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森野照葉
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2018/09/24

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  • なにもなくてもしあわせ~2021年11月4日 スタジオフォー 四の日寄席~

    幸福なる生活は、心の平和において成り立つ。 キケロ Ask too much 晴れているのに涼しい秋の日の朝が、私はたまらなく愛しい。夏と違って、晴れていれば晴れているだけ暑いというわけではなく、晴れていても、場合によってはジャケットを一枚羽織らなければ寒いという秋の、そのなんとも言えない切なさが、私はたまらなく愛しい。 たまたま4日に休みを取った。特に何かを考えていたわけではなかった。ただなんとなく休みたいと思って休んだら、それが4日だった。4日を迎えてふいに、「ああ、そういえば四の日寄席があるな」と思い、普段なかなか行く機会が無いので行ってみようと思い立ち、スタジオフォーを訪れた。 季節は…

  • 走る君の背中にそっと羽をあげよう

    その苦しみを代わることは出来なくても君の手をとって導くくらいは出来るかな アントレプレナー凄い人がいる。何が凄いかと言われても、「会って話を聞いてみてくれ。そうすれば、その凄さが分かる」としか言いようの無い人がいる。その人は、名前をMAOという。今、起業を目指して一所懸命に行動している。「人の人生に介入して、その人がより良く人生を過ごせるようにしたい」彼女の言葉を聞いたとき、僕は心の底から驚いた。彼女の眼は、本気だった。彼女の言葉も、何もかもが本気だった。僕と彼女がどう知り合ったかということは、些細なことである。そんなことよりも、彼女は一度大きな挫折を味わった人だった。それでも、前に進むことを…

  • 待てば甘露の日和あり~2021年5月15日 古今亭文菊独演会~

    過去のことなど考えない。重要なのは永遠につづく現在。それのみだ Waiting is the hardest part of life今が永遠に続くと信じているから、私は惰性で生きてしまうのだろうか。 来る日も来る日も、無駄に飯を食べて惰眠を貪って時間を無為に過ごす。 それが嫌になって、旅に出れば気分も紛れて新しい思い出が積み重なっていく。 思い出。それ自体はちっぽけな言葉だが、拡がりは無限である。 たった一匙でも味わってしまえば、舌上に忘れられない感動を残す料理のように、 思い返す度に、「ああ、もう一度味わいたい」と切望して止まないもの。 それが、私の記憶の中に残る思い出の感覚だ。今は、誰も…

  • 窮鼠猫と戯れる~2021年2月27日 渋谷ユーロライブ Suspenders Guide~

    あらゆる勝負ごとは全て、追い込まれてからが面白い 最高 サス ペンダーズのライブを見ました。渋谷のユーロライブで。 とても面白かった。 もう一度、言わせてください。 とても面白かった。 旧ネタ2作と、新ネタ3作。どれもめちゃくちゃ面白かった。旧ネタは何度も繰り返し見たネタだったけど、何度見ても面白いネタだった。最高だった。とにかく、最高だった。 会場は愛に溢れていた。サスペンダーズの愛に。コロナの状況の中で、満席になるユーロライブの客席を僕は初めて見た。なんだか、自分のことのように嬉しかった。 [audio mp3="https://www.engeidaisuki.net/wp-conten…

  • Youtubeに上がってるサスペンダーズのネタ動画が面白いので全部レビューしてみた

    2014年10月12日『フォークソング部』 https://www.youtube.com/watch?v=5CNoXQn7-go&t=59s フォークソング部に入部した新人の古川さんと、フォークソング部に所属する依藤さんとのやり取りが行われるネタ。フォークソング部に入部した古川さんが、ことごとくフォークソングのジャンルとはかけ離れた音楽を嗜好していることが明かされ、正反対ともいえるジャンルの違いが面白いネタだ。体を張ったネタでもあり、「一体なぜ、古川さんはフォークソング部に入部したんだ!?」という疑問が生まれるものの、フォークソングという概念すら上塗りしかねない、徹底したデスメタル嗜好が面白…

  • 立つ腹を寝かせて眠れ~2021年2月14日 渋谷らくご14時回~

    ALL BRIGHT昨日の夜に大きな地震があった。それで、目が覚めた。すぐに家族のグループラインで、両親から「大丈夫?」のラインが来た。眠かったので、竹内力のパワー全開のスタンプで返した。弟だけ返事が来なかった。まさか死んではいるまい。朝になって「大丈夫だよ」と弟のライン。大丈夫だとは思っていたが、少しだけホッとするのはなぜだろう。目が覚めて、一通りの経済情報をチェック。Fleetをあげて、Spoonでキャストをあげて、服を着替えてジムに行った。背中を鍛えたくて、ずっと懸垂をやっていた。まるっきり生活が変わったと言えば変わった。使う先の無いお金は全て投資に使い、暇な時間は英語と金融の勉強。もっ…

  • フィボナッチしようよ

    METAL とにかく世間は、めまぐるしく変わる世間とやらは、家に帰れば石鹸で手を洗い、下手をすれば折檻なんてことにもなりかねない状況の中で、我慢の3連休の初日を迎えた。全く、どうしようもなく人と接触することが嫌になり、しつこい飲みの誘いも「会社から止められてるんで」と言って断る。或いは「親から外出するなって言われてるの」と断られる。あらゆることをシャットアウトして、ひたすらに自己研鑽に励むのだから、僕も周りからはつまらない奴だと思われていることであろう。 もちろん、外に出て遊びたいという気持ちはもちろんある。だが、海へ行くのに山登りの恰好で行くことが無いように、コロナ感染が叫ばれている最中、素…

  • The Boy with the thorn in his side

    Left and Right 右を見ても左を見ても、燃えてばかりで収拾がつかない。仕方がないので真ん中を歩いてみるのだが、右と左の熱さにうなされて、とても歩ける状況ではない。いっそ、心頭滅却すべしと心に決めて、潔く歩いてみようかと思うのだが、素足ではどうにも上手く前に進めず、「あちち」と言いながら、転がるように前に進むのが常である。 転がる石には苔が生えぬという。怖がる意志には虚仮が必要だろうか。とんと分からぬご時世の中を泳ぐにあたって、頼るべき藁はいずこにあるというのか。考えれば考えるほど八方ふさがりになるのだが、考えなければ、ふさがって行く思考の圧力に耐える力も衰えるであろうから、結局考え…

  • Don’t Stop Believin’

    Shine The Light 太陽が昇れば月が沈んで行くように、月が昇れば太陽が沈んで行くように、人生には幾度も光と闇が訪れる。陽光と月光を何度も浴びながら、我々は長大な時間を生きている。長い年月をかけて積もる雪も、夏になればすっかり溶けて透明な水になるように、或いは、春に勢い良く葉を宿した木々が、冬になればすっかり枯れてしまうように、月日はまるで行き場所を求めて歩み続ける旅人のように忙しなく、気がつけば色合いは変わり、一所に留まることがない。 毎朝、目を覚ます度に、自分の心が幸福を受け入れる準備を始める。まるで小さな器を作るように、ゆっくりと体を動かして、心を動かして、パソコンの前に立ち、…

  • うさぎの声に耳をすませて~2020年3月1日 ナツノカモ低温劇団『月の裏側』~

    しめこの兎 動物同士のアテレコをしたことがある。 北海道の旭川動物園に行ったときの話だ。 もちろん僕一人で、それも、ほんの気まぐれで。 まぁ、深くは尋ねないでおくれよ。 ちょうど、クジャク舎の前を通りかかったとき、そこでは美しい二羽のクジャクが互いに見つめ合って止まり木に止まっていた。あまりにも美しかったので写真に収めたのだが、今はどこにあるのか分からないので写真は無い。 思わず見とれてしまうほど、美しいハート型を思わせるような間合いで見つめ合うクジャクに、僕は心の中で言葉を当てていた。 それは、僕の願望であるとか、欲望であるとか、愛とは、愛し合うとは、愛するとは、とか、そういった類のものであ…

  • 夢の国でゆらゆらと~2020年1月13日 シブラクレビュー あとがき~

    経緯 今回のシブラクレビューがこちら http://eurolive.jp/shibuya-rakugo/preview-review/20200113-1/ ご承知の通り、全編にわたってディズニーランドのアトラクションで喩えたレビューになっております。 きっかけは、春蝶師匠の『死神』を見た時でした。「え、なにこれ、やばくない!?」というゾクゾクするような興奮が沸き起こったのです。というのも、前半二人、緑太さんと扇里師匠はガッツリ朴訥した染み渡るような古典だっただけに、春蝶師匠の狂気に満ちた死神を見て度肝を抜かれてしまったのです。 その瞬間に、今までは畳敷きの和室にいたのに、急にゴスロリチック…

  • あとがき~渋谷らくごレビュー 2019年12月15日~

    レモンエロウ 今回のシブラクレビューはこちら http://eurolive.jp/shibuya-rakugo/preview-review/20191215-2/ 6時間ほどの効果しか無い薬を飲み、ダルい体を押して臨んだ渋谷らくご。正直、気持ち的には「やべーな」くらいでした。 見ている時はそれほど苦痛でも無いし、四人の演者さんも凄い面白くて、こりゃ良い会に参加出来たなぁと思っていたのです。 で、玉川太福さんを見終え、インターバル中、物凄いぼんやりが襲ってきまして、薬の効果はまだ切れるには早かったんですが、物凄いぼんやりしちゃいまして。 そのぼんやりの中で、ぽーんっと、「浪曲って二人で一つだ…

  • 森野照葉 自己紹介

    出会いは億千万の 2017年4月某日。私は疲れ果てていた。急な辞令、急な転勤、急な引っ越し、急な職場。何もかもが急すぎて窮していた。 窮地の窮ちゃんだった。 アツアツのご飯に乗るどころか、アツアツの鉄板に乗せられて土下座する利根川幸雄だった。利根の川風が袂に入らず、全身を凍えさせ、そのまま利根川に流されてドザエモンになるかと思った。結局流されたのはプライドくらいのものだったが、とにかく私は疲れ果てていた。 そんな私がこの後、自分の人生を変える場所に辿り着くのだが、しばし待たれよ。 疲れ果てていて、転居先を見ずに決めてしまった。ノールックだった。ノールック投法で転居先に体がストライク、心はボール…

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