たじま さん プロフィール

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たじまさん: たじま屋のぶろぐ
ハンドル名たじま さん
ブログタイトルたじま屋のぶろぐ
ブログURLhttp://moon.ap.teacup.com/tajima/
サイト紹介文俳句作家 田島健一のブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2006/07/11 09:39

たじま さんのブログ記事

  • あれは誓い
  • あれは誓い雲雀くちづけこじつける才能だぜ遠足が何度も眠るガラスの樹踊る卒業式あれは誓いだった雉興味津々楽しくなって犬夜の貧困まっすぐ歩く雛まつり(炎環 2018年5月号より) [続きを読む]
  • 韮とにんにく
  • 韮とにんにく心音に浮かぶ寝床をほたるいか雲雀見えなくなりあなただらけの島柳なつかし北斎デッサンそれは春の星座ふたごの犀を貸してあげる別の遠足がさわっている麒麟いかのぼり水に沈んでいて健康韮とにんにく十五時の象不在蝶の進化と豆腐の色の子どもたち出生届島にきらきら夏蜜柑(2018/4/22 biwa句会@立川) [続きを読む]
  • 凍える日
  • 凍える日積もる雪ではない朝の麺麭こんがりうす暗い火桶ころがる夢のなか熱燗や雨の千代田区攻め盗らん折り返し東京行き雲行き深雪絵を捨てる奥に凍える日のある絵(「炎環」2018年4月号より) [続きを読む]
  • 俳句を書くこと
  • 書かなければ忘れてしまう、書けば失われてしまう。最近、僕はすっかり「俳句を書く」と表現するようになった。俳句では慣習的に「俳句を詠む」と言われていて、僕が「俳句を書く」と表現すると、違和感を感じる人もいるようだ。俳句の世界で「俳句を書く」というのはあからさまに抑圧されている。そこでは日常的に、俳句手帳に俳句が書かれ、短冊に俳句が書かれ、句会で俳句が書かれ、書かれた俳句を句集として出版される、という [続きを読む]
  • 定型について
  • 俳句の五七五というのは、五音七音五音なので、当然、一音のなかに二文字以上入ることがありうる。栃木にいろいろ雨のたましいもいたり  阿部完市は「とち・ぎに・い・ろ・いろ/あ・め・の・た・ま・し・い/も・(一拍)・い・た・り」で五七五の定型だと思っている。自分の句で恐縮だが、分けあう椎茸すごい肉厚すごいね  田島健一(『オルガン』7号)も「わけ・あう・し・い・たけ/す・ご・い・に・く・あ・つ/(一拍) [続きを読む]
  • 雨の昨日
  • 雨の昨日チューリップ雨の昨日にあつまる墓さえずりに竹の扉のある不眠墓山の奥のおいしい土筆たち桃の花家族をひとりひとり撮る浮く春のうすくらがりを手織りラグ春のぬかるみ羽根のある虫が服土筆と杉菜と時間勝手に掘らないで(2018/3/17 biwa句会@鎌倉吟行) [続きを読む]
  • なあロミオ
  • なあロミオ春の四国光る午前をコウノトリさえずりに声まざりある寺院かな鳥帰る中略こちら泣く自分雉興味津々楽しくなって犬像が呼び出され会話や蜆汁蝶を生みつづけ住宅展示場目が素直さえずりの木の時が経ち紙の少女に唖然と空気春の山東京国立近代美術館の目刺島の桜みて受け入れる桃太郎猿と椿かげのうつろう謎の海腹筋はまやかし鳥の巣にうつる馬の子をつなげて愛へ行く仕事つばくらめ波が嬉しいプロフィールなあロミオ雲雀と [続きを読む]
  • ポップカルチャー
  • ポップカルチャー朧おやすみ最終巻たてかけて暗三月のだるい波かわいい体操踊る卒業式あれは誓いだった白梅の加工染み渡るよ信者日に逆らう囀だったけど名曲雲雀くちづけこじつける才能だぜ [続きを読む]
  • 立ち寄らず
  • 2018年2月22日立ち寄らず春の雨レストランには立ち寄らずよたよたと朧夜ひと皿のカレー耳に歌つめて東京駅の春年とると春の吹雪は見えなくなり春は色このまま繰りかえす雲の待つはずの店は草色はるさきの立って待つことの優しさ春の雪大人にも長さのあまる春の服検索を待つまばたきや春の月春寒く底のある目で人を見る春寒や生きる工夫が本のなかうたた寝を春の子どもに跨がれる春の夜の駅のまわりが濡れている [続きを読む]
  • その人がわかる
  • 初めて俳句をつくるAさんとBさんがいて、俳句のノウハウを知らないで句をつくっても、あたりまえのことながら、ふたりは違う句をつくる。この違いは、AさんとBさんが最初から持っているものだ。この俳句のノウハウを持たないころにつくる、他の人と違う部分というのは、その人の固有のものだ。俳句をつくると、その人がどんな人かわかる。俳句の技量は全然関係なく、わかっちゃうんだな、これが。俳句のノウハウが身についてく [続きを読む]
  • ダンス
  • ダンスを覚えなければならなくなり、ただいま練習中。これ。われながら、体がかたい。ぎくしゃくとダンスを練習する姿は、まるでガンダムだ。本番まであと2日。練習を始めたのは昨日。生まれ変わったら、ダンサーになりたい。 [続きを読む]
  • ツィンバルカの下唇を侮ってはならない
  • スピカの「つくる」というコーナーで、この6月の1ヶ月間、連載をさせていただきました。締め切りが間に合わず、更新が滞ってしまったため、読めなかった方のために、以下に全部の回をまとめました。好き勝手なことを書きました。いつもの話のようでもあるし、そうでないところもあるし。テーマは「偶然/謎/影響」です。ツィンバルカの下唇を侮ってはならない6月1日  見えすぎる揚羽は還る樹を知らない6月2日  意味するマダガ [続きを読む]
  • 季語について
  • 季語についての考えを表明しなければ、とずっと考えていたのだけど、なかなかまとまったものを書く時間も気力もないまま無為に過ごしてきました。今回、twitterで季語についての考え方(提案と言ってもいい)を簡単にまとめたので、改めて自分のブログにtwitterから転載しておきます。========== 以下 2017/6/13 tweetより季語について考える上で決定的に大事な事は、一般的にそれが季語の「効果」だと考えられているものが、実は [続きを読む]
  • 深いはちみつ性
  • 深いはちみつ性         田島健一着つづけて空気を麗かに笑う春は日の広さにおもしろい話日を押して日向ぼこから立ちあがる春はたらき者に器のアイスクリーム寝不足で見えない春の中心部春の日向にひだりの靴を並べ売る一人ひとりに親切な春の駝鳥春は何故はちみつ深いところに喩監視かなしみ蜂の巣の住みごこち(2017.4.23 biwa句会) [続きを読む]
  • 運輸
  • 運輸        田島健一目が雲母きららつぶやくとき菫歩くのをやめると雨の降るさくら目つぶらにして顔おそろしく春田一生を見てきた蝶を見うしなう鳥さかる湾岸すばらしい運輸(2017/4/15 横浜) [続きを読む]
  • 事欠く美
  • 事欠く美        田島健一愛ならばいい体型ふたしかな蝶以後ひかり壊れて眠りつづける山大戦は色見うしない春の泥抱っこして煙見ている春の暮春雷や声似すぎては事欠く美木の上に世界くつろぐ四月かな(2017/4/12 未発表) [続きを読む]
  • チンチラ
  • チンチラ        田島健一築地冬晴あたまからぜんぶ食ううつ伏せの鏡をもどりくる鮪きれいな雪の駅前チンチラにさわる機械のなかに何か揉まれている聖夜そこにいた子がいなくなりお正月(「炎環」2017年3月号) [続きを読む]
  • 現俳協青年部勉強会 読書リレー「ただならぬ虎と然るべくカンフー」
  • 現代俳句協会創立70周年記念事業 青年部第149回勉強会読書リレー「ただならぬ虎と然るべくカンフー」 この1年の間に刊行された、4冊の句集の読書会です。小津夜景『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂)、岡村知昭『然るべく』(人間社)、中村安伸『虎の夜食』(邑書林)、田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂)。1971〜73年生まれ、同世代の4人の句集が、今、話題を集める理由は何か。一日かけて考えます。 【日時】2017年4 [続きを読む]
  • 狐と喫茶
  • 狐と喫茶         田島健一つめたさの旅人は片手でつかみ森は冬もろい矢はみだして紫イヤホンとつながる寒い木のあいだひかり動かして鼬を帰らせる手を隠し一つ目でいる時雨かなマフラーに慎んでいる目のたかさ人種差別と夜のクレヨン地表冷ゆ川消えて対岸は現実の枯れうしろからなぐさめ氷雨ふる目覚めついてきた狐と喫茶しているよ七色の姉たちは焚火をかこむ冬桜わたしの次の日に咲くよ(2017年冬) [続きを読む]
  • 【告知】虎とぽ イベントのお知らせ
  • 田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂)中村安伸『虎の夜食』(邑書林)刊行記念公開インタビュー「虎とぽ 〜あのころ、このごろ、これから〜」第一句集刊行という節目を同時期に迎えた、同世代の二人が、句集への思い、俳句観の変化、今後の展望などを語ります。出演:田島健一、中村安伸聞き手:青嶋ひろの日時:2017年3月12日(日)12:30開場、13:00開演会場:大久保『華楽坊スタジオ』https://g.co/kgs/JL8QoM定員:25名会費 [続きを読む]
  • 小さな塔
  • 小さな塔         田島健一鳥の巣をのこして枯れ果てた学園人間宣言人間なのはなのしらべ遠足の全員が見た小さな塔想像の四角い高座蒸鰈謹んで目刺とまなざしと互角雛まつり戦後は鳥と住んでいる菊坂に門あり待てばあたたかし(2017.2.26 biwa句会/2017.2.27 ルート17句会) [続きを読む]
  • かわゆい魚
  • かわゆい魚        田島健一眼のなかにぼやける初雪のうごき姿かたちは法廷まなざしは雪かわゆい魚かならず終わる十一月眼をつかい過ぎし子たちや冬の鳥冬の太陽さざなみを逃げる顔(「炎環」2017年2月号) [続きを読む]
  • 雪のみなみ 〜句集「ただならぬぽ」について
  • 句集『ただならぬぽ』の帯に書かれた、なにもない雪のみなみへつれてゆくの句の初出は、こちら。[画像]俳句を遊べ!: コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!Vol.1 (小学館SJ・MOOK コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ! Vol. 1)新品価格¥1,512から(2017/1/23 20:39時点)[画像]佐藤文香さん編の俳句入門書。サトアヤさんと、マンガ家でモデルの水野しずさん、アニメーション作家のひらのりょうさんに俳句を教える、という構成なのだけど、サトアヤさ [続きを読む]