たこやき さん プロフィール

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たこやきさん: 新・たこの感想文
ハンドル名たこやき さん
ブログタイトル新・たこの感想文
ブログURLhttp://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/
サイト紹介文ミステリを中心とした書評と、アニメ・競馬予想のブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供371回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2005/05/21 03:32

たこやき さんのブログ記事

  • (書評)グランドマンション
  • 著者:折原一老朽化した賃貸マンション・グランドマンション1号館。まもなく、隣に高層マンションである2号館の建設が始まる、という中、騒音問題、住居侵入、ストーカー……次々とトラブルが発生して……というグランドマンション1号館で起こるトラブルを描いた連作短編集。全7編収録。著者の作品で、短編集っていうのは、かなり久しぶりに読む気がする。どちらかというと、長編を書く作家、という印象が強いだけに。ただ、読 [続きを読む]
  • (書評)ガーリー・エアフォース8
  • 著者:夏海公司アンフィジカルレイヤーで目の当たりにしたのはザイの正体とグリペンの理不尽な運命。彼女を救うため、これ以上、戦いはしないと慧は決意する。そんな中、新ドーターの運用試験を行っていたイギリスの基地がザイの戦略兵器によって消滅。そして、次なる目標となったのは小松基地。慧とグリペンを欠く独飛は苦戦を強いられて……一年以上ぶりに読んだ続編。前巻で世界観について大分、深く切り込んでいったわけだけど [続きを読む]
  • (書評)今夜、君に殺されたとしても
  • 著者:瀬川コウついに4人目が殺された。現場に残されたのは、謎のヒモと鏡。容疑者として見られているのは、一度は逮捕されたが、途中で逃亡した女子高生・乙黒アザミ。それは、僕・橘終の双子の妹だ。そして、僕は、そんな妹をひそかにかくまっている……物語としては、吸血事件、少女誘拐事件、そして、連続殺人といったものが起こり、その真相を暴いていく、という連作短編の形なのだけど、そこには終始、「向こう側」に行って [続きを読む]
  • (書評)黒豚姫の神隠し
  • 著者:カミツキレイニー沖縄本島からさらに遥か南に位置する孤島・宇嘉見島。人をかどわかす黒豚の悪神・ウヮーガナシーの伝説があるこの島で、映画好きの少年・ヨナは、秘密めいた転校生・波多野清子の歌声にほれ込み、彼女を主役とした『オズの魔法使い』の映画を撮影しようとするのだが……良いファンタジー作品だな。物語は、冒頭に書いた通りの形で始まる。最初は、映画を撮りたい、として清子の周辺を撮影。そこで見たのは、 [続きを読む]
  • (書評)ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを
  • 著者:内山純新宿に本社を置く不動産仲介業者・ツノハズ・ホーム。居住用物件を扱う賃貸二課に所属する澤村のパートナーとなったのは、美人で成績もよいが、先輩使いが荒い神崎くらら。くららの言うままに、大家と店子の間を駆け回ることになるが、そこには不思議な事件が次々と現れて……という連作短編集。全4編を収録。まず思ったのは、過去2作とは大分、趣を変えてきたな、ということ。そんなに暗い話にならない、という点で [続きを読む]
  • (書評)うちの姉ちゃんが最恐の貧乏神なのは問題だろうか
  • 著者:鹿島うさぎ学校では万年ビリで、超貧乏人の俺、神春紫苑。なぜそこまで貧乏なのかと言えば、自称・お姉ちゃんの貧乏神・福乃が取り憑いているから。福乃は見た目は幼女のみたいだが、怒ると本当に怖い。そんな俺は、家賃2000円の押し入れに住んでいるのだが、その部屋に御園樹愛理沙と百合沙という双子の姉妹が引っ込してきて、しかも、胸糞の悪い事件に巻き込まれて……最初に物語の設定を書いておくと、舞台となる町は [続きを読む]
  • (書評)声も出せずに死んだんだ
  • 著者:長谷川也ある日、レオナは殺された。現実には存在しないキャラクターであるレオナ。彼女の死を嘲笑った世間を戦慄させるため、千裕は計画を練る。犯行声明をWEB上にアップし、女子誘拐を決行するのだが……第37回横溝正史ミステリ大賞・奨励賞受賞作。なんか、この本を読んでいて、ネット黎明期のことを思い出した。物語の根本にあるのは、レオナというキャラクター。ネット上において、多くの人々が参加し、レオナとい [続きを読む]
  • (書評)俺の股間がエクスカリバー!
  • 著者:遠野渚魔王の復活により、凶悪な魔物が溢れた世界。勇者の一族に生まれた青年・ヴァンは、エルフの姫・シルフと共に幾多の困難を乗り越え、魔王城へとたどり着く。あまりに強力な魔王・メサイヤの前に窮地に陥るヴァン。そんなとき、魔王を封印する聖剣・エクスカリバーを召喚するという光の玉が輝きだし……ヴァンの股間にピンク色の象さんが現れた!書店で見かけ、そのタイトルに思わず購入してしまった……著者は、美少女 [続きを読む]
  • (書評)希望が死んだ夜に
  • 著者:天祢涼川崎市で中学生の少女が殺害された。逮捕されたのは、その少女の同級生である冬野ネガ。殺害そのものは認めているものの、動機については語ろうとしない。「あなたにはわからないよ」 若手刑事の真壁は、少年課の女性刑事・仲田とともに彼女の動機を探るが……滅茶苦茶に重い……物語は、文字通りに、冬野ネガが、なぜ同級生を殺害したのか、というホワイダニットを巡る話。真壁と仲田が関係者らに聞き込みをするパー [続きを読む]
  • (書評)6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。
  • 著者:大澤めぐみやりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生・香衣。サッカー部のエースで香衣の恋人のはずの隆生。香衣に一目ぼれした不良・龍輝。ある秘密を隠しながら暮らすセリカ。そんな4人の物語。過去2作、『おにぎりスタッバー』『ひとくいマンイーター』は、非日常的な要素を多く含んだ物語だったのだけど、今回は、現実的な世界観の中でまっすぐに描かれた青春小説。裏表紙のあらすじで「劣等感、憧れ、恋心 [続きを読む]
  • (書評)かがみの孤城
  • 著者:辻村深月ある出来事をきっかけに学校へと行けなくなってしまった中学生のこころ。家で過ごしている5月のある日、部屋の鏡が輝きはじめ、その先には城が……。集められたのは、こころと同じような境遇の7人の中学生。9時から17時の間だけ滞在が許されるそこで、ある課題が出される。猶予は1年間。そこに集まるうちに、7人は打ち解けていくのだが……世界設定は結構、非現実的なものがあるのだけど、いや、だからこそこ [続きを読む]
  • (書評)イノセント・デイズ
  • 著者:早見和真田中幸乃、30歳。元恋人に対するストーキングの末、その家に放火をし、元恋人の妻と子供たちを焼死させた罪で死刑判決を受けた。凶悪犯としてメディアを騒がせる彼女は一体、何者なのか? 彼女の人生に関わってきた人々は、ニュースを見ながら彼女のことを追想する。これは凄い。粗筋で書いたように、物語は田中幸乃を知る人々が、その関わった当時のことを思い出す形で進展していく。そして、第1章では、事件の [続きを読む]
  • (書評)可愛ければ変態でも好きになってくれますか?4
  • 著者:花間燈ラブレターの差出人は妹の瑞葉だった。学校だけでなく、安住の地である自宅でも、瑞葉のラブラブ波状攻撃に悩まされることに。こうなったら、家出してやる! そんな中で、瑞葉の思わぬ性癖まで明らかになって……妹、覚醒!とは帯に出ている言葉なのだけど、文字通り、一気のアプローチ。物語は、最初こそ、ただの妹だと思っていた瑞葉が義理の妹であり、自分のことを思ってくれている、ということに戸惑う、という感 [続きを読む]
  • (書評)天保院京花の葬送 フューネラル・マーチ
  • 著者:山口幸三郎千千良町にある廃墟・旧杜村邸、通称・幽霊館。そこで殺人事件が発生する。そこへ派遣されてきたのは、喪服に身を包んだ少女・天保院京花。第6感を備えた彼女は、そこであるものを見る。そして、そこから物語は始まり……幽霊館ではかつて、「毒入りミルク事件」と呼ばれる多くの児童と館の主・時子が死亡した事件が起きていた。そして、その杜村家の人間でありながら、ゴロツキでしかなかった杜村鳶雄が今回、被 [続きを読む]
  • (書評)詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる
  • 著者:樫田レオ最近、他の人には見ることのできない人の形をしたものを視ることが出来るようになった藍川啓人は、2年前に事故死した幼馴染・高森閑香に似た絵が飾られた家に引き付けられる。その家の主・梅ヶ枝詩葉は、彼が見ることが出来るようになったものは、人の想いや言葉が形になった「迷い言」であることを教えてくれる。そして、詩葉は、その言葉を聞くことができる「伝え人」だという。啓人は、閑香の最期の言葉を知るた [続きを読む]
  • (書評)ワルツを踊ろう
  • 著者:中山七里勤めていた会社を解雇され、さらに父も逝去。20年ぶりに故郷へと戻ることとなった了衛。そこは、7世帯9人しか住人のいない限界集落。曲者しかいないその地域に何とか溶け込もうとする了衛だったが……ある意味、ものすごい作品。何と言っても、登場人物全員誰にも感情移入できない(笑)自分が書いた粗筋は、田舎にUターンしてきた主人公が、田舎暮らしの慣習とか、そういうものに翻弄されながらも孤軍奮闘して [続きを読む]
  • (書評)暗闇のアリア
  • 著者:真保裕一夫は自殺ではない。真佐子の元へ入ったのは経産省官僚である夫が自殺した、という一方。状況としては、確かに自殺そのもの。しかし、夫は自殺をするような人間ではない。真佐子は夫の死の真相を一人調べ始める。一方、真佐子からの相談を受けた元刑事の井岡は、過去の事件を探り始めるが、真佐子の夫の周辺で自殺者が相次いでいることに気づき……うーん……途中までは面白かったんだけどなぁ……冒頭に書いたように [続きを読む]
  • (書評)カネは敗者のまわりもの
  • 著者:玖城ナギ金額次第では超常現象すら買える悪魔の金「魔石通貨」。その争奪戦である「取引」に明け暮れる高校生・失井敗斗は、戦利品として手に入れた「資産」の少女・メアリの所有者となる。カネ至上主義の敗斗は、メアリを売り飛ばそうとしたり、命がけの「取引」に巻き込んだりするのだが……第23回ファンタジア大賞・大賞受賞作。「お金」を巡る物語。あとがきで書かれている言葉なのだけど、正直なところ、それが実感で [続きを読む]
  • (書評)美少年椅子
  • 著者:西尾維新生徒会長に選ばれた眉美。だが、彼女を補佐する副会長の長縄は、美少年探偵団を非公認組織として危険視し、その壊滅を提案する。一方、生徒会長選挙で敗れ、姿を消した沃野禁止郎を探すものの、その手がかりを得られずにいた。間に立たされた眉美は、ライバル校・髪飾中学の生徒会長・札槻嘘の協力を求めて……今回はあまり謎解き面はなかったかな? どちらかというと「繋ぎ」という印象の巻。単身、髪飾中学へと乗 [続きを読む]
  • (書評)メルヘン・メドヘン3
  • 著者:松智洋、Story Worksいよいよヘクセンナハト第2夜、アメリカ校戦を迎えることとなった葉月たち。試合を目前に、怪我で戦線離脱していた日野さちも復帰したそんなとき、葉月は東京観光をしていたアメリカ校の面々と知り合う。だが、そんな矢先、アメリカ校のリーダー・リンの暗躍により、静が十三人委員会に召喚され、葉月たちの前から姿を消してしまい……なんか、3巻にして、ようやく外部との戦い、という形に [続きを読む]
  • (書評)サイバー戦争の犬たち
  • 著者:一田和樹派遣社員をしながら、ネットでの裏家業をしている佐久間は、ある日、アメリカのサイバー軍需企業・ベータの内情暴露のハッカーに仕立て上げられてしまう。最新のサイバー大量破壊兵器・B9により、佐久間を追い詰めていくベータ社。このままでは身の破滅。そんな状況の中、佐久間は天才ハッカー・綾野ひとみと共に反撃を試みて……物語が全部終わり、さらにあとがきまで読んで、なるほど、と納得するところが多くあ [続きを読む]
  • (書評)算額タイムトンネル
  • 著者:向井湘吾数学大好き少女である真鍋波瑠が手にした神社に眠る絵馬。そこには幕末の武士が神社に奉納した「算額」が……。魔法のように出現する「数式」を通し、出題者とのやりとりが始まって……なんか、すげー独特の世界観。粗筋では、波瑠だけの物語のように思えるのだけど、物語の視点は2つ。冒頭に書いた波瑠と、幕末の武士・実信の視点で綴られる。正直なところ、二人のやり取りの中で出てくる「算額」「数学」について [続きを読む]
  • (書評)通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?4
  • 著者:井中だちま「マーくんがお母さんに甘えてくれるなんて……夢みたいだわ」 大金につられ、カジノの街へと赴くこととなった真人。しかし、ギャンブルに否定的な真々子がいたのでは……。ワイズの計画で、真人は真々子とデートすることに。そのころ、ワイズたちは、カジノで大負けし、カジノの景品になってしまって……母子デートっていうけど……これは真人、恥ずかしい! いや、喫茶店で、同じグラスの飲み物をハート型のス [続きを読む]
  • (書評)反撃のスイッチ
  • 著者:大門剛明大手人材派遣会社社長であり、毒舌コメンテーターとしても知られる原沢の娘が誘拐された。誘拐したのは、生活困窮者の自立支援をするジョブトレーナーの沖田と、彼が金で誘った就労生たち。その娘の釈放の条件は……うーん……なんか、もやもやとした気分になるなぁ……司法に関しての作品、という印象の著者だけど、生活保護とか、そういう福祉方面での話なども多く手掛ける著者。そんな著者らしく、生活困窮者の側 [続きを読む]