トランス ~位牌山奇譚 (タソガレ文庫)霊感占い師の元で助手をしていた渚左は占い師のお告げにより、その娘の七海と共に地元の人が位牌山と呼ぶ山へ赴く。そこにあったトンネルで犬の死体を発見したことにより、事態は動き出していく。2人の周辺に怪異が勃発し、渚左は過去に
2024年3月
トランス ~位牌山奇譚 (タソガレ文庫)霊感占い師の元で助手をしていた渚左は占い師のお告げにより、その娘の七海と共に地元の人が位牌山と呼ぶ山へ赴く。そこにあったトンネルで犬の死体を発見したことにより、事態は動き出していく。2人の周辺に怪異が勃発し、渚左は過去に
落下する緑 永見緋太郎の事件簿 (創元推理文庫)田中さんのデビュー作である、ジャズをテーマにした日常の謎ミステリー連作集。やや変わった性格のテナーサックス奏者である永見緋太郎が様々な謎を解いていく。文庫版の解説はあの有名なジャズピアニストである山下洋輔さん。
2024年3月
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トランス ~位牌山奇譚 (タソガレ文庫)霊感占い師の元で助手をしていた渚左は占い師のお告げにより、その娘の七海と共に地元の人が位牌山と呼ぶ山へ赴く。そこにあったトンネルで犬の死体を発見したことにより、事態は動き出していく。2人の周辺に怪異が勃発し、渚左は過去に
落下する緑 永見緋太郎の事件簿 (創元推理文庫)田中さんのデビュー作である、ジャズをテーマにした日常の謎ミステリー連作集。やや変わった性格のテナーサックス奏者である永見緋太郎が様々な謎を解いていく。文庫版の解説はあの有名なジャズピアニストである山下洋輔さん。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫 む 4-3)村上春樹さんの初の短編集。長編の冒頭部分あたりにどこか通じるところがあって、私が個人的に好きな、村上作品の事件が起きる前の空気感を各話で楽しむことができる。各話で数多くの魅力的な女性が出てきて、主人公と深い仲にな
この国。 (ミステリー・リーグ)日本に似たある国ではエリートと一般市民の選別が行われて進路が決められていき、治安警察と反政府組織がしのぎを削るようになっている。その国を舞台に繰り広げられる抗争や操作を題材にした連作短編集。光文社文庫の裏表紙においては警察側と
女王様と私 (角川文庫)主人公であるオタクの中年の真藤数馬があるとき小学6年生の女の子に絡まれ、高級料理をおごらされたり買い物に付き合わされたりする。数馬が次第にそれに慣れてくると女の子は身近な友達が何者かに殺されて怯えているという事情を話してくる。彼女のた
ナキメサマ 作家・那々木悠志郎シリーズ (角川ホラー文庫)第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の読者賞受賞作。今では探偵の名前を冠したシリーズ化しているため、本作では誰が探偵役かわからなかったところが後からの読者には先にわかってしまうというのは善し悪しか。かつて
二千回の殺人 (幻冬舎文庫)文庫にして650ページ以上の大作。恋人を事故で失った百代はショッピングモールがその事故の原因となったとしてそこを壊滅させる大量殺人をするに至る。計画立案や調査をしてきた協力者の藤間、池田らは結構当日は無関係を装うはずだったが、協力
件 もの言う牛 (講談社文庫)くだんという予言をする牛の妖怪がテーマ。牛から生まれて予言をしてからすぐに死んでしまうというその存在が現代社会の首相人事などに利用されていく。さらにはそれを利用して勢力を拡大した謎の宗教団体が出現。神社調査をしている大学生や宗教
ボギー――怪異考察士の憶測 (二見ホラー×ミステリ文庫)頭の中に腫瘍という形で爆弾を抱えている小説家の主人公。過去の「ひとだま」にまつわる謎の記憶を辿り彼はあるオカルト系サイトに辿り着く。そこに蓄積された怪談のデータの中でも自らに関わる内容に興味を引かれ、つ
貘の檻(新潮文庫)病気で余命が限られている大槇は息子を連れてかつての故郷に舞い戻る。父の死に関わる女性が都会で死に、辿り着いた故郷では記憶の底に眠っていたはずの風習が意識の表層に出てくる。父親の死の真相、合流した母親が抱えた秘密、過去を知る人物などの謎が
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)人気を博した「貴族探偵」の続編で、2014年の「本格ミステリ・ベスト10」で1位を獲得した短編集。偉そうな貴族探偵が事件の場に居合わせて、彼ではなく使用人達が事件を解いていくという趣向だった前作。本作では話の主役が女探偵で、彼女が様
東京奇譚集(新潮文庫)「偶然の旅人」「ハナレイ・ベイ」「どこであれそれが見つかりそうな場所で」「日々移動する腎臓のかたちをした石」「品川猿」の5篇を収録した短編集。筆者が体験した「不思議な出来事」がまず記され、それだったら私にも不思議な体験があるという感
炎の背景―天藤真推理小説全集〈7〉 (創元推理文庫)新宿で酔っ払っていた若者の通称おっぺが、同じく新宿にいた通称ピンクルと共に連れ去られる。気がついた時にはどこかの別荘におり、しかも男性の死体と一緒だった。状況を把握して逃げようとする2人のもとに次々と刺客が
55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)55歳前後の男女がこれまでの生活を自ら変えたり、周囲の事情により変わらざるを得なくなる。熟年離婚を考えた主婦や早期退職を機にやってみたかったことを始めようとする男性など、最初は希望が見えていたものの徐々に現実の厳しさを改
白昼の死角 (光文社文庫)のちに天才詐欺師としてその名を轟かせる鶴岡七郎。終戦後に最初は金貸し詐欺師集団の一員だったが中心人物の脱落に伴って才覚を露わにし、次々と手形詐欺を成功させて警察の追求も巧みにかわす。時に冷徹に、時には念を入れすぎるほど念入りに1つの
ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 (講談社文庫)「ダブルダウン勘繰郎」と「トリプルプレイ助悪郎」の2作、ノベルスで出ていた作品が1冊の文庫にまとまって出ていたもので読んだ。「トリプルプレイ助悪郎」の方はある館で起きた謎めいた事件の話。消息不明の小説家の
ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 (講談社文庫)「ダブルダウン勘繰郎」と「トリプルプレイ助悪郎」の2作、ノベルスで出ていた作品が1冊の文庫にまとまって出ていたもので読んだ。清涼院流水さんのJCCシリーズのトリビュート作で、本作では勘繰郎と、相棒役となってい
犬はどこだ探偵事務所を開業した私立探偵は犬探しの業務を想定していたが、最初の依頼は人捜し。後輩にも手伝わせて女性を捜すうちになぜか古文書の解読へと話が移り、事件は当初予想もしていなかった展開へ。頭脳派でいろいろ考える主人公と、身体をよく動かして足で操作す
身代わり (幻冬舎文庫)タック&タカチのシリーズ。女子高生が殺害された同じ部屋で警察官も殺害されており、その五日前には男子大学生が女性に暴行しようとして返り討ちに遭い死亡するという事件が起きていた。タックたち4人はそれぞれの日々を送っていたが犠牲者の1人が同じ
深泥丘奇談 (角川文庫)メディアファクトリーから文庫が出て私が読んだのはそちらだが、角川文庫からも出た。京都を舞台に日常の中に潜む怪異に遭遇する怪談の連作短編集。京都に住んでいるのになぜか知らないことが多い主人公が妻やかかりつけの病院の医師などに教えてもらい
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フィジーの小人南国の島で暮らすワヌーバは7歳から身長の伸びが止まってしまい、33歳の現在は芸人として生計を立てていた。あるときカナダの女と出会って精神的にも肉体的にも弄ばれて快楽の虜になり、彼女を追いかける旅が始まる。一方ワヌーバの祖父が残したという象を巡る
春から夏、やがて冬 (文春文庫)スーパーの警備員の平田が万引き犯の女であるますみを捕まえるが、なぜか見逃したり気にかけたりするようになる。平田は一人娘を事故で亡くしており、それを悔やんだ妻も自ら命を絶っていた。ますみが娘と年が近いことから、平田は同棲する男か
王とサーカス 太刀洗万智シリーズ (創元推理文庫)フリーの記者となった太刀洗万智がネパールで取材中、国王殺害事件が勃発する。さらには取材対象として話を聞いていた人物が殺害され、混迷を極める異国にて万智は警察や現地ガイドや現地の日本人らに話を聞き殺人事件に挑む