建築YA髭 さん プロフィール

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建築YA髭さん: 建築YA髭のCOLUMN
ハンドル名建築YA髭 さん
ブログタイトル建築YA髭のCOLUMN
ブログURLhttp://archstudioten.jugem.jp/
サイト紹介文福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供431回 / 365日(平均8.3回/週) - 参加 2006/05/30 00:22

建築YA髭 さんのブログ記事

  • 【真夜中のつぶやき】 磨くべきもの
  •  髭のような仕事は、時折「センス」などという厄介な言葉につきまとわれる。「センスいいですねー」と言われると、こっ恥ずかしいし、「センス疑うよね」という何処からともなく聞こえるささやきには突然身体が硬直する(笑)。審美眼には程遠い自分で、恐ろしくてそんな言葉をほとんど使わない。ただ、仕事となればそれなりのクオリティーは求められてしかるべきだし、そのための日々研鑽は当然のことだと思ってる。 髭の幼き日は [続きを読む]
  • 住まいづくりで性能が語られない日をめざして。1
  •  年末から、住まいの温熱性能を語る語調がいささかヒートアップしすぎていたかもしれません。国交省の省エネ基準全棟義務化が先送りされるかもしれないという情けない一報に、業界人として怒りを通り越して情けなさ、悲しさを覚えたからです。同じように思われたご同業も少なくないと思いますが、今まさに、私たちはあらゆる選択肢を自分自身に取り戻さなければならない時だと私などは再認識しました。「国の基準など当てにしてい [続きを読む]
  • 【真夜中のつぶやき】「ゆるく・やさしく・たのしく」
  •  若い頃から大変お世話になった業界の大先輩と久しぶりにタッグを組んで仕事をしたときに、彼の開口一番が痛快だった。「仕事の前に言っときたいんだけどさ。お互いににもうこういう歳だし、ね、この際どっちが言ったとか言わないとか、そう言うのはやめようか!」名言だった。髭は吹き出し、深く同意し、二人して腹を抱えて笑ったことを覚えている。無論、その仕事が上手く言ったのは言うまでもない。加齢して来ると失念も多い。 [続きを読む]
  • 暖房と採暖と断熱と 5
  •  さて、この冬の時期に少し日本の住まいの現状を整理するための三つのキーワード、「暖房」と「採暖」と「断熱」についてお話ししました。皆さんが「暖房」だと考えているものが実は、「採暖」であるという視点でお話しすると、日本の住まいの性能が少なからず見えてきます。言わば、屋外の焚き火と同じ手法しか使えない暖の採り方でずっと凌ぐ、つまり我慢の暮らしをして来ているのに、「九州は暖かいからそこまではいらない」と [続きを読む]
  • 【追悼】梅原猛氏の訃報を想う。
  •  本日、梅原猛さんの訃報が目に飛び込んで来た。享年93歳。お歳を想えば致し方ないのかもしれないが、つたないこの私の人生に大きな影響を与えてくださった哲学者の訃報に、何だか残念で仕方がない。学生時代、母校の当時の学科長が京大出だったこともあり、事あるごとに同じ京大の哲学者の氏の著作を紹介してくれた。なかでも「隠された十字架 - 法隆寺論 - 」は、緒論ある法隆寺の建立年代を、歴史的事実と古文書、建築様式、な [続きを読む]
  • 暖房と採暖と断熱と 4
  •  全館暖房で住まい全体を温度キープすることが、「勿体ない」と思われる方が少なくありません。しかし、「そこまでいらない」と言われて建てた家に、エアコンの室外機が何個もぶら下がっている光景を見たことがないでしょうか。我慢を強いられながら、結局は段々増えて各室にエアコンを設置するなどということになれば、そちらのほうが断然勿体ないお話しだとは思いませんか?現在の技術をもって住まいづくりした、気密・断熱で温 [続きを読む]
  • 暖房と採暖と断熱と 3
  •  「そこまでいらない」というお話は九州などではよく聞かれる言い回しなのですが、どこを起点のお話しなのかと言うのが大変重要になってきます。「そこまでいらない、十分快適で安全だから」ならば良いのですが、「そこまでいらない。死なないから」と言うのは、余りにもお粗末なお話しになってしまいます。更に死なないは嘘です。ヒートショックによる死者は毎年かなりの量発生していて、それが北海道や東北の寒冷地の事例かと言 [続きを読む]
  • 暖房と採暖と断熱と 2
  •  さて、人間が生命維持をするための第一条件として体温維持が不可欠で、そのための設えが当然住まいに備わっているべきだと言うことはおわかり頂けると思います。住まいの話をする時に、サバイバルなお話からしなければならないのは実務者としてちょっと悲しいのですが、事はそれくらい深刻なのです。地球上のあらゆるところに人は暮らしていますが、その気候条件に見合った温度補整をして行くのが住まいの基本的な性能だとは思い [続きを読む]
  • 暖房と採暖と断熱と 1
  •  年があけて、この冬一番の冷え込みが到来とか、各地で雪マークが踊っています。皆さんヒートショックには十分お気をつけ下さい。皆さんは、「さむっ」でなった時にどうしますか?まずは何か一枚気重ねをするのではないでしょうか。私たちは、体温キープというものが生命線であることを自分自身よく知っています。サバイバルな環境に陥った時に、生命線は、栄養失調でも水分不足でもなく体温低下が致命傷になることが多いそうです [続きを読む]
  • 【真夜中のつぶやき】AI 人工知能
  •  「AI」という言葉を聞き始めて久しい。人工知能。人と同じように学習機能でどんどん賢くなって勝手に判断をしてくれる。これからはあらゆる家電などにそういうものが埋め込まれるという。「人と同じように」と書いたが、人と同じではないかもしれない。人は能力も老いや様々な要因で右肩上がりとは限らないし、時には気まぐれも起こす。そう考えるとどんどん賢くなると言うのも逆に怖いものだ。刃物は切れ味が命で、切れ味の悪い [続きを読む]
  • 安心のエコハウスと地産地消。5
  •  人間の意思がきめ細やかに反映されるエリアには、自ずと限りがあるのではないかと思います。自分の目でメンテできる範囲と言うのか、私は住まいづくりのテリトリーではないかと思います。そう言う意味では私に取っては特殊な場合を除いては、車で2時間以内くらいの範囲が妥当ではないかと思います。まさに地産地消。そう言う思いで皆が各地で頑張れば、日本の住まいは良くなって行くのだと思ったりします。 戦後一旦、国土が焼 [続きを読む]
  • 安心のエコハウスと地産地消。4
  •  そもそも、全国区で均一仕様の住まいづくりというほうに無理がある訳で、きめ細かく対応しようとすればするほど、地方の小さなビルダーが本来真面目に取り組む仕事だと、私などには思えてなりません。かつての日本はそうでした。そう言う役割を果たしたのはものの本によれば、地域の材木屋さんだったそうです。材を見極めてくれるように、予算に応じて大工さんや他の職人さんたちも紹介したと言いますから、地域ごとのそういう仕 [続きを読む]
  • 安心のエコハウスと地産地消。3
  •  例えば、一般の方が住まいを建てようとすると、住宅展示場に行って名だたるメーカーのモデルルームをはしごするというのがお決まりのコースでしょうか。最近ではネット情報もこれだけ大きくなって来ているから、すでにそればかりではないのかもしれませんが、やはりTVCMや展示場の存在は大きいのかもしれません。ここで、「トップランナー基準準拠の住まいです」と言われて、そのまま大手プレファブを建てられても、省エネ基準的 [続きを読む]
  • 安心のエコハウスと地産地消。2
  •  手前味噌になりますが弊社の設計も、7年前の福岡パッシブハウス(ドイツ国際パッシブハウス研究所認定物件・国内3棟目九州初)を手がけて以来、スペックを徐々に向上させ、今回話題の義務基準とは格段に違うスペックの住まいを日常的に設計していますし、全国のお仲間もすでに次元の違う住まいづくりを展開しています。ではなぜ義務化を待望していたかと言えば、そう言うことに全く興味のない業界の方達を目覚めさせたいという思い [続きを読む]
  • 【真夜中のつぶやき】「取り戻したいもの」13
  •  今年の初競りの大間産の一番マグロが、3.3億円だったとか。景気の良い話である。「?」本当に景気が良いのか?なんだかジワジワと、やがて狂った社会の虚構の綻びを垣間みたような違和感がこみ上げて来た。「経済」と言うものは、まあ世の中の人の共通認識としての信用みたいなものがベースにあるから成り立っている。100円硬貨の価値を、皆がこれくらいと共通に思っているからこそ、モノ・コトを貨幣に置き換えてやり取りすること [続きを読む]
  • 安心のエコハウスと地産地消。1
  •  2019年が幕明けしました。折しも昨日5日まで、住宅に対する省エネ法全面義務化の予定を見送りにする報告書に対する国交省のパブコメが行われていました。こんな時こそテレビでも何でも使えば良いのですが、先ず以てそんなことはする筈もなく、印象としては「一応広く意見は聞きましたよ」的で、一般の方がどれほど関心をもってこのパブコメを意識したかどうかは甚だ疑問です。まあ、いつの時代も行政は積極的に良いことをすると [続きを読む]
  • 省エネ基準義務化先送りへの意思表示。 3
  •  さて、パブコメの機会は本日で終了となります。報告案の先送りの理由についてですが、「これに加えて、新築件数が非常に多いことから、申請者サイド・審査者サイドのいずれも適合義務化に必要な体制が整わないおそれがある」とは、あれだけ2020年義務化を公然と予定として発表して来たのに、その準備をして来なかったということに他ならないのではないでしょうか。「ぇっ、本当にやると思っていなかったので…」とでもいう [続きを読む]
  • 省エネ基準義務化先送りへの意思表示。 2
  •  さて、もうひとつの先送りの要因として記述されているのが、「特に、小規模住宅・小規模建築物については、生産を担う中小の工務店や設計事務所等の関連事業者には省エネ基準等に習熟していない者が相当程度存在している」という部分です。中小工務店でも、すでに意識のある工務店さんでは断熱気密など当り前で、全国区のビルダー以上の高性能住宅を建てている強者は各地にいらっしゃいます。設計事務所も危機感をもって取り組ま [続きを読む]
  • 【真夜中のつぶやき】 「取り戻したいもの」12
  •  お正月も3日ともなれば、街には人が溢れ出て来て商業施設も初売りに拍車がかかってにぎやかなものである。髭は、毎年恒例の住吉三日恵美須神社の福引きをひきに、午前中のみ外出をする。本日は冬晴れの温かな一日だった。どのような賜り物を頂いて来たかは、これも年始恒例の鍋会にてのお披露目で明らかにすることにする。今年一年の弊社を占う賜り物をどう解釈するかが鍋会の酒の肴である。占いめいたことをするのはこの福引き [続きを読む]
  • 省エネ基準義務化先送りへの意思表示。 1
  •  昨年末から住宅業界で大きな話題となっている、国交省の「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第二次報告案)」についてのパブリックコメント募集が年末から5日までのあと3日で終ろうとしています。まさに私たちがお正月休みにドップリのこの期間までで本当に良いのかどうかはもう語りませんが、いずれにしても意思表示をするべき最後のチャンスがあと少しで終わります。すでに私はコメントしましたが、この [続きを読む]
  • 【真夜中のつぶやき】 「取り戻したいもの」11
  •  お正月休みは寝正月と毎年決め込んでいるが、雑煮とおせち料理の繰り返し。宅内でウロウロしてみても腹ごなしにもならないので、正月二日目にして、ちょっと買い物がてら近所に少し出てみることにした。今年は例年に比べると本当に暖かいお正月である。するといつも通る道すがら、昨年より工事をしていた鉄骨造のアパートの工事が進み、足場や防護ネットも取り払われてその全貌が明らかになっているのに出くわした。髭の口からつ [続きを読む]
  • 「初夢」を想う。
  •  元旦の夜から二日の明け方、ないしは翌日の明け方に見る夢を「初夢」というそうです。皆さんはもう初夢はご覧になりましたか?それで一年を占うそうですから、気になりますよね。私はいつの頃からか、普段からとんと夢は見なくなり、スイッチが切れるように床につくと瞬く間に眠りに付き、次の瞬間、アラームに即されて起きるという感じでそういう愉しみはほぼありません。ものの本によると、睡眠中は深い眠りと朝い眠りを誰でも [続きを読む]
  • 【謹賀新年】今年もよろしくお願い致します!
  •  皆様、あけましておめでどうございます。2019年が始りました。平成も終わり、今年は新元号に切り替わる大きな節目の時です。様々な事象がうねり、大転換して行く中でも、私たち人間ひとりひとりの暮らしのベースというものは変わりません。どんな時代が巡って来ても、私たちは営みを繰り返しながら、幾ばくかのものを食み、語り、喜怒哀楽しながら近しい人と時間を共有して日々を送ります。住まいはその「地」として、その暮らし [続きを読む]
  • 【大晦日】一年を想う。
  •  バタバタと、まだやらなければならないことが山積みに、一年が終わろうとしています。思えば今年は例年にも増して、ひとの「幸福」というものを考える年でした。近年社会が何だか薄っぺらく見えてしまって、心が置き去りにされてしまっていよう感覚に陥ることが頻繁で、そのたびに自分の基軸を揺さぶられてはならないと、むしろ逆向きに心を大切にするように送る日々でした。ささやかな心のふれ合いであったかくなるシーンも満載 [続きを読む]