平野 浩 さん プロフィール

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平野 浩さん: Electronic journal
ハンドル名平野 浩 さん
ブログタイトルElectronic journal
ブログURLhttp://electronic-journal.seesaa.net/
サイト紹介文さまざまな情報を四百字詰原稿用紙約7枚にまとめて配信する、日刊のメールマガジンです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供246回 / 365日(平均4.7回/週) - 参加 2005/10/19 14:04

平野 浩 さんのブログ記事

  • ●「意識はどのようにして発生するか」(EJ第4828号)
  •  「人間には『心』はあるか」──AIとかロボットのことについて書いてある本にはよく出ているテーマです。この社会で生きていると、ことあるごとに「心」を口にする人に会うものです。悪いことをすると「心を入れ替えろ」といわれるし、行動や言葉に「心がこもっていない」といわれたりします。 AIロボットが話題になっているせいで、「人間とは何か」とか「人間とロボットはどう違うか」ということが議論になったりしていま [続きを読む]
  • ●「体外離脱アイデア/人間ウーバー」(EJ第4825号)
  •  暦本純一東京大学教授は、サンフランシスコでの講演で、次のように話しています。───────────────────────────── テクノロジーは、人と人とをつなげることもできる。人間の能力を拡げる、非常に重要な方法である。「人間対人間ジャックイン」(Human-Human JackIn)である。ある人の知覚を丸ごと他の人に移し替えることであり、新しいタイプのコミュニケーションや教育となりうる、非常に大きな機 [続きを読む]
  • ●「『IoT』から『IoA』に拡張」(EJ第4824号)
  •  「人間の機械化」の話をさらに一歩先へ進めることにします。8月6日付のEJ第4821号でご紹介したレイ・カーツワイル氏の言葉を再現します。───────────────────────────── 誕生した当初のコンピュータは、空調のきいた部屋で白衣の専門家が管理する巨大な機械で、一般の人にとってはずいぶん遠い存在だった。それが机上に置けるようになったかと思うと、じきに腕で抱えて運べるようになり、 [続きを読む]
  • ●「サイボーグ化が急速進行する人体」(EJ第4823号)
  •  8月1日から、京都大チームによって、iPS細胞を利用したパーキンソン病の治療がスタートしています。その治験の内容は次の通りです。───────────────────────────── パーキンソン病は脳内で神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減り、体のこわばりや手足の震えが起こる難病で、根本的な治療法はない。治験は京大病院が京大iPS細胞研究所と連携して実施。計画では、京大が備蓄する、拒絶 [続きを読む]
  • ●「最新の人工知能を医療に応用する」(EJ第4822号)
  •  AI(人工知能)の活用というと、新聞などに載るのはほとんど医療以外のビジネスへの応用です。7月31日付けの日本経済新聞でひろってみると、次の2つがあります。こういう「AI」の記事が毎日のように新聞に掲載されています。─────────────────────────────       ◎公的年金の運用/AIで安全管理       ◎     AIでブランド品鑑定            ──201 [続きを読む]
  • ●「シンギュラリティ/脳が拡大する」(EJ第4821号)
  •  7月30日から8月3日のEJで、レイ・カーツワイル氏の唱える「シンギュラリティ」(2045年問題)に基づく未来予測について書いてきましたが、彼の未来予測についてどのように受け止められたでしょうか。 普通は、これほど思い切った予測をすると、多くの学者から反論の嵐を浴びるものですが、一部ではそういう動きもあるものの彼の唱える「シンギュラリティ」は、ほぼ肯定的に受け止められているといえます。 なぜかと [続きを読む]
  • ●「人体1・0から人体2・0が誕生」(EJ第4820号)
  •  「人間の機械化」について考えます。これまでの人体を「人体1・0」とします。この人体は、さまざまな病気に襲われ、加齢が進むにつれて人体は年々弱ってきます。バージョン1・0の人体は、持続力が弱く、生きて行くために必要な資源を肉体内に多くを蓄めておけないのです。そのため、生きるために、つねに呼吸し、つねに食品を摂取する必要があります。 バージョン1・0の人体は、血液中に蓄えられる酸素はわずか数分しか持 [続きを読む]
  • ●「体に『機械』を埋め込んで機械化」(EJ第4819号)
  •  「機械の人間化」に続いて、「人間の機械化」について考えていきます。「人間の機械化」とは何でしょうか。 人間というものは、何らかの機械のサポートを受けて生活をしています。視力が弱くなると、人は眼鏡をかけますし、心臓に疾患のある人はペースメーカーを身体に埋め込んでいます。難聴の人は、補聴器を使うか、蝸牛(内耳)を脳に移植して、人とのコミュニケーションをとっています。 眼鏡や補聴器は別として、機械で身 [続きを読む]
  • ●「機械の人間化の象徴アンドロイド」(EJ第4817号)
  •  AI(人工知能)が高度に発達すると、次の2つのことが起きてきます。ここで「機械」とは、文字通り、機械、マシン、コンピュータ、それにAIなど、人間以外のマシンの総称です。─────────────────────────────          1.機械の人間化          2.人間の機械化───────────────────────────── 「機械の人間化」とは何でしょうか。 「A [続きを読む]
  • ●「AIのコンテスト/ローブナー賞」(EJ第4816号)
  •  5月7日にスタートした今回のテーマは、今朝で60回になります。しかし、まだ書くことがたくさんあるので、あと10回程度は続ける予定です。 折からのAIスピーカーのブームに関連して、ここでもう一度「チューリングテスト」に話を戻します。アラン・チューリングがこのテストの構想を論文に書いたのは1950年のことです。それから40年が経過した1990年になって、このテストは、「ローブナー賞」という名称を冠し [続きを読む]
  • ●「人工知能を人体に埋め込んで改造」(EJ第4815号)
  •  現在、既に実現している人工知能(AI)のすべては、いずれも「弱いAI」ということになります。いずれも特定の分野において利用されるAIです。「専用的AI」ともいいます。 この「弱いAI」に、意識や感情や精神、すなわち、「心」を持たせることができれば、それは「強いAI」になります。これは、人工知能(AI)ではなく、人工汎用知能(AGI)ということになります。 レイ・カーツワイル氏の本を読んでわかった [続きを読む]
  • ●「シンギュラリティ以後はこうなる」(EJ第4813号)
  •  レイ・カーツワイル氏はいっています。「AIの技術は指数関数的に進化する」と。この「指数関数的に」とはどういう意味でしょうか。もっとも単純な関数「y=1/x」について、考えてみましょう。添付ファイルの図をご覧ください。このグラフは何を意味しているのでしょうか。これは、数学における特異点を表しています。───────────────────────────── xの値がゼロに近づくと(右から左に進む [続きを読む]
  • ●「シンギュラリティ/カーツワイル」(EJ第4812号)
  •  いわゆるAI(人工知能)の進化は、ここ数年、目を見張るものがあります。最近の新聞では、AIの記事が載らない日は、1日もなくなっています。書店にはAIの特設コーナーができ、多くの本が並んでいます。新井紀子氏のベストセラー本もそのうちのひとつです。 こういう状況になると、多くの人はともすると錯覚を起こします。その典型的なものが「このまま行くと、人間はAIに職を奪われ、世界はAIに征服される」というよ [続きを読む]
  • ●「『中国語の部屋』という思考実験」(EJ第4811号)
  •  「人工知能」ならぬ「人工無能」まで出てきているので、このあたりでそもそも「AI(人工知能)とは何か」について考える必要があります。AIには次の2種類があるといわれています。─────────────────────────────            1.強いAI            2.弱いAI───────────────────────────── この分類は、カルフォルニア大学バークレ [続きを読む]
  • ●「ELIZAの名前の由来をさぐる」(EJ第4810号)
  •  いわゆる「チャットボット」は、人工知能ではなく、「人工無能」と呼ばれています。要するにAIではないという意味です。しかし、「人工無能」というと、何となくまがい物のイメージがありますが、けっしてそういうことではないのです。それはそれで十分人の役に立つからです。この場合、AIであるかないかは問題ではないと思います。 田方篤志氏が推進しようとしている「心を持つロボット」は、人工無能を脱して、本物のAI [続きを読む]
  • ●「50年前からあるチャットボット」(EJ第4809号)
  •  ここまでの学習によってわかったことは、もっともAIらしく見える自動対話AI「チャットボット」が、現状では依然として「人工知能」ならぬ「人工無能」のレベルに止まっているということです。対話型AIの技術が、50年前から技術的に大きく進化していないのが原因です。 「チャットボット」とは、「チャット」すなわち、おしゃべりのことであり、「ボット」すなわち、ロボットの合成語で、「おしゃべりロボット」を意味し [続きを読む]
  • ●「『心』のあるAIならばこうなる」(EJ第4808号)
  •  今やAI(人工知能)は、スマホのユーザーなら誰でも使って試すことができる「音声AI技術」を巡って大変な競争が起きています。いわゆる自動対話AI「チャットボット」をめぐるの壮絶な技術競争です。 その行きつくべきゴールは「心を持つAI」です。心を持つとは、感情を持つAIです。そのひとつの到達点を田方篤志氏が示してくれています。 ある少年が、自動対話AI「チャットボット」に対して「薬を盗んでしまった」 [続きを読む]
  • ●「AIスピーカーは人工無能である」(EJ第4807号)
  •  AIスピーカーが流行しています。何かを話しかけると、適切な答えを返してくれる一種のロボットです。「明日の天気は?」「モーツァルトの音楽をかけて」などと、問いかけたり、頼んだりすると、その通りやってくれます。折からのAIブームで「AIも進化したものだ。人間の言葉を理解できるとは!」と感じている人は多いと思います。 しかし、これは「チャットボット(chattebot)」 と呼ばれているもので、「人工知能」なら [続きを読む]
  • ●「心を持つAIロボットはできるか」(EJ第4806号)
  •  AIロボットに「心」を持たせることはできるでしようか。 田方篤志氏のブログには、「ロボマインド・プロジェクト」についてのとても興味ある説明が出ています。田方篤志氏は、このプロジェクトを推進しておられます。その主張には、強い説得力があります。ブログのURLを以下に示しておきますので、一読をお勧めします。そのさい、「代表プロフィール」も一緒にお読みになることをお勧めします。───────────── [続きを読む]
  • ●「ウェイソンの4枚のカードの問題」(EJ第4805号)
  •  田方篤志氏のAI(人工知能)の話の紹介をもう少し続けることにします。非常に参考になるからです。 「ウェイソンの4枚のカード」という有名な心理テストがあります。ウェイソンとは、英国の心理学者のペーター・カスカード・ウェイソンのことですが、それはさておき、早速問題を解いてみてください。───────────────────────────── 4枚のカードがあり、それぞれ片面にはアルファベットが、  [続きを読む]
  • ●「子供の心を変えたアップルのCM」(EJ第4804号)
  •  アップルを復活させたCM「クレージーな人たちがいる」について、こんな話があります。既出の元アップル・ジャパン社員、増田隆一氏のブログに出ている話です。 CMについて、当時のアップルのマーケティングチームが招集され、CMのキャンペーンの進捗を確認する会議が開催されたのです。そのとき、そのCMは、それほど大ヒットをしているという感触はなかったといいます。 ところが、ある国担当のスタッフが、CMに関係 [続きを読む]