メゾフォルテ さん プロフィール

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メゾフォルテさん: メゾフォルテからあなたへ
ハンドル名メゾフォルテ さん
ブログタイトルメゾフォルテからあなたへ
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/dorci/
サイト紹介文歴史にまつわる物語などで、あなたの心の扉をノックします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供116回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2006/04/22 16:52

メゾフォルテ さんのブログ記事

  • 太宰治を読む〔243〕 窓前花その3 つづき
  • 佐藤春夫「窓前花」から・彼(上田秋成)は当時には珍しい知性の作家である。この怪奇物語の作者を知性の作家といえば人々は怪しむかも知れないが彼の怪奇物は知的産物である。そうしてかれはやがてこの凝りに凝った人工的作風をも自ら捨て、晩年に至って真に彼自身の境地を見出したのが「春雨物語」である。・人は多く「雨月」を説いて「春雨」を知らない。「雨月」は結局のところっ通俗物だからわかりがいいのである。僕は秋成の [続きを読む]
  • 働き方改革
  • 日本は仕事がなくなってきているのに、多くの人間の労働時間が長いっていうのはどういうわけ?っていうか通勤時間やその他の拘束時間が長いんですよね。これは、かつてのアメリカの対日の方針の影響かもしれませんね。あいつらは目を離すとろくなことを考えない。目に見えない牢獄みたいなものをつくるべき・・・・・みたいな。ま、そう考えるのは当然のことであったかと思います。しかし、もう孫の世代になっているわけですし、古 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔246〕 窓前花その6
  • 池内規行著「人間山岸外史」 水声社 2012年はたいへん興味深いご労作である。その巻頭に掲げられた写真にさまざまな想像力が踊り出すような気がする。この写真は山岸外史と佐藤やす(恭子)の結婚式の写真で、私にとっては、窓のような役割をしている、といえるかもしれない。前列左より、佐藤春夫、井伏鱒二、山岸外史、恭子、井伏節代、太宰治後列左より、佐藤千代、二人おいて亀井勝一郎本文から・昭和十六年六月、太宰治 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔245〕 窓前花その5
  • 窓前草不除という言葉から、夢窓疎石の名前が思い出された。窓つながりというか、時代からして、この「窓」の意味は近いものがありそうである。かなり前に、山梨の温泉に家族で出かけて偶然に恵林寺の庭を観ることになった。恵林寺について  こちら夢窓疎石による庭はすばらしいものであった。仁人自是愛山静  智者天然楽水清莫怪愚惷翫山水  只図藉此砺精明 仁人(じんじん)は みずからこれ 山の静(せい)なるを愛す智 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔244〕 窓前花その4
  • 太宰治「惜別」は、私にとっては好きな作品の1つであるけれども評価が分かれるようである。「惜別」については こちら評価には魯迅研究の竹内好からの批判が取り上げられてきたようである。竹内好については こちらこの竹内好は筑摩書房から全集が出ていて第13巻には「太宰治のこと」が収められている。・そんなわけで『魯迅』を書きあげて間もなく召集がきたときは、跋を武田にたのみ、あわせて、寄贈者名簿に太宰治の名を加 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔243〕 窓前花その3
  • 太宰治「HUMAN LOST」に 思いは、ひとつ、窓前花 と1936年に書き、佐藤春夫が、1961年に「窓前花」を出版したのだから、時空を超えた相聞歌ということになるのだろうか。詩人である佐藤春夫はそういった仕掛けが好きであった、ということかもしれない。なお、相聞歌とは万葉集では恋歌だが、元々は、友人や家族など広い意味に使われたという。「窓前花」では、上田秋成にふれて・秋成は純真一途を以て世俗の虚偽に抗争し [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔242〕 窓前花その2
  • 芥川龍之介に「窓」という作品がある。→ こちら冒頭にある沢木梢とは何者だろうか。→ こちら 男性のようである。ヨーロッパから帰国後、三田文学を再建したとのことだから、佐藤春夫とつながりがあった人物なのだろう。三田文学については、こちら芥川龍之介は、不用意に大事な友人関係に割って入るようなタイプであったのだろうか。それとも芥川龍之介が眩しい存在であったために、芥川本人は意識せずに大事な友人を盗られた [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔241〕 窓前花その1
  • 太宰治「HUMAN LOST」では、題名に「思いは、ひとつ、窓前花。」と添えられている。窓前花とは武蔵野病院の窓から見た花のことかと思っていたのだけれど、どうももっと深い意味があるらしい。佐藤春夫が1961年に「窓前花(そうぜんのはな)愚者の楽園改題」 新潮社版という本を出している。1958年から1960年まで讀賣新聞夕刊に週刊日記として書かれてきた短文を集めたもののようである。この本には太宰治のことが書か [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔240〕
  • 十和田湖にある「乙女の像」をご存知の方も多いのではないだろうか。「乙女の像」については こちら高村光太郎の最後の作品であり、「十和田湖畔の裸像に与ふ」という詩も遺されている。 十和田湖畔の裸像に与ふ  高村光太郎銅とスズとの合金が立つてゐる。どんな造型が行はれようと無機質の図形にはちがひがない。はらわたや粘液や脂や汗や生きもののきたならしさはここにはない。すさまじい十和田湖の円錐《えんすい》空 [続きを読む]
  • ステルスのセミが
  • スダレのひもにセミがやってきて鳴き出すわけでもなくまるで中を覗き込むみたいな。もしかして、透明のセミのつもりかもしれません。この窓で鳥もときどき覗き込んでいきます。ひょっとして、記事アップに協力したいと思っているのかもしれません。私としては、たくさん書きたいことがあり過ぎてもたもたしているだけなんですけど・・・・・連日、暑い日が続いています。汗をしっかりかくと、扇風機でも大丈夫なんですよね。今の時 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔239〕
  • 「HUMAN LOST」は思想犯が精神病院に強制的に入院といったことを逆手にとったような作品で、一見、絶望を与えよ路線に沿っているために発表できたということがあるかもしれない。ニセ患者の太宰治は書きたい放題・・・・・全面的な戦争に入るのを阻止できないか、という切羽詰まった思いが溢れている気がする。「HUMAN LOST」より社会制裁の目茶目茶は医師のはんらんと、小市民の医師の良心に対する盲目的信仰より起った。たしかに [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔238〕
  • 「HUMAN LOST」とほぼ同時期に発表された「二十世紀旗手」の2つの作品は、もしかしたら小山初代への餞別としての意味合いも含まれている、という読み方もあるかもしれない。太宰治の短い一生で、苦闘の7年間を共にし、その後、苦労の生涯を終えた初代に立派な供え花があるのだ、と言いふらしたい思いがする。小山初代の叔父吉澤祐が書いているように、太宰治にはお守(も)り役が必要であった。太宰治が大成するのに、小山初代が [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔237〕
  • 太宰治「HUMAN LOST」は、1936年(昭和12年)4月1日付発行の「新潮」4月号に発表されたのだという。青空文庫 では  こちら薬物中毒症によって、昭和11年10月11日から11月12日まで東京武蔵野病院に入院していた体験をもとに書かれたものとのこと。不思議に力のあふれる作品で、この作品を好む読者も多いようである。このときの太宰治の妻は、先妻の小山初代であった。太宰治と小山初代の婚姻期間は7年ほどで [続きを読む]
  • 発電の最適化を
  • 東北新幹線で首都圏に近づくにつれて高圧線の鉄塔が増えていくのが見えました。電気あるいは電波といったものの生物への影響はどの程度あるのでしょうか。豊かさを求めて、健康や安全をないがしろにしているということはないものでしょうか。ランキング低迷中につき、ご協力をお願いいたします(汗人気ブログランキングへにほんブログ村 [続きを読む]
  • 人身取引議定書
  • 国際組織犯罪防止条約人身取引議定書というものが2005年に国会で承認されていて、ようやく昨年2017年に公布・告示となったとのことです。→ こちら森鷗外が「山椒大夫」を書いた思いが、ようやく形になったということでしょうか。これが日本での実際の場面で人身売買を厳しく取り締まることになるまでにまだ時間がかかるのでしょうか?取り締まり各機関の皆様のご健闘を願ってやみません。ランキング低迷中につき、ご協力 [続きを読む]
  • ヒマワリになりたかったアジサイ
  • 我が家のアジサイは日陰でひっそりと咲くんじゃなくて生垣から首を出しているんですよね。ひょっとしてヒマワリのつもりではないでしょうか。それとも見張りでもしているとか。その辺の監視カメラとは違って、心の中も見えるのかもしれません。季節の花には、そういう働きがあるって知っていましたか?ランキング低迷中につき、ご協力をお願いいたします(汗人気ブログランキングへにほんブログ村 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔236〕
  • 太宰治の隠れたテーマとして、医療問題があったように思われる。山内祥史「太宰治の年譜」 大修館書店 2012年 より・明治21閏年(1888年) 8月21日 西津軽郡木造(きづくり)村三十二番戸の屋号松樹堂の薬種問屋松喜屋      八代七右衛門とその妻ひさとの四男永三郎が、津島家に婿養子として      迎えられ、夕子と婚姻。・明治25年(1892年) 6月 父永三郎が源右衛門と願済改名した。・大 [続きを読む]
  • 梅雨入りだとか
  • こちらは我が家のアジサイで、生垣があるので背が高くなっています。裏側から撮ってみました。近くの自治会の方たちが丹精込めて育てられているアジサイには珍しいものがあります。何度か書いておりますが、花はカメラが好きだと思います。植物を味方につけるには、カメラを向けることだと思います。ただし、レンズの小さいスマホはカメラだと思っていないかもしれません。ランキング低迷中につき、ご協力をお願いいたします(汗人 [続きを読む]
  • 遺品の整理 その3
  • 本棚の一角に、神西清全集と木下順二作品集があります。主人が大事にしていたようで、まだ処分できないでいます。太宰治の生前に神西清は「斜陽」に好意的な評論をしていて、仲間内の褒め合いとは異なり、おそらくうれしいものであったのではないでしょうか。たまたま我が家で全集が一緒にあることでつい関係妄想が働いてしまったのですが・・・・・木下順二の有名な「夕鶴」は1949年に書かれたのだとか。1948年に亡くなる [続きを読む]
  • 遺品の整理 その2
  • 試験問題は、思いがけずの主人からのメッセージのように感じますので続けて紹介したいと思います。・国際関係概論1979年後期テスト こちらは手書きのもので問題が長文です。以下の文章は、日本に原爆が投下される直前の1945年6月、原爆の開発に従事したアメリカの科学者の一部が、日本への原爆投下を思い止まるよう、当時の陸軍長官に提出した報告、いわゆる「フランク報告」の一部である。この文章にはこの1年間、国際 [続きを読む]
  • 遺品の整理 その1
  • 主人が亡くなってもう4年が過ぎました。なかなか主人の遺品の整理が進みません。たくさんの残されたファイル綴から紙を外して、紙と燃えないゴミに分別して・・・・その中から、大学の定期試験の問題が出てきました。主人は女子大の国際関係学科の教員をしていたのです。主人の経歴などについては こちら・国際政治論1996年前期テスト課題下記のテーマから1つを選び、主要な問題点を説明し、自分の見解を述べなさい。1.日 [続きを読む]
  • お知らせ
  • 高齢のため、関係各方面にご迷惑をおかけしておりまして誠に申し訳ございません。放置しておりましたブログ「りんご婆のメモ書き」というものを再開いたしましたのでお知らせいたします。 → こちらランキング低迷中につき、ご協力をお願いいたします(汗人気ブログランキングへにほんブログ村 [続きを読む]
  • 太宰治を読む〔235〕
  • 小説「太宰治」を書いてみたいのだけれど、上手に書けそうもない。なぜなら、太宰治について時間を逆向きに考えてきたから、ということがあるからかもしれない。太宰治の「誠」について言及した高橋和巳が1960年代に「邪宗門」を書き、太宰治が憧れた芥川龍之介は1910年代に「邪宗門」を未完のままにした。2人の作家を結ぶ直線上に太宰治がいるなら・・・・・太宰治もまた「邪宗門」というものを書きたかったのだろうか。 [続きを読む]
  • カジノ法案に反対します
  • カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案に反対します。日本の将来のために、日本の若者を奴隷にしないために日本にカジノを認めるべきではないと思います。苦しい戦争を戦ったあげくにカジノだなんて、と多くの犠牲者たちは考えるはずです。日本の将来について、国会議員の方たちはもっと真剣に考えていただきたいと思います。人気ブログランキングへにほんブログ村 [続きを読む]