荻野誠人 さん プロフィール

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荻野誠人さん: 思索の木蔭
ハンドル名荻野誠人 さん
ブログタイトル思索の木蔭
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/kokoro_no_fukei/
サイト紹介文心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供67回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2007/05/16 07:48

荻野誠人 さんのブログ記事

  • 誤解を越える
  •  昔々、大昔、成人対象の養成機関で働いていた頃。そこでは一つのクラスを数人の教員が担当していて、連絡ノートを書いて引き継ぎをしていました。  あるとき私の授業を引き継いだA先生の文章を読むと、私が、周りのひんしゅくを買うような指示を生徒に出したと書いてあります。私は仰天しました。おそらくA先生のかんちがいでしょう。念のため学習者に確かめると、やはりそんな指示は聞いていないということでした。 連絡ノ [続きを読む]
  • お年寄りの手を引く
  •  ある国道の横断歩道の信号が青に変わったのを、少し離れたところから見て、急ぎ足でそこにたどり着いて渡り始めました。おぼつかない足取りの女性を追い抜きざまに見ると、右手で白い杖をついた、薄青いサングラスの、相当高齢のお年寄り。とても渡りきれるとは思えません。ここの信号は直ぐに赤になってしまうんです。音楽も流れません。 「このまま行きますか」と声をかけてはみましたが、あとで考えると、聞こえたかどうか。 [続きを読む]
  • さよなら、非常用持ち出し袋
  •  「非常用持ち出し袋」というリュックサックがあります。私の家にあったのは銀色の小さなやつでした。長年隅っこの方にあって、ほこりをかぶっていただけではなく、何の素材で出来ているのか、表面がボロボロはがれるようになっていました。  ほかにもそれと同じ役目をするショッピングカートみたいなのがあるので、銀色のを捨てることにしました。  初めて中を開けますと、お菓子とタオルと現金数千円が入っていました。お菓子 [続きを読む]
  • 謹賀新年
  •  明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。  昨年は色々なご感想やご意見、そしてバナーの を誠にありがとうございました。皆さんの声は、私を明るい気持ちにしてくれます。 ブログにはできる限りよい文章をお届けしたいと思いますので、これからも何とぞご支援、よろしくお願いします。また新しい出会いがあることを期待します。 それでは2019年が皆さんにとってよい年となりますよう [続きを読む]
  • 古くて幸せな記憶
  •  6歳以前の話。  私は親に『世界の寓話』という本を買ってもらいました。  詳しい状況は忘れましたが、しばらくして、出先でその本の題名について、母と言い争いになりました。私は「ぐうわ」だと言い張り、母は「そんなのない。童話でしょ」と譲りません。とうとう「もしお前が合ってたら、チョコレート買ってあげる」と約束してくれたのです。 家に帰って、その本を手に取った母が「あら、ぐうわだわ」とつぶやいたのをはっ [続きを読む]
  • 罪悪感は要らない
  •  介護していた親が亡くなって、ホッとしたと吐露する人たちがいます。口には出さないけど、そう思っている人はその何倍もいるでしょう。 その中には、そう思う自分に罪悪感を感じている人もいるかと思います。ですが、罪悪感を感じる必要はありません。 介護は本当に大変であり、その負担がなくなったら、ホッとするのは自然な心の動きです。 それに、これは蛇足ですが、ホッとしたことで周囲に何か迷惑をかけているかというと [続きを読む]
  • 腰痛で思い出す
  •  ある職場。 荷物を運ぶとき、いつも手伝わないAさんという人がいました。そこで、あまりAさんのことを知らないBさんという、ちょっと短気な人がAさんに文句を言いました。するとAさんは、「ずっと腰を痛めていて、無理なので」と答えたそうです。・・・Bさんから直接聞いた話です。 「あいつ、さぼりやがって」と怒る前に、どういう理由で手伝わないんだろうと考える余裕が必要なんでしょうね。 一方Aさんも、病気のこ [続きを読む]
  • 環境のおかげ
  •  ありがたいことに、かなり長い間「いい人」として、日々を過ごしています。あくまで主観ですが。人間関係はおおむね良好ですし、人様から感謝されることもたまにあります。  その大きな理由は、私を不快にするような人が周りにいないことです。それは、運がいいからとも、かなり以前から家族も含めた人間関係が希薄になっていって、衝突など起こりようがないからともいえます。なお、不快にする人といっても、それが必ずしも悪 [続きを読む]
  • 顔なじみの生きがい
  •  顔なじみの床屋さんと散髪中に食べ物の話をしていますと、こんなことを言い出しました。自分の生きがいは、毎晩刺身をさかなに日本酒を飲むことなんだ、と。「そのために仕事してるんです」。 私は驚きました。いかにも単純明快というか、率直というか。そういう生きがいは、小説やドラマならともかく、実際には聞いたことがありませんでしたので。(ほかにも生きがいがあるのかもしれませんが)。 もちろん、これは一つの立派 [続きを読む]
  • 義務でなくても
  •  昔々、大昔、塾のバイト時代。 A先生という塾の専任職員が、新たにバイト講師の授業の割り振りを決める係になりました。 A先生は、それまで長年週4回授業を受け持っていたB先生の授業を2回に減らしました。それには塾側のやむを得ない事情もあったらしいのですが、B先生は怒ってしまいました。引き続き4回の授業を当てにしていたでしょうし、当然の反応でしょう。 しかも、いきなり結果だけを伝えたことが、怒りを余計 [続きを読む]
  • お礼しましょう
  •  実はこの2週間余り、ネットの接続が頻繁に中断してしまって、困っていました。  そこでメーカーの相談窓口にメールで相談しましたら、無線LANドライバーの再インストールを指示されました。 恐る恐るやってみましたところ、無事インストール出来、接続も安定しました。めでたしめでたし。 さて、指示してくれたAさんという人に、一言お礼を送ることにしました。こういうとき「あっちは仕事なんだから」と何もしなくても [続きを読む]
  • 残高が2割少ない・・・
  •  先日、事情で7、8年ぶりに自分の預金額を合計してみると・・・あぜん・・・。自分の思っていたよりも20%くらい少ないのです。 (^o^;) 20%って、たいしたことないように感じるかもしれませんが、私の場合、十分人生設計が狂う誤差です。  一体なぜ・・・。昔の計算(足し算だけど)が間違っていたのか。それともリフォームなどで、じわじわとお金が減っていったのか・・・。結局まだ分りません。無駄遣いはしていませ [続きを読む]
  • 信頼の性質
  •  ゴーンさんのこと・・・。  マスコミの報道が大筋で合っているという前提で書いてみます。  初めはすばらしい人だったのに、成果をあげると、人が変わっていく・・・。これは、残念ですが、本当によくある展開です。  私の身近でも起こりました。お世話になり、頼りにもしていた人だったので、その衝撃は大きかったです。  最初は猫をかぶっていただけだったのか、あるいは清廉だった心が次第に濁っていったのか・・・どちら [続きを読む]
  • お客が来ると
  •  私の家にはめったにお客さんがきません。そこで家の中は、けっこうひどい状態です。(^.^;) ところが先日地域包括支援センターの人たちが訪ねてくることに。 さあ、大変です。書類を出して話し合いをしなければならないというのに、テーブルの上はゴチャゴチャ。役所からの書類、領収書、様々な説明書、切り抜き、使えそうな広告など、捨てていいか、どこにしまったらいいか決めかねたものが堆積しているのです。おまけにほこり [続きを読む]
  • 自覚さえあれば
  •  大昔、一時上司として一緒に仕事をした社長さん。その人への陰口は「苦労してないから、人の気持ちが分らない」でした。(^◇^;) 強烈な一撃です。 こういう批判は珍しくありません。確かに苦労していないと、他人の悩み苦しみなどに対する感度は鈍いのでしょう。でも、苦労していないのは、本人の責任ではない部分もありますから、気の毒な気もします。 そこを補うのが本人の自覚なんでしょう。 「自分は苦労してないから、 [続きを読む]
  • 人の力のすごさ
  •  今回はいつもと違って、ブログ仲間の記事をご紹介します。 「 バイトを始めてから2年が経ちました 」 です。  職場で2年働くうちに変わっていった自分を振り返る、といった内容ですが、感動的とさえいえます。人の変化は私が大いに興味をもつ事柄です。  これは、作者が努力して自分を変えたというよりは、人に恵まれて変わったといった方がいいかもしれません。  作者の周囲の人たちは別に作者を変えようなどと毛筋ほども [続きを読む]
  • 理想が苦しめる
  •  「東日本大震災以降、家族の絆が何よりも尊いものであるかのように語られることも気がかりです」 そう語るのは、家族に恵まれなかったという女性漫画家です。新聞記事を読むと、大変苦労してきた人のようですが、実際に私の知る限りでも、絆どころではない家族も珍しくありませんね。 以下は私見です。 固い絆の家族が最高とされれば、どうしてもそうなれない家族の人たちの中には、自己嫌悪に陥る人も、無理な努力をする人も [続きを読む]
  • ささやかなふれあい
  •  すっかり暗くなってから帰宅しますと、街灯に照らされた門の近くにポメラニアンらしき犬を連れた近所のお年寄りの男性がいます。 「こんばんわー」と声をかけますと、他愛ない会話がしばし続きました。犬はほえていましたが。この犬は必ず私にほえるんです。 いつも犬を連れたその人は、以前から見かけてはいましたが、最初どこの人か分らず、挨拶もしませんでした。 町内会の班長をやってみると、直ぐに班内の人の多くと顔見 [続きを読む]
  • 直ぐに嫌うな
  •  どうなんでしょうね。 その人の、一つの発言だけで、「その人が嫌いになった」みたいに言い切るのは。 発言の内容にもよりますけど・・・。余りにもひどい発言なら、仕方ないかもしれませんが、「普通」程度の失言なら、それだけでその人すべてを否定したり、拒絶したりしなくてもいいと思うんですが。 それまで交流してきたんですし、ほかにいいところもあるでしょうし・・・。 それに、注意してあげれば、態度を改めること [続きを読む]
  • 「心が折れる」は使わない
  • 人によってはどうでもいい話題なんでしょうけど・・・。「心が折れる」 この表現、5年くらい前には見聞きしたことがなかったように思いますが、今やすっかり定着しました。 しかし、私はこの言い方は頂けないですね。 まず、「くじける」といった、より短い表現がいくらでもあるからです。 そして「心が折れる」ですと、まるで心が棒のようなものに思えるからです。棒では形が変わりませんね。 ご存じのように心には形があり [続きを読む]
  • ペットロスから考えると
  •  先日ペットロスについての新聞記事を読みました。それをきっかけに思ったことを書いてみます。  ペットロスとはペットを失うことで、それによって心身に、例えばうつ病のような病的な症状が起こるのだそうです。そうなってしまうのは、ペットが家族と同じ、かけがえのない愛情の対象だったからです。  それに対して無理解な人が「ペットぐらいで大げさな」「また買えばいいじゃないか」などと言ったりすることもあるらしく、打 [続きを読む]
  • 人様の家庭で役に立て
  •  近所のフリーマーケットに食器類を寄付しました。 うちにはなぜかその手の品物がたくさんありました。たぶん結婚式の引き出物やお歳暮・お中元なんだと思います。でもほとんどが一度も使ったことのないもので、何十年前のものか、箱が変色したり、角がすり切れたりしているのもありました。 私は普段使いの食器は丁寧に扱っているつもりで、ほとんど割ることはありません。このままですと、箱入りの食器は一生日の目を見ずに終 [続きを読む]
  • 退職した人の置き手紙
  •  同僚の女性が退職しました。しばらく顔を見ていなかったので、どうしたのかな、と思っていたんですけどね。 嬉しいことに、その人は私に手紙を残していてくれました。その中に、話をしてくれたり聞いてくれたりしてありがとう、みたいなことが書いてありました。 これはとても意外でした。一番長く話したのが、偶然電車で一緒になったときの15分。あとは5分未満の立ち話ばかりです。中味のありそうな人なので、私の方がもっ [続きを読む]
  • 言うべきだった・・・
  •  先日「言い訳」の話を書いたら、思い出したことがありました。 昔々、大昔、塾のバイト時代。・・・ 「次回はこれをやってください」と教室長から英語のプリントを渡されました。ところが数日後、授業前に「今日はここをやってください」と全然違うところを指定されました。私は茫然です。時間をかけてプリントの予習をしてきたのに、まるでそんな要請はなかったかのような態度でした。予定が変わったのなら、電話でもしてくれた [続きを読む]
  • 夜型は批判できない
  •  サマータイムについて調べるうちに朝型・夜型というものに改めて注目する機会がありました。ご存じのように前者は早起きが得意で、後者は夜更かしが得意です。  何となく朝型の方が健康的でさわやかで好ましいというイメージがあります。夜型は不健康なイメージがあって、朝寝坊はだらしなさの証拠と受け取られがちではないでしょうか。 ところが、両者の違いは遺伝子の段階で決まっているのだとか。別にどちらかが優秀という [続きを読む]