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kashida
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2006/04/07

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  • ギンリョウソウ

    ...

  • シュンラン

    大変ご無沙汰しております。ここしばらく土砂災害関係の仕事が忙しく、更新できませんでした。今年の春は神奈川県の旧藤野町の方に行っておりました。山地の春は、下界では見られない国産の花がいろいろ見られ、楽しい季節です。写真の花はシュンランで、落葉樹の林床に咲きます。春の山の代表的なランですが、最近はなかなかみられなくなってしまいました。今回も見たのは一回だけでした。シュンランは光合成からだけでなく、共生...

  • 裏筑波山に行って来ました

    この間の連休に裏筑波山に行って来ました。国有林のスギ、ヒノキ林が大規模に伐採されていて、見晴らしがとても良くなっていました。遠く加波山や真壁の市街、桜川の旧河道などがはっきりわかります。以前にはまったく見えなかった筑波山の山頂も良く見えました。実は、毎年連休にはここに来ているので、来年に植生がどうなっているか楽しみです。できれば放置してもらって自然林になるといいのですが。 ...

  • 峰部落の今昔

    国土地理院のHPで空中写真を閲覧できます。廃村の過去の写真を見てみました。地図・空中写真閲覧サービス奥多摩に有名な廃村「峰部落」があります。 1/25000地形図「武蔵御岳」峰部落はこの地形図の+字の付近にあります。見るからに地すべり地形です。わたしが2006年に訪問したときの峰部落はこんな感じで全面的にスギ植林でした。↓平成12年の空中写真はこんな感じで、ほとんど植林で、生活感は全くありません。↓昭和49年の空中写...

  • 夏焼集落

    天竜川を下って、長野県から静岡県に入ったあたりに大嵐(おおぞれ)という駅があります。大嵐駅から南に延びる長いトンネルを抜けたところに夏焼という集落があります。そこに去年の冬に行って来ました。 1:25000地形図「三河三谷」佐久間ダム方面から天竜川に沿って走ってくると対岸に集落が見えてきます。大嵐駅前を通って長いトンネルに入ります。かなたに出口が見えます。これは道路規格のトンネルではないように思えます。...

  • 水窪 過疎最前線

    昨年から今年にかけて、静岡県の最奥地である旧水窪町に行って来ました。町の中心から奥は過疎が激しく、ほとんどの集落が廃村状態でした。 写真は大野部落(まだ人が住んでいる)から対岸を見たところです、家が見えますがもう人は住んでいません。なんと以前は対岸の山のてっぺんに小学校と中学校があり、子供は歩いて通学していたということです。 ...

  • 荒崎

    大変おひさしぶりです。最近は三浦半島西岸の荒崎というところに行っています。海岸には縞状の地層が露出しています。白っぽい岩が泥岩で黒い地層が火山噴出物(凝灰岩)です。この地層群は付加体といってフィリピン海プレートがユーラシアプレート側に沈み込むときに日本列島側に付け加わったものです。数百万年前は現在の相模トラフ(水深2000~3000m)はこの辺に存在していたわけです。このいわゆる鬼の洗濯板のような地形は、...

  • 東頚城丘陵の棚田

    大変お久しぶりです。今年の秋は新潟の上越地方に行っていました。この付近は東頚城丘陵と言ってほぼ全域が地すべり地帯となっています。この写真のように山のてっぺんまで見事な棚田になっています。この原因はこの一帯の地質が第三紀の泥岩でしかも東西から圧縮されているために、現在でも地層が変形し続けており(活褶曲)、泥岩が破壊されて粘土になっているためです。地元の農家の方々に伺ったのですが、このような棚田の稲作...

  • 大磯丘陵の自然

    大磯丘陵では7月から8月にかけてのヤマユリが咲き乱れます。水田ではこの花が見られます。これはヤブカンゾウといってニッコウキスゲの仲間です。クヌギの木にはカブトムシがとまっていました。これはアオスジアゲハです。南方起源のチョウなので幼虫が食べるのはクスノキ、タブノキ、ヤブニッケイ、シロダモなどの照葉樹でまさに大磯丘陵の主な樹種で、この付近にたくさん生息しているものと思われます。アオスジアゲハがとまっ...

  • 大磯丘陵

    7,8月と小田原市内(足柄平野の東側)の調査に行っていました。足柄平野の東側というとほとんどが大磯丘陵になります。大磯丘陵はもともと相模トラフに堆積した砂や泥で、それが隆起(陸側にくっつき)して相模トラフは現在の位置に南下しました。山を削ったところではこのように砂と泥が交互に重なっているのがわかります(互層といいます)。 ...

  • 山中の地すべり地

    奥多摩の後は静岡の地すべり調査に行ってきました。静岡県は大部分が地すべり地と言えるほど地すべりが多いのですが、地すべり地では岩盤が粘土化していて耕作が出来るので集落が発達しています。写真のように山腹に集落があるところは地すべり地とみて良いと思います。昔は畑や桑畑が多かったそうですが、現在ではほとんど茶畑となっていて、川根茶は日本でも最大のブランドとなっています。 ...

  • 奥多摩の植物

    もう夏になってしまいました。季節はずれですが前回予告してそのままになっていた奥多摩の花の写真をUPします。4月の三頭山直下の渓流です。まだ若葉が見られ始めたばかりで、下界より相当涼しいことがわかります。渓流で一番先に咲く花はこれです。この花はハシリドコロといって至るところの渓流で春になると礫の間から出てきます。この植物は猛毒を持っていて食べると苦しくて走り回ることからこの名前がついています。カタクリ...

  • 奥多摩湖

    大変おひさしぶりです。昨年の9月ころからぶっ続けで現場の仕事でなかなか更新できませんでした。今は奥多摩湖周辺の沢の調査をしています。ちょうど花が次々に咲く時期なのでいろいろUPしていきたいと思います。奥多摩湖は東京の水源を確保するために昭和32年に竣工した小河内ダムによる人造湖で、なんと千世帯近くが水没し現在では数えるほどの人家があるのみです。ここまで来るとかなり人工林は少なくなります。写真にも見えま...

  • 杣口林用軌道

    先日山梨県有林の森林鉄道跡を見に行ってきました。その名も杣口林用軌道。場所は↓で、ほとんど金峰山の直下です。林道から荒川に向かって降りていくとまっすぐな細い道にぶつかりました。これは、と思いその道を進んでいくと枕木が現れました。これで林鉄の跡だと確信しました。周囲はシラビソなどの亜寒帯針葉樹林で寒いくらいです。少し進むと、レールが現れましたさらに行くと道床の上に片方だけレールが、そしてついに両方の...

  • 浜名湖 今切

    7月のはじめまで浜名湖の沿岸で仕事でした。浜名湖は現在は海とつながっていますが、昔は閉じた湖でした。しかし、明応7年(1498年)の明応東海地震の直後に発生した大津波で海とつながってしまいました。このときの津波はすさまじいもので、伊勢、三河、駿河、伊豆の海沿いの町や村は壊滅、浜名湖岸の橋本宿も消滅しました。↓の写真はそのとき切れたところで、今切と呼ばれています。(今、切れたという意味か)こんな砂浜じゃ津...

  • 今、奥多摩で咲いている花たち

    12月からずっと奥多摩の調査をしてきましたが、先日最後の調査に行ってきました。やっと山が緑になり花が咲き始めました。 これはニリンソウです。沢沿いはもうニリンソウだらけでした。 タチツボスミレです。これは普通に見られるスミレでそこら中で咲いていました。これはエイザンスミレといいます。タチツボスミレよりは珍しいですが、全国で見られるようです。これはヒトリシズカ。名前は義経の妾の静御前から来ています。セ...

  • アブラチャン

    3月末の奥多摩の渓流ではまだ木々の芽も花もほとんど出ていなくて、このかわいらしい花だけが目立っていました。材に油分が多いため、木炭や灯油に使われたためこの名がついたそうです。こういうバイオマスの利用を再び考える時期に来ているように思われます。 奥多摩町栃久保...

  • 廃村 峰畑 その2

    その後、家に帰って亡くなった父の蔵書からこんな本を見つけました。↓その名は「新日本紀行」(NHK出版、昭和47年発行)。あの新日本紀行で放送された内容を本にしたもののようです。その中に「東京過疎地帯~東京・西多摩」という章があり、なんと峰畑を取材していました!テーマは、峰畑にあった5軒の住民がみんな山を降り(移住し)、一人残ったおばあさんのために旅芸人が一人芝居をするというものです。当時の峰畑の写真で...

  • 廃村 峰畑 その1

    現在、奥多摩の現場に行っています。新旧の地図を見比べてみると、廃村らしき場所を発見したので年末に行ってきました。(1:25000地形図 奥多摩湖 平成7年)この地図の右上部の奥多摩駅の北西方の寺地という集落から沢を上ったところに畑のマークがあります。古い地形図を見ると(1:50000地形図 五日市 昭和4年)やはり集落がありました。名前は「峰畑」。そこで行ってみました。上に通っている林道から降りていくと、植林地の...

  • 天城山中の渓流

    (仁科峠から見た富士山)11月に伊豆の天城山中に行ってきました。伊豆というと上の写真のようななだらかな山を思い浮かべますが、実際に山の中に入ってみると全然違って、谷は深く、沢の勾配は急で、上流から大量の土砂が出てきています。これでは過去に大水害が起こったのも頷けます。丹沢の記事で書きましたが、伊豆ももともとは丹沢に続いて本州に衝突した火山島です。(平朝彦著 日本列島の誕生 岩波書店 より)この図のよ...

  • 道志川と河岸段丘

    9月は旧相模湖町の方に調査に行ってきました。山の上から写真のように道志川が見下ろせますが、山の中腹に河岸段丘が発達していて非常に目立ちます。昔は道志川はこの段丘面上を流れていたことになりますが、現在ははるかに下方を流れています。これはこの付近の山が激しく隆起していることを表しています。この付近は地質的に丹沢山地に属しています。丹沢山地は昔は(第三紀ころ)伊豆七島のような火山島で、フィリピン海プレー...

  • 黄金色の谷

    9月の前半に新潟県の塩沢というところに行ってきました。ちょうど稲刈りの直前で、魚野川沿いの平野は黄金色の世界でした。また山の斜面でも水田が多く上の写真にも写っています。水田は魚野川の左岸側(西側)の斜面だけに見られます。これは地質の違いによるもので、西側斜面は第三紀~第四紀の泥岩が分布するためです。泥岩地帯は地すべりを起こしやすく、そういう調査を行いました。これは地すべり地の上から見たところで、魚...

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