典座和尚 さん プロフィール

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典座和尚さん: 典座ネットブログ〜禅と精進料理〜
ハンドル名典座和尚 さん
ブログタイトル典座ネットブログ〜禅と精進料理〜
ブログURLhttp://blog.tenzo.net/
サイト紹介文修行道場で典座(料理長)を務めた住職が曹洞宗大本山永平寺に伝わる精進料理の技と心、レシピを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供106回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2007/01/20 10:39

典座和尚 さんのブログ記事

  • カボチャの豆腐胡麻クリーム煮_平成30年8月盆のお供え膳
  • ◇カボチャの豆腐胡麻クリーム煮の魅力と特徴カボチャは夏が旬です。お盆の頃になると採れ始めるため、お盆のお供え精進料理に使う定番食材です。でも感覚的には秋から冬にかけてカボチャが美味しい気がしませんか?そうなのです、採れたてのカボチャよりも、1〜2ヶ月おいて追熟させた方が水分量も適度に減って、やわからくまた甘くなるのです。ですから夏に採れたカボチャをそのまますぐに食べると「ちょっと水っぽい」「なんだ [続きを読む]
  • 平成30年8月盆のお供え精進料理膳
  • 今年もお盆の時期になりました。お盆の期間というのは地方によって大きく異なります。おなじ市でも、地区が違えば日程も違うこともよくあり、川のむこうとこちらでは迎え盆の日が変わったりします。ましてや全国的には大きな差があり、8月初め頃にすでにお盆のお迎えをする地域もあります。ですからお盆の日程はお住まいの地域ごとに違うので自分で確認するしかないのですが、一般的には、8月12日か13日にお墓参りをしてお迎 [続きを読む]
  • 押し豆腐の梅肉あえ
  • ◇押し豆腐の梅肉あえの特徴と魅力7月盆のお供え精進料理膳の精進ワンタンスープで作った「押し豆腐」を梅肉であえた暑い時期にピッタリのお手軽精進料理です。水分を取り除くことで豆腐のうまみが凝縮され、またしっかりした歯ごたえとなって和える際にも崩れません。イメージとしては厚揚げの皮がない感じ・・・です。これに、苦労して仕上げた梅をたっぷり使います。塩分が多いのではと思うでしょうがこれほど暑い夏ですから水 [続きを読む]
  • 精進カルパッチョ梅仕立
  • ◇精進カルパッチョ梅仕立の魅力と特徴昨日のコンニャクカルパッチョを梅でアレンジした別バージョンです。基本のオリーブオイルソースに米酢と胡椒を加えず、オリーブオイル+しょうゆ+塩少々だけで和えて、貝割れ大根と種をとりのぞいたちぎり梅を散らすことで酸味を加え、いりごまを散らします。昨日のよりも和風の要素を濃くしてみました。これならばお供え膳の一品としても違和感ないでしょう。梅の酸味がオリーブオイルと意外 [続きを読む]
  • 低カロリー低コストのコンニャクカルパッチョ!
  • ◇こんにゃくカルパッチョの魅力と特徴カルパッチョはもともと生の牛ヒレ肉を薄切りにし、ソースをかけたイタリア料理です。イタリアの画家、ヴィットーレ・カルパッチョが好んでいたとか、生誕誕500年イベントで画風である赤と白の対比を料理で表したことから名付けられたなどの説があります。そして日本で魚を素材にしたカルパッチョが創作されたと言われます。お刺身になじみ深い日本ならではの工夫ですね。魚に合うようにソー [続きを読む]
  • 誤解されているみょうが尊者の故事
  • ◇みょうがの味噌汁の魅力と特徴みょうがの旬は秋ですが、そろそろ寺の一角から今年の初物が出はじめました。私は初物のみょうがを味噌汁にたっぷり入れて贅沢にいただくのが大好きです。そしてこの暑い夏には味噌をちょっと多めに入れた濃い味の味噌汁を朝一番にいただくことで塩分補給もでき、一日頑張る活力が湧いてきます。前晩に鍋の中に昆布と水を入れてダシを仕込んでおけば、ほとんど手間はかかりません。味噌汁を丁寧に作 [続きを読む]
  • 梅とみょうがの和風パスタ
  • ◇梅とみょうがの和風パスタの魅力と特徴暑い日が続いています。例年ですと8月になれば徐々に暑さも落ち着きますが今年の日中の暑さは半端じゃない厳しさです。熱中症にならないようにかなり気をつけて屋外作業をしていますが、それでも軽い頭痛や手足のけいれんなどに苦しんでいます。汗びっしょりになった作業服は昼休み中にすぐ乾くので良いのですが・・・発汗量もものすごく大量で、水分と、同時に塩分やミネラルを補充しない [続きを読む]
  • 禅寺の梅干作務_平成30年版
  • ( ? 梅の葉にしがみついたセミの抜け殻 )◇今年の梅は異常な不作毎年恒例の梅干作務(世間で言うところの「梅仕事」です)も佳境を迎えております。今年は六月中に関東梅雨明け、そして激しい猛暑が毎日続きました。昨年はうちの梅は大豊作でしたが、今年は天候の関係でまるでダメ、例年の半量以下の収穫でした。梅の状態も芳しくありません。梅は豊作と不作の年が交替交代、とも言われますが今年の場合は昨年の豊作の反動と [続きを読む]
  • 季刊『禅文化』誌で連載開始
  • 季刊『禅文化』誌にて今号より連載が始まりました。全5回〜6回の予定で、精進料理について書き下ろします。精進料理の歴史、魅力、特徴などを幅広く、堅苦しくなりすぎないようにエッセイ風にまとめます。今回は連載を通じての課題や注目点など、精進料理にまつわる諸問題を概論的に書いてみました。特に「精進料理は禅文化なのか??」という、掲載誌の題名とも関わるテーマについて考察しています。季刊『禅文化』249号の内 [続きを読む]
  • 七月盆の送り火の日_今からでも是非供養を
  • お察しの通り、今回の七月盆お供え膳の献立は「中国風」をテーマにして、主にアジアンテイストの料理を揃えました。まあご先祖さまもたまには中国料理食べたいでしょう。特にこんな暑い日は、黄色くてシュワーッとした液体を添えてお供えしてみては・・・仏門の身としては大っぴらに勧めることはできませんが、懐かしいわが家に一年に一度だけ戻ってきた時くらい、お釈迦様も多めに見てくれることでしょう。冗談はさておき、大事な [続きを読む]
  • 精進ワンタンスープ_平成30年七月盆の精進料理お供え膳
  • ◇精進ワンタンスープの魅力と特徴ワンタンは小麦粉で作られた薄皮で具を包んだ中国風の料理です。通常であれば刻んだネギやひき肉などを具にしますが、精進料理ですので水気を抜いた豆腐と刻んだ干し椎茸をひき肉に見立てて工夫してみました。汁に薄く水溶き片栗粉をつけることでワンタンが汁でふやけにくくなり、またとろみによってワンタンのツルッとした食感がスープによく合ってついつい食べ過ぎてしまいそうです。濃い目にと [続きを読む]
  • 今日から七月盆 略式の飾りならまだ間に合います
  • ◇今日から七月盆迎火を焚いて故人の霊をお迎えし、この世に戻ってきたご先祖さまや親しき方々のみたまをおもてなし致しましょう。今こうして毎日生きていける命の重みをあらためて考え直し、亡き尊き方々への感謝の想いを形に表しましょう。都市部では地方のように本格的なお盆の準備をするのが難しい場合も多いでしょう。その場合は、上の写真のように、お仏壇の前に盆ゴザを敷いて、ナスとキュウリで牛と馬を用意し、水の子だけ [続きを読む]
  • さっぱり軽やか梅粥_平成30年7月盆の精進料理お供え膳
  • ◇梅粥の特徴と魅力お粥なんて病気治療中にたべるもの、と決めつけている方もおられるでしょうが、一度健康な時に食べてみて下さい。そのあまりの美味しさに感動すると思いますよ。そもそも病気で体調が悪い時に食べたお粥にマイナスイメージを持ってしまっても無理はありません。私たち禅僧は、朝食はお粥と決まっています。朝の坐禅と勤行を終えていただくお粥は、そりゃあもう美味しいものです。ご本尊さまや、道元禅師さま瑩山 [続きを読む]
  • 大豆もやしと胡瓜の吉野酢_平成30年7月盆の精進料理お供え膳
  • ◇大豆もやしと胡瓜の吉野酢の特徴と魅力とろみを付けた酢を吉野酢といいます。二杯酢や三杯酢などの甘酢に、葛粉を水で溶いて加えることでとろみをつけるのです。葛粉は奈良県の吉野地方が名産だったため、和食ではとろみをつけた酢のことを吉野酢と呼ぶのです。精進料理では胡麻豆腐を作る際に葛粉を使いますが、ご家庭でそのためだけに葛粉を少量用意するのは難しいと思います。その場合は葛粉の代わりに片栗粉を使います。その [続きを読む]
  • ナスの精進フライ甘味噌ダレ_平成30年7月盆の精進料理お供え膳
  • ◇ナスの精進フライの特徴と魅力この時期、大量に収穫されて価格も安くなるナスをフライにしてみました。一般的にはあまりナスをフライにはしませんが、精進料理の献立を組み立てる際にはまずメインとなるボリューミーな料理を柱に据える必要があります。通常は煮物がその役を果たしますが、ナスを煮物にするとせっかくの鮮やかな紫色がさめてしまいます。油で揚げればこの美しい紫色を保ったままで見栄え良く仕上げることができま [続きを読む]
  • 精進ビーフン炒め_平成30年7月盆の精進料理お供え膳
  • ◇精進ビーフン炒めの特徴と魅力ビーフンというのはお米の粉で作った乾麺です。台湾や中国でもよく精進料理で使われている食材ですが、日本では今まではかなりマイナーだったように思います。しかし近年は米粉が注目されていることもあり、お店でもよく目にするようになりました。もともと中国語や台湾語で米粉を「ヴィーフェン」と呼ぶためこれが日本でビーフンと呼ぶもとになったようです。アジアの稲作地帯では小麦粉よりも米粉 [続きを読む]
  • 平成30年7月盆(東京盆)のお供え膳
  • 今年は関東の梅雨あけは六月末と驚くほど早かった割に、七月に入ってからも長雨が続き、特に今般西日本を襲った豪雨は甚大なる被害をもたらしました。ご被害を被られた方々に謹んで御見舞申し上げます。さて、今年も暑い夏とともにお盆がやってきます。お盆には亡き方々の魂が現世と懐かしいわが家に戻ってきます。今年もまごころをこめたおもてなしでお迎えしたいものです。○今年の七月盆の期間はいつ?一般的にお盆の行事は八月 [続きを読む]
  • 豆乳ヨーグルトのフルーツ添え_釈尊降誕会、花祭りの精進料理
  • 本日はお釈迦様のお誕生日、「降誕会」です。お釈迦様のHappybirthdayをお祝いする祝膳をお供えして供養の合掌を捧げましょう。この日にちなんで、甘茶をいただいてお釈迦様の教え、命の尊さに思いをめぐらせてはいかがでしょうか。◇「豆乳ヨーグルトのフルーツ添え」の魅力と特徴お釈迦様の時代、家畜が飼われ、その乳が食されていました。お釈迦様は長期に渡る断食などの厳しい修行を経て、命を落とす寸前まで肉体を追い込みま [続きを読む]
  • 揚げライスボール_2500年前お釈迦様時代の料理再現
  • ◇揚げライスボールの魅力と特徴お釈迦様の時代、すでにおかゆやご飯が食されていたことは仏典からも明かです。先行研究によれば精米技術もある程度進み、玄米でなく白米も食されていたとされます。王子として生を受けたお釈迦様は精米された白米を食べていたと推測されます。ただしお米といってもインドで採れるお米はインディカ米、日本ではタイ米とも呼ばれる細長く、粘り気が少ないお米だったと推測できます。インディカ米は品 [続きを読む]
  • ひよこ豆の甘茶煮_2500年前お釈迦様時代の料理再現
  • ◇ひよこ豆の甘茶煮の特徴と魅力お釈迦様の時代に食されていた食材の一つに、豆があります。豆は原始的な環境でも比較的育てるのが容易で、干せば長期保存が可能です。冷蔵庫など無かった時代には、保存食として大変重宝された食材でしょう。さまざまな豆が栽培されていたと推測されています。豆の中でもひよこ豆はエジプト、アフリカ、ローマなどで古代から食されていた古い食材で、インドでは「チャナ豆」「ベンガル豆」と呼ばれ [続きを読む]
  • 全粒粉のパラータ_釈尊花祭りのお供え精進料理膳
  • ◇お釈迦様の時代の食事再現「全粒粉パラータ」の魅力と特徴2500年前のインドの食事、想像するとかなり遅れた原始的なものを想像するかもしれませんが、それは大きな誤りです。すでに当時、かなり豊かな食文化が展開されていたことが各種文献によって推測されています。パラータというのは、インドや東南アジアなどでよく食されている、小麦粉などの穀物粉を水で練って薄くし、油を加えて焼いたものです。日本で言えば「おやき [続きを読む]
  • お釈迦様のお誕生日を祝う「花まつり」に2500年前の精進料理をお供えする
  • ◇釈尊降誕会(花祭り)とは4月8日はお釈迦様のお誕生日です。われわれ仏教徒にとっておめでたい行事として、華やかに、そしてにぎやかに祝います。文字通り、お誕生日であることをストレートに表す「降誕会(ごうたんえ)」と呼びますが、いくつかの呼び方があります。それを理解するためにはまずお釈迦様がこの世に生を受けた際のお話を知る必要があります。今から2500年ほど昔、お釈迦様のお母様、マーヤー夫人はある日6本の牙 [続きを読む]
  • 手作り精進生麩_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇「手作り精進生麩」の魅力と概要今年は春のお彼岸最終日が土曜日にあたりました。お時間がある方は、普段なら作らないような、手間がかかる本格的精進料理に挑戦してみませんか。生麩を手作りするのは禅寺では古来伝えられてきた伝統料理ですが、最近は専門店が作ったできあい品を使うお寺も増えてきました。一度も作ったことがないまま修行を終えてしまう修行僧もいるようです。かなり高度な料理ですが、伝えていきたい技の一つ [続きを読む]
  • うどの漬物3種_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇うどの漬物3種昨日紹介した下処理の方法で、アクを抜くところまでの手順は共通です。3種の漬物、今回は比較的短時間で漬け上がるレシピを選びました。他にも、下処理後に、先日長芋の味噌漬けで紹介した味噌につければ味噌漬けとなりますし、しょうゆ漬けやぬか漬けなども美味しいものです。今回の3種のうち、どれがお好みでしょうか。◇うどの甘酢漬の魅力とレシピうどのほんのり苦い春の香りをサッパリした甘酢でいただきま [続きを読む]
  • うどの漬物・下処理の手順
  • ◇うどの漬物3種の個性を楽しむ春彼岸お供え精進料理膳の要、漬物は「うどの漬物3種」です。うどを漬物にすることは珍しいと思いますが、春の香りをとじこめた上品な漬物が出来上がります。今回は3種の漬け方を同時にご紹介します。同じうどですが、全く異なる個性的な3種の風味に仕上がります。今回の春彼岸のお供え膳に3種類全てを盛る必要はありませんが、せっかくの機会なので3種類のバリエーションを憶えておき、これか [続きを読む]