たこやき さん プロフィール

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たこやきさん: 新・たこの感想文
ハンドル名たこやき さん
ブログタイトル新・たこの感想文
ブログURLhttp://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/
サイト紹介文ミステリを中心とした書評と、アニメ・競馬予想のブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供368回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2005/05/21 03:32

たこやき さんのブログ記事

  • (書評)サイメシスの迷宮 逃亡の代償
  • 著者:アイダサキ東京都下で発生した幼女殺害事件。超記憶症候群のプロファイラー・羽吹は、遺棄の状況から、8年前に埼玉県で発生した連続女児殺害事件を模倣していることに気付く。その犯人・入谷謙一は、ふた月前に獄死。羽吹は、相棒の神尾と共に入谷の周辺の聞き込みをするのだが……シリーズ第2作。前作は、羽吹と神尾が出会い、両者が「相棒」になるまで、という部分に多くの分量が割かれていたのだけど、本作は最初から相 [続きを読む]
  • (書評)レッドリスト
  • 著者:安生正記録的寒波に襲われた東京で、原因不明の感染症が発生。厚労省職員の降旗は、国立感染症研究所の都築と共に原因究明にあたる。だが、そんな中、六本木で無数のヒルに襲われて女性が死亡する事件、さらに地下鉄構内では、バラバラにされた複数の遺体が発見され……雰囲気としては、デビュー作『生存者ゼロ』に近いかな?著者の作品としては比較的よくある多視点での物語。一応、ネタバレになってしまうのでいうと、東京 [続きを読む]
  • (書評)青春失格男と、ビタースイートキャット。
  • 著者:長友一馬高校入学のその日、野田進は桜の木から落ちてきた少女・宮村花恋と運命的な出会いを果たす。彼女に告白され、誰もがうらやむ高校生活を……という状況だったが、進の気持ちは晴れない。そんな進にエキセントリックな天才児・西條理々は言う。「あなたは、青春不感症なんです」と……第30回ファンタジア大賞・審査員特別賞受賞作。なんか、わかるようなわからないような……。そんな感覚を覚えながら読んだ。主人公 [続きを読む]
  • (書評)オリンピックへ行こう!
  • 著者:真保裕一卓球、競歩、ブラインドサッカーを題材にした作品を収録した短編集。一応、この作品、「行こう!」シリーズの第4作という扱いになっているのだけど、過去の3作も話のつながりなどはなかったし、今回に関しては3作の間のつながりも特にない。なので、シリーズ作品として意識する必要はないだろう。そして、非常にまっすぐなスポーツ小説と言える。全体の半分以上の分量を誇る1編目『卓球』。幼いころから、卓球が [続きを読む]
  • (書評)僕らの世界が終わる頃
  • 著者:彩坂美月不登校になって1年。優等生である兄と比べて……という劣等感に苛まれる工藤渉は、そんな思いから小説を書き始める。自分の住む街を舞台に、知り合いをモデルとしたそれをWEB上に公開すると、予想外の反響が。しかし、そんな中、彼の元には公開を中止せよ、という警告が……。そして、渉の小説を模したかのような事件が発生し……最初に告白すると、著者の作品ってこれまでちょっと苦手な意識があった。全部の作 [続きを読む]
  • (書評)噺家ものがたり 浅草は今日もにぎやかです
  • 著者:村瀬健将来に悩む大学生・千野願は、就活の面接に向かうタクシーのラジオから流れる落語に心打たれ、衝動的にその落語家・創風亭破楽への弟子入りを決意する。何度断られても粘り強く頼み込み、前座見習いにしてもらうのだが……第24回電撃小説大賞・選考委員奨励賞受賞作。落語を題材にした小説。個人的には、大倉崇裕氏の「季刊落語」シリーズや、『オチケン!』シリーズなどが思い浮かぶ。これらに限らず、落語を題材に [続きを読む]
  • (書評)ジャナ研の憂鬱な事件簿3
  • 著者:酒井田寛太郎海新高校ジャーナリズム研究会に所属する啓介と真冬が不可解な事件に巻き込まれる短編集第3作。全3編を収録。と毎回のように説明しているのだけど、この巻は、いつも以上に「ジャナ研」が関係なかったような。まぁ、米澤穂信氏の古典部シリーズとかもそうだけど、同じ部活に入っている、というのが一つのポイントなのかな?1編目『自画像・メロス』。優秀な消防士であり、引退後は画家としても活動していた真 [続きを読む]
  • (書評)コンタミ 科学汚染
  • 著者:伊与原新就職のため、気鋭の生物学者である宇賀神にこき使われる日々を送る大学院生の圭。ある日、宇賀神と共に訪れたニセ科学批判を繰り広げる大学教授・蓮見から思いがけないことを聞かされる。それは、宇賀神のライバルであり、想い人でもある研究者・桜井美冬が行方不明であること。そして、その名前が、ニセ科学商品を売る会社所属として記録されていること。研究者としての「死」に等しい行為に美冬は手を染めてしまっ [続きを読む]
  • (書評)出会ってひと突きで絶頂除霊!2
  • 著者:赤城大空乳避け女を退け、退魔師の仮免許を取得することが出来た晴久たち。だが、その後の失敗続きで早くも、その仮免許剥奪の危機に……。そんなとき、晴久の絶頂除霊が濫発されないよう監査官が派遣されることに。その監査官とは文鳥桜。彼女は晴久と同じ施設で育った妹のような存在で……第1巻はキャラクター紹介みたいな面が強かったこともあり、第2巻になってギャグとかがパワーアップしたような感じがする。第1章は [続きを読む]
  • (書評)そして僕らはいなくなる
  • 著者:にかいどう青優等生の「着ぐるみ」をかぶって日々を過ごす宗也。行方不明になった幼馴染を探しに出た先で事故にあった彼は、断片的な幻覚に襲われるように。少女をバラバラにする。まるで、殺人犯のような視点が展開される中、クラスでも孤立している少女・志緒と共にその謎を追うが……という風に書くと、物語がいきなり展開するように感じるのだが、実は、主人公がその奇妙な幻覚を見るようになるまで50頁くらい。そこま [続きを読む]
  • (書評)恋してるひまがあるならガチャ回せ!
  • 著者:杉井光夢も将来も彼女もない留年寸前の大学生である俺。バイト代を全てスマホゲーにつぎ込む日々を送る俺の前に、旧華族のお嬢様・薗村紗雪。全く違う世界に生きる存在と思っていた彼女もまた、重課金者で、スマホゲーのライバルとして俺の前に立ちはだかってきて……個人的に著者の作品って、周囲の人間がボケ担当で、主人公がツッコミ役という立ち位置の作品が多いのだが、この作品の場合、どっちもどっちだなあ、という感 [続きを読む]
  • (書評)極小農園日記
  • 著者:荻原浩毎日新聞で連載された表題の通りのエッセイなどを中心としたエッセイ集。構成としては、第1章と、最終章が表題のもの。第2章がJR東日本の車内誌に掲載されたもの。そして、第3章がその他の媒体に掲載されたものを集めたもの、という形になっている。第1章の話についていうと、庭に作った文字通り、猫の額ほどの畑でこんな野菜を作っている。そのときに、っていうので、なかなかにマニアック。言葉としては知って [続きを読む]
  • (書評)死なせない屋
  • 著者:七尾与史医師免許国家試験に失敗し4浪が決定した良太。途方に暮れている彼に、謎の美女が声をかける。アルバイトとして、「死なせない屋」をしないか、というのだが……いつもながら、トリッキーな設定での物語。ただ、意外というと失礼だけど、ちゃんとミステリーをしていた。物語は、3章構成で、第1章で、良太がスカウトをされ、いきなり拷問の末、死にかけている男の救助活動に駆り出される。そこは、特に謎とかなく、 [続きを読む]
  • (書評)集団探偵
  • 著者:三浦明博東京への転勤が決まった青柳流人。家賃を節約するために入ることにしたのは、多摩にあるシェアハウス・シュアハウス銀杏坂。居住することになって知ったのは、そこに住まう人々は変人揃いということ。そして、住人の義務として、「探偵会議」に参加することが義務付けられていて……という感じで始まり、色々な事件に住人たちが挑む連作短編集。著者の作品を読むのはかなり久々なのだけど(実に6年半ぶり)、この作 [続きを読む]
  • (書評)タイムシフト 君と見た海、君がいた空
  • 著者:午後12時の男始まりは夏休み最後の日。道に迷っていたレキは、民家の庭木に上り猫を助けようとしていた少女・リノと出会う。探偵業などを営むカリナの家で共に居候することになった二人は、だんだんと惹かれていって……。しかし、この世界は大きな不具合を抱えていて……なんか、だんだんと置いてけぼり感を感じてしまった、というのがどうしても思うところかな?物語の冒頭で、レキの目の前から、リノ、カリナが消えてし [続きを読む]
  • (書評)空気の検閲 大日本帝国の表現規制
  • 著者:辻田真佐憲検閲は良くない。戦前、日本では厳しい検閲が行われ表現の自由は大いに制限されていた。そのようによく言われる。しかし、では、実際、どのような形で、どのように規制がされていたのかはあまり議論に上らない。1928年〜45年の間の、検閲についての歴史を紐解くことにより、その実態を考察した書。著者が序章でいうように、確かに、「検閲はダメ」というが、じゃあ、それがどういうものなのかよくわからない [続きを読む]
  • (書評)通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?5
  • 著者:井中だちまゲーム世界の母親No.1を決める「天下一母道会」に出場したいという大好真々子。息子としては嫌ながらも、渋々、参加を認める真人だったが、真々子は優勝候補として大いに注目を浴びていて……。そして、スタッフとして大会に参加することとなった真人は、なぜか、様々な種族の母親からモテモテで……今回は、結構、ギャグ的な話が多めだったな。というか、真々子さん無双過ぎるだろ!獣人だったり、エルフだっ [続きを読む]
  • (書評)悲終伝
  • 著者:西尾維新惑星サミットを前に、地球によって全滅させられてしまった太陽系。擬人化した地球を、その場で殺そうとした空々空だったが……シリーズ完結編。というか、これでまとまるとは思ってもみなかったよ!シリーズ完結編、というからにはシリーズの敵である地球との決戦を、という風に思うのだけど、その決戦へ進んでいかない。そもそも、地球によって太陽系が全滅させられ、宇宙船・悲衛もまた、地球へと戻るすべを喪って [続きを読む]
  • (書評)探偵少女アリスの事件簿 今回は泣かずにやっています
  • 著者:東川篤哉「何でも屋タチバナ」を経営する橘良太と、お得意さんである隣町の探偵・綾羅木孝三郎の娘・有紗が事件の謎を解くシリーズ第2作。全4編を収録。シリーズ2作目と言っても、読んだのは実に3年ぶり。前作は、溝の口という土地を活かした話もあったんだけど、今回はあまり、そういうのがなかったなぁ、というのがまず思ったこと。1編目『名探偵、夏休みに浮かれる』。キャンプへ赴いた有紗たち。そこで、それぞれが [続きを読む]
  • (書評)→ぱすてるぴんく。
  • 著者:悠寐ナギ「わたし、引っ越してきちゃったんです」 他人との関りあいを避け、ぼっちとしての日々を送る緋色。そんな彼は、ネットで知り合い、その恋人となったネット恋愛の恋人・スモモがいた。決して会うことが出来ない彼女……しかし、新年度、そのスモモは、緋色と同じ高校に入学して……第7回、講談社ラノベ文庫新人賞佳作作品。面白かった。けど、同時に思ったのは……著者と世代の壁を感じるなぁ……ってことだったり [続きを読む]
  • (書評)沸点桜
  • 著者:北原真理歌舞伎町の風俗店でセキュリティをするコウは、元情婦のシンプの指示で店から逃亡したユコを連れ戻すため、成城の豪邸へ向かう。しかし、そこには敵対する角筈が雇った殺し屋たちが……。窮地を躱したコウは、ユコと共に幼い日を過ごした町に潜伏し……第21回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。この日本ミステリー文学大賞新人賞は、毎年チェックしている新人賞だけど、その中でも上位に入る出来じゃないかと思 [続きを読む]
  • (書評)スーパーカブ2
  • 著者:トネ・コーケン小熊がスーパーカブを買って数か月。季節は変わり、南アルプスの麓に吹く風は日々冷たくなっていく。かじかむ指、かかりにくくなるエンジン。向かい風に、雪の積もった道……。同じバイク乗りの礼子と共に、試練の季節に……あとがきで著者が「愛憎入り混じったと思われる、冬が題材」と書いているとおり、文字通り、冬のバイク乗りがどういう風に大変なのか、というのに大きく尺を割いた形になっている。物語 [続きを読む]
  • (書評)悲球伝
  • 著者:西尾維新突如途絶えた人工衛星「悲衛」の消息。空々空を含めた部隊を救うため、地球残留組である杵槻鋼矢、手袋鵬喜、そして人造人間『悲恋』が動き出す。天才たちを集めた救助船『リーダーシップ』、そして、アフリカの新興国『人間王国』へと赴くのだが……シリーズ第9作。完結を目前とした繋ぎの話、という感じ。空々空はほぼ出てこない。そして、ぶっちゃけ、冗長(苦笑)物語は、リーダーシップに潜入した杵槻鋼矢、悲 [続きを読む]