Manfor さん プロフィール

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Manforさん: 戦争を語るブログ
ハンドル名Manfor さん
ブログタイトル戦争を語るブログ
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/manfor/
サイト紹介文第二次世界大戦から現代のネット戦争まで、あらゆる諍いをネタにするブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供60回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2005/08/11 13:12

Manfor さんのブログ記事

  • ライト文芸「異世界は衰退しました」3
  •  仕事を引き受けたあとで、沖は思案した。 ライトノベル仕様でのファンタジー世界はどう造型したらよいのだろう。 わからない。 これまで彼の作中世界は、まがりなりにもリアリズムを基調とする手法により表現されてきた。 しかし依頼を受けたのは、沖栄一作品で... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」13
  •  モモは敷き詰めた砂利を踏みしめながら、慎重に進んだ。 果たして、屋敷の内部は凄惨きわまりない様相だった。 ケダモノたちは仰天してざわめき、お軽は何度も慄きの声を発した。 敷地の中は死体だらけと言っていい。 下男も、下女も、警護の者もみんな……。 ... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」12
  •  さて。 モモは、どーーん! と門を叩いた。 同時に、戌の刻を告げる鐘の音が都の夜空を鳴りわたる。 刻限だ。ぎりぎり間に合った。 だが。 応答がない。 モモはもう一度、門扉を拳で打ちつけた。 やはり、反応は返ってこない。 モモはもう懸命に、訪問の... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」11
  •  臆する風もなく寄ってきた彼女は、書状をモモの手から抜き取るようにして手にすると、気のない調子で開いてのけ、文面をさらっと目で追ったのち、はじめに戻ってゆっくり黙読していく。「へー」 娘は書状に目を通しながら、嘆息しそうになるのを鼻にかけた物言いで誤魔... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」10
  •  小椋大納言からの使者が書状を持ってきたのは、モモたちが公園でいつも通りに夜食を煮炊きしているときだった。「あ〜あ、またキビ料理」「船を借りれればご馳走たらふく、って言ったのに」「あれだけの大奮闘、まったくの徒労だってんだから」 ケダモノたちのぼや... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」9
  •  小椋大納言(おぐら・だいなごん)は跪かせた暴徒らを前に、言い放つ。「おまえらのような国の恥は鏖殺(おうさつ)しても飽き足りないが、この日ノ本では長きにわたって野蛮な死刑の執行をおこなわずにきたという歴史をもつ。それは他の国に比類のない、わが国の誇りで... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」8
  •  そのとき。「やめなさい!」 鬼たちの動きに歯止めをするように、うら若い女性の声が発せられた。「年少の者に手を加えることなりません。その子の言うのは正論です。いかにも、わたくしが日ノ本を訪れたのは人と協力しあうため」 円陣の中央で守られる高貴な者の御... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」7
  • 「隊長。ひっ捕えました」 モモはあえて抵抗しなかった。 この状況で暴れなどしたら、どんな目に遇うかわからない。 相手は鬼なのだ。 ただ鬼たちも、モモがまだ子供だし味方するなどと変なことを言うので、処遇を決めかねているようだ。 モモのまわりには隊長格... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」6
  •   ついに前途をはばんでいた敵の垣根を打ち破ったモモたちは、暴徒らの本隊が鬼の一行を攻めたてる場へと突き進んだ。 モモたちがさらに苦労するはずの、鬼側の円陣をぐるりと取り巻いた暴徒の人垣を難なく越えられたのは、モモが人の姿をし、日ノ本の旗を掲げていたか... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」5
  •  キジがわななきながら、羽ばたく。「モモ兄い。かくなるうえは、緊急散開(ブレイク)しやしょう。緊急散開(ブレイク)! 散り散りに逃げ、他の場所で落ちあうってことで」 犬が宙に向かって、吠えたてる。「キジ、ずるいぞ。何がブレイクだよ。自分は空飛んですぐ... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」4
  •  都大路にも人に混じり、けっこうな数の鬼が歩いている。 モモとケダモノたちは狼藉をはたらく鬼はいないかと探した。 しかし人に悪事をはたらく鬼はなかなか見つからない。 だいたい彼らも商売や観光のため日ノ本の都を訪れたのだ。モモたちが期待するようなのと違... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」3
  •  それでも、上京するとは心が浮き立ってくる。 若者はみんな、そうだろう。 事実モモは、おばあさんの小うるさい干渉から解放されたこともあり、生まれて初めてのような伸び伸びした思いを味わっていた。 まるで、おばあさんから遠ざかれば遠ざかるほど自助力のよう... [続きを読む]
  • ライトノベル「悪童島」1
  • 桃太郎だって、苦労した!「さあ。団子の時間だぞ」 今日もモモは、猿と犬とキジの前に、持参するキビ団子を広げてみせた。 もう長いこと与えているのだが、手懐けて遠征にお供させ、鬼どもと戦わせるための投資である。 モモを育てたおばあさんの入れ知恵によるが... [続きを読む]
  • ライトノベル「天国への遠征」5
  •  問題の根幹は神様が外に出ることでなく、外でも裸の姿でいようとするところにあった。「神様、服を着けてください。なんでもいいから」 折りたたんだ着衣一式をうやうやしく差し出した。「そんな布で身を覆えとな。わしは神じゃ。人の前に包み隠すものなど何ものう」... [続きを読む]