hiougi さん プロフィール

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hiougiさん: ひだまりの花々
ハンドル名hiougi さん
ブログタイトルひだまりの花々
ブログURLhttp://hiougi.blog93.fc2.com/
サイト紹介文身の周りの花や鳥たちと自然、そして日頃思うこと感じること考えたこと
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供451回 / 365日(平均8.6回/週) - 参加 2007/03/28 04:24

hiougi さんのブログ記事

  • ノギク(野菊) 〜野菊の頃〜
  • 野菊も咲く頃となりました。それぞれに名前があって、「野菊」と一括りしてはいけませんが。でもいろいろな意味において「野菊」のほうが、情緒的な深さがある気がします。「野菊が好きだって…」「野菊のような人だ…」飾らず、純朴で。   しがらみに少し浪たつ野菊かな (篠田悌二郎)   [続きを読む]
  • 月に雁 〜一緒に夕食を〜
  • 朝、義姉から電話があった。「夕食を用意するから、6時頃来てね」家人が留守して四日目。いろいろと気遣ってくださる。1時からは講演会。続いての会議は5時過ぎに終わった。その後の懇話会は遠慮し、義姉の家に着いたのは6時丁度だった。用意されていたのはチキンカレー。カワタケ、ジコボウ、シイタケなどの茸類。そして手作りコンニャクとジオウサイ。小皿に鮮やかな紫の花菊の甘酢。デザートは林檎の秋映と梨の南水。秋の味 [続きを読む]
  • ミゾソバ(溝蕎麦) 〜すべて刈り取る〜
  • 艶々とした磁器のような透明感のある小さな花。一面の溝蕎麦。その中で蜂や蝶たちが無心に遊んでいる。のどか。いい光景。腰を下ろして見ていたい気にもなる…が。私は草払い機のエンジン音を響かせてそのすべてを刈り取った。  みぞそばの信濃の水の香なりけり (草間時彦) [続きを読む]
  • キク(菊) 〜懐かしい文字〜
  • 隣村に住んでいる女性から便りが届いた。その結婚式にも出席した20数年前の職場の同僚である。以来、年賀の交換を続けてきた。管理栄養士を目指して学生生活を送る娘さんのこと。高校野球に打ち込む息子さんのこと。この時期、果樹農家として多忙なご主人のこと。自身の現在の勤めのことなどの近況に加え、一緒の頃の思い出など。手書きの流れるような美しい文字は、昔折に触れて目にしたのと変わらずだった。秋は人にペンを持たせ [続きを読む]
  • カエル(日本雨蛙) 〜作業中にションベン〜
  • 野菜蔓を切って片付け、棚じまい。支柱を取り外そうとした時、ちょこんと座るのが居た。どうやら体色を灰色に変えた日本雨蛙。バサバサ、ユラユラしていたはずなのに、まあ、よくも逃げず。指の先は丸く膨らんでいる。これが硝子窓にも止まれる究極の吸盤。じっとして動かない。いい顔をしている。横からや後ろからや、どの角度から見てもその姿は絵になる。しょうがないので、離れたところから外していく。でも移動しない。だんだ [続きを読む]
  • ピラカンサ(Pyracantha・タチバナモドキ) 〜電話と畑作業〜
  • 連休は、いい秋日和だった。遅くなったが、苦瓜とインゲンと琉球四角豆の棚を片付けた。着替えてお茶を飲んでいたその時、電話が鳴った。「もしもし…」今年4月に“子ども食堂”を立ち上げた山岡さんのお母様からだった。町の人々にも認知され、順調に利用者が伸びて活況を呈しているようである。6月になって「食材となる野菜を自分達で育てててみたい」ということで相談があり、私の畑の半分をお貸しした。しかし、あれこれと忙 [続きを読む]
  • ハマギク(浜菊) 〜海辺がふるさと〜
  • 朝の空気が気持ちいい。雉鳩が庭に下りてきて尻を振りながら歩いている。柿の葉が地面にカサカサと音を立てて落ちる。朝陽が浜菊に差す。「私の故郷は海辺」だとその名は示す。そして「私は今、秋の信州で咲く」と。思えば遠くへ。   浜菊の咲くや遅々たる浦の秋  (小杉余子) [続きを読む]
  • キノコ(茸) 〜観たかった作品〜
  • 先日、菊池寛実記念知美美術館で「八木一夫と清水久兵衛 陶芸と彫刻のあいだで」展を観る。現代陶芸のレジェンド、八木一夫氏の作品「ザムザ氏の散歩」(1955年)が展示されている。38年前、定期購読していた雑誌に「オブジェ焼き」という言葉と共に紹介されていた白黒写真で初めて知る。ギャラリーは緩やかにカーブを描く螺旋階段を下りた地下。それは入ってすぐの右手に展示されていた。機会があればいつかは必ず観たいと思って [続きを読む]
  • 運慶展 〜深いまなざし〜
  • 東京国立博物館(平成館)の開館は9時半、できるだけそれに合わせようとチエックアウトを早めに済ませた。ホテルの最寄りの六本木駅から日比谷線に乗って上野に向かう。しかし、着いたときにはすでに大勢の人が並び、入場制限がなされていた。会場は3章のテーマによって構成されている。第1章 運慶を生んだ系譜―快慶から運慶へ第2章 運慶の彫刻―その独創性第3章 運慶風の展開―運慶の息子とその周辺の仏師展示の方法がま [続きを読む]
  • テラオカアザミ(寺岡薊) 〜秋なのに〜
  • 「艶々して美味しそうに見えたから柿を一つ採っちゃった」そう言って家人が私に渡した。実の重さで撓んでいる枝から手の届くところのものを採ってきたようだ。受け取ったその朱はまだ薄かった。「早い。葉がほとんど落ちた頃が収穫時期だよ」「食べてみる?」「固いから1週間ほどおいた方がいい」「じゃ、そうする。色がきれいだったのは夕陽のせいだったのかもしれないね」木に登って収穫するのはずっとずっと私だけ。そんな作業 [続きを読む]
  • ツキミソウ(月見草) 〜またその姿を〜
  • 月見草は夏にいくつか咲いた。それは夕刻だったり、あるいは明るくなる前の朝に少しずつゆっくりと開いた。その花の時はとても短く、哀れと儚ささえ感じさせる。季節は進み、その存在をすっかり忘れてしまっていた。その姿が昨日一輪あった。ひんやりとした秋の早朝なのに、と思いつつも嬉しくなった。しばらくの後、作業の手を休めてお茶を手に再び見ると閉じ始めていた。そして、午後になると白い花は色をピンクに染めて萎んでい [続きを読む]
  • ミョウガ(茗荷の花) 〜読む〜
  • 机の上にはしばらく前から『論語』がある。混沌と流動する世情において、時宜に相応しく道しるべとなる言葉なども目にすることができる。・君子は矜(おごそか)にして争(あらそわ)ず、群(ぐん)して党せず。・政(まつりごと)を為すに徳を以てすれば、譬えば北辰(ほくしん)其の所に居りて、衆星之に共(むか)うが如し。※仁徳のある人が政治を行えば、たとえば北極星が不動の位置にあって、それをとりまく多くの星々が、す [続きを読む]
  • クリ(栗・丹沢) 〜残った実〜
  • 先般の台風で、栗は半分近くが落下した。まだ青いまま割れない形だった。強風に耐えて残った実は、ここへ来てようやく時を感じ、自ら落ち始めている。今年の一回目を拾う。毬に包まれた艶やかな実。両脚で左右に開いて取り出す。一籠分に。  栗の毬割れて青空定まれり  (福田甲子雄) [続きを読む]
  • イチジク(無花果・ゼブラスイート) 〜ねっとりとして甘い〜
  • 「無花果を採っておいてね」そう言って、家人は都会への旅に出かけた。しばらく前から熟しだし、2、3日おきに収穫できるようになってきたのだ。黄色に緑の縞が入るゼブラスイートという品種である。放っておくとすぐにアリが群がってしまう。だから早めに採る必要がある。籠と引っかけ棒を持って脚立に登る。20数個を収穫。今日はこれくらいに。今年の春、畑の隣に家を建てた水沢さんが玄関に水を撒いていた。新婚さんだと聞く。 [続きを読む]
  • バジル(basil) 〜その香りが好きだと言う〜
  • 家人が香りが好きだというので、ずっとバジルを植えている。時々葉を取っては鼻につけて目を閉じ、「ん〜ん」とひとりうっとりしたりする。そんな様子がおかしくもある。料理の香り付けにもだいぶ活躍してくれたが、そろそろ花も終わり。三本の株を抜いて片付けた。きっとまた来年も。     秋の昼妻の小留守をまもりけり  (日野草城)   [続きを読む]