chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
苗村屋
フォロー
住所
中国
出身
京都府
ブログ村参加

2005/05/22

arrow_drop_down
  • 2329 『海賊と呼ばれた男』

    ◇2329 『海賊と呼ばれた男』 >百田尚樹/講談社文庫仕事とは何かを考えさせられる本だった。本書の存在は以前から知っており、いつか読みたいと思っていたもの。たまたま友人との会話で話題にのぼり、これを機にとおもってAudibleで聞いてみた。ちなみにAudibleの聴

  • 【ドラマ】 『星から来たあなた』

    最近、考えさせられる重めの内容のドラマが多かったので、少しコメディタッチの軽いものをと思い見てみたもの。主役は『サイコだけど大丈夫』でも主演を務めたキム・スヒョン氏。今回は400年前に地球にやってきた宇宙人という役柄。韓国ドラマは、タイムスリップしたり、幽

  • 2328 『老子』

    ◎2328 『老子』 >蜂屋邦夫訳/岩波文庫今まで読んだ中国古典の中では、一番好きかもしれない。これまで読んだと言っても「四書」と呼ばれる『論語』『大学』『中庸』『孟子』と『貞観政要』くらいだが、長すぎず、警句のようでいてちょっと考えさせられる内容。繰り

  • 【ドラマ】 『哲仁王后~俺がクイーン!?』

    朝鮮王朝モノは、食わず嫌いのところがあって、今まで見たことがなかったのだが、本作はタイムスリップもので、シチュエーションコメディのような面白さがあると聞いて見てみた作品。前評判通り、気軽に楽しむことができた(といっても、途中は権力闘争でドロドロするシーン

  • 2327 『スタートアップ投資のセオリー』

    ◇2327 『スタートアップ投資のセオリー-米国のベンチャー・キャピタリストは何を見ているのか』 >中村幸一郎/ダイヤモンド社仕事でスタートアップの方と関係が出てくるかもしれず、慌てて勉強。まずは要点と思われる箇所を要約して抜粋。・VC(ベンチャー・キャ

  • 孟子抜粋

    先日、タイパは悪か?というブログを投稿し、古典の読み方についても記載した。限りある時間を割いて、ゆっくりと古典に向き合うのは素晴らしいこと。とはいえ、一方で難解な書籍に向き合うのはしんどいことでもある。そんな際に役立つのが解説書や入門書だ。以前は、古典

  • 2326 『孟子』

    ◇2326 『孟子』 >宇野精一訳/講談社学術文庫奥が深い。『孟子』は尊敬する慎泰俊さんの愛読書の1つ。ご自分のブログでも何度か引用したものを紹介されている。いくつかの篇に別れており、孟子に対する問いに対して孟子が答えるという形の文章が多い。紀元前300年前

  • 【ドラマ】 『不適切にもほどがある』

    会社の同僚に勧められて、途中からNetflixで見始めたドラマ。いきなりミュージカル調になるのには驚いたが、難しい話を軽い調子で扱うための工夫であろうか。パワハラ・セクハラは日常茶飯事(というか、そういった意識や言葉もなかった時代)の昭和と、行きすぎたコンプラ

  • 2325 『私たちの世代は』

    ◇2325 『私たちの世代は』 >瀬尾まいこ/文藝春秋さすが瀬尾さん。相変わらず暖かな読後感。本書もAudibleで楽しんだのだが、ちょっとしんどかった。筆者が意図的に行っているのだが、複数の登場人物(しかも、苗字と名前を意図的に使い分けている)と複数の時系列が

  • 日本出張

    前回の年末年始に帰国して以来、久しぶりの日本。米国に駐在してから、一時帰国を除いた日本出張は初めてである。日本がさほど大きく変わっていた訳ではないが、自分なりに感じた変化を記録しておきたい。・Paypayやタクシーアプリが普及していた。私が日本にいた頃にもあ

  • 2324 『どんがら』

    ◇2324 『どんがら-トヨタエンジニアの反骨』 >清武英利/講談社途中まではとても面白かったのだが、最後の最後で興醒め。。。清武さんの本はやはり面白い。ノンフィクションでありながら、小説のような臨場感。ついつい登場人物に感情移入させられてしまう。

  • Mac PCのキーボード設定

    個人用のパソコンをMacに切り替えて約半年。会社ではWindowsのパソコンを使っているので、キーボードに関しては使い分けが必要。会社もMacであればこちらの操作方法に慣れた方がよいのだろうが、使用頻度は圧倒的に会社PCの方が多い。そうするとMacのキーボードを少しでもW

  • 2323 『デフ・ヴォイス』

    ○2323 『デフ・ヴォイス-法廷の手話通訳士』 >丸山正樹/文春文庫筆者の狙い通り、知らなかった世界を知ることができた。感謝。どこかで聞いたタイトルだと思っていたら、NHK+でドラマ化されているタイトルを見たのだった。ドラマの方は見ないまま、先にAudibleを聴

  • IT機器の使い分け

    今、私の手元には主に4種類のIT機器がある。パソコン、スマホ(iPhone)、iPad、Kindle Paperwhiteだ。個人用のパソコンをMacに切り替えて約半年。パソコンでは、主にブログの管理を行うのみになってしまった。他には読書記録や家計簿をExcelで少し管理する程度。マイクロ

  • 2322 『限界国家』

    ◇2322 『限界国家』 >楡周平/双葉社果たしてこれは小説と言えるのか。。。楡さんの小説は結構好きなタイプ。元々外資系企業でロジスティクスに携わっていたことがあるそうで、ハードボイルドながら貿易知識などを盛り込んだ小説が面白かった。その後、経済小説も手

  • 【ドラマ】 『ロマンスは別冊付録』

    タイトルが何だかなぁと、見る気になれなかった作品。韓国語の原題は「로맨스는 별책부록」で、邦訳時に変なタイトルに変えた可能性もあると思い、翻訳ツールで確認してみたところ「ロマンスは別冊付録」または「恋愛は別冊付録」と変換された。ほぼ直訳だ。見始めてからタ

  • 2321 『夏の体温』

    ◇2321 『夏の体温』 >瀬尾まいこ/双葉社瀬尾まいこさんの作品ということで、期待していたのだが、個人的には今ひとつだったかな。本書には短編が2つとショートストーリー1つが収められている。最初の短編が『夏の体温』。病院で検査入院している小学3年生が主人

  • 寝坊

    やらかしてしまった。寝坊して飛行機に乗り遅れた!いつも大事な用事がある時には目覚まし時計を二重にかけておくので、これまで致命的な寝坊をしたことはない。多少寝過ごしたことはあっても、会議などにはぎりぎり間に合うことが多く、寝坊で遅刻したことは、30年近く会

  • 2320 『夜明けのすべて』

    ◇2320 『夜明けのすべて』 >瀬尾まいこ/水鈴社優しい気持ちになれる心温まるストーリー。メンタルに課題を抱え、大企業を辞めてしまった男女2人。PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない藤沢と、パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。再就職先は従業員

  • アメリカで眼鏡を新調

    アメリカで眼科を受診したことは先日記載した通り。日本で作成した老眼鏡の度が合わなくなり、近距離の読書が辛くなってきたので、眼鏡を新調することにしたのだ。眼科で作成してもらった処方箋をもって近所の眼鏡屋に行ってきた。処方箋があるため、眼鏡屋では特段の検査

  • 2319 『MBAリーダーシップ(新版)』

    ◯2319 『MBAリーダーシップ(新版)』 >グロービス経営大学院/ダイヤモンド社リーダーシップに関する理論がコンパクトに纏められている良書。今更MBAを取るつもりはないのだが、米国でのリーダーシップの発揮の仕方に行き詰まりを感じ、たまたま知り合った方の勧め

  • 2318 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』

    ◇2318 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』 >ガイ・ドイッチャー/早川書房自分自身で言葉に興味があると思っていたのだが、言語学にはさほど惹かれていないことを実感。先日、『日本語が消滅する』という本を興味深く読み、その延長線上で本書も手にしてみた

  • 英文PDFの読み方

    先日、英語の「こなし方」について記載したが、実は困るのが長文のPDF。まず、コピー可能なPDFであっても、改行部分に連続性がないため、DeepLのような翻訳ソフトに貼り付けると、英文がぶつ切れになってしまい、きちんと和訳されないのだ。またフォーマットによってはコ

  • 英語の「こなし方」

    最近、英語学習に関してマンネリを感じるようになってしまった。米国駐在もほぼ4年。通常の仕事のやり取りでは、ほとんど苦労することがなくなったせいだ。語学の4つの要素、聞く、話す、読む、書く、に関しては、次のような感じでこなしてしまっている。「こなしてしま

  • 2317 『図解入門よくわかる・最新半導体製造装置の基本と仕組み』

    ◇2317 『図解入門よくわかる・最新半導体製造装置の基本と仕組み(第3版)-ファブから検査まで製造装置を俯瞰する』 >佐藤淳一/秀和システムこちらも前著と同時に購入したのだが、どちらか1冊を持っていれば十分ではなかろうか。ちなみに半導体プロセスの方は202

  • 2316 『図解入門よくわかる・最新半導体プロセスの基本と仕組み』

    ◇2316 『図解入門よくわかる・最新半導体プロセスの基本と仕組み(第4版)-シリコンが半導体になる製造工程を俯瞰』 >佐藤淳一/秀和システム入門ということで手にしてみたが、私には詳細すぎる。辞書的に使うのがいいかな。半導体は最新兵器にも使用されるとのこ

  • Chat GPT活用:英単語リストの整理

    調子に乗ってもう1つ、ChatGPTの活用を行なってみた。こちらも長い間先送りにしていた英単語の整理である。仕事で同僚と会話をしている時に、意味が分からなかった単語を書き留め、書き溜めてきたのだが、これが400個近くになってしまった。適宜、日本語の意味を調べてエ

  • Chat GPT活用:ブログの要約

    何冊か本を読み、ChatGPTをもっと活用してみたいと思った。まず手始めに着手したのが、ずっと面倒だと思って先延ばしにしていたブログの要約。少し前に「要綱」というカテゴリーを作成して、これまでに自分が書いてきたブログの内容で、特に重要なものをまとめ直しているの

  • 2315 『AIの衝撃』

    ◇2315 『AIの衝撃-人工知能は人類の敵か』 >小林雅一/講談社現代新書ChatGPTに関する情報を得てから読むと、時代の移り変わりの速さを感じさせられる。AIに関しては数年前にディープラーニングの原理などを少し勉強したことがある。根っからの文系頭の私には理解が

  • 2314 『アフターChatGPT』

    ◇2314 『アフターChatGPT- 生成AIが変えた世界の生き残り方』 >山本康正/PHPビジネス新書堀江さんのAudibleを聞いた後だったので、活用方法については重複している点も多かった。第2章のAIの歴史は勉強になる。過去に何度か本を読んで勉強したことがあるが、改めて

  • 2313 『堀江貴文のChatGPT大全』

    ◇2313 『堀江貴文のChatGPT大全-今やらないやつはバカ!』 >堀江貴文/幻冬舎ChatGPTの活用事例がたくさん紹介されており、自分も使ってみなければという気にさせられる。堀江貴文のというタイトルがついてはいるが、実際には各業界でChatGPTを使いこなしている人た

  • タイパは悪か?

    コスパとはコスト・パフォーマンスのことで費用対効果の英訳。これに対して最近若者たちの間で流行っているのがタイパ、つまりはタイム・パフォーマンスである。何かを得る際に必要な時間と、そこから得られる効果の比率のことをいうらしい。短時間で大きな効果が得られると

  • 2312 『コーヒーが冷めないうちに』

    ◇2312 『コーヒーが冷めないうちに』 >川口俊和/サンマーク出版ちょっと苦手なタイプの小説かな。。。こちらで知り合ったアメリカ人の方から紹介いただいた本。アメリカ人に日本の書籍を紹介してもらうというのも妙な話だが、本書は英訳されているらしい。たまたま

  • 【ドラマ】 『サイコだけど大丈夫』

    また泣かされてしまった。韓国ドラマはすごいな。。。自閉症の兄(サンテ)と、その兄を支える弟(ガンテ)の話。同じ関係性が『レインマン』でも描かれていたが、個人的にはこちらの方が好みだったな。兄を支えるために自分を抑えつけ、我慢を重ねる弟。昔、母親から「

  • 2311 『わたしたちが孤児だったころ』

    ◇2311 『わたしたちが孤児だったころ』 >カズオ・イシグロ/ハヤカワ文庫なんとも不思議な味わいの小説。私の読み手としての力量不足だろうか、ちょっと好みとは異なっていた。舞台は上海とロンドンを行き来する。主人公のバンクスは、幼少期を上海で過ごす。第二次

  • 2310 『Iの悲劇』

    ◇2310 『Iの悲劇』 >米澤穂信/文藝春秋気軽に読めるミステリー。それなりに面白かったが、米澤作品にしてはちょっと物足りないだろうか。とある過疎村を再生させようというプロジェクト。そこで発生する数々の「ちょっとした事件」。せっかく集まったIターンの移

  • アメリカでの眼科受診

    日本にいた頃、眼科医から黄斑編成症の懸念があるので、定期的に眼科医を受診するようにと勧められていた。しかしながら、専門的な話を英語で行うのは難しいというハードルもあり、また自覚症状も特段悪化していなかったため、受診を先延ばしにしてしまっていた。それとは

  • 2309 『おいしいごはんが食べられますように』

    ◇2309 『おいしいごはんが食べられますように』 >高瀬隼子/講談社何だか怖いと思ってしまった小説。ホラーでも何でもないのだが、背筋がヒヤッとする。芥川賞受賞作品とのこと。Audibleで聴いた。ごくごく短い作品なので、1日で聴き終えたのだが、冒頭に書いた通り

  • 2308 『可燃物』

    ◇2308 『可燃物』 >米澤穂信/文藝春秋筆者の意図とは異なるかもしれないが、気軽に楽しめる連作短編小説。こちらもAudibleにて。聴きながら、横山秀夫さんの小説に似ているように感じた。舞台が群馬県警であり、警察官が短編の中で事件を解決していくという構成から

  • アメリカでの歯科治療

    アメリカの歯医者は高い。というのは、駐在前から話に聞いており、駐在が決まったら日本にいる間に歯医者に行って治療をしておくことを勧められていた。私も歯医者へ行き、特段問題ないことを確認して赴任した。その後、日本に帰国した際に、実家の近くの歯医者で歯石の除去

  • 2307 『ザリガニの鳴くところ』

    ◇2307 『ザリガニの鳴くところ』 >ディーリア・オーエンズ/ハヤカワ文庫この結末をどのように捉えればよいのであろうか。。。全米500万部のベストセラーで映画化もされたとのことだが、最近ミステリーに疎くなっており、本書のことは知らなかった。Audibleでは、自

  • 2306 『街とその不確かな壁』

    ◯2306 『街とその不確かな壁』 >村上春樹/新潮社個人的には『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』の方が好みかな。◎ではなく◯を付けてしまった。珍しく村上春樹さんご自身が「あとがき」を書いていらっしゃる。ちょっと長くなるが、その大事な部分を引用

  • 【ドラマ】 『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』

    ドラマ『スノードロップ』の主演であるチョン・ヘインさんの演技が素晴らしかったので、他に出演作がないかと探してみたところ行き着いた作品。タイトルがイマイチだなと思いつつ、邦訳する時に変なタイトルをつけることもあるので、原作の韓国語のタイトルを検索してみた

  • 2305 『頭のいい人が話す前に考えていること』

    ◇2305 『頭のいい人が話す前に考えていること-結果は話す前に決まっている』 >安達裕哉/ダイヤモンド社ベストセラーとのことで、手にしてみたが。。。一番印象的だったのは、傾聴の部分。「相手の話を聞くときは、自分の言いたいことを考えながら聞くのではなく、

  • 2304 『極権・習近平』

    ◇2304 『極権・習近平-中国全盛30年の終わり』 >中澤克二/日本経済新聞出版現在の中国の状況がよく理解できる本。筆者である中澤さんは、日経新聞にも中国関連の記事を連載されている。どこから情報を取っているのかと驚くほど、中国の権力闘争の裏舞台が描かれた

  • 【ドラマ】 『最悪の悪』

    毎回ハラハラさせられる、12話。これだけのストーリーを中だるみなく、最後まで見させる脚本力に脱帽。面白いと評判だったので、見てみたのだが、第1話ではさほど引き込まなかった。こういった潜入ものは、いつバレるかとハラハラしっぱなしなので、心臓に悪く、あまり好

  • 2303 『アリアドネの声』

    ◇2303 『アリアドネの声』 >井上真偽/幻冬舎ドローンを災害救助に活用する様を描いた新感覚の小説。井上真偽さん(名前の方は「まぎ」と読むらしい)の作品は初めて。Amazonサイトでは読み方が分からなかったので調べてみたところ、筆者の情報も一緒に検索結果とし

  • 2302 『菜根譚』

    ◇2302 『菜根譚』 >洪自誠/講談社学術文庫中国古典は奥深く、読み応えがある。同じような内容が繰り返し語られているのは、教えを浸透させるためだろうか。『菜根譚』については、超訳的な書籍を過去に読んだことがある。著書や書籍の生い立ちについては、そちらの

  • ジャズ

    芸術的な趣味を見つけたいと、試行錯誤しているところ。Apple Musicの期間限定無料聴き放題をトライ中なのだが、無料のうちにと思い、これまであまり縁のなかったジャズの名盤をいくつか聞いてみた。元々はパンクロックやオルタナティブ、グランジ系の音楽が好きなので、

  • 電子レンジが壊れた

    アメリカでは、肉類や冷凍食品など、食材を冷凍して保管しておく率が日本にいた頃よりも高まっており、解凍や調理のために電子レンジは必需品。通常は、アパートに備え付けられている。先日、食材を解凍した後に、コーヒーを温め直そうと思ってレンジにかけたところ、一向

  • 2301 『三体X・観想之宙』

    ◇2301 『三体X・観想之宙』 >宝樹/早川書房ファン小説がここまで力を持つことにびっくり。ネット社会ならではの現象だろうか。三体IIIの後日談的に語られる内容。三体ファンである筆者の宝樹氏がネットに投稿したところ、強烈な反応があり、出版にまで至ったという

  • 2300 『リーダーシップ進化論』

    ◎2300 『リーダーシップ進化論-人類誕生以前からAI時代まで』 >酒井穣/BOW BOOKS長い間手にすることができなかったのだが、もっと早く読んでおけばよかった。日本版の『サピエンス全史』といっても良い内容。昨年、グロービス主催の酒井穣さんの講演会を聞き、読ま

  • 自己認識を高める脳の作戦会議

    コーチエィ社のウェブサイトから引用。脳の構造というと、左脳が考えを担い、右脳が感じるを担うものだと思っていたのだが、どうやら私の理解は古いようだ。下記のように、感じる左脳や考える右脳というものがあるとのこと。・考える左脳(キャラ1):「私」を重視、分析的

  • 2299 『日本”式”経営の逆襲』

    ◇2299 『日本”式”経営の逆襲』 >岩尾俊兵/日本経済新聞出版筆者も語っておられるが、製造現場からの経営論が多いという印象。筆者曰く、両利きの経営、ティール組織、アジャイル開発、リーン・スタートアップなど、元々日本初のアイデアがアメリカでコンセプト化

  • 2298 『企業価値4倍のマネジメント』

    ◇2298 『企業価値4倍のマネジメント-結果にこだわるコンサルタントの定石』 >火浦俊彦/日本経済新聞出版社戦略論の全体感はよく分かるが、その割には300ページと紙面が少なく、ちょっと内容が薄く感じられてしまった。一般的な戦略論については、既知の内容も多く

  • 私のリーダー論:コマツ社長・小川啓之氏

    日経新聞[2023.11.08・11.15]私のリーダー論:コマツ社長・小川啓之氏さすがエクセレント・カンパニーのリーダーである。言行一致、脚下照顧、自然体、人間性、現場主義、三理など、リーダーとしての大事なあり方が集約されているインタビュー記事。「3代前の坂根正弘

  • 2297 『三体0・球状閃電』

    ◇2297 『三体0・球状閃電』 >劉慈欣/早川書房ちょっと私には難しすぎただろうか。。。テレビドラマなどで、シーズン・ゼロだとか、第0話といった形で、過去のバックグラウンドなどをあえて振り返る形でファンを楽しませるパターンがある。実際に読み始めるまでは、

  • 2296 『財務デューデリジェンスの実務』

    ◇2296 『財務デューデリジェンスの実務-M&Aを成功に導く』 >プライスウォーターハウスクーパース株式会社/中央経済社しっかりとした実務書。700ページ近くある大著で、少しだけM&Aに関与した際に購入しながら、必要箇所のみを読んでそのままになっていた。電子書籍

  • 「擬音語・擬態語」のガイド本

    クーリエ・ジャポンで次のような記事を目にした。今日は「ポカポカ」しているので、ランチの後は「ウトウト」しちゃうよ。それなら、コーヒーでも飲んで「シャキッ」としたら……。こんな日本人にとってはごくありふれた会話のなかにも、外国人にとって難しい擬音語、擬態

  • 2295 『和文英訳ビギナーズブック』

    ◇2295 『和文英訳ビギナーズブック-発想転換で表す』 >クリストファ・バーナード/プレイス英語と日本語の根本的な違いに踏み込んで書かれた良書。こちらも英語上達のためには和文英訳が有効だと聞いて買っておいた本。ずっと積読になっていたのだが、えいやと書棚

  • 2294 『即戦力がつくビジネス英会話』

    ○2294 『即戦力がつくビジネス英会話-基本から応用まで』 >日向清人/DHCアメリカで知り合った英語の先生に紹介していただいた本。ビジネスパーソン向けの良書である。私の英語の勉強法については、このブログでも何度か書いてきている。一番効果があったのが、NHK

  • 奇妙な夢:分断された世界

    最近の睡眠時間はちょうど7時間程度。少し足りない時には30分ほど昼寝をするくらい。週末にダラダラと昼近くまで寝るといったことは少なくなった。歳のせいであろう、それほど長く寝られないのだ。とはいえ、たまに昼近くまで惰眠を貪ってしまうことも。寝溜めはできないと

  • 2293 『MBAマーケティング』

    ◇2293 『MBAマーケティング』 >グロービス経営大学院/ダイヤモンド社マーケティングの基本が量と質の面でバランスよく配置されている書籍。最近、本の読み方が変わってきた。以前は、通読することにこだわっていたのだが、多くの読書家がおっしゃる通り、つまらなけ

  • 2292 『日本語が消滅する』

    ◇2292 『日本語が消滅する』 >山口仲美/幻冬舎新書日本語が消滅するかもしれないという危機的状況を様々な角度から分析した本。英語と中国語を学び、特に中国語の学習過程で中国と日本における漢字の使い方の違いを認識し、言語に興味を持っている。言語学者のよう

  • 【ドラマ】 『スノードロップ』

    アメリカにいる間は退屈しないようにと、さまざまな配信系のサブスクに加入している(日本に帰ったら整理しないと)。最近あまり見ていなかったディズニー+を覗いてみると、面白そうなドラマを見つけた。最初に公式サイトからのあらすじを紹介しておこう。1987年民主化運

  • 2291 『戦略的財務のスキル』

    ◇2291 『戦略的財務のスキル』 >長島敬人/日科技連ファイナンスの考え方を丁寧に説明してくれている書籍。とあるブログにて紹介されていた書籍。あまりメジャーではなく、2000年発行と少し古い書籍だが、ファイナンスの概念が分かりやすい名著とのことで手に取って

  • 2290 『英文法の核』

    ◇2290 『英文法の核』 >西きょうじ/東進ブックスとある方が勧めていた文法書。確かに分かりやすく、頭を整理するのに適した構成。そもそも私は英文法が大の苦手。振り返ってみると、大学受験の際のイディオムや慣用句を丸暗記して、試験で穴埋めするような問題は得

  • Amazon 欲しいものリストの整理

    海外にいると日本の書店に行く機会はほとんどなく(近くにMitsuwaというスーパーがあり、その中に紀伊国屋書店が併設されているのだが、残念ながらビジネス書はベストセラーしか置いていない)、どんな本を読むかは、主に次の情報が源泉になっている。・知り合いから直接ご

  • 2289 『百年の子』

    ◇2289 『百年の子』 >古内一絵/小学館祖母、母、娘という女性三世代を描いたドラマ。最後は感動的だが、ちょっと長く感じてしまった。物語は娘の明日香が文林館という出版社に就職するところから始まる。後に知ることになるのだが、なんと祖母も同じ出版社で働いて

  • 2288 『英文ビジネスEメール』

    ◇2288 『英文ビジネスEメール-実例・表現1200』 >Z会編集部/Z会アメリカ赴任当初にお世話になった本。このブログでも何度か書いていることだが、英語にも敬語はある。ビジネスシーンで依頼をしたり謝罪をしたりする際の定型文的なものだ。私の場合は『英語のお手本

  • Audibleのトレードオフ

    最近、好んで聴くようになったAudible。以前のブログに書いた通り、小説などをながら聴きするには最適だが、ビジネス書などを聴くには机に座ってメモを取る必要があり、そうならば紙あるいは電子書籍の方が良いのではないかと感じる。それでもAudibleが優れていると思うの

  • 2287 『健康の結論』

    ◇2287 『健康の結論』 >堀江貴文/KADOKAWA堀江さんの健康に関する提言。的を射ていると思った。堀江さんと私は同い年。人生100年時代と言われる中、健康寿命が大事であり、慢性疾患や突然死をどれだけ予防できるかという話。気になった箇所を要約して引用しておこ

  • 2286 『三体III・死神永生』

    ◇2286 『三体III・死神永生』 >劉慈欣/早川書房ハードSFの極致といえばよかろうか。時間と空間の広がりの壮大さに度肝を抜かれた。正直、上巻は情報量が多すぎてついていけず、なかなか読み進めることができなかった。下巻へ移り、雲天明が語る3つの物語のあたりか

  • やりたいこと

    新年を迎えて、人生でやりたいことを考えてみた。昨年、「要綱」というカテゴリーを作成し、そちらに記載したのが下記。このリストは適宜アップデートしていくので、こちらは24年1月現在のものだ。■趣味:【食事】料理 ワイン コーヒー 【美術】美術館 万年筆習字 写

  • 2285 『「捨てる」思考法』

    ◇2285 『「捨てる」思考法-結果を出す81の教え』 >出口治明/毎日新聞出版いつもの出口さん節。考え方が一貫しているので当然なのだが、別著と同じロジックで別の課題を論じていらっしゃるという印象。なるほどなと思う反面、残念ながら目新しさはあまり感じなか

  • 2284 『水を縫う』

    ○2284 『水を縫う』 >寺地はるな/集英社文庫素敵な連作小説。こういった物語は好きだな。ある家族を、それぞれの視点で描いた連作小説。デザイナー志望で金銭に無頓着、そのせいで離婚されてしまった父親。そんな父親のことを忌み嫌い、子供達には真っ当な人生を送

  • 読書体力が落ちてきている理由

    最近、集中力が低下して長時間の読書ができなくなってきている。それを補うためにAudibleも活用しているのだが、やはり活字による情報収集も重要。全てをAudibleに頼るのではなく、仕事や学習に関するものは、やはり書籍を活用したい。年初の目標に集中力を向上させたいと

  • 2283 『誰かがこの町で』

    ◇2283 『誰かがこの町で』 >佐野広実/講談社ミステリーというよりもホラー小説に近いだろうか。元自動車会社の品質部門を退職した男が主人公。リコール隠しを会社から命ぜられており苦しんでいたところへ、いじめの主犯だという濡れ衣を着せられた娘が自殺してしま

  • 2282 『掬えば手には』

    ◇2282 『掬えば手には』 >瀬尾まいこ/講談社ほっこりさせられる読後感。主な登場人物が5人しか出てこないシンプルな物語。シンプルだが、そこには人が持つ悩みや葛藤が詰まっていて、深みがある。こちらもAudibleで聞いたので、登場人物の名前だけ列挙しておこう

  • 円高と日本への送金

    銀行の方との会話で、今後は円高の方向に向かうだろうとの話を聞いた。私は、財務畑にも関わらず、資産運用などについては疎い方で、というかこれまでは運用する資産もなかったので、その手の話についてはあまり真剣に考えたことがなかったのだけど、少しは老後の貯蓄のこ

  • 2281 『池上彰の世界の見方・アメリカ2』

    ◇2281 『池上彰の世界の見方・アメリカ2~超大国の光と陰~』 >池上彰/小学館知っている内容が多かったが、改めてまとまった情報を耳にすると考えさせられることも多い。池上彰さんといえば『そうだったのかアメリカ』では、赴任前にアメリカの知らなかった一面を

  • 2280 『サクッとわかるビジネス教養・地政学』

    ◇2280 『サクッとわかるビジネス教養・地政学』 >奥山真司/新星出版社本書もAudibleで聴いたのだが、地政学という特性上、地図を見ながらつまりは書籍を購入した方がよかったと感じた。佐藤優さんの地政学に関する本を読んだばかりであり、内容的には重複するものが

  • 【ドラマ】 『その男の記憶法』

    今年の正月は日本に帰国しなかったのだが、ここ数年の習慣として紅白歌合戦を見た後、長い韓国ドラマを見るというのが定番化している。幸い、NHKはNHK+というアプリで視聴可能。紅白を楽しんだ後、何にしようかなと適当に選んだドラマが面白そうだったので、見始めたところ

  • 2279 『「超」独学法』

    ◇2279 『「超」独学法-AI時代の新しい働き方へ』 >野口悠紀雄/角川新書野口先生は常に時代にキャッチアップしようと努力されている。そんな姿を垣間見ることができる書籍。内容的には、最近読んだ情報収集術などと近しいもの。しかしながら、常に新しいツールを活

  • 2278 『佐藤優の地政学入門』

    ◇2278 『佐藤優の地政学入門-働く君に伝えたい「本物の教養」』 >佐藤優/学研プラス入門書、という名に偽りなし。本当に基本的な内容であった。大半の内容は普段から新聞の国際欄に目を通していればある程度は知っている事柄。ところどころに世界の主要国家が置か

  • 【映画】 『君たちはどう生きるか』

    宮崎駿さんの最新作。まさかアメリカで見られるとは思っていなかったので感激。今やNetflixなどで家庭でも気軽に映画を楽しむことができるようになったが、だからこそ映画館へわざわざ足を運んで大画面で作品を見るというのは貴重であり大事な経験。さて前評判を全く知らず

  • 2277 『アルケミスト』

    ◇2277 『アルケミスト-夢を旅した少年』 >パウロ・コエーリョ/角川文庫とある志を学ぶためのセミナーの推薦図書。スピリチュアル的な要素もあるが、何となく共感してしまう力をもった本。スペインに住む羊飼いの少年が、エジプトへ宝物探しの旅に出る話。途中で、

  • 2276 『在宅HACKS!』

    ◇2276 『在宅HACKS!-自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方』 >小山龍介/東洋経済新報社在宅に関するノウハウをほぼ網羅しているとは感じつつも、どこかで聞いたことのある内容が多かった。私自身、コロナ禍で在宅勤務を余儀なくされた際には、かな

  • 先輩の話

    海外駐在をしていると、本社にいてはなかなか話ができないような幹部の方と、ミーティングしたり飲みに行ったりできるのが役得の一つになる。今回は、私が若い頃お世話になり、その後会社の幹部になられて、お話しする機会がなくなってしまった大先輩と再会した時の話。そ

  • 上司との縁

    『宇宙の響き』を読みながら、人の縁というのは巡り合わせだとつくづく感じた。私は社会人になってから30年ほど経つが、思い返してもユニークな上司に恵まれてきたと感じる。色々なタイプの上司の下で仕事をしてきたが、そのうちの8割は優秀だけどクセが強い方たち。一緒

  • 2275 『宇宙の響き』

    ◇2275 『宇宙の響き-中村天風の世界』 >神渡良平/致知出版社積極的に生きなさい、という天風先生の教えを改めて認識させられた書籍。とある知り合いの方に、中村天風さんの書籍が好きだと伝えたところ、紹介されたのが本書である。他の書籍で天風先生の生い立ち

  • 限りある時間

    人生百年時代、などと言うが健康寿命というものもあり、体がある程度動き、頭もはっきりしているとなると80歳程度を覚悟しておいた方がよいのではなかろうか。そう考えると、50歳を超えた私に残された時間は30年。30年というとこれまでの社会人生活とほぼ同じ長さ。まだまだ

  • 2274 『墨のゆらめき』

    ○2274 『墨のゆらめき』 >三浦しをん/新潮社途中でちょっとドキドキさせられながらも、ほっこりとした読後感。結局僕はこういったハッピーエンドの物語が好きなのだろうな。こちらもAudibleで読了。というか、本書はAudible向けに書き下ろされたものらしい。耳で聴

  • 2273 『赤と青のエスキース』

    ○2273 『赤と青のエスキース』 >青山美智子/PHP研究所ほっこりさせられる爽快な読後感。久しぶりに良い小説を読んだ。連作短編集、というのは好きな分野。短編同士が、緩く繋がっていく関係性が好きなのだ。本書は、エスキースと題された一枚の絵が、転々としていく

  • 極寒のシカゴ

    今年の寒さは厳しい。シカゴに来て4回目の冬だが、これまでは地球温暖化の影響だろう、暖冬で(とは言っても通常は0~2度程度だが)、事前に聞いていたほどの寒さは感じなかった。そもそも、車での移動が多く、長時間外気に触れることもないので、余計に寒さを意識するこ

  • PDFとKindle

    山崎元さんの記事を読んで、過去に蔵書をPDF化したものが読みづらいと感じていたことに改めて思い至った。日本にいた際に蔵書整理の一環でPDF化したものが300冊近くある。大半のものは読み返す機会があるかどうか不明だが、処分するにはもったいなく、電子化して手元に置い

  • 2272 『第4の波』

    ◇2272 『第4の波-大前流「21世紀型経済理論」』 >大前研一/小学館大前研一さんの書籍なので期待していたのだが、ちょっと残念な内容だっただろうか。期待外れ。AI時代を予見した内容。Audibleにて聴講。最初の出だしはよかったのだが、後半は同じ内容を繰り返して

  • 「癌」になって、考えたこと、感じたこと(山崎元)

    以前、経済や金融に関する村上龍さんの素朴な疑問に対して専門家たち回答するというメルマガ(JMM)があった。そのレギュラー回答者の一人が山崎元氏で、ユニークな切り口を毎回楽しみにしていてものだ。今私は、ライブドア・ブログとnoteを併用しているのだが、noteの方で山

  • 2271 『超訳・韓非子』

    ◇2271 『超訳・韓非子-リーダーの教科書』 >許成準/彩図社理解しやすかったが、やはり一度は原文にあたろうと思わせられた。こちらもAudibleで聴講。『超訳・孫氏の兵法』と同じ著者で同じコンセプト。今回もやはり、ちょっと現代のコンプライアンス的にどうかなと

  • ピッツバーグからシカゴへ(8~9日目)

    8日目はピッツバーグへ移動。5時間程度かかるため、朝早く出ないと現地での観光ができない。16時過ぎには暗くなり始めるので、割り切って正午出発、この日は移動のみとした。不思議なもので、昨日までの雨が嘘のような青空。昼近くまでホテルで休憩し、後はひたすらドラ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、苗村屋さんをフォローしませんか?

ハンドル名
苗村屋さん
ブログタイトル
苗村屋読書日記(blog)
フォロー
苗村屋読書日記(blog)

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用