【第3506回】2025年建築基準法・建築物省エネ法が大幅改正
2022年6月に「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」が制定され、それに伴い、建築基準法も改正されます。実際に施行されるのが、2025年4月からの予定です。これまで審査の不要だった木造2階建住宅や平屋建て(建築面積200㎡以上)においても、構造規定や省エネ基準の適合性が審査されることになります。また、屋根や外壁、階段や間取りなどの構造や外観に関わる部分を半分以上変更する大規模改修(リフォーム・リノベーション)でも確認申請が必要になる点もポイントです。この改正点の目的は、省エネ基準の適合建築物増加促進だけではありません。太陽光発電などの省エネ設備を設置することで建物の重量化は避けられないため、より構造安全性の基準をチェックするためでもあります。今...【第3506回】2025年建築基準法・建築物省エネ法が大幅改正
2024/05/22 06:45