namoamidabutsu18 さん プロフィール

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namoamidabutsu18 さん: 京都生まれの気ままな遁世僧、今様つれづれ草
ハンドル名namoamidabutsu18 さん
ブログタイトル京都生まれの気ままな遁世僧、今様つれづれ草
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/namoamidabutsu18
サイト紹介文京都、仏教etc、拙き日暮らしを駄文に写真を添えて書き記しておく、我が備忘録。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供62回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2007/04/28 03:23

namoamidabutsu18 さんのブログ記事

  • 知影著『魚山余響』を読む。 −32−
  •   一、慈覚大師入唐して聲明を伝来す、これ吾朝聲明の始めなり元享釈書曰(いわく)    慈覚大師之遊赤県也 周施十師之間旁伝此業(聲明業なり)    十師者慈覚伝に宗叡 全雅 志遠 元政 義真 法全 宝月 宗頴(やう)帷謹 侃阿闍梨と 此十師の内誰に従て聲明業を相承せらるゝやしりがたし    魚山の説には法全より伝ふときこえたり 何の書に出でたるや     末考この頃地蔵菩薩深秘本迹漢和令典といへる書 [続きを読む]
  • 湖秋寒景。−柳が崎にて−
  • 秋の肌寒さが身に染みる。朝から曇り空で時雨れたりする天候だったが、湖北の方は日が差しているようだった。柳が崎の湖岸から見える夕暮れの空は、とても幻想的だった。琵琶湖が厳しい表情を見せる季節の到来である………。 【関連記事】■中秋の名月。−柳が崎湖畔秋景−■柳が崎湖畔初秋。■南志賀田園風景。■南志賀初秋。■霧の冬至…。■写真■以上、滋賀県大津市柳が崎周辺にて、2017年10月13日撮影。 [続きを読む]
  • 知影著『魚山余響』を読む。 −31−
  •   一、魚山僧衆公請に応ずるは鹿苑院義満公の執奏なり    よろづの御法といへる書にみゆ       この書魚山の秘蔵なり    余知観僧正より借覧模写す    后花園院御十三回忌御追福のことをも(っ)ぱら記(しる)せり  一、魚山之御法といへる写本あり    梶井堯胤親王の御作なり    后花園院御七回忌のとき魚山にて御懺法講を修せらるることを記せり  一、魚山の住侶みな昇進して極官にいたる、  [続きを読む]
  • 知影著『魚山余響』を読む。 −30−
  •    一、法則は表白のことなり     墨譜 式に似て又一体あるものなり     寝食両廃せざれば其妙を極めがたし   一、魚山の僧房 古は四十九院あり今はたゞ八院のこれり     宝泉院理覚院普賢院実光院これ勝林院なり        善逝院遮那院蓮成院南之房これ来迎院なり                                                 光隆寺知影『魚山余響』法要儀 [続きを読む]
  • 中秋の名月。−柳が崎湖畔秋景−
  • 一昨夜眺めた、琵琶湖の東に浮かぶ中秋の名月。実際は明日が満月なのだという。明日は天気予報によれば雨がふるようだ。一足早く美しい月を眺められたような、ささやかなる幸福感を思う。それにしても浜大津の方向を見ると、湖岸は埋め立てられてマンションが林立している。これを無常というのだろう。しかし湖北の方に視点を変えれば、やはり昔日のままの琵琶湖が展開している。柳が崎の琵琶湖畔に立つと、心癒やされるものである [続きを読む]
  • 知影著『魚山余響』を読む。 −29−
  •   一、阿弥陀講式といへる一巻あり、    青連院宮梶井宮にも御所蔵ありと云々、    永観律師の作と申伝へたり この式古来墨譜なし    今の青蓮院一品尊真親王墨譜を知観僧正に命じたまう    僧正に命じて初二段の草案なるそのまゝ年月を経て果さず    近ごろ(文化7年庚午)親王の内命にても承られたるや    上乗院大僧都よりしきりに僧正へ乞求られ 僧正法務多によりて余に墨譜を施すべきよし [続きを読む]
  • 『引聲念佛入衆相承血詠之譜』。
  • 去る7月25日、左京神楽岡の名刹・鈴聲山真正極楽寺(← )こと真如堂にて、年に1日だけ法宝物の一切を開帳する「虫干し」に参内した。真如堂は女人往生に霊験ありと、往古より貴賤を問わず京洛の女性から信仰を集めた阿弥陀如来を本尊とする。真如堂こそは、我々浄土系聲明を学ぶ者にとって聖地の1つといわねばなるまい。即ち、鈴山流『引聲阿弥陀経(引聲念仏)』を伝承する唯一無二の天台宗寺院である。最近知り合う縁 [続きを読む]
  • 大阪環状線の103系。
  • 【上】クハ103-62。天王寺駅にて、1982年9月26日撮影。当時、既に冷房化など近代化改造が進む中で、冷房なしヘッドライト1灯の原形を保っていた車輌。【下】クハ103-800。環状線福島駅にて、1980年5月11日撮影。大阪環状線に投入された103系の最終増備車で、新製されて営業運転に入った直後のシーン。10月3日を以て、大阪環状線からオレンジ色の103系電車が引退した。型式番号にちなんで、この日の引退となったという。聞けば103 [続きを読む]
  • 【INDEX No.114】 アーカイブスガイド
  • ■かつての旧国鉄・交直流カラーに復元された455系電車。北陸本線近江塩津にて、2006年9月26日撮影。■   ■巻頭言 『折々のことば』  …(ランダム更新)法要儀式の時、導師が本尊に対して法要の趣旨を述べるところがある。これを「表白(ひょうびゃく)」とか「法則(ほっそく)」という。彌陀世尊 慈悲護念の春の庭には超世の本願を建立して念佛一行を与へて現生正定聚の利益を施し臨終の秋の窓には?得往生の妙果を證し [続きを読む]
  • 伊香立曼珠沙華寂秋。
  • 比叡山の北東、伊香立にも彼岸花が咲き始めた。彼岸花は、この毒々しい赤色をして好き嫌いが分かれるようだが、私は却って冴えわたる色合いが好きである。もっとも、哀しきかなこの花は毒花でもあるので、仏前には供えられない花ではあるが……。しかし、彼岸の入りを解ったように咲き始めるこの花に、私はある種の非現実性を感じたりしている。いうなれば、不思議な花なのである。背後の高嶺は、比良山系である。私が大好きな風景 [続きを読む]
  • 鷲峰山金胎寺。
  • 久しく国道307号を走る。この国道は東近江から信楽、宇治田原を経て、大阪の枚方へ至るルートである。学生時代以来かも知れない。免許取り立てのあの頃、トヨタのオンボロ車であちこち走り回ったが、カーナビもない時代で、助手席に国土地理院の地図を広げて道に迷いながら走ったものである。307号を宇治田原へ向いて走っていると、鷲峰山金胎寺への標識が出ていた。私は何かに招き入れられるように、国道から標識が指し示す林道へ [続きを読む]
  • トンネルの先に…。−MIHO-Museum−
  • 長いトンネルの先にある光明………。 MIHO-Museum「開館20周年記念特別展 ─桃源郷はここ─」の内覧会へ行った。美術館のゲートから本館までは数百メートル離れていて、その間に山が1つある。そこをトンネルで貫いていて、電気自動車のシャトル便が走っている。別に歩いて行くのも自由である。私は歩いて本館まで行くことにした。ゆっくり歩いて10分かかるかかからないかの距離である。目当てにしていた平安時代の名画 [続きを読む]
  • 近江舞子晩夏。
  • 名残の夏に………。稲垣潤一が四半世紀以上前にリリースしたアルバムの中に、『夏が消えて行く』という歌がある。大好きな歌である。私の中では、近江舞子のイメージとすごく重なる歌である。人生に立ち止まりたくなる時、ここたたずむと癒やされる。心の中に染み透るような琵琶湖の風景がここにはある………。 ここへ来ていちばん癒やされているのは父親なのだと思うが、老境の父親は過去のことばかりが去来する日々のようだ。近 [続きを読む]
  • 琵琶湖・水ヶ浜初秋。
  • 琵琶湖の風光を眺めていると、つくづく自身が如何に小さなことに縛られ翻弄されているかを考えさせられる。しかしこの身が在る限りは、そうした些末的な思考からは逃れられないものである。再び長命寺の北、水が浜を訪れた。9月になって、吹く風が涼しくなった。琵琶湖も強い波が立って初秋の様相である。ざわめく波に、我が心を見るようだ。心静かにありたいと思いながらも、そのようには行かない。しかし波立つ湖面の向こうにそ [続きを読む]
  • 弟子ということ。
  • 去る8月24日、老師僧のもとへ参内し、『引聲阿弥陀経』の御指南を受けた。老師僧は91歳になられるも矍鑠(かくしゃく)たられ、師僧らや私が唱える声に耳を澄ませてお聴きになり、いろいろ御指導下さった。老師僧は、我が宗門の僧侶ながら、天台聲明の大家である魚山聲明業阿闍梨・中山玄雄大僧正の内弟子として32年間師事されたという。月1回とはいえ、御自坊へお邪魔して間近に老師僧の教えを乞えば、やはり参内して良かったと [続きを読む]
  • 南志賀田園風景。
  • 稲が植えられて間もない頃の水田は、美しい水鏡である。2017年7月1日撮影。8月もあっという間に過ぎ去った。気が付けば、稲穂もすっかり垂れている。田んぼをわたる風が、とても涼しくて心地よい………。大津京駅へ17時20分に着く京都行き普通電車が、2分ほど遅れて急ぎ足で通過して行った。かつての新快速に活躍した117系も、グリーン1色に衣替えして地味になった。水田だった田んぼも、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」である [続きを読む]
  • 初秋雄松崎湖景。
  • 気が付けば夏も終わりつつある……。この季節が巡り来ると思い出す風景である。私が両親に連れられて、ここへ来るようになったのは2歳の頃である。その時から私の記憶は鮮明である。浜辺の様相は、あの頃とほとんど変わりない。雄松崎の西側に広がる小松沼は、護岸工事が施されて変貌したが、背後の比良山の山並みもそのままである……。この風景を眺めていると、人生の悲喜交々も全て浄化されるような気がする。ある種の錯覚に過 [続きを読む]
  • 2017年、第22回「ファインド・アイ 現代・文人光画展」。
  • 今年も愚作を世に問う。「ファインド・アイ 現代・文人光画展」が終わると、夏が過ぎ行くことを思う…。早いもので第22回を数えることとなった。今回は今までとは異なる思いで、11年ぶりとなろうか、自らの学びの世界を写真に表現した次第である。即ち、『聲明(しょうみょう)の風景』というタイトルで組写真を出した。  ■聲明の風景聲明とは、サンスクリット語 “śabda-vidyā”を漢訳した言葉である。“śabda” は音声や言語 [続きを読む]
  • 東大寺二月堂界隈。
  • 小学校低学年の時、水木しげるの妖怪本とともに『地獄大図鑑』(立風書房刊)を後生大事に所持していた。仏教における八大地獄は元より、古代エジプトからキリスト教に至る世界宗教の地獄が、恐ろしい挿絵とともに網羅されていた。私はそれを読んでは恐れおののき、小学生レベルながら「諸悪莫作 諸善奉行 自浄其意 是諸仏教」とばかり、地蔵盆にはしっかり参加し(レクレーションにつられていたのは言うまでもない・笑)、墓参 [続きを読む]
  • 鴨川夕景。−四条大橋送り火遠望−
  • 盂蘭盆会結願の日の夕暮れ。江戸中期、天明年間に発刊された『都名所図会』巻三「平安城」(← )に、「四條河原夕涼之躰(しじょうがわらゆうすずみのてい)」と題する項がある。江戸時代の鴨川には中洲があったようで、旧暦6月7日から18日まで屋台が並んだようだ。そして絵図には、鴨川の両岸に床(ゆか)が設えられていた様子も描かれている。従兄弟会へ行く途中、四条大橋の北側を見ると、夕焼け空が大変美しかった。 [続きを読む]
  • 長命寺湖岸夏景。−近江八幡・水ヶ浜−
  • 一昨日から入院していた父親が退院した。迎えに行ったら父親は近江八幡の「でっち羊羮」が食べたいと言い、そのまま久しく近江八幡まで足を延ばした。琵琶湖の東岸を行く、さざなみ街道を北上する。ほんの少しの間、八幡堀を歩いてみた。しばしば時代劇のロケに使われる場所である。観光スポットとしての面目を一新してか、電柱や送電線も撤去されて、景観がすっきりしていた。帰路、長命寺に近い沖島の対岸、水ヶ浜のカフェテラス [続きを読む]
  • 祇園御霊会前祭・山鉾巡行。
  • 祇園御霊会前祭、山鉾巡行を新町通六角下ルで見た。巡行が前祭と後祭とに分離復活してから、17日に見るのは初めてである。新町通は一方通行の狭い通りなので、眼前を山鉾が通り過ぎて行くのが圧巻である。特に広い御池通から新町通へ直角に曲がる「辻回し」では、車方の勘と技量が問われる。前祭巡行の先頭を行く「くじ取らず」の長刀鉾が、囃子を響かせながら新町通を南下して行った………。祇園囃子の音色が四条界隈に響き始める [続きを読む]
  • 「八句念仏」。
  • ▲魚山に秘蔵される、『聲明帖』に見える「八句念仏」。旋律型の表記が、現行の西本願寺のものとは、ところどころ異なるのはいうまでもない。数年前のことであるが、魚山の師僧の許へ参内した折、『六巻帖』の書写本を見せて頂いたことがあった。この書写本は、幕末から明治にかけての魚山聲明の達者、深達師が書き写した聲明帖であったと記憶している。この中に「八句念仏」と呼ばれる音曲が収められていた。「八句念仏」は西本願 [続きを読む]
  • 下阪本湖景。
  • 7月となった。いよいよ梅雨も末期に近付きつつあろうが、6月後半から雨空が続くようになった。そして蒸し暑い。夏の暑さに耐えかねる齢に差し掛かってはいるが、夏は春ほどに嫌いではない。しかし袈裟衣を着るのが、億劫でならない季節ではある。 京都の街中には、祇園囃子が鳴り響き始める頃だ。夏は何故か、幼少の頃の色んな記憶が去来する。全てが遠い過去の出来事である。気が付けば母親という存在も、過去のものとなった。 [続きを読む]
  • 知影著『魚山余響』を読む。 −28−
  •  一、六道講式は恵心の御作と申伝へたり、   余案ずるに「極重悪人」の引文あり、   恐くは恵心の御作には非ざるべし、   墨譜まことに妙々といひつべし、   全て式の墨譜みなこれによるものなるべし、   本山毎月二十八日の式のよみ方は式のふしにてはなし、   別に子細あることならん、   御正忌逮夜、御門主拝読し玉ふはかせを三重の式と名(なづ)く、   是式のふしにして六道講式のはかせをとりたる [続きを読む]