建築YA髭 さん プロフィール

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建築YA髭さん: 建築YA髭のCOLUMN
ハンドル名建築YA髭 さん
ブログタイトル建築YA髭のCOLUMN
ブログURLhttp://archstudioten.jugem.jp/
サイト紹介文福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供374回 / 365日(平均7.2回/週) - 参加 2006/05/30 00:22

建築YA髭 さんのブログ記事

  • 庶民パワーの住まいづくりのススメ 5
  •  国は再生エネルギーを促進すると言いながら、未だ原発は止めようとしません。長持ちする住まいを建てようと言いながら、多額の住まいづくりからも「消費税」を徴収する。消費しない住まいでもです。この矛盾だらけの施策に、庶民は振り回されては行けません。住まいはね私たちの暮らしそのものです。本当は、子どもや孫が住み継ぐことが出来て当然なのです。これは、同じ家に子や孫が順番に住むと言うことに限る訳ではありません [続きを読む]
  • 庶民パワーの住まいづくりのススメ 4
  •  18年課税した木造住宅は無価値になり、国としては補助金でも何でも補填して、どんどん壊しては建てをやってほしい。なぜならそれが重要な内需のひとつであり、経済の一躍を担っているGDPの要素だということたからにほかありません。ただ、その数字に固執するあまり、庶民はそう言う誘導で結構割りを喰っている感があるのです。皆さんにとってはそんなことはどうでも良いことで、本当に快適で耐久性のよい住まいを建てる為には、 [続きを読む]
  • 庶民パワーの住まいづくりのススメ 3
  •  さて、私は年間の住宅着工件数が日に日に先細っていく今、戦後の焼け野原を何とかスクラップアンドビルドで埋めてきたこの70年あまりから、本当に必要な住まいを建てる時代にようやく変わるチャンスだと考えています。新築ばかりに限らず、優良な過去の仕事は積極的に更新して使用するべきであるし、そもそも数は足りているのですから、ゆっくりと良質なもののみに更新していくことが、この国の社会資産形成の鍵になると思います [続きを読む]
  • 庶民パワーの住まいづくりのススメ 2
  •  少子高齢化人口の急激な現象は、この国の将来をこれまで経験したことのないような局面へ引きづり混もうとしています。自ずと経済は縮小して、これまでの右肩上がりの世の中ではないことは自明ですが、人気者で将来を嘱望されているあの小泉進二郎氏をしても、この現象には如何ともし難いようです。「これからの日本の課題は「国が全部やります」というわけにはいきません」と評論家のような口調でオリンピック以降を予測していま [続きを読む]
  • 庶民パワーの住まいづくりのススメ 1
  •  時の財務大臣は、とあるパーティーで、政権安定があったからこその経済成長で、5年前よりも今が悪いという人は、よほど運がなかったか、経営能力に難があるかと宣ったそうです。残念ながら、私もこのどちらかの該当者ですが(笑)、一般庶民のどれくらいの割合の方が、この発言に心から納得がいくのでしょうか。金利こそ地面すれすれを這いつくばっている為に、また、デフレ傾向が延々と続いているがために、何とか経済は巡り、庶 [続きを読む]
  • 「エコハウス」なだけでよいのだろうか。5
  •  自戒の念も含めて、住まいはやはりバランスであると思います。然るべき性能が担保されていることは当然ですが、だからと言ってそれが単なる性能の箱であって良い訳がありません。逆に、見た目にこだわる余りにそう言うことをはなから無視してしまうことも本末転倒であると言わざるを得ません。例えば、料理になぞらえると前者は栄養素にこだわる余りに口に入る料理と言う大原則を忘れて、毎日サプリとプロテインばかりを摂取して [続きを読む]
  • 「エコハウス」なだけでよいのだろうか。4
  •  この国では、「デザイン」という言葉からは、意匠デザインに特化して思い浮かべると言う傾向があります。デザイナーと言えば、まさにこの意匠を司る人で、アトリエ系の建築家などはみなそう言うデザイナーを自負しておられるのかもしれません。ただ、「デザイン」と言う言葉を直訳すると「設計」という言葉が導かれて、言わば計画的にすべてのバランスを保ちながらよいものを設計していくことがデザインであるのですから、本来の [続きを読む]
  • 「エコハウス」なだけでよいのだろうか。3
  •  それでは、皆さんの未体験ゾーンである「エコ・省エネ住宅」の快適性と言うものが、話題性と比例して確実に広がり実体験できるようになってきているかと言えば、喧伝とは相反して、そうとも言えない現実があります。未体験だから、誰もが早々に誤摩化されても仕方がない現状があるのです。実際には、これまで野放図だった省エネ分野に少しばかり足を突っ込んだレベルで、エコハウスを連呼している例も少なくありません。そこは本 [続きを読む]
  • 「エコハウス」なだけでよいのだろうか。2
  •  かつて、北海道に始った高気密高断熱住宅の波が、どんどん南下してきて、九州でも見受けられるようになって、やがてまた北上撤退をしていった時代と言うものがありました。私などは、たまたま得たご縁で、直接北海道の方達と昵懇にしていただき、当時の最新鋭の技術を目の当たりにして、それを九州で実らせる為にはどうしたらよいかと言う事ばかり考えていた時代です。あのときもそうでしたが、一気に高気密高断熱を唱える方達が [続きを読む]
  • 「エコハウス」なだけでよいのだろうか。1
  •  空前のエコハウスブームです。気がつけば、新聞折り込みチラシも、会社の大小に関わらず、踊る言葉はエコ、エコ、のオンパレードです。その内容は様々ですが、兎に角、エコ・省エネと言葉を使わなければ住まいとしては全く売れないと言った感じではないでしょうか。本来、それを本筋として普及しようとしている私たちに取っては、喜ばしい傾向と言わなければならないのですが、時々一抹の不安を感じる事があります。 環境汚染や [続きを読む]
  • 住まいを建てる意味 5
  •  戦後に建てられた住宅がすべて復興用のバラック住宅だったと言う言い方は乱暴すぎるかもしれません、ただ、そう言いたくなるほどに、日本の近代の住まいは完成した時が一番で、その後は劣化していくと言う一過性の価値観に取り憑かれているのです。建てる時に、50年後、100年後の事を考える住まい手はまだそんなにいません。逆に、メンテナンスがいらないと言われて、こんなに喜ぶ住まい手も、もしかすると日本人だけなのかもし [続きを読む]
  • 住まいを建てる意味 4
  •  さて、安全が確保されて、ひとは本当に心安らぎます。一日の活動を終え、玄関ドアを開けた瞬間に、帰巣本能は満たされ、ほっと落ちつくのです。そうい住まいを提供したいといつも思っていますが、どんな住まいにしろ、より良い性能が担保されている事は、いかなる場合も障壁にはならないと私などは思います。つまり、然るべき安住の場を得れば、人は怠けるどころか活動的になり、五感は鋭くなり。より季節を愉しむ事が出来るよう [続きを読む]
  • 住まいを建てる意味  3
  •  アレルギーと言わないまでも、屋外は私たちに取って必ずしも楽園のような環境ではなくなってきました。住まいのあらゆる性能を素直に考えて上げていくと言う方向性に対して、「日本人は昔から四季のうつろいを受け入れて愉しんできた」というご意見があります。「余りぬるま湯のような環境を作ってしまうと、人間が怠けていよいよひ弱になってしまう」というご意見もあります。何処に基準を導きだしてそう言われるのかが良くわか [続きを読む]
  • 住まいを建てる意味 2
  •  ほかの動物に例えれば、要は住まいづくりは巣作りであって、一番の原型は自分の身を守る為のシェルターとして自ら創ると言うものではなかったかと思います。最初はヤドカリのように、岩場の影や洞窟に灯をともして暖を取り、雨風を凌いだのかもしれません。それが徐々に専門化して、今日のような住まいづくりへと移ってきたのです。単純に、シェルターと言う意味から、社会のコミュニティーへつながる前線基地として、メンタルの [続きを読む]
  • 住まいを建てる意味  1
  •  どんな住まいに暮らすかと言う事は、すなわちどんな時間を刻々と刻み、どんな感覚で時を過ごすかに直結していると思います。要は、何も考えなければ、どうでも良い。半径数百メートルの範囲に必ずやあるコンビニで、定番のジャンクフードを買い込んで空腹を満たすのと同じように、「こんなものでいいじゃん」と思えば、本当にそれて良いのです。先日、遠方から仕事仲間が来福され、福岡でのお仲間と飲みながら出る話題は、やはり [続きを読む]
  • 寡黙に語り続ける寸法のおはなし。5
  •  よいプランは、一見単純で、非常に整理されて簡素だと修業時代に良く言われました。一目見てごちゃごちゃしたものはやはり立体的な空間となってもごちゃごちゃしていると言うのです。最初はまさかと思ったりしたものですが、経験を積むごとに実際にそう痛感する事も多く、それだけ空間が整理されている事の現れが、平面図ひとつ見ても現れてくると言う事かもしれません。よい空間は、一見無理がなく、何の変哲もないような印象を [続きを読む]
  • 本日開催日田井上酒造春搾り
  •  本日、好天に恵まれ、日田井上酒造では、百合仕込みの晴れの舞台である蔵開き、春搾りが開催されています。昨年の北部九州豪雨災害の被害は甚大でしたが、奇跡的に復興を遂げられ、今日にいたります。20年前に杜氏の百合さん宅を設計させていただいたご縁で、昨年は田植えや稲刈りにも参加させていただいた酒米、若水で仕込んだ特別純米が私たちにも愛おしくて仕方ありません。ものづくりにいつも真摯に望まれている百合さんの姿 [続きを読む]
  • 寡黙に語り続ける寸法のおはなし。4
  •  建築は、寸法と言うものをこれでもかと言うくらいに積み重ねて出来ています。ただ、出来上がってしまえば、そこに目盛りがついている訳でもなく、実際に寸法を数字として意識して暮らす住まい手はいません。つまり、予算やプロセスの中で重要な寸法も、建物が仕上がった瞬間に意味のないものになっていくのです。あるものは、実際に、狭いとか広いとか言う人の感覚です。ここが重要なのですが、実は寸法とは、一見寡黙に「目盛り [続きを読む]
  • 寡黙に語り続ける寸法のおはなし。3
  •  さて、モデュールのお話をしました。これに乗っ取って間取りを決めていくと、材料の歩留まりが良く、コスト的にも優位だと言う事を描きました。住まい手にとっては、一円たりとも無駄はいやですので、このルールを使うに越した事はありません。ただ、機械的にこのマス目を組み合わせていくだけで、住まい空間と言うものが成立していくのであればよいのですがそう簡単にはいかないから大変です。時々、このモデュールに従うあまり [続きを読む]
  • 寡黙に語り続ける寸法のおはなし。2
  •  特殊な材料を使うプレファブメーカーは別として、国内のほとんどの木造住宅は、モデュールと言われる単位寸法をもとにつくられています。例えば91センチという尺貫法の3尺を基準としたモテュールや、1メートルを基準としたメーターモデュール、地方独特のものも残されています。この基準寸法のマス目を意識しながら、間取りを決めていく事が多いのですが、2マスで畳一帖分、その倍の4マスで一坪となってきます。畳文化の名残でも [続きを読む]
  • 寡黙に語り続ける寸法のおはなし。1
  •  さて、桜も花吹雪でいよいよ見納めとなり、季節は春真っ盛り生命力に溢れた新緑の景色は何とも心地よいものですね。新しい環境に身を置かれる方も少なくないのではないでしょうか。お引っ越しシーズンでもありますし、悲喜交々だと思います。長年住まいづくりをしていると、そういう瞬間がその人に取ってよいシフトのチャンスである事がわかってきます。今までのライフスタイルのよい部分を踏襲して、少し改善した方がよい部分を [続きを読む]
  • 住まいづくり報告 福津市U邸中間気密測定
  •  福津市のU邸工事が着々と進んでいます。現在内外装ともに急ピッチに進められていますが、工事主任が途中経過として気密測定をしたいと言い出しました。弊社では、性能担保の気密測定は竣工後の一回を義務づけていますが、中間値を取ることは義務づけていません。繊細な工事が進められているだけに心配だったのでしょう。生真面目な工事主任が、そんな数値をはじき出してくれました。隙間相当面積C値は0.1?/?。一般的な住まいと [続きを読む]
  • ああ、花粉症。5
  •  さて、この稿では花粉症を通して、私たちを取り巻く環境の変化と、住まいの性能についてお話ししました。ここ数日、私の鼻腔は毎夜閉鎖状態。天候がよいので、清々しいと行きたいのですが、なかなかそうはさせてくれません。花粉に留まらず、大陸からの黄砂や、PM2.5 などの情報が天気予報に織り込まれる時代になって、確実に過酷になりつつあります。気密・断熱を施した住まいは、計画換気は必須項目ですから、室内の新鮮空気は [続きを読む]
  • ああ、花粉症。4
  •  昔より、人間がひ弱になったのか、それとも環境が悪化したのか、その辺りのジャッジは難しいところだと思います。ただ、確実に私たちは繊細な生き物として、快適な環境を自ら構築しつづけていく性を背負っているのかもしれません。森の木々から大地に降りて、二足歩行し、着衣し始め、巣を作り、群れを形成し、大移動を繰り返し文明を気付いてきたように、私たちは今も進化と言うか、変化をしつづけているのだと思います。アレル [続きを読む]
  • ああ、花粉症。3
  •  花粉症もそうですが、福岡は大陸にも近く、PM2.5や黄砂の影響も多い地域と言えます。そちらからの風の時期になると、ダークカラーの車はいつも細かな粒子が付着して無惨な汚れとなります。そしてこれがベットリとしていてなかなか拭い取れない。車磨きも日課の私には、忌まわしい季節です。考えてみれば、そう言うものをいつも吸い込んで呼吸しているのですから、異物が身体に入って抵抗しようとしている自分を有り難く思わなけ [続きを読む]