TKL さん プロフィール

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TKLさん: TKL☆スバラシネマ
ハンドル名TKL さん
ブログタイトルTKL☆スバラシネマ
ブログURLhttp://yaplog.jp/awoi-sekai/
サイト紹介文今年観た映画の中から“ボーダレス”でえらび抜く“ひとり”映画祭☆
自由文新作映画から古典映画のDVD鑑賞、BS放送鑑賞まで古今東西あらゆるジャンルの映画を観ています。
「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
年間100本の鑑賞を目標にこれからも映画を観続けます!
年末には、一年の総決算として一人映画祭「スバラシネマAWARDS」を開催しています☆
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供100回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2007/05/06 12:45

TKL さんのブログ記事

  • 「エイリアン:コヴェナント」<8点>
  • 創造主によって創られた人類が、新たな創造主となりアンドロイドを創った。優秀なアンドロイドは、創造主に対して屈折した憧れと自らの存在に対するジレンマをこじらせる。アンドロイドは、ある意味“対”の存在とも言える「生命体」と邂逅したことで、抱え続けてきたジレンマを解き放ち、彼もまた創造主になろうとする。それは、見紛うことなき創造主に対する“レイプ”。ああ、なんて禍々しい。前作「プロメテウス」は、「エイリ [続きを読む]
  • 「アウトレイジ 最終章」<9点>
  • 「全員悪人」と銘打たれた第一作目から7年。渾身の最終章。許されざる者たちの鬩ぎ合いの様は、恐ろしさを遥かに通り過ぎ、愚かさを通り過ぎ、滑稽さをも通り過ぎ、もはや「悲哀」に溢れている。どんなに息巻き、意地と欲望渦巻く勢力争いを繰り広げたとて、彼らが辿り着く先はただ一つ。生きるも地獄、死ぬも地獄。そんな真理を知ってか知らずか、この映画に登場する悪人たちの眼には、諦観にも似た虚無感が漂っていた。この映画 [続きを読む]
  • 「ムーンライト」<7点>
  • 第89回アカデミー賞を例のドタバタの中で勝ち獲った本作。先ず何と言っても、ポスターのビジュアルデザインが秀逸だと思う。一寸、一人の男の表情を色彩を変えた切り込みを入れて写しているように見えるが、よく見ると3人の男の別々の表情がモンタージュされて一つの表情が構成されていることが分かる。この映画が、一人の男の人生を年代別に描き出す構成であることを示すと共に、各年代の人生の連なりが一人の男の人格を形成して [続きを読む]
  • 「複製された男」<6点>
  • “いかにも”な邦題を踏まえて、「フィリップ・K・ディックもどきのクローンものなのだろう」と認識し、サクッと観てさっさと寝るつもりだったのだが……。何なんだ、これは?何を見せられたのか?時折挟み込まれる不可解なカットに困惑を残しつつ、それら困惑の極みとも言える“ラストカット”を目の当たりにして、思考が停止した。まったくもって変な映画だった。完成度の是非は別にして、そのことは間違いない。邦題による“ミ [続きを読む]
  • 「華麗なる晩餐」<6点>
  • とどまることのない人間の欲望のおぞましさと滑稽さ。どこまで落ちても着地を許さない。その実態が怖い。「next floor !」と、あくまでも淡々と料理を提供し続ける給仕の、無表情に見えて絶妙な冷笑を携え続ける視線が印象的。12分の短い映像世界の中で、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作家性が強烈に焼き付いている。「華麗なる晩餐 Next Floor」2008年【カナダ】鑑賞環境:VOD(U-NEXT・字幕)評価:6点 [続きを読む]
  • 「三度目の殺人」<7点>
  • 硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。ラストカット、彼は一人十字路に立ちたたずむ。果たして、どの路を進むべきなのか。答えの見えない葛藤に途方に暮れるかのように。映画が終幕し、主人公と同様に映画館のシートでし [続きを読む]
  • 「ダンケルク」<9点>
  • 耳をつんざく爆撃音、ぶつかり合う鉄の質感、あらゆるものが燃え焦げついた臭いが漂ってくるようなリアルな空気感。映画が始まったその瞬間から、「戦場」に放り込まれる。凄い。と、冒頭から思わず感嘆をもらさずにはいられなかった。これほどまでに、最初から最後まで“IMAX”で観ることの価値を感じ続けた映画は記憶にない。この「体感」は極めて意義深い。第二次世界大戦初期、ドイツ軍に包囲された連合軍は、フランスはダンケ [続きを読む]
  • 「エル ELLE」<9点>
  • あまりにセンセーショナルなオープニングが、この映画のすべてを物語り、そこから始まるさらなる衝撃を暗示している。白昼、自宅にてレイプ被害に遭った主人公ミシェルは、只々冷静に、荒らされた室内を片付け、風呂に入り、“寿司”の出前をとる。そして平然と、来訪予定だった息子を笑顔で招き入れる。冒頭から観客は、「?」に埋め尽くされる。(“ホリデー巻”って何なんだ?)劇薬的なストーリーが進むにつれ、「?」の数々は [続きを読む]
  • 「ブラックブック」<10点>
  • 第二次世界大戦末期。「戦争」の只中で、人間の善悪の境界を渡り歩く一人の女。絶望と、虚無と、断末魔を幾重にも折り重ねて辿り着いた彼岸で、彼女は何を思ったのか。「苦しみに終わりはないの?」終盤、主人公はそう言い放ち、それまでの人生で最大の絶望に覆われ、慟哭する。その後に展開される更なる絶望と残酷のつるべうちが凄まじい。裏切り、恥辱、怨み、復讐、そして新たな争乱……。それは、主人公の“クエッション”に対 [続きを読む]
  • 「BLAME!」<6点>
  • 原作版「風の谷のナウシカ」を崇拝するという共通項を持った古い友人が、最も影響を受けた漫画として教えてくれたのが、今作の原作である弐瓶勉の「BLAME!」だった。そこまで言うならば是非読んでみようと思っていた矢先、この映画化作品がNetflixオリジナル作品として配信されていることを知り、原作未読のまま鑑賞に至った。成る程、友人が好むのはよく分かる。物語の世界観は、超ハードSFアクション版「風の谷のナウシカ」とい [続きを読む]
  • 「ヒットマンズ・ボディガード」<7点>
  • “ニック・フューリー×デッドプール”のコンビによる殺しまくり、喋りまくりの暴走ロードムービーとくりゃ、そりゃあエキサイティングに決まっている。ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンの主演コンビが、それぞれ世界屈指のボディガードとヒットマンに扮し、激しすぎる珍道中を繰り広げる。職業柄の積もり積もった因縁を抱えた二人が、運命を共にするというプロットはありがちなネタではあるけれど、ノリに乗って [続きを読む]
  • 「ザ・コンサルタント」<9点>
  • オモテとウラの世界に通じる“天才会計士”で、元軍人の“凄腕の殺し屋”で、“高機能自閉症”の男。いわゆる“ジャンル映画”だとはいえ、あまりにも強引で荒唐無稽なキャラクター設定過ぎるのではないかと所感を抱いたことは否めない。そしてそれを演じるのはベン・アフレック。多くの映画ファンにとって、このハリウッドスターが“信頼”に足る「映画人」であることは、もはや周知の事実ではあるが、それでも尚、得体の知れない [続きを読む]
  • 「失われた週末」<7点>
  • アルコール依存症の男が、“酒”を求めて彷徨い歩く。詰まるところ、ただそれだけの映画ではある。がしかし、そこには「依存性」の恐ろしさを初めて映画全編に表し、描ききった映画史的な価値と、男が“酒を飲めるか、飲めないか”という至極シンプルな焦点のみで、サスペンスとして成立させてみせた巨匠ビリー・ワイルダーの手腕が冴え渡っている。今でこそ、「アルコール依存症」という言葉自体があまりにも一般的な言葉となり、 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」
  • 9月1日のレイトショーで、最新作のアニメリメイク版を観た。映画づくり自体に対する志の低さと価値観の相容れなさが際立ち、全く受け入れることが出来なかった。帰路、夏が終わった翌日の冷ややかな空気が、体と心にしみた。あの二十数年前の、奥菜恵が忍び込んだプールの消えた水平線の光が、遠く懐かしくて仕方なかった。そして、その足でTSUTAYAに直行したのだけれど、残念ながら訪れた店舗にはこのオリジナル版の在庫すらなく [続きを読む]
  • 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017)」<3点>
  • 冒頭から精細なアニメーションが映し出される。空と海に囲まれた風景が、キャラクターたちの表情が、眩いばかりにキラキラして、美しい。だがしかし、なんだかとっても、“嘘くさい”。その漂ってくる“臭い”が、まさしく鼻について、本来あるはずのエモーションの圧倒的物足りなさに直結していることは明らかだった。岩井俊二の20年来のファンである。その崇拝する映画監督の“出発点”とも言える伝説的なテレビ映画の傑作が、二 [続きを読む]
  • 「ワンダーウーマン」<9点>
  • 時代を超越した特異なコスチュームを纏った唯一無二の女戦士が、死屍累々の無人地帯“ノーマンズランド”を、単身で突き進む。この映画における数々のアクションシーンの中でも、白眉の場面である。その場面を目の当たりにした瞬間の高揚感のみで、このヒーロー映画の価値は揺るがないとすら思える。一方で、繰り広げられるストーリーにはムラが多く、呆れるくらいに大味である。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「僕らはみんな生きている」
  • くたくたに疲れた出張帰りの機内で、ひっさしぶりにこの映画を観た。バブル期の日本映画独特の滑稽な欺瞞に溢れてはいるのだけれど、無性に胸に迫るものがあった。曲がりなりにも“日本のサラリーマン”を10年続けてきて、彼らの悲哀としぶとさが身に染みる。真田広之、山崎努、岸部一徳、嶋田久作という存在感たっぷりの4人の演者が、海外赴任のサラリーマンのある種の軽薄さと狡猾さと哀愁を体現している。4人が織りなす文字通り [続きを読む]
  • 「ベイビー・ドライバー」<8点>
  • 無垢な暴走の果てに“BABY”が辿り着いた場所は、天国か地獄か。この映画は、純真故に「犯罪」という名の道なき道を走らざるを得なかった男の「贖罪」の物語である。主人公は少年のような風貌の若き“getaway driver(逃し屋)”。子供の頃の事故により始終耳鳴りが鳴り止まない彼は、音楽でそれを掻き消した時のみ天才ドライバーに変貌する。彼の聴く音楽が全編に渡って映画世界を彩り、すべての音という音が音楽に支配される。エ [続きを読む]
  • 「スパイダーマン:ホームカミング」<8点>
  • 新しいスパイダーマン=MCU+学園モノ!今作は、アベンジャーズの世界観に降り立った“15歳”の“新スパイディ”の立ち位置を、絶妙なバランス感覚で成立させている。三度リブートされた新スパイディは、過去2シリーズのどのスパイディよりも若く、故に最も未成熟だ。「ハイティーン」と言うよりも、きっぱりと「子供」と言ってしまっていいだろう。だからこそ、軽快で、楽しい。アイアンマンとキャプテンによる悲壮な“殴り合い” [続きを読む]
  • 「黒の奔流」<6点>
  • 鑑賞後に原作が松本清張であることを知った。「清張っぽくないな」などというと、いかにも文学通のようだが、恥ずかしながら実際に松本清張の小説を読んだことは一度もない。映画やドラマの映像化作品の印象に過ぎないが、松本清張の原作にしては、物語としての独特の“重さ”のようなものは感じなかった。ただし、それが即ち映画として面白くなかったというわけではなく、いたずらに重々しくない軽薄さみたいなものが映画全体を包 [続きを読む]
  • 「ザ・マミー/呪われた砂漠の女王」<5点>
  • 御年55歳の稀代のハリウッドスターが、相も変わらず“年不相応”な肉体とアクションをこれでもかと見せつける。“彼”の映画愛と自己愛が常軌を逸しはじめて久しいが(褒めている)、今作でもその部分においては、世界の映画ファンの満足に足るパフォーマンスを見せてくれていると思う。詰まるところ、“トム・クルーズ”の仕上がり具合は、近年の傑作・快作と比較しても決して不足のない状態だったことは間違いない。ただし、最新 [続きを読む]