ある日の感想

ある日の感想

..……..きっと、先人たちも同じようなことを散々考えてきたのかもしれないが、時を砂の落ちる量で測ろうとしたように、日々を生き抜くために繰り返す毎日が、大局的に見ると、一分一秒が一つの砂粒で、それが絶えず流れ続けているのだけれど、そんな中よく目を凝らして見てみると、同じような繰り返しの中に時々、きらきらしたものが混じっている事があると。小さい粒と成り果てて見逃してしまいがちだが、なんなら砂の中から突如現れるヤドカリやガラス片なんかに目が行きがちかもしれないけど、もっと小さな、桜貝をコレクションしていたあの頃やあの瞬間なんかも紛れていて、あなたの時間を形作ってきているのだ、という視点も持っていると、ちょっと気持ちが楽になる瞬間があるのかもしれない。....私は時間を忘れたい時間の中に生きることから逃れられな...ある日の感想