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  • 株式会社立大学の大学設置を通じた組織の「正統的周辺参加」-デジタルハリウッド大学の事例

    high190です。 最近はアフターコロナになって人と会う機会が増えたように感じます。よく知る人との再会を喜び、語り合う中で人間は社会的な動物なのだなと改めて感じているところです。さて、久しぶりのブログ更新です。少し前ですがとても面白く読んだ論稿がありました。株式会社立大学のデジタルハリウッド大学の創立から関わった方が、振り返りを含めて書かれたものです。大学設置認可制度に関わる者として、非常に興味深く読むとともに、「大学」に勤める人にとって「社会」とのギャップを認識する上で有用なのではないかと思い、ブログに書いてみようと思います。ここでは筆者の関心に沿って大学設置認可制度、認証評価等に関わる部…

  • 「新たな時代を見据えた質保証システムの改善・充実について(審議まとめ)(素案)」から見る論点

    high190です。ご無沙汰しています。 約1年振りに記事を書きます。中央教育審議会大学分科会質保証システム部会で議論されている表題の件、審議まとめの素案が公表されました。www.mext.go.jpこのことについて他の大学職員猫ブロガーが早速記事を書かれていたので、触発されて書くことにしました。www.daigaku23.com現行制度の問題点や改善の方向性が示されています。以下はざっと読んだ感想です。「既存制度の周知や大学現場での効果的な運用」は良い方向性大学設置認可でも「何故認可申請をするのか」「認可と届出の違いは何か」をトップマネジメント層が理解していない状況に遭遇することは多いです。…

  • 大学に関する「質問主意書」と「答弁書」をまとめてみた。

    high190です。 普段大学に関するニュースや各省庁の通知などで高等教育の政策動向把握していますが、それ以外に注目しているのが「質問主意書」と「答弁書」です。www.sangiin.go.jp 国会議員は、国会開会中、議長を経由して内閣に対し文書で質問することができます。この文書を「質問主意書」と言います。質問しようとする議員は、質問内容を分かりやすくまとめた質問主意書を作り、議長に提出して承認を得る必要があります(国会法第74条)。 議長の承認を受けた質問主意書は、内閣に転送され、内閣は質問主意書を受け取った日から7日以内に答弁しなければなりません。7日以内に答弁できない場合は、その理由と…

  • 大学職員インタビュー@high190編

    high190です。 人事系大学職員の玉山さん、とある大学職員さんが大学職員インタビューをやっていたので、私もやってみます。 note.com note.com note.com埼玉大学の「若手職員アンケート」が元ネタのようです。読み物として面白いので是非。1.前職について Q.前職はありますか?また、前職がある場合は前職の業種、職種を教えてください。 前職も私立学校で職員をしていました。企画、学生支援、学長室、教務などを経験しています。 Q.前職での経験で最も役立っていることは何ですか? 設置認可申請に関わったこと。特に設置認可を担当した後、教務で新設組織の運営実務を経験したのは現在も役立っ…

  • 国公私立大学のガバナンス・コード一覧を作成しました。

    high190です。2020年はコロナ禍で大学教育も翻弄された一年だったですね。オンライン教育、感染症対策、社会にとっての大学の価値など、色々なものが問われていると思います。そのことにも関連しますが、設置形態別にガバナンス・コードの策定が進んでいます。 設置形態別のガバナンス・コード 国立大学ガバナンス・コード(内閣府・文部科学省・国立大学協会) 私立大学ガバナンス・コード(第1版)(日本私立大学連盟) 私立大学版ガバナンス・コード<第1版>(日本私立大学協会) 公立大学の将来構想ガバナンス・モデルが描く未来マップ(公立大学協会) 私立大学・短期大学版 ガバナンス・コード【第1版】(日本私立短…

  • 博士号取得者のキャリアパスは大学教員のみではない

    high190です。 今ブックマークを集めている記事があります。 www.ki1tos.com拝読して「うーむなるほど。学部卒からストレートで大学院に進学して博士号を取得してからキャリアを積んで大学教員になるというキャリアパスだけではなく、学卒または修士卒で企業等に勤める人が博士号を取得して活躍している実例があまり知られていないのかもしれない。」と感じました。 私の狭い観測範囲ではありますが、企業に勤めながら博士号を取得して、学位を活用して活躍されている方として取り上げたい人がいます。日刊工業新聞社の科学技術部論説委員兼編集委員の山本佳世子さんです。newswitch.jp山本さんは学部卒業後…

  • "アフターコロナ"以後の大学教育について

    high190です。 現在日本国内はゴールデンウィークですが、新型コロナウイルスの対応もあり、行動自粛が周知されると同時に連休明けから授業をオンラインで行う大学も多くあるでしょう。今回のパンデミックが大学教育に与える影響も甚大であり、高等教育政策自体にも大きな変化が起こるものと想定されます。 このような状況下で大学はどのように大学教育のあり方を考えるべきなのでしょうか。一つ参考にしたいのが、カナダ・オンタリオ州のオタワ大学における取組みです。当大学で現在Vice PresidentをされているJill Scott*1さんのTwitterで4月に以下のツイートがなされていました。Some fan…

  • 業務改善にRPAを活用している大学のリストを作成しました。

    high190です。 大学での業務改善のあり方は自分なりに色々考えて実践してきました。その中でも自分の職場に導入を検討できないかと思っているのがRPA(Robotic Process Automation)です。このことについては、2018年に東北大学で開催されたセミナーにも参加して情報収集をしながら基礎的なことを勉強していました。high190.hatenablog.com2020年を迎えて業務改善にRPAを活用している大学がどの程度あるのかを調べてリスト化してみます。導入範囲は小規模・大規模問わず導入例があればリストに追加したいと思います。新着情報があれば随時追加していきたいと思います。 …

  • 高等教育の修学支援新制度説明会(仙台開催)に参加しました。

    high190です。 2019年10月3日(木)にトークネットホール仙台で行われた説明会に参加しました。来年度から新たに開始される高等教育の修学支援新制度に係る説明会です。対象の大学等全てに説明するため、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、福岡でそれぞれ開催されています。こうした説明会は質疑応答が開催毎に蓄積していくので、あくまでも10月3日時点での情報であることに留意してください。 仙台開催説明会の記録を公表します。主観が入っていること、内容に誤りが含まれる可能性があることを予めご了承ください。www.mext.go.jp 議題 授業料減免等の事務処理等について 【授業料等減免実施の全体ス…

  • 改正私立学校法説明会(京都会場)に参加しました

    high190です。 2019年9月17日(火)にキャンパスプラザ京都で行われた説明会に参加しました。今般の法改正は「学校教育法等の一部を改正する法律」として、学校教育法、国立大学法人法、私立学校法及び独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法が改正されることとなり、そのうち私立学校法についての説明会として私立大学対象に実施されたものです。なお、10月7日(月)にも東京会場(文部科学省東館3階講堂)で説明会が実施されます。www.mext.go.jpまた、私立学校法の改正にあたっては、大学設置・学校法人審議会学校法人分科会の下に置かれた学校法人制度改善検討小委員会が平成31年1月7日に公表した「…

  • 大学職員が定時退勤と仕事の質向上のためにやっていること

    high190です。 政府による「働き方改革」政策で年間5日の有給取得が義務化*1されたこともあり、ワークスタイル変革が個人・組織の両方に求められています。 www.mhlw.go.jp個別の大学でも業務改善に取り組んでいる事例があり、成果を挙げつつあるようです。 www.obirin.jp近年「大学職員は楽で高給」という言説をWeb上で目にしますが、ほとんどの大学は従業員数ベースでみれば中小企業です。また、学校は行政との関係が深い組織ですので、紙媒体でのやり取りがまだ主流で、システム化による業務改善が進んでいる学校はまだ少数でしょう。また、日本の大学はほぼ18歳人口を主要な進学者として受け入…

  • 高等教育修学支援新制度に係る各機関の情報公表ページ準備状況

    ※2019/06/28 日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学、つくば国際短期大学を追加high190です。 昨日の閣議にて高等教育の修学支援新制度に係る政令及び省令が閣議決定されました。 www.kantei.go.jp www.kyobun.co.jp www.mext.go.jp 確認申請書の受理開始は6/28から、提出締切は7/25です。初年度ですので、文部科学省・各高等教育機関も慌ただしく動いているところだと思います。 さて、修学支援新制度では確認申請書と添付書類の公表が必須事項です。既に公表準備を行っている機関を調べました。設置形態別に50音順で掲載します。国立大学法人 岐…

  • 中央教育審議会会長にはどのような人物が選ばれるのか

    high190です。www.asahi.com上記のニュースで新しい中央教育審議会長が決定したことを知りました。日本の教育政策の司令塔であり、決定機関でもある中央教育審議会についてですが、私自身もあまり詳しく調べたことはありませんでした。しかしながら、会長決定のニュースに触れてふとあることに気がつきました。中央教育審議会の会長が数期に渡って実業界から選出されているのが気になる。今の政権になってからは教育を本職としない人が会長を3期連続で務めている訳だが。— high190 (@high190) 2019年2月20日ということで、中央教育審議会の歴代会長にはどんな人物が選ばれているのかを調べてみ…

  • 大学設置認可制度の先行研究

    ※更新情報 行政手続法に関するリンクを追加(2019/01/05)high190です。これまでの職員人生で大きなターニングポイントになったのが設置認可申請業務を担当したことでした。業務を通じて大学の制度を幅広く実践的に学ぶことができましたし、大学設置基準に代表される関係法令を読み解く訓練にも繋がりました。業務自体は結構大変ですが、大学職員として学べることが多く、これからも継続して学びたいと思っています。実務的には以下から得られる資料に目を通すことが重要です。 申請・届出書類作成の手引、記入様式など:文部科学省 大学設置等に関する事務担当者説明会:文部科学省 そんな大学設置認可制度について、学術…

  • 東北大学SDPセミナー「AI時代の大学の働き方改革と経営革新の切り札?〜業務自動化とロボットと市場化テストの可能性〜」に参加しました

    high190です。 11月9日(金)に東北大学で開催された標記セミナーに参加しました。参加記録のメモを公開します。 RPA(Robotic Process Automation)の大学業務への活用は、労働力減少や業務効率向上に直接的効果があるものとして、現在の大学業界でホットトピックのひとつです。大学での具体的な活用どう行えるのかを知りたくセミナーに参加しました。以下は記録メモです。主観が入っていること、内容に誤りが含まれる可能性があることを予めご了承ください。www.ihe.tohoku.ac.jp 開会挨拶:齋藤仁(東北大学事務機構長) 高等教育を取り巻く外部環境の変化に伴い、東北大学で…

  • 東北大学PDプログラム「特色ある大学を創るために「理念駆動型」の組織マネジメントを」に参加しました

    high190です。 10月27日(土)に東北大学で開催された標記セミナーに参加しました。参加記録のメモを公開します。 以下の記録はhigh190が聴講した際に記録したメモです。主観が入っていること、内容に誤りが含まれる可能性があることを予めご了承ください。特色ある大学を創るために「理念駆動型」の組織マネジメントを(出展:東北大学高度教養教育・学生支援機構) 開会挨拶 杉本和弘副センター長 柳澤先生は前回のLADでアドバイザーを務めていた。組織を動かすにあたって推進力を内蔵した理念駆動型のマネジメントを学んでいってもらいたい。 特色ある大学を創るために「理念駆動型」の組織マネジメントを 現状認…

  • 平成30年度第22回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました

    high190です。 桜美林大学で開催された研究集会に参加したので記録メモを公開します。今年のテーマは「未来予想図を描こう」です。なお、2日間のプログラムの流れについてTogetterでまとめられていますので併せてご確認ください。私の記録メモは2日目の分科会からの記述となります。2018年度第22回定期総会togetter.com分科会1 テーマ:「大学職員とJUAMの国際化~これまでの20年、そしてこれからの20年~」 「国際化の沿革と学会創設から10年ぐらいまでを振り返る〜アメリカの大学行政管理職員(アドミニストレーター)を目指して〜」澤谷敏行氏(元・関西学院大学国際連携機構事務部長、中国…

  • 学内保育施設を持つ大学一覧

    high190です。 つい先日、立命館大学がびわこ・くさつキャンパスに学内保育施設を開設するニュースが出ていました。http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180828/CK2018082802000003.htmlwww.chunichi.co.jp 立命館大びわこ・くさつキャンパス(BKC)内に九月から、学内保育施設が開園することになり、二十七日に記念式典と内覧会があった。 同大によると、同様の施設は医学部などを持つ国公立大学ではすでに設置されているところもあり、県内では滋賀医科大にもあるが、私立の総合大学での設置はまだ少ないという。 施設名は「…

  • 電子決裁システムを導入している大学のリストを作ってみた

    ※更新情報 近畿大学を追加(2019/01/04)high190です。 先日Twitter上で興味深く拝見したツイートがありました。タイムリーな記事→ https://t.co/HiocucXlUH— MATSUMIYA,Shinji (@sanjyuumatsu) 2018年7月11日大学も電子決済できるようにならんかなあ…ハンコをもらうのが地味に大変… https://t.co/8a9xw8BiHQ— 星野マリエ (@univ_pr7586) 2018年7月11日大学の場合、稟議書などの決裁文書を紙で回しているところはまだ多いかもしれません。では、電子決裁の仕組みを導入している大学を分かる…

  • カナダの高等教育について調べる

    high190です。 現在、個人的な事情(具体的には研修のために)カナダの高等教育について調べています。www.timeshighereducation.com日本ではアメリカの高等教育事例は学術的なものから留学情報まで様々なメディアで報じられていますが、あまりカナダの取り組みは聞こえてこないように思えます。(私の不勉強も一因とは思うのですが)しかし、THEランキングなどを眺めると世界的に優れていると評価される大学が多いことが分かります。カナダは「高等教育大国」の米国の隣で、どのように高等教育を行なっているのか、また大学間の連携はどうなっているのか。加えて、大学経営の戦略計画・IR・質保証との…

  • ジョン・ヘンリー・ニューマンの「大学の理念」を巡って

    high190です。 先日某所で標記の人物に関する講演を聞くことができました。ジョン・ヘンリー・ニューマン - Wikipediaジョン・ヘンリー・ニューマンはイギリスの神学者で、当初はイギリス国教会(現在の聖公会)に属し、オックスフォード大学のトリニティカレッジなどで神学研究をしていたそうなのですが、その後カトリックに改宗して晩年には枢機卿となった人物です。カトリック改宗後、アイルランドにカトリック大学を創設するよう司教団から学長に任命されたそうなのですが、*1その際に発表したのが「大学の理念(The Idea of a University)」と呼ばれる書籍です。 The Idea of …

  • 「大学マネジメント・業務スキル基準表」の研究会に参加しました(大学行政管理学会)

    high190です。 2017年7月8日に早稲田大学で行われた大学行政管理学会関東地区(第2回)、北関東・信越地区(第1回)合同研究会に参加しました。 今回の研究会ではNPO法人実務能力認定機構(ACPA)が策定・公表している大学マネジメント・スキル基準表についての内容説明、導入事例の報告が行われました。今回も参加した記録をまとめておきます。ACPA 実務能力認定機構 大学マネジメント・業務スキル基準表 会場校代表挨拶 JUAM副会長 高橋史郎氏(早稲田大学国際教養学部事務長) 早稲田でJUAMのイベントをやるのは10年振り。 早稲田でスキル基準表を運用し始めて何年か。個人でスキル基準を毎年作…

  • 日本高等教育学会第20回大会に参加しました

    high190です。 5/27,28の二日間、東北大学で開催された日本高等教育学会の第20回大会に参加しました。私は会員ではないのですが、大会のみに参加する事は可能という事で大学教育学会、大学行政管理学会に続いて学会に参加してきた記録です。以下の記録についてはhigh190が各講演者の発表等を聞きながら内容をまとめたものですので、予めご了承下さい。日本高等教育学会第20回大会 Day1(2017-05-27)自由研究発表Ⅰ・Ⅱ 現代の大学教育における「教養」概念の一考察-教養系学部の基本情報の分析を通じて-(玉川大学 栗原郁太 氏) 「教養」「リベラルアーツ」の定義にまつわる議論は多くあり、多…

  • 寄り添う学生支援と困難を抱える学生に対する避難所としての「保健室」

    high190です。 現在は法人事務局に勤務していて、学生と直接関わる仕事には携わっていませんが、以下の記事を読んで色々考える点がありました。news.yahoo.co.jp 成人年齢となる時期の学生に対し、手厚いサポートは「甘やかし」だと見る向きもあるだろう。はたして大学に保健室は必要なのか。この10年、帝京短大で学生と向き合ってきた養護教諭の富山先生に問いかけると、「実感として必要だと思います」と即答し、こう続けた。 「昔の子どもは地域や仲間に支えられていたし、何より最後は親が拠りどころになったけど、今は逆に、親が非常に緊張する相手という子も多いです。孤立感や自己否定感を持ったそうした若者…

  • はてなブログに過去の記事を移行しました

    high190です。ご無沙汰しております。 いつかやろう、と思いながら手をつけてこなかったブログの移転を行いました。 はてなダイアリーから、遅まきながらはてなブログに過去記事を移行しまして、今までとは異なるインターフェースに戸惑いながらも現在、記事を書いています。書きたいネタはたくさんありながらも、日々の業務に忙殺されてしまっていますが、徐々にまとめて開放していきたいと思います。 書き続ける事が自分の力になる事を信じて、これからも続けていきます。

  • ブログを書き始めて10年経ちました。

    high190です。このブログを書き始めたのは2006年の10月30日、社会人2年目の頃でした。 当時は東京にいて仕事をしていましたが、ブログが流行ったりWeb2.0が全盛期で様々なサービスが日々生み出されていく刺激的な環境であった事を、ついこの間のように思い出します。当時、マイスターと名乗られていた倉部史記さんのブログ「俺の職場は大学キャンパス」(現在は大学プロデューサーズ・ノートに改称)*1に触発されてブログを書き始めました。自分なりに自己表現の場としてブログを始めてみた訳ですが、かれこれ書き続けていくうちに色々な気づきがあり、続けてみること10年、あっという間に時間が過ぎていました。hi…

  • 平成28年度第20回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました(2日目)

    high190です。 今回も第20回大学行政管理学会定期総会・研究集会の第2日目の記事になります。初日の記事はこちらをご参照下さい。*1また、今年も全日程を通じて参加者有志によるtwitter実況も行われ、togetterにまとめていただきましたので、本記事と併せてご覧ください。*2 第20回大学行政管理学会定期総会・研究集会 2日目はパネルディスカッションからスタートしました。テーマは「未来を拓く」ですが、多様なパネリストによる踏み込んだ議論が行われていたのが印象的でした。なお、ブロガーの瀬田博さんが既にまとめを作って下さっているので、是非こちらもあわせて参照しながら読んでいただければと思い…

  • 平成28年度第20回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました(1日目)

    high190です。9月10日(土)、11日(日)の2日間、東京の慶應義塾大学三田キャンパスで開催された大学行政管理学会の定期総会・研究集会に参加しました。今年の全体テーマは、「未来を拓く」です。2日間のプログラムで、1日目は定期総会、基調講演、ワークショップが開催され、2日目はパネルディスカッション、研究・事例研究発表が行われました。今回もhigh190が参加したセッションについて、所感をまとめてみました。内容が多いので今日は1日目のプログラムに関してのまとめです。理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。昨年度以前の参加記録もお知らせしておきます。*1 *2 *3 *…

  • 東北大学PDプログラム「大学カリキュラムの構造と編成原理」に参加しました

    high190です。 参加してからだいぶ日にちが空いてしまいましたが、4月29日に東北大学川内キャンパスにて開催された標記セミナーの参加記録を掲載します。以下の記録はhigh190が聴講した際に記録としてメモした内容になりますので、主観が入っていること、内容に誤りが含まれる可能性があることを予めご了承いただければと存じます。なお、当日の講演記録は東北大学のPDP ONLINEで公開されていますので、併せてご確認下さい。*1 大学カリキュラムの構造と編成原理(出典:東北大学高度教養教育・学生支援機構) 開会挨拶 東北大学大学教育支援センター長 羽田 貴史 教授 大学におけるカリキュラム改革の議論…

  • 大学行政管理学会東北地区研究会・シンポジウム「地方創生と大学の役割」に参加しました

    high190です。 5月21日(土)に東北学院大学で開催された標記のイベントに参加してきました。今年で大学行政管理学会は創立20周年を迎えるとのことで、今回は東北地区の記念イベントとして「地方創生と大学の役割」と題したシンポジウムが開催された次第です。 今回も参加した内容をまとめてみました。理解違いなどがある可能性がありますので、予めご了承下さい。 JUAM20周年記念企画 シンポジウム 「地方創生と大学の役割」 東北地区研究会開催のご案内 会場校挨拶:東北学院大学学長室長 阿部重樹氏 地方創生が世間的に知られたのは、増田寛也氏の「地方消滅」という書籍ではないかと思う。 女性の出産年齢の上昇…

  • 神田眞人氏による「今のままの大学では生き残れない」を読んで

    high190です。 4月から新しい組織に移りまして、色々と変化が大きい時期に差し掛かっていました。そういった訳で、少しばかり忙しくしていましてブログの更新に時間を割くことが難しいこともあり、更新頻度が落ちてしまいました。これから徐々に書いていきたいと思います。さて、大学関係のニュースも年度が替わって様々な種類が報じられている訳ですが、ここ最近で目にした記事で以下の内容に最も関心を持ったため取り上げたいと思います。 異見交論「今のままの大学では生き残れない」 神田眞人・金融庁参事官(出典:読売新聞 2016/04/07) 自らの問題として主体性をもって大学改革を推進する勢いが欠けていると感じま…

  • 不完全な組織の方が組織を超越する人材が出やすい、という仮説

    high190です。今日は引用文献などは無くて、high190の友人から聞いて面白いなと思った言葉をご紹介したいと思います。その友人は大学業界とは関係のない、日本を代表する企業で働く人です。 その人が言っていたことで印象に残ったことは「不完全な組織の方が組織を超越する人材が出やすい」ということです。具体的にはどういうことなのか、と私が聞いてみたところ友人は「完成された組織では、組織の枠を飛び越えるような人材は出にくい。それは組織内で人材育成やキャリアパスなどの方向性が定まっていて、そういった組織では組織を飛び越えていけるようなイノベーティブな人材は出てくる余地が生まれにくいように思う」という回…

  • 京都で開催された高等教育研究会・2015年度大学職員フォーラムに参加しました

    high190です。 遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします。何かと変化の大きい年になりそうですが、今年も1年自己研鑽のためになるべく多くの記事を書けるように頑張りたいと思います。 今回も拝聴した内容について、簡単に所感をまとめてみましたが、理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。 2015年度大学職員フォーラム 今後の大学職員の役割と課題-大学職員における『高度専門職』の議論をめぐって-(出典:高等教育研究会) 主催者あいさつ:高等教育研究会・大学職員フォーラム世話人 代表 三上宏平氏(立命館大学) フォーラムの開催趣旨・進行について:コーディネーター 中元崇…

  • 「東京大学大学院大学経営・政策フォーラム」に参加してきました

    high190です。 10月17日(土)に東京大学本郷キャンパスで開催された標記フォーラムに参加しました。今年の3月に大学経営・政策コース*1の設立10周年記念シンポジウムに参加しまして、*2その際の議論が非常に興味深かったので、ホームカミングデイという若干場違い感がある中でお邪魔してきました。今回も内容について、簡単に所感をまとめてみましたが、理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。 東京大学大学院大学経営・政策フォーラム(出典:第14回東京大学ホームカミングデイ) 修了生コーストークセッション:修了後のキャリアと大学経営・政策コースでの学び 大学経営・政策コースでの…

  • Times Higher Educationの世界大学ランキング2015-2016が発表されました

    high190です。 毎年恒例のTimes Higher Educationの世界大学ランキングが公表されました。「スーパーグローバル大学」など、日本の大学はどのような順位になっているでしょうか。過年度の結果はこちらからご覧いただけます。*1 *2 *3 *4 SGUトップ型軒並みランクダウン、THE世界大学ランキング2015…東大43位京大88位(出典:リセマム 2015/10/01) 英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)は9月30日(現地時間)、2015年の世界大学ランキングを発表した。1位は5年連続となるカリフォルニア工科大学だっ…

  • 平成27年度第19回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました(2日目)

    high190です。 関西大学で開催された大学行政管理学会の定期総会・研究集会の2日目(9/6)の参加記録です。1日目はこちらからご覧下さい。*1今回もhigh190が参加したセッションについて、所感をまとめてみました。理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。なお、総会に関するツイートをtogetterでまとめて下さった方がいますので、こちらもあわせてご覧下さい。*2第19回定期総会・研究集会(出典:大学行政管理学会Webサイト)1.分科会「学外のSDに意味はあるのか?-最もコストの高い「大学院進学」を話題に-」 各登壇者のプロフィール紹介。大学院に入学した理由。 関西…

  • 平成27年度第19回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました(1日目)

    high190です。9月5日(土)、6日(日)の2日間、大阪の関西大学千里山キャンパスで開催された大学行政管理学会の定期総会・研究集会に参加しました。今年の全体テーマは、「未来の社会を元気にするために大学ができること」です。全2日間のプログラムで、1日目は定期総会、基調講演、懇親会が開催され、2日目はワークショップ、研究・事例研究発表が行われました。今回もhigh190が参加したセッションについて、所感をまとめてみました。内容が多いので今日は1日目のプログラムに関してのまとめです。理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。昨年度以前の参加記録もお知らせしておきます。*1 …

  • 読売新聞社の"「大学の実力」検索・WEB版"から大学ポートレートのあるべき姿を展望する

    high190です。 大学のリアルな実態を明らかにする調査として、すっかり定着した感のある読売新聞社の「大学の実力」ですが、これまで紙面でしか見られなかった各大学の状況をWEB上で確認できるサイトを構築されたようですので、本ブログでも取り上げたいと思います。 「大学の実力」検索(出典:読売教育ネットワーク) 大学は大きく変わっています。親御さんや進路指導の先生がご存知の大学ではありません。最も大きく変わったのは、教育です。 2人に1人が進学する時代ですから、学ぶ意欲のない人も珍しくありません。そういう学生をぴかぴかに磨き上げ、社会に送り出すため、大学が教育の見直しに取り組み、情報公開を進めてい…

  • 日本学術会議が7月31日(金)に「人文・社会科学と大学のゆくえ」と題した公開シンポジウムを実施するので、お知らせします

    high190です。 国立大学法人を巡る改革状況はめまぐるしく動いていますが、*1 *2特にその中でも議論の対象になっているのが人文社会科学系の学部・大学院の再編についての議論です。 この政策動向を受けて、日本学術会議が「人文・社会科学と大学のゆくえ」と題した公開シンポジウムを開催するそうですので、当ブログでもご紹介したいと思います。 公開シンポジウム 人文・社会科学と大学のゆくえ(出典:日本学術会議) 文部科学大臣は去る6月8日、各国立大学法人に対して、「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」の通知を行ないました。そこでは、国立大学法人の組織の見直しにさいして「特に教員養成系学部…

  • 日本の大学経営に必要な"人材体制"とは

    high190です。 産業界と大学との関係性が変化してきていることについて、最近色々な場面で資料等から感じます。ある意味、国家戦略としての大学改革を産業競争力会議などで主導し、その議論をベースに大学改革の諸政策が動いているということです。 では、そういった議論の下地はどのように作られているのでしょうか。そのポイントとなるひとつのイベントが日本経団連主催で開催されていましたので、そちらの内容を踏まえながら、大学の現場で働く者の目線から捉えなおしてみたいと思います。なお、本稿は主として国立大学法人を対象とした内容になると思われますが、現状の国立大学改革に関する流れや懸念材料などを詳細にまとめたブロ…

  • 大学職員の目線から、経済同友会の大学に対する提言文を読む

    high190です。 3月27日付で中央教育審議会から「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の在り方について(審議のまとめ)」が公表されましたが、*1その6日後に経済同友会から、大学教育に対する提言が公表されています。提言では、グローバル社会・経済の中で、日本の置かれた状況を踏まえ、求める人材像を示し、求める人材の育成に向けて、企業、大学がなすべきことを提案することが目的として掲げられています。この提言の中に「大学職員の資質能力向上」についての記述がありましたので、こちらを職員の目線から読み解いていきたいと思います。 これからの企業・社会が求める人材像と大学への期待〜個人の資質能力を高め、…

  • 東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策コース設立10周年記念シンポジウム「大学経営・政策人材と大学院教育」に参加してきました

    high190です。 3月28日(土)に開催された標記のシンポジウムに参加してきました。東大の大学経営・政策コースといえば大学職員なら一度は聞いたことがある大学院ではないかと思います。過去にこのブログでも取り上げさせてもらいましたし、*1知人に修了生がいるので参加するのが楽しみなイベントでした。今回も内容について、簡単に所感をまとめてみましたが、理解違いなどがある可能性がありますので、悪しからずご了承下さい。 大学経営・政策コース設立10周年記念シンポジウム「大学経営・政策人材と大学院教育」(出典:東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策コース) 開会の辞 山本清氏(東京大学大学院教育学研究科…

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