本シリーズでは「食べる」という行為の本質を掴むことが真の「健康」にも繋がると考え、様々な角度から動植物の食の仕組みを追求してきました。 その2 「土壌動物」から見えてくること その3 生物はいつから「食べる」ことを始めた […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その9~私たちは、細菌が取り持つ栄養・エネルギー循環の共同体に生きている~
本シリーズでは「食べる」という行為の本質を掴むことが真の「健康」にも繋がると考え、様々な角度から動植物の食の仕組みを追求してきました。 その2 「土壌動物」から見えてくること その3 生物はいつから「食べる」ことを始めた […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その8 人の腸内細菌はどこから来るのか?~土と人は本来繋がっている
昨今、腸内細菌の研究はさかんに行われており、人の健康維持に非常に重要な役割を果たしていることが明らかになってきています。単に栄養吸収という観点や消化器系の疾患だけではなく、アレルギーやアトピーといった自己免疫系の疾患や […]
【進化していく農法について考える】シリーズ4 アイガモ水稲同時作に学ぶ~自然と向き合い続けること
こんばんは☆ 自然と向き合う農法として、今回は「アイガモ農法」を紹介します。 なぜこれをご紹介したいかというと、〇〇研究所といったお国(お上)先導ではなく、農家さん自身が志し、試行錯誤の実践をする中で創り上げてきた農法だ […]
自然を通じた成長シリーズ⑧~先住民族・縄文人・インディアンに学ぶ~
2回前のシリーズ「自然を通じた成長シリーズ⑥~子どもの成長の根源である「同期(同調)力」の発達過程をたどる。~」(リンク)では、 >社会で求められる力の根源には、「人との同期」、「自然との同期」が極めて重要であり、幼少期 […]
自然を通じた成長シリーズ⑦~万物に溶け込み、そして継承する~
現代社会に生きる我々は生活自体どんどん便利になってきている。 その一方で少なくないものを失ってしまった。それは悠然な自然美であったり、それを感じ取る感性、また地域で生きる共同体的風土。 様々なものが高度経済成長以降、人間 […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その7 植物は微生物との共生によって成長する
(画像はコチラからお借りしました) これまで見てきたように、有機肥料を使った栽培と、化学肥料を使った栽培では、植物を栽培する環境の作り方が全く逆だということがわかってきました。 有機肥料は「自然状態の生育環境を”促進”さ […]
【進化していく農法について考える】シリーズ4~ぼかし肥料の基盤は自然への同化追求~
「進化していく農法について考える」シリーズで、前回は不耕起栽培について紹介しました。自然農法の先駆けです。 しかしその後、とにかく収量を増やすために、農薬や化学肥料を使った農業が始まり、健康被害等が課題となりました。 農 […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その6 ~植物の生育原理の関係→無機態窒素の吸収とアミノ酸の吸収の違いが“うまみ”のちがいを生む~
前回の記事では、「有機野菜はなぜ体に良いのか?」について、有機肥料と化学肥料のちがいを分析するなかで「有機肥料の圃場は、化学肥料の圃場よりも土中のアミノ酸が多く存在する」ということが分かってきました。 今回はさらに「土中 […]
【進化していく農法について考える】シリーズ3 不耕起栽培に学ぶ~自然とはなにか?
土を全く耕さない栽培を不耕栽培といいます。 日本ではおそらくこの方(福岡正信)さんが最初にこの農法を発見したというか世に広めた第一人者でしょう。福岡さんは昭和22年からこの農法を始め約20年かけて不耕栽培を極めた方です。 […]
自然を通じた成長シリーズ⑥~子どもの成長の根源である「同期(同調)力」の発達過程をたどる。~
人(こども)の成長≒活力の源は、外部環境に対していかに内圧を高められるかです。つまり、外部環境(自然や人)と対峙するなかで『双方向に受発信』しあえる関係をつくることができるか否かが極めて重要だと考えることができます。 こ […]
【進化していく農法について考える】シリーズ2~農家は「誰のため、何のため、自然のための質」を求められる時代、何を追求するのか~
前回の記事は歴史と農法の変化についてまとめました。 今回は、戦後から現代にかけての農家が何を追求し、これから何を追求していく必要があるのかを見ていきたいと思います。 ◆食力不足による量を求める時代、量から質を求める時代 […]
自然を通じた成長シリーズ⑤~進化の源泉は、外部環境をありのままに受け入れ、ただ適応に向かうこと~
今回の成長シリーズは「外部認識力の進化」について原点ともいえる、単細胞生物を深めていきます。 太古の昔から現在に至るまで地球上でもっとも多く生息している生き物は、菌や細菌などの単細胞生物なんです!例えば人間のお腹の中 […]
【進化していく農法について考える】シリーズ1~新しい農法に至った歴史的背景とは?
昔から現在に至るまで様々な農法が開発され存在しています。百姓の農業技術の向上、新しい農具とともに新しい農法も開発されていきました。 その農法が開発されていったのにはどんな意識潮流があったのか?当ブログでは当時の外圧状況は […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その5 ~有機野菜はなぜ体に良いと言われるのか?
健康志向の流行を背景に「有機栽培」という言葉が良く聞かれるようになってきました。 一般的に有機栽培とは「化学肥料・農薬を使わず作物を育てる」ことと「作物を育てる土壌にも負担をかけないように配慮した栽培方法」のことを指しま […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ6 最終回~地元漁師による自主管理力の再生、自然と共生する漁業が日本の漁業を再生する
これまで日本の漁業の課題、これからの可能性について探ってきました。 本シリーズは今回が最終回である今回は、本シリーズのまとめとして「これからの日本の漁業がどこに向かっていくことが可能性か」をこれまでの内容をもとに考えてい […]
主食って何?最終回 「主食」とは引立て役であり、なくてはならない空気のような存在。
「主食って何?」このタイトルで始まったこのシリーズですが、最初はメンバーのある一人から主食って何?という素朴な疑問からスタートしました。意外と難しかったこのテーマですが、主食を追求する中で栽培の歴史や食文化の歴史が見えて […]
自然を通じた成長シリーズ④~生物は、どのように外部認識力を高めてきたか?~
本シリーズでは、自然や農を通じた体験が、人の心身の成長にどのような効果をもたらすのかを追求してきました。これまでは、世の中での事例や、当ブログを運営する類設計室の日々の活動をもとに、具体的な成長の様子についてみてきました […]
~主食って何?栽培の歴史から主食を見る~世界生産量2位の小麦はどうして主食になった?
世界の主食は年間生産量の多い順に、トウモロコシ(10.3億トン)、小麦(7.4億トン)、米(4.8億トン)、ジャガイモ(3.8億トン)。このほかにもキャッサバ、大豆、サツマイモなどがあります。 https://www.m […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ5~稼げる漁業の可能性はどこにあるのか?
漁業による漁獲量は1980年以降ほぼ横ばいの状況であるのに対して、世界における漁業生産量は増え続けています。 世界の漁業は成長産業でありながら、日本の漁業は衰退しているという話をよく聞くようになりました。こ […]
「主食って何?栽培の歴史から主食を見る」第5回~米はどうして主食になったのか?
こんばんは☆ 普段私たち日本人が当たり前に食べている、”お米”。 でも、なぜお米は私たちの「主食」になったのでしょうか? 主食たりえた理由がそこにあったのではないか。 今日は、改めてそこを追求してみたいと思います♪ 気候 […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その4~海綿動物の摂食様式
「食べる」ことの本質に迫るため、本シリーズでは人間以外の様々な生物の「食」を探索しています。前回記事では、食の起源を探るために進化系統樹に沿って進化史を見てきました。食という行為は単細胞生物の時代から存在していて、より古 […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ4~最先端の養殖技術を生み出したかつての日本、民間企業の技術開発によって養殖技術を発展させたノルウェー
※画像はこちらからお借りしました。 世界の漁業生産量は1960年に3000万トンだったのに対して2016年には21,000万トンと、約50年もの間で3.5倍にまで拡大しています。 漁業による漁獲量は1980年以降ほぼ横ば […]
「主食って何?栽培の歴史から食を見る」第4回~主食のはじまり(根菜栽培編)
世界の主食には米、麦が最も中心的ですが、もう一つの主食である芋、バナナ、サトウキビに代表される根菜栽培を最初に見ておきます。またこれらの栽培種は主に東南アジアから南米に存在し、米や麦にある政治性や栽培支配といった穀物の歴 […]
自然を通じた成長シリーズ③~自然と子ども達の関わりから見えてくる可能性~
前回のブログでは、日本人の意識潮流を時代の流れに沿って追いかけていきました。社会不安や公害問題により何を大事にするかの価値観が変わっていき、生きていく上で必要なものは何かを追求するようになった。 結果「自ら作っていただく […]
【農の最前線にせまる】第3回:有機農業×テクノロジーは、農業の再構築を促進していく!
(画像はコチラからお借りしました)前回は、収益性を追求した「あさい農園」を紹介しました。今回はアグリテックの可能性の追求の一つとして、有機農業との相性について検証してみます。有機農業が置かれた状況と課題から、アグリテック […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ3~古来よりの集落共同体における自主管理の仕組みを色濃く残した日本の漁業制度
※画像はこちらからお借しました。 日本は古来より漁業を行い、水産物を食べて生活してきました。 戦後は世界有数の漁業国として栄えてきましたが、年々漁獲量が減少している状態です。 今回は、日本の漁業がどのように […]
【不耕栽培の可能性】エピソード2~不耕起栽培の実践事例①★大阪の学習塾が営む「農業塾」から~
前回のブログでは、 ・「不耕(起)栽培」というものは、世界各地で実践されているが、目的や技術は様々 ・海外では、「耕運を行わないことによる生産コスト削減」を目的としており、科学技術や農薬は容認されている例もある ・日本で […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その3~生物はいつから「食べる」ことを始めたのか?
前回の記事では、土壌微生物に注目しながら、「食べる」という行為について考察しました。 土壌生物や動物の「食べる」という行為は、自分たちが成長したり繁殖するだけでなく、周囲の生物との共存のための環境を作る意味を持っているよ […]
【不耕栽培の可能性】エピソード1~”耕す→不耕”への転換の歴史。世界・日本での普及状況は?~
■『耕す→不耕』への意識転換は『土の力』を蘇らせるため プロローグで紹介した「不耕→耕す」へ変化していった歴史。 今日、その逆である『耕す→不耕』へと世の中の意識が転換していったのは、なぜでしょうか? そのヒントは『土』 […]
「主食って何?栽培の歴史から食を見る」第3回~栽培から農耕へ~そこには自然観の変化があった。
前回は人類の栽培の起源とそこの意識を扱ってきました。リンク 大きくおさらいしておきます。 「人類は7万年前に発明した火と弓矢を武器に2万年前に洞窟から地上に進出し、採集、狩猟生産をしながら移動生活をしていった。採集を続け […]
【農の最前線にせまる】第2回 「あさい農園」最先端の栽培技術
今回は「あさい農園」の2回目です(前回ブログ)。 前回は【1】他業種や大学とのコラボによる農業改革について紹介しました。 今回は【2】最先端技術を活用した栽培効率について紹介します。 ※下記の写真はこちらか […]
「主食って何?栽培の歴史から食を見る」第2回~贈り物のための“栽培”
前回の「なぜ”主食”は主食となったのか?」の追求では、「お米や麦が政治的作物であった」、すなわち国民の管理・徴税に有利だったからということでした。 今回は、そもそも栽培は人類史においてどのように始まったのか、その起源に焦 […]
自然を通した成長 シリーズ 都心から地方へ向かう意識潮流~どこから?きっかけは?~
現在、自然に対しての人々の意識は、大きく変わっています。 『移住』『新3K』『女子』『若者』というフレーズを目にするようになりました。 田舎暮らし、自然回帰、アウトドアブーム、農学校の注目など巷で巻き起こる […]
【「食べる」と「健康」その本質に迫る】その2~「土壌動物」から見えてくること~
プロローグより 植物に必要な「土」は、微生物によって作り出されたこと、そして、その微生物が作った物質の循環サイクルに、植物が入り込むことにより、循環を加速させ、共存することが可能になったことがわかりました。 植物と微生物 […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ2~「自然と共生する漁業」により成長する世界の漁業、世界と日本の漁業の違い
※画像はこちらからお借りしました。 日本は島国であり「排他的経済水域の面積が6番目」に多く、周辺海域は「世界有数の好漁場」と言われるほど豊かな漁場を有しています。 しかし、世界の漁獲量の増加しているのに対して、日本におけ […]
皆さん無農薬野菜や、生野菜と聞くと安全なイメージがありませんか? 実は安全と思っている無農薬野菜や、生野菜には様々な危険があります! 今回は2つの記事を基にその危険性についてご紹介します。 ①野菜、食べてますか?? […]
【農の最前線にせまる】第1回:稲作の100倍以上の収益性を出した「あさい農園」のトマト栽培
前回のブログの通り(リンク)、本シリーズでは「農の最前線」を追求していきます。 まずはシリーズの初段として、 農の最前線で起きている「具体事例の紹介」 を通じて、最前線の世界を知ることから始めたいと思います […]
それでは前回ご紹介した、映画「百姓の百の声」上映後の座談会の登壇者の声を実際にご紹介させて頂きますので皆さんお楽しみ下さい。 近江田麗子さん「毎日が百科事典」 鶴橋で生まれ西脇市の農家に嫁がれ、山田錦というお酒のお米と、 […]
11月20日大阪の十三の第七芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。 今回の記事は上映後の座談会の様子を2投稿に分けてご紹介したいと思います。 登壇されたのは柴 […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】シリーズ1~世界と日本の漁業を数字で見ると
世界と日本の漁業を数字で見る日本の漁獲量が減少するなか、世界の漁獲量は50年で2倍にまで増加しています。 この50年もの間に、漁業のなにが変化してきたのかを、数字を元に見ていきたいと思います。 ◯世界は養殖漁業に大きく動 […]
日本人の主食といえば、お米ですよね。 日本人なら身につけておきたい『ご飯の作法』とは?…より豊かな食生活は主食から|IKITOKI (iki-toki.jp) からお借りしました。 なぜ、お米が主食になっているのでしょう […]
社員による休日の「援農プログラム」や、学生の「農業体験学習」といった、「農業」を通じた心身の解放・人材育成プログラムが注目を集めている。実際に、援農プログラムや農業体験学習に定期的に参加している学生に、「農業の場に定期的 […]
私たちは、ほぼ毎日パンか米を自然に食べています。主食とおかずというのは今や常識であり、当然の食事メニューで疑ったこともない事ですが、それでも人類史の中で米やパンを誰もが食べられるようになったのはほんのこの数百年、せいぜい […]
11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。 映画「 […]
本ブログでは、これまでも、「食べることとは?」「本来の健康的な食事とは?」といったテーマを扱ってきました。最近のシリーズでも、いくつかの仮設と追求ポイントが抽出されています。 ≪これまで抽出された仮設や追求 […]
【不耕栽培の可能性】プロローグ~自然本来の力を活かした農業の可能性を探る~
写真は、こちらからお借りしました。 ■世の中で注目される、自然本来の力を活かした栽培法 今、世の中で、安全安心な野菜として、「有機栽培」「無農薬栽培」や「自然栽培」などが注目され始めています。これまでの化学 […]
11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。 この映 […]
類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~子連れ援農はいかがでしょうか~
こんにちは☆ お休みの日、子どもと何しよう? そんなお父さん、お母さん。”子連れで援農”はいかがでしょうか? まだまだ目を離せないなーって年齢のときは(いえ、そういう時こそ!)、数家族(異年齢の子どもがいると尚ベスト!) […]
【アグリテックの最前線にせまる】農と技術の融合が新たな価値を生み出す
(画像はこちらからお借りしました) 四季に恵まれ、水や肥沃な土地を持つ日本には、多種多様な農作物が生産されてきました。日本人の食に対する追求は、縄文土器が世界最古の調理器具だと言われるように歴史が深く、「和食」は世界遺産 […]
【日本の漁業はどこに向かうのか】プロローグ~日本と世界の漁業構造はどのように変わってきたのか、これからの漁業はどうなっていくのか?~
※画像はこちらからお借りしました 新シリーズとして「日本の漁業はどこに向かうのか」シリーズをはじめていきます! 日本は島国であり、縄文時代の遺跡からは釣り針や銛などが発見されており、貝や魚など水産物を食べて生活してきまし […]
自然を通した成長 シリーズ①プロローグ~自然に触れると何が良いの?~
これまで本ブログでは、自然や地方での暮らしを求める意識について何度か扱ってきました。 「自然に触れることが能力を付けるのにも、人材育成にも良さそうなのは分かるけど、実際何が良いの?」 そんな追求ポイントから、今回のシリー […]
類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~援農では何をしている?一日の流れに沿って紹介します~
類農園では、週末や長期休みに他部門から農作業の応援へ行く『援農』という取り組みをしています。 援農の目的は、大きく2点。 ◎農業を志す人が新たな魅力を発掘し、就農就学定住の窓口となること。 ◎普段仕事では関 […]
高齢者の援農体験から~動く、動く、動く その先に待っていたものは・・・
私自身の体験からレポートさせていただきます。 援農っていいなぁ、初めて行った体験ではまってしまいました。 でもなぜいいのか・・・はなかなか言葉にならず、まず下記の投稿からお伝えしたいと思います。 援農は7月の一番熱い日の […]
【これからの林業を考える】シリーズ最終回~林・農・水の開かれた産業ネットワークの構築へ~
本シリーズは、『これからの林業を考える』と題して、日本の林業がなぜ衰退に向かっているのか?の原因構造を歴史・世界情勢の切り口から分析してきました。そして今後の突破口について、ドイツの林業をモデルとし、産業活性化の可能性を […]
24節気シリーズ【最終回】~旬のものを食べるとなぜ体に良いのか?
前回までの記事で、日本人は、24節季を暦として用いながら、季節の移り変わりを繊細に捉え、その移ろいに身体を寄り添わせるように様々な工夫を凝らしてきたことを書きました。 そうやって暮らしの中に楽しみを見出してきたのでした。 […]
「腸が作る健康の秘訣」最終回~腸は自然外圧と直結した外識機能
腸が作る健康の秘訣を8回のシリーズで扱ってきました。 人体の健康こそ自然の摂理の中に答えがあるのだと気付かされたシリーズです。人類は単独で生きているわけではなく、植物から動物、様々な生命体の循環の中で生きている、生かされ […]
「腸が作る健康の秘訣」第7回 少食(腹7分)はなぜ健康によいのか?~マクロファージの観点から
人類は200万年の歴史の中で現在のように何でも好きなものを好きなだけ食べられるようになったのはこの100年間にすぎません。生活習慣病などの病気が登場したのはさらにこの30年間。糖尿病、肥満、高コレステロール等、またダイエ […]
【これからの林業を考える】シリーズ6~ドイツとスウェーデンと日本の林業の違い⇒「地元の人々とつながった山守のような存在」、「自然の摂理に則った林業思想」~
これまでは日本における林業について整理してきました。 次は、世界の林業と日本の林業の違いについて見ていきたいと思います。 ※画像はこちらからお借りしました 今回は世界でも最先端の林業を実践していると言われている、林業大国 […]
「腸が作る健康の秘訣」第6回:健康になるためには、なにを食べらいい?
腸が作る健康の秘訣。今回は、健康になる食事を紹介します。 今まで追求してきたように、健康の秘訣は腸内環境を最適化することです。人間の細胞の数は約60兆個と言われていますが、腸内には、1000種類もの細菌が100~1000 […]
前回の記事でお知らせした通り、日本人が24節気をどのように暮らしに取り入れてきたのかを見ていきます。 今回は「季節の巡りを楽しむ暮らしや行事」を追求してみたいと思います。 10月も中旬を過ぎ、気候も秋めいて […]
「腸が作る健康の秘訣」第5回 腸が外圧を捉え、脳がどうするを考える
腸と微生物の関係について色々と見てきました。 腸はその腸壁に様々な微生物を配備して栄養を取り込んだり、悪影響を与える病原菌を防御しているとも言えますが、もっと元から考えると腸は外界と繋がる皮膚機能でもあり外界を捉える外圧 […]
24節気シリーズ5~大自然の巡りの一部になることで健康になる!
前回までの記事で、日本人は、太陰暦を使って月の動きと同調し、また農業や節句などの行事では24節気を用いて、太陽の動きと同調しながら、その大きなエネルギーと一体で暮らしてきたことがわかりました。人間も大自然や宇宙の一部であ […]
【これからの林業を考える】シリーズ5~明治・大正の「スピード林業」が、現在の産業衰退の大きな原因
■明治維新から戦前までの林業 明治維新になった途端に西洋の文化が流れ込み、高層建築物の足場や杭、電柱、鉄道の枕木、貨物の梱包などで木材の需要は急増し、幕府の締め付けもなくなった全国の森林で大量伐採が横行し、日本の森林は再 […]
「腸が作る健康の秘訣」第4回 「善玉菌」「悪玉菌」の善悪って何?
前回は、腸内細菌の中でも最も注目されている酪酸菌について、その働きを紹介しました。酪散菌は、いわゆる「善玉菌」と呼ばれているもののひとつで、腸内の環境を整えたり、肥満や糖代謝を改善したり、脳機能の維持まで行うなど、重要な […]
【これからの林業を考える】シリーズ5~「自然の力を使いながら山を管理」していく、江戸時代の林業が最先端である理由~
※画像はこちらからお借りしました。 これまでの投稿で紹介してきたように、日本の林業は、奈良時代より「はげ山」と「植林」の歴史を繰り返してきました。 日本の林業の起こりは江戸時代にはじまり、それまでの大量伐採と禁止ではなく […]
前回の記事では、暦について扱いました。月・地球・太陽の動きと一体となることそのものを「つきよみ」→「暦(こよみ)」とし、二十四節気も宇宙や大自然と同期、調和していくためのツールとして取り入れたのではないかと考えられます。 […]
【これからの林業を考える】シリーズ4~江戸時代の「循環型林業」・「全員林業」から学ぶ。~
前回の投稿では、日本の林業の歴史について見てきました。特に大きな転換期は、第二次世界大戦で荒廃した林野を再生するために、戦後、成長しやすいスギの単一的林業へと転換したことです。戦後以降の林業は、工業化が大きく進展する中で […]
24節気シリーズ~日本人が捉えた自然観と暦:日本人にとって暦とは、世界と一体化するためのツールだった?
前回の記事までで、24節気が日本に導入されるまでの流れを見てきました。 中国の春秋戦国時代に、富国強兵の一環として、農業生産力増強のためにつくられた24節気が、日本に入ってきてから、自然と一体となり、季節や暮らしを楽しむ […]
【これからの林業を考える】シリーズ3~国策的林業により衰退した日本の林業、生産と切り離されることで供給先を失った日本の山林~
前回は世界における木材流通の状況を見てきました。 今回は日本における林業の歴史、現在置かれている状況を見ていきたいと思います。 ◯日本ははげ山と植林を何度も繰り返してきた 日本では縄文時代頃より、住居、道具、燃料など様々 […]
「腸が作る健康の秘訣」第3回 腸内細菌の中で最も重要な菌って何?
シリーズ3回目はいよいよ腸内細菌そのものについて扱っていきます。 腸内細菌って何?有名なのはビフィズス菌や乳酸菌のような善玉菌、またブドウ球菌や大腸菌などの悪玉菌。しかし名前も覚えられないような数の筋が私たちの腸内にはた […]
24節気は暮らしの知恵袋2~二十四節気や節句は、日本でどのように発展してきたか?
前回は二十四節気の成り立ちについてご紹介しました。 もともと中国で始まり、春秋戦国時代の富国強兵のために作られたというお話しでしたね。 しかし、日本に入ってきてから、季節の移ろいを楽しんだり、自然と調和した生き方を重んじ […]
【これからの林業を考える】シリーズ2~世界の林業・木材流通は、中国が握っている。~
前回の投稿では、日本国内の林業の現状について押さえました。戦後以降、日本の近代化・工業化によって、林業は急激に衰退しています。そして、海外と比較しても品質や価格競争力で負けている実態を明らかにしてきました。 今回の投稿で […]
「腸が作る健康の秘訣」第2回 土と全く同じ仕組みが、腸の中で作られている
前回は、微生物がいなければ土は作られず、植物は生きられないことを紹介しました。土の表面(表土)には、たった1gの中に100億から1000億個、6000~5万種ほどの微生物が暮らしているそうです。微生物たちは、動物や植物の […]
【24節気は暮らしの知恵袋】1~【24節気は暮らしの知恵袋】1~24節気は「富国強兵」のために作られた!
今回から新シリーズ、「24節気は暮らしの知恵袋」を始めていきます。 初回の本記事では、24節気の成り立ちについて掘り下げてみたいと思います。 1.24節気とは? 24節気は、太陽の1年の動きを […]
「腸が作る健康の秘訣」第1回 腸を知るための土の仕組みとは・・・
「人は森であり、腹に「土」を内包しているー」 人にとって最も身近な自然環境は「腸内環境」であり、そこは人が根を下ろす「土」にあたる。土壌に暮らす微生物が、食べ物と共に腸内に移住したものが腸内最近の起源であり、人は今でも「 […]
【これからの林業を考える】シリーズ1~日本の木材価格が世界で最も安くなる構造と山主の活力を削ぐ構造~
※画像はこちらからお借りしました。 1本の丸太が市場に出るまでに、50~100年の年月がかかります。 木材を供給する「山主」は、50年もの間、季節ごとに下記の作業を繰り返し行います。 ①地拵え(ぢごしらえ)→植林するため […]
『腸が作る健康の秘訣』プロローグ: 健康で充足した生き方をするために、人類の生命原理に迫る!
今回から新シリーズが始まります! 前シリーズでは、有機農業を掘り下げる中で、植物の生命原理を明らかにしてきました。今回は、その延長上で人類について考えてみたいと思います。 近年健康ブームもあり、様々な健康食品やサプリが薬 […]
これまでのシリーズでは、食農ブームはどこに向かう?というタイトルで、世間の食・農業に対する意識潮流を見てきました。 コロナ禍を経て、キャンプや家庭菜園を始める人が増えたり、無添加・オーガニック食材への関心が高まっているよ […]
【これからの林業を考える】シリーズ プロローグ~林業の未来を考えていこう!~
今回のシリーズは、農から少し視点を変えて、『林業』について追求していきたいと思います! 画像は、こちらからお借りしました。 私たちの生活の中でも、身近にある木材。お箸やノート、お皿やベットやタンスなどの家具、大きいもので […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】~追求の足跡 世界の食糧危機の背後で世界の革命は着実に進行している~
「ロシア発で世界の食糧が変わる」は今回で最終回となります。 今回は、これまでのシリーズの追求の足跡をダイジェストとしてまとめていきます。 ◯シリーズ1~ 世界の食糧貿易の変遷~農業生産が少ないから、輸入国になるのではない […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズでは、「有機農業」について、ホントのところを話していこう!と銘打って、6回にわたって投稿してきました。 有機農業は最近特に注目を浴びてきており、農水省も昨年から『みどりの食料システム […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】8~ロシア主導の世界へ。世界が自給自足国家へと大転換していく未来シナリオ~
前回の投稿では、ロシアを取り巻く国家間の結束について見てきました。2010年以降、ロシア・中国・BRICS・ウクライナらの国々は、歩調をキレイに合わせたかたちで、食糧増産計画⇒自給自足体制の構築を実現してきました。 そし […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ6:持続可能な農業とは?~持続可能な農業の主役は炭素。土中炭素をいかにして増やすか?
前回までの記事で見てきたように、植物は土中微生物との共生ネットワークの中で、健全に育ち、また何世代も生育し続けられる環境を自ら作るメカニズムを持っていることがわかり、さらに、化学肥料を施すことは、そのメカニズムを壊して、 […]
シリーズ食農ブームは今回で最終回になります。 まずこのシリーズでの追求の足跡をダイジェストで入れておきます。 最初は軽い気持ちで始めたこのシリーズでしたが、結構いろいろと新しい動きについて発見できました。 最後にそれでい […]
新しい「農」のかたち~この1年の追求成果:農を追求することで人類課題のすべてを押さえられる
この1年間で追求してきた当ブログ。この先の追求テーマの設定に向けて一旦ダイジェストにしてみます。 【 】でテーマをくくっていますのでそこのキーワードを並べてみます。農ブログは多彩なジャンルにまたがるテーマを扱っており、ま […]
『食農ブームはどこに向かう』シリーズ7 生き抜く力も担い手育成も実現!子どもの頃から農に触れ合う可能性
本シリーズも残り2記事となりました。 前回は「農業に必要な能力とは?」というテーマで、 >人類が本来持っている人類の人類たる能力を再生し、さらにはどんな仕事にも通用する共認形成力を身につけるのに、農業は最適な職業だと言え […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】7~ロシア。中国をはじめとして新興勢力は世界の支配構造、脆弱なシステムを解体し、新たなシステムを構築しようとしている~
ロシアによるウクライナ侵攻を契機とした食糧危機により、食糧政策に力を入れてきた「新興勢力(ロシア、中国、をはじめとしたBRICs)」が世界の主導権を握っていこうとしています。 ※画像はこちらからお借りしました これまでは […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】7~世界の勢力図の転換。ロシア・中国・BRICSが新たな経済圏を作り出しつつある~
前回までの投稿では、ロシアは、もともと食糧輸入国で脆弱でしたが、2000年代のプーチン勢力になって以降、国内農業の保護と、企業に大規模投資によって、わずか20年間で、世界を代表する農業大国へと成長を遂げました。この並大抵 […]
『食農ブームはどこに向かう』シリーズ6 改めて”農業に必要な能力”とは
「食農ブームはどこに向かう?」シリーズでは、 食農ブームって何? 家庭菜園や貸し農園の実態 食農ブームはいつから、なぜ起きた? 昔の農家と今の農ブーム何が違う? 若者の農業・仕事に対する意識の変化 「おてつだび」は、なぜ […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ5:持続可能な農業とは?~植物の共生ネットワークを破壊する近代農法と有機農業の可能性
前回の記事では、無機物だらけであった地上に、バクテリアと植物が有機物を作り出し、すなわち「土(鉱物の粒である砂に、有機物が混ざったもの)」を作り出していった過程を見てきました。植物は、バクテリアたちがわずかに作り上げた有 […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】6~ロシアにおける国防政策は農業政策と一体だった~
前回の記事でも紹介したように、1992年のソビエト連邦解体以降にロシアにおける農業は大きく転換してきました。 今回は、2000年にプーチンが大統領に赴任して以降、ロシアはどのような政策を展開して農業や畜産業は転換させ、世 […]
『食農ブームはどこに向かう』シリーズ6 「おてつたび」は、なぜ成功したか?
前回の記事で今の若い人の新しい就労意識として、仕事を「楽しく働きたい」と求めている人が増えているというくだりがありました。仕事は辛いもの、苦役、だから頑張る、だから報酬が得られるというのがこれまでの常識でしたが、それを根 […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ5:持続可能な農業とは?~有機農業の本質は「土作り」
土壌は作物の根が生活する場ですから、空気も水も必要で、土である個体と、空気である気体と、水である液体から出来ています。これを「個相」「気相」「液相」と呼びますが、個相50%、気相と液相が25%という割合の土壌が理想だと言 […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】5~世界最大の小麦輸出国にのし上がったロシアの農業戦略~
これまでの投稿では、今回のロシア・ウクライナ侵攻による食糧危機・国家破産の実態について詳しく見てきました。これからの投稿では、このような世界の食糧事情に多大な影響を与えている当事者であるロシアに焦点を絞り、農業政策の変遷 […]
『食農ブームはどこに向かう』シリーズ5 若者の農業・仕事に対する意識の変化
前回は、昔の農業と今の食農ブームの違いを見てきました。農業に興味を持つ若者が増えたり、家庭菜園の契約数が伸びていますが、この潮流はどこに向かっていくのでしょうか。 本当の意味での「農の再生」には何が必要なのか。シリーズ5 […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ4:持続可能な農業とは?~植物の誕生からその生命原理を探る
1840年代、初めてヨーロッパ人がオーストラリアに入植した際。そこは、どこもかしこも草花に覆われていた。37度を超え、全く雨の降らない夏に、一面に植物が繁殖していた。しかし近代農業が普及して以降、土は枯れ、今その場所は砂 […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】4~小麦の価格高騰は世界で革命を起こしてきた~
これまでの記事でもロシアやウクライナが世界有数の食糧輸出国であることをお伝えしてきました。 ロシアは世界最大の小麦輸出国であり、ウクライナは世界で5番目に小麦を輸出している国です。 この2つの国だけで世界の3割近くの小麦 […]
コラム|ミニトマトの食べ比べ!甘さには〇〇が関係している!?
梅雨が明け、いよいよ夏本番。 夏の野菜と言えば「トマト」!ということで、前回のレタスの食べ比べに続いて、今回はミニトマトの食べ比べを実施しました☆ 今回はこちらの5種類! スーパーで購入したものを2種類、直 […]
【ロシア発で世界の食糧が変わる】3~食糧急騰や国家破産。革命前夜の世界。~
前回の投稿では、ロシア・ウクライナ侵攻を機に、ロシアは食糧の輸出制限をかけている実態と、同様に、ウクライナも輸出できない状況について見てきました。 今回の投稿では、世界の食糧を握る2国の輸出が途絶えた今、世界がどうなって […]
『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ3:「有機農業」「オーガニック」ってそもそもなに?
前回・前々回の記事では、世界と日本の有機農業の実態についてみてきました。 世界の中でも、日本は有機農業への取組みは後進的で、また生産側だけではなく、消費者側の意識も、有機農業の価値や意味への理解が乏しいことも見えてきまし […]
「ブログリーダー」を活用して、新しい「農」のかたちさんをフォローしませんか?
本シリーズでは「食べる」という行為の本質を掴むことが真の「健康」にも繋がると考え、様々な角度から動植物の食の仕組みを追求してきました。 その2 「土壌動物」から見えてくること その3 生物はいつから「食べる」ことを始めた […]
昨今、腸内細菌の研究はさかんに行われており、人の健康維持に非常に重要な役割を果たしていることが明らかになってきています。単に栄養吸収という観点や消化器系の疾患だけではなく、アレルギーやアトピーといった自己免疫系の疾患や […]
こんばんは☆ 自然と向き合う農法として、今回は「アイガモ農法」を紹介します。 なぜこれをご紹介したいかというと、〇〇研究所といったお国(お上)先導ではなく、農家さん自身が志し、試行錯誤の実践をする中で創り上げてきた農法だ […]
2回前のシリーズ「自然を通じた成長シリーズ⑥~子どもの成長の根源である「同期(同調)力」の発達過程をたどる。~」(リンク)では、 >社会で求められる力の根源には、「人との同期」、「自然との同期」が極めて重要であり、幼少期 […]
現代社会に生きる我々は生活自体どんどん便利になってきている。 その一方で少なくないものを失ってしまった。それは悠然な自然美であったり、それを感じ取る感性、また地域で生きる共同体的風土。 様々なものが高度経済成長以降、人間 […]
(画像はコチラからお借りしました) これまで見てきたように、有機肥料を使った栽培と、化学肥料を使った栽培では、植物を栽培する環境の作り方が全く逆だということがわかってきました。 有機肥料は「自然状態の生育環境を”促進”さ […]
「進化していく農法について考える」シリーズで、前回は不耕起栽培について紹介しました。自然農法の先駆けです。 しかしその後、とにかく収量を増やすために、農薬や化学肥料を使った農業が始まり、健康被害等が課題となりました。 農 […]
前回の記事では、「有機野菜はなぜ体に良いのか?」について、有機肥料と化学肥料のちがいを分析するなかで「有機肥料の圃場は、化学肥料の圃場よりも土中のアミノ酸が多く存在する」ということが分かってきました。 今回はさらに「土中 […]
土を全く耕さない栽培を不耕栽培といいます。 日本ではおそらくこの方(福岡正信)さんが最初にこの農法を発見したというか世に広めた第一人者でしょう。福岡さんは昭和22年からこの農法を始め約20年かけて不耕栽培を極めた方です。 […]
人(こども)の成長≒活力の源は、外部環境に対していかに内圧を高められるかです。つまり、外部環境(自然や人)と対峙するなかで『双方向に受発信』しあえる関係をつくることができるか否かが極めて重要だと考えることができます。 こ […]
前回の記事は歴史と農法の変化についてまとめました。 今回は、戦後から現代にかけての農家が何を追求し、これから何を追求していく必要があるのかを見ていきたいと思います。 ◆食力不足による量を求める時代、量から質を求める時代 […]
今回の成長シリーズは「外部認識力の進化」について原点ともいえる、単細胞生物を深めていきます。 太古の昔から現在に至るまで地球上でもっとも多く生息している生き物は、菌や細菌などの単細胞生物なんです!例えば人間のお腹の中 […]
昔から現在に至るまで様々な農法が開発され存在しています。百姓の農業技術の向上、新しい農具とともに新しい農法も開発されていきました。 その農法が開発されていったのにはどんな意識潮流があったのか?当ブログでは当時の外圧状況は […]
健康志向の流行を背景に「有機栽培」という言葉が良く聞かれるようになってきました。 一般的に有機栽培とは「化学肥料・農薬を使わず作物を育てる」ことと「作物を育てる土壌にも負担をかけないように配慮した栽培方法」のことを指しま […]
これまで日本の漁業の課題、これからの可能性について探ってきました。 本シリーズは今回が最終回である今回は、本シリーズのまとめとして「これからの日本の漁業がどこに向かっていくことが可能性か」をこれまでの内容をもとに考えてい […]
「主食って何?」このタイトルで始まったこのシリーズですが、最初はメンバーのある一人から主食って何?という素朴な疑問からスタートしました。意外と難しかったこのテーマですが、主食を追求する中で栽培の歴史や食文化の歴史が見えて […]
本シリーズでは、自然や農を通じた体験が、人の心身の成長にどのような効果をもたらすのかを追求してきました。これまでは、世の中での事例や、当ブログを運営する類設計室の日々の活動をもとに、具体的な成長の様子についてみてきました […]
世界の主食は年間生産量の多い順に、トウモロコシ(10.3億トン)、小麦(7.4億トン)、米(4.8億トン)、ジャガイモ(3.8億トン)。このほかにもキャッサバ、大豆、サツマイモなどがあります。 https://www.m […]
漁業による漁獲量は1980年以降ほぼ横ばいの状況であるのに対して、世界における漁業生産量は増え続けています。 世界の漁業は成長産業でありながら、日本の漁業は衰退しているという話をよく聞くようになりました。こ […]
こんばんは☆ 普段私たち日本人が当たり前に食べている、”お米”。 でも、なぜお米は私たちの「主食」になったのでしょうか? 主食たりえた理由がそこにあったのではないか。 今日は、改めてそこを追求してみたいと思います♪ 気候 […]
「進化していく農法について考える」シリーズで、前回は不耕起栽培について紹介しました。自然農法の先駆けです。 しかしその後、とにかく収量を増やすために、農薬や化学肥料を使った農業が始まり、健康被害等が課題となりました。 農 […]
前回の記事では、「有機野菜はなぜ体に良いのか?」について、有機肥料と化学肥料のちがいを分析するなかで「有機肥料の圃場は、化学肥料の圃場よりも土中のアミノ酸が多く存在する」ということが分かってきました。 今回はさらに「土中 […]
土を全く耕さない栽培を不耕栽培といいます。 日本ではおそらくこの方(福岡正信)さんが最初にこの農法を発見したというか世に広めた第一人者でしょう。福岡さんは昭和22年からこの農法を始め約20年かけて不耕栽培を極めた方です。 […]
人(こども)の成長≒活力の源は、外部環境に対していかに内圧を高められるかです。つまり、外部環境(自然や人)と対峙するなかで『双方向に受発信』しあえる関係をつくることができるか否かが極めて重要だと考えることができます。 こ […]
前回の記事は歴史と農法の変化についてまとめました。 今回は、戦後から現代にかけての農家が何を追求し、これから何を追求していく必要があるのかを見ていきたいと思います。 ◆食力不足による量を求める時代、量から質を求める時代 […]
今回の成長シリーズは「外部認識力の進化」について原点ともいえる、単細胞生物を深めていきます。 太古の昔から現在に至るまで地球上でもっとも多く生息している生き物は、菌や細菌などの単細胞生物なんです!例えば人間のお腹の中 […]
昔から現在に至るまで様々な農法が開発され存在しています。百姓の農業技術の向上、新しい農具とともに新しい農法も開発されていきました。 その農法が開発されていったのにはどんな意識潮流があったのか?当ブログでは当時の外圧状況は […]
健康志向の流行を背景に「有機栽培」という言葉が良く聞かれるようになってきました。 一般的に有機栽培とは「化学肥料・農薬を使わず作物を育てる」ことと「作物を育てる土壌にも負担をかけないように配慮した栽培方法」のことを指しま […]
これまで日本の漁業の課題、これからの可能性について探ってきました。 本シリーズは今回が最終回である今回は、本シリーズのまとめとして「これからの日本の漁業がどこに向かっていくことが可能性か」をこれまでの内容をもとに考えてい […]
「主食って何?」このタイトルで始まったこのシリーズですが、最初はメンバーのある一人から主食って何?という素朴な疑問からスタートしました。意外と難しかったこのテーマですが、主食を追求する中で栽培の歴史や食文化の歴史が見えて […]
本シリーズでは、自然や農を通じた体験が、人の心身の成長にどのような効果をもたらすのかを追求してきました。これまでは、世の中での事例や、当ブログを運営する類設計室の日々の活動をもとに、具体的な成長の様子についてみてきました […]
世界の主食は年間生産量の多い順に、トウモロコシ(10.3億トン)、小麦(7.4億トン)、米(4.8億トン)、ジャガイモ(3.8億トン)。このほかにもキャッサバ、大豆、サツマイモなどがあります。 https://www.m […]
漁業による漁獲量は1980年以降ほぼ横ばいの状況であるのに対して、世界における漁業生産量は増え続けています。 世界の漁業は成長産業でありながら、日本の漁業は衰退しているという話をよく聞くようになりました。こ […]
こんばんは☆ 普段私たち日本人が当たり前に食べている、”お米”。 でも、なぜお米は私たちの「主食」になったのでしょうか? 主食たりえた理由がそこにあったのではないか。 今日は、改めてそこを追求してみたいと思います♪ 気候 […]
「食べる」ことの本質に迫るため、本シリーズでは人間以外の様々な生物の「食」を探索しています。前回記事では、食の起源を探るために進化系統樹に沿って進化史を見てきました。食という行為は単細胞生物の時代から存在していて、より古 […]
※画像はこちらからお借りしました。 世界の漁業生産量は1960年に3000万トンだったのに対して2016年には21,000万トンと、約50年もの間で3.5倍にまで拡大しています。 漁業による漁獲量は1980年以降ほぼ横ば […]
世界の主食には米、麦が最も中心的ですが、もう一つの主食である芋、バナナ、サトウキビに代表される根菜栽培を最初に見ておきます。またこれらの栽培種は主に東南アジアから南米に存在し、米や麦にある政治性や栽培支配といった穀物の歴 […]
前回のブログでは、日本人の意識潮流を時代の流れに沿って追いかけていきました。社会不安や公害問題により何を大事にするかの価値観が変わっていき、生きていく上で必要なものは何かを追求するようになった。 結果「自ら作っていただく […]
(画像はコチラからお借りしました)前回は、収益性を追求した「あさい農園」を紹介しました。今回はアグリテックの可能性の追求の一つとして、有機農業との相性について検証してみます。有機農業が置かれた状況と課題から、アグリテック […]
※画像はこちらからお借しました。 日本は古来より漁業を行い、水産物を食べて生活してきました。 戦後は世界有数の漁業国として栄えてきましたが、年々漁獲量が減少している状態です。 今回は、日本の漁業がどのように […]