春巻 さん プロフィール

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春巻さん: 春巻雑記帳
ハンドル名春巻 さん
ブログタイトル春巻雑記帳
ブログURLhttp://springroll.exblog.jp/
サイト紹介文映画・本を中心に好き勝手に感想をつづる電子雑記帳。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供61回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2007/04/01 01:39

春巻 さんのブログ記事

  • 女神の見えざる手
  • 『女神の見えざる手(Miss Sloane)』監督:ジョン・マッデン大手ロビー会社で大胆な戦略を武器に活躍していたエリザベス・スローンは、銃規制反対派についた自社の仕事を蹴って、「規制法案」を通すべく小さな会社に移り、元の会社(および巨大な権力)と対決する。味方も欺き、利用する彼女のやり方にはチームから反発も出るのだが、勝利を目前したとき、不正疑惑で彼女自身が聴問会にかけられることに……観ている最中はぐいぐ [続きを読む]
  • Hate U Give
  • アメリカでは、警官による黒人殺害事件をきっかけに「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」という運動が起きていたことはニュースで見た人もいるかと思いますが、日本ではいまひとつ実感がわかないので、よく理解できなかった人も多いのでは。本書は、そのあたりの理解を深める上でもおすすめ。『Hate U Give』Angie Thomas著、Balzer + BrayStarr という16歳の少女が主人公。スターが住んでいるのは黒人が多く、治安の悪い貧 [続きを読む]
  • おクジラさま ふたつの正義の物語
  • 『ハーブ&ドロシー』の佐々木芽生監督が手がけた、捕鯨をめぐるドキュメンタリー。家人がクラウドファンディングにちょこっと協力していて、楽しみにしてました。でも、なんだかんだで観に行くのがギリギリになり、感想書くのも遅れちゃった。『おクジラさま ふたつの正義の物語』監督:佐々木芽生『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞したことをきっかけに、いきなり”捕鯨問題”の中心地となってしまった、小さな漁村・太地町。 [続きを読む]
  • オラファー・エリアソン 視覚と知覚
  • 2008年の「ザ・ニューヨークシティ・ウォーター フォールズ」のインスタレーション完成までを追いつつ、じっくりとオラファー・エリアソンのレクチャーを受けたような感じのおよそ80分のドキュメンタリーです。『オラファー・エリアソン 視覚と知覚(Olafur Eliasson : Space is Process)』監督:ヘンリク・ルンデ、ヤコブ・イェルゲンセン彼の言っていたことを、たぶん私は半分も理解できてないんだけど、世界の見え方、空間の [続きを読む]
  • ドリーム
  • 相変わらずバタバタしていて、フィルメックスには行けそうにないですが、映画祭の前に観た映画の感想をちまちまアップすることにします。『ドリーム(Hidden Figures)』監督:セオドア・メルフィ最初は「私たちのアポロ計画」という副題がついていたけど、「マーキュリー計画なのに、なんでアポロやねん!」という批判が起こり、副題は撤去されました。のちのアポロ計画にもつながってるからって、メインはあくまでマーキュリー計 [続きを読む]
  • カカバカバ・カ・バ?
  • 東京国際映画祭で〆の1本だったのが、これ。マイク・デ・レオンの抱腹絶倒ミュージカル・コメディ、デジタル復元版。『カカバカバ・カ・バ?(Kakabakaba Ka Ba?/Will Your Heart Beat Faster?)』監督:マイク・デ・レオンタイトルは「ドキドキしちゃう?」というような、そんな意味。フィリピンに麻薬を密輸しようと試みては、何度も失敗している日本人ヤクザの小野田(!)。失敗するたびに指を詰めていたのだが、ボスから次に [続きを読む]
  • 大仏?
  • 東京国際映画祭の3本目。本作は2014年の『偉大なる仏様(大佛)』という短編がもとになっていて、私はそちらは未見なので機会があったら短編も観てみたい。『大仏?(大佛普拉斯/The Great Buddha+)』監督:ホアン・シンヤオ/黄信堯仏像工房で夜間警備員をしている男は、夜間勤務の時間帯を廃品回収をしている友人とエロ本を見たり、まずい弁当を食べたりしつつ、まったりと過ごしていたのだが、ある日、友人の提案で社長の車の [続きを読む]
  • 超級大国民
  • 1995年の東京国際映画祭で上映された作品で、22年ぶりの上映。デジタル・リマスター版で、字幕も新しくなっています。『超級大国民(超級大國民/Super Citizen Ko)』監督:ワン・レン/萬仁90年代の台湾。老人ホームにいた許(コー)さんは、30年前に死んだ友人のお墓を探そうと決めて施設を出る。戒厳令がしかれ、白色テロが横行していた50年代、許さんは政治的な読書会に参加したことで逮捕されていた。投獄され、拷問に耐えきれ [続きを読む]
  • ポップ・アイ
  • 東京国際映画祭が始まっているどころか終わりかけてますが、今年は私が切羽詰まってるうえに日程があわず4本だけ。しかもそのうち3本は1日で観た。今月もバタバタしてるので、ざっくりとした感想だけ残しとく。どれも公開されますように!『ポップ・アイ(Pop Aye)』監督:カーステン・タン仕事も家庭もうまくいかなくなってしまった冴えない中年の建築家。ある日、バンコクの路上で、幼い頃に仲良しだった象のポパイを見つけ [続きを読む]
  • 補足:They Were Like Family to Me とブルーノ・シュルツ
  • 8月にホロコーストをテーマにした短編集を紹介したんですけど、その中の「In the Land of Armadillos」という話に関する補足(「In the Land of Armadillos」のネタバレにも通じるので注意)。「In the Land of Armadillos」は、SSの将校がユダヤ人の絵本作家に子供部屋の壁画を描かせる話です。人を殺すことをなんとも思わない冷血な将校が、人生に絶望している絵本作家と会話を交わすうちに、どういうわけだか絵本作家に生きる [続きを読む]
  • アゲハようちえん2017越冬組とおまけの存在
  • 今年のアゲハは夏ミカンの鉢から回収したのが遅くて、5匹育てたうちの2匹がおなくなりになり、3匹ほどが越冬中です。夏ミカンの鉢に幼虫がいるのを確認してから数日ほど油断していると、姿が消えてるんだけど、鳥が食べてるのかな。目ざといな。さて、庭の鉢植えから回収したガチャピンが蛹になったんですけどね、なんか様子がおかしい。以前、アオムシコバチに寄生された蛹について観察した結果を報告しました。この時、寄生さ [続きを読む]
  • 4 3 2 1
  • ブッカー賞ショートリストに残ったオースターの広辞苑並みに厚い小説を読みました。ただし、じつは「not my cup of tea」で、私は選ばれし読者ではなかった。『4 3 2 1』Paul Auster著、Henry Holt and Co大西洋をこえて20世紀最初の日にエリス島に到着したユダヤ人のレズニコフ氏は、アメリカで新生活を始めるにあたり、ユダヤ名は捨ててこれからはアメリカ人っぽい名前を名のったほうがいいぞ、そうだな「ロックフェラー」にしろ [続きを読む]
  • エイリアン: コヴェナント
  • 『プロメテウス』の続編で『エイリアン』の前日譚。前作『プロメテウス』の謎が解決……したのか、よくわからないけど、新たな疑問が生まれた。とりあえず、創造主に反発した悪魔のエデンみたいな話だったなーと思いきや、仮タイトルが『Paradise Lost』だったときいて納得。『エイリアン: コヴェナント(Alien: Covenant)』監督:リドリー・スコット『プロメテウス』の一件から十数年後、ノアの箱船みたいな宇宙船コヴェナント号 [続きを読む]
  • チャドクガとの戦い完結編:たぶん、ほとんど、さようなら
  • 今年の8月の東京は、お盆休みのあたりで雨ばかり降っていて、残暑もさほど厳しくなかった気がしますが、天候って昆虫界にどの程度影響を与えるんだろ。とりあえず、今年はまだヒロヘリアオイラガに刺されてません! (しかし去年刺されたのは10月頭なのでまだ気が抜けない)そして、毛虫といえばチャドクガと長年にわたって戦い続けてきた我が家ですが、ついに! 戦いは、ほぼ終結しました!おもえば苦節十五年以上、長い長い戦い [続きを読む]
  • The Twelve Lives of Samuel Hawley
  • アクション&バイオレンス+クライム・サスペンス+謎の死にまつわるミステリー+父と娘のロードトリップ+ティーンの少年少女のロマンス+少女の成長物語……という、もりだくさんの1冊です。「タランティーノのようなひねりの効いたプロット」という紹介文もどこかで読んだ気がする。それも一理あるかも。ページターナーで面白かった。『The Twelve Lives of Samuel Hawley』Hannah Tinti著、Dial Pressいい意味で予想を裏切る [続きを読む]
  • Days without End
  • 2016年コスタ賞大賞受賞作で、今年のブッカー賞ロングリスト入り。今年はけっこうブッカー賞リストの本を読んでいる……ような気がする。この本、なかなかよかったです。『Days without End』Sebastian Barry著、Viking19世紀半ば大飢饉に襲われたアイルランドから、カナダ経由でアメリカへ渡った17歳の Thomas McNultyが主人公。ゴールドラッシュからインディアン戦争、そして南北戦争のアメリカを生きたトーマスの半生を描いた話 [続きを読む]
  • News of the World
  • ちょうどテキサスが舞台の本の感想書こうとしていたら、ハリケーン・ハービーのせいでテキサスが大変なことに。今日、ヒューストン近郊の友人が「ようやく太陽が出た!」と喜んでいるので、このまま天気のよい日が続きますように。テキサスが舞台の本は、これです。『News of the World』Paulette Jiles著、William Morrow南北戦争後のテキサス。退役軍人の老人Captain Kiddは、テキサス北部の町をまわって人々にニュースを読み聞 [続きを読む]
  • They Were Like Family to Me
  • 第二次世界大戦中のドイツ占領下のポーランドが舞台の、ホロコーストをテーマにしたマジックリアリズムな連作短編集。これがすごく、すごくよかった。じつは去年から気になってたのになんとなく読むのを躊躇してたけど、早く読めばよかった。『They Were Like Family to Me』Helen Maryles Shankman著、Scribner最初は『In the Land of Armadillos』というタイトル(右の表紙)で出版された本。全部で8つの話を収録。ユダヤ人の絵 [続きを読む]
  • 普通の人びと―ホロコーストと第101警察予備大隊
  • 『コール・オブ・ヒーローズ』の感想でふれた本で、今のところ絶版みたいだけど、読み継がれるべき1冊。文庫化するか電子版を出すかしてほしい。「普通のドイツ人が、いかにして史上稀な大量殺戮者に変身したのか」を膨大な史料に丹念にあたって浮き彫りにした本。ちなみにここでの「普通の人びと」は男性ですが、「普通の女性」のケースについては『ヒトラーの娘たち――ホロコーストに加担したドイツ女性』(ウェンディ・ロワー [続きを読む]
  • Himself
  • なんだかどう評価していいのかよくわからなかった本だけど、時間が経ってから、いくつかの場面や登場人物たちのことを懐かしく思い出すので、思ったよりも良い本だったのかも。『Himself』Jess Kidd著、Canongate Books表紙はUK版とUS版の2種類。私はUK版が好き。アイルランド。1950年、赤ん坊を連れた少女が森で殺される。そして1976年、Mohonyという26歳の青年がMulderrigの小さな村にやってきた。彼は赤ん坊の頃に自分を捨てた [続きを読む]
  • Man V. Nature:シュールでダークで居心地が悪くなる短編集
  • シュールでダークで居心地が悪くなる話が12編詰まった短編集。夏のビーチでの読書にはあんまり向かない。夜に読むのはおすすめ。『Man V. Nature』Diane Cook著、Harper表題作は、魚釣りに行ったはずがなぜかゴムボートで漂流するはめになった三人の男性の話。幼い頃から仲良しの三人組と思いきや実際は……という事実が漂流中に徐々に明らかになっていって、なんともいたたまれない心持ちに。配偶者を亡くした者は新しいパート [続きを読む]
  • 入院して手術して退院しました!
  • Twitterでは言いましたが、いつかそのうちやるやると長らく先延ばしにした手術をついにやった!ので、1週間くらい入院してまして、先週退院しました。やたらカラフルな流動食。手術前に流動食で心底よかった、という事案ものちに発生する。術後翌日は全身麻酔の影響が強く出て「拷問か……」って感じだったけど、2日目からは劇的に調子がよくなった。最近の医学、すごい(今回は腹腔鏡手術でした)。まだ家で安静にしてないとい [続きを読む]
  • 大航海時代の日本人奴隷
  • 最近読んだなかでとても面白くて、おすすめの本がこちら。『大航海時代の日本人奴隷』ルシオ・デ・ソウザ、岡 美穂子著、中央公論新社 わくわくするので、出版社の紹介文をまず読んでみて。戦国時代の日本には奴隷とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していた。メキシコに渡った3人の日本人奴隷を語る異端審問記録。もう一つの大航海時代史が立ち現れる。16世紀から17世紀にかけて、奴隷として海外に連れ出され [続きを読む]
  • 新宿区立新宿歴史博物館
  • あまりに暑くてすっかりご無沙汰していました。この気候でオリンピック大丈夫なのかな。東京都民としては大丈夫じゃないと思うんですけど。さて。まだ涼しかった6月、新宿歴史博物館について近いうちに書く!といって放置していたわけですが、忘れてませんよ! さあ、この夏休み、みなさんも近くを通りかかったらぜひお立ち寄りください!新宿区立新宿歴史博物館(サイト)東京都新宿区三栄町22 TEL:03-3359-2131開館時間:9:3 [続きを読む]
  • コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝(危城)
  • 田舎の町に流れ者がやってきて、正義と悪の戦いに加勢して、そしてまたどこぞへ去っていくという西部劇のような話で、アクション含め本当によかった。悪が超怖くて泣きそうだったし、まっすぐな正義の人たちの戦いっぷりも泣ける……!『コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝(危城)』監督:ベニー・チャン/陳木勝1914年、内戦下の中国。流れ者のマー(エディ・ポン/彭于晏)は、自警団が守りを固めている小さな村にたどり着く。平和 [続きを読む]