米国SaaS企業のNet Revenue Retention Rate(売上継続率)
米国SaaS企業の決算でよく登場するNet Revenue Retention Rate(≒売上継続率)。 ざっくり言うと、既存客の売上の伸びを表す重要指標です。100%以上はアップセル等で既存客の単価が上昇していることを示し、100%未満は解約の方が多いことを示しています。 1:5の法則などが有名ですが、新規の顧客獲得コストは高い為、いかに既存顧客を維持し、アップセルで単価を上げられるかがSaaS企業の成長に重要となってきます。 単純比較はできないですが、直近で開示されている各社の数値を下記に整理しました。CloudflareとDatadogはS-1より、他の企業は直近の決算(2019年7月期もしくは2019年9月期)で発表されている数値です。 DatadogのNet Revenue Retention Rateが群を抜いて高いように見えますが、この指標は成長するにつれ基本的には下がっていく場合が多い為、どの水準で下げ止まり、維持できるかがが重要となります。Alteryxなどは130%超で安定的に推移しています。
昨晩の米国市場は、TV用のストリーミング端末を提供するROKU(ティッカー:ROKU)が大幅安でした。株価は70ドルから60ドルまで、14%も急落しました。複数のアナリストが、バリュエーションの過熱感や競争激化の見通しを理由に、投資判断を引き下げたことが原因です。今回はROKUについて考えてみたいと思います。
6月14日のFOMC後に金と金鉱株は下落しました。政策金利発表前に小売売上高の経済指標が市場予想を大きく下回った為に金は1,280ドル程度まで上昇していました。最近発表された経済指標が悪かったことによりFRBは利上げやバランスシート縮小を躊躇するのではという機運が高まっていました
6月14日-15日にFOMCが開催されます。過去2回のFOMCにおいて、利上げ決定後にドルは売られ、金と金鉱株は大きく上昇しました。経済指標や雇用統計が強くないことから幾分利上げに消極的な態度をイエレン議長が示せば、今回も前回と同じような値動きになる可能性ある一方で、今回はそのシナリオも市場に織り込まれている気もするので注意が必要です。
6月8日(木)は重要なイベントが目白押しであり、英国総選挙、コミー元FBI長官の議会証言、ECB(欧州中央銀行)理事会が予定されています。すべてがリスクイベントとなっており、リスク回避の動きからか、金が買われ、金価格が急上昇しています。同時に、ここ1週間はあまり金価格に反応していなかった金鉱株も急上昇しています。
2014年12月以降に上場した(時価総額1,000億円以上の)テック系企業で、年初来の株価のパフォーマンス(≒年初来騰落率)が好調な銘柄を調査しました。その中で下記のとおり年初来パフォーマンスがよい順に5社ピックアップしました。
本日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル理事が、「経済がほぼ想定通りに進展すれば、緩やかな利上げを続けることが適切」と発言したことや、ADP雇用統計が予想を大きく上回ったことにより、CME FedWatchが算出する米国利上げ確率は95.8%までに上昇しています。なお、前日は92%、1週間前は87%でした。
FOMCの利上げが示唆されている中、米国長期金利の低下や欧州政治リスク等を背景に、直近は金価格の上昇トレンドを維持しています。一方で、直近の金鉱株の株価はやや軟調であり、(超短期的に見れば)金価格上昇のトレンドには追随していないようにも見えます。先週は、金鉱株ETFから多くの資金が流出していました。
米国の小売業界はアマゾンが一変させ、破竹の勢いで成長を続けています。アマゾンの株価は年初来で30%以上上昇しており、時価総額は50兆円を超えました。一方で、オフラインの小売業者については、変化に対応して成長を続けている会社とそうでない会社に分かれている状況であり、生き残りの戦いを強いられています。
国内ではSwitchの売れ行きが好調なことから任天堂の株価が上昇していますが、米国のゲーム株も非常に好調です。米国主要ゲーム株の3社の決算において、利益率の高いオンラインチャネルでの販売(コンテンツのアップデートやゲーム内課金)が伸張し、株価は軒並み年初来より50%程度上昇しています。
3月2日のスナップ上場を皮切りに、2017年は時価総額1,000億円を超えるテック系企業の上場が相次ぎましたので、その企業を整理しました。スナップを除けば、エンタープライズ向けのテック系企業ばかりとなっています。全体的にIPOは非常に成功しており、営業赤字であるにもかかわらず、将来性を買われた高い株価で取引されています。
金鉱株指数は、3月中旬の下値180ドルをサポートラインとして、上昇に転じており、現在は197ドル付近を推移しています。今年に入って、2回抵抗線として機能している200日移動線が209ドルにありますので、上値目標はまずは209ドルにしたいと思います。さて、今回は金鉱株の主要銘柄の時価総額と売上高に関する情報を大まかに整理します。
ビットコインをはじめとする仮想通貨が、軒並みその価格が急上昇しています。例えば、4月中旬あたりでは900ドルであったビットコインは、現在は1700ドル近辺で推移しています。リップルに関しては、この1ヶ月で価格が7倍になっています。まず、主要な仮想通貨の年初来の価格と直近の価格の騰落率を整理しました。
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