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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に https://blog.goo.ne.jp/endoublog

漢方養生法や漢方薬体験例のブログ。漢方体験(生理不順、不妊、更年期など)、漢方の知恵ブログ

漢方薬局を営む薬剤師(やく)です。ウォーキング好きだけど途中植物や鳥に出会うとなかなか前へ進めません。自然の恵みを感じながらのびやかに。

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2006/04/29

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  • 散歩をしない若者たち

    ストレスが溜まっていたり、気鬱状態に陥っている人に、散歩や軽いウォーキングで気分転換することをおすすめするのですが、若者の場合それを言うとほぼ必ず聞かれることがある。それは、「何分くらい?」「何歩くらい歩くんでしょう?」何分ではなくせめて何十分と聞いてくれと思いながら、この質問に答えると「それは、疲れるなあ」とあっさり断られてしまう。散歩の情景がまったく浮かばないようで、数字しか判断材料がない様子。散歩をイメージすれば、「何に出会えますか?」という質問が出てきてほしい。ハナモモの蜜を吸うメジロ先日読んだ本の中に、「いまほど世界中で子どもたちが、人間ばかりと接触している時代はない。」(僕たちはどう生きるかエコロジカルな転回より)という文があり、衝撃を受けた。ホオアカが桜の木に一歩外に出れば、草木や虫や鳥など...散歩をしない若者たち

  • 花粉症症状が漢方で軽くなった

    花粉症も、薬を飲むだけでなく、日々の養生でずいぶん状態がよくなります。食養生忘れずに続けてくださいね。・肥甘厚味(脂っこいもの、甘いもの、味の濃いもの)を避ける・冷たいものを避ける・夜の食事は控えめに花粉症で、今年漢方デビューした人のこと。ずっと抗アレルギー剤を飲むのもどうかなというのでご相談にお見えになりました。体質を伺うと、冷え性でくしゃみが出るときはゾクゾク寒気がするというので、体を温める漢方薬をおすすめしたところ、体が軽くとても調子が良いとのことでした。囀るマヒワ。そろそろ北へ移動するのでしょう。気持ちよさそうに翼を広げて舞うノスリ人も戸外で春を感じなきゃね。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしく花粉症症状が漢方で軽くなった

  • 花粉症:バリアの力が弱い「衛気虚」

    花粉症シーズンで、わが漢方薬局では「バリア」の力が弱い(衛気虚えききょ)という話がよく出るのですが、それは「外からの邪気が内に侵入しやすく、内のエネルギーが外に漏れやすい」状態に陥っていること。その主な症状は・風邪を引きやすい・熱の上がり始めなどにすぐ汗がじわっと出てゾクゾク寒気がする、寝汗をかきやすい花粉症のほかにも、冷たい風にあたるとすぐくしゃみや鼻水が出る寒冷蕁麻疹季節の変わり目に喘息様症状がでる慢性鼻炎なども衛気虚であることが多い衛気を養う働きが高い生薬の筆頭は「黄耆(おうぎ)」これが配合されている漢方薬は衛気を強めて、様々はアレルギー症状の改善にとてもよい。(いくつかの漢方薬があるので、よく体質をご相談になり選択してください)(河津桜が満開、大きなカメラを持った人がいてさかんにくしゃみをして気の...花粉症:バリアの力が弱い「衛気虚」

  • 睡眠時間はどれくらいがいいの?(先週土曜日の新聞から)

    まず、中医学ではどう睡眠をとるかというと、冬は早く寝てやや遅めに起きる春は少しずつ早起きする夏は早起きしやや遅くに寝てもよい秋は夏より早めに寝ると、季節に応じて睡眠の取りかたは異なる。お日様の通りに寝起きすれば、それが体にとっても間違いないのだろうと思う。ところがこのごろ、7時間寝なければ睡眠不足という情報が浸透し、高齢者は「眠れない」と悩んでしまうことがしばしば。しかし高齢になると長時間横になっていることは逆に体力の衰弱につながり、成人から高齢者は実質6時間も寝れば十分。一方深刻なのが、子供たちの睡眠不足。塾が終了するのが夜10時過ぎとか、スマホゲームなどで夜更かしし、休日には「寝だめ」するという不規則な生活を繰り返していると、1日のリズムが崩れ、日中を活発に過ごせなくなったりする。最低でも、夜9時には...睡眠時間はどれくらいがいいの?(先週土曜日の新聞から)

  • 発熱時の養生法でインフルエンザを元気に乗り越えた受験生

    漢方ご常連さんの息子さんが発熱。受診してインフルエンザとの診断を受け抗ウイルス薬を服用したが、症状が出始めた時からすでにいつもの漢方薬と板藍茶を飲んでいて、あとは発熱時の養生。ご本人も漢方薬は飲みなれているし、板藍茶がいつもより美味しく感じるという。高熱が出るも比較的元気で、ほぼ丸一日よく寝ていたので、無理に食事はさせず見守る。食欲が出てきたころを見計らって、おいしいお粥料理を出したら、がっつり食べた。2、3回たっぷり汗をかいてほぼ1日で、体も心もスッキリ。(雨上がり、沈丁花の香りが漂ってきました)そのスッキリさが素晴らしかったそうです。というのも、回復後塾に行ったら、塾の先生が「知恵熱だったんじゃない?」というほど集中力が増し、志望校のランク上げる?という話も出たほど。体力があれば、無理やり解熱剤で熱を...発熱時の養生法でインフルエンザを元気に乗り越えた受験生

  • 僕たちはどう生きるか:言葉と思考のエコロジカルな転回:森田真生著

    新型コロナが脅威なのはほぼ人間だけで、その人間が行動自粛したお陰で地球環境は改善し、鳥や魚は大いに喜んでいた、という作者。これまで忙しく全国各地を飛び回り数学を語る生活が一変した2020年春以降、約一年間の日記。その日々の素直な言葉に共感した。私が好む漢方の中医学と同じ世界観だった。おびただしく多様な時間と空間の「尺度」があり、人間の尺度がいちばん偉いわけではないことに気づいていること(「エコロジカルな自覚」ティモシー・モートン)「何をしても間違っている可能性があるくらい、この世は生態学的に豊かなのである」「人間の知恵で思いつくことなど所詮、風に揺れる木の葉にも及ばない。まずは自分でないものに耳を傾け、謙虚に、観察してみること。」「いまほど世界中で子どもたちが、人間ばかりと接触している時代はない。」「自分...僕たちはどう生きるか:言葉と思考のエコロジカルな転回:森田真生著

  • 疲れてくると症状が悪化するのは気虚

    お悩みの症状が、疲れてくる時間帯に悪化するという場合は「気虚」の改善が必要でしょう。(※人によってその時間帯やシーズンは異なり、早朝から動いていて午後になると悪化する場合もあれば、夜更かししていれば朝に悪化するかもしれません。季節の変わり目に体力を消耗して症状がでることもあるでしょう)(2日前、地元探鳥会の途中にある河津桜。「気」が増しているのを感じます)中医学では、症状が何科であるかはあまり問いません。体をコントロールしているのは自分自身ですから、その力が落ちると弱い部分に症状が出現します。したがって症状に応じた対策に加えて「気虚」対策が必要です。症状に直結した西洋薬や漢方薬のほうが速効性を感じて「良く効く」と思うこともありますが、自分で克服する力を養わなければ症状は繰り返します。薬が治すのではなく、自...疲れてくると症状が悪化するのは気虚

  • 便秘の定義と中医学的解決法

    3日以上排便がなく、便が乾燥して硬くなり、排便しにくい状態。毎日排便しても、量が少ない、あるいは硬くて排便困難な場合も便秘です。毎日ほぼ同じ時間に便意を催して、排便後はスッキリするのが理想です。(梅がずいぶん咲き進みました。うしろのスギの赤さが気になりますが(笑))●ウサギの糞のようなコロコロ便で排便後もお腹がスッキリしない、残便感がある。お腹が張る。この場合はストレスが続いてお腹が緊張していることが多いようです。気分転換で運動をしたり、例えば朝の排便時間に余裕を持つようにしてみてください。朝食もゆっくり食べましょう。気滞改善の漢方薬がおすすめです。●「毎日排便がない」と心配して、酸化マグネシウムなどの便秘薬を処方してもらっている高齢者も多いです。酸化マグネシウムを使うと、便が水っぽくなり、便もれを起こし...便秘の定義と中医学的解決法

  • 食物アレルギー・皮膚からも侵入・丈夫な皮膚を維持する食生活を

    食物アレルギーというと、まだ腸が出来上がらず消化力の弱い乳幼児が、食べたものを充分消化できずに、腸から吸収されてアレルゲンとなるイメージですが、実は、皮膚からもアレルゲンが入り込んでいる可能性もあります。例えば、衣類に付着した果物の汁が、皮膚に触れて侵入することも。健康な皮膚バリアを持っているなら問題ないのですが、近年では過度の清潔習慣から、赤ちゃんのおしりふきの使い過ぎやコロナ以来頻繁にアルコールで拭く習慣がついてしまった子供などは、通常は侵入しえない物質が入り込みやすい状況になっているかもしれません。丈夫な皮膚を維持するためには、適度の清潔と、バランスの良い食事や規則正しい生活を大事にして、健やかな皮膚を日々造り出せる体を維持することです。梅もだいぶ咲きすすんできました漢方家ファインエンドー薬局HP漢...食物アレルギー・皮膚からも侵入・丈夫な皮膚を維持する食生活を

  • 瘀血もいろいろ3:座ると5分で血流が悪化する。生理痛など

    先日TVで見たのですが、座って5分もたつと、もう血流は悪くなってくるそうです。世界的に見ても、座りっぱなしの時間が長いと言われる日本人。せめて1時間に1回は立って体を動かすことが必要とのことでした。スクワットや、足首の曲げ伸ばし、それに貧乏ゆすりもよいとのことでしたが、貧乏ゆすりはこっそりやらないとね。座ると骨盤内は圧迫されて、生殖系はもろにその影響を受けます。女性の場合、子宮や卵巣に栄養が十分に運ばれず、生理のリズムが阻害され、新陳代謝が妨げられるので、生理痛がひどかったり、筋腫、卵巣嚢腫、内膜症などの婦人病を引き起こしたりします。こまごま動くことですね。ツボ押しもやってみてください。●子宮瘀血の特徴生理痛が強い経血の色が暗く血塊がある生理周期が遅れ気味●その他の瘀血の特徴肌のシミが多い、顔色がくすんで...瘀血もいろいろ3:座ると5分で血流が悪化する。生理痛など

  • 腸も皮膚も元気になった・腸と皮膚はつながっている

    腹痛を起こしやすいというご相談で、主に脾肺を補う漢方養生をコツコツ続けていた男性。近頃ではすっかりお腹も丈夫になり、アレルギー体質で皮膚トラブルもあったのだがそれもなくなったという。お腹と皮膚、内科と皮膚科につながりはないと思うかもしれないが、構造を見れば腸と皮膚は直接つながっており、腸の粘膜が丈夫になれば皮膚も丈夫になるのは当たり前。そんな当たり前を説いているのが中医学。彼は、来局されると中医学の話も興味を持って聞いてくださり、それで思いついた生活養生も積極的に実行する。たとえば、夜の食べ過ぎを止めたり、肉食の量を減らしたり。この頃は何かと「腸内細菌」が話題になり二言目にはヨーグルトがでてくるのだが、腸が弱い人の多くは牛乳系にも弱い。それに現代は概ね偏った食事の摂りすぎで腸に負担をかけっぱなしだ。しかし...腸も皮膚も元気になった・腸と皮膚はつながっている

  • 大寒は春隣り

    大寒とは24節気の一番最後。大寒初候:款冬華さくふきのとうはなさく大寒次候:水沢腹く堅しみずさわあつくかたし大寒末候:鶏始めて乳すにわとりはじめてにゅうすふきのとうが雪の間から顔を見せ、沢の水は硬く氷っているが、鶏が卵を産み始めるころまさに「春隣り」山菜はその香りで気の流れが目覚める。朝日はわずかに早く昇るようになったし、夕方はかなり余裕が生まれた。体はもうずいぶん寒さにも慣れたし、前向きな気分になる。だけど明日は地元の探鳥会の予定なのにピンポイントでばっちり雨の予報。ま、そんなときもある。風と遊んでいるように見えた印旛沼のチュウヒ大寒は春隣り

  • 瘀血もいろいろ2:コロナ後の疲労感と首や肩の凝り

    ずっと首や肩が凝って痛みがとれないという女性。ネットで調べると首コリや肩こりは瘀血らしいので血流をよくしたいとご相談。痛みは疲れてくると悪化し、とにかく疲れやすい。聞けば、コロナ後に咳が長引きすっかり体力を消耗したのだそう。体質を判断して、気血を補い漢方薬をしっかり飲んでもらうことにした。その後、以前より体の重だるさは改善し、さらに翌月は顔色もよく症状も軽くなった。コロナ後に咳が残る人は多く、状況に応じて漢方薬を組み合わせ、咳が長引いているときは、補補気陰対策などを組み合わせて好評だ。一方、咳が長引いて体力が消耗してしまうと、瘀血など二次的症状が様々生じなかなか解消されない。体力が足りなければ二次的な病邪を追い出せないというのは、考えれば当たり前だと思うが、西洋医学的発想だとモグラ叩きのように症状を抑える...瘀血もいろいろ2:コロナ後の疲労感と首や肩の凝り

  • 瘀血もいろいろ・高血圧、高血糖、高コレステロール

    高血圧、高血糖、高コレステロールなど健康診断のチェックが入って「漢方でなんとかならない?」と聞かれることがままある。これらは血流が悪い体質の筆頭でもあり、それが原因で肩こりや頭痛などの痛みや部分的な冷えなどが出現することも多い。中医学ではこれを血瘀症といい、滞っているそれがあることを瘀血があるという。ま、ごっちゃに使っていることが多いけど。「活血」(血流改善)対策が必要です。血流が良ければ、血管内の老廃物の癒着を防ぎ、血糖やコレステロールの利用もアップして血管内はいつもスッキリしている。瘀血をつくりやすい体質はいくかあるので、これを明らかにすることも大切。たとえば、1,ストレスで緊張がほぐれない(気滞)2,飽食で血管内を流れるものがドロドロして詰まりやすい状態(痰濁)3,加齢や潤い成分の不足で、流れるもの...瘀血もいろいろ・高血圧、高血糖、高コレステロール

  • 本日より通常営業です・クイナ

    本日1/4より通常営業です。本年も皆様の健康づくりにお役に立てますよう研鑽を積んでまいります。どうぞよろしくお願いします。暖かい年明けです。ずっと凍らない気温でした。「地球沸騰」気候だけでなく、地球は内部から目覚めてしまったのでしょうか。生き物の一つに過ぎない人間にとって地球相手は無力です。それに機械のように正確に行動することもできません。ほかの生き物とともに、できる範囲で日々丁寧に生きていける生活を選ぶことでしょうね。元旦に出会った、泳ぐクイナです。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしく本日より通常営業です・クイナ

  • 首筋や背中がゾクゾクするときは葛根湯

    今朝も凍っていました。エノコログサかな。「ふだんこんなに寒がりじゃないのに、背中がぞくぞくして首もバリバリ凝って・・・」そんな時こそ葛根湯です。すかさず葛根湯を熱くして飲むとあっとまに、症状が和らぎます。カゼに葛根湯ではなく、首筋から寒気が入ってきたら葛根湯と覚えておきましょう。熱いお湯割りで飲むのがコツです。冷たいものを食べたり飲んだりしてはいけません。うっかりお刺身やお寿司を食べると、葛根湯の効果は半減してしまいます。出かけるときは、フードやマフラーも有用。首筋を風寒邪から守ることができますね。また冷えて頭が痛くなる人は、頂調顆粒です。これもお湯割りですね。先日の北印旛沼のトモエガモの群れです。そして藪の中にかくれているのはサンカノゴイ。冬のバードウォッチングに出かける時は、帽子、マフラー、背中に貼る...首筋や背中がゾクゾクするときは葛根湯

  • 冬至は太陽のようなカボチャとユズで

    冬至はカボチャを煮て食べ、ユズ湯で温まる習わしがあります。どちらも太陽色で、風邪を予防すると言われます。カボチャ:補気類温甘/脾胃体を温め胃腸を元気にしてくれます。柚子の皮:行気類温辛苦/脾肺生薬ではミカン類の皮は陳皮(ちんぴ)として使われ、気の流れを整え、腹の張り、胸のつかえなどを取り去ってくれます。明日からは徐々に日中の時間が長くなります。朝はなかなか早くなりませんが、夕暮れ時間が遅くなります。陽気が少しずつ増すのです。ちょっぴり活発に行動するよう意識してみましょう。先日の日曜日は印旛沼あたりの探鳥会でしたツグミもアカハラも元気。柿の実もそろそろ終盤で争奪戦をやってました。寒くても野鳥を探して歩くのは、気持ちがいいです。冬至は太陽のようなカボチャとユズで

  • 漢方で不安感などが改善されてきた

    ずっと更年期障害が続いているとおっしゃる70歳目前の女性不安感やめまい、動悸、耳鳴り、眠れないなどの不定愁訴があり、閉経以来ずっと婦人科に通い、様々な安定剤も飲んだりしているが、一行に改善しない。初回のご相談では、症状の訴えさえままならず、こちらの質問の回答もあちこちに話が流れて途中で何を答えようとしているのか頭の中で考えがさまよってしまう様子。そんなこんなの末、弁証して陰虚傾向にあり心腎不交の対策をすることにした。陰虚:潤い成分が足りない陰虚:潤い成分が足りない漢方家ファインエンドー薬局千葉県佐倉市この調子では漢方薬の服用さえ忘れてしまうのではないかと案じたが、彼女はしっかり毎日服用し、毎月来局しては近況を話し3か月。この頃では、話のキャッチボールもスムーズで、表情も明るくなってきた。まだ、ちょっとした...漢方で不安感などが改善されてきた

  • 鳥の財産、住まいは地球・カシラダカ、タヒバリ、シロハラ

    カシラダカ(頭高)というユーラシア大陸からカムチャツカ半島や朝鮮半島伝いに海を越えて日本に渡ってくる冬鳥のひとつ。スズメくらいの小さな鳥です。真っ白なお腹とモヒカン頭が特徴。10年近く前なら、スズメかカシラダカかというほど冬の枯れ木に群れていたのに年々激減していました。それが何年ぶりだろう。前の日曜日の散歩中に50羽以上の群れを目撃しました。こちらはメスかな?今年は、北海道、東北方面の天候が荒れているのと、木の実が少ないのとが影響して、関東以南へ到来する冬鳥が多いのではないかとのうわさもあるけど、定かではありません。タヒバリも今年は多いみたい。これも冬鳥、シロハラです。毎度ながら、こんなに小さな鳥が海を越えて飛翔し移動する力強さに心が震えます。それでも途中で事故にあって命を落とすものもいるでしょうね。自分...鳥の財産、住まいは地球・カシラダカ、タヒバリ、シロハラ

  • 子供や若い女性にも増えた乾燥肌、主は原因は陰血不足

    寒くなったとたんに、肌の乾燥によるトラブルのご相談が増えました。年齢を重ねると肌の代謝が低下して、外気の乾燥に弱く、擦れる部分は炎症を起こしやすく痒みを生じます。「老人性皮膚掻痒(そうよう)症」といわれたりします。しかし、最近では潤い肌の象徴であるはずの子供や若い女性にも乾燥肌の人が増えました。肌の乾燥は中医学的に判別すると「陰血不足」です。食べ物の偏りがないか、睡眠不足など不規則な生活をしていないか、目の使い過ぎや疲労蓄積はないかなど生活習慣を見直してみましょう。(お手入れに余念がない池のカルガモ)☞陰虚:潤い成分が足りない 漢方家ファインエンドー薬局千葉県佐倉市(coocan.jp)漢方薬で補陰対策した例で、「アトピーかも?」とご心配のお母さまのご依頼で、乾燥肌の子供さんに補陰する漢方薬を飲んでもらっ...子供や若い女性にも増えた乾燥肌、主は原因は陰血不足

  • 総合風邪薬さえ飲めば治る、のではない

    しょうが湯入荷してます。あまりに暖かい冬なので忘れるところでしたが(笑)漢方の本場中国では、寒気がするときは、生姜湯を飲み、咳が出るときは、梨を煮たシロップを飲むのだそうです。それにカゼの時も症状に応じた漢方薬を選びます。例えば、のどの痛み発熱などウイルス性の場合は、板藍根や銀翹散寒気や関節痛からくるカゼは、葛根湯急性胃腸炎などお腹にくるカゼは、カッ香正気散(勝湿顆粒)常備しておきます。漢方はひとつの食事養生法です。寒気があるなら、冷たいものを避けるし、熱がこもっているときはさらっと体を冷ましてくれるものを食べ、咳のある時は梨のように喉を潤すものを食べ、体力が落ちているなら暖かくして休みます。そうすることで免疫力というか治る力が高まって順調に回復するのです。実際、風邪症状に応じた漢方薬を飲むと驚くほどの速...総合風邪薬さえ飲めば治る、のではない

  • クコの花が咲いていた。サンシュユ、ツグミ、ジョウビタキ、タヒバリ、ミコアイサ

    今朝の通勤道でクコの花を見つけましたあれ~クコは冬だっけ?どうやら暖かいせいで今頃咲いたようです。一方ではサンシュユの実。この二つが配合されている漢方薬といえば「杞菊地黄丸」でしたね。田んぼでは、紅葉しながらのヒレタゴボウでしょうか?しかもこの頃新たに芽吹いた様子。今年は暖かくて、雑草の茂りもすさまじく、散歩道がとおれなくなってしまったところもありました。一方、野鳥たちは着実に営みを続けているようです。柿の実を食べるツグミ。この柿はどうして落ちないのだろうとよく見てみると、向こう側に蔕があってかろうじて枝についているのでした。電線にずらっとムクドリの群れ、と思ったら左約1/3はツグミの群れでした。隣同士の距離感が異なってますね。ジョウビタキの声もあちこちで聞こえます。声はすれどもなかなか姿が見つけられない...クコの花が咲いていた。サンシュユ、ツグミ、ジョウビタキ、タヒバリ、ミコアイサ

  • ヒイラギ(柊)の花が咲き始めた 雄花?雌花?

    木へんに冬と書いてヒイラギ。ヒイラギは冬の花。モクセイ科で心地よい芳香を放ち、分布は台湾と日本なのだそうです。雌雄異株で初夏に黒紫色の実をつけ、花びらが反りかえるのが特徴、とあります。近所に見かけたヒイラギの花。拡大してみると、メシベが見えますと思ったら、こちらの枝の花はメシベがないみたい木は1本なのだけど。ん~、ナゾです。ちなみにクリスマスのに登場するヒイラギは、セイヨウヒイラギで、クリスマスホーリーなどの名で呼ばれ、モチノキ科。花は、春に咲き、冬に赤い実をつけるそう。ヒイラギ(柊)の花が咲き始めた雄花?雌花?

  • 血虚を対策:不眠が改善し目のクマがとれた

    冷え性体質もいくつかあって、眠りが浅いという症状を伴っている場合は「血虚」のことが多いです。1か月漢方対策された女性のこと。初回:不眠、冷え性の訴え。肌がくすみ、目のクマもくっきりわかる顔色。目のクマは、末梢血流がよくない状態の現れで、この方は血虚血瘀の体質のようです。補血活血の漢方対策を始めて1か月:漢方の服用は初めてでしたので、気になることがあればすぐに相談いただきました。途中、不眠対策として、頓服的に酸棗仁湯を加えましたが、その後眠りの質が徐々に改善し、ここ数日は、朝までぐっすり眠れているとのこと。お顔をみれば、顔色が明るく目の下のクマもすっかりなくなっていました。気血が補われ末梢血流がよくなったおかげでしょう。引き続き漢方対策を継続しています。「虚」を補うのは、数か月またはそれ以上かかることもあり...血虚を対策:不眠が改善し目のクマがとれた

  • うっかり立冬だった。冬の養生:サザンカ、ヨウシュチョウセンアサガオ

    立冬(11/8)を忘れるほどの暖かさが続いていましたが、ちゃんと寒さがやってきました。それに、日の出日の入りの時刻が毎日1,2分も変化して、目覚まし時計の時刻はまだ真っ暗です。体が戸惑ってしまいそうですが、朝は積極的に戸外へ出て、朝日を浴び大気の温度や湿度を感じて、早く季節になじむことですね。冬の養生法は、穏やかに過ごしてエネルギーを充電することです。忙しくしない騒ぎすぎない夜更かしせず睡眠時間を確保する食べ物も少々こってりして温かいものを食べたくなります。木に成るものも、みずみずしいものからこってりしているギンナンや落花生などが旬です。魚も脂がのり、肉は牛肉や羊肉がより体を温めてくれます。サザンカも咲き始めました。散歩道に咲いていた花を検索してみたらヨウシュチョウセンアサガオだとか。まだ背がひくい。外来...うっかり立冬だった。冬の養生:サザンカ、ヨウシュチョウセンアサガオ

  • 血虚とは:髪が生えてきた

    中医学に「血虚」(けっきょ)という言葉があります。お客様の体調を伺っていて、「血虚ですね」というと大概、「(医者に)貧血とは言われていません」と反論されるのですが、貧血とは数だけを見た判断ですよね。体は、食べたものを使って「質の良い血液」に作り上げ、日々充足しているのですが、しっかり食べていなかったり、胃腸が弱かったり、疲労がたまったり、生理出血があったり、更年期で代謝機能が少々落ちていたりなどするとだんだん、数はあっても血液としての働きが落ちてくるのです。すると、様々な症状が出現します。眠りが浅いとか、落ち込みやすくてくよくよ悩みやすいとかも、血虚が原因だったりします。先日、頭髪の薄毛のお悩みの更年期年齢の女性のこと。年齢の割に、すでに地肌が見えていて髪の毛が細い。そこで、補腎補血対策したら、1か月ほど...血虚とは:髪が生えてきた

  • 指先まで温かくなった・血流改善漢方

    コレステロール値が高めで糖尿病も患っている女性。食事の注意や適度の運動は心がけているものの、あとは病院薬をずっと飲んで、これでいいのか?とご心配のご様子でした。「瘀血」の症状をチェックしてみると「すごく血流が良くないと思う」と自覚され、血流改善の漢方服用を始めて、それ以来、来局されてはペットの話や料理の話などし、すっかりおなじみさんです。ある日拝顔して、肌の透明感が増しきれいになったな、と思ったところ(末梢血流改善の成果だ)、「これ(漢方)飲む前は、夏でも指先が凍るほど冷たかったの。今は温かいのよ~」と手を握られた。ほんとうにほんわか温かい手だ。糖尿病や高脂血症は、ほぼ無症状なのがやっかいなところだが、こうして末端に変化を実感できたということは、体の内部の環境も以前よりはずいぶんと改善しているといえます。...指先まで温かくなった・血流改善漢方

  • googleの写真機能を使ってみた:シラヤマギク、サルトリイバラ

    先日知人に「スマホのgoogle使えば名前がすぐわかるよ」と教わって、散歩中に使ってみた。白雪じゃなくて白なんとかだったと思うけど・・・と写真をとれば、シラヤマギクと出た。そうそう、そうだった。これは便利。すでに撮った写真を検索することもできる。これはサルトリイバラとちゃんと出た。クサギの実も大正解。気になった小さな真っ白なクモは、残念ながら小さすぎて検索できなかったみたい。だんだん図鑑を開かなくなるなあ。朝の散歩道は今日もいい天気。暖かすぎるのか、先日は、アオジが枝のてっぺんにでてきていた。アオジシメもやってきた田んぼにはタヒバリも。小さな冬鳥たち。北の国からけなげに飛んできてくれるのは、愛おしい。印旛沼には、カモたちもそろいつつある。googleの写真機能を使ってみた:シラヤマギク、サルトリイバラ

  • 牛車腎気丸ってどんな体質に使う?

    なぜか「牛車腎気丸ください」と言われる事がしばしばあった。ネットで検索するとこれがいいと書いてあったそうな。そこで、牛車腎気丸はどんな体質に使うのか、書いてみます。処方のつくりは「八味地黄丸」に牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたもの。八味地黄丸は腎陽虚。牛膝は活血化瘀、補肝腎、利水通淋作用を持ち下行の引経薬でもある。車前子は清熱利水作用があるので、つまりは、下半身が冷えるタイプのむくみや小便がスッキリ出ないという症状のある人に用いると有効。腎陽虚は、下半身が冷える、足腰の力が弱い、下腹部のひきつり、腰痛などの症状があり、むくみや尿量減少または多尿、夜間尿、失禁、スッキリ排尿できないなどの症状が現れやすい体質。ということで、お客様の体質を伺ってのち「牛車腎気丸でないほうがいいのでは?」というと、「...牛車腎気丸ってどんな体質に使う?

  • 漢方飲んで悪夢が消えた

    体の重だるさなど体調不良と不安感が強く、電車に乗ったりするとパニック症状を起こすという女性のこと。漢方薬の服用を始めたら、元気になったし緊張することがずいぶん減ったという。そして「あれだけ毎日見ていた悪夢が、ぱったりなくなった」とおっしゃる。当初の問診で睡眠問題の訴えはあまりなかったのですが、体質を判定して痰熱を除去する必要を感じ、その漢方対策をおすすめしていました。偶然というか、彼女が服用されている漢方薬は、悪夢を食べてくれる獏が図柄になっているほどこの体質の特徴的な症状なのでした。今朝のウォーキング道で。チャノキの花が咲き始め。いまさらながら、漢方ってすごいなあと思ったし、問診によって患者の体質を見極めることの大切さも実感しました。くれぐれも、友達がこれ飲んでよかったからとか、ネットで検索してこの漢方...漢方飲んで悪夢が消えた

  • 美味しく感じる漢方がその季節の養生になる・重陽の節句

    漢方のおなじみさんに「このごろ杞菊地黄丸を美味しく感じるようになって毎日飲んでいる」と言われました。漢方の味に慣れた人になると、このような感想を言われることがあります。季節に応じて飲みたくなる漢方が変わるのです。旬のものを美味しいと感じるのと似ていると思います。そして不思議とその漢方薬が今の季節や体調にぴったりの養生になっているのです。補腎剤のベース処方は六味丸。その1成分である山茱萸は、重陽の節句(9月9日新暦なら10月中旬)でも使われるもので、この小枝を髪に刺してお弁当を持って山を散策したのだそう。そして菊をつけた酒を飲んで、無病息災や不老長寿を祝ったのだそうです。(※残念ながら日本では9という数字を嫌うので、この節句だけは受け入れられてないのですが)(趣味の園芸より)杞菊地黄丸は、六味丸に秋が旬の枸...美味しく感じる漢方がその季節の養生になる・重陽の節句

  • タコノアシなど・散歩道にて

    田んぼ散歩の続きです。「おまん、誰じゃ?」の筆頭だったのが、これ。タコノアシ実が赤く色づいているのですが、その形がまさにタコの足。調べてみると絶滅危惧種だそうな。身近なところで会えるとはうれしいものです。これも面白い形。エノキグサ。苞の中に実らしきものがあるのに、そのわきから花穂が伸びています。小さすぎてもう見えません。かのトウダイグサ科でした。ヒロハスズメノトウガラシイボクサと手前はヒレタゴボウこれも小さい花。チョウジグサかな?ヒメミソハギの類これはハッカだと思うのですが、葉がやけに細い。どれも、お馴染みの草花ですが、じっくり見ると面白くてたまりませんね。サクラタデの群生シロバナサクラタデアキノノゲシは私の好きな花。タコノアシなど・散歩道にて

  • 脳の回線がつながった散歩道

    三歩、歩けば用事を忘れる、回線のつながりが悪いこの頃。昨日は、久しぶりにのんびり近所の田んぼ道を散策。そして、ふだんなら通り過ぎるようなこの草だが、脳の片隅がピカッと光った。「おまんどこぞで会うたかの?」よく見ると茎を巻く葉が、小魚のように愛らしい。と、記憶がよみがえった。ボードの前に立って説明する老人とそこに張り付けられた茶色い植物の標本の情景が。そして小さいという字と魚片の文字が。そう!これに会ったのは、5年以上前に行った八丈島。黄八丈の染につかう小鮒草(コブナグサ)ではなかろうか。当時は、どこに行ったらこんな植物が生えているんだろうと思ったものだったが、こんな近くに群生していたとは。それよりも、霧が晴れたような脳の働きに、すごく安心した。久しぶりに金木犀の香りを嗅いだせいかもしれない。そのあとは「お...脳の回線がつながった散歩道

  • アイスを食べたらなぜ肌荒れ?

    先日テレビでクイズ番組を見ていたら、暑さで体調を崩さないよう健康生活を心がけていたのに、このごろ吹き出物がひどくなってきた。健康によくなかった習慣はどれでしょう?という問題で、その答えは、毎日1個アイスを食べていたことでした。なぜ、アイスを食べたら肌が荒れたのでしょう?テレビの答えは、冷えることによって血流が悪くなり肌代謝が落ちるから、ということでした。中医学でも、このような状態を「寒直中」といい、吹き出物対策として胃腸を温める漢方薬を用います。胃腸の漢方薬なのに、おもしろいように吹き出物が改善します。胃腸と肌は体の裏表になっていて直につながっているので、当然といえば当然ですが、冷やすと胃腸の動きが悪くなるだけでなく、胃腸はすべての臓器と接しているので、内臓全体が冷えて「陽気を損なう」ことになります。「陽...アイスを食べたらなぜ肌荒れ?

  • 山楂子(サンザシ)の実が赤い、この日の戦利品はギンナン

    地元佐倉城址公園にある「くらしの植物苑」の山楂子の実が赤くなっていました。中国では肉料理を食べるときに、この実をデザートやジュースやおやつのようにして食べ、脂っこいものの消化を促すのです。昔から牛や羊のかたい肉を料理するときに早く柔らかくするために使ったりもしてきました。わが薬局にある「晶三仙」にも山楂子が配合されていて、胃がもたれやすい人に人気です。さて、この植物苑の面白いところは、生活に身近な植物があることです。ゴマの花と実。左の実の中にゴマが入っているシロワタの花実がはじけると、綿が出てきてこの中に黒い種が入っている。これを紡ぐと木綿になります。昔の布団や座布団の綿もこれが原料だったのかな。気づけばはるか昔の話になりますね。今はなんでも化学繊維。これは小豆の花植物苑を出たところのイチョウ並木で実が落...山楂子(サンザシ)の実が赤い、この日の戦利品はギンナン

  • 体調を崩したときに食欲がなくなるのは防衛反応

    このところコロナ感染でのご相談が続いたのですが、「発熱して食欲がなくて。どうしたらいいですか?」というご質問もありました。「温かくして寝ていましょう。1日くらい食べなくても大丈夫だから」と荒っぽいと思われる回答をしました。食欲がないときは、無理に食べない方がいいことも多いのです。風邪などで発熱したとき食欲がなくなるのは「気」を消耗しないための防衛反応です。発熱によって免疫を活性化してウイルスと戦おうと全体力を総動員しているのですから、他のことにエネルギーを使わない方がいいのです。食べて消化することもエネルギーを必要とします。例えば、もともと気虚の人は食後だるくねむくなるのですが、それは食べることで気が不足してしまうからです。じっと静かに寝ている方が、集中して病気と戦えるのです。やがて峠を越えると、自然にお...体調を崩したときに食欲がなくなるのは防衛反応

  • 秋の花粉症原因のひとつブタクサが咲き始めました

    近所の手繰川の両岸に繁茂しているのはオオブタクサ。あっという間に伸びて花を咲かせ始めました。秋の花粉症原因のひとつではあるのですが、夏バテ、秋バテなど体力低下があると免疫力も低下して発症しやすくなるので、体調管理を万全に。「膜」(粘膜や皮膚)を健康にする漢方薬もあるので、ぜひご相談ください。以下は、台風2日後に行ってみた盤洲干潟と小櫃川での探鳥会。写真右奥に見えるのがアクアラインです。海の風が心地いいです。もちろん花粉も少ない(笑)東京湾の貴重な干潟のひとつです。まだ台風の影響が残っていて、海も川も泥色でした。台風翌日は青潮が入ったせいで、たくさんの魚が岸辺に打ち上げられたそうです。チュウシャクシギと後ろは製鉄所川辺にいたアオアシシギ。この場所に十数羽いて、盛んに鳴きかわすその澄んだ声は胸がきゅんとします...秋の花粉症原因のひとつブタクサが咲き始めました

  • 疲れ顔改善にまず目のツボを押してみよう

    季節の変わり目ですね。疲労感を感じるころですが、顔がシャキッとしないのはよくありません。マスクで隠すのも限界があります。目のツボを押して、まなざしをスッキリさせましょう。顔面のリンパや血流も改善するので、表情も明るくなり若返りますよ。☞目のツボ押し、やってみよう散歩途中の草木。自然の中にいると目の疲れも解消します。栗がはじけてきましたマルバツユクサクズの花とアオツヅラフジの実マメアサガオこのごろヘクソカズラがきれい。アキカラマツ咲き始め田んぼの土手に群生していた小さな花。なんて名前だろう?疲れ顔改善にまず目のツボを押してみよう

  • 夏バテを感じるころ、豚肉は熱がこもりにくい

    暦では「処暑」次候は「天地始めて粛し(さむし)」心持ち暑さが収まったような気もしましたが、残暑はまだまだ。体力を補うためにこの時期は、肉や卵などたんぱく質もしっかり摂りたいものです。肉の中でも豚肉は体に熱がこもりにくいので、骨のうまみも味わえるスペアリブなどはおすすめですね。ニンニクや唐辛子を効かせると食欲が進みますもちろん、揚げ物、ハムなどの加工品、脂っこすぎるものは控えめに食べます。豚肉(イノシシ科)平、甘、鹹/脾、胃、腎滋陰潤燥の働きがあるので、体の消耗したこの時期にはピッタリ空咳、便秘、乳汁分泌不足などに。西印旛沼の浅瀬にあつまるサギ(チュウサギ、アオサギ)ちょっぴり涼し気に見えます。夏バテを感じるころ、豚肉は熱がこもりにくい

  • 血熱・血まで熱がこもっているという考え方、慢性的に炎症がくすぶっている

    「血熱」という中医学の概念があります。熱が血液にまで侵入してしまった状態で、炎症が慢性的に続いてなかなか治りません。このタイプの人は、一見すると赤ら顔で、便秘がち。いつも皮膚トラブルを起こしていたりします。こんな状態なら血熱気味・肌が荒れやすい・辛いものや脂っこい物を好む・イライラする・のぼせやすい(顔があつくなる)・口が渇く(水をグビグビ飲む)・生理前ににきびがでやすい・目が充血している・赤味が強いにきびや吹き出物がでる・便秘気味すでに血熱状態・鼻血、血尿、血便、血痰など出血しやすい・女性では、出血量が多く、経血の色が鮮やかでべっとりしている、生理が早くなる・発疹やアトピー、吹き出物などの皮膚トラブルでは、赤味が強い・微熱、熱感がある・舌の赤味が強いまず生活習慣を変えてみましょう。こんな生活が続いていた...血熱・血まで熱がこもっているという考え方、慢性的に炎症がくすぶっている

  • 旬の果物ブドウは皮も食べたい

    先日、梨と桃の話をしたら、「ブドウが好きなんだけど」と言われてしまったのでブドウの作用を書いておきます。この記事を書く前にブドウはさっさと食べてしまったので、女郎花(オミナエシ)の写真を(*_*;働きについては果、皮、種をひっくるめてです。平、甘/脾、肺、腎補気養血安胎:気血を養い、肺気虚の咳、渇き、貧血そして胎動不安にもよい強壮筋骨:リウマチ、下肢の痛みなどに利尿消腫:むくみ解消解表透疹:蕁麻疹などにもできれば皮も一緒に食べたいので、ふだんの養生食には、干しブドウを活用するのもおすすめです。安胎にはナツメと合わせて干しブドウを毎日少しずつ食べるそうです。むくみには、干しブドウ+生姜の皮がおすすめ。牡丹蔓(ボタンヅル)咲き始めていました。そっくりな仙人草(センニンソウ)も。どちらも晩夏の花です。まだまだ残...旬の果物ブドウは皮も食べたい

  • 旬の果物で体調を整える。桃と梨の作用の違い

    立秋を迎えました。これから厳しい残暑です。そこで旬を迎えるのが桃や梨。猛暑に疲れた体を癒してくれます。自然は本当にありがたいですね。桃:8月8~10日は白桃の日なんだそうです(8は、9く、10とう)温、甘、酸/肺、肝、胃、大腸益気生津:消耗した体に潤いと元気を補い、ほてりや寝汗、口が渇いたりする状況を改善する養陰潤燥:コロコロ便タイプの便秘に腸を潤して改善する利肺鎮咳:夏風邪の咳や疲労性の咳、喘息破血消積:腹痛、生理痛、不正出血つまり桃は、消耗した体を潤し元気を増し、血流を改善する働きがあります。梨:千葉はあちこち梨の産地です。そしてこれは幸水。もう少ししたら豊水の季節になる涼、甘、酸/肺、胃清熱化痰・生津潤燥:消耗した体に潤いを補い、ほてりを冷まし、口の渇き、痰熱の咳などに。桃との違いは、桃は温めるのに...旬の果物で体調を整える。桃と梨の作用の違い

  • 千畳敷から木曽駒ケ岳の植物その2

    木曽駒ケ岳山頂からは美しい裾野を持つ御嶽山が見えます(合掌)夏でこんなにくっきり見渡せるのは珍しいとのことでした。おかげで首の後ろをがっちり日焼けしました(;∀;)手前の花はヨツバシオガマとシナノキンバイかな。ハクサンチドリヒメウスユキソウ。ここの固有種だとか。ベンケイソウ?ミヤマクロユリミヤマリンドウ?モミジカラマツ花は終わりかけのユキザサヨツバシオガマツアーなので、好きなところで立ち止まることができず、写真を撮れなかった花がいくつもありました。また、たぶんイワヒバリだと思うのですが、岩壁におそらく番でいました。足元がずっとガレなので、上を見るのが難しい・・・不明ですこれも不明ライチョウの保護活動に出くわしました。ちょうどケージにライチョウが入ったようでしたが、残念ながらライチョウの姿は見えず。千畳敷登...千畳敷から木曽駒ケ岳の植物その2

  • 千畳敷から木曽駒ケ岳の植物その1

    今日もすごく暑いので、7月に登った千畳敷から木曽駒ケ岳の植物をまとめ。このときの気温は最高でも18度で快適だったんだけどなあ~ハクサンイチゲとたぶんシナノキンバイイワツメクサイワヒゲカラマツソウキバナノコマノツメたぶんシナノキンバイ色の濃いコマクサコバイケイソウゴゼンタチバナイワカガミタカネグンナイフウロツガザクラナナカマド?名前間違っていたらお教えくださいませ。千畳敷登り途中の景色千畳敷から木曽駒ケ岳の植物その1

  • サラシナショウマ・「升麻」は補中益気湯に配合

    伊吹山で見た、まだ蕾のサラシナショウマです。白い花が咲きそろってふわふわ風に揺れるさまはきっと優雅でしょうね。この根茎は生薬「升麻(しょうま)」で、辛涼解表薬性味:甘・辛、微寒帰経:脾・胃・肺。大腸効能効果:発表透疹、清熱解毒、昇挙陽気特に昇挙陽気作用は、陽気を上に持ち上げる働きで、気虚で、内臓下垂に陥っているときに人参、黄耆、柴胡などと合わせて用い、その代表処方に「補中益気湯」があります。補中益気湯は、慢性疲労などでよく用いられるので、夏バテにも使われます。胃腸下垂、子宮脱、脱肛などにおすすめです。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしくサラシナショウマ・「升麻」は補中益気湯に配合

  • スベリヒユ(馬歯けん、五行草)夏の肌トラブルに

    スベリヒユが咲く季節になりました。乾燥耐性があり、炎天下の畑や路傍、空き地などに生えます。そして夏に盛りとなる植物は、熱を冷ます作用を持つものが多い。自然とはよくできているものです。このスベリヒユは、解毒炎症作用が「天然の抗生物質」と言われるほどで、中国では昔から、解熱、咳止め、止血、鎮痛、整腸、湿疹、虫刺され、皮膚炎などに使われます。これは、食べたり飲んだりするだけでなく、肌につけてもいいので、虫刺されやあせも、アトピーのジュクジュク、皮膚炎などのスキンケアにも使えます。また現代の研究では必須脂肪酸のオメガ3を多く含む植物として世界で注目されているそう。スベリヒユのエキスを粉末にしたもの「五行草」性味は、酸・寒効能:清熱解毒、熱血消腫、止血通淋スベリヒユの生薬名は馬歯けん(ばしけん)で、爽肌精《陽》には...スベリヒユ(馬歯けん、五行草)夏の肌トラブルに

  • 伊吹山2そのほかの花たち覚書

    伊吹山はかつてより花がずいぶん減ったそうです、その原因は鹿とイノシシ。ネットを張るなどして保護しています。シモツケシモツケソウ名前つけ間違えました。正しくはヒメフウロ。シシウド、下に咲くのはミヤマコアザミサラシナショウマはこれからコナスビ純白のヤマホタルブクロクルマバナキンバイソウキリンソウイブキジャコウソウ白花ウツボグサ(夏枯草)カワラナデシコメタカラコウ(雌宝香)以下は、教えていただいた名前を忘れてしまった花(;∀;)織田信長が海外から薬草を持ち込ませたときに入ってきた外来種といっていたマメ科の植物ツマグロヒョウモン山並みに声が響き渡っていたホオジロ伊吹山2そのほかの花たち覚書

  • 伊吹山でヤマトグサ 日焼けの話・爽肌精の生薬

    伊吹山から見える琵琶湖。中に浮かぶ島は竹生島。せんねん灸を知っている人なら、ピンとくるかもしれませんが、もぐさの原料ヨモギの産地でもあります。昔から、日本の薬草の栽培地で、近江商人がこれを薬業者に運んで売ったのだとか。今も薬草温泉やハーブティー、胃薬などの材料を栽培しているのだそうです。イブキトラノオ、ミヤマコアザミが咲いています。シモツケソウやサラシナショウマはこれからというところでした。そして、植物の名前に「イブキ」とつく名のものがいくつかありますが、それもこの地にちなんだものだそう。イブキフウロ。花びらに切れ込みが入っているのが特徴。フウロの中では大き目の花。イブキトラノオイブキジャコウソウ。さっとさわるだけで爽やかな薬草っぽい香りが立ちます。そしてこの小さな葉っぱは?というと、朝ドラ「らんまん」を...伊吹山でヤマトグサ日焼けの話・爽肌精の生薬

  • 日曜散歩:イヌヌマトラノオ、マルバハッカ、コアジサシなど

    昨日は印旛沼あたりを散策しました。帰りにはセミの声が聞こえた昨日。この辺りでは梅雨はどこかへ行ってしまったようです。オカトラノオでもなくヌマトラノオでももなく、そのふたつの交雑種なんだそう。そうなると「イヌ」か~。マルバハッカが繁茂している畑の淵。農道でくつろぐ、スズメとツバメ。ツバメは幼鳥のようでした。田んぼにはコチドリの群れ幼鳥もいます。西印旛沼名物?チュウサギ沼にコアジサシがやってきました。遠すぎておまけに霞んでいてよく見えませんが、よーく見ると7羽写っています。中央の一羽をズームアップ。もう1か月ほどすると幼鳥も一緒にやってきます。夏の鳥ですね。日曜散歩:イヌヌマトラノオ、マルバハッカ、コアジサシなど

  • 夏はウリ科の食材。冷房と冷蔵庫に注意

    小暑に入り夏の風が熱を運んでくるようになりました。ノカンゾウの橙色がまぶしくトウネズミモチの白さが清涼感を与えてくれます。そしてウリ類が旬です。キュウリ、トウガン、ゴーヤ、ズッキーニなど。そしてカボチャは夏が旬ではありませんが、これもウリ科です。これらの働きを調べてみました。トウガン:清熱解毒・利尿、生津止渇キュウリ:清熱解毒・利水消腫・潤膚美容ゴーヤ:清暑止渇・清肝明目ズッキーニ:清熱生津・潤肺止渇、消腫散結・利水通淋カボチャ:補気健脾(参考・薬膳素材辞典)夏が旬のウリ類は、ほてりを冷まし、むくみなど無駄な湿を取り去り、体に潤いを与えてくれ、そして秋以降に旬を迎えるカボチャは体を温め胃腸を整えて元気を補うのです。自然はすごいですね。季節に逆らわない暮らしをしていれば、体は元気でいられるのです。しかし現代...夏はウリ科の食材。冷房と冷蔵庫に注意

  • 梅雨時の胃腸炎・異なる症状でも原因が同じなら漢方対策は同じ

    梅雨時になると増えるのど風邪に胃腸炎。ハーブの「板藍茶」や「五行草茶」を利用してひどくなる前に上手に対応してください。「五行草」とは、スベリヒユのことで今頃よく見かける雑草です。これをお浸しにしたり、干して保存し煮物にして食べる地方もあります。なかなかおいしいです。中国では、スベリヒユはお腹を壊したときのファーストチョイス。それからジュクジュク、カユカユの皮膚湿疹にもよく使われます。その季節ごとに、季節にあう植物が生えるのでしょうね。梅雨の湿気に当たって、おまけに冷たいものを食べたとか冷房で冷えたりしてお腹を壊したのなら、勝湿顆粒ですね。自分のことですが、このところくしゃみと鼻水発作が起こるようになりました。一日中冷房の中にいるからでしょうか。夜は湯舟に浸かって温まるようにしているのですが、なかなか解消し...梅雨時の胃腸炎・異なる症状でも原因が同じなら漢方対策は同じ

  • 夏は早起きして鬱を吹き飛ばす

    夏の養生法は、「朝は思いっきり早起きして元気に明るく暮らし、夜は少し夜更かししてもよい。」(夜更かしと言っても、日が暮れたら夜ですから限度があります)二十四節気の夏至に入りました。千葉では4時半には太陽が昇っています。しかし梅雨もこれから本格化してうっとうしく、薄暗い天気だと気分も落ち込みがち。湿気で体が重だるいのにダブルパンチです。梅雨時は、気分が落ち込んで調子が良くないという人が多いです。だからこそ、朝は少しでも早く起きて光を浴びることが大切なのです。部屋のカーテンを開けるだけでもいいですから、やってみてください。嘴の脇がまだ黄色いツバメの子。しっかり朝日を浴びています。こちらの子は背中に産毛がちらほら見えますね。巣立ちしたばかりなのでしょう。親鳥が近くを通るたびに翼を広げ口も大きく開けて餌をねだりま...夏は早起きして鬱を吹き飛ばす

  • 梅雨時の重い痛みは、独活寄生湯で袪風勝湿

    雨が降り始めるときに腰が重痛くなるとか、雨に降られた後に足のしびれがひどくなるという話をよく聞きます。そしてそんな痛みは、シップを貼っても効いた気がしないくらい重く痛み、動くのもしんどい。主に高齢者に多い。この痛みやしびれは、もともと足腰骨の弱りがある人が、外の寒湿邪の影響で体内の気血の流れが妨げられていることによります。昨日は地元の探鳥会。田んぼの畔にコサギとカルガモファミリー8羽対策は、肝腎気血を補って袪風湿し通絡するぴったりな漢方薬が独活寄生湯(独歩顆粒)肝腎不足、気血両虚で、体が冷えやすく湿気が苦手な人におすすめ。飲むと体が温まって、体の重だるさが軽減して痛みやしびれが楽になります。・冷たいものを摂りすぎない・冷房に当たりすぎない・ストレッチやウォーキングで筋肉をほぐして血流改善する・食べ過ぎない...梅雨時の重い痛みは、独活寄生湯で袪風勝湿

  • 日焼け止め効果に納得

    昨日は朝から雨模様。雨があがったすきに少しでも歩こうと、ウォーキングに出かけました。ニホンアマガエルがいっぱいでした。まだ尾が残っています。慌てて出たので、日焼け止めクリームを塗り忘れたのを途中で気が付いたのですが、ずっと今にも降りそうな曇天だし「ま、いいか」と歩き続けて、口いっぱいに巣材を咥えたホオジロ。これから子育て?今シーズン2回目に挑戦かな?帰宅して、鏡を見てびっくり。頬、鼻、額が見事に赤くなっているのです。どうしてこんなに赤いのか、すぐにピンとこなかったのですが、「曇りでも赤く日焼けする~!」と驚きました。特に鼻筋はくっきり赤い。これが明後日ごろにはくっきり黒くなりますよね。いつもは出かけるときのルーチンで、日焼け止めを塗って化粧しているので、「日焼け止めって、効果あるのかしら?」と実は思ってい...日焼け止め効果に納得

  • 曇天時悪化型「痰湿」タイプの養生法

    痰湿がある人は梅雨時や天気が悪い時に体調がすぐれません。痰湿の症状頭が重痛い体が重だるい、手足が重だるい、むくみやすく、体がぷよぷよしているムカムカする、胸苦しい、腹が張る、腹が鳴る、下痢軟便鼻水や痰が出る女性ではオリモノが多い皮膚炎ではジュクジュクして長引きやすい田んぼの中のダイサギ。美しい婚姻色を呈しています対策1:水や冷たいものを摂りすぎない胃腸を冷やすと動きが鈍り、ますます体が重くなります。体温より高いものを口にするよう心掛けてください。対策2:間食を止める食欲がないのに口寂しくて間食するのは胃腸を疲れさせてしまいます。充分お腹を空かせてからしっかり食事を摂ってください対策3:香辛料を利用する香りや辛味は停滞しているものを動かしてくれます。気持ちも覚醒します。この時期は、ミョウガ、ショウガ、サンシ...曇天時悪化型「痰湿」タイプの養生法

  • 夜型生活者に多い陰虚:睡眠は陰の充電

    陰虚とは、体の「潤い」が不足していること。それは体を満たしている液状の栄養分みたいなもの(津液、血、精)でしょうか。なので水を飲んでも解消されません。朝は睡眠によって充電されているのですが、夕方から夜になると消耗して、頬がほてったり、手足が煩わしく熱く感じたりしがちです。いわゆる「空焚き」のような症状ですが、陰虚の人はこの症状が強く現れます。・陰虚で現れやすい症状皮膚が乾燥しやすいのどや口が渇く、唇が荒れやすい、鼻が乾く、目が乾燥するほてり、熱っぽさを感じる尿量が少ない寝汗をよくかく月経周期が短め夜、手足の裏がほてる不眠高尾山で見つけたイナモリソウ。緑深い山道を行くのは陰を補うのに最適ですね。疲れたら山がおすすめ。・対策:睡眠を十分にとる夜は陰の時間なので、この時にしっかり寝て充電するのが一番です。夕方か...夜型生活者に多い陰虚:睡眠は陰の充電

  • 水の摂り方・曇天時悪化(気象病)タイプは。

    冷え性でむくむというお悩みを持つ女性は多いですね。それは、体内の水を処理する力が足りないからです。それなのに、水は2リットル以上飲まなきゃならないとか、水を飲むときれいになるとか思っている人、多いです。このタイプの人は、疲れやすく、無駄に汗をかきやすかったり、頻尿、おりものが多いなどの症状もあったりします。外気の湿度が高くなるとますます体内の無駄な水が掃けないので、天気が悪いと体調が悪化し、むかむかしたり、頭が重かったり、いわゆる気象病と呼ばれる症状が出ます。元気よく鳴いてホロ打ちするキジ♂口寂しいから水を飲むのではなくて、口が少し乾いたなと思ったらちびりちびりと白湯でも飲んでください。冷たいものは厳禁です。座りっぱなし立ちっぱなしはよくありません。マメに動いて足腰を使い、循環改善をしましょう。漢方対策で...水の摂り方・曇天時悪化(気象病)タイプは。

  • 症状がなかなか治らない原因のひとつは老化「腎虚」

    「若い頃はすぐ治ったのに」とか、「何をやっても治らない・・・」なかなか治らない一つの要因は「治す力が足りない」から。治癒力が低下する原因のひとつは「腎虚」です。中医学でいう「腎」の働きを西洋医学的に言えば、・内分泌系全般の機能。・腎臓での水分ろ過と再吸収。・成長や発育および知能、知覚、運動系の発達と維持。つまり生命を維持する力全般で、免疫力、治癒力そのものでもあります。やっと名前を覚えたナガミヒナゲシ腎虚の特徴的な症状足腰がだるい痛い、疲れやすい、疲労の回復が遅い、だるい、動作が緩慢骨や歯がもろい、背中がまがる、髪が抜ける耳鳴り、難聴、めまい、白内障、夜間頻尿生殖系の発育がおそい、不妊物忘れ、認知症対策1:ちょこまかよく動いてお腹をすかせる「この年齢になるとお腹はすかないけど食べなきゃ」と無理やり食べてい...症状がなかなか治らない原因のひとつは老化「腎虚」

  • なかなか治らない原因のひとつ:胃腸が弱い「脾気虚」

    「なかなか治らないから漢方でも飲んでみよう」と訪れる人は多い。なかなか治らない一つの要因は「治す力が足りない」から。概ね、病が治るのは、薬の手を借りながらも、それを足掛かりに自分の治癒力が活躍しているからなのです。例えば抗生物質は菌を殺すだけで、炎症を元に戻したり薬の副作用を防止するのは治癒力が担っています。病気になった時は、体に良いものを食べしっかり休養をとろうと思うのではないでしょうか。それは治癒力を養う行為です。中学的に「治癒力」を高めるにはどうするか。その一つは「脾気虚」をフォローすること。「脾気虚」つまり胃腸がこなす力が弱いと、少しずつしか食べられないし、食べたものをエネルギーに変える力も弱いので、毎日エネルギー不足で病気を治す力は足りず、疲れやすい。ヤマウコギの花が咲いていた:ウコギ科の植物に...なかなか治らない原因のひとつ:胃腸が弱い「脾気虚」

  • 手汗が気になるというご相談

    葦原で夏鳥のオオヨシキリがにぎやかに鳴くようになりました。ギョギョシギョギョシと鳴くので「行行子」(ぎょうぎょうし)という別名があり夏の季語になっています。さて、汗をかく時期になってお問い合わせがしばしばあるのが手汗。たとえば、手汗が気になるという十代女性。肌はかさつくのに、手は汗でベタベタして気持ち悪い。特に強いストレスや緊張があるわけでもない。スマホなどを見ている時間が長く、外へ出て体を動かすことが少ない。この状況で考えられることは、・脾系が弱いと手足に症状が現れやすいと言われる「脾気虚」・目を酷使すると「血を消耗する」といわれ、そして血不足で末端に栄養が届かないので肌はかさつき肌機能は衰えがち。・汗をかく習慣がないので汗腺の機能は低下し、肌はかさつき、暑くなって発汗で体温調節しようにも全身から上手に...手汗が気になるというご相談

  • 高齢者の夜間頻尿・やっぱり補腎活血

    昨日は薬剤師会の研修会で「夜間頻尿の診断と治療~高齢者を含めて」というテーマを学びました。夜間頻尿はなぜ起こる?睡眠障害、パーキンソン病や、心不全、腎不全などの疾患、過活動膀胱も原因としてあるのですが、最も多いのが加齢による夜間頻尿です。加齢による夜間頻尿の原因は、動脈硬化による膀胱萎縮硬化と、脳の血流量低下、つまりかくれ脳梗塞が多いそうです。これは放置するとやがて認知症の危険性も高まります。逆に言えば、夜間の排尿回数が増えたと思ったら、体内のあちこちの血流が悪くなっている、循環器系疾患や認知症の危険度も高まっていると考えたほうがいいのです。ホオノキの花が咲いていた。この樹皮が生薬「厚朴」西洋医学の治療薬は末梢での対策薬しかない(おしっこを出にくくする)のですが、中医学で改善対策を考察すれば、活血の漢方薬...高齢者の夜間頻尿・やっぱり補腎活血

  • 鳴神山の絶滅危惧種・カッコソウ、ヒイラギソウ

    友人が「花の百名山」の本で見つけて誘いを受け、何気に行った鳴神山(群馬県桐生市)。素晴らしい植物の宝庫でした。カッコソウ(勝紅草)、群馬県のこのあたりにしかない絶滅危惧種サクラソウ科サクラソウ属ヒイラギソウは関東北西部の一部にしかないこれも絶滅危惧種です。小さな花のように見えますが、思いのほか大振りの植物でした。葉っぱがヒイラギに似ています。シソ科キランソウ属。ヒメイワカガミ。花が白いルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科ルイヨウボタン属。花びらのように見えるのはガク片。ヤマツツジが満開。オオルリ、ミソサザイ、キビタキなどの声が降り注ぎます。こちらはミツバツツジ登山口ではフジが満開で、下山後、赤城神社手前の覚満淵まで車で登れば、アカヤシオに会えましたアカヤシオ鳴神山では貴重な植物をネットを張って守っています。守...鳴神山の絶滅危惧種・カッコソウ、ヒイラギソウ

  • 肌トラブルが増える春・排泄をしっかり

    今朝の景色です。キビタキが囀り、カケスが数羽で楽しそうに空を舞っていました。一雨ごとに緑が深くなります。若芽がすくすく伸びる時期。肌の新陳代謝もスムーズに行われなければならないのですが、うまく排泄ができなかったり、冬の間に停滞していたものが動いて、炎症を起こすことがあります。いらないものは、汗や排便、排尿、女性なら生理出血など、出るところからどんどん出しておくべきです。便秘気味なら、下のような漢方薬もあります。同じ吹き出物や肌荒れでも、生理不順や、疲労で体力が落ちているとか、働きの良い血が不足して肌の潤いが足りなくなっているとか、人によって原因が異なりますから、よくご相談ください。これはクサフジかな。肌トラブルが増える春・排泄をしっかり

  • 生理前のイライラPMS・逍遙散

    近所の田んぼは今、レンゲ畑です。自然の窒素肥料ですね。ところで、春はイライラしやすい。そんな時は、香りのあるものや少々苦みのあるものをメニューに加えるのがおすすめ。たとえば、ミント、セリ、セロリ、シュンギク、シソ、ゴーヤ、かんきつ類など。一方、火に油を注いで症状を悪化させやすいのは、辛いものです。合わせてべたべたして味の濃いものは、良くありません。この頃、PMS(生理前症候群)のご相談が増えました。急に暖かくなったりすると、体の熱が上昇して脳が興奮しイライラがひどくなりがちです。上記の食材で気滞を解消すると同時に、漢方薬を利用してみてください。代表格の漢方薬は逍遙散で、気の停滞を流してやると、気持ちもすーっと収まって不快症状が消えていくものです。それでも怒りが収まらないというのなら、逍遥散にほてりを冷ます...生理前のイライラPMS・逍遙散

  • 春の不眠は酸棗仁湯か

    春は「肝」の季節なので春の不眠は「酸棗仁湯」といわれる。肝の陰血が消耗すると虚火が生じて、煩躁、不眠、多夢、よく目が覚める、動悸、寝汗、頭のふらつき、めまい、口やのどの渇きなどが現れやすい。陰血を消耗するのは、目の使い過ぎや、不規則な生活、忙しい仕事などで、気づかぬうちに疲労蓄積することだ。おまけに春は頭に血が上ってイライラしやすい。その結果、いざ寝ようとすると深い眠りが得られない。酸棗仁湯で喜ばれた例としては、海外旅行で十分な睡眠がとれず、やっと帰り着いたのに不眠状態が続いているという若者で、2,3日分でとても良く効いた。また、ふだん帰脾湯を服用し、酸棗仁湯を頓服するととても調子がよいという人もいた。更年期が絡んでいるなら二至丸、気持ちがそわそわして落ち着かないならミンハオなどのミネラル類と組み合わせる...春の不眠は酸棗仁湯か

  • やけに口が渇く、手足がほてる:気陰を補いながら積極的に汗をかく

    急に暖かくなり、また雨が降ってもムシムシしたり。すると、気づかぬうちに汗をかきすぎて、思いのほか体液を消耗していることがあります。たとえば、・口やのどがよく乾く・寝汗をかく・尿量が少ない・顔や手足の裏が煩わしくほてる・眠りが浅い・空咳がでるなどは、気陰不足(潤いとエネルギーの消耗)症状です。『麦味参顆粒』で充填しておきましょう。(昨日は風が強くてソメイヨシノが一斉に散りました)また、冬はあまり汗をかくことがなかったので、皮膚の代謝力は落ちています。なので春は、積極的に運動して自ら汗をかき、上手に汗をかけるよう訓練する季節です。そうすると、気温変化に体が楽に対応できるようになり、今後、夏バテや熱中症に陥りにくくなります。(ヤマガラ)小鳥たちも動きが活発です。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンド...やけに口が渇く、手足がほてる:気陰を補いながら積極的に汗をかく

  • 久病血瘀:たとえばコロナ後遺症・息切れ、だるさ、喘息様症状

    症状が長引けば瘀血が生じる(血流の悪化)といわれます。コロナの場合だと、肺にダメージを受けることが多く、それが長引けば、肺の血流が悪化して酸素の取り込み量が低下するので、息苦しさやだるさ、喘息様症状が残ってなかなか改善されません。自分の経験ですが、風邪の咳が長引いて、陰虚の咳なのですがいつもより舌が紫っぽかったので、活血剤を一緒に服用したところみるみる体が楽になったことがあります。肺の血流が改善されて、酸素の取り込みがよくなり回復力が増したのだろうと思います。肺脾気虚、気陰両虚そして寒飲鬱肺など体質に応じた漢方と、血流改善やってみましょう。よくご相談ください。今のショウウインドウ。今年の桜は天気に恵まれないまま終わってしまいそうです。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックい...久病血瘀:たとえばコロナ後遺症・息切れ、だるさ、喘息様症状

  • ヒヨドリ、コブシを食らう

    ぼーっとしているとどんどん景色が変化する春です。昨日はもうコブシの花が散り始めていたので、慌てて載せました。この時は、まだ咲きそろったころなのに、地面に花びらがたくさん落ちていて不思議に思って見上げると、犯人を発見しました。現場を押さえました!やっぱりヒヨドリです。咲き始めの花びらはおいしいのかな。日曜日はヒュウガミズキがいっぱい開花。昨日は曇天ながら暖かく、早咲きの桜にメジロ図もうすぐソメイヨシノも満開。ヒヨドリ、コブシを食らう

  • この頃しばしば目が覚める・心腎不交の不眠

    このところ睡眠障害の訴えが増え、漢方お馴染みさんには「天王補心丹」を飲んだら落ち着いたという声をいくつかいただきました。この漢方薬は心腎不交状態を改善します。(御伊勢公園のサクラはまだ蕾。レンギョウはよく咲いています)立冬以降、自然界は陽気が増して、春分ごろには一機に陽気が優勢になります。これにしっかり体を同調させておくことが必要なのですが、今年は桜の開花も驚くほど早く、これまで寒さが厳しかったはずなのに反動で暖かさがすごいですよね。すると、陽気が頭に上ってこれを上手に冷ますことができなくなることがあります。頭は興奮しっぱなしになるので、眠りが浅くなったり脳が休まらず全然眠気が起こらなかったりもします。心火を腎水で落ち着かせることができなくなる「心腎不交」状態です。腎陰虚のひとつで、ストレス、脳が疲れてい...この頃しばしば目が覚める・心腎不交の不眠

  • 身近な生薬・サンシュユ(山茱萸)コブシ(辛夷)ヤドリギ(桑寄生)

    星降るようにサンシュユの花が咲いていました。この実は生薬「山茱萸」。食べてもおいしい。補肝腎、収渋作用を持ち、腎虚の基本処方六味丸の構成成分の一つです。六味丸がベースの漢方薬には、八味地黄丸、杞菊地黄丸、麦味地黄丸、知柏地黄丸などがあり、体質によって使い分けます。このところの陽気でコブシやモクレンもどんどん咲き始めました。コブシ、ハクモクレン、シモクレン、タムシバの花蕾は生薬「辛夷(しんい)」花類は概ね解表作用を持っているようです。辛夷は通鼻作用もあるので「鼻淵丸」に配合されています。ヒレンジャクを見つけました。曇天の暗い日だったのでピンボケですが。ここで注目すべきは、お尻からだらりと排泄されているのもの。ヤドリギの種です。ヒレンジャクは好んでヤドリギの実を食べるのですが、この実はベトベトしていて、鳥の体...身近な生薬・サンシュユ(山茱萸)コブシ(辛夷)ヤドリギ(桑寄生)

  • 世界でもっとも寝ていない日本女性

    啓蟄初候・蟄虫戸を啓く(すごもりのむしとをひらく)冬ごもりしていた虫が動き出すという啓蟄。虫だけでなく、様々なものが春の陽気を感じて目覚め動き始めます。これまでより少し早起きして、活動時間を延ばしましょう。少々気分が落ち込んでも、とにかくカーテンを開けたり外へ出たりして、春の日差しを浴びることです。ところで2,3日前のニュースデータで見かけたのですが、世界で最も寝ていないのは日本女性なのだそうです。特に40~60代。家族のために、早起きしたり遅く寝たりして家事の時間を捻出している結果らしいです。中高年の男性諸氏、ぜひもっと家事を分担して女性にもう少し寝てもらってください。例えば朝食は男性が早起きして作るとか。そうすれば、男性も朝から気分スッキリでき、女性は睡眠不足が解消して気持ちが安定し、穏やかな家庭にな...世界でもっとも寝ていない日本女性

  • 耳鳴りが漢方で改善された

    耳鳴りはいくつかのタイプがありますが、年齢とともに現れる耳鳴りは老化現象でもあり、「年だからしかたないよ」と言われてしまうのですが、放置するとその後は難聴、つまり「耳が遠い」おじいさんやおばあさんになってしまうので、そうなる前にしっかり「補腎」したいものです。50代後半男性。耳鳴りが気になって仕方がない。すでにお手持ちの漢方薬(病院でこれまで耳鳴り対策で処方されたもの)もへ併用して使えるものがほしいというので、補腎も兼ねた「滋腎通耳湯」にしたが、残念ながら数か月たっても自覚症状はあまり変わらない。「お手持ちの漢方薬」がやっとなくなってきたところで、処方変更。滋腎通耳湯では補腎の力が足りないのかもと考えて杞菊地黄丸に変え、病院処方の活血薬も変えて3,4か月続けたところ、かなり耳鳴りが改善した。いずれの漢方薬...耳鳴りが漢方で改善された

  • 漢方薬も値上げ

    漢方薬も3月から一部値上げされます。生薬相場もじりじり上がり続けてはいたのですが、戦争の打撃は生薬だけの問題では済みませんね。包装、交通費、あらゆるものが製品に上乗せされるのですから。寒暖差が大きく、かえって寒さを感じやすいですね。血虚の人はお湯割りの婦宝当帰膠で補血してください。婦宝当帰膠の値段はいまのところ据え置きです(^_-)-☆この先、日本の経済はどうなることやら。今朝の佐倉市は濃霧注意報。小さな川の向こうには線路が横切っていて、ちょうど左から電車が走ってきたのですが、ちっとも見えません。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしく漢方薬も値上げ

  • 冷たい風に当たって頭痛がしたら

    日曜日は春一番が吹きましたが、ここ千葉県北総部は、朝は冷え込み、南風が回り込んで冷たい東よりの風が吹きました。暗い雲が空を低く多い、いつ雨が降り出してもおかしくないくらいの天候の中、地元、西印旛沼あたりを歩く探鳥会。しかし野鳥を探し始めると、そんなことを忘れて没頭してしまいます。この時も強い風が吹いきて、鳥たちもどこかに隠れてしまいました。風が強いときは、風邪(ふうじゃ)から守るために帽子をかぶる方がいいですね。で、冷たい風に当たって頭痛がしたら「頂調顆粒」(川キュウ茶調散)です。私は頭痛になってからでも一服でスッキリしますが、頭痛は、あまり我慢せずキタ!と思ったら早めに服用するのがコツです。春は風の季節。いつも持っておくと安心の漢方薬の一つです。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フ...冷たい風に当たって頭痛がしたら

  • お腹の痛みが出やすい春(さしこみ、疝痛)

    春はリラックスしてのびのび気分で過ごすのが養生のコツですが、それができないと筋肉やスジがこわばってしまいます。大きな寒暖差も体にストレスを与えますし、受験や新しい仕事など様々な生活環境の変化も緊張の原因になるでしょう。いざというときに急な腹痛、困りますね。お子さんの腹痛も春は多くなります。そんな時は、小建中湯、桂皮加芍薬湯、黄耆建中湯、さらに補血作用のある当帰建中湯などがおすすめ。「建中」とはお腹を元気に建て直すという意味。速効性もあるので備えておくとよいでしょう。お腹を冷やす食べ物を避け、体を冷やさないようにしましょう。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしくお腹の痛みが出やすい春(さしこみ、疝痛)

  • 日曜散歩・江戸川放水路あたり・カワセミ、ウミアイサ、ムクドリ、ミヤコドリなど

    江戸川放水路・行徳保護区の探鳥会に行ってみました。河津桜が咲き始めていた川の堤防。朝から日が傾くまで、のんびり歩いて鳥の話ばかりしながら子供みたいに喜び合いながら過ごすなんて、本当に贅沢だなあと思います。で、鳥はすっかり恋の季節です。これはカワセミが餌をメスにプレゼントしたところ。下がメスだったようで、餌をもらったらすぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。この恋、成就したのでしょうか?秋冬には群れを成していたムクドリもペアで行動しています。黒白がくっきりしている方がオスだそうです。ミコアイサのオスとメス東京湾にほど近いところなので潮が引くと底が出てきて、ミヤコドリがやってきました。ホシハジロ、スズガモ、オナガガモ、ウミアイサもいます。この日は暖かくて羽虫がたくさん飛び、メジロやヒヨドリやツグミが嬉々として...日曜散歩・江戸川放水路あたり・カワセミ、ウミアイサ、ムクドリ、ミヤコドリなど

  • 北印旛沼散歩 梅、チュウヒ、ノスリ、ユリカモメ、イソヒヨドリ

    印旛沼は水路でつながる二つの沼があり、これは北印旛沼毎年冬になるとカモが群れをなして集まるところです。手前もずーっと奥も、点々と浮いているのはカモたち。手前はオナガガモが多かったのですが、遠くはトモエガモでしょうか。1月より数が減ってきたのかな。春になると北へと行ってしまうので、名残惜しく記念写真。印旛沼名物の猛禽はチュウヒ。下を向いて、V字になるほど大きく羽ばたくのが特徴。のんびり日向ぼっこしていたのは、若いノスリ。丸顔で穏やかそう。ネズミなどを捕食します。ユリカモメ。茶色い羽があるのでこれも若い個体でしょう。隠れているのか、イソヒヨドリ♀です。その名の通り海の磯に見られる鳥だったのが、最近は町のビル街でもよく見かけるようになりました。ビルが磯の岩に似ているのでしょうか。逆に、沼で見るのは珍しいかも。公...北印旛沼散歩梅、チュウヒ、ノスリ、ユリカモメ、イソヒヨドリ

  • 漢方と養生で花粉症症状が軽くなった

    スギ花粉、飛び始めてますね。おまけに春は風が吹いて花粉やほこりやあれこれが舞い上がりやすい。(散歩道にいたノスリ、丸顔がかわいい猛禽類です)実は私も年によっては、くしゃみや鼻水が出ることがあるので、漢方薬でしのいでいます。漢方でよくなるの?と思われるかもしれませんが、これが意外といいのです。花粉症漢方のご常連さんも多い。中医学では「衛気」という体のバリア機能を元気にするという概念があり、生薬「黄耆(おうぎ)」を多く配合した漢方薬を用います。さて、症状の現れ方は花粉量も問題ですが、体調の良し悪しに左右される部分が多いのではないかと思います。この頃では、スマホやPCなどで普段から目を酷使して潤いを消耗し、刺激を受けやすくなっている人が増えています。充分な睡眠で眼精疲労を解消してください。そのほか以下の養生法も...漢方と養生で花粉症症状が軽くなった

  • 立春・東風凍を解く(とうふうこおりをとく)

    東風とは春風のこと。この時期になると北風が東寄りになり、寒さがほんの少し和らぎます。五行学説でも春の方角は東。東から春がやってくると昔の中国の人も感じたのでしょうね。そして春は養肝。肝を養う季節です。少しだけ早起きし、朝日を浴びて陽気を体に取り入れ、木々の芽が健やかに成長するようにのびのびと過ごすことです。充分な睡眠で疲労回復しゆったりと過ごします。ストレスは、こわばりと怒りを産みます。深呼吸して体のこわばりをほぐしてください。自然の香りで気分発散を心がけ、リラックスしてください。旧暦ではこの日から新年なのだそうです。新しい気持ちで向かいたいものですね。「外からは梅が飛び込む福茶かな」(小林一茶)昨日は豆を買い忘れました。それでも福が来てくれますように。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー...立春・東風凍を解く(とうふうこおりをとく)

  • しもやけも漢方で

    梅が咲くころが一番寒いです。そして、しもやけのご相談が増えるのもこのころ。雨や雪が降って湿気を纏い、冷たい風も吹くようになるので、手足の先が一気に冷たくなってしまいます。しもやけの王道漢方薬は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」さすが王道で、しもやけを毎年起こすという人にすすめると、大概喜ばれます。ちなみに、この漢方薬には「木通」つまりアケビの蔓が配合されていて、炎症を冷ましてむくみを改善する働きを持っています。ところで、しもやけになりやすい人は血虚体質が多いようで、「血虚」つまり働きの良い血液が不足していると、西洋医学的に貧血ではなくても、手足末端などは栄養が十分届いておらず、皮膚組織はトラブルを受けやすい。寒邪によって血流が停滞すれば、あっという間に傷んでしまいます。先日ご来局の女性は、手指の爪の周りが荒れて赤...しもやけも漢方で

  • 理気剤が効かなくなってきたという胃腸虚弱の患者

    代謝のリズムが妨げられると「こわばり」が生じ、凝りや張り、痛み、つかえ、イライラうつうつなど多種の症状が出ることがある。これを「気滞」といい「理気薬」で取り除くと、すーっとこわばりがとれて、様々な不快症状が消え去る。☞「気滞」理気剤は案外速効性があり、効いた感を実感できるので気に入っていただける患者は多いのだが、気滞を起こす原因を改善しなければ、また症状が再発してしまう。たとえば、お腹の張りが強く、げっぷやおならが出てつらいというストレスの多い男性のこと。元来冷え性で少食なので、理気薬に補気健脾薬を合わせたいところだが「人に勧められてきたが漢方薬は初めてだし・・」と漢方薬に対する不信感もあるので、まず理気薬をお渡しした。すぐに効いてとても喜ばれ、引き続き同じものを購入されたが、相変わらずストレス続きで疲れ...理気剤が効かなくなってきたという胃腸虚弱の患者

  • 虫類で通絡(経絡のつまりを解消する)痛みやしびれ

    生薬の中で、サソリ、ムカデ、ミミズ、ヒル、アリ、カイコなどは、経絡のつまりをとる働きがあります。たとえば、帯状疱疹や脳卒中の後遺症である痛みやしびれは、なかなか頑固で、鎮痛剤を長期間続けても取れなかったりします。そんなとき、この通絡という対策もやってみてはいかがでしょう。当薬局では、ヒルやアリの製剤を利用しています。脳梗塞の後遺症で何年もたつが半身の手足になんともいえない重痛やしびれがあるという方に、ヒルの錠剤を加えて飲んでいただいたところ、足の動きが少し軽くなってきたそうです。また、高熱の後遺症で目が見えづらくなって治らないという方にもこれを用いて、驚くほど改善してくれました。またつい先日は、歯科治療後、原因不明の歯痛が1年近く続いているという方に、まず三叉神経痛などに用いる漢方薬を数日使ってみていただ...虫類で通絡(経絡のつまりを解消する)痛みやしびれ

  • 寒九の雨、カシラダカ、コガモ

    寒に入って9日目に雨が降るとその年は豊作になるんだとか。乾燥注意報が続いていたこの辺りは久しぶりに、昨日夜から今日にかけてしっとり雨。寒の入り(小寒)1月6日だったから、ぴったりこの日。暦ってすごいです。小寒次候は「水泉動く」そして来週からは小寒末候「雉始めて雊く」春が来つつあるのですね。キジだけでなく鳥たちはもう囀っています。このところ「気陰両虚」(エネルギーと潤いが不足している)に用いる「麦味参顆粒」をお買い求めの方が続きました。「なんとなく飲みたくなったので」とおっしゃるのですが、「潤い」を体が欲しているのでしょう。そして、湿気にやられそうだったら、勝湿顆粒を思い出してくださいね。人の体も自然界の一部。気候に応じた漢方対策で行きましょう。さて、上の写真は「カシラダカ」。最近知ったのですが、国際的に絶...寒九の雨、カシラダカ、コガモ

  • 冷えによる痛みは温める(肩や背中の張りと痛み)

    寒さが厳しくなり、ホオジロ♀も羽を膨らませてまん丸です。このごろ、肩こりや背中の張りを訴える方が増えました。先日のご相談者は、肩や背中の凝りと痛みが激しく、お腹もガスが溜まって張りつめ苦しいとのこと。職場はスーパーの鮮魚部門で寒いのです。さてこの痛みの原因は冷えですので、がっちり温める対策をします。人参湯と、はじめの3、4日は柴胡桂枝湯を合わせて飲んでいただきました。人参湯は主にお腹を温め、柴胡桂枝湯は体表の冷えを解消し、上半身の張りを和らげてくれます。テレビCMなどで足のつりに芍薬甘草湯をご存じの方は多いですが、芍薬と甘草は筋肉を柔らかくほぐしてくれます。そこで、柴胡桂枝湯の構成生薬をみると、柴胡、半夏、桂皮、芍薬、黄ゴン、人参、大棗、甘草、生姜。芍薬と甘草が含まれていますね。これによって背中や胸脇部の...冷えによる痛みは温める(肩や背中の張りと痛み)

  • 本年もどうぞよろしく。アカハラが囀っていた

    正月休みの散歩中に、囀るアカハラに遭遇。この日は、久しぶりに凍らない朝。連日氷点下だったので暖かく感じました。アカハラさんも春めいた気分になったのかな。キョロリンキョロリンときれいな声でさえずっていました。野鳥も住む町。この環境がずっと維持されますように。わが薬局は本日より営業。皆様の健康づくりにお役に立てますよう、引き続き研鑽を重ねてまいります。本年もどうぞよろしくお願いします。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしく本年もどうぞよろしく。アカハラが囀っていた

  • 意外に多い冬の脱水症

    朝の凍った水辺に降りて水を飲んでいたツグミたちです。このところずっと乾燥注意報が出ている当地。マスクをしているとのどの渇きがわかりにくくなりますが、目がシバシバしたり、肌が乾燥して痒くなったりしますね。温かめの白湯やスポーツドリンクなどでこまめに水分補給するのがおすすめ。ただしビールは利尿作用によってかえって脱水気味になるので避けましょう。脱水症状の簡単チェック方法で、手の甲の皮膚をつまみ上げて放し、戻るのに3秒以上かかると脱水気味だとか。ずっとエアコンの中にいるので、気になってやってみたら、3秒近くかかりました。危ない危ない。脱水状態になると血流もドロドロして循環器疾患を起こしやすくなります。漢方薬で補陰補血活血対策も忘れずに。常備薬の準備は整いましたか?当薬局は12/31午後5時まで新年は1/4より営...意外に多い冬の脱水症

  • 日常茶飯事で旬を食べる

    昨日は1年でもっとも日が短い「冬至」でした。古代にはこの日を一年の始まりとしたところもあったそうで、ちょっと気持ちが新たかになります。冬至の風習、ユズやカボチャ、アズキですが、ユズは冬が旬の食材であり、カボチャは秋に収穫しますが、1,2か月置いておくと甘みを増すので、これも冬が食べごろといえるでしょう。小豆も晩秋から冬に新豆が出回ります。「旬のものを食べる」ということは、1年で一番おいしいそれを食べることであり、中医学からみても旬のものは、その季節の養生によい食材であることが多いのです。ヒトも自然の一部であるということなのでしょう。毎日、旬のものを口にしていれば、おのずと体は元気でいられるのです。日常茶飯事という言葉があります。茶飯(さはん)はお茶を飲み食事をすることで、ごく日常的に行われる事という意味。...日常茶飯事で旬を食べる

  • 「還暦の祝いを母から」という、うれしい話

    漢方のご常連さんから伺ったちょっとうれしい話。彼女は還暦を迎えられ、お母さまから赤い洋服をプレゼントされたと苦笑いしながら話してくださいました。彼女から定期的に送られる漢方を飲んで、元気で多趣味で活動的なお母さまなのです。子供世代の若い(?)人たちは、当分、体調で弱音を吐けませんよ。みんな元気で楽しく長生き、とてもうれしい気分になった。語り合うようにダイサギと右にカワセミ。漢方家ファインエンドー薬局HP漢方家ファインエンドー薬局フェイスブックいいねクリックどうぞよろしく「還暦の祝いを母から」という、うれしい話

  • コロナも症状や体質によって漢方薬は異なる

    コロナも初期症状はカゼとほぼ同じなので、病院で処方される薬も今のところ解熱剤、咳止めなどカゼ処方と変わりはありません。ちなみに、カゼは風邪と書き、外から風のようにやってきて体内に入り込んで悪さをするものという意味。その風邪(ふうじゃ)は、上半身から入るので症状も多くは上半身に現れ、しかも症状はどんどん変化するという特徴を持つ。当薬局では漢方で対応したい方もおられ、初めは現れている症状から判断して漢方薬を選ぶ。(電話などで対応して後で家族が漢方の受け取りに来局)コロナウイルスの場合は、のどの痛み(上気道炎)や発熱、頭痛など「風熱邪」から始まることが多く、その場合は金羚感冒散、銀翹散など。その後、黄色い痰を伴う咳に移行した場合は、麻杏甘石湯など。さらに咳が長引いた場合もいくつかのタイプに分かれるのでそれに応じ...コロナも症状や体質によって漢方薬は異なる

  • 寒くなると便秘になる

    寒くなってから便秘がち、という訴えもこの頃多い。寒さで胃腸の動きが悪くなった状態(寒邪直中)で、酸化マグネシウムや大黄甘草湯などを服用してもますます腸を冷やしてしまうのでスッキリしない。このような場合は、冷えているのだからお腹を温めればよい。・朝に白湯を飲み胃腸を温める。温かい食事をする。・腹や腰を冷やさない服装を工夫する。・体が温まるまで運動する。※白湯とは、水を10分ほど沸騰させて塩素や不純物を飛ばしたお湯のこと漢方薬では人参湯(理中湯)など脾胃虚寒を改善するものを用いる。人参湯は、冷えによる下痢、嘔吐、胃痛などによく用いるが、「原因」が同じなら処方も同じで大丈夫。いい具合に腸が動いて、胃やお腹の張りも取れて体が楽になります。冷え込んだ朝、西印旛沼の藪の中で羽を膨らませて冷えないようにしているジョウビ...寒くなると便秘になる

  • 手賀沼で探鳥

    我孫子にある手賀沼を歩きました。山科鳥類研究所や鳥の博物館もあり全国野鳥ファンのメッカですが、東京通勤圏で住宅街が沼の間近まで迫り、しかしギリギリまだ野鳥の自然が保たれています。マガモが飛んできました着水~トモエガモもあちこちにいます。ミコアイサも1羽やってきているそう。見つけられなかったけど。オオジュリンが葦にいたのですが写真撮れず(今季初見)20羽以上の群れでゴイサギもやってきました。眠るゴイサギ幼鳥(ホシゴイ)両サイドはユリカモメ、奥はカンムリカイツブリ、その奥がマガモ。案外優しい目をしているセグロカモメ広がる田んぼのずーっと遠くに鳥を発見するのも楽しく、右から4羽はカワラヒサで、左はスズメです。ノスリが気持ちよさげに飛翔午後は曇ってふわっと暖かくなった手賀沼でした。こうしていると、ストレスが解消さ...手賀沼で探鳥

  • 鉄不足でうつ

    体の鉄イオンが不足するとうつになりやすいと昔から言われていている。やる気が出ない、出かけたくない、朝起きられない、漫然とした疲労感、焦燥感など元気になれない症状が現れる。生理のある女性の約半数は潜在性鉄欠乏症(貯蔵鉄不足)と言われ、出産後はこれが助長して産後うつに陥ることも多い。育児ストレスも受けやすく大変な事態になる。レバーや貝類を毎日食べない昨今。鉄剤を飲めばいいようだが、案外胃に負担がかかって長くつづけられない人も多い。さて、当薬局で「ササヘルス」というクマザサエキスの商品がある。これは、葉緑素クロロフィルの中に鉄イオンを配し血液とよく似た構造になっているうえ水溶性なので吸収もよい。効能は疲労回復、食欲不振、口臭、体臭除去、口内炎。効能に則ったおすすめをするのだが、なぜか、「これを飲むと気持ちが落ち...鉄不足でうつ

  • 体の十年周期と五臓

    10代よく走る20代速く歩く30代歩き方が力強く、体がしっかりしている40代座りたがるようになり、肌のシワやシミ、白髪が出始める50代視力低下老眼が気になる60代眠ることを好み、憂鬱になりやすい70代皮膚が乾燥する80代声が弱弱しく、話しにくくなる90代体全体が弱くなるこのような変化を知っていると、年齢を重ねて多少の不具合が現れても養生法がわかるので、むやみに心配しなくてもよくなりますね。反対に成長期は、速く走り力強く歩ける体にするために、積極的に運動することが必要です。40代からまず気血津液が不足気味になるので、ストレス解消を心がけ、休息も十分にとるようにします。50代になると「肝」の働きが低下し精血も不足しがちなので、無理を重ねないようにします。睡眠時間を確保することです。60代では「心」の働きが低下...体の十年周期と五臓

  • 慢性耳鳴りの漢方対策 気持ちを和らげ補腎する

    耳鳴りは腎虚症状の一つです。50代以上の慢性化している耳鳴りの場合、心を鎮める対策と補腎が必要かと思います。心を鎮めるとは、耳鳴りを気にしすぎてイライラしている気持ちを和らげることです。人の脳は、気している音は強く聞こえて、ほかの音はあまり意識せずにいます。なので、リラックスするだけで耳鳴りの音があまり気にならなくなるのです。(滋腎通耳湯は興奮している気持ちを和らげる生薬も配合されている)補腎には、主に地黄丸類(六味丸を基礎とする処方類)です。「耳鳴り」という効能が入っていない商品も多いので困るのですが、「腎は耳に開竅す」の理に則って地黄丸類を併用して体調を整えていただくとやはり経過がいいなあと実感します。附)よく新聞やテレビで宣伝している耳鳴り漢方は当帰芍薬散で、これは血虚、脾虚湿滞タイプに用いる漢方薬...慢性耳鳴りの漢方対策気持ちを和らげ補腎する

  • 流産を減らすために・種を植える前に畑を耕す

    流産はめったにない事のように思われているかもしれませんが、年齢とともに増え、40歳を超えると半数近くは流産するというのが現実です。妊娠12週までの初期流産の多くは受精卵の染色体異常で、つくづくヒトになるむずかしさを感じます。完璧な遺伝子をパートナー双方が持ち寄ることが必要なのです。しかし、年齢と共に遺伝子の正常分割ができにくくなり、40代になると受精卵の染色体異常割合は90%を超えると言われます。「卵子の老化」と言われますが、男性も同じように染色体異常は多くなります。そして、一般に胎盤が完成する16週からは安定期と呼ばれ流産の可能性が少なくなるのですが、最近のデータによれば、妊婦が40代では20週前後でも胎児の成長が止まり流産することがあり、その原因はまだ明らかではないのですが、免疫的な問題や骨盤内の血流...流産を減らすために・種を植える前に畑を耕す

  • 冬は漢方「補腎剤」で養生する

    冬は「腎」を養う季節。「腎」=「生命力」、冬を上手に過ごすことは生涯において大切なことです。腎が弱っていることを「腎虚」といい、生命力、免疫力、自然治癒力が低下し、精力減退、足腰のだるさ、疲れやすい、病気になりやすい、骨や歯がもろい、健忘、耳鳴り、難聴などの症状が気になるようになります。腎を補う漢方薬(補腎剤)で日本でポピュラーなものは、六味丸とそれに加味した八味地黄丸、杞菊地黄丸、麦味地黄丸(八仙丸)、知柏地黄丸(瀉火補腎丸)があります。目立った症状がなくても、特に壮年老年代の人は、冬だけでも漢方薬「補腎剤」を活用して養生するとよいでしょう。どれを飲むかについては、体質が大まかに2つ(陽虚、陰虚)あるので、自身がどちらのタイプか知っておくといいですね。陽虚:(温める力が不足している)冷え、寒がり、むくみ...冬は漢方「補腎剤」で養生する

  • 立冬、冬の養生は「補腎」

    今日は立冬。そして11月7日は「いい鍋」の日なんだとか。温かいものを食べたいですね。鍋の中身をどうするか?冬は「腎」を養生する季節です。そこで腎に良いといわれる食材を加えてみてはいかがでしょう。腎に良いといわれるもの、クルミ、黒ゴマ、黒豆、黒米などタネ類、できれば黒いものの方がよい黒きくらげ、黒砂糖、牛肉、羊肉、鹿肉、エビ、アワビ、牡蠣、うなぎなど海のもの、長芋、ほうれん草、玄米茶、ほうじ茶、黒茶、プーアール茶などそして温まるものは、羊肉、牛肉、うなぎ、鹿肉、シナモン、ナツメ、ショウガなど→腎虚とは『腎は精を蔵し、成長、発育、生殖を主(つかさど)る』「腎」は「生きる司令塔」ともいえる部分。これをあえて西洋医学的に表現すれば、視床下部から脳下垂体そして各部のホルモン的な連絡網、さらに骨髄の血液や免疫細胞をも...立冬、冬の養生は「補腎」

  • 早起きで不眠解消、早寝で脳の働き正常化・セロトニン、メラトニンの話

    自分のことですが、年とともに?中途覚醒するようになり、たまには朝までぐっすり眠てみたいと、試しに「酸棗仁湯」を飲んでみたら、あっさり朝まで眠れて、漢方ってすごい!といまさらながら感心しました。早めに漢方で微調整すれば、不眠の泥沼にはまらずに済みそうですよ。さて、睡眠に関しては、寝る時間が短いと脳内にアミロイドβが溜まり認知症を発症しやすくなるのではないかという論文があります。そして中医学では「睡眠は天然の補腎剤」と言われます。「腎」とは生命力、つまりは老化予防の要。脳の働きにも関連しています。不眠は解消しておきたいですね。中医学的不眠のタイプはいくつかありますので、よくご相談ください。→不眠に関するこのブログ内の記事ついでに、メラトニン、セロトニンというホルモンの話。昼のホルモン「セロトニン」は幸せホルモ...早起きで不眠解消、早寝で脳の働き正常化・セロトニン、メラトニンの話

  • 三分の治療、七分の養生

    降圧薬って「飲み始めたらもう一生飲まなきゃいけないんでしょ?」とよく聞かれます。また、漢方相談をしているときに「血圧はいかがですか?」と問うと「病院の薬を飲んでるから大丈夫」と返されることもしばしばです。血圧が高いということは、動脈硬化が進んでいたり水分代謝が悪くて、絶えず心臓に負担がかかり、末梢血流も停滞している状況ということです。つまり臓器全般、体全体が、血液から十分に栄養をもらい新陳代謝することが、危うい状態にあるのです。なので、せめて降圧剤で圧だけでも下げて、血管が切れるという大事故を防ごうということです。つまり循環器系や臓器の状況が「治って健康になっている」のではなく、だから降圧剤は一生飲まなければならないという話になるのです。降圧剤飲んでいても全然大丈夫ではないのです。もうお分かりかと思います...三分の治療、七分の養生

  • 不正出血、月経過多の中医学的タイプ・復習

    ・生理の量が多い(たとえば夜間は夜用ナプキンを取り換えなければならない量)・だらだらと7日以上続く・生理でないときに出血があるの状態について。中医学的タイプを知ると、ふだんの養生も明らかになるので、安心できますね。タイプ1陰虚:閉経に近づく年齢、体力消耗が激しい、痩せているなどの人に現れやすい。辛いもの味の濃いものを控え、睡眠を充分にとり、イライラしないよう気分転換をはかりましょう。タイプ2脾気虚:疲れやすい、食が細い、心労がたまるなどで発生しやすい。冷たいもの、生ものを食べ過ぎないようにし、よく噛んでゆっくり食べ胃腸への負担を減らしましょう。だらだら過ごさずメリハリのある生活を心掛けてください。タイプ3陽虚・衝任虚寒:寒がりでエネルギーが足りず、生理時に風邪をひきやすかったり、生理の終わるころにめまいや...不正出血、月経過多の中医学的タイプ・復習

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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に
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