建築YA髭 さん プロフィール

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建築YA髭さん: 建築YA髭のCOLUMN
ハンドル名建築YA髭 さん
ブログタイトル建築YA髭のCOLUMN
ブログURLhttp://archstudioten.jugem.jp/
サイト紹介文福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供380回 / 365日(平均7.3回/週) - 参加 2006/05/30 00:22

建築YA髭 さんのブログ記事

  • 感じないという事の大切さについて。3
  •  自動車事故死よりも5倍も多いヒートショックによる死亡という数字は、私たち住まいづくりをしている者にとってはかなり屈辱的なデータだと言わざるを得ません。「そこまでいらない」とか、「九州は暖かいでしょ」なんて言っている場合ではないのです。データを見ても、北海道東・北ばかりが多いわけてはなく、案外九州は上位だったりするのは、明らかに一般の認識と、住まいがジワジワと私たちに与えるストレスとに大きな隔たり [続きを読む]
  • 感じないという事の大切さについて。2
  •  「あったかい住まい」と簡単に表現してしまうと、高性能住宅の方が一般の住宅より高い室温で暮らしていると誤解しがちですが、私に言わせるとこれは真逆の傾向にあります。ほう射(輻射と同意)の影響を受けて、冷えを感じてしまう一般の住宅では、その分を補うために室温を上げなければならない、つまり高温で暮らさないと寒く感じてしまう。高性能住宅はその影響が極めて少ないために、低い温度で満足できるのです。真夏はこの逆 [続きを読む]
  • 感じないという事の大切さについて。1
  •  暖房の季節に入って来て、高性能住宅のお話しは「断熱材がいっぱい入っている」というお話しがしやすくなります。「断熱」は寒さが減る、という認識では案外皆さんがそう思ってくれているようだからです。暑さにも効くとはなかなか想像力が広がりません。それでも今年の夏は実感として、断熱材がしっかり入っている住まいでは案外涼しかった事例が後押しして、「断熱」は夏涼しいという印象をだいぶん広めてくれました。高性能住 [続きを読む]
  • 省エネを求めると、実は「快適」になる。5
  •  質素倹約を旨として、勤勉に暮らして来たこの国の国民性が、住まいにおいては仇となってなかなか高性能化が進まない。快適を担保する事は、贅沢でも何でもありません。むしろ、私たちの基本的な権利です。快適でもない住まいで、エネルギーを浪費して、しかも20年で建て直さなければならない住まいを、子も孫も同じように作り続けなければならないという悪循環に終止符を打ちたいと思います。質素倹約というならばむしろ真逆に、 [続きを読む]
  • 山東美建ゲストハウスいよいよオープン!
  •  佐賀県小城市で建設中でした株式会社山東美建ゲストハウスがいよいよ明日オープンを迎えます。弊社にて基本設計と温熱監修を担当させてただいた同社のゲストハウスとなります。15坪の平屋という小さな空間ですが、その規模の建物で何を感じて頂けるかを山東美建と徹底して協議しながら、彼らの得意とする手の痕跡が残る天然素材の仕上げと弊社のもつ温熱の経験とをもって暮らしの「豊かさ」をこのゲストハウスとして結実しました [続きを読む]
  • 省エネを求めると、実は「快適」になる。4
  •  良く言われる、「そこまではいらない」とは何処までだろうかと良く思います。プロはもう随分わかって来ています。気密・断熱を適正にしっかり施せば、驚くほど省エネな暮らしが可能になる事を。そしてもっと言えば、そのレベルに達すると未知の体験ゾーンとして、本当の「快適」がついてくるのです。言い方は悪いかもしれませんが、業界は性能UPをまだまだ小出しにしています。先が見えているのに、中途半端なところから徐々に更 [続きを読む]
  • 山口F邸のオープンハウス間近!!
  •  久しぶりの山口でのオープンハウス。現キララ道路沿いに建つご家族5人のための住まいです。市内周辺では、これまでもオープンハウスを行って参りましたが、今回は久しぶりの実施となります。F邸は萩市の工務店勝田組(KATSUDAGIMI)さんとの初コラボ。これまでよりも更にスペックアップをして、弊社オリジナル開発のPJパネルを採用した高性能住宅となっています。11日の午前中は髭も在所します。弊社オリジナルのパネル工法での高 [続きを読む]
  • 省エネを求めると、実は「快適」になる。3
  •  太陽電池パネルの創エネも、壁の中の断熱材も、エネルギーを作り出す事と消費を減らす事の違いはあるとはいえ、同じベクトルで我々が環境に与える負荷を軽減るすという意味では同じ事だと考えます。つまりどちらも省エネなのです。断熱材は入れたら半永久的、優先順位として先にここに取り組まない手はないのだと思います。今年の夏は?という私の質問に、「ほぼメインエアコンのドライ運転くらいで回していました」とご回答頂い [続きを読む]
  • 省エネを求めると、実は「快適」になる。2
  •  省エネ省エネと連呼しているから、この国は随分省エネが進んだような雰囲気もあります。ただ、現実には私たちはまだまだ多くの無駄をしながら、化石燃料に頼って暮らしています。世界の潮流からは大きくずれて、この国ではまだ原発が巾を利かしているので、消費の再生可能エネルギー化は一気に進まず、加速度が弱いのが現状です。色々な考え方があるとは思いますが、私たちで出来ることを考えると、まず恒久的な素材でベースの環 [続きを読む]
  • 省エネを求めると、実は「快適」になる。1
  •  改めて、「省エネ」とはどんなことでしょうか。70年代のオイルショック以来、私たちは、暮らしで使うエネルギーが、「いつか枯渇するかもしれない」という不安を抱くようになり、「限りある資源」を大切に、少しでも消費を少なくできるように努力しようと言う意味でこの言葉を使ってきたのだと思います。ただ、「省エネ」には、それまでの暮らしを「我慢」しなければならず、以前よりもつましく暮らすというイメージもどこかでつ [続きを読む]
  • さあ、暖房がはじまる。5
  •  暖房は、「暖かい」という字を使いますが、本当は、暖かいと感じつづけている事は余り「快適」だとは言えません。例えば、「住宅展示場の床暖房が暖かくて感動的だった」というような形容もたまに見るのですが、私に言わせれば足で感じて暖かいと感じた時点で、床暖房としては「不快で失敗」と言う事になります。実際には、そこにずっといるわけですからわからないだけで、足の裏で暖かい温度を感じるようでは、足の裏が汗ばんで [続きを読む]
  • さあ、暖房がはじまる。4
  •  空気は暖めたり冷やしたりする事で動き始めます。体験から想像できると思いますが、暖房で暖められた空気は軽くなり、上昇気流となります。室内で動いているならまだしも、スカスカな家では折角暖められた空気はどんどん屋外に逃げて行ってしまっている。目に見えないのでなかなかわかりにくいのですが、折角エネルギーを使って暖めた空気がどんどん屋外に逃げている現実を知ってしまったら皆さんはどうされるでしょうか。そして [続きを読む]
  • さあ、暖房がはじまる。3
  •  まずはエネルギーを使って暖房をする、その前段階として、私たちの生活発熱や太陽の日射によって得られる熱を逃がさず利用する事で、暖房エネルギーを減らす事が出来るとお話ししました。名付けて「ネガ暖房」夏の冷房期はこれが全部悪者なのですが、これからはしっかり味方になってくれます。そのためには、その熱が逃げないしっかりとした性能がほしい所です。それから暖房は、部屋に置いてある温度計の室温だけで語ると間違い [続きを読む]
  • 山口市F邸完成見学会開催 11/10-11
  •  久しぶりの山口でのオープンハウス。現在夢花博が行われているキララへ向かう道路沿いに建つご家族5人のための住まいです。市内周辺では、これまでもオープンハウスを行って参りましたが、今回は久しぶりの実施となります。F邸は萩市の工務店勝田組(KATSUDAGIMI)さんとの初コラボ。これまでよりも更にスペックアップをして、弊社オリジナル開発のPJパネルを採用した高性能住宅となっています。11日の午前中は髭も在所します。弊 [続きを読む]
  • さあ、暖房がはじまる。2
  •  「ネガワット」という言葉をご存知でしょうか。ロッキーマウンテン研究所のエイモリー・ロビンス所長が1990年の論文で提唱する言葉です。例えば太陽光発電などの創エネを「ポジワット」とするならば、節電で消費しなかった電力は、使わずに済んだのだから、節約により電力総量は余剰し、発電と同じ効果があると言う意味で、ポジワットに対してそれを「ネガワット」という言葉で表したのです。私たちは案外、このポジワットには着 [続きを読む]
  • さあ、暖房がはじまる。1
  •  10月もおわり、ここ福岡でも朝晩がめっきり冷えるようになってきました。少し性能のあるお宅でも、暖房の欲しい時期には言って来たと言えるかもしれません。住まいは熱を外に捨てることに躍起だった季節から、熱を足す季節に移り変わろうとしているのです。「おお、さぶっ」とストープを出して来て点火、というのもまあ季節感があってそれなりに良いものですが、省エネルギーと言う観点から、これを機に少し暖房について書いてみ [続きを読む]
  • くらしをかたちにしていくということ。 5
  •  住まいとは、日常の暮らしをかたちにすると言う事だと思います。現代人は生涯の9割以上を屋内で過ごすと言われています。そのベースとしての住まいですから、それぞれの住まい手の暮らしが、微に入り細に入り個性豊かであるように、本来住まいもそう言うものの-4がフィット感があるように思うのです。二次元としての間取りに、高さを加えた三次元立体の住まいですが、私は住まいを考える時に、もう一次元、時間軸をしっかりと考 [続きを読む]
  • 国際パッシブハウス・オープンデー(11/11)参加受付中!
  • 国際パッシブハウス・オープンデーは、ドイツの国際パッシブハウス研究所を中心とした国際イベントで、世界中のパッシフハウスを皆さんに体験してもらおうという主旨で、オープンハウスを同時開催しています。弊社が所属する、一般(社)パッシブハウスジャパンでも、それに連動して「国際パッシブハウス・オープンデー2018」を開催します。11/9〜11の三日間、全国各地の認定パッシブハウス、そしてPHJが規程する推奨エコハウス基準 [続きを読む]
  • くらしをかたちにしていくということ。 4
  •  私たちは、住まい手の望む暮らしぶりの、言わば舞台としての住まいを構築していく事が生業です。どんな暮らしをされたいかという事を、しっかりインプットしたいと想い、質問を沢山してイメージを共有していきます。最近の傾向として、住まいの性能やスペックに関しては大変熱心に勉強されて、生半可なプロでは太刀打ちできないのではないかと思われるようなお客様も増えて来ています。悪い事ではないのですが、本来はそんな事は [続きを読む]
  • くらしをかたちにしていくということ。 3
  •  「何だかイイ!」というこの「なんだか」が大切で、曖昧で理由は言葉にはならないけど、愛着が持てる。そんな空間が作れたら、住まいづくりは成功だと思います。刺激的で、こけ脅しの設えは簡単ですが、そんなものでは瞬時に種明かしがされてしまい、消費されてしまう。飽きが来るのです。住まいはもっともっと長い時間、お気に入りものでなければならないと思うのです。きっと、有史以来、「巣」としての住まいは、それぞれ自分 [続きを読む]
  • くらしをかたちにしていくということ。 2
  •  いわゆる間取り図は、建物を水平にスライスして、屋根を取って上から見下ろしたようなかたちで描かれた図面で、ここは何の部屋、ここは何をするところと空間を陣取りしていって、それを人が動く「動線」で繋ぐということで成り立っています。殆どの場合、住まいの空間構成は、この「間取り図」でお互いの情報を共有するのです。ものの本によれば、人間のというものは三次元のこの世界で暮らしていますが、実は常にこの三次元空間 [続きを読む]
  • 国際パッシブハウス・オープンデー11/11です。
  •  国際パッシブハウス研究所を中心に、世界で繰り広げられる「国際パッシブハウス・オープンデー」その一環として、私たちパッシブハウスジャパンでも全国各地で認定パッシブハウス、あるいは弊会の推奨エコハウス基準の住宅のオープンハウスを行います。株式会社SiZEでは、基本設計と温熱監修を行いました佐賀県小城市の山東美建ゲストハウスのオープンに参加致します。このゲストハウスのオープンは11/11の午後の時間帯になりま [続きを読む]
  • くらしをかたちにしていくということ。 1
  •  最近、住まいづくり、もっと言えば住宅建築という「工学」の分野の先にある仕事を生業にして、つくづく思うのは様々な事を思考するための人文的な要素の大切さです。勿論、基礎物理がわかっていなければ、工学は話になりませんが、結局は「住まい」というものは、血の通った人がどう幸福に暮らしていくかと言う事のために存在しうるものですので、そこのところはきっと様々な公式や目盛りに肉付けをしていき、どちらかというとよ [続きを読む]
  • 引き算のエコハウス   5
  •  住まいをなぜ本能に突き動かされるように私たちは作るのかという原点に立ち返れば、自然界に素っ裸でいては、命の危険もあるし、決して「快適」ではないので、私たちはその「快適」のために住まいを構築するのでた思います。災害の多いこの国の人々は、何処かでは「仕方がない」というあきらめの感覚を日常的に持っていると、先日東大の前先生もお話しされていました。確かにそうかもしれません。「雨風凌げば…」という凌 [続きを読む]
  • 引き算のエコハウス   4
  •  「断熱材をどんどん足すから、足し算ではないか」と言われそうですが、断熱材は一度躯体の中に入れたら、その効果は半永久的に持続します。(そのためには、持続するものを持続する使い方で使わなければなりませんが)「足す」というよりは、私に言わせれば、これまで「足りなかったもの」を必要に応じてきちんと入れるのです。そして、内外で熱の伝わるリスクこそを、住まいから取り除く、引き算するのです。暖かさが逃げない、熱 [続きを読む]