典座和尚 さん プロフィール

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典座和尚さん: 典座ネットブログ〜禅と精進料理〜
ハンドル名典座和尚 さん
ブログタイトル典座ネットブログ〜禅と精進料理〜
ブログURLhttp://blog.tenzo.net/
サイト紹介文修行道場で典座(料理長)を務めた住職が曹洞宗大本山永平寺に伝わる精進料理の技と心、レシピを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供95回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2007/01/20 10:39

典座和尚 さんのブログ記事

  • 揚げライスボール_2500年前お釈迦様時代の料理再現
  • ◇揚げライスボールの魅力と特徴お釈迦様の時代、すでにおかゆやご飯が食されていたことは仏典からも明かです。先行研究によれば精米技術もある程度進み、玄米でなく白米も食されていたとされます。王子として生を受けたお釈迦様は精米された白米を食べていたと推測されます。ただしお米といってもインドで採れるお米はインディカ米、日本ではタイ米とも呼ばれる細長く、粘り気が少ないお米だったと推測できます。インディカ米は品 [続きを読む]
  • ひよこ豆の甘茶煮_2500年前お釈迦様時代の料理再現
  • ◇ひよこ豆の甘茶煮の特徴と魅力お釈迦様の時代に食されていた食材の一つに、豆があります。豆は原始的な環境でも比較的育てるのが容易で、干せば長期保存が可能です。冷蔵庫など無かった時代には、保存食として大変重宝された食材でしょう。さまざまな豆が栽培されていたと推測されています。豆の中でもひよこ豆はエジプト、アフリカ、ローマなどで古代から食されていた古い食材で、インドでは「チャナ豆」「ベンガル豆」と呼ばれ [続きを読む]
  • 全粒粉のパラータ_釈尊花祭りのお供え精進料理膳
  • ◇お釈迦様の時代の食事再現「全粒粉パラータ」の魅力と特徴2500年前のインドの食事、想像するとかなり遅れた原始的なものを想像するかもしれませんが、それは大きな誤りです。すでに当時、かなり豊かな食文化が展開されていたことが各種文献によって推測されています。パラータというのは、インドや東南アジアなどでよく食されている、小麦粉などの穀物粉を水で練って薄くし、油を加えて焼いたものです。日本で言えば「おやき [続きを読む]
  • お釈迦様のお誕生日を祝う「花まつり」に2500年前の精進料理をお供えする
  • ◇釈尊降誕会(花祭り)とは4月8日はお釈迦様のお誕生日です。われわれ仏教徒にとっておめでたい行事として、華やかに、そしてにぎやかに祝います。文字通り、お誕生日であることをストレートに表す「降誕会(ごうたんえ)」と呼びますが、いくつかの呼び方があります。それを理解するためにはまずお釈迦様がこの世に生を受けた際のお話を知る必要があります。今から2500年ほど昔、お釈迦様のお母様、マーヤー夫人はある日6本の牙 [続きを読む]
  • 手作り精進生麩_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇「手作り精進生麩」の魅力と概要今年は春のお彼岸最終日が土曜日にあたりました。お時間がある方は、普段なら作らないような、手間がかかる本格的精進料理に挑戦してみませんか。生麩を手作りするのは禅寺では古来伝えられてきた伝統料理ですが、最近は専門店が作ったできあい品を使うお寺も増えてきました。一度も作ったことがないまま修行を終えてしまう修行僧もいるようです。かなり高度な料理ですが、伝えていきたい技の一つ [続きを読む]
  • うどの漬物3種_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇うどの漬物3種昨日紹介した下処理の方法で、アクを抜くところまでの手順は共通です。3種の漬物、今回は比較的短時間で漬け上がるレシピを選びました。他にも、下処理後に、先日長芋の味噌漬けで紹介した味噌につければ味噌漬けとなりますし、しょうゆ漬けやぬか漬けなども美味しいものです。今回の3種のうち、どれがお好みでしょうか。◇うどの甘酢漬の魅力とレシピうどのほんのり苦い春の香りをサッパリした甘酢でいただきま [続きを読む]
  • うどの漬物・下処理の手順
  • ◇うどの漬物3種の個性を楽しむ春彼岸お供え精進料理膳の要、漬物は「うどの漬物3種」です。うどを漬物にすることは珍しいと思いますが、春の香りをとじこめた上品な漬物が出来上がります。今回は3種の漬け方を同時にご紹介します。同じうどですが、全く異なる個性的な3種の風味に仕上がります。今回の春彼岸のお供え膳に3種類全てを盛る必要はありませんが、せっかくの機会なので3種類のバリエーションを憶えておき、これか [続きを読む]
  • とろける精進スイーツ・わらび餅_平成30年精進料理お供え膳
  • ◇「手作りわらび餅」の概要と魅力わらび餅というのはもともと、わらびの根元から抽出したデンプンを使って練り上げたものを指します。葛や、馬鈴薯から取る片栗粉などのように、「わらび粉」というデンプン粉があるのです。古くは、飢饉などの際には干上がった地面を掘ってわらびの根から取った粉をこねて餅状にし、飢えをしのいだこともありました。しかしわらびからデンプンを抽出するのは非常に効率が悪く、多くのわらびの根 [続きを読む]
  • 春のそら豆とタケノコのおかゆ_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇「そら豆と筍の春のおかゆ」の概要と魅力お供えにおかゆですか?と不思議に思う方もおられるでしょう。しかし禅宗では朝のお供え膳は必ずおかゆが主食と決まっています。やむを得ない事情で朝にご飯をお供えする場合は、これは朝食ではなくてお昼ご飯を早めてそなえているのですよ、とわざわざキッチリと注釈して供える儀式を行うほどです。一般家庭ではわざわざお供えのためだけにおかゆを用意する必要はありませんが、いっその [続きを読む]
  • 生キクラゲとふきの味噌汁_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇生キクラゲとふきの味噌汁の概要と魅力生キクラゲは非常に珍しい貴重な食材ですが、近年は工場での栽培加工技術が進み、店頭でもよく見かけるようになりました。コリコリした独特の食感と、存在感ある見栄え、そしてビタミンDなど身体に良い成分がたくさん含まれている健康食材です。購入する際はなるべく日付が新しい物を買い、冷蔵保存します。食感が魅力の食材のため、肉厚のものを選ぶと良いでしょう。乾しキクラゲと違い、 [続きを読む]
  • 菜の花とエノキの磯辺巻天麩羅_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳
  • ◇菜の花とエノキの磯辺巻天麩羅の概要とポイント本日から、平成30年春彼岸に入ります。当ブログでも恒例のお供え精進料理膳レシピの連載を始めます。まず1点目は菜の花を海苔で巻いて天麩羅にし、春の香りを仏さまにお供えしてください。菜の花だけでは少々苦みが勝ってしまいますが、えのきだけを加えることで、柔らかい食感と少々のヌメリ気が加わり、マイルドになってバランス良い風味に仕上がります。えのきだけはバラバラ [続きを読む]
  • 明日から春のお彼岸です
  • 今年の冬は各地で豪雪となり、寒さに凍える日々が続いていましたが、ここのところようやく春めいた暖かい陽気となってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」という通り、この時期を境として一気に春らしくなっていきますね。さて、今年の春彼岸の日程は以下の通りです。春と秋のお彼岸は、春分の日・秋分の日を挟んで前後に3日ずつの計1週間となります。お彼岸は日付で決まっているのではありません。もともと太陽が真東から出て真 [続きを読む]
  • エンジンからオイル漏れ(+_+) 自分で直せるか?!
  • 精進料理の話題ばっかりで、料理に興味ないワシは読んでもつまらん。今回はそう感じておられる?!あなたのための記事、今回のお題は愛車トラブルです。マンガでもアニメでも長い冒険や闘いに入る前は気分転換的なショートストーリーが入って息抜き回がありますね。この後春彼岸には当ブログも連日お供え精進料理の紹介に入りますので、その前のクッション記事ということで。そしてまたトラブルを書くと閲覧者数が増える、というの [続きを読む]
  • 精進ファストフード?!フライド豆腐
  • ◇フライド豆腐の概要と特徴先日紹介した押し豆腐の応用料理です。特にしっかり水気を抜いて、細く棒状に切ってから油で素揚げするとまるでフライドポテトのような仕上がりになります。もとが豆腐だとは思えないカリカリの食感で、大豆の風味が口中に広がります。味はカリカリに炒った薄揚げに似ていますが、見栄えはポテトのような・・・不思議なスナックのようです。お好みで、七味唐辛子または一味唐辛子、胡椒や柚子胡椒、塩、 [続きを読む]
  • 押し豆腐の磯辺天麩羅
  • ◇押し豆腐の磯辺天麩羅の概要とポイント先日紹介した、重しをかけて水気を抜いた押し豆腐の活用レシピです。(方法はこちらでご確認下さい)水気を抜くことで、味が凝縮され、豆腐の濃厚な風味が出てきます。さらに水気を抜いたため油であげてもはねにくくなるという効果もあります。豆腐のままで揚げても良いのですが、海苔を巻くひと手間で風味がグッと良くなります。時間が無ければ青のりを天ぷら粉に混ぜても良いでしょう。豆 [続きを読む]
  • 押し豆腐の利点と手順
  • ◇なぜ押し豆腐にするか_その利点豆腐に重しをかけて水気を抜くことを「豆腐の水抜き」または「押し豆腐」と呼びます。精進料理では、豆腐の水を抜く手順がときどき用いられます。豆腐は水気をたっぷり吸っているからこそ柔らかいわけです。お店で買った豆腐が水の入ったパックやビニールに入れてあるのは、移動の際に崩れにくくするためと、柔らかさを保つためです。水をどれくらい含んでいるかが豆腐の柔らかさや食感に影響する [続きを読む]
  • 日本初の大福が群馬に?その味を直撃体験
  • ◇日本初の大福!?特許取得済の大福に興味津々当寺から群馬の南部に向かうには県の中央を南北に通る関越高速道路を走るのが常道です。しかし近年赤城山の東側を通って南に抜けていく、いわば隠れた裏道がきれいに整備されてからは、特に桐生方面のお寺に行く際に大変便利なのでよく通るようになりました。都会の方が通ったらきっと驚くほど路傍にな〜んにもない道が延々と続くのですが、そこに突然「日本初!」「特許!」こんな衝 [続きを読む]
  • じっくり漬けたコク_長芋の味噌漬
  • ◇長芋の味噌漬の概要としっかり漬けるレシピの特徴長芋は古来滋養強壮効果で知られているとおり、薬としても用いられています。最近の品種はクセを抑えて食べやすくなっているように感じますが、各種ミネラル類やビタミンCなどを多く含み健康によい長芋を、日頃から摂取するように心がけたいものです。実は長芋は日本から海外に輸出されている数少ない生野菜の一つの中でトップの座にあります。生野菜といえどある程度保存も効き [続きを読む]
  • シナモンの魅力〜渋川錦光堂のこがねいも
  • ◇こがねいもの特徴とレビュー渋川市はまあだいたい日本列島の中心あたりに位置するため、「日本のヘソ」といわれています。(他にも自称諸説あり)日本のど真ん中渋川市の銘菓、こがねいもを紹介します。小さい頃、渋川在住のお檀家さんが、お寺のご本尊さまに、とお供えしてくださったのを食べたとき、なんともいえない不思議な感じがしました。とにかくそれまでに口にしたことがない、はじめての味でした。その違和感がなんなの [続きを読む]
  • ひな祭りに精進菜の花ちらし寿司
  • ◇精進菜の花ちらし寿司の概要3月3日はひな祭りですね。ひな祭りの行事食といえば菱餅、ひなあられ、白酒、はまぐりのお吸い物などがよく知られていますが、中でもちらし寿司は定番中の定番ですね。なぜひな祭りにちらし寿司なのかについてはこれといった明確な理由はないのですが、古くからおすしは寿しと呼んでおめでたいハレの食とされ、普段あまり口にできない豪華な食材を盛り込んで美しく見た目も良い料理をこしらえて皆で [続きを読む]
  • 高崎微笑庵のちごもち_絶品の銘菓
  • ◇微笑庵ちごもちの特徴とレビュー群馬が誇るお土産シリーズ、かなりレアで入手しにくい逸品ですが機会があれば是非お試しいただきたいのが、高崎微笑庵さんの「ちごもち」、いわゆる苺大福です。苺大福はこれからの時期各地で販売されますが、これは私が食べた中でトップ3に入る上質な味です。特別なおもてなしのお菓子に最適です。1枚目の写真をご覧下さい。群馬県が誇る上質な苺「やよいひめ」の極上品のみを厳選して作られる [続きを読む]
  • 鎌倉道元禅師顕彰碑
  • 神奈川県鎌倉市に道元禅師顕彰碑が建っています。意外と、曹洞宗の僧侶でも知らない方がおられるようですが、由来も含めて是非知っていただきたい隠れた銘碑です。この碑は道元禅師の七五〇回大遠忌を記念して平成十四年に建てられました。当時私は永平寺東京別院に籍を置いていましたが、東京別院をあげてバスでお参りにいくことになったのですが、料理長としての役目があるためやむなく留守番組となり同行できず、残念な想いをず [続きを読む]
  • 寒い冬には至福の甘味_サツマイモの精進グラタン 
  • ◇「サツマイモの精進グラタン」の概要とポイント一般的なグラタンは牛乳やバター、ベーコンなどを使用しますがこの精進料理グラタンでは植物性の素材しか用いません。宗教的な面ばかりでなく、カロリーを抑えたい方や動物性の脂肪分を控えたい方等、健康面でも大きなメリットがあります。だからといって味や食べ応えが劣ることはなく、サツマイモ自体のコクと甘みに支えられた、ボリュームたっぷりで充分満足できるごちそうです。 [続きを読む]
  • さつまいもの煮物の天ぷら_残り物リサイクル精進料理
  • ◇「さつまいもの煮物の天ぷら」の概要とポイントさつまいもの天ぷらは精進料理の定番で、昔から仏事でもよく出されています。通常は、薄切りにしたさつまいもを生のまま衣につけて油であげます。薄く切らないと中まで火が通らないからです。それはそれで美味ですが、薄く切ることでさつまいもの風味が存分に味わえない欠点もあります。そこで今回は、一度煮物にして味付けしたさつまいもを天ぷらにする方法をご紹介します。これに [続きを読む]
  • さつまいもの味噌汁〜むいた皮も無駄にせず
  • ◇「さつまいもの味噌汁」の概要とポイントサツマイモ料理を作る際、基本的には皮も食材の良さのうちなので、なるべく皮をむかずにそのまま料理に使うことをお薦めします。皮の裏側付近こそ、栄養や風味が濃いからです。ただし昨日の「芋ようかん」のように、裏ごしするような行程が含まれている料理の場合は、むかないわけにはいきません。ただそのむいたサツマイモの皮を何にも利用せず、無駄に捨ててしまうのは精進料理の教えか [続きを読む]