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おりふしの記 http://orihusinoki.blog.fc2.com/

ぶらり出掛けたその先で偶然であったその場の様子を写真と共に思いつくままに日記風に綴りました。

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長野県
出身
長野県
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2009/05/12

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  • 雲間に輝く満月

    中秋(旧暦8月15日)にあたる昨夜、雲の多い夜でしたが何とか真ん丸に輝く「中秋の名月」を見ることができました。 時折雲の間から姿を見せる月は幻想的な雰囲気でしたが、ほんのわずか雲間からのぞいた月を何とか手持ち撮影でしたが写真に収めることができました。 今年は「中秋の名月」が満月でしたが、いつもこうした真ん丸の月とは限りません。 次の満月の「中秋の名月」は7年後の2030年だといいます。 撮影後し...

  • 秋を彩るコスモス

    秋になると各地の「コスモス街道」が目を楽しませてくれます。 長野県の佐久市には赤・白・ピンクの絵の具を流したような風景が国道254号線の両側に9kmにもわたって続く「コスモス街道」があります。 「コスモス街道」の途中にあった駐車場に車を停め、近くの咲き乱れるコスモスの花を楽しみました。 一面に咲いたコスモスが、風に吹かれて軽やかに揺れる姿は可憐で美しく、「秋桜」の異名がぴったりです。 一方、コス...

  • 思案の末の決定

    3~4年前に風呂の湯が少しずつ漏れることがあり、その原因を調べていた時に風呂の排出口に発芽していた植物を見付けました。 どうやらそれが原因だったらしく、植物を取り除くと湯漏れもなくなりました。 下の鉢植えは、その時の植物を興味本位で育てたものです。 多分柚子湯を楽しむために湯船に浮かべた柚子の種が引っ掛かり、発芽したものだろうと思います。 育てている柚子の中ほどと上の方に二匹の幼虫がいるのが分か...

  • 路傍の秋桜

    秋になると各地の「コスモス街道」が目を楽しませてくれます。 連日の暑さと体調の低下から、咲き乱れるコスモスを見に行けませんが、一面に咲いたコスモスが風に吹かれて軽やかに揺れる姿は可憐で美しく、「秋桜」の異名があります。 このコスモスはこぼれ種で毎年路傍で花を咲かせ、今年の厳しい暑さにも耐え、強風に倒れても健気に立ち上がる強さを感じさせます。 そして、厳しい暑さ続きの厳しい条件下で姿は多少乱れては...

  • ようやく秋めく

    幾日も続いた「真夏日」の連続記録も途絶えました。 さすがの酷暑の夏も、そろそろ萎えて退散態勢に入ったのではないかと思います。 まだまだ真夏日の残暑厳しい日もあろうが、朝夕は随分涼しくなり、日によっては長袖が欲しくなるような涼しい朝もあります。 そういえばだいぶ前からコオロギなどの虫たちの鳴き声が聞かれるようになりました。 キリギリスだろうか、ニチニチソウの葉陰に薄緑の透明感のある色で触角の長い...

  • 白露(はくろ)

    きょうは、草や木に白い露がつくようになるとされる「白露(はくろ)」です。 白露(はくろ)とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃のことをいいます。 まだまだ日中の残暑が厳しい時季ですが、この頃になると朝晩に秋の気配を感じることができ日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が感じられるようになります。 きょうは台風接近の影響もあり、何日も続いていた「真夏日」も途切れ、随分しのぎや...

  • クズ(葛)モンスター

    様々な理由があるのだろうが、最近は休耕地や耕作放棄地が増えています。 毎朝歩いている散歩道わきに存在するこの一角もそれに該当する耕作放棄地です。 送風機がたっていますから、以前は果樹園か何かの土地だったのでしょうが、ここ数年ほとんど手が入らず、完全な耕作放棄地になっているのではないかと思われます。 時折草が刈られていますが、あっという間にクズが繁茂して送風機に絡みつき、まるでクズモンスターです。...

  • メダカ飼育槽の睡蓮

    大型水槽を改良した手作り水槽でメダカを飼育しています。 飼育槽では毎年冬越ししたメダカが元気に泳いでいます。 飼育槽の底には赤玉土が入れてあり、小型の睡蓮が植えこまれています。 今年もその睡蓮が花を咲かせてくれました。 メダカが泳ぐ水槽だけに肥料をくれるわけにはいきません。 また水槽一面に葉が茂ってはメダカにとって良くないので、いつも水面が開けているように葉を刈り取られています。 そんな決して条...

  • アブラゼミの鳴き声

    9月に入ったとはいえ、まだまだ暑い日が続き、朝の散策に出ると林内にはミンミンゼミの鳴き声があふれています。 わたしの散歩道周辺では断然このミンミンゼミの鳴き声が多く聞かれます。ミンミンゼミ 今朝は、珍しくアカマツの幹にとまったアブラゼミの姿を見かけました。 アブラゼミは「ジー」と連続的にうるさく鳴きます。 鳴き声が油が煮えたぎっている音のように聞こえることからこの名がついたといわれています。 ...

  • 夏花火

    花茎を長く伸ばし、午後になってから開花するナツハナビ(夏花火)です。 クサハナビ(草花火)とも呼ばれます。 花火という語句が入るのは、花茎を高く立ち上げ、小さなかわいらしい花をちらほら咲かせるからでしょうか…。 濃いピンクの花が午後より開花し、花は一日で終わってしまいます。 次々と花を咲かせてくれるのでなんとも素敵で可愛い花です。 ...

  • チョッキリ虫の戦略

    コナラの木の下を歩いていたら、目の前で上から小枝が落ちてきました。 一見、何の変哲もないただの小枝ですが、あたりを見回すと同じような小枝がたくさん落ちています。 この小枝は、偶然に落ちてきたのではなく、落とした主がちゃんといるのです。 これからその『犯人』を探ってみましょう。 落ちてきた小枝を見ると小枝の長さはほとんど同じで、ドングリの実が1~2個ついています。 小枝についているドングリをよく観...

  • 晩夏の八島ケ原湿原

    霧ケ峰の八島ヶ原湿原といえば、長野県内にある湿原の中でも、代表格といってもいい湿原ではないかと思います。 広大な湿原景観は、実にダイナミックです。 暑さしのぎに高原の風を味わってきました。八島ヶ原湿原ここに掲載したのはごく一部の植物ですが、去りゆく夏を惜しむかのように咲き誇っていました。マツムシソウベンケイソウノハラアザミシラヤマギクヨツバヒヨドリ ...

  • 本当のツキミソウ

    月見草といったら多くの人は野辺に咲くこの黄色い花を連想するのではないかと思います。 実は私も本当のツキミソウを知人からいただいて知るまでは、ずっとこの花を月見草だと思っていました。 夕方開花するので、「宵待ち草」や「月見草」などの通称がありますが、正しくはオオマツヨイグサなのです。 花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花です。 今回は「ツキミソウ」という通称を持っている花を集めてみました。 次の...

  • 「猛暑日」の停電

    昨日は、午前中の早い時間帯から「熱中症警戒アラート」が発令されました。 林から蝉の鳴き声が盛んに聞かれ、それにつられる様に気温がぐんぐん上昇し、「猛暑日」になりました。 こともあろうに猛暑日となった昨日の午後は、近くの電気工事のため停電となりました。 停電ではエアコンも扇風機も使えません。 たとえ窓を開け放っても屋内で耐えられる気温ではありません。 そこで、考えたのはこの停電の時間帯は車で外出し...

  • 蝉時雨(せみしぐれ)

    台風は大分離れ、ほとんど影響はありませんでしたが、生暖かい風が吹きます。 いつものように朝の散策に出ると林の中は蝉の大合唱です。 視覚より聴覚に訴える夏の風物詩ですが、声はすれども姿は見えず。 なかなかその姿をとらえることができませんでしたが、ようやくミンミンゼミの姿を見付けることができました。 ...

  • 不出来な精霊馬

    我が家では毎年お盆が近づくと、ナスやキュウリなどの夏野菜を使って「精霊馬(しょうりょううま)」を作って、お盆の期間に仏壇に飾ります。 精霊馬とは、お盆に先祖の霊を送り迎えするために作られるお供え物です。 ナスとキュウリに楊枝や割り箸をさし、足を付けているのは、キュウリを馬、ナスを牛に見立てているのです。 キュウリは「迎えの馬」で、「ご先祖様が足の速い馬に乗って、はやく戻ってこれるように」という願...

  • 暑さに負けるな!

    きょうも「真夏日」を記録しました。 連続幾日になるのか知りませんが、8月に入りずっと30℃越えの「真夏日」が続いています。 午後になると気温が上昇するので、今年はエアコンの出番が多くなっています。 我が家では柴犬を屋外飼育しています。 人間様は屋内でエアコンを稼働させて、涼しい条件下で過ごせますが、毛皮をまとった愛犬(名称「北斗」)にとっては、この暑さは相当こたえるようです。 午前中、気温が3...

  • 「立秋」を迎えて

    きょうは「立秋」です。 暦の上ではきょうから秋になりますが、実際は一年で一番暑い時期です。 きょうも気温がぐんぐん上がり「真夏日」になりました。 暑さの峠でもあるので、これから秋に向かう季節のターニングポイントと思えば、秋を心待ちにする思いがしてきます。 日中は多少暑くても、秋だと思えば朝の空気や空の色、頬をなでる風のわずかな違いから秋の気配を敏感に感じるようになるだろう。 「残暑」の波は少しず...

  • 月見草の開花の様子

    夕暮れ時になると、次々と庭のツキミソウが花を咲かせます。 その様は、まるでスローモーションでも見ているようで、短時間の間に少しずつ花弁が開いていきます。 時間を追ってその様子を撮影してみました。17時18分 17時33分 17時56分 18時02分 18時09分 ...

  • 危険なスズメバチの巣

    連日の猛暑続きの影響か、元気のないレッドロビンの生け垣です。 こともあろうにこの生け垣の中に、ハチの巣が作られていました。 見たところ周囲を飛び回る蜂は大きめで、巣の構造もよく見掛けるアシナガバチの巣とは異なります。 今までにも生垣の剪定をしている時に何度かアシナガバチに刺されたことがありますので、とにかくこのままでは大変危険です。 とりあえずジェット噴射の殺虫剤を使って巣にとりついている蜂を退...

  • 月見草の色変化

    月見草が見頃を迎えています。 月見草は、一日のうちで花色が変わることが大きな特徴の一つです。 日が暮れはじめると白い花を咲かせ、朝しぼむ頃にはピンクや紅色に変化しています。 これは、開花するとアントシアニンという物質が増えるためです。 花弁が純白でいる時間は短く、21時頃になるとピンク色に変わっていきます。 最初は薄く徐々に濃いピンク色に変わっていき、 翌日のお昼頃に完全にしぼんでしまいます。...

  • 夏を彩るノウゼンカズラ

    昨日も強い日差しが照り付け、夏本番の厳しい暑さになりました。 体温を上回るような、危険な暑さで多分「猛暑日」になっていたのではないかと思います。 連日のこんな暑さに負けずオレンジ色の大きい漏斗状の花をたくさん咲かせて夏の庭に彩りを添え、華やかにしているのがノウゼンカズラです。 ...

  • 大 暑 来 る

    きょうから、二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入ります。 折しも気象庁が梅雨明けを宣言しましたが、学校も夏休みに入るなど本格的な夏のシーズンの到来です。 大暑は夏の暑さが本格的になるという意味ですが、きょうはさっそく気温が30度を超え、「真夏日」になりました。 オニユリは夏の暑さが厳しさを迎えるころ、我が家の庭に咲く夏の定番植物です。 きょうもじりじりと強い日差しが降り注いでいます。 いよいよ本格...

  • ツキミソウの花

    我が家の庭に咲く夏の花といったら、このツキミソウを外すわけにはいきません。 半月ほど前から庭のあちらこちらで花を開き始めました。 この写真は、夕暮れ時から開き始めたツキミソウを7時頃撮影したものです。 ...

  • 蜘 蛛 の 巣

    蜘蛛の巣の形には色々ありますがもっともスタンダードな巣の形はこんな巣でしょうか。 蜘蛛のことは全く分からず何蜘蛛かは定かではありません。 散歩中顔などに蜘蛛の糸がまとわりつくと不快な思いをすることはありますが、朝日の当たる角度によってはこうして虹色に輝き、ことのほか美しく見えることがあります。 こうした精巧な蜘蛛の巣も、数十分~長くとも2時間程度で完成させるというから驚きです。 また糸にはねばり...

  • ブドウの袋掛け

    ここ数日雨の日が多かったので、余り外に出ないでいましたが、今朝の散策の時に見ると、過日紹介したぶどう棚の袋かけが全て終わっていました。 ブドウに果実袋をかける目的は、病気、害虫、鳥、風雨から果実を保護し、果実に直接農薬がかからないようにするために行います。 このブドウ畑の袋は、緑色の袋がかけられていますから、シャインマスカットです。 シャインマスカットは緑色の袋をかけることで、かすり症を軽減...

  • 霧ケ峰高原のニッコウキスゲ

    霧ケ峰高原の予報は「小雨」。 雨を覚悟でニッコウキスゲを見に行ってみました。 幸い霧ケ峰高原に11時少し前に差し掛かった時にはまだ雨は降っていませんでした。 まず最初に富士見台ニッコウキスゲ群生地を歩いて見ました。 今年の5月に火が入ってしまい、心配されたニッコウキスゲでしたが、斜面いっぱいに花が咲いており、例年より花数は多いとのことでした。 ほっと一安心です。 次に車山肩のニッコウキスゲ群生地に...

  • ネムノキの花

    7月に入るとわたしの散歩道では枝先に10~20個の小枝の先にほんのりと薄紅を差したような色の花が集まったように花を開花させるネムノキが目をひきます。 久しぶりの晴天を迎えた朝、趣のある花の姿を見せてくれました。 淡い紅色の花が枝先に十数個集まって咲くこの花の特徴は、何と言ってもこの長く伸びた糸状のものです。 実はこのブラシの毛を広げたような花のほとんどは、雄しべ(雄しべの花糸)なのです。 毛の根元は...

  • 袋掛け直前のぶどう棚

    毎日毎日降り続いた雨。 昨日は夜の雨も上がり久しぶりに青空が広がり、チョッピリ日差しが戻ってた朝でした。 長野県は、昼と夜の温度差が大きいことから果物がおいしく育つための絶好の環境となっています。 このあたりでは、種なしで皮ごと食べられる人気品種「ナガノパープル」「シャインマスカット」などのブドウが栽培されています。 まだ青い実をたわわにつけたぶどう棚に夏の日が降り注ぎ、上も下も緑一色です。 ...

  • 小坂公園の紫陽花

    岡谷市の小坂観音院は、諏訪湖を望む丘の上にある名刹で、公園としても親しまれています。 ここ小坂公園(小坂観音院)の紫陽花が見頃を迎えているという情報を得たので、初めて出かけてみました。 さほど規模は大きくありませんが、青系統の紫陽花を中心に、色とりどりの紫陽花が斜面に咲き誇っていました。 ここでは昭和44年に斜面に紫陽花を植え始め、以降少しずつ紫陽花の繁殖をすすめられ、現在では、約800株のあじさい...

  • たわわに実ったアンズ

    スーパーの店頭などにアンズが出回る時期になりました。 アンズは酸味が強いため、生食よりもジャムやシロップ漬けなどに加工して利用されているようです。 我が家にもこのところ知り合いからアンズがたくさん届き、頂いたアンズでジャムをつくリ、アンズジャムの瓶づめが増えています。 ところで、私の散歩道脇にもこんなアンズの木があります。 このアンズはリンゴ栽培を手広くやっておられる農家の方のあんず畑ですが、リ...

  • 梅雨の合間

    昨日は日本全土が雨マークでした。 西日本や九州地方では、線状降水帯が発生し、大きな被害が出た模様です。 当地ではそれほどではありませんでしたが、朝から夜の間も一日中降り続きました。 今朝は昨日の雨は嘘のような青空が一面に広がり、さわやかな朝を迎えました。 こんな梅雨時の雨で喜ぶのはキノコやコケの仲間たちです。 今朝歩いてみると、キノコがあちこちで頭を出しており、苔の青さが鮮やかでした。 ...

  • 二重咲のホタルブクロ

    以前繁茂してしている紫のホタルブクロについて掲載しましたが、数日前にたくさん咲いている紫のホタルブクロの中に白咲きのホタルブクロが混じっているのを見付けました。 確か過去にも白咲きのホタルブクロが出て来たのを記載した記憶があります。 今年は少なくとも二株は白咲きのホタルブクロです。 この白咲きのホタルブクロを見ると、花が二重になっています。 さらに詳しく花を観察してみると、ガクらしきものが見当た...

  • あじさい寺 深妙寺

    「深妙寺(じんみょうじ)」は長野県伊那市にある寺院です。 「あじさい寺」として知られており、長野県内外から例年1万5千人ほどの人が訪れる人気の観光スポットです。 「あじさい祭り」前で、少し見頃には早いかなと思いながらも出かけてみました。 祭り前だったので観光客は少なく、見ごたえ十分な色鮮やかな紫陽花をゆっくり楽しむことができました。 ここ深妙寺では、毎年6月下旬から7月中旬にかけて約200種、...

  • 咲き始めたオカトラノオ

    今年も散歩道の道端にオカトラノオが咲き始めました。 茎の先端に長さ15cm前後の花穂をつけ、多数の花を咲かせています。 花穂は途中で横向きに曲がっているのが特徴で、これが「岡虎の尾」の命名の所以でしょうか。 地下茎でよく殖えますが、毎年この場所で花を咲かせており、少しずつ増えているように思います。 林縁部で咲くこのオカトラノオは、自然味があり美しく、和の風情がある花です。 わたしの好きな花のひとつで...

  • ドクダミの花

    いつもは歩かない道端の日陰でドクダミの群生した場所を見付けました。 茎先に十字型の白い花を咲かせていますが、花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものだそうです。 それならば中央の穂状の物が花かと思いましたら、ドクダミには花弁も萼片もなく、花の中央に穂状になっているのは、何と雄しべと雌しべなんだそうです。 植物の花にはこうした予想外の構造をもった花が結構見られ、興味深いも...

  • 夏至 【げし】

    きょうは、「夏至(げし)」です。 「夏至」は二十四節気のひとつで、北半球では一年で最も昼が長く、最も夜が短い日です。 冬至より4時間50分も長くなります。 夏至に昼が長くなるのは、太陽が最も高い所を通るからです。雨上がりの朝 夏を予感させる時期とはいえ、まだ梅雨の真っただ中であり、暑い雨雲が空を覆う日が多いため、昼の時間は長いというものの、日照時間は冬より短くなっているようです。夏至過ぎて吾に寝...

  • 山桜の小さな実

    6月に入ってからヤマザクラの枝に小さな実が付き始めたのが確認できるようになりました。 一週間ほど前まではその実はまだまだほんのり赤味を帯びたかわいい実でした。 ここ数日山桜の木の下に来ると黒みを帯びた実がいくつも落ちているのが目に入るようになりました。 見上げてみると、赤~紫~黒とグラディエーションのように、色が変わっていく様子が枝になっている実から見て取ることができます。 すべての実が同じよう...

  • 大町市を巡る

    日曜日、生憎の雨降りの一日でしたが、息子の誘いで家族4人で大町の仁科神明宮と大町山岳博物館の見学に出ました。 ”仁科神明宮”は、長野県が誇るパワースポットで、現存する日本最古の神明造りの様式を正確に伝えており、国宝に指定されています。 境内に足を踏み入れると、早速目の前に樹齢800年という熊野杉の大木があります。 拝殿の左側に回ると、日本最古の神明造りが残る本殿、中門、釣屋を眺めることができました...

  • アメフリバナ

    ...

  • 咲き誇るしんわの丘ローズガーデン

    数日前、初めて「しんわの丘ローズガーデン」に行きました。 高遠「しんわの丘ローズガーデン」は「自然と調和した、新しいスタイルのローズガーデン」で総面積10,446㎡の敷地に、赤・黄・白・ピンクなどおよそ270種、3,000本のバラを見ることができます。 5月にリニューアルされたバラ園の中は「愛の庭」、「天使の羽」、「小鳥の園」、「いろりの広場」、「太陽の雫」…等と様々なエリアに分けられていて、広場やバラのアー...

  • 溜 池 の 亀

    毎朝歩いている私の散歩、その日の体調や気分によってさまざまなコースを歩きます。 ここは一番距離の長いコースの端にある溜池です。 ほとんど人が訪れることはなく、周囲から聞こえるウグイス、カッコウ、キビタキ、メジロ、イカル…などの鳥の鳴き声の他、人工的な物音はなく、実に静かです。 鏡のように穏やかな水面に大きなぽっかりと亀が浮いていました。 体長は20~25㎝くらいはあるだろうか。 長い間四肢を伸ば...

  • ケヤキの虫こぶ

    虫えい(虫こぶ)とは虫などによる刺激によって、植物の一部が縮小したり肥大したりして、異常な形状になったものをいいます。 虫えいは主に新芽や新葉、蕾、花など、その年の新しくできたところへ虫などが産卵して作られますが、前回掲載した虫こぶとはちょっと異なる場所に異なる形状でできています。 虫えいの名前は、植物の名前+虫えいのできた場所+虫えいの形+

  • 雨上がりの朝

    線状降水帯の発生により各地で大きな被害が発生した昨日。 自然の前には、わたしたちは何と無力なことか。 我が家は窓にぶら下げた簾を取り込むなど、風と雨に対する多少の予防策は取ったものの、昨日は一日中音を立てて雨が降り続いてはいたが、大きな被害もなく青空の朝を迎えました。...

  • 大出公園の景色

    車を2時間半ほど走らせて、長野県白馬村の「大出公園」に出かけてみました。 大出つり橋手前の駐車場に車を止め、大出つり橋を渡った先の古民家「かっぱ亭」でコーヒーをいただき一息入れました。 ここは、白馬村を源流とする姫川にかかった吊り橋や茅葺き屋根の民家越に見える北アルプスなどの景観が有名で、白馬村のポスターや雑誌にもたびたび登場する絶景スポットです。...

  • さかき千曲川バラ公園

    「さかき千曲川バラ公園」は、町の花であるバラを育て楽しむ拠点として開設された公園です。 千曲川のほとりの 21,107平方メートルの広さに 330種2300株のバラが植えられ、ボランティア団体『薔薇人(バラード)の会』の皆さんによって手入れがなされ、毎年「バラまつり」が開催されています。 ハイブリット種、イングリッシュローズ、オールドローズなどが甘い香りを放つ公園の中心には展望台があり、公園を一望するこ...

  • 高遠のボタン寺 ・ 遠照寺

    中央道伊那ICからおよそ40分クルマを走らせると、高遠の遠照寺に到着します。 ぼたん寺として知られる遠照寺は、昭和57年に亡きご住職の菩提を弔うため三本の牡丹の苗を植えたのが始まりだそうで、現在では約2000株のぼたんを楽しむことができます。 境内は、国の重要文化財の釈迦堂や多宝塔等を擁する歴史が香る佇まいで、番傘やかやぶきの薬師堂を背景にたくさんのボタンが咲き誇っていました。 例年よりも早い時期の見...

  • 懐かしいヤギの姿

    子どもの頃には牛、馬、ヤギ、ウサギなどを飼っている家庭が多く、見掛ける機会が結構多くあったものです。 ところが今は、動物園などで見かけるくらいで、一般家庭ではこうした動物たちはほとんど見られなくなってしまいました。 先日、わたしが毎朝散策している山道への入り口付近で、ヤギが梅の古木につながれているのを見付けました。 ことによると「子どものころ、やぎの乳を飲んだ」と懐かしむ人もいるのではないかと思...

  • 獣の足跡

    夜の間降り続いた雨もやみ、雨上がりの朝でした。 いつものように朝の散歩に出ると、山に入っての小高い畑の土手に草がなぎ倒されて明らかな獣道と思われる跡が目につきました。 急傾斜の土手を駆け下りたらしく、雨で柔らかくなった地面が削られ、50㎝ほどの幅の獣道ができています。 そして雨で柔らかくなった土のため、土手下の舗装道路には転々と足跡が続いています。 明らかに獣が畑から車道に駆け下り、舗装道路...

  • 3色の牡丹

    今年も何とか赤・ピンク・黄色の3色の牡丹が咲き、庭に彩りを添えてくれました。 赤の牡丹はたくさんの花を付けましたが、黄色とピンクの牡丹は、色々な悪条件が重なり一輪の花を咲かせるのが精いっぱいで、目下養生の最中です。...

  • 富士山 5景

    大型連休の間は渋滞を恐れ、出かけることもなくずっと在宅でした。 昨日は全国的に晴天に恵まれましたので、以前から間近で眺めてみたかった富士山を見に出掛けました。 以前は富士五湖すべて回りましたが、今回は河口湖と山中湖だけに絞りゆっくりとしてきました。...

  • タヌキとの遭遇

    わたしが毎朝歩いている散歩道で今までにカモシカ、ハクビシン、イノシシ、タヌキ、キツネなどの獣に出会ったことがあります。 この朝、ミニパークに通じる坂になっている歩道を歩いていくと、前方に何やら生きものの姿が目に入りました。 少しメタボ気味の猫でもいるのかと思い、ファインダーを覗いてみると、久しぶりのタヌキの姿でした。 何やら餌でも探しているようでした。 まずは一枚撮影し、単眼の望遠レンズではちょ...

  • 御屋敷公園のヤマツツジ

    上田市真田町にある「御屋敷公園」は、上田城築城以前の真田氏の館跡です。 やや見頃は過ぎていましたが、園内に植えられた600株のヤマツツジが赤一色に染まっていました。 「真田は茶臼山に赤き旗を立て鎧も赤一色にて、つつじの咲きたるがごとし」と例えられた真田の赤備えを彷彿とさせます。...

  • マツヨイグサ(待宵草)

    5月に入り庭のあちらこちらに黄色い花が咲き始めました。 こぼれ種から次第にその生息場所を拡大しているマツヨイグサ(待宵草)です。 マツヨイグサの名は、日が西に傾く頃、夕方から咲き始める生態を、まるで「宵(よい=夕方)を待って咲く」様子に見立てたものです。 マツヨイグサは、花径3~5センチくらいの黄色い花を咲かせ、 花弁は4枚で、一日花です。 マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、ツキミソウと紛らわしい...

  • ホワイトレースフラワー

    もう5年以上も前になるだろうか。 とある町のオープンガーデンを見させていただいた時、変わった形の花が目に留まり、その種子を一袋買い求めてきました。 その時の花が、このホワイトレースフラワーです。 花は繊細なレースのようで、毎年こうしてこぼれ種だけで花を咲かせてくれます。 まだ咲き始めですので、これからこの一角は白い花で覆われていきます。...

  • 爽やかな青い花

    きょうも朝から初夏を思わせるような陽気の一日でした。 こんな日が続いた時には、庭に咲いている青色の花々が爽やかさを運んできてくれます。 きょう庭に咲いていた青い花をちょっと集めてみました。ワスレナグサチョウジソウオ ダ マ キア ジ ュ ガツルニチニチソウ?????...

  • 散りゆく山藤

    散歩道を歩いていくと雑木林の道端に数か所山藤が繁茂している場所があります。 今まで紫のきれいな藤の花でにぎわっていましたが、先週あたりからだいぶ散り始め、花房も色あせてきました。 今朝その山藤の花を見ると、先日の風雨にによってかすっかり散り落ちて、フジヅルの下は山藤の花が散り落ち、まるで薄紫の絨毯でも敷き詰めたようでした。...

  • タンポポの綿毛

    風に乗ってフワフワと空に舞い上がるたんぽぽの綿毛。 小さな頃に、息を吹きかけて綿毛を飛ばしたことが思いださrます。 少し前までは黄色いタンポポの花で覆われていましたが、今は真っ白な綿毛が一面に広がっています。 タンポポの種は、春風に乗って広がり、ときには数kmも離れたところへ飛んでいくといいます。 数kmもの遠距離を飛んでいく秘密は、ちょうどパラシュートのような原理の他に、種をつけている白い綿毛...

  • ゴールデンウィーク前に

    間もなくゴールデンウィークがやってきます。 ゴールデンウィークになると例年主な幹線道路や高速道路が観光客や帰省した人々の車によって、渋滞を引き起こします。 そんな渋滞に巻き込まれないように、この期間は息をひそめるように、じっと家にいることにしています。 そこで、ゴールデンウィークがやってくる前にと思い、少し時間をかけてお気に入りのカフェに行って、ゆっくりと珈琲をいただきながら本を読んだりしてのん...

  • 目立つ虫こぶ(虫えい)

    新緑の季節を迎えると、散歩道のコナラやクヌギの木に赤い小リンゴのようなものが目につくようになります。 これは、写真のようにこぶ状になるため、虫こぶと呼ばれています。 葉に見られるほか、草類の茎や樹木の細枝、実などでもよく見られます。 虫こぶはは「虫えい」とも呼ばれ、ダニ、アブラムシ、タマバエの幼虫などのさまざまな虫が、植物に寄生することでできる部分を言いますが、寄生した虫が出す刺激に反応し、植物...

  • ウワミズザクラの花

    一週間ほど前から林の中に立つ一本の高木の全体が白くかすんだように見え始めました。 小さな花をたくさん総状のブラシのようにつけたウワミズザクラです。 サクラの仲間(サクラ属)できれいな花ですが、ソメイヨシノのようなサクラの花のイメージとは程遠く一風変わった花です。 ブラシ状の花の一つを詳しく観察してみると、 直径6~8ミリほどの小さな白い花が、長さ10センチ前後の穂状に集まって咲いています。 5枚あ...

  • きょうの庭

    昨日の県内は6月中旬から7月下旬並みの暑さとなり、県内に30ある観測地点のすべてで、ことし最も高い気温を記録しました。 庭の山野草も一気に花を咲かせています。シラネアオイヒトリシズカイワヤツデヤマシャクヤク...

  • リンゴの花

    いま信州のりんご畑は、リンゴの花が見頃を迎えており、リンゴの木々はピンクから白い花びらで覆われています。 わたしの散歩道にもりんご畑が広がっていますが、あちらこちらのりんご畑では農家の方々が、忙しくリンゴの花摘みをする姿が見られるようになりました。 りんごの花は、芽から5~6つが放射状にまとまって咲きます。 これを『花そう』といいます。 花そうで、最初に咲く中心部の花を『中心花』、少し遅れて咲く...

  • 菜の花公園

    高野辰之作詞の「朧月夜」の一節に歌われた、菜の花畑のモチーフとなった公園、飯山市の「菜の花公園」です。 毎年春が来ると一面に菜の花が咲き誇り、黄色の絨毯を敷いたような美しい風景が生まれます。 例年は4月下旬から5月上旬頃にかけて、13haもの広さに咲き誇る、一面の菜の花を観賞することができるのですが、一昨日訪問した時にはすでに見頃は過ぎた状態でした。 見わたす限りいちめんが菜の花の鮮やかな黄色で覆...

  • 素桜神社の神代桜

    長野県は「名桜」の数が全国一を誇っている県だそうですが、長野市泉平素桜には国指定の文化財である「素桜神社の神代桜」があります。 すでに見頃は過ぎているだろうとは思いましたが、まだ見たことのない一本桜でしたので、三日ほど前に出掛けてみました。 畑に囲まれた本当に小さな素桜(すざくら)神社の脇に立つ巨木の桜です。 駐車場もなく、ようやく農地の空きを見付けて車を停めさせてもらいました。 「神代桜」と呼...

  • 小諸懐古園の桜まつり

    日本100名城にも選ばれた小諸城のあった小諸懐古園内には、約500本の桜が園内を春色に染めていましたる。 ソメイヨシノの他、小諸の名前を冠した「小諸八重紅しだれ」などの桜が楽しむことができ、4月1日~25日には、小諸城址懐古園桜まつりを開催されています。 ソメイヨシノやヒガンザクラといった種類豊富な満開の桜の下で、シートを敷いてそれぞれに桜を愛でているグループがたくさん見られました。 イベント開...

  • ヤマザクラ咲く

    毎朝歩いている散歩道周辺には、何本かのヤマザクラのを見ることができます。 里のソメイヨシノが散り始めるころ、散歩道のヤマザクラが入れ替わるように花開きます。 ソメイヨシノのような華やかさこそみられませんが、透けるような薄緑の葉とともに開花するヤマザクラの楚々とした雰囲気が魅力的です。 毎年変わらない光景ですが、この花を見かけるとつい望遠レンズを向けてしまうのです。...

  • 燃え続ける山林火事

    昨日全国版のTVニュースで報道された坂城町の山林火事、午後3時時点でおよそ9haが燃えたといいます。 消防車およそ20台が出て地上からも消火活動を行うとともに、消防防災ヘリコプターなどでも消火に当たりましたが、日没までに鎮火せず、今朝消火活動を再開することになっています。 朝8時ころ散歩に出てみるとまだ山林のあちらこちらから煙が立ち昇っていました。 きょうは雨が降る予報になっていますが、朝から強い...

  • 間に合ったお花見

    長いお休みをいただきました。 今年のお花見には間に合わないかと思いましたが、何とか近くの公園で満開の桜景色を見ることができました。 見事に咲き誇る桜の下では、巨大な天狗の像が睨みを利かせ、ベンチでご夫婦と思われるお二人が語り合い、小さなテント内では子どもと幼児が静かに寝ていました。 桜の花越し遠方に雪を頂いた北アルプスの山並みが見えます。 なんとも穏やかな春の景色に、春の息吹を満喫したひと時でし...

  • 春を告げる福寿草

    4~5月並みの陽気の日が続いています。 待たせていた福寿草がようやく数日前から咲き始め、春を告げています。 近隣から梅の開花だよりも聞かれるようになりました。 せっかく本格的な春の到来を控え、これからが自然を楽しむにはいい季節を迎えようとしているのですが、残念ながらまたしばらくの間都合により、当ブログを再び休止させていただきます。 今回も前回の休止期間と同じくらいのお休みをいただくことになりそうで...

  • 本格的な春の予感

    今後しばらくは平年気温より高めの4月並みの陽気が続くようです。 足元の野辺に目を移すと緑が少しずつ増え始め、注意深く観察すると小さなかわいい花を見付けることもできます。 一気に春めいてきましたが、そういえば昨日は「啓蟄」でした。ホ ト ケ ノ ザ 「啓」にはひらくという意味があり、「蟄」には土中で巣ごもりしている虫という意味があり、寒い冬の間、地中に潜んでいた虫や蛇、カエルなどが、暖かさに誘われ...

  • きょうの我が家の庭

    ようやく付近の梅の花が咲き始めたきょうの我が家の庭の植物たちです。 本格的な春の訪れはもう少し先かもしれませんが、冬の厳寒に耐え、頭を持ち上げてきた植物たちが待望の花を咲かせるのもあと数日でしょう。クリスマスローズ福 寿 草水 仙蕗 の 薹...

  • 小さい春見つけた!

    3月を迎え春遅い我が家の庭もだいぶ春めいてきました。 日当たりの良い庭の一角で土の中から春を告げるかのようにちょこんと顔をのぞかせた「蕗の薹」を見付けました。 淡い緑と萌黄色の花芽は、小さな蕾が集まった丸い玉のような株の周りを葉が幾重にも覆っています。 こんな開花前の柔らかな蕾を摘み取り、蕗味噌や天ぷらにして食べるのですが、見つけた蕗の薹はまだわずか。 春の味覚を楽しむには数が少な過ぎます。 こ...

  • 春めく陽気

    夜間の冷え込みは残っているとはいえ、日中の気温は高めに推移し、随分しのぎやすくなりました。 気温の上昇につれ、ジョウビタキの訪れた散歩道脇に植えられている白梅も蕾が大きくなってきていました。 きょうの日中の気温はグングン上がり、18℃くらいと、3月下旬から4月並みの気温となりました。 そんな暖かさに誘われるように林の縁の白梅が開花しているのを見つけました。 この白梅は5mほどの樹高で、開花しているの...

  • 小動物の獣道

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  • 膨らんできた福寿草

    3月まであと数日に迫りましたが、夜間の冷え込みは厳しく、まだ氷点下まで下がります。 それでも日中の気温は高めに推移し、そんな過ごしやすい日を待つかのように庭の福寿草の芽が日ごとに大きく膨らんできました。 かがんでよく見ると、冬の間守っていた帽子が開き、葉らしきものが見えます。 黄金の花弁が見えるようになる日はそう遠くはないでしょう。 日ごとに変化していく23個の福寿草の芽が、明るい気分を呼び覚ま...

  • 凍てつく朝 ・余寒

    今朝もずいぶん冷え込み、朝から雪が舞い、庭は雪でうっすらと白くなっていました。 立春はとっくに過ぎたというのに、寒が明けた後の寒さがまだまだ続きます。 冬が残していった寒さということで、「余寒」という言葉があります。 こんな寒い朝を迎えたときなどは、わたしは、「余寒」という言葉には、「もうとっくに寒が明けたというのに、どうしてこんなに寒いのだろう」という、若干恨みがましい思いが込められているよう...

  • 雨水(うすい)

    朝からシトシトと雨が降っています。 つい数日前まで雪に覆われていた林内も日陰部分を除いては黒土が見え、林の木々も雨に濡れていました。 折しもきょうは二十四節気の一つで「雨水」です。 雨水は「積もった雪や氷が溶けて水になり、降る雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める」という意味です。 しかし、2月というとまだまだ厳しい寒さが続いており、雪が降り積もる地域もあります。 ただ堅く凍り付いたね雪や氷が溶け、...

  • センダングサの戦略

    冬の草むらなどを歩くと、必ず黒い棒状の草の実がズボンや衣服についてきます。 いったんくっつくとなかなか取り去るのが厄介ですが、この正体はセンダングサの実です。 わたしの地域ではこれをひっつきむしとかバカなどと呼んでいます。 くっつく前の様子を調べてみると、タンポポの綿毛のように四方八方に球状に広がっています。 写真のように多数が集まってイガイガを作っており、ひとつひとつは細長い棒状です。 球状に...

  • 春を呼ぶ福寿草

    朝日が差す庭先で、黄金色の小さな花を咲かせる福寿草は、まるで冬の陽だまりのようです。 まだ寒さの厳しい時期に精いっぱい咲いている姿は、春が近いことを告げる明るい希望に満ちています。 数日前にご近所の庭先で鮮やかに咲いているこの福寿草を見付けたのです。 ここ2~3日3月並みの気温が続いたため一気に開花が進み、今年もこうして一番早く春の近いことを知らせてくれているのです。 まだ開花していない株がたく...

  • 掘り散らした犯人は?

    先日の15㎝を超える積雪も二日続きの春めいた陽気で、一気に雪が解けてしまいました。 林の間を走る車道の雪も日陰部分を残してほとんど消えています。 車道脇には枯れ葉が吹きだまっています。 そんな枯れ葉が厚く積もった場所が随分掘り散らされています。 枯れ葉の下には虫やミミズが寒さをしのいでいますが、実は、ミミズを大好物とするイノシシが掘り散らした跡なのです。 散歩道では、あちらこちらでこうしたイノシ...

  • 大雪注意報

    朝から降り出した雪、昨日から大雪注意報や大雪警報の予報が報じられています。 朝の内は雪が待っているといった様子でしたが、午後に入り落ちてくる雪が牡丹雪状態となり、本降りとなり一気に積雪が増えました。 2時ころ一回目の雪かき、そして4時ころ2回目の雪かきをしました。 4時ころの積雪は15センチくらいだったでしょうか。 まだまだ降りやむ気配はありません。 積雪が多くなるとそれだけ雪かきが大変になりま...

  • 散歩コースを横切る獣道

    毎朝歩いている散歩道周辺にはキツネ、タヌキ、イノシシ、野ウサギ、カモシカなどが時々姿を見せることがあります。 ここしばらくはその動物たちに遭遇する機会が少なくなっていますが、確かに野生の動物たちが生活している痕跡を見付けることはできます。 野生の動物たちは、休息場や隠れ場と採食地との間など、その行動圏内の通路が定まっていて、同じコースを何度も移動することが多いものです。 これは林の中を通る私の散...

  • 立ちのぼる煙

    毎朝歩いている散歩道わきに休耕している広い畑があります。 坂道をゆっくりと登っていくと、その畑の奥まったところからたくさんの煙がまっすぐに立ち昇っているのが見えました。 見ると夫婦と思われる農家の方の姿が見えます。 数日前からブドウの剪定枝が山のように積まれていましたが、その大量の枝を畑に掘られた穴の中で一気に炊いているようです。 手拭いで頬かむりした農家の方が次々お剪定枝を火の中に放り込んでい...

  • 増える耕作放棄地

    草丈2メートルを超える枯草の藪。 これは種子をびっしりと付けたセンダングサの藪です。 こんな中に踏み込んだものなら、全身草の実だらけになってしまいます。 実はこれは私が毎朝散策している散歩道枠の一角ですが、何らかの訳あって耕作を放置した畑(耕作放棄地)の様子です。 こうした耕作放棄地はここだけでなく、散歩道脇には数か所見ることができます。 最近野生動物と人間の間のトラブルが増えているようですが、...

  • 柿をついばむメジロ

    過日の雪がまだ解け切らないうちに、昨日は再び雪かきが必要なほど雪が積もりました。 勿論今朝になっても地面は大分雪で覆われていました。 こうなると多くの植物は雪の下になり、野鳥たちにとって採餌が大変になります。 こんな時には柿が残された柿の木が野鳥たちにとって最高の食卓になります。 散歩道わきの柿の木にメジロが次々にやってきて、柿をついばんでいました。...

  • ハクモクレンの冬芽

    今年も木全体にたくさんの花芽をつけました。 お馴染み、玄関前に植えられたハクモクレンの冬芽です。 春になったら玄関前が純白のハクモクレンの花が咲き乱れ、華やかに春を告げてくれそうです。 ここ数日寒い日が続いていますが、今日も肩をすくめる様な寒い日となりました。 こんな冷え込んだ日にはコ-トが手放せませんが、植物たちは、冬の厳しい寒さから冬芽を守るため、冬芽にさまざまな工夫を凝らしています。 ハク...

  • まとまった雪降り

    夜の間、電線や木々が大きく揺れて激しい風が吹き荒れ、吹雪状態で雪が降り続きました。 朝目覚めて朝食前の一仕事は、雪かきから始まりました。 5~6㎝くらいの積雪量だろうか…。 厳しい冷え込みも手伝い、雪かきが終わるころには指先の感覚がなくなるほどの冷たさです。 部屋に入ると急いでストーブに手をかざして手を温めると、次第に指先の感覚が戻ってきました。 人心地がついたころようやく朝食を済ませましたが、...

  • 諏訪大社下社秋宮

    諏訪に用事があり上諏訪氏に立ち寄りました。 諏訪湖を眺めてみると、毎年期待しながらも見られない年が多い「御神渡り」ですが、今年もここ数日の温かさで、湖面は波打っていました。...

  • 「大寒」:といえども…

    きょうは「大寒」。 一年でいちばん寒さが厳しくなるころといわれています。 寒さがとても厳しくなり、各地で一年の最低気温が記録されるころですが、自然界は少しずつ春に向けて動き始めています。 寒い寒いといいながらも寒暖を繰り返し、次第に日が伸びて春の気配が近づいてきます。 日当たりのよい土手には冬の日差しをいっぱいに浴び、オオイヌノフグリがかわいい花を咲かせていました。...

  • 鈴なりのアオツヅラフジ

    笹薮の中に蔓を絡ませ、アオツヅラフジが実を鈴なりにつけています。 冬の間の厳しい冷え込みにより、びっしり付けた実もしわが寄って張りがありません。...

  • 松 納 め

    新年を祝い、門松を立てたり正月飾りをしておく期間を「松の内」といいます。 関東では元旦から6~7日といいます。 関西では14~15日までが慣例となっているようです。 この辺りでは、今日しめ縄などの正月飾りを外します。 明日は地区のどんど焼きが行われるので、正月飾りや古い御札等を燃やし、正月気分を切り替えていつもの生活に戻る節目とします。...

  • 野鳥の古巣

    樹木の枝に野鳥たちが巣作りをした巣は、葉が茂っている間はなかなか見つけにくいものです。 しかし、すっかり葉を落とした冬期間は、今まで気が付かなかった場所にこうして野鳥の巣を見付けることがあります。 冬ならではの古巣探しもまた楽しいものです。 ソメイヨシノの枝の分かれ目に作られた古巣ですが、残念ながら高い所に架けられているため、どんな鳥の巣かは判断できませんでした。 レンズを通して巣の状態を見ると...

  • 善光寺と北向観音

    年が明けてから随分日が経ちましたが、コロナ感染防止の観点から人出が減ったきょう長野善光寺に初詣に行ってきました。 雪ぎらつき寒い気候だったせいもありますが、予想通り参拝に見えた人は少な目でした。 例年のように“両詣り”になるように、午後には別所の北向観音の参拝も済ませました。 極楽往生を願う善光寺と現世利益を願う北向観音。 長野県を代表するふたつの名刹に両参りすることで、すべての厄を払い、幸福のご...

  • 山 の 神 祭

    地区の山手に小さな山の神の石碑があります。 毎年この時期に山の安全や地域の無事平穏を祈る「山の神祭」が行われています。 区役員や区民20人ほどが公民館に集まって、神札と弓矢を作り準備をしました。 今年は、わたしも区の祭典係をおおせつかりましたので、一緒に参加させていただきました。 準備が整うと、参加者全員で山の神が祀られている石碑の場所に行き、手作りの弓矢を奉納し、山の安全や地域の無事平穏を祈り...

  • 残 し 柿 ?

    子どもの頃は、冬に柿がこんなに残されているということはありませんでしたが、食が豊かになったせいでしょうか、まさに飽食の社会、あちらこちらに収穫されずに残された柿がたわわについている柿の木が随所に見られます。 ひと頃は野鳥たちのためにわずかの柿を収穫せずに残してやって、「残し柿」等という風情のある言葉がありましたが、これは「残し柿」ならぬ「残り柿」とでも言いましょうか…。 メジロがやって来て喜んで...

  • ヒヨドリジョウゴの実

    いつものように朝の散策をしていると、茶色く枯れた薮の中にひときわ目立つ赤い実が目に入りました。 ヒヨドリジョウゴの実だと思われます。 連日厳しい寒さが続く季節ですから、さすがに多くの実はしわが寄り始め、張りがなくなってきています。 しかし、たくさんある実の中からまだ張りのある実を見付けることもでします。 透き通るような色合いと張りを保っている赤い果実は、まるで赤い宝石を思わせるように透明に輝いて...

  • 年頭のあいさつ

    いつもと変わらない穏やかな正月を迎えましたが、仕事で帰省がならなかった娘から下のような “生け花”が届きました。 さっそく写真におさめ、年頭の挨拶に使いました。みなさまにとって幸多い一年でありますように!!今年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。...

  • 高速道路トンネル工事

    ここは、わたしが毎朝散策している散歩道に近い「上信越自動車道」です。 こんな高速道路が地元を走るとは思いもよりませんでしたが、自動車社会が発展に伴い、1996年に自動車高速道路が建設され、開通しました。 ここは、車道の両側ののり面の変状や地すべり対策設備の老朽化対策として、本線のボックスカルバート化工事(トンネル工事)を実施しています。 この工事が始まってからもう数年が経過していますが、ようやく...

  • 木の実頼りの野鳥たち

    先日の雪降りにより、まだ多くの地面が雪に覆われています。 こんな条件になると草の実などは雪で覆われてしい、地上で採餌する野鳥たちにとっては死活問題です。柿を食べるメジロツルウメモドキの果実を食べるメジロ 地面での祭事が不可能な時には、こうして野鳥たちは樹上で餌を探し、命をつないでいきます。柿を食べるオナガドングリに潜む虫を探すコゲラ...

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