Shushi さん プロフィール

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Shushiさん: Museum::Shushi
ハンドル名Shushi さん
ブログタイトルMuseum::Shushi
ブログURLhttp://museum.projectmnh.com/
サイト紹介文クラシック音楽を中心に、文学、美術など。辻邦生さんの文学の紹介も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供97回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2006/10/02 10:10

Shushi さんのブログ記事

  • つれづれ
  • 朝晩が涼しくなりました。炎暑の夏はやはり困ります。すこしは過ごしやすくなりました。でも、夏を愛する者にとっては、少し寂しい気分です。少し前に、私より10歳ほど年上の先輩と休日働いたことがありました。その方と食事をしたときに話したのは、「夏が過ぎるとホッとするか、寂しいか」という話です。私は前述の通り寂しさを感じるほうですが、先輩はホッとする、とおっしゃいました。先輩曰く、歳を重ねると夏は厳しくなるの [続きを読む]
  • FM東京「村上RADIO」を聴く。
  • 昨夜、村上春樹が出演する村上RADIOがオンエアされたということを、辻文学関連でお世話になっているYさんから伺いました。ほんとうにありがたいことです。村上RADIO私は、昨夜は聞き流したので、radikoで聴いています。radiko、よくぞタイムフリーで聴かせてくださいました。いやはや、村上春樹の声を初めて聴きました。iPod7台持っているとか、2シーターのオープンカーを何年も乗っているとか、なかやか面白いです(きっと賛否両 [続きを読む]
  • 細川俊夫 ハープ協奏曲「回帰」─辻邦生の追憶に─
  • まずは、2001年、おそらくは東京都交響楽団の演奏会に行った際のパンフレット。もらったときにはすぐには気がつかなかったのですが、後から見返してみるとここに細川俊夫が辻邦生に捧げた「ハープ協奏曲「回帰」─辻邦生の追憶に─」についての記載がありました。もう17年前の資料です。折れたり汚れたりしているのはご容赦ください。このハープ協奏曲、CDも発売されています。私の記憶では、2003年だったか、学習院大学で行われ [続きを読む]
  • 子ガモの楽しみ
  • 昨日は、とある事情で公立病院へ。病院の中庭に夏草が生い茂っていて、ああ、財政難で夏草を刈ることもできないのか、などとネガティブなことを考えてしまったのです。で、何気なく中庭を眺めていると、カモがいました。たしかに近所にカモが住む池がありますので、なるほど、そこから飛んできたのか、とおもったのですが、よく見ると、子ガモも何羽もいるわけです。どうやら親子でこの中庭にすんでいるようでした。検査を受けるた [続きを読む]
  • 辻邦生「西行花伝」を読んで思う森羅万象の滅び
  • 辻邦生「西行花伝」を読んでいて、このような文章を読みました。人はこの世の森羅万象がすべて滅びのなかに置かれているのを、心底から澄んだ気持ちで知ることができる。だが、この不変と思える山も、永遠に波を打ちよへる海も、旅人の眼には、限りある生命に見えてくる。山の終わり、海の終わりがそこに見えるのである。この想いが私の身のうちに染み込んできたとき、私は、死にゆく幼児を見守る親の眼ざしで、この世を眺めている [続きを読む]
  • 辻邦生「西行花伝」を読んで思う森羅万象の滅び
  • 先だっての西日本豪雨は、東日本震災に並ぶ大災害でした。被災された方々のご苦労はあまりあるものと思います。心からお見舞い申し上げます。あの山が崩れ集落が土に覆われている映像をみていたときに、わたしも何か慣れ親しんだふるさとがなくなってしまった悲しみに共感した気がしたのです。ちょうど辻邦生「西行花伝」を読んでいて、このような文章を読んだのです。人はこの世の森羅万象がすべて滅びのなかに置かれているのを、 [続きを読む]
  • 夏つれづれ
  • まずはじめに、昨日から今日の朝にかけて、このブログのドメインが停止していました。アクセスできない状態で、私も最初はかなり驚きました。管理会社に確認をしたところ、サイバー攻撃がサーバーにあったらしく一時的に停止していたとのことでした。アクセスしてくださった方、申し訳ありませんでした。まだこのブログは続きますのでどうか今後ともご愛顧ください。さてわ気づくともう7月も6日になってしまいました。今日の東京の [続きを読む]
  • 《短信》夏が来た!
  • どうやら梅雨があけてしまったようです。朝起きると夏の日差しでした。今日は仕事は休みで、所用で新宿へ行ったのですが、素晴らしい天気で、心が躍ってしまいました。嬉々として炎天下を歩いていたら、気分が悪くなり、日射病かもね、などと。良い夏となりますように。 [続きを読む]
  • 辻邦生「西行花伝」にみる「捨てしをりの心」
  • 西行の味わい深い歌を。捨てしをりの 心をさらに 改めて 見る世の人に 別れ果てなん「世」、をどうとるか、によって、さまざまにとることのできる味わい深い歌です。その心境を「昂ぶった、晴れやかな、勇気に凛々と満ちた心」と西行花伝には書かれています。「世を捨てる」とは、浮世を捨てて、浮世から外に出ようと決心した瞬間で、身体がみるみる大きくなり、巨人のようになり、小さな浮島のような現世をじっと見つめているのだ [続きを読む]
  • 辻邦生「西行花伝」にみる小説形式のアドバンテージ
  • 辻文学を読んで、小説形式ってすごいな、と思うことが何度かあります。もちろん、そのほかにも類例があるのかもしれませんが、「西行花伝」のなかに、ああ、小説はすごいなぁ、と思うシーンがあります。小説がほかの芸術形式と異なるのは、視覚的要素がない、ということです。絵画や映画と違い、一つ一つシーンを描写をすることになります。それはそれで一つの価値です。シーンの描写をコントロールすることでさまざまな効果を得る [続きを読む]
  • 《短信》今日は夏至
  • 夏至になってしまいました。今日を生きられて幸せです。太陽に一番近い日。これからまた冬に向けて進んでいくのか、という寂しさもあります。いい夏を過ごせるようにがんばります。 [続きを読む]
  • 大阪で地震がありました。
  • 大阪で地震がありました。私も昔大阪に住んだことがあり、お世話になった地名も出てきました。知り合いがSNSに無事を投稿しているのをみてホッとしたりいたしました。いつもはテレビを見るのはなるべく避けていますが、今日ばかりはニュースの録画を見ました。心が本当に痛みました。昨日も書きましたが、日本は地震や火山の国です。これはもう致し方がないので、やれることはやりながらも、さらには祈るということなのかも、と思 [続きを読む]
  • 玉前神社参拝
  • 毎年恒例の玉前神社参拝。今年は少し早めに行ってまいりました。朝7時18分に新宿出る新宿わかしお号で上総一宮へ向かうことにしました。昨夜のうちにえきねっとでチケットを確保して、駅の券売機で発券しようとしたら、券売機が停止するトラブルに見舞われました。係りの人が四人がかりで券売機の中を探したんだけど、チケットが出てきません…。6分経ってやっと出てきて、特急になんとか間に合いました。新宿から上総一ノ宮 [続きを読む]
  • 小説を読む時間に「西行花伝」が進まない理由
  • 辻邦生「西行花伝」を読んでいます。いつものように帰宅時の電車の中。小説の時間と決めています。読みきったのは一回だけです。実のところ。恐らくは1997年のことかと思われます。これもやはり21年前。この20年間はなんだったんだろう。なにか意味のあることができたんだろうか。せっかく辻邦生を長い間読み続けていたというのに、何を成し得たのだろう、という気の遠くなるような思いを抱きます。この「西行花伝」、読み進もうに [続きを読む]
  • 辻邦生の文学を読みながら感じた世の背理と生きる喜ばしさのあいだ
  • 今日は1日中雨。今日も帰宅のために乗った電車の中で辻邦生の「西行花伝」を読みました。先日も書きましたが辻邦生の作品にはバッハがよく似合うと思います。ゲーベルの「音楽の捧げもの」を聴きながら少しばかり「西行花伝」を進めました。いくらかテーマのようなものが分かってきた気もします。「嵯峨野明月記」との関連性なども思いついたりしました。また、昔、私がこのブログに書いた記事読み返してもいました。当時、生きる [続きを読む]
  • 小説を読む時間 8日目 強制労働のイメージ
  • 今日も村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読みました。【ネタバレ注意】 第三部の最終においては皮剥ぎボリスの話が出てきます。この強制労働のイメージ、炭鉱の描写が鮮烈で、あまりにショックです。先日も書いたように、私は小説において現実と小説世界の境が分からなくなることがあります。今置かれている状況とこの強制収容所のシーンがあまりに密接に絡み合っているような気がしています。この強制収容所のイメージは、お [続きを読む]
  • 小説を読む時間 7日目 通奏低音
  • 今日はほとんど小説を読む時間が取れません。ただ、そうはいっても5分ぐらいは読んでみようかなあ、と思い、手に取りました。引き続き村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」です。て、運命に関する記述があり、とても驚いたのです。しかも、通奏低音と言う言葉とともに。運命の力は普段は通奏低音のように静かに、単調に彼の人生の光景の縁を彩るだけだった。昨日、私がは「通奏低音のように何か運命性のようなもの」と書きましたので [続きを読む]
  • 小説を読む時間 6日目 小説に描かれる超自然的なこと
  • 今日も、少しだけ小説を読んでみました。村上春樹です。今日は週末ですので自宅におりましたので、電車に乗っているわけでもなく、別に小説を読む時間があるわけでもないのですが、まあ、せっかくなので少しは読んでみようかなあと思い、5分ほど時間を見つけて読んでみた次第です。それで、村上春樹を語るほど村上春樹を読んでいるわけではありませんが、それでも何か語りたくなるような欲求を抑えないわけにはいきません。今日、 [続きを読む]
  • 小説を読む時間 5日目
  • 今週月曜日から始まった小説を読む時間。今日で5日目になります。今日も引き続き、「ねじまき鳥」を読んでいます。村上春樹の小説は間口が広く、だれもが何か共感できるチャンネルを持っているのが強みだと思います。歴史、音楽、政治、芸能…。この間口の広さが、普遍性の秘密なのだなあ、と。これはやはり「騎士団殺し」でも感じたことです。プロットはあるような無いような。しかしながら、伏線と謎が縦横に張り巡らされ [続きを読む]
  • 小説を読む時間
  • 今週から、仕事場からの帰宅時間は、小説を読む時間と決めてみました。おかげで、「背教者ユリアヌス」を読み終え、村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」を再開しました。ずいぶん中断していましたが、不思議にも違和感なくどんどん入り込んでいます。思えば、辻邦生ひとすじでこれまで生きてきました。永井路子、岡本かの子、塩野七生などを読む機会がありましたが、それ以外の小説を読む機会はありませんでした。外国だと、プルース [続きを読む]
  • 背教者ユリアヌス、読み終わりました。
  • 文庫で再刊された辻邦生「背教者ユリアヌス」全四巻を読み終わりました。とにかく、最後の四巻は、ユリアヌスの死へと至る悲しいコーダのようなもので、それは、「トリスタンとイゾルデ」や「ニーベルングの指環」のような救済もなく、ほとんど「ビーター・グライムス」か「ヴォツェック」のような終幕感だなあ、と今は感じています。辻文学を「美と滅びの感覚」と評した文章の記憶があります。まさに、「ユリアヌス」は美と滅び。 [続きを読む]