藤十郎 さん プロフィール

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藤十郎さん: 文楽と聴覚障害に生きる
ハンドル名藤十郎 さん
ブログタイトル文楽と聴覚障害に生きる
ブログURLhttp://tohjurou.blog55.fc2.com/
サイト紹介文文楽を愛しながら、病気で聴覚障害になりました。そんな視点からこの芸能と障害について書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供364回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2006/04/09 08:27

藤十郎 さんのブログ記事

  • 免許の更新
  • また運転免許の更新の時期になりました。もっとも近くの更新センターは兵庫県伊丹市なのです。あだ、伊丹というところは面倒で、車ならすぐなのですが、阪急電車だと遠回りになってとても時間がかかります。更新センターはJR伊丹駅からすぐなのですが、自宅の最寄は宝塚駅。これがまた意外に面倒です。しかし行かないわけにはいかないですから、前回もはるばる伊丹まで行きました。ところが私は障害のために特殊なテストをするとい [続きを読む]
  • 大学祭
  • もうふっつり大学祭なるものには行っていません。学生からもさそわれることはありませんし、催しもあまり関心はありません。昔は文楽の呂勢太夫さんや清志郎さんが来てくれたこともあり、狂言、落語もありました。やはり国文科があっただけのことはありました。今はやはり健康食とか、点滴の仕方とか(笑)何かそういうテーマでやっているのかなぁ?それは冗談で、現実には    模擬店とコンサートやダンス、なんとかコンテスト [続きを読む]
  • 変体仮名、読む?
  • 看護学科の学生さんは必ずしも理系出身ではありません。中には国文科に行こうか看護学科に行こうか迷ったという人もいます。ごくまれにそういう人が源氏物語などに関心を持ってくれて助かります。先日、「昔の人は本を写して伝えてきました」「たとえばこんな本です」といって写本を紹介しました。ほとんどの学生が    読めないと言っていました。しかし、比較的平仮名に近いものもありますので、それを見せると「あ、読める」 [続きを読む]
  • 質問の山
  • 自分のハンディを何とか克服したいという気持ちがあります。大学の授業の場合、学生をほったらかしてしゃべってさえおればかっこうはつきます。それで単位を出しておれば何も苦労しなくても「仕事はできた」ということになるのかもしれません。実際、ある学生が「○○先生の授業は何を言っているのかまるでわからない。でも単位は取った」と言っていました。私も最近「教養の授業はスリーピングタイム」と言われました(笑)。でも [続きを読む]
  • 劇場の店
  • 国立文楽劇場には以前「門左衛門」というレストランがありました。関東から来られた方と一緒に一度だけ昼ごはんを食べたことがありますが、私には高級過ぎてそれ以後ふっつり行っていませんでした。いつの間にか店が変わって    文楽茶寮という名になっていました。ここも一度だけお茶を飲みに行ったことがあっただけです。昨日、用があって劇場に行き、そのあと、お世話になった方と昼ごはんを食べましょうということになりま [続きを読む]
  • 叱られること
  • 日曜日になるととにかく休もうという気になります。この間の日曜日も朝は7時頃まで寝て、いくつか用事を済ませたあと午睡をしたのです。すると2時間ほどぐっすり寝てしまいました。結局、この日はほとんど何もせず、夜になってから源氏物語を少し読んだくらいでした。源氏物語を読むときは、必ず注釈書と辞書を使います。なんとなれば、それらがないと私には読解できないからです(笑)。注釈書は現代のものとともに、いわゆる古 [続きを読む]
  • 鼻歌
  • 私の授業はあまり真面目に勉強するものではありません。文部科学省や仕事場のエライ人が見たら腰を抜かすかも(笑)。昨今は公開授業というのがあるのですが、私の授業に来られたらみなさん首をひねられるでしょうね、きっと。とにかく90分間学生の話を紹介してはあれこれコメントしていくだけ、というようなものもあります。ですから、学生から自由に何でも    質問や意見を言ってもらうのが基本です。私は障害についてもオ [続きを読む]
  • サロン・ドゥ・螺から
  • 10月8日のサロン・ドゥ・螺での野澤松也さんの演奏はつつがなくおひらきとなりました。この日のお客様数人とはフェイスブックで新たに「友だち」にしていただきました。松也さんにご挨拶して帰ろうとしたら、例のKさんが「今日はおおきに」という感じでお菓子をくださいました。どこまでも気配りのすばらしいかたです。場所が淡路町ですから、どうしても    冥途の飛脚を思い出してしまいます。せめて帰り道にはということ [続きを読む]
  • 松之輔師の仕事
  • 野澤松之輔というかたは、昭和50年に亡くなっていますので、私はナマでは聴いたことがないと思うのです。ただ、私はかなり早い時期からこの方のお顔もお声も知っていたのです。もちろん映像で。というのは、鑑賞教室などの時に上映されていた    映画 『文楽』に出ていらしたからです。ついでですが、この映画には桐竹紋十郎師が人形拵えをするのをじっと見ているかわいい吉田簑太郎少年も登場するのです。松之輔師は南部大夫 [続きを読む]
  • ドナルド
  • とても嫌な思いがします。客観的に見たら弱い立場なのは私です。にもかかわらず、強い立場の人物に声を荒らげてしまいました。怒鳴る、なんて私には似合わないのに。あまりにも理不尽なことを弁護士か事務職員みたいに無感情に言われ腹が立ちました。おそらくあちらは今後も高飛車に知らぬ存ぜぬを決め込むのでしょうが、闘争心に火がつきました。いざとなったら本気で喧嘩します。もちろん、したくはありませんが。 ↑応援よろし [続きを読む]
  • ラテン語
  • 外国語は苦手です。日本語がこれほど好きなのに、なぜ外国語になると苦手意識が出るのでしょうか。もっとも日本語といっても、いわゆる   国語学という研究分野になるとさっぱりでしたから、やはり語学というものが苦手なのでしょう。ただ、私は大学生の頃、英会話、中国語、ドイツ語、韓国語(ハングル)などをかじったことがあって、NHKのラジオなどでしょっちゅう語学講座や英語ニュースなどを聴いていました。それでもや [続きを読む]
  • 人間国宝のむずかしさ
  • 今さらですが、吉田和生さんの人間国宝認定に際してメモしておきます。文楽技芸員さんの多くの方は重要無形文化財(総合認定)の保持者。そして、    各個認定 (人間国宝)になると、太夫、三味線、人形遣いから1〜3人ずつ概ね6人を限度に認定されてきました。制度や慣習、あるいは法的なことはよくわかりませんが、当分はこれくらいの人数で推移するのではないでしょうか。人形遣いでは、桐竹紋十郎、初代吉田玉男、二代 [続きを読む]
  • サロン・ドゥ・螺にて(2)
  • 松也さんの創作浄瑠璃の会は、世話係のような方がいらっしゃって、大阪での会にはKさんという方がよくお世話なさっています。今回もこのかたが世話くださいました。Kさんはどういう経歴でどういうお仕事をなさっているのカなど何も存じ上げないのですが、歌舞伎はもちろん、邦楽全般にお詳しく、こういうことがかなりお好きなようです。よっとしたらとてつもない大物で私などまともにものを言ってはいけないような方なのかも・・ [続きを読む]
  • サロン・ドゥ・螺にて(1)
  • 昨日は大阪市中央区淡路町の船場ビルディングにある「サロン・ドゥ・螺」に行ってきました。野澤松也さんの創作浄瑠璃の会があったからです。前日に松也さんのご自宅でもライブがあり、曲も重なりますので、あまりたくさんはおいでにならないと思っていました。せいぜい7〜8人だろうな、と。ところが松也師匠のお弟子さんのTさん、会のお世話をしてくださるKさんを含めると15人もの方がおいでくださっていて、びっくりしました [続きを読む]
  • 通すか、見取るか
  • 思い起こすと、文楽より先に歌舞伎に接していたのです。ですから、次々と演目が変わることに慣れていました。あまり演目の組み合わせということにも関心が行かず、「操三番叟」「大石最後の一日」「野崎村」「身替座禅」などの組み合わせでも、仁左衛門(13代)、勘三郎(先代)を、延若を、扇雀(現藤十郎)を、孝夫(現仁左衛門)を、吉右衛門を・・・観た、というだけでなんだか満足していました。文楽は通しもありましたが、 [続きを読む]
  • 女子力(2)
  • 女子力(2)というタイトルですが、実は3月に「女子力」という記事を書いていたのです。授業でこういう話をするつもりだ、と。ところが実際の授業の様子を書かなかったようですので、ここに改めて。ここ数年、プランターでいろんな植物を育てましたが、以前の私には考えられないことでした。およそそういうことに関心がありませんでしたから。関心が薄いというと、私はあまり食べものに執着がありません。一人暮らしをしていたと [続きを読む]
  • 時計だらけ
  • 小学生のとき、父親が出張で海外に行き、そのおみやげに兄と私に腕時計を買ってくれました。もちろんさほど高価なものではなかったのでしょうが、子供心に嬉しくて、喜んではめていたことを思い出します。中学生になるとあの当時は    万年筆と腕時計を持って学校に行ってもよいと言うので、これまた進学祝にかってもらった万年筆とともに腕時計をつけて通いました。万年筆なんて、筆圧の強い私はすぐに駄目にしてしまいました [続きを読む]
  • 時事問題
  • 大学生の娘が就職向けの模擬テスト(?)のようなものを受けたらしく、平均点をはるかに上回る点だったと自慢していました。唯一できなかったのが    時事問題で、これは平均点も悪かったので要するに大学生は皆さん苦手ということなのでしょう。「ダメだね、新聞を読まないし、ニュースを観ないからだ」とエラそうに言ったのです。で、その問題を見せてもらったのです。世界文化遺産に登録された、ル・コルビジュエ設計の建築 [続きを読む]
  • 宗教改革(2)
  • がらにもなく宗教改革のことを書いています。マルティン・ルターは雷に遭ったことが人生の一大転機になったようですが、彼にはもうひとつ、重要な体験があったそうです。    塔の体験がそれです。どうやら、修道院の塔の小部屋にいて、天啓に打たれたように知ったことだったようです。人は間違ったことをしてしまう。自分も同じ。そんな「悪」の自分は神の怒りを受けるだけではないのか。そんなことで悩んでいたらしく、しかし [続きを読む]
  • 宗教改革(1)
  • 今年は、マルティン・ルターが「95か条の論題」を提示していわゆる宗教改革が始まってから500年になるそうです。私など、キリスト教に疎いですから、ルターなんて世界史の教科書か、せいぜい岩波新書でその人となりや業績をわずかに学んだ程度です。ルターは秀才で、もともとは法律家、法学者などになるべく学問に励んだそうですが、何でも、    雷に遭って死の恐怖を感じた時に「守護聖人のアンナ様、助けてください。修道院 [続きを読む]
  • 船場ビルディング
  • 次の日曜日は、大阪市中央区淡路町にある船場ビルディングに行きます。このビルは御堂筋なら淡路町3丁目の交差点を東に入り、勝海舟寓居跡を過ぎて少しのところ、堺筋なら淡路町1町目の交差点を西に入ってしばらくのところにあります。大正14年竣工のレトロビルで、細長い中庭があるのですが、これは問屋街という土地柄、トラックや荷馬車を引き込むための機能性を考えて造られたとのことです。登録有形文化財になっています。 [続きを読む]
  • 倒れるものか!
  • なんとなく、、9月は31日まであると思い込んでいました。しかし実は今日から10月。8月以降は日付の記憶がありません。気がついたらもう今年は4分の3が終わったのですね。ただ、私はあまり正月が    ビッグイベントという生活をしていませんので、ほとんど4月が1年の初めという感覚になっています。その意味ではちょうど半分が終わったことになります。今月もまたあれこれ仕事があります。どういうわけか    浄瑠璃と源氏 [続きを読む]
  • 貧乏ひまなし
  • このことわざは本当に私のためにあると思います(笑)。授業が始まって、さらに忙しさが募り、重圧も増してきました。もちろん世の中には私以上に忙しい人など山のようにいらっしゃいます。私が今「忙しい」というのは、かつての自分自身の生活を思い起こしてのことなのです。これほどあれこれ仕事を抱えていたことはかつてないと思います。去年の今ごろは    呂太夫さんの本のことで精一杯。授業の予習とそれだけで自分では大 [続きを読む]
  • 一週目から・・・
  • 後期が始まってやっと1週間が終わろうとしています。久しぶりに声を出しましたので、うまく話せたかどうか、心配です。いつもお粗末な話ばかりですが、学生の皆さんは一生懸命聴いてくれました。今年は、事実上、夏休みがありませんでしたので、その疲れがたまっていて、授業が終わるとぐったりする毎日でした。日によっては昼休みにぐっすり寝てしまうということもありました。しかし、目が覚めたら次週の予習をしなければなりま [続きを読む]
  • 葦の片葉(2)
  • 牧野富太郎というと、私でも知っている植物学者ですが、知っているとはいえ、その業績についてはほとんどわかりません。ところが、片葉の葦の事を調べているとやはりこの人に行き着きました。片葉の葦は、別に特殊なものではなく、その土地の風の状況などでいくらでも起こりうる現象なのだそうで、ごく普通の葦だそうです。それでも、不思議だと言うので、    なぜ片葉になったのかを物語にしようという考えが各地にあるようで [続きを読む]