勢蔵 さん プロフィール

  •  
勢蔵さん: 勢蔵の世界
ハンドル名勢蔵 さん
ブログタイトル勢蔵の世界
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/seizoh529
サイト紹介文歴史(特に江戸時代)と相撲が大好きな中年男です。武士道・忠臣蔵・バレ噺など色々載せてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2007/06/24 15:55

勢蔵 さんのブログ記事

  • 東郷重位
  •    「東郷重位」(とうごうしげかた もしくは ちゅうい) 江戸時代初期、剽悍揃いの薩摩武士の中にあって、東郷重位は異色の人である。薩摩示現流の開祖とされた人である。劇画の架空の話ですが、「新・子連れ狼」では、拝一刀なき後に大五郎は東郷重位に助けられ、重位とともに全国を旅する設定になっていますね。 朝に3千、夕に8千、3年続けて庭の柿の古木に柞(イス=堅くて重く櫛やそろばん玉などに用いられる)の捧 [続きを読む]
  •  「女房」
  •   「女房」 といっても、我が女房のことを語るのではありません。 調べてみましたがどうも「女房」という言葉は、中国語にはないようです。中国語では「女房」を指す言葉として「老婆」「女人」「太太」とあるが、老いてなくても女房を「老婆」というのは、謙遜の意味もあるのでしょう。 「女房」とは、平安時代から江戸時代ごろまでの公家社会において、朝廷に仕えた奥向きの女官を称した。その元は、彼女らにあてがわれた [続きを読む]
  • 西村松兵衛
  •  楢崎龍とされる写真。明治5年頃撮影・32〜3歳頃 (『ウィキペディア』より拝借)  「西村松兵衛」のこと  この9月2日で、ブログを開設してはや12年になりました。色々なことがありましたが、このブログは私の日常起きたことを綴るブログではありません。「西村松兵衛」は、前に載せましたが、多くの稿の中で私が最も気に入っているもので、あらためて読んで頂きたく焼き直しました。歴史好きならずとも、坂本龍馬や、彼 [続きを読む]
  • 『上を向いて歩こう』は失恋歌
  •  『栄冠は君に輝く』作詞:加賀大介、作曲:古関裕而、唄:伊藤久男 1 雲は湧き 光あふれて  天高く 純白の球今日ぞ飛ぶ  若人よ いざ  まなじりは 歓呼にこたえ  いさぎよし 微笑む希望  ああ 栄冠は君に輝く  夏の甲子園大会の大会歌です。昭和23年(1948)に発表されました。学制改革によって中学校が高校と改称されたのに伴い、それまでの「全国中等学校優勝野球大会」が「全国高等学校野球選手権大会」と [続きを読む]
  • 夜鷹と江戸川柳
  •                                『雪』歌川国安 画   この絵に描かれているのが街娼の「夜鷹」です。夜鷹は私娼のなかでも最下層といわれる女性たちで、40歳すぎの大年増も多く、シワを厚く塗った白粉(おしろい)で隠した。大坂では「惣嫁」、京では「辻君」と呼ぶ。病気の者も多かったといいます。値段も非常に安く一説に24文だったとか……。           夜鷹と江戸川柳 夜鷹は [続きを読む]
  • 育てた親が悪い
  • 「育てた親が悪い」 少年による事件は日本でも問題になっていますが、本人にどこまで責任を取らせるべきなのか、更生の余地があるのかなど、新しい事件が起こる度に議論になります。 イタリアでの判決ですが、育てた親にも責任があるとして、両親に罰金刑を言い渡した事件が以前にありました。 育て方が悪いとして45万ユーロ(約5500万円)の慰謝料の支払いを命じられたのは、一人の少女に暴行を繰り返し行った少年5 [続きを読む]
  • うらやむ
  • 「うらやむ」 墨田川、関屋の里に、かすかなる庵(いおり)を結び、窓の机にもたれ、書物などを見て居るていを見て、 「あのように暮らしたら、浮世のことも忘れ果て、さぞ面白きことであろう」と、うらやみいけるに、閑居の人、縁先へずっと出で、大あくびして 「それにつけても、金の欲しさよ」         天明頃刊『うぐいす笛』 上は人をうらやましく思っても、やはり俗人で、うらやむことはなかった、というお話。 [続きを読む]
  • 谷嵐のこと
  • 今朝の新聞のスポーツ欄を読んで驚いた。『山口俊 無安打無得点』とあった。このことは前夜すでに知っていて、驚いたのは巨人の山口俊の偉業の達成ではなく、次の記事による。  「やまぐち・しゅん 31歳。大分県出身。大相撲元幕内・谷嵐久さん(故人)を父に持つ。柳ケ浦高校から2005年秋の高校生ドラフト1巡目で横浜に入団。FAで昨季から巨人に移籍していた(以下略)」  「ゲッ、あの山口の息子が、巨人の山口俊 [続きを読む]
  • 耳のこと
  •  耳に関することを色々集めてみました。 借金を返す時に、「耳をそろえて返す」と言いますね。この耳は大判や小判の縁をきれいに揃えることですが、ちなみにパンの耳は英語で「heel of bread」(パンのかかと)というそうです。 「a tin ear」という熟語がありますね。直訳すると「ブリキの耳」ですが、歌が下手な音痴ではなく、音階がわからない音痴のことをいいます。  「掩耳盗鐘」(えんじとうしょう)という故事がありま [続きを読む]
  • 瓦版
  • 先日、西日本で大水害がありましたが、上は「安政3年の大風災」と呼ばれる大きな風水害の瓦版です。安政3年(1856)8月25日、江戸のすぐ近くを強い勢力の台風が通過したことによって、江戸の街一帯が暴風と高潮の被害を受けた。日本の風水害によるものとしては過去最悪の被害をだした、この台風による死者は、約10万人とされる。むろん当時は台風とは呼ばれず、明治末頃、岡田武松(第4代中央気象台長)によって颱風という言葉が生 [続きを読む]
  • 塩のこと
  • アマ相撲を長い間やってきましたが、相撲に塩は欠かせません。 相撲は神事の面を持つ。神道思想に基づき、土俵を祓い清めるという理由からです。また、塩による殺菌効果もあって、稽古でスリ傷した時に、先輩に塩を擦り込まれたものです。さらに土を締めるという効果もあるのだという。大相撲本場所で一日に撒いている量は約45キロだそうです。積もり積もれば、かさむものです。ちなみに角界の隠語で、「しょっぱい相撲取」という [続きを読む]
  • 疝気の虫
  •  落語に「疝気の虫」というバレ噺があります。大雑把な荒筋を述べますと、 医者が疝気(せんき)で苦しんでいる亭主の治療に行く。疝気の虫は蕎麦(そば)好きで、唐辛子が大の苦手。唐辛子を見ると別荘、つまり金玉に逃げ込むという。医者は、蕎麦づたいに亭主の口から女房の口に虫をおびき寄せ、女房の方に移してしまいます。今度は女房の腹の中で大暴れするので、用意させたトウガラシを飲み込ませます。仰天した虫は、大慌て [続きを読む]
  • 芸人達の旅
  •   興津川を渡る力士と人足   「芸人達の旅」 江戸時代の旅は、多くの困難を伴った。ことに役者のような人気取りの商売は、旅の途中でたちの悪い雲助にからまれることが多かったという。 甲州街道・上野原宿の西に相模湖から流れる鶴川がある。この川越人足の評判はすこぶる悪かったらしい。慶応2年(1866)の『甲州道中記』という旅日記には「いたって(人足の)人気悪し。 [続きを読む]
  • 田中英寿日大理事長
  • 田中英寿日大理事長 先日、いつも我がブログを覗いてくれる友人から、「田中理事長のことに触れないのか」と言われた。「いつ載せるかと期待していたら 『もろだし』だもんね」。「ちょっとそれは書けないよ」と答えたものの、アメフト事件の話題も沈静化したこともあって思い切って書くことにします。もっとも、皆さんの予想するような内容の稿ではありません。私は田中理事長の相撲部コーチ時代の教え子です。いわば身内ともい [続きを読む]
  • もろだし
  • 18年も前ですが、面白い話をネットからひろいました。以下、日刊スポーツの2000年5月14日付の記事からです。  本割では83年ぶりの大「チン事」が起きた。三段目の取組で、朝ノ霧(23=若松)のまわしがほどけ「あそこ」がポロリ。勝負規定第16条により、対戦相手千代白鵬(九重)の反則勝ちとなった。本割では1917年(大6)夏場所以来の珍事。幸いテレビの生中継では局部は映らなかったが、事件は世界中に打 [続きを読む]
  • 貝原益軒
  • 貝原益軒(かいばら えきけん1630〜1714)は本草学者、儒学者で、筑前・黒田家家来であった人です。本草学とは植物を中心とする薬物学のことで、平賀源内も元は本草学者だったですね。 彼は黒田家・家譜を書いています。以前、豪傑の後藤又兵衛のことを調べていて、又兵衛に関する益軒の記述があって黒田家家来と知ったのですが、益軒は黒田家の史官として書いたものですから、長政との確執から黒田家を退出した又兵衛を当然、貶 [続きを読む]
  • 燈台鬼
  • 『燈台鬼』(南條範夫)を40年ぶりに読み返してみました。若い時に読んだときにたいへん感動したことをよく覚えています。その時の感動を再び味わいました。小説(特に時代物)はよく読むのですが、感動話はそうあるものではない。格調高い作品の筆致を、簡単なあらすじでは表現することはできませんが、ざっと以下の通りです。  時は唐の代宗の御世。長安の蓬莱宮において一つの事件が起きた。日本の遣唐使小野石根(いわね) [続きを読む]
  • 白菜のこと
  • 鍋に欠くことのできない白菜、それに食卓に白菜漬けや大好きであるキムチがあるだけで食が進む。今の我々にとって馴染み深い白菜であるが、日本人にとって意外と歴史が新しいのです。江戸時代、明治時代には白菜がなかったといえば、「うっそー」と言われそうです。特に目立った栄養は無いようですが、抗がん作用のあるイソチオシアネートが豊富であるという。だからといって、がん予防のためといって食す人はあまりいない。 英 [続きを読む]
  • 江戸美人
  •   江戸美人  女性の美しさにも、その時代の流行があります。 まずは元禄時代の「美人」の条件といえば、豊かな体と、ふくよかな顔ですね。 元禄7年(1694)に描かれた菱川師宣の「見返り美人図」は、まさしく元禄美人の代表です。 西川祐信は、綱吉晩年から吉宗の時代の人ですが、描かれる女性達はいずれもふっくらとしています。上の切手の画像は「春の野遊図」のものです。 ところが、田沼時代を境にして、美人の基準が変 [続きを読む]
  •  命の洗濯
  •     命の洗濯 ゴールデンウィークは、みなさんも少しは「命の洗濯」をされたことでしょうか。それとも、行楽地は何処も混雑するわ、車は渋滞で進まず、仕事以上に疲労を蓄積された人も少なからずいらっしゃるのかもしれない。 さて、この「命の洗濯」という言葉は、江戸のことわざ辞典類にも早くから見え、古くからいっぱんに言われていたものであった。江戸末期の国語辞典『俚言集覧(りげんしゅうらん)』には、「久しぶり [続きを読む]
  • 「鶴」について
  • 左・「丹頂」日本では北海道東部で繁殖し、渡りをしない留鳥である。営巣環境は広大な湿原や湖沼の岸に広がるヨシ原などである。北海道に約350羽、大陸には推定約1000羽が生息する。右・真鶴(まなづる)シベリア東南部、中国東北部、モンゴル北部で繁殖し、冬期には朝鮮半島、中国南部、日本に渡る。日本では鹿児島県出水市に冬鳥として約1000羽が渡来する。  「鶴」について 「鶴は千年亀万年」という言葉がありますが、鶴は [続きを読む]
  • 寺子屋について
  • 左『商売往来絵字引』 往来物は寺子屋の教科書の代名詞とされるものです。これは多色刷りではなく、後から彩色されたものです。幕末のものとされています。 右『世界商売往来』 明治になってからの往来物です。外国の事物と上部に発音のカナとアルファベットまでどん欲にその内容にもりこんでいる。明治になっても国定教科書が登場する明治37年まで、往来物は活況を呈していました。   「寺子屋について」 「幕末における [続きを読む]
  • 女人禁制
  •         いまも女性が立ち入れない大峰山の入り口にある「女人結界門」↑ 去年の秋から大相撲は叩かれ続けている。今回は土俵上で懸命に救命活動する女性に「降りて」とアナウンスした日本相撲協会の対応が物議を醸している。大相撲は、スポーツの興行でありながら、加えて伝統芸能であり神事なのである。昔は富士山はじめ、山岳霊場の多くが女人禁制であった。かつての高野山もそうだった。一般的には、男性が世俗の欲望 [続きを読む]
  • 鍵屋の辻の決闘
  • 「数馬茶屋」   当時、辻の両側には万屋と鍵屋という茶店が二軒あったという。荒木又衛門らは、万屋で又五郎一行を待ち受けていたといわれる。事件は江戸時代初めであるから、むろん当時の建物ではない。  鍵屋の辻の決闘 曾我兄弟の仇討ち(1193年、『曽我物語』)、鍵屋の辻の決闘(1634年) 、赤穂浪士による吉良邸討入り(1702年)は、「三大仇討ち」と呼ばれている。正確に言うならば、赤穂浪士の討入り [続きを読む]
  • 箱根駅伝のエピソード
  • 私にとって毎年の正月は、箱根駅伝のテレビ観戦が恒例になっています。大正時代に面白いエピソードがありましたので紹介します。第2回大会(大正10年)、日比谷交差点で、熱狂する駅伝ファンの警備、整理を担当したのは、駅伝が大好きな前田巡査という人物。愛する駅伝の仕事で適任のはずだった。ところが大会当日、選手が姿を現すと、誰よりも熱狂してしまいなんと仕事を放棄して、選手と一緒に走り出してしまった。これはいけな [続きを読む]