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  • 前夜

    歪な世界を何とかしようと円くなり始めた。 まず、平面に。 そして、地下へ。 やがて中央が上方に向い突起し、 それを囲むように新たな街が形成された。 その過程では、歪さを残したいと考えるものが

  • 毎日が日曜日の前日の土曜日について

    今日は楽勝、やることあれだけだし、帰ったらパーティーじゃ! 明日の出勤?あったっけなかったっけ? までも楽勝、明日あっても同じだし、帰ったらパーティーじゃ! 毎日がパーティーで明日はいつも日曜 思

  • 人の行く先

    人間の世界では、優秀な者が上の世界に上がり、劣ったものが下の世界に落ちるとされた。 ただ、人間界周辺の近隣にある他の二つの世界との関係に実際は上下などなく、三つの他の周辺にだって世界は存在し、そ

  • 頭の中の蛇

    突然呟く癖があり、それは蛇の寝言よと、いつも言われた。 頭の中に蛇が眠っていて、それはもしかしたら何匹もいて、別の解釈では、多頭の一匹と聞かされた。 それでどうなるの?と聞くと、 「もし蛇が

  • 今日の出来事

    ニューズペイパが皆に興奮を与える。 ニューズペイパが皆の知らないものを見せ、そのビジョンはどこまでも果てしなく執拗だ。大きな砦の崩壊も、その最後は、とてもスローモーションに感動的で、断末魔の叫びは

  • 今日の詩

    最初からそうしてればよかった。 自分とだけコミュニケーションをとれば傷つかずにすむ。 僕は僕に手紙を書き、影響を受け、次の手紙を書く。 時々はっとさせられ焦燥感があっても、 それは僕の仕業だと思え

  • 登校

    扉は引き戸で、だかラカ…ガラガラと音を立て開いた。 ガラガラ…とした音を、その扉が実に難なく放って、それに続く私の挨拶は言葉でなくても、音は確かに発せられ、自然と扉の向こうにある空間にすぅっと吸音

  • 木の上の道

    木々の迷路はどこまでも続いた。だから、迷わないよう記しを付け、皆に教えた。それで自然の棲家が、都市にまで発展した。 樹木が育つと、光ある場所で芽吹き拓く、その繰り返しの中で大きくなったのだが、若

  • ルール

    地面の下の奥深いところで、じっとして気配を失い、ただ、いるはずのものが、空気の微妙な変異を合図に動きだしたのは、沈黙に存在し、徹底徹備の静寂を生きる彼らが、ふんわりと抱えこんだ湿っぽい土に含まれる空

  • 木の上でお喋り

    考えごと 触り心地 眠れない夜 夢の世界

  • 木の上のベッド

    考えごと 触り心地 眠れない夜 夢の世界

  • 木の上の生活

    考えごと 触り心地 眠れない夜 夢の世界

  • 音のある詩

    世に溢れたゴキブリ共と戦おうとは思わない。 奴等は歪に進化し、生理的に扱い辛く、 時間の無駄と言うが、正にこの時、真を突く。 私達がどう足掻こうとも、奴等の足掻きはひっそりとし、 その足音を聞き取る

  • 女子高生の秘密

    学校の帰りに、いつものように近所の割と大きめな公園を通ると、反対方向へ向かう自転車に乗る母とすれ違う。私に気づいた母が「えりちゃん、最近、お風呂に粘土状の変なゴミが浮いているの知ってる?」ときつい声

  • 一方通行と対話

    僕なんか居なくて、 昔作った僕なりのやり方が残っているだけ、 覗き込んだら空洞だよ。 抜け殻が綺麗に残ったのは、 何も生まず、内側で腐ったからで、 生きるのは止めれるし、 そうしたらいとも簡単に朽ち

  • 鳥の子

    羽が生えているみたいだと言われて、 「もちろんよ」と答えた。 相手は黙り、ますますの期待感に高揚した表情で、翌日も、そのまた次の日も話しかけてきて、意地悪してみたり、馬鹿にしてみたり。 徐々に

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