さのってぃ さん プロフィール

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さのってぃさん: Tagebuch(たーげぶーふ)
ハンドル名さのってぃ さん
ブログタイトルTagebuch(たーげぶーふ)
ブログURLhttp://yaplog.jp/kanu165/
サイト紹介文旅好きの筆者が、日常生活の諸々を斬るblog。旅行ネタは勿論、散歩ネタも公開中!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供40回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2005/02/21 18:30

さのってぃ さんのブログ記事

  • ブックレビュー(310)ー『昭和解体』
  • 国鉄の分割民営化から30年、1982年に生まれた自分にとって「国鉄」はほとんど過去のものであるが、あの騒動の残滓は今でも鉄道会社に巣食っていると感じる。中曽根首相の目指した社会党系勢力の減衰と、国鉄内部の民営化反対勢力の放逐が一つに結びつき、国労の分裂と動労の総評からの離脱により、民営化へ雪崩れ込む。顧客不在のオモテとウラの権力闘争の果てに、今のJRグループがある。過去に改革三人組の一人であるJR東海・葛西 [続きを読む]
  • 選挙戦に関する雑感
  • 街中にある選挙ポスターの掲示板に候補者の写真が並ぶようになってきた。特に自宅のある川崎市は、市長選も同日で行われるため、ある意味華やか。地方自治と国政の捉え方の違いも見えるようで、自身も含めて投票行動に興味津々。それにしても、衆院選に至るまでの経緯は考えさせられた。野党とマスコミは「大義なき解散」と批判したが、2014年12月の前回選挙から3年近くが経過しており、政権与党への信任を問うてもおかしくない時 [続きを読む]
  • ブックレビュー(309)ー『フェルマーの最終定理』
  • 17世紀フランスの数学者フェルマーが残した資料を息子が編纂し、世に出した。その資料に「立方数を2つの立方数の和に分けることはできない。4乗数を2つの4乗数の和に分けることはできない。一般に、冪(べき)が2より大きいとき、その冪乗数を2つの冪乗数の和に分けることはできない。この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる。」と書かれた定理は、その後360年間誰も証明すること [続きを読む]
  • ブックレビュー(308)ー『破獄』
  • 機会あるごとに読み続けている吉村昭の作品で、映画化もされた代表作の一つ。1936年に青森刑務所、1942年秋田刑務所、1944年網走刑務所、1947年札幌刑務所。4度も脱獄に成功した、佐久間清太郎を主人公に置いた小説。白鳥由栄という実在する脱獄者をモデルに、刑務官など多くの関係者からの取材に基づいて書かれており、その脱獄の方法など精緻に描かれている。準強盗致死罪で服役しているものの、他者を傷付けることなく、驚異的 [続きを読む]
  • ブックレビュー(307)ー『多田駿伝』
  • 1882年生まれ、陸軍士官学校15期、陸軍大学校25期、参謀次長、北支那方面軍司令官を歴任し、東条英機に疎まれて1941年に予備役編入。太平洋戦争に関与していないため余り知られていないが、日中戦争においては、対ソ脅威論に立ち不拡大を唱えていた将官だった。著者は会社勤めの傍で、本書を執筆したとのこと。ご家族へのインタビューを含めて、歴史を掘り起こしていく過程はさぞ楽しかったことではないかと思う。日本陸軍の戦略構 [続きを読む]
  • ブックレビュー(306)ー『この国のかたち(四)、(六)』
  • だいぶ間が空いてしまった。自分の怠惰を恥じる。少しまとめてになるが、読んだ本の記録は残しておく。まず、シリーズで読み続けている司馬遼太郎。(四)の中には、「別国」という題で日本史的日本を別国に変えた魔法の杖として統帥権を取り上げている。天皇大権の一つとして、司法・立法・行政から超越した存在と解釈し、これが日本を変容させたという論。一見、もっともらしい論ではあるのだが、現実問題として軍部が議席を保有 [続きを読む]
  • ブックレビュー(305)ー『この国のかたち(三)』
  • 相変わらずのちまちまとした読書とそのレビュー。今回は「ドイツへの傾斜」という項目で最後に、ドイツを買い被っている人は多かったが、ドイツをよく知っているという人はいなかったというのである。こういう面からみても、日本の近代化時代のドイツ偏重や、陸軍におけるドイツ傾斜というのは、一種の国家病のひとつだったとしかおもえない。とあった。確かに、日独伊三国同盟のように米英を刺戟する条約を強く押した大島駐独大使 [続きを読む]
  • ブックレビュー(304)ー『この国のかたち(二)』
  • 通勤の帰宅時に少しずつ読んでいる。二冊目に入り、著者もこなれてきたのか日本各地の風俗・文化なども交えながら日本の歴史を説く。だが、時折首をかしげるような話も出てくる。例えば、「汚職」という回にあった記述。原則論ふうにいえば、国民国家とは、国民が自己と国家を同一視し、しかも国民はたがいに等質であるとする国家である。国民が自らを国家と同一視するのが条件ではないだろう。文化を共有するNation=民族が統治機 [続きを読む]
  • 今夜は映画評論(113)ー『ザ・コンサルタント』
  • 田舎町の会計士でありながら、実は裏で闇社会の資金洗浄などを手掛けており、火の粉は実力で振り払う最強の男をベン・アフレックが演じている作品。そのベン・アフレックに似ているよ、と言われて観たのだが、何とも不思議な映画だった。元々自閉症だったクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は、陸軍軍人の父から社会で生き抜く術を厳しく教えられる。天才的な頭脳を活かして会計士の仕事をしながら闇の金を扱い、儲けはカウ [続きを読む]
  • ブックレビュー(303)ー『この国のかたち(一)』
  • 司馬遼太郎の歴史小説ではなく、彼が少し躊躇いながら連載をしたエッセイをまとめた本を手に取る機会を得た。圧倒的な取材力や構想力から、その作品はまるで史実のように感じてしまうが、決してそうではない。しかし、そう感じてしまうほどの迫力を持った作品であるのは間違いない。本書では、著者が日頃考えている「日本」に関することを、その豊富な知識をベースに語っている。もっとも印象的であったのは、「統帥権の無限性」を [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(121)ー『ラーメン二郎 京急川崎店』
  • 神奈川県の免許保有者が5年に一度巡礼する「二俣川」へ会社を休んで行き、午前中を丸々費やして新しい免許を受け取る。帰り道、昼食を食べようと思い、横浜からあえて京急に乗って川崎で下車、カンカン照りの下、店を目指す。京急の踏切脇にあるのだが、交通量が極めて多い国道409を渡る必要があり、遠回りを強いられる。5人ほどの待ちで着席し、14時前の落ち着いた店内でしばらく待つ。濃い眉毛が印象的な店主の声が小さく、コー [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(120)ー『梅光軒』
  • 旅先でのラーメン開拓を行っているが、定番中の定番のこちらの店も紹介しておく。旭川ラーメンと言えば、『蜂屋』か『青葉』とこのお店だろう。一番最初に行ったのもここだったが、紹介は後になってしまった。常に観光客で並んでいる印象もあり避けていたのだが、2月の渡道は平日ということもあったので久しぶりに暖簾をくぐる。ちょうど12時で混んでいるかと思いきや、何とガラガラ。地元利用というよりは観光利用ばかりなのだろ [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(119)ー『梁山泊』
  • 2月のある日、学校の後輩に唆されて京急を撮影に出陣。後輩の地元である能見台付近で撮影しているとお昼時になったので、駅前にある中華料理屋へ入る。地元過ぎるせいか後輩も初利用とのこと。昭和臭漂う店内にはちらほら家族連れも入り、街の中華屋さんといった風情。豊富なメニューに迷ったが、店名を冠した「梁山泊そば」(720円)にする。案外を時間を要して登場したのは、餡に包まれた野菜炒めが載った、優しいラーメンだった [続きを読む]
  • ブックレビュー(302)ー『史実を歩く』
  • 読んだ順序が前後してしまうが、簡単に読めたので先に紹介しておく。このところ小説と言えば吉村昭と言わんばかりに読んでいるが、本書は『ひとり旅』と同じように、自らの作品とそれに関するエピソードをまとめたもの。それぞれの作品の裏側を覗くことができるのが興味深い。伝説の脱獄囚を書いた『破獄』では、関係者を丁寧に探し出して真実をあぶり出す様子が伺える。警察の公式記録である『北海道警察史』の記述ですら、ドラマ [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(118)ー『ニューハルピン』
  • 上越地方は豚骨ラーメンが主流と聞くが、その中でもライダーに知られた名店が直江津駅近くにあるので訪れることにした。直江津駅周辺であると、普段は『宝来軒』であるがこの日は定休日だったので新規開拓にはちょうど良かった。扉を開けると給水機の前で待つ人4人。だが、回転は速いので、すぐに座れた。「ラーメン」(600円)と「ぶためし」(200円)を頼む。調理も手早く、すぐに頂ける。スープは豚骨の旨味を感じられ、とろみ [続きを読む]
  • ブックレビュー(301)ー『ある明治人の記録』
  • 読後から時間が開いてしまったので、端的に。会津藩出身の陸軍大将・柴五郎の名前を知っている人は少ないと思われる。場合によっては、1900年の義和団事件の際に中国へ派遣され、その冷静沈着な行動が諸外国から賞賛された軍人として記憶しているかもしれない。だが、彼の生涯は生半可な苦労ではない。否、苦労では足りないくらいの険しい道のりであり、不遇な中からいかにして立ち上がったのかを、本人の回想録をベースに書かれた [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(117)ー『麺屋こころ 溝の口店』
  • だいぶ時間が開いてしまったが、1月の寒い日の「まぜそば」初体験について記録しておく。自宅近くのラーメン屋巡りもだいぶ進んでいたが、いつも行列のこの店は中々手出しできなかった。しかし、最近流行っているらしい台湾風まぜそばの話を聞き、好奇心に負けて並ぶことに。14時過ぎに訪問したが、それでも15分くらいは待ったかと思う。看板メニューである「台湾まぜそば」(780円)の食券を求め、カウンターで待つ。老若男女が並 [続きを読む]
  • ブックレビュー(300)ー『空白の戦記』
  • ブックレビューもついに300回、blog化を始めてからの300冊であるから実際に読んだものはこれを上回っているのだが、年50冊(≒週1冊)を目標に続けていきたい。節目の回に、最近はまっている吉村昭の本が来たのは、何かの因縁だろうか。本書では、1935年に台風被害で海軍艦艇の艦首が破断した第4艦隊事件を扱った「艦首切断」、その前年に発生した水雷艇「友鶴」の転覆事故の「顛覆」など6編が収録されている。記録小説の大家であ [続きを読む]
  • ブックレビュー(299)ー『日本海軍400時間の証言』
  • 戦後、帝国海軍の軍人が集まり、「海軍反省会」を行っていた。この録音テープが発見され、NHK取材班がテレビ化しているのだが、その番組を文庫化したもの。ハードカバーが出た際に立ち読みをしたが、ハードカバーで買うほどのものではないと感じており、文庫化されたので購入。内容は取材班6名が分担したもので、それぞれの視点で証言内容を取り上げている。こういったものの特徴なのかもしれないが、記者自身の話(子供が産まれて [続きを読む]
  • ニンニク入れますか?(116)ー『江戸一』
  • 会社帰り、夕飯にしたいが22時を回って飲み屋くらいしか行き場がない。大井町駅界隈を探索すれば何かあるだろう、そう頭の片隅で考えつつも、結局はラーメン屋を目指してしまう貧困な舌には困ったものだ。東急の改札口を出てすぐにある『江戸一』は、存在は知っていたものの入ったことがなかった。正直、余り綺麗とは言えない店構えだったので躊躇っていたのだが、意を決して暖簾をくぐる。「豚鳥つけめん」(700円)を頼むと、餃 [続きを読む]
  • ブックレビュー(298)ー『昭和の戦争』
  • 最近は日中戦争・太平洋戦争を巡る世界の動きに関心があるのだが、これは「日記」に残された日常やその場の感想を基に、彼らが何を考えてどう感じたのか、その時代を理解する手助けとして紹介してくれる。政治家や軍人の日記はよく引用されるが、喜劇役者古川ロッパの日記が面白い。戦時下でも最初の頃はかなり贅沢をしており、食事や街の様子でそれが見て取れる。しかし、灯火管制の開始など次第に街が暗くなっていく。文化人で経 [続きを読む]
  • ブックレビュー(297)ー『日米開戦と情報戦』
  • 情報をどのように解釈するのか、というのは重要なことでこうしたインテリジェンス活動は日本人が苦手とするところだった・・・という。だが、現実には米国や英国でも誤訳や誤読による思い違いが存在していた。日本では、情報を独善的に解釈して脅威や戦果を誇張し、不都合な真実は闇に葬られていった。そして、陸海軍や政党間の対立によって政策決定は歪められていく。幾ら優駿な人物であっても、真実を直視し情報を活用することが [続きを読む]
  • 書籍購入記録
  • またしばらく放置してしまったが、3冊購入。こちらは読了。両論併記と避決定、という罪は現代日本でも繰り返されていると思う。海軍反省会、というのが戦後行われたのだがその記録。文庫化されたので、読みやすくなった。やはり最大の関心事はこれ。歴史は示唆に富む。 [続きを読む]