subaru5776 さん プロフィール

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subaru5776さん: 沖縄・琉球弧ヲ想フ
ハンドル名subaru5776 さん
ブログタイトル沖縄・琉球弧ヲ想フ
ブログURLhttp://kakateyapo.blog68.fc2.com/
サイト紹介文永く見続けてきた沖縄・琉球弧について書いていこうと思います
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供142回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2006/07/30 10:09

subaru5776 さんのブログ記事

  • ヒストリア 〜池上永一
  •  2017年中に読んだ沖縄関係本の50冊目。 「風車祭(カジマヤー)」「テンペスト」「トロイメライ」「統ばる島」などに続く前作(「黙示録」2013年)から4年ぶりとなる、632ページの大著。沖縄からボリビアに移民する者たちの物語であり、デビュー23年にして初めて沖縄戦を取りあげた作品。 過去1年間に最も面白いと評価されたエンターテインメント小説に贈られる山田風太郎賞(主催・角川文化振興財団など)の [続きを読む]
  • 〈オキナワ〉人の移動、文学、ディアスポラ 〜山里勝己、石原昌英
  •  「〈移動〉による新たな〈オキナワ〉アイデンティティの生成とは…! 移民など、そのエネルギーはどのような社会変動や文化混交を生みだし、どのような文学表現を生み出したのか。」 「ディアスポラ」という言葉に強く惹かれて、中古市場から入手しました。 ディアスポラとは、(植物の種などの)「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や民族の集団ないし [続きを読む]
  • 虎の尾 渋谷署強行犯係 〜今野敏
  •  渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、渋谷で整体院を営む竜門のもとを訪れた。 琉球空手の使い手である竜門に、宮下公園で複数の若者たちが襲撃された事件について話を聞くためである。 被害者たちは一瞬で関節を外されており、空手の使い手の仕業ではないかと睨んでいたのだ。 初めは興味のなかった竜門だったが、師匠の大城が沖縄から突然上京してきた。彼もまた、この事件に興味を持っているらしい……。 ――といった、辰巳と [続きを読む]
  • 奄美の奇跡 「祖国復帰」若者たちの無血革命 〜永田浩三
  •  1945年、米軍占領下、島民20万人は祖国復帰に立ち上がった! わずか8年間で祖国復帰。「エジプト独立の教科書」とまで言われ、世界から注目された、知られざる無血の闘争とは? ――とのキャッチがついている、戦後70年を記念した企画出版です。 奄美群島は敗戦後、日本から分離され、沖縄と共に米軍に占領されました。その占領下の8年間にわたり、20万人の島民と奄美出身の本土在住者18万人が、空前の祖国復帰 [続きを読む]
  • 神様の棲む診療所 〜竹村優希
  •  Amazonから買ったほぼ新品の文庫の古書。今年3月発売の630円本を、送料込み478円での入手です。初めて読む作家の作品ですが、この価格なら、失敗しても悔しくないかなと考えて、買ってみました。 主人公は、東京の大学病院で働いていた比嘉篤。父親の診療所を継ぐために、不本意ながら8年ぶりに、東京から沖縄県南城市に帰りました。 患者は元気なおばぁたちだけ。そんな毎日に辟易する篤でしたが、ある日、診療 [続きを読む]
  • 花もひらかぬ一八のまま 沖縄戦で散った少年飛行兵の日誌 〜平野治和
  •  「太平洋戦争末期、沖縄航空戦で戦死した平野利男の短い人生の記録。水戸陸軍航空通信学校時代の日誌を全文、原文のまま掲載。さらに、生い立ちや卒業から沖縄上空での戦死までを記述し、日誌を読むための知識も解説する。」 「18歳5カ月で沖縄の空に散った少年通信兵が残した“生の声”がよみがえる。 一人の少年兵が陸軍航空通信学校時代に書き残した日誌全文を原文のまま掲載。 少年兵の甥にあたる著者が、専門家の協力 [続きを読む]
  • 沖縄からの出発 わが心をみつめて 〜岡部伊都子
  •  「沖縄戦に斃れた婚約者の足跡を追って訪れた沖縄の島々。その旅を通じて知った沖縄の苦難に満ちた歴史と現実、人々のまごころ。時の風化のなかで忘れがちな沖縄の心を切々と語り継ぐ、感動の記録」――という本。 古書店から1円+送料で手に入れたのは、1992年発行の新書。この原著は1972年の「沖縄からの出発――わがこころをみつめて」ですから、書かれてから45年後に読んだことになります。 収録は「「ヤマト世 [続きを読む]
  • 島影 慶良間や見いゆしが 〜大城貞俊
  •  人文書館から発売された、大城貞俊の上下2巻の作品集のうちの上巻。収載されるのは各4作品で、上巻はいずれも未発表のものです。 「島が揺れている。海って、病院なんだね、きっと…。慶びと良きことの間に横たわる島々のこと。沖縄文学を先導する詩人であり、作家・大城貞俊の珠玉の中・短篇作品集」――というのが作品紹介文です。 表題作の「慶良間や見いゆしが」は、祖父の唐突な自殺という衝撃的な出来事から語り出され [続きを読む]
  • 父は沖縄で死んだ 〜大田英雄
  •  著者の父は、沖縄戦末期、地下壕から海軍次官に対して「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」という異例の電文を発して自決した大田実海軍中将(沖縄方面根拠地隊司令官)。当時沖縄県知事だった島田叡とともに、沖縄県民から信頼されている数少ない戦時中のヤマトンチュです。 その当時11歳だった長男が、父に思いを馳せながら後に高校教師となり、平和教育に打ち込み、やがて沖縄の地で「父」と [続きを読む]
  • 肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメ 〜仲村清司、藤井誠二、普久原朝充
  •  この夏、沖縄で売れに売れた本。 「沖縄では豚は鳴き声以外すべて食べる」と言われるが、はたして本当なのか? そんな素朴な疑念からスタートした沖縄肉食グルメ取材です。 取材・執筆&鼎談は、大阪出身でウチナンチュ2世の作家・仲村清司、那覇で半移住生活を送るノンフィクションライター・藤井誠二、生まれも育ちも那覇の若い建築家・普久原朝充の3人。この顔ぶれは、「沖縄 オトナの社会見学 R18」(亜紀書房、20 [続きを読む]
  • 沖縄プチ移住のススメ 暮らしてみた3カ月 〜吉田友和
  •  自分にも近いうちに定年がやってくるワケで、そのときのひとつの生き方として「沖縄移住」があるのではないかと考えています。移住と言っても、今住んでいる住居を畳んでワンウェイで沖縄に行くことは考えていず、退職後、高齢となるまでの一定期間を彼の地で過ごせたら幸せだろうなというほどの感覚です。 そんなことを考えているときに見つけたのがこの本。著者が経験したのは3カ月のショートライフではあるけれども、短けれ [続きを読む]
  • 羽田美智子が見つけた 沖縄 すてき、ひとめぐり。 〜羽田美智子
  •  結婚をきっかけに沖縄に居を構えて5年となる女優・羽田美智子が自ら足を運んで見つけた、「すてき」が詰まった沖縄本。 2年にわたる取材をまとめたもので、気になるギャラリーやカフェに足を運び、そこで気に入った器や布があればその作家を訪ね、作家おすすめのスポットを聞いては足をのばし……というように、出合いの連鎖によって綴られています。 その一方で、海にもぐり、森を歩き、大自然の中で自分を見つめ直していま [続きを読む]
  • 南海の歌と民俗―沖縄民謡へのいざない 〜仲宗根幸市
  •  今となっては沖縄民謡について、もうここまで書ける人はいないだろうと思われる、仲宗根幸市によるしまうた本です。 仲宗根幸市の本はこれまでに、いずれもボーダーインクから出されている「「しまうた」流れ」(1995)、「「しまうた」を追いかけて」(1998)、「カチャーシーどーい」(2002)、「恋するしまうた恨みのしまうた」(2009)を読んできています。 そして今回は、それらよりも前の1985年に初 [続きを読む]
  • 新聞投稿に見る百年前の沖縄 〜上里隆史
  •  おもしろい趣向の本。 戦前の「琉球新報」投書欄には、恋愛や友情、不満や悲哀、クレームや身の上相談など、多様で自由奔放な読者からの投書が掲載されていました。 この書ではそれらをジャンル別に紹介し、百年前の沖縄における人々の声と世相を浮かび上がらせています。 編著者は、当時の新聞を熟読整理して提示するわけなので、自ら思索し筆を執って書くということはあまり必要なく、こういう仕事も悪くないのではないかと [続きを読む]
  • うんじゅが、ナサキ 〜崎山多美
  •  「戦争は、今も昔も、あっちでもこっちでも、ドンナイ、バンナイ、やられているじゃないかヨっ。アンタには見えないのか、聴こえないのか。ウリ、ウリっ、あの空でゆうゆうと飛びかっている幾つもの黒い影は、カンムリワシなんかじゃないっ。テキを偵察する戦闘機じゃないか。アレが見えないというなら、やっぱりアンタの目は「フシアナ」だっ。オレには、まざまざと見える、からからと聴こえる。あの黒い影の背後でぺらぺら札束 [続きを読む]
  • 南の島の便り やぶれナイチャーの西表島生活誌 〜岩崎魚介
  •  1997年発行の本で、副題に誘われて中古市場から購入し、その20年後の2017年に読みました。 著者が約5年にわたる西表島での暮らしを、主に本土に住む友人・知人に宛てて送った「南の島通信(ぱいぬしまつうしん)」というミニコミ誌を下敷きにした、等身大の生活レポートです。  著者は、1960年東京生まれで横浜育ち。専門学校卒業後、出版・編集の中小どころを転々としながら沖縄の政治・経済・自然などの問題 [続きを読む]
  • 復帰二十五年の回想 〜宮里松正
  •  1998年に沖縄タイムス社から発行されたものを、2017年に読みました。 発売当時の価格は2,400円+税と、それなりの値段がした312ページものを、古書市場から1円(送料込みで258円)にてゲットです。いやはや、申し訳ない。 「琉球政府時代は副主席として、新生沖縄県になってからは副知事として、主席・知事であった屋良朝苗氏を支え、さまざまな課題に直面しながら、「復帰」の過程を生き抜いた著者の、2 [続きを読む]
  • 希望の島・沖縄 アリは象に挑むⅡ 〜由井晶子
  •  2016年発行の書で、由井晶子が「労働情報」に14年半にわたって連載した記事から、辺野古・高江の新基地建設問題を中心に抽出し、2冊にまとめたもののひとつです。 1冊目は「沖縄 アリは象に挑む」で、1998年12月から2011年5月までのもの。そしてこの「希望の島・沖縄 アリは象に挑む2」は、その後の2011年6月から16年7月までの記事で構成されています。それは、仲井眞前知事が承認した辺野古埋立を [続きを読む]
  • ある神話の背景―沖縄・渡嘉敷島の集団自決 〜曽野綾子
  •  沖縄戦の末期、慶良間諸島で何があったのか?! それを知る上でぜひとも読んでおかなければならない1冊だと考え、1973年初出の文献を、1992年発行の文庫版で、2017年に読みました。44年後、ですか。 「沖縄戦史の「神話的悪人」として記録される赤松大尉。太平洋戦争末期、彼は渡嘉敷島の村民から食糧を強制的に徴発し、さらに三百数十名の住民に集団自決を命じた、とされる。果たしてそうした事実は本当に存在 [続きを読む]
  • 10月中旬の本のまとめ買い
  •      10月中旬に本をまとめ買い。13冊も買っちゃいました。 それらは次のとおりです。1 沖縄、シマで音楽映画  磯田健一郎 編集室屋上 201701 古2582 トラオ―徳田虎雄 不随の病院王  青木理 小学館 201112 古5483 母の遺したもの―沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言  宮城晴美 高文研 200012 古3974 潮風エスケープ  額賀澪 中央公論新社 201707 古6205 神は細部に宿り給う―地名 [続きを読む]
  • 沖縄問題 リアリズムの視点から 〜高良倉吉
  •  「米軍海兵隊普天間飛行場の移設をめぐり、国と沖縄県との対立が深刻化している。単純化した構図でとらえられることの多い沖縄問題をどう考えればよいのか。 本書では琉球処分、沖縄戦から米国統治時代、日本復帰という近代以降の歴史を踏まえ、特に沖縄県の行政に注目。経済振興と米軍基地問題という沖縄の二大課題とそれに対する取り組みを追い、名実ともに「東アジアの中心」に位置しリアリズムに徹する沖縄の論理を示す。」 [続きを読む]
  • 深呼吸の必要 〜長谷川康夫
  •  映画「深呼吸の必要」は、2004年5月に公開された、沖縄のサトウキビ畑を舞台にした青春映画です。 おじいとおばあの耕作するサトウキビ畑に、期日までにサトウキビの収穫を終わらせるため、若者たちがアルバイト「キビ刈隊」として集められる。 過酷なアルバイトの毎日に、垣間見えるそれぞれの過去、悩み、希望。そんな若者たちの間に起こる、出会いと葛藤、心の交流が、沖縄の美しい自然の中でさわやかに描かれている。 [続きを読む]
  • 武士猿(ブサーザールー) 〜今野敏
  •  背表紙の内容紹介文は、次のとおり。 「明治初期、琉球王朝の末裔として生まれた本部朝基は、王家に伝わる武術、手(ティー)の実戦修行を繰り返していた。噂を聞きつけた猛者たちの挑戦を受け、鍛錬を積む日々。やがて拠点を内地へ移した朝基は、柔道やボクシングの使い手と他流試合を行うようになる。命のやりとりの中で“真の強さとは何か”を追求した伝説の唐手家が、生涯を掛けた戦いの果てに辿りついた真理とは…。武闘小 [続きを読む]