Shushi さん プロフィール

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Shushiさん: Museum::Shushi
ハンドル名Shushi さん
ブログタイトルMuseum::Shushi
ブログURLhttps://museum.projectmnh.com/
サイト紹介文クラシック音楽を中心に、文学、美術など。辻邦生さんの文学の紹介も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供106回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2006/10/02 10:10

Shushi さんのブログ記事

  • 夕映えの記憶とともに──マーラー交響曲第2番「復活」
  • 昨夜からの雨は、今朝もまだ残っていて、自宅をでるときもやはり傘を差す必要があった。冬の雨は、夏の雨のように激しく降ることはなく、ただ、静かに、冷たく、地面を打つのみだった。今朝から聞いているのは、やはりアバドが振るマーラーの交響曲第二番。幼き頃(といっても12歳になったかならないかの頃だと思うが)、NHK-FMのエアチェックで、この曲を初めて聴いたときの記憶は忘れられない思いがある。第5楽章の最後の場面、 [続きを読む]
  • 暗く蒼い闇の中で──アバドのマーラー交響曲第5番
  • 冷え込んだ朝でした。とにかく、久方ぶりの冬という感じでした。とはいえ、いつもの冬のおとずれより随分と遅き感じです。とはいえ、どうやら明日から日の入りの時間は早くなるようです。今日の東京の日の入りは16時27分。明日は16時28分です。代わりに、というわけではないですが、日の出の時間はまだまだこれから遅くなります。本当に夏が楽しみです。ただ、この秋にかならず身体を壊すというのは、広義の夏バテではないか、と疑 [続きを読む]
  • ケルンでもウィーンでもなくパリ
  • 寒い一日。体調を戻すため、昨日も今日も家で過ごしました。夕方、少し時間が出来たので、聞いたのは、キース・ジャレットのパリコンサート。1988年10月17日の録音。30年前の録音ですか……。キース・ジャレットのソロコンサートと言えば、ケルンコンサートが一番有名だと思いますが、私はパリが一番好きです。ウィーンもケルンもスカラも好きですけれど。何か、儚い美しさを感じる演奏、と思います。パリはパリでも、雨に濡れるパリ [続きを読む]
  • 辻邦生創作の秘密が満載──辻邦生「黄金の時刻の滴り」
  • 12月に入りましたが、寒さもあまり感じることなく過ごしていましたが、そろそろ寒くなりつつあるようです。実は、今週も関連事案で体調の急変があり療養しました。経験のないことなので、医師の言うことを聞くだけでした。夜間の救急外来など、これまで経験の無いことばかりで、とてもたくさんのことを学びました。ですが、これからが大変で、今はただ途方に暮れています。これからどうやって復旧しようか、という感じです。とにか [続きを読む]
  • 急性扁桃炎で療養
  • はじめに11月23日のエントリーで「風邪気味」と書いておりましたが、風邪どころか、急性扁桃炎でして、入院寸前のおおごとになってしまいました。どなたかの参考になるかも知れませんので、以下記録して書いておこうと思いました。あくまでわたしの個人的な経験ですので、参考にとどめていただきたいと思います。医療機関で診察を受け指示に従ってください。言えることは、とにかくいつもと違うことがあれば、すぐにお医者の診察を [続きを読む]
  • ショスタコーヴィチ交響曲第10番を聴く
  • 暗い一日。とにかく暗く寒い一日。と言うのも、なにかどんよりと暗い空。やれやれ。夏の快晴が恋しくてたまりません。こんな時に聞きたくなるのはやはりショスタコーヴィチ。暗い気分の時には、暗く寄り添ってくれる音楽がありがたいです。ロストロポーヴィチが振る交響曲第10番。Apple Musicで聴いています。ショスタコーヴィチの交響曲のなかで一番親しんでいるのはこの10番だと思います。第一楽章の沈鬱さが、なにか人間の根源 [続きを読む]
  • 辻邦生「安土往還記」を読む
  • 早いもので、今年も11月21日が来てしまいました。11月21日は辻佐保子さんの誕生日。冬も間近に迫り、東京の日の入り時間は16時半頃。ついこの間まで夏だったと言うのに、と思います。いつも言っていますが、早く夏にならないかな、と思います。さしあたりは、正月めがけて頑張らないと、と思いました。で、読んでいるのが「安土往還記」です。3回か4回か、それぐらい読んでいると思います。それにしても、ほんとうに西欧合理主義的 [続きを読む]
  • 都内某所で辻先生について発表的なものを試みる
  • この一週間近く、このブログ書けませんでしたが、実は辻先生のことばかり考えていました。実は、先日、とあるグループで辻先生について発表的なものをしたんですが、まあ、巧くいかなかったなあ、と。いつも仕事場でやっているように、骨子だけスライドを作って、話をしましたが、進行上、早く終わらせたかったと言うこともあって、うまく説明できず、と言う感じ。さらには、プロジェクタの性能がいまいちで(私が持って行ったもの [続きを読む]
  • つれづれ
  • 今日はほんとうにつれづれを書きます。最近、思いもよらないことがたくさん起きるのです。想定外ばかり。その措定外がやることをすこしずつ増やしていく……。新しいことをやると、まあそんなものなのですが、制御できないことが多過ぎで、難しいですね。ともかく、いろいろなことが少しずつ動き始めている気がします。くじけず頑張らないと。それでは、みなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。 [続きを読む]
  • くたびれた?──ウォルト・ワイスコフ
  • あまり、くたびれた、とか、疲れた、とか、書かないようにしています。ただ、今日は、特にくたびれた、という感じがします。細かいことは書きませんが、まあ、くたびれた、という感覚。この、感覚は、肉体的というよりは、むしろ精神的なもので、今日がとりわけ、というものではなく、10年以上溜め込んだくたびれが浮き出してきたような、そんな感じ。で、いつものようにプールで10分ほどクロールで泳ぎ、帰宅。夜半前の暗い道で、 [続きを読む]
  • つれづれ
  • なんだかつれづればかり。まようことしきり。11月になって、寒くなりましたが、写真は、さきの週末の秋晴れに生えるケヤキ。じょじょに葉も落ち冬ぞなえです。たくさんのことがやらなければならず。まあできることは限られているもで、目の前のものを粛々と片付けるだけですが、まあそれだけでも大変です。またすこしずつ夜更かしするようになってしまったし……。そんな中、すこしこの本を読んでこころをやすめました。あすからま [続きを読む]
  • 深まる秋
  • 11月になりました。深まる秋。相応しい曲は何だろう?と思いました。思いついたのが、リヒャルト・シュトラウスの「家庭交響曲」や「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。で、マゼール盤をAppleMusicで。マゼール盤は、巨大な演奏、という印象をかつては持っていましたが、今日聞くと、なにか音の輪郭がくっきりしたイメージで、つやのある果物が並んでいるのを眺めているような気分になりました。オレンジやチェリーが輝いてい [続きを読む]
  • 秋のつれづれ
  • 今日、日中、出張で都内から多摩方面へ移動しました。途中目に入った紅葉。色づき始めた紅葉のグラデーションが青空に映えてとても美しいです。今年の秋は一度限りです。秋の素晴らしさ。ただ、さみしさも感じます。今年の夏は暑かったですが、振り返ると意外に元気だった気がします。その反動でなにか放心してしまっている気もします。歳を重ねると時間が経つのが速くなりますが(最近は速いことにも慣れました)、季節の巡りもあ [続きを読む]
  • 安土往還記を読み始める
  • 辻邦生「安土往還記」は、織田信長の戦いを描いた歴史小説です。以前はいつ読んだのか、記憶がなかったのですが、このブログの記事を調べてみると、2006年に取り上げているようですので、12年前にはなにかしら読んだということと思います。http://museum.projectmnh.com/2006/12/04225449.php友人に勧めて喜ばれたりもしましたので、個人的には思い出深い小説でもあります。今回12年ぶりに読んでみると、初期辻邦生の精密な表現に [続きを読む]
  • 今日はショスタコーヴィチの10番
  • ふらっと、聴いてしまったのが運の尽き。ショスタコーヴィチの交響曲第10番は底なし沼のようで、足を取られたら最後、ずぶずぶと深みにはまって行ってしまった。暗く古い森。湿った空気を嗅ぎながら、進んでいくと、最後は、歓喜なのかパロディなのか、華々しい歓呼に迎えられる。何を信じればいいのか分からない。そんな曲だな、と思う。幼い頃は、ただ「カッコいい」というイメージだったが、齢を重ねると、裏側が見えてくるもの [続きを読む]
  • マックス・リヒター The Blue Notebooks
  • 今週、ふとしたきっかけでマックス・リヒターを聴いています。クラシックというか、ミニマルというか、アンビエントと言うか。かなり気に入ってしまい、これからも継続的に聴こうと考えています。今日聴いていたのはこちら。The Blue Notebooks。2004年の作品。イラク戦争を含めた暴力への批判をこめたアルバムのようです。こういう表現の方法もあるのか、ととても感銘を受けています。なんだか映画音楽のようで、聴いているだけで [続きを読む]
  • 続「のちの思いに」──体験、記憶、想起──
  • 昨日に引き続き辻邦生「のちの思いに」を。「のちの思いに」、よく考えると最後まで通しで読んだのは初めてかもしれない、と思いました。若い頃、辻先生はよく笑われていたとのこと。森有正が、80歳になったら笑わなくなるのでは、と評したそうです。で、現に最近笑うことが少なくなった、と辻先生が述懐されているのですが、このシーン、読むのがつらく思いました。晩年、事故に遭われたこともあり、身体が動かなくなっておられた [続きを読む]
  • のちの思いに──体験、記憶、想起──
  • 昨日に続き、「のちの思いに」を読んでいます。辻佐保子さんの後書きには、「御世話になった方々へのお別れ」という趣旨のことが書いてありますが、辻先生が出会ったたくさんの人々との出会いが綴られています。とくに、衝撃だったのは、辻先生のお母様が、避暑地の松原湖にみえたときの話。辻先生とお母様が二人で山登りを楽しみ、美しい池の畔で休んでいるとき「もう母はここに二度とくることはないのだ」という思いに達するので [続きを読む]
  • つれづれ──「のちの思いに」
  • 東京地方は久々の快晴だったように思います。先週一週間は、なんだかずっと仕事場にこもって仕事をしていた、あるいは、外の風景を観る余裕もなくすごしたような気もします。さすがにハードな一週間の後で、週末は、少しゆっくりさせてもらいましたが、今度は家の仕事が出来ませんので、難儀だなあ、と思います。そんな中で、すこしばかり辻邦生「のちの思いに」を少しつまみ読みして、すこししんみりとした感じです。。最後のフィ [続きを読む]
  • 辻邦生 「言葉が輝くとき」よりリルケの詩「かりそめに過ぎて」
  • 辻邦生はリルケに関係する著作がいくつかあります。一つは有名な「薔薇の沈黙」。美しい本です。一方、先日、書棚にある講演録「言葉が輝くとき」を取り出していたところ、ここにもやはりリルケの素晴らしい詩について語られていました。これは、1990年に不二聖心女子学院での講演「詩をよむ心」の講演録に含まれているものでした。リルケの「果樹園」という詩集に入っている「かりそめに過ぎて」という詩です。かりそめに通り過ぎ [続きを読む]
  • Chick CoreaのSummer Nightを聞く。
  • 今朝、とある女性ピアニストのアルバムを聞きました。確かにとても上手いのですか、ピアノとかくぐもったような感じで少し違和感を書きました。この感覚、昔、感じたことがあります。確か十代の女性ピアニストが弾いていたピアノコンチェルト。実演で聴いたのですか、どうも音が悪いのです。幼い音だなあ、と表現したのを覚えています。それで、強いタッチのピアノが聴きたいなあ、と思い選んだのがチック・コリアです。Summer Nig [続きを読む]