HAAL さん プロフィール

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HAALさん: 和食器屋店主の[代官山 LO-FI DAYS]
ハンドル名HAAL さん
ブログタイトル和食器屋店主の[代官山 LO-FI DAYS]
ブログURLhttp://kurasustore.hatenablog.com/
サイト紹介文東京・猿楽町にある和食器屋[代官山 暮らす。]店主の、日々思うこと、和食器や雑貨のお話を少々。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2006/11/21 16:30

HAAL さんのブログ記事

  • さよならの向こう側
  • 「神楽坂 暮らす。」から「コハルアン」にお店の名前を替えて、一週間あまり。SNS関連の諸々についても、現在模様替えを試みています。ツイッター、インスタグラムに関してはアカウント名の変更が可能だったので、これまでのものを引き継ぎ、そのまま新しい店名を入れたアカウント名(@utsuwa_koharuan)に変更してみました。ところが、フェイズブックとブログについては、アカウント名の変更がかなわず。泣く泣くこれまでとは別に [続きを読む]
  • 遠い昭和
  • 僕の頭と心のベースの部分を形作っているのは、まぎれもなく、70年代と80年代の文化。その時代はまさにテレビの全盛期だったから、僕は生粋のテレビっ子だと言えるかもしれませんね。今思えば、面白い番組が目白押しだった時代でした。ドラマ、コント番組、歌番組、あらゆる才能がテレビというメディアに集中していたのだと思います。一人っ子で、親戚の中で唯一の子供だった僕は、大人に混じって、よくテレビドラマを見ていたもの [続きを読む]
  • 生意気なお願い
  • 来月にせまった店名の変更に向けて、無為に日々を過ごしてしまっていることに焦りを感じる今日この頃。ゆるりゆるり、必要な作業が進んでいるような進んでいないような。それでもご案内状やハンコなどを制作したり、WEBのロゴをデザインしたり、ここ数日間でようやく、「ああ、名前が変わるんだなあ」という実感が持てるようになってきました。印刷し終えたご案内状についても、今週半ばまでに発送を終えようともくろんでいるわけ [続きを読む]
  • 益子の色
  • やきものというのは、その産地ごとに土や釉薬に特徴があるもの。いまは物流が進歩し、どこにいても土や釉薬を入手できる便利な時代になったので、「産地の特徴=作り手の特徴」というかつてのシンプルな構図は見出しにくくなっているけれど、それでもやはり、宿命的な必然というのは脈々と受け継がれてきているものではないでしょうか。僕がよく行く益子にも、特徴のある釉薬がいくつかあります。糠青磁と呼ばれている釉薬もそのひ [続きを読む]
  • 平成細雪
  • 世に小説を映像化したものはいろいろあるけれど、原作を読んでいないにもかかわらず、僕がいたく気に入っているのが、83年に映画化された「細雪」(谷崎潤一郎原作)。家業が廃れてしまった大阪船場の裕福な商家の衰退を、蒔岡家の四姉妹の生き様を通して描いた作品です。何度か映像化されているみたいだけれど、僕が好きなのは、市川崑が監督した作品。船場の豪奢な商人文化の残滓や、近代になって阪神間に生まれた上流文化(阪神 [続きを読む]
  • 力強い美
  • 昨年夏の九州北部豪雨で、福岡の山間部にある陶郷・小石原が大水害に襲われたことについては、このブログでも前に書きました。お付き合いのある鶴見窯では、このときに起こった落雷で大事な窯が損壊してしまったのですが、その後急ピッチで復旧が進み、このたび、災害前にオーダーしていた器たちが無事やってきました。窯主・和田義弘さんの、事ここに至るまでの強い意志には、本当に頭が下がります。小石原焼の伝統は、独特の削り [続きを読む]
  • 力強さと美しさと
  • 昨年夏の九州北部豪雨で、福岡の山間部にある陶郷・小石原が大水害に襲われたことについては、このブログでも前に書きました。お付き合いのある鶴見窯は、窯が壊滅的な状態に陥っていましたが、その後急ピッチで復旧が進み、今月になり、災害の前にオーダーしていた新作の器たちが届きました。事ここに至るまでの窯主・和田義弘さんの強い意志とここまでの道のりを想像すると、胸が熱くなります。小石原焼の伝統は、土を成型し、化 [続きを読む]
  • 新しい店の名は
  • 「暮らす。」それは、十年程前、当時僕が抱いていたフレッシュな野望を体現した店名。この店の名前については、ここ数年、いろいろな思考がぐるぐると頭の中を回っていました。大きく風呂敷を広げ過ぎたネーミングであったなあ、と思ったり、いろいろなものを背負わせ過ぎたかな、と思ったり。この名がもたらすイメージから、これまで様々な方々に大変な買いかぶりをしていただいたようにも感じていました。ただ、僕はそんなごたい [続きを読む]
  • 和と洋
  • 僕は、染付の器が大好き。そんな僕の独断と偏見に満ちたセレクトによって、店内は全日本染付祭りのようになっているわけですが、同じ青い絵付けであっても、作り手によって筆使いや発色のさせ方が千差万別なので、それぞれに妙味があって、これもまた一興ではないかと思っています。そんななか、砥部の池本窯から、新たに染付のマグが入荷。今回は、「洋のアイテムであるマグに、和の紋様である網目を入れてもらう」という冒険をし [続きを読む]
  • サブカルおじさん
  • あけましておめでとうございます。あっという間に正月七日。今朝は、無病息災を願って七草粥を作ってみましたよ。新年早々ですが、今日は、今年の抱負を語るというよりは、ちょっとした与太話をしてみたいと思います。このところ、世の中は器ブームということで、日本全国におしゃれな店が増殖中。旅で地方都市を回っても、東京でもあまり見かけないような垢抜けた店に出会って、おおっ!と感心したりすることがあります。翻ってわ [続きを読む]
  • 注連縄を綯う
  • 先月は、四国愛媛へ。砥部焼や姫だるまなど、Nowvillage 今村さんの案内で松山周辺の手仕事を中心に見てきたのですが、その道程で、かなり離れた西予に足を延ばし、上甲清さんの注連飾りの制作現場にもお邪魔することができました。注連縄作りというのはたぶん、農家が稲刈り後の農閑期に行う副次的な仕事として発生したように思うのですが、上甲さんの場合は発想が全く逆で、稲刈り後が本番。食べるためのコメを作付けするのでは [続きを読む]
  • ひとくち ふたくち
  • 現在開催中の展示「ポケットに花 −坂有利子彫金展−」の中で、坂さんの旧友・歩種(ポッシュ)さんの焼菓子を販売しています。今回作ってもらったのは、坂さん手製の打ち出しの金型を使用したクッキーで、中に苺風味のチョコレートをサンドしたものです。クッキー生地は、卵と牛乳と砂糖を使わずに作られています。展示の前、一足先に味見をさせてもらったのですが、その時の印象がちょっと不思議だったので、手短に書き残してお [続きを読む]
  • おおらか
  • 今年の誕生日は、高野山で迎えました。数年前に訪れた比叡山は密教信仰と山岳信仰を併せ持ったような厳粛な空気に満ちていたので、今回も同種のものを覚悟して行ったのですが、ケーブルカーとバスを乗り継いで急峻な山を登ると、そこには平らかな土地が現れ、おだやかな宗教都市が広がっていました。ちょっと意表を突かれます。僧侶とともに一般の人びともたくさん住んでいるとのことで、下界と隔絶されながらも、孤立した感じがし [続きを読む]
  • 小石原から
  • 明後日9/15から始まるのが、企画展「いま伝えたい九州の手仕事」。この展示に関する相談と常設用の発注を兼ね、福岡県の小石原(東峰村)を訪ねたのは、4月のこと。そのあと、7月に大豪雨による土砂災害があり、大分との県境にある小石原を含む一帯は酷い被害を被りました。一部壊滅的な状況の地域もあったことは、TVなどでご存知の方も多いかと思います。僕が春に発注をしてきた小石原の窯元は、鬼丸豊喜窯さんと鶴見窯元さん。鬼 [続きを読む]
  • 当たり前のこと
  • 素敵な器が好きな僕ですが、そこにはちょっとした枕詞が付きます。正確に言うならば、「『日々使える』素敵な器」が好きなのです。作家ものや骨董でものすごく素敵な器を見つけると、確かに所有欲は喚起されますが、手に入れたとしても、結局使わなくなってしまうことって結構あると思うのですよ。ひとりの器好きとして、これまでそういう失敗を数多く繰り返してきたけれど、器を売るプロとしては、そういう失敗はしちゃあいけない [続きを読む]
  • 瑠璃とカレー
  • もともと美味しいカレー屋さん巡りが好きなのですが、夏は料理を作る気力が萎えてしまうため、家でもカレー。それも、簡単に作れるので、もっぱらドライかキーマ。そんなわけで、この日キーマカレーを盛ったのは、瑠璃釉の八寸皿。15年以上のお付き合いになる波佐見の窯元・陶房青さんの器で、春の出張でオーダーした分が上がってきたのです。これまで、瑠璃釉を掛けた器については玄人っぽい(料亭っぽい)印象があって避けてきた [続きを読む]
  • 福井再訪 3
  • 昨日の記事 では、福井の作り手・土本訓寛さんが制作する焼締の器のはなしをしましたが、今日は、訓寛さんが妻の久美子さんとの共同作業で作る象嵌の器のはなしを少々。訓寛さんが成型を担当し、そのあと久美子さんが加飾して完成する器たち。ずっと前の記事 で、ふたりで作る象嵌の徳利とぐい呑みをご紹介していますので、そちらもあわせてご参照ください。無釉の焼締には、越前の伝統を感じさせる野趣のような原初的な力が宿って [続きを読む]
  • 福井再訪 2
  • 昨日の記事 の続き。土本さん夫妻の作品というと、かわいらしい絵柄の象嵌作品が思い浮かびますが、夫・訓寛さんは、個人作家として焼締の器を制作。地元で掘られた土を成型し、穴窯で焼成する、というシンプルなスタイルでの作陶を続けています。 福井県越前町で育まれてきた越前焼の原点は、まさに高温で焼き締める無釉の器であり、それはやきものの原初的な姿だと言っても過言ではありません。いっときは衰退もしたようですが [続きを読む]
  • ふたたびの福井 1
  • 二年ぶりの北陸出張。新幹線の終着駅・金沢から在来線で南下し、旧知の九谷焼の作家・川合孝知さんの工房(石川県能美市)に立ち寄り、そのまま次の目的地・福井県越前町へ。ここ数年、とてもお世話になっている土本訓寛さん・久美子さん夫妻の工房を訪ねてきました。建物の内外の至るところに、越前ならでは野趣あふれる焼締の器が無造作に置かれているので、土本さんに失礼かとは思いつつ、時間が経つのも忘れてひとつひとつの作 [続きを読む]
  • つめあと
  • 先週発生した九州豪雨災害では、福岡県と大分県の境のあたりが、大きな被害を被っています。あの周辺は民藝的な窯業の集積地で、小石原(福岡県東峰村)と小鹿田皿山(大分県日田市)があります。どちらも、今年4月中旬に出張で訪れた地域。小鹿田は視察だけでしたが、小石原は以前からお付き合いのある窯元が二軒あり、秋の展示の打ち合わせと器の発注をしてきました。標高が高い地域なので、九州と言っても桜の開花は遅く、4月の [続きを読む]
  • 連載コラム、最終回
  • このブログでは幾度もしつこく告知してしまいましたが、この6月は、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)の中で「器店主の朝ごはん」というコラムを連載してきました。4回にわたって掲載されてきたコラムも、今日更新された分で最終回。朝食という、与えられたテーマに沿って書かなければならなかったため、はじめは筆が乗らなくてちょっと苦戦したのですが、それでも書いているうちに楽しくなってきて、無事 [続きを読む]
  • 連載コラム、三回目
  • 現在、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)の中で連載しているコラム「器店主の朝ごはん」。本日、新しい記事が更新されました。全4回の予定で綴ってきたこちらのコラムも、既に3回目。今回は、正確に言えば朝食には当たらないのかもしれませんが、ブランチについて書いてみました。だから、前の2回と比べると、若干ヘビー気味。お時間ございましたら、どうぞのぞいてみてください。来週(最終回)も日曜日の [続きを読む]
  • 連載コラム、二回目
  • 前回の記事でも書きましたが、現在、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)内のコンテンツ「器店主の朝ごはん」にて、全4回のコラムを連載しています。初回分は先週の日曜に掲載され、今日はその更新日。第二回目の原稿が新たに掲載されました。前回は自分にとって最もオーソドックスな朝食(パン食)について書きましたが、今回はちょっと変化球で「飲んだ翌日の朝食」というテーマで書いています。さっとにゅ [続きを読む]
  • 連載コラム
  • このたび、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)内のコンテンツ「器店主の朝ごはん」の6月担当のオーサーとしてご指名いただき、現在、全4回のコラムを連載しています。(一回目のみ既に公開済み)これまで同人誌などで原稿を書いたり、知人の編集者からの依頼で器特集の監修を務めたりして署名記事を書くことはあったけれど、まったく知らない編集者の方からからオファーをもらうのははじめて。感触を探りつ [続きを読む]
  • 古い九州
  • 先日の九州出張は、北部4県を廻るよくばりなスケジュール組みをしてしまったため、自由時間はほぼ取れず。ただ、有田と波佐見での予定がかなり早く終了したので、その日の宿泊地・福岡に入る前に、予定になかった太宰府に寄ることができました。太宰府と言えば、思い浮かぶのは天満宮。でも、僕が目指したのは、以前訪ねてすっかり虜になってしまった観世音寺という古刹です。今から1300年以上前の7世紀中葉、白村江の戦いで唐に敗 [続きを読む]