1760~1849)は代表作『冨嶽三十六景』を70代に生み出し、爆発的人気を得た。そして75歳頃挑んだのが、『百人一首乳母かゑとき』という『百人一首』の錦絵揃物だった。『百人一首』は江戸中期には人々に浸透していたが、その伝承やイメージに北斎は独創を大胆に盛り込む。すみだ北斎美術館で開催中の本展は、この連作を中心に、北斎と門人による『百人一首』に関する作品を紹介する。

  • 不変/普遍の造形——住友コレクション中国青銅器名品選

    銅鏡などで馴染みはあるものの、とかく難解に感じられがちな古代中国の青銅器。そのバラエティに富んだ器の種類や用途、モチーフや文様の意味や見方などを懇切丁寧に解説し、鑑賞の楽しみを拓いてくれる展覧会が泉屋博古館東京で開催されている。

  • DOMANI・明日展 2022-23 百年まえから、百年あとへ

    文化庁の「新進芸術家海外研修制度」に参加した作家の成果発表の場である「DOMANI・明日」展が、東京・六本木の国立新美術館で開かれている。25回目となる今回は、「百年まえから、百年あとへ」という副題のもと、池崎拓也、石塚元太良、伊藤誠、大﨑のぶゆき、北川太郎、黒田大スケ、小金沢健人、近藤聡乃、谷中佑輔、円山直文の10作家が、絵画、彫刻、映像、インスタレーション作品などを発表している。

  • 静嘉堂創設 130 周年・新美術館開館記念展II 「初春を祝う―七福うさぎがやってくる!」

    2022年10月、世田谷区岡本から東京・丸の内の「明治生命館」に展示ギャラリーを移転した静嘉堂文庫美術館。新美術館「静嘉堂@丸の内」の開館記念展第2弾として、丸の内で迎える初の新年を寿ぐ華やかな展覧会「初春を祝う―七福うさぎがやってくる!」が開催されている。

  • 「雰囲気のかたち」展

    空気や気配、実体のないものや、見えないものを美術家たちがどのように表現してきたのかに着目した展覧会がうらわ美術館で開かれている。明治時代の横山大観の日本画から現代作家の福田尚代の新作インスタレーションまで、国内の近現代作家18人の約100点を紹介している。

  • 日中国交正常化50周年記念 兵馬俑と古代中国〜秦漢文明の遺産〜

    日中国交正常化50周年を記念して、東京の上野の森美術館で「兵馬俑と古代中国」展が開催されている。中国史上初の統一王朝を打ち立てた秦(しん)の始皇帝の陵墓に収められた兵馬俑(へいばよう)を中心に、貴重な「中国国家一級文物」が多数並ぶ大規模展だ。

  • 京都・智積院の名宝

    智積院(ちしゃくいん)は、京都の東山七条に建つ真言宗 智山派の総本山である。京都国立博物館の近く。筆者もそうなのだが、智積院に愛着を抱く人は多いだろう。この古刹は長谷川等伯(1539~1610)一門による《楓図》《桜図》など国宝の金碧障壁画群を所蔵する。これは水墨画の国宝《松林図屛風》(東京国立博物館)とともに等伯の代表作であり、桃山美術の最高峰である。東京のサントリー美術館で開催中の本展では、この障壁画群を寺外で初めて同時公開する。

  • 展覧会 岡本太郎

    新たな表現への挑戦を続けた美術家・岡本太郎(1911~96年)の最初期の水彩画から最晩年の未完の油彩画まで、主要作品が一堂に会した過去最大規模の回顧展が上野の東京都美術館で開かれている。

  • 大竹伸朗展

    「既にそこにあるもの」と呼ぶテーマのもと、色あせた印刷物、古い写真、廃材など、あらゆるものから自らが選び取った素材を、貼ったり、剝がしたり、色を塗ったり、重ねたりして、熱のこもった創作を続けている大竹伸朗の大規模な回顧展が東京国立近代美術館で開かれている。9歳の時の絵画からコロナ禍に制作された最新作までの約500点が会場を埋め尽くす。

  • 「祈り・藤原新也」 —現在形の〈メメント・モリ(死を想え)〉

    1970年代から写真家・文筆家など様々な顔をもって活躍してきた藤原新也の、公立美術館での初個展が世田谷美術館で開催されている。大画面の写真が多数並び、また写真のほか、書、文章、映像、絵画など多彩な表現が一堂に会するダイナミックな展観だ。

  • 見るは触れる 日本の新進作家 vol.19

    東京都写真美術館が写真・映像の可能性に挑戦する将来性のある作家を発掘するために2002年から開催している「日本の新進作家」展の19回目となる。今回は、写真や映像を触れるようによく見ることで、作品のテクスチュア(手触り)を感じたり、制作のプロセスや背景を想像する力を駆使したりして、より深く作品に迫ろうと試みている。

  • 想像を超える「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」

    日本初の360度体感型デジタル劇場第2弾として角川武蔵野ミュージアムで開催中のフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の展覧会が斬新だ。映像化され音楽と共に躍動するファン・ゴッホの作品群が一つのショーとなって観客を魅了する。改めて美術の鑑賞というものについて考えさせられる。

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