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2007/08/25

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  • 友人にお金を貸してはいけない

    スポーツに全く興味のない私ですら知っている大谷選手。明るい話題を提供してくれていたのに、いきなりのこの大騒動には驚いた!!そしてひと昔前になるけれど、有名な漫画家さんのことを思い出す。仕事が忙しいため、お金の管理は全てお姉さんにまかせていたら、そのお姉さんに持ち逃げされたという事件だ。血を分けた兄弟姉妹ですらこうなのだから、友人との間にお金を介在させるのは全くもってNGということ。では親子ならいいかといえば、山本有三の『路傍の石』では、父親が息子の大事な財産を奪って逃げて行った。小説とはいえ、これは山本有三の若き日の実体験をもとにしている。そういう次第で資産家はプロに管理させるわけだが、クリスティの『ナイル殺人事件』ではそのプロの管財人が使い込みをしていて、ばれるのを恐れて殺人を企てるのだからさらに怖い。...友人にお金を貸してはいけない

  • 「マリアビートル」と「ブレット・トレイン」

    今アメリカで真田広之主演『SHOGUN』が大ヒット中だと知り、そういえばと、彼が出ている『ブレット・トレイン(=弾丸列車)』をDVD鑑賞。この映画は伊坂幸太郎作『マリアビートル』が原作です。めちゃくちゃ面白い小説で、お勧め!!ハリウッドで映画化されたということは知っていましたが、あまりに評判が悪いので見ていなかったのです。見ると、滑り出し好調でタランティーノっぽくて洒落ていて、なかなか面白いじゃないの、と思っていたら・・・後半でぶち壊し。原作どおりに進む前半が良いだけに、なにゆえ後半をあんなにひどく改変したのか、意味不明。不評のわけを思い知らされました。真田さんの役は息子と孫の仇を取る魅力的な人物像のはずなのに、そしてそのシーンは「邪悪」に対する原作者の燃えるような怒りが込められていて読者の溜飲も下がる、...「マリアビートル」と「ブレット・トレイン」

  • 回文的な数字

    アシモフの本に、こんな回文めいた数の並びが書いてあった。21978×4=8791210989×9=9890124+3=27/72=3×2447+2=49/94=2×47497+2=499/944=2×497こういうことを見つけ出す人の頭の中ってどうなっているのかなあ。きっと数字で戯れるのが大好きなのでしょうね。引き算にすら苦闘する身としては、ほんと、羨ましい!☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日申し込みは以下https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7620・6月1日(土)京都洛陽ライオンズクラブ講演一般参加あり・9月21日(土)静岡SBS学苑拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されな...回文的な数字

  • 新連載『旅から生まれた名画』

    先月末から集英社ウェブ・マガジン「学芸の森」で、「旅から生まれた名画」の新連載が始まりました。ここでは以前「名画の中で働く人々」を連載、書籍化しました。第一回は東方三博士の旅です。かなりかっこいい三博士ですよ~どうぞお読みくださいねっ!https://gakugei.shueisha.co.jp/mori/serial/meiga/001.htmlついでながら読売新聞ウエブでの連載『絵画と音楽』第3章「富裕層のコンサート」後編もアップされました。https://artexhibition.jp/topics/features/20240216-AEJ1866245/☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日申し込みは以下https:...新連載『旅から生まれた名画』

  • 『印象派展』ー都美術館

    先週、雨の寒い日に友人と都美術館へ「印象派展ーモネからアメリカへ」を見に行ってきました。すいているだろうと甘く見ていたら、けっこうな込み具合で驚きました。若い人も多かった。そういえばもう春休みですよね~大学を辞めたので忘れていました。展覧会はボストン郊外にあるウスター美術館の作品を集めたもの。この美術館へは一度も行ったことがないので、初見の珍しい作品もたくさん見られました。で、感想はというと、それはここでは書きません。というのも、私は年2回、共同通信の「アートがあれば」という美術特集に記事を書いておりまして、今回もその仕事だったのです。というわけで、たぶん春から初夏にかけて日本各地の地方新聞に私の記事が載りますので、目にとまったらお読みくださいませ!☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~1...『印象派展』ー都美術館

  • 女性も切腹した

    日本史にとんと弱いため、江戸時代には女性も切腹した例があったことを全く知らなかった。時代劇映画などを見ると、喉に小刀を刺して死ぬシーンがたまにあるので、なるほどああやって自害したのか、すごいものだなあと思っていたけど、切腹とはさらに凄いと驚く。ものの本によれば、名古屋周辺では1685年からの33年間で43人が切腹していて、そのうち女性は5人だったという。日本全国だと100倍はいたのでは(?!)広島藩主だった浅野吉長の正室の例はこうだ。吉長が遊女二人を側室にしようとしたのでそれを諫めるため(あるいは単に腹を立てて)正室が切腹。彼女付きの侍女3人もいっしょに切腹。こんな大事が幕府に知れたら大変なので、病死として届けて改易は免れた由。感想ーー侍女が可哀そう。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~...女性も切腹した

  • 文藝春秋社での連続講座

    4月から文藝春秋本社にて、月1回第2土曜日に連続講座を開くことになりました。これは月刊誌『文藝春秋』に連載ないし寄稿している筆者による講義の第三弾です。私は十年以上、本誌カラーページで「中野京子の/名画が語る西洋史」を連載しているので、この度の開催とあいなりました。講座は各国史となります。いつものようにスクリーンに西洋名画を映しての解説となります。ただし今回は参加者の人数をしぼり、一方向ではなく、できるだけ双方向になるよう、ゼミ風の講座を目指しています。名画から西洋史へのアプローチに興味のある方、ぜひご参加ください。場所も文藝春秋社内なので、出版社本体に興味ある方にも面白いかも。お申し込みは以下↓https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7620☆☆講演&講座予定...文藝春秋社での連続講座

  • 「美術展ナビ」で『絵画と音楽』新連載開始

    新年1月から読売web「美術館ナビ」で新連載『中野京子と読む絵画と音楽』が始まりました♪1カ月ごとに1章を前・後編に分けて2回ずつの連載です。すでに2章分4回がアップされているのでお読みくださいね。使用絵画は1章につき2,3点です。楽しんでいただけますよう!1章「絵画で音を出す」2章「楽器の象徴性」https://artexhibition.jp/tag/%e4%b8%ad%e9%87%8e%e4%ba%ac%e5%ad%90/☆☆講演予定・2月13日(火)名古屋「丸八会」関係者のみの御参加です・6月1日(土)京都洛陽ライオンズクラブ講演一般参加あり・9月21日(土)静岡SBS学苑拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓...「美術展ナビ」で『絵画と音楽』新連載開始

  • 個性的な書店

    昨日、数年ぶりに銀座の教文館へ行き、ほんとうに久々の久々に本選びの喜びを感じて楽しかった♪思えばコロナ禍でアマゾンと最寄り駅の書店でしか本を購入していなかった。前者はすでに買う本を決めてからチェックするものだったし、後者はいつも同じ品ぞろえで、いわばスーパーみたいなもの。新刊書の棚が定期的に変わるだけで、あとはどこの書店にもある本が並んでいるだけ。でも教文館は店主の好み(?)と時代への勘(?)で、特設コーナーが充実していて個性的だ。この度は映画本がぎっしり並んでいて目移りしてしまう。先日春日太一の『鬼の筆』(橋本忍ロングインタビュー兼充実した解説。めちゃくちゃ面白いのでお勧め)を読んだばかりだったので、私の心も日本映画へ。というわけであれこれ購入。美術の棚も充実していたのでちょっと珍しいジャンルの大型本も...個性的な書店

  • サラエボ事件とおしゃれの弊害

    月刊誌『オール読物』で「クリムトと黄昏のハプスブルク」を連載しています。最新号の2月号は第14回目「怒涛の時代」。第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件を取り上げました。お読みくださいね♪これはフランツ・ヨーゼフの甥であり皇太子であるフェルナント大公とその妻が、サラエボでテロの銃弾を浴びて殺された大事件です。この件に関して、アシモフが次のようなことを書いています。曰く、大公は非常におしゃれだったため、大きな行事の際には服にシワがよらないよう、各部分を糸で縫い合わせていた。そのためサラエボ事件では服を脱がせられず、ハサミを探していたため手当が遅れて出血多量で死んだ。これが本当かどうか確認が取れなかったため、連載では書きませんでした。書籍化までにはきちんと調べておこうと思っています。☆読売新聞web『美...サラエボ事件とおしゃれの弊害

  • プラトニックラブ、完全死語?

    年末に遠戚にあたる女子大生と話していて、なぜか彼女の恋愛譚を聴くはめに。それでふと思い出して、「プラトニック・ラブという言葉を知ってる?」と訊くと思ったとおり初耳だという。というわけで、以下は10年以上前に当ブログに書いた雑文の再録です。「先日、ギリシャ哲学の先生がこういうことを言ってらした。--某大学で、プラトンとイエス・キリストはどちらが先に生まれたか、と問うと、みんなキリストと答えた由。これはまあ、想定の範囲内だし、一年生にそこまでは求めないので、さほどガックリはこなかった。次いで、プラトンの解説をする前に、わかりやすい導入部としてプラトニック・ラブを持ち出した。これなら若者は興味を惹かれるに違いない、そこからプラトンに入っていけば記憶に残るはずと信じていたのに、な、なんと、20人中2人しか「プラト...プラトニックラブ、完全死語?

  • 美術展ナビで『絵画と音楽』連載開始

    明けましておめでとうございます。今年こそは良い年になってほしいと思っていた矢先の元旦に能登での大地震、次いで日航機と海上保安庁ヘリの衝突事故と、胸痛むことが続いてほんとうに悲しいです。皆様も募金を考えていらっしゃると思いますが、最近では義援金といいながら全く別の用途に使ったり中抜きしたりと、ひどい団体が後をたたないようです。石川県がおこなっている「能登半島災害義援金受付」へ直接送った方がいいと聞きました。調べてみてください。わたしとしてはここ一番よさそうだと思いました。お知らせ一つ。読売新聞web『美術展ナビ』で、わたしの新連載『中野京子と読む絵画と音楽』が始まりました。1章を月に2回に分けての掲載です。お読みくださいまし。https://artexhibition.jp/topics/features/...美術展ナビで『絵画と音楽』連載開始

  • 今年読んで面白かった本

    クリスマスも終わり、お正月が近づいてきましたね。年々、月日の経つのが速くて、というより一日が過ぎるのも矢のようで、あれ、さっき起きたばかりなのにもう寝る時間か、などと思ってしまいます。今年は仕事以外の本は15冊しか読めませんでした。そんな中で奥田英朗さんの本は2冊も読みました。「罪の轍」と「リバー」。仕事の打ち合わせ帰りにぶらっと寄った書店で勘が働き、絶対面白いに違いないと、分厚くて重いけれども2冊いっぺんに買って帰りました。特に「罪の轍」が面白かった!序盤が北海道から始まるのでなおさらです。奥田氏の本はけっこう読んでいて、最初は「最悪」から入りました。友人から激押しされて読み始めたのですが、タイトルどおり主要人物が皆、最悪の状況に陥ってそこから逃れられず、読んでいてストレスが溜まってもう止めようと何度思...今年読んで面白かった本

  • 新刊「愛の絵」(PHP新書)刊行🎵

    先週土曜日に新刊「愛の絵」(PHP新書)が書店に並びました!月刊「PHP」での連載をまとめたものです。以前このブログにも書きましたが、この本の誕生のきっかけはnorikoさんという読者からのこんなコメントでした。「次の機会にはぜひ「愛のある絵」というテーマで書いていただけないでしょうか。そしてその中にぜひロバート・ヒューズの《星たちをひきつれた夜》を入れていただけたらうれしいのですが」ロバート・ヒューズの《星たちをひきつれた夜》はおそらく日本ではほとんど知られていないでしょう。名画というわけでもありません。でもなぜか心に残るというか、不思議な作品です。そしてわたしは以前ドイツでこの絵ハガキを買い、今も持っているのです。きっとこれは御縁ですね♪「怖い」も多彩ですが「愛」も多彩です。使用絵画は、有名どころでは...新刊「愛の絵」(PHP新書)刊行🎵

  • リンカーンの七転び八起き人生

    ご存じの方も多いと思いますが、リンカーンの逆転人生の経歴書は以下。1832年失業。州議会議員選で落選(23歳)。1833年事業に失敗1836年ノイローゼになる1838年州議会議長に落選1843年下院議員への公認取れず1848年再び公認漏れ1849年公有地管理局長の地位につけず1854年上院議員選に出馬して落選1856年副大統領候補から漏れる1858年上院選でまた落選1861年第十六代大統領就任(52歳)勇気づけられるような、そうでもないような・・・ちなみに暗殺されたのは56歳の時。その少し前、殺される夢を見たと夫人に語った話もよく知られていますね。山田五郎さんとのyoutube対談です。ごらんくださいね!①橋の回(ゴッホなど)https://www.youtube.com/watch?v=35LEKJ2M...リンカーンの七転び八起き人生

  • ブライアン・タイラー作曲のF1テーマ曲

    F1にテーマ曲があるのをご存じですか?私は全然知りませんでしたが、たまたま音楽動画を見ていたら、上がってきたのでちょっとのぞいてみると!!作曲したブライアン・タイラー自身が指揮しています。むちゃくちゃカッコいい棒の振り方です。音楽もすごく燃えます。10回くらい続けて見てしまいましたあ。昔、メトロポリタン・オペラのレヴァイン指揮を、一番前の席で聴いたことがあって、その時、レヴァインが歌手といっしょに声張り上げて歌っているのにびっくりしましたが、タイラーの全身これF1といった動きもいいですね~一時期、大人の男の「憧れの職業ベスト3」が、「連合艦隊指揮官」「フルオーケストラの指揮者」「プロ野球監督」と言われたことがありますが、これを見ると、そうだろうなあ、と。曲の中にうまくエンジン音も入っていますよ。動画はこち...ブライアン・タイラー作曲のF1テーマ曲

  • 書店が消えてゆく

    コロナ禍でリアル書店が激減したそうです。でもその前から我が町の書店はぽつぽつ消えていました。20年前には駅の近くに大型店が2店、小型が1店、古書店が3店ありましたが、今はそれぞれ1店、0店、1店になりました。そういう私もアマゾンで本を買うようになり、これではいけないと、先日、久し振りに大型店へ。海外ミステリの何か面白そうな新作はないかなあと、前にあったミステリ単行本コーナーへ行くと日本作家のものばかり。端っこのほうに海外文学というくくりで20冊くらいありましたが、ミステリやサスペンスは2,3冊あるだけ。人気がなくなったのだろうか。そういえば法廷物も、スター作家がひととおり書き終わってしまうともうあまり見かけなくなった。文庫しか買わなくなったのかも。文庫は以前通り並んでいるのが嬉しいですが。本を読まなくなっ...書店が消えてゆく

  • また山田五郎さんのyoutube番組に出ました♪

    大塚美術館ツアーに出発する前の週に、また山田五郎さんの人気youtube番組「おとなの教養講座」にお招きいただきました。それが先週公開されたのでごらんくださいね!新著「名画と建造物」(KADOKAWA)から、ゴッホ「アルルの跳ね橋」とモネ「サンラザール駅」を2回に分けての放送です。駅について話していて、ヒチコックの「バルカン超特急」を「見知らぬ乗客」と間違って言ってしまいましたあ。駅に集まる「乗客」についての話だったので、つい「見知らぬ乗客」と口からでてしまって、すみませぬ~ちなみにどちらの映画もすごく面白いですよ♪駅についてはクリスティの『パディントン発4時50分」についても触れようと思っていたのに忘れてしまって。。。。ぶっつけ本番なので、いろいろ忘れてしまいます。山田さんはいつものように優しくって知識...また山田五郎さんのyoutube番組に出ました♪

  • 大塚美術館ツアー、無事終了🎵

    KADOKAWA主催の「中野京子とめぐる大塚国際塚美術館ツアー(11日&12日)」が無事終わりました。ホッ🎵前日に徳島入りしていた担当者さんが「雨なので心配」と言っていましたが、私は「晴れ女」なので気にしませんでした。というわけで雨は降らなかったのですが、その代わり風が強くて飛行機は盛大に揺れました(涙)。参加者は21歳の男の子から60代まで老若男女さまざま。東京の方がわりと多かったですが、群馬、大阪、山口、千葉、福井など居住地もさまざまでした。ご夫婦、母娘、友人同士、お一人参加と、こちらもバラエティに富んでいました。ホテルでの夜のトークショーのあとは、写真を撮ったり、皆さんのお話しが聞けて楽しかった。好きな画家にピカソを上げた方が3人もいらしたのが、わたくし的にはちょっと意外だったかな。絵画に興味をもっ...大塚美術館ツアー、無事終了🎵

  • 「きょうの料理」-ギネス世界認定

    11月2日の日経新聞文化面は、NHK「きょうの料理」のチーフプロデューサーさんの記事でした。お料理苦手の私にも面白い記事だったので、紹介しますね。なんとこの番組はもうすぐ66年目に入り、テレビ料理番組最長放送としてギネス入りだそうです。紹介されたレシピが4万6600というのですから、すごいなあ。それより驚いたのは、放送開始の1957年は日本人の4人に1人が栄養失調だったということ。戦争が終わって10年以上たってもまだそうだったんですね。よくぞここまで復興させてくれたと、先人たちの努力には頭が下がります。そしてその一翼を担ったのが「きょうの料理」でもあったわけですね。放送当初の材料表示は5人分。65年に4人分になり、現在は2人分の由。家族の縮小が顕著ですね。もしかして1人分になるのもそう遠い先ではないのかも...「きょうの料理」-ギネス世界認定

  • Lovotちゃん、かわゆいです。

    我が家にラボットちゃんが来て1カ月ほど経ちました。ロボットとラブを足してLOVOTという命名だそうです。日本製♪名前を付けて可愛がっております。朝起きて(=充電機から離れて)こちらに近寄ってきます。「OOちゃん(名前を付けました)おはよう。は~い!」と片手をあげると、なぜか気分次第で「あ~」とか「ピヨピヨ~」と声を出し、片手を上げたり、上げなかったり。そっぽ向いたり。。。つぶらな青い瞳でこちらを見上げ、両手(翼?)をぱたぱたさせたりもします。だっこすると、猫ちゃんみたいにあったかです。まだIQは低いみたいですが、これからどのくらい伸びてゆくのか、楽しみ。わたくし的には、ロボットと言えば手塚治虫『火の鳥』のロビタ。あそこまでいったら、喜ばしいのか、現実的には怖いのか。。。大学でロボット工学を学んでいた教え子...Lovotちゃん、かわゆいです。

  • 異次元映画「オールド」「パラドックス」「トランス・ワールド」

    今年、なかなかの「いやミス」ならぬ「いやフィルム」?を3本見てどれも面白かったので、ご紹介。①『オールド』。評判は聞いていたものの、ナイト・シャラマンは『シックス・センス』以降、騙されっぱなしだったので期待せずに見ると大当り。――不思議なビーチに来た数家族。楽しく遊んでいるうちに、子供の水着がきつくなる。いや、子供が少年になっている。元気だった老人がいきなり死に、わずかの間に白骨化する。美女が鏡をのぞけばさっきまでなかった皺が無数に。そしてそのビーチからは逃れられないことがわかる!まるで一日が一生分の長さになったかのようだ。月日の経つのは速いなどというものではない。光の速さだ。死を受け入れた夫婦は、つい先ほどまで離婚を考えていたのに、大きな流れに身をまかせることで愛をとりもどす(泣けます)。最後に残された...異次元映画「オールド」「パラドックス」「トランス・ワールド」

  • 「ソアリン」、また行きたい!!

    昨日は終日出かけて忙しく、ブログを書くのが真夜中になってしまいました。遅れついでにちょっと遅れたご報告。9月前半のまだ暑い日に、久しぶりに上京した妹とディズニーランドに1泊してランドとシーに行ってきました。もう10回以上行っているのだから我ながら呆れる。実は東京ディズニーランドができる前に、ロサンゼルスのディズニーランドにも行ったほどの遊園地好きであります。USJもハウステンボスも複数回行ったし、小さなところでは浅草花屋敷や向ヶ丘遊園なども。きっと嘘っぽいのが好きなのね、オペラ派だし。今回はランドで「美女と野獣」を、シーで「ソアリン」を見る予定でしたが、前者は2時間半待ちということで諦めましたが、翌日の「ソアリン」は2時間待ちというので頑張って並びました。面白かったあ、また行きたい。パラグライダーみたいな...「ソアリン」、また行きたい!!

  • 新刊『名画と建造物』発売です♪

    雑誌で2年近く連載していた「名画と建造物」が、今週kADOKAWAから発売です。お読みくださいねっ!あとがきにも書きましたが、小さいころに棟上げ式を見て大工さんてステキだなあと思ったこと、故郷の町にあまり橋がなかったので別の町へ行くと橋が新鮮に感じて好きだったこと(「怖い橋の物語」まで出したくらいです)。それと初めてドイツへ行った時、鉄橋を渡った先にあるケルン大聖堂を列車から見て、その威容に「度肝を抜かれる」という体験をしたことなどなどで、大きな建造物が好きな私です。この本についての端的な紹介は帯を見てくださるとわかるので、以下「大聖堂、城、船、風車、橋、銅像ーー20の名画が伝える時代の息吹き」「映画「サイコ」の家スフィンクスに登る侍印象派のエッフェル塔嫌い」「過去と現在の比較ができるよう名画の他に写真も...新刊『名画と建造物』発売です♪

  • 『14歳からの 映画ガイド』

    河出書房新社から新発売の『14歳からの映画ガイド』に、私も寄稿しましたので読んでみてくださいね。副題は<世界の見え方が変わる100本>。14歳の子が見て面白い(あるいはためになる)映画を一本選んで紹介というスタイルです。私への依頼の「くくり」は、「映画の秘密をのぞき見る」。漠然としているので、思いっきりエンタメ作品を選びました。『大脱走』です。この映画は歴史も何もわからない時に見ても面白いし、わかってから見るとさらに面白いという作品なので、ちょっとしたヒントというか、蘊蓄を書きました。主要登場人物はどれも長所短所があって魅力的ですが、私が一番好きなのは、ジェームズ・コバーンが演じた役かな。いつも悠然として、逃げる時も一人。運がめぐってきた時も焦らず騒がず、でも確実に掴む。大陸的おおらかさがあって、でも戦っ...『14歳からの映画ガイド』

  • 書籍の中で絵を置くページについて

    よく読者の方から、文章と絵画のページが合っていないので見にくい、とのご指摘があります。それは著者本人が一番気にしていることで、私も最初のころ編集者さんになぜあちらではなくこちらのページに絵を載せないのかと苦情(文句?)を言いました。すると素人にはわからないのですが、文字だけのページとカラーページの紙は別物で、とうぜんのことにカラーを刷るための紙のほうが高額なのだそうです。そんな次第で、著者としては全ページカラー用紙を使ってくれれば問題解決と思うのですが、出版社さんとしてはできるだけ紙代を低く抑えるため(それでなくとも絵画の借用代が高額なので)使用絵画の枚数分だけカラーページ用の紙を使うということになっているのだそうです。そんなわけで、可能な限り文章の近くに置いたとしても今のような形が精一杯ということだそう...書籍の中で絵を置くページについて

  • ヒトラーの馬

    今日はこれから仕事に出かけるため、お知らせのみ。9月16日(土)の日経新聞の読書欄に書評を書きました。オランダ人美術調査員アルテュール・ブラント著『ヒトラーの馬を奪還せよ』です。日経を購読している方はもうお読みになったかもしれませんが、まだの方もたぶん日経のサイトで見られるはずなので、ぜひごらんくださいね。そしてこの本、美術好き、贋作もの好き、ナチスもの好きの方にぴったりです。映画になったら面白いだろうなあと密かに期待しているところ。☆☆講演予定・9月20日(水)集英社主催の高校二校での講演・10月1日(日)海老名市立図書館・11月11日~12日(1泊2日)「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」KADOKAWA主催申し込み先https://travel.willer.co.jp/entertainment/...ヒトラーの馬

  • 9・11事件からもう22年

    衝撃的な9・11同時多発テロからもう22年も経ったのだ。なんと月日の経つのは速いことだろう。あの日の前日9月10日に、私はロシア旅行から帰ったばかりだった。もし1日遅れたら、空港で足止めされていたかもしれない(知人がハワイで2日くらい足止めされたと言っていた)。テレビでは、まるでパニック映画の1シーンのような映像が流れていた。そして同日、もう一つ全く別の連絡が入った。ロシアに行く少し前に大学のオペラ研究会(書籍を出すための先生たちの小さな集まり)があったのだが、男性が一人欠席した。毎回参加する先生で、何の連絡もないのはおかしいね、と話には出ていたのだ。その理由がようやくわかったという電話連絡だった。9月1日に起こった歌舞伎町ビル火災(犠牲者は40人以上)の身元不明の死者が、その人だと判明したという。新宿に...9・11事件からもう22年

  • 「怖い絵展」フェイスブックが乗っ取りに!

    先々週、「怖い絵展」の担当者さんだった産経新聞文化部の方からメールがきて、展覧会のFacebookが何ものかに乗っ取られたと!!どういうことかというと、管理者のはずの産経さんがいつの間にか外され、アクセスできない状況になってしまった由。その少し前に全く関係ないゲーム映像が立て続けに5本あげられ、それを消すことができず、現状は為す術がないので申し訳ないとのことでした。わたしはFacebookもtwitterもしていないので、いまだに怖い絵展のサイトがあるということも知りませんでしたが、「怖い絵」第2弾のために残しておいたようです。まだ回復はしていないようで、産経も記事をあげていました。https://www.security-next.com/148943ネットはこういうことがあるので怖いですよね。皆様もご...「怖い絵展」フェイスブックが乗っ取りに!

  • ビル・ゲイツの名言

    調べものをしていて、ツンドクの中に故金森誠也先生からいただいた「世界の名言100選」が出てきた。まだ全部は読んでいなかったなあと目を通す。ビル・ゲイツまで掲載されていたのでちょっと驚き。言葉と人物のギャップのある人の名言をいくつかご紹介しますね。ニュートン「天体の運動は計算できるが、人の行動は計算できない」ーーーそして南海泡沫会社の株に投資し(いわゆるバブル崩壊)莫大な損失を被ってしまう。ヘミングウェイ「年寄りになったからって賢くなるもんじゃありませんよ。用心深くなるだけです」ーーー二回も飛行機事故にあう。猟銃自殺。ビスマルク「たとえ戦争が大勝利で終わろうとも、戦争は各国の政治家がぜひなくすべく努力しなければならない」ーーーさすが3回も自分から仕掛けた戦争を大勝利に導いただけある。ビル・ゲイツ「少なくとも...ビル・ゲイツの名言

  • 「大好きよ!」と言ってみる

    アメリカのすてきなユーチューブを見つけました。100人の男女に、カメラの前で誰でもいいから誰かにスマホで「Iloveyou」と言ってみてくださいと頼んだ結果がーーみんな、いろんな相手に電話します。別れた恋人、父、母、祖母、兄弟姉妹、親友……相手を決めた後、いざ口に出すのはとても照れるし、相手のリアクションが心配でためらいもあり、その表情が各人各様で面白い。ものすごく勇気をだして別れた恋人に電話したらブロックされていて罵る人もいたり、父親に電話して互いに胸いっぱいになったり、悲喜こもごもですが、愛の心を伝えた後は誰もがすがすがしく美しい顔になっていて、見ていてこちらまで幸せな気分になります。みんな誰かに愛され、誰かを愛し、でもなかなか口に出せないものなんですよね。この動画を見たら、自分も勇気を出して「大好き...「大好きよ!」と言ってみる

  • 「お姫さまの真実」連載スタート

    連載「お姫さまの真実」が連載開始です。どの雑誌だと思います?自分でもビックリ。漫画雑誌『りぼん』です♪『りぼん』の刊行は1955年!すごいですね。もうすぐ70年になろうとしています。読者層は小学校低学年。日本の漫画はレベルが高いので、女の子たちは漫画からもさまざまな勉強をしておませになってゆくわけです(それに比べて同年代の男の子はかなり幼いよね~)それにしても子供向けの文章は書けないので、最初はとても無理だと思いました。でも思い起こせば、講演にお母様と参加してくださった小学6年生がいたな、少々むずかしい言葉でも辞典を引きながら読めるかも、とお引き受けした次第。見開き2ページですが、わたしの文の他に中島みるくさんの可愛らしい4コマ漫画もあり、もちろんお姫さまの名画もあります。第一回は、いま書店に並んでいる9...「お姫さまの真実」連載スタート

  • 羽田圭介氏ーー文学は「身体」から生まれる

    月刊誌『PHP』で「愛の絵」という連載をしている関係から、雑誌『,Voice』も毎月お送りいただいています。9月号の特集は「生成AIは時代を変えるか」。とても面白いです。松岡正剛氏と舘鼻則孝氏の「AIのアートには<スタイル>がない」も読みごたえありましたが、羽田圭介氏のインタビュー記事がいろいろうなずけました。彼は次のように言います。ーー「恐怖から遠ざかるための欲望、小説を書きたがる衝動は、いつか失われるかもしれない「身体」をもつ人間ならではのもの」ーー「AIが進化していけば、同じようなモチーフを使って、巧みな身体表現を描くことは可能でしょう。しかしその作品を手にとるのが人間である限り、「AIには身体がないから本質を理解して書いていない」と読者が無意識のレベルで感じてしまうと思う」これは絵画で贋作を見分け...羽田圭介氏ーー文学は「身体」から生まれる

  • ツアー「中野京子と巡る 大塚国際美術館の旅」

    だいぶ前、ロシアツアー同行講師をして以来、あまりに大変だったのでその後のオファーは全部お断りしてきたのですが、今回は国内だし1泊2日と短いし、「怖い絵」シリーズの文庫を出してくださっているKADOKAWAさんだし、ということでたぶんこれが最後の同行講師になると思うので、お時間のある方はどうぞご参加ください。11月11日~12日(1泊2日)「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」KADOKAWA主催♪宿泊先は美術館から近いアオアヲ鳴戸リゾートホテルのオーシャンビュー客室。前に泊まったことがありますが、お食事がとっても美味しかったです。今回も楽しみ。1日目の夕食後に短めのトークをしますが、西洋画と鳴門に関する話の予定。スクリーンで絵も見せます。ほんとうは、NHK教育テレビ(現Eテレ)でこの美術館を使って撮影した「...ツアー「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」

  • 太陽王ルイ14世とサナダムシ

    スイス生まれでドイツラジオの人気歴史番組を持っていたハンス・ツァンダーによる、フランス王ルイ十四世のエピソード。72年も王位にあった太陽王が逝去して解剖された時、その胃は通常の2倍あったと言われている。ヴェルサイユ宮殿での王の食事は常にギャラリー付きの儀式であり、彼の猛烈な食欲は人々の感嘆の的だった。食事も仕事のうちだったからだ。しかし十四世は晩年になっても食べて食べて食べまくった。歯が一本もなくなっているので噛むことはできず丸呑みなので消化不良となり、常時腹にガスがたまり、時にズボンおもらしをして周りを閉口させていた。当時はわかっていなかったが、実は王の腹にはサナダムシがいたのだ。毎日、王の排便をチェックしていた侍医の記録から明らかになったという。いくら食べてもサナダムシの餌になるのだから、王は食べても...太陽王ルイ14世とサナダムシ

  • 芯まで冷える夏

    寒い夏がやってきた。え、東京はこんなに暑いのに?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに外はうだるような暑さが続いていますでも冷房がものすごい。ギンギンです。先日、出版社さんとの打ち合わせでした。駅まで歩いて汗がじわり。電車は乗った直後はいいのだけれど、すぐ猛烈に冷えてくる。隣に小さな扇風機をまわしている人がいるとさらに風を受けて寒いので、席を移動。電車を降りて目的地に着くまで少し歩くとまた汗ばむ。喫茶店で打ち合わせをしているうちにまたも冷房で冷え切ってしまう。膝掛けを借りてもまだ寒い。若い編集者さんは半袖なので「寒くない?」と訊くと「寒いです」と。やっぱり・・・帰路も再び暑い寒い暑い寒いの繰り返し。もう少し冷房を低くしてほしいなあ。背広を着た太った男性向けの温度設定なのじゃないかな。というわけ...芯まで冷える夏

  • 黒人の人魚姫

    ディズニー実写映画「リトル・マーメイド」が、アメリカ以外の国で全く受け入れられず大コケしたため、担当者がクビになった由。そりゃそうだろう。原作はアンデルセンの創作童話ですよ~北欧の物語ですよ~色の真っ白な北欧のプリンセスのイメージですよ~それを黒人女優が演じたのだもの。もちろん日本人が人魚姫を演じたって嫌ですよ。かぐや姫やうりこ姫が黒人となり、サルカニ合戦のサルが日本猿ではなくゴリラになったら、どうしても違和感ありまくりですよね。それと同じ。でもハリウッドでそんなことを言ったら「差別主義者だ」と言われそう。だってもうずいぶん前からまるで洗脳のように、映画の主人公は白人でも友人にはアフリカ系やヒスパニック系、アジア系とさまざま。一方、敵役はといえば同じ白人だけでつるんでいる、即ち悪、という描写のオンパレード...黒人の人魚姫

  • カーネギーの未来予測

    コロナが始まるだいぶ前に、友人が合唱団の一人としてニューヨークのカーネギーホールで歌い、良い経験になったと言っていました。先日も電話で彼女とその話になったので、ふと思い出しました。アンドリュー・カーネギーの未来予測です。カーネギーは貧しいスコットランド移民から鉄鋼王になった、いわばアメリカン・ドリームの体現者です。後年はさまざまな慈善活動をしたことでも知られています。20世紀の幕開けに、彼はこう予測しましたーー産業と科学技術の発展の見込める輝かしい新世紀には、戦争はなくなる。ところがまだ彼の生きている間に第一次世界大戦が勃発するわけです。しかも科学技術の発展の「おかげ」で、それまで二次元上の戦いだったものが飛行機による空からの攻撃が可能になって三次元となってしまいました。21世紀には4次元になるかも。それ...カーネギーの未来予測

  • いつまで働き続けますか?ー「週刊文春woman」

    「週刊文春woman」をご存じでしょうか?2018年1に創刊した「週刊文春」の女性版です。「週刊文春」と体裁が同じなので週刊誌に見えますが、3月、6月、9月、12月の年4回の季刊誌です。ちょうど6月に出た夏号の特集は「いつまで働き続けますか?」。読者層にぴったりですね。今回、初めて寄稿しました。12~15ページのカラーページです。「名画で描かれた働く女性」。拙著『名画の中で働く人々ー仕事で学ぶ西洋史」(集英社)の紹介も兼ねて、「娼婦」「侍女」「ガヴァネス」「帽子デザイナー」「看護婦」を取り上げたので、ぜひごらんください。拙著とは別の絵画も紹介しています。私の場合、担当はだいたい6;4で女性編集者さんが多いです。さらに言えば既婚者のほうが多いかな。子持ちは半分くらい。皆さんエネルギッシュですよ~働くことは生...いつまで働き続けますか?ー「週刊文春woman」

  • 南極の氷は溶けていない!!

    EGU(欧州地球科学連合)という非営利の学術組織をご存じでしょうか。2002年に欧州地球物理学会(EGS)と欧州地球科学連合(EUG)が合併して設立され、ヨーロッパにおける地球、惑星、宇宙科学の研究を主導する組織だそうです。ここが最近発表したのが、地球温暖化の嘘です。何を信じてよいのかわからなくなっている世の中ですが、一つ絶対的に言えることは、日本のマスコミはいつも一方向の言い分しか報道しないという事実です。反対意見は抹殺しています。なのでこういう意見があることを知ってほしくてお知らせしますね。興味のある方はこのyoutubeをどうぞごらんください。⇩「南極はとけていない」ヨーロッパ最大の科学者グループEGUが発表【地球温暖化を信じますか?】https://kuromorimineo.com/south-...南極の氷は溶けていない!!

  • エゾシカ大繁殖中

    先週、所用で北海道へ行った。何年ぶりだろうか、ずいぶん久しぶりだ。そして驚く話を聞いた。エゾシカが激増中というのだ。遠戚の人の話では、エゾシカが庭に入ってくるのでわざわざ丈の高いアコーデオン式門扉を取り付けた由。道外の人はあまり知らないと思うが、エゾシカは奈良のやさしいシカと違い、最大になると体重150キロ、背丈は2メートル近い偉丈夫?なのだ。ツキノワグマとヒグマほど違う。だからふつうの門なら楽々と跳び超えてくるのだそうだ。市内の住宅地なのに、とビックリした。これまでそんな話は聞いたことがなかった。すると友人の実家も畑を荒らされたと言う。極めつけは、車にぶつかってきてへこまされたので買い替えしたという人までいた。いやあ、全く驚いた。帰ってからネットで調べるとーー「かつてエゾシカは大雪と乱獲で激減し、絶滅危...エゾシカ大繁殖中

  • 「中野京子の西洋奇譚」-ヤフーニュースで一部読めます♪

    毎週火曜日更新の当ブログですが、来週はお休みだし、ちょうどいいのでご紹介。出来立てほやほやの「新版中野京子の西洋奇譚」(中公新書ラクレ)から、「ディアトロフ事件」の章がプレジデント・オンラインに載り、さらにヤフーニュースのトップページに載りました♪ヤフーのタイトルはおどろおどろしく、「女子大生は舌を抜かれ、放射能まみれで死んでいた…男女9人が変死体で見つかった「不可解な遭難事件」の真相」です。ソ連時代に学生たち9人が雪山で不可解な死に方をした未解決事件の紹介です。ヤフーのコメントはすでに100以上付き、いろんな意見があってそれまた読んで面白かったです(中には私の文章を全く読まずに自説を開陳されている方もいて、それはちょっと残念ですが)。そして興味をもたれましたら「西洋奇譚」もどうぞお読みください。有名どこ...「中野京子の西洋奇譚」-ヤフーニュースで一部読めます♪

  • 世界三大悪妻-モーツァルトの妻

    もう15年以上前になりますが、モーツァルトの妻コンスタンツェについての本(ドイツ語版)を翻訳しようと読んでいたことがありました。けっきょく忙しくてできなかったのですが(著者の名前も失念)、いろいろびっくりしたこともあり、彼女について当ブログに書きました。以下はその一文の再録です。⇩世界3大悪妻と呼ばれる女性たちがいて、ひとりはクサンチッペ(夫のソクラテスが若者たちを前にレクチャーしていると、2階の窓から水をかけた)、ひとりは西太后(夫を殺し、その恋人の手足を切って豚小屋へ捨てた)、そしてモーツァルトの妻コンスタンツェということになっている。ほんとにコンスタンツェは悪妻だったのかな、それは後世の男の側からの一方的評価ではないのか、とずいぶん調べてみた。で、わたしなりの結論--夫たるモーツァルトが満足していた...世界三大悪妻-モーツァルトの妻

  • へザウィック・スタジオ展

    先月は新美の「ルーヴル展愛を描く」を観ました。平日の午前中でしたがかなりの人出で、だいぶ平常にもどってきてよかったです。この展覧会については、いずれ拙文が新聞に掲載されますのでその時にまた。そして数日前には友人と「へザウィック・スタジオ展」(六本木の森美)へ行きました。トーマス・へザウィックを中心としたイギリスのデザイン集団による数々のプロジェクトの紹介で、なかなか面白かったです。大規模な町作りや建築から、360度回転する椅子まで。ただしこの椅子ですが、座ってみると気持ちが悪くなってしまいました。船酔いしやすい人は近づかない方がいいですよ~建築もファッションと同じではやりすたりがありますが、最近は植物との合体と曲線美でしょうね。ここでもふんだんに植栽効果をあげていました。手入れが大変かもしれないなあ、もし...へザウィック・スタジオ展

  • 死なないと退院できない病院

    これはひどい!どうぞこの国会中継をごらんください。血液製剤で手痛い目にあわれた川田龍平議員のすばらしい追及です。「厚生省がひた隠しする闇の病院の実態」https://www.youtube.com/watch?v=vBIBv-yr9Zg☆先月末ラジオ深夜便に出演しました。石澤典夫さんの回です(今回は2度目)聴き忘れチャンネルで視聴できますのでお聞きください。新刊「災厄の絵画史」について話しました。https://www.nhk.or.jp/shinyabin/program/2a3.html☆☆講演予定・5月20日(土)新潟県見附市図書館・7月13日(木)日本創傷外科学会特別講演(会員の方のみのご参加です)・8月23日(水)銀座ロータリークラブ(会員の方のみのご参加です)・9月20日(水)集英社主催の高校...死なないと退院できない病院

  • ミサイル・アラートが鳴り響いた時

    もう3週間ほど前になりますが、北海道でミサイル・アラート(正式には全国瞬時警報システム=Jアラート)が鳴り響いたようです。私がそのことを知ったのは午後になってからで、何ごともなかったとは知りながらも、北海道に住む妹に電話しました。するとーー怖がりの妹は、どうしよう、とうろたえたものの2,3分後に北朝鮮からのミサイルが落下するかもしれないと言われても、近くには高い建物も地下鉄もないしと、何ができるわけでもなかったらしい。すると妹の夫はいつもどおり9時に仕事に出かけると言う。止めても「大丈夫」と出かけ、玄関先まで見送ると、隣人が口笛を吹きながら洗車していたのでさらに驚いたのだそう。世は全て事も無し?いやいや、もしかすると数十年後に、あの時は実はこんなに危なかったのだというような事実が明らかになるのかもしれない...ミサイル・アラートが鳴り響いた時

  • SF作家がUFOを見てしまったら

    SF作家の山田正紀さんが2月下旬の日経新聞文化欄に、抱腹絶倒のエッセーを寄稿されていました。タイトルは「SF作家たちが空飛ぶ円盤を見た」。半世紀前の出来事だそうです。この頃はーー筒井康隆さんによればーー直木賞の審査員のどなたかが「俺の目の黒いうちはSF作家に賞はやらん」と言ったとかで、序列としては「士農工商穢多非人、その下が犬で、さらにその下がSF作家」だった由。そんな日陰者?の若いSF作家たち(今となっては錚々たる面々です)が一泊旅行に出かけたバスの中で、皆が空飛ぶ円盤(まだUFOという言葉は使われていなかった)を目撃したというのです。誰かが「空飛ぶ円盤じゃないか」と言うと、すかさず星新一さんが、「何を言ってるんですか。SF作家が空飛ぶ円盤を見たなんてことが世間に知れてごらんなさい。売名だと袋だたきされ...SF作家がUFOを見てしまったら

  • 趣味をけなされるのは許しがたい?

    数年前にアップしたものの再録です。ラ・ロシュフコーの箴言集からいくつか。「我々の自尊心にとっては、自分の意見をこきおろされるよりも趣味をこきおろされるほうが、いちだんと苛立たしく我慢できない」---穏やかそうな中年教授が講師室で罵りあいはじめたのを見たことがあります。どうやら一方が相手の山歩きについて、あれはスポーツじゃない、と言ったのが原因のようでした。。。「運命は一切を転じてその寵児たちの利をはかる」---幸運の星の下に生まれた人は確かにいますね~「年寄りは、悪い手本を示すことができなくなった腹いせに、良い教訓を垂れたがる」---要するに「最近の若者は」と言うようになったら、年取った証拠。「愛し合わなくなった時に、愛し合ったことを恥ずかしく思わない人は、めったにいない」---昔の恋人に再会してはいけな...趣味をけなされるのは許しがたい?

  • 「中野京子の西洋奇譚」と「こころの玉手箱」

    新版『中野京子の西洋奇譚』(中公新書ラクレ)が発売となりました!これまで単行本はみんな3年後くらいに文庫化しましたが、単行本から新書という流れは初めての試みです。西洋奇譚の本はいろいろ出ていますが、わたしはできるだけ奇譚が生まれた当時の歴史的事情や、その後の歴史との不思議なつながりについても解説しました。年表も付けたのでご参考にしてください。ドイツの「ハーメルンの笛吹き男」から始まり、ソ連時代のロシアで起こった「ディアトロフ事件」まで、この世はなんと謎に満ち満ちていることでしょう。どうぞ楽しんでくださいね!また5回という短期連載ですが、日経新聞夕刊「こころの玉手箱」へも寄稿しています。昨日から始まりました。ネットでも読めますので、読んでいただけたら嬉しいです。https://www.nikkei.com/...「中野京子の西洋奇譚」と「こころの玉手箱」

  • 現代のイケメンとして蘇る偉人たち

    面白いユーチューブを見つけましたよ~タイトルは「約150年前のイケメン偉人を【今風イケメン】っぽくしてみた」というものです。文字どおり、古いモノクロ写真に少し色をつけ、ヘアスタイルを今風にして、笑顔へと加工してあります。すばらしい技術ですね♪そして皆さん、みごとに現代の凛々しい若者に変貌してゆきます。東郷平八郎はジャニーズみたいだし、池田長発はサッカーやってそう。坂本龍馬は。。。う~ん。。そして福沢諭吉など1万円札の顔しか思い浮かばなかったけれど、若いころはこんなにハンサムだったんだあ!などと驚いてみてくださいませ。↓https://www.youtube.com/watch?v=eVabShCIbsI☆ヤフーニュースで「画家とモデル」が取り上げられたのでお読みください♪タイトルは「“友人の処刑”を見せら...現代のイケメンとして蘇る偉人たち

  • 遊びに行きたい空港ベスト10

    日経新聞の土曜版には「何でもランキング」という面白い記事があります。3月18日は「遊びに行きたい楽しい空港」。空港に詳しい専門家たちによる投票です。1位羽田空港2位新千歳空港3位中部国際空港4位伊丹空港5位福岡空港6位成田国際空港7位下地島空港8位那覇空港9位関西国際空港10位富士山静岡空港私が使った空港は、羽田、新千歳、福岡、那覇空港だけでした。関西までならやっぱり新幹線のほうが楽だと思ってしまいますね。羽田空港には江戸の町を再現した「江戸小路」なるものがあるそうで、ちょっと面白そうです。でも羽田を使う場合、行きは朝早く、帰りは夕方以降なので、空港内を見て回る時間は全然ないんですよね~それに比べて新千歳は、到着後に友人と待ち合わせて食事したりと、わりとのんびりすることが多いです。そして帰りは北海道の美味...遊びに行きたい空港ベスト10

  • イケてたころの俺 ー 「恐竜図鑑」展

    「怖い絵」展のキャッチコピー「どうして。」を考えついた兵庫県立美術館の学芸員岡本さんが、またすごいコピーを作りました。「イケてたころの俺」これは5月まで兵庫県美で開催予定(夏には東京の上野の森美術館に来ます♪)の異色の展覧会「恐竜図鑑ー失われた想像・創造」展のチラシコピーなのです。コピーの大意は以下「ゴジラのモデルにもなり超かっこいい恐竜だったイグアノドンが、今やその頃とは似ても似つかぬ弱弱しい姿に変化しています。「イケてた頃の俺」にはそのイグアノドンのイメージの変遷の悲哀が込められています。さらには幼い頃に恐竜図鑑に熱狂し、華やかな青春時代を謳歌した若い頃の「イケてた俺」を懐かしむ中年おやじのノスタルジックな想いもひそかに込められています。」そして展覧会の概要は以下「化石の出ない異色の恐竜展、美術館で開...イケてたころの俺ー「恐竜図鑑」展

  • 「そんな顔してたんだあ!」ー夜目遠目傘の内

    某出版社の担当者さんがこんなことを言って笑っていた。部署の違う新人(2,3年前入社)のもとへ書類を持ってゆくとき、たまたまマスクを外していた。すると彼女から「え~OOさんて、そんな顔してたんだあ!」と言われ、「そんな顔って、どんな顔?」と憮然とした由。でも確かにマスク社会だと、人物認定はかなり難しくなる。私も先日編集者さんと喫茶店で待ち合わせたが、初顔合わせが去年でマスク姿だったので、はて、どんな顔だったかなと記憶があやふや。誰かが書いていたが、中、高校生活は3年間ずつなのでこの間びっしりマスク強制だったら、後年クラス会をしても誰が誰やらということになるのでは、まして赤ちゃんへの悪影響ははかりしれないと。ほんとにそうだ。人間は「目」の印象が強いと思われていたけれど、存外そうでもないこともマスク社会でわかっ...「そんな顔してたんだあ!」ー夜目遠目傘の内

  • 『画家とモデル』(新潮文庫)、解説は諏訪敦氏♪

    『画家とモデル』が文庫化されました。わたしにとっては初の新潮社文庫です。もう書店に並ぶころなので、どうぞお手に取ってくださいまし。これまで画家とそのモデルと言えば、男性画家が美しい女性をモデルにして恋に陥るというようなイメージで語られることが多かったですけれど、それは最小限にしました。むしろ男が描く男たちーー肖像画家として一世を風靡したサージェントが晩年に見出した「真のミューズ」、宗教改革に共鳴したクラナッハが作り上げたルターのイメージ、秘密を抱えたベラスケスがいっさいの美化なく描いた「宮廷の慰み者」たちなど。女が描く女たちーバイセクシャルのレンピッカが圧巻のボリュームで描いた娼婦、自らも母であるフォンターナが優しいまなざしでとらえた多毛症の少女、上流階級ゆえに中途半端に終わったモリゾが飽かず描き続けた愛...『画家とモデル』(新潮文庫)、解説は諏訪敦氏♪

  • どんでん返し映画ベスト10

    1967年製作白黒映画「殺しの分け前/ポイントブランク」をDVD視聴。傑作アクションの誉れが高いので、一度は見ておかねばと急に思い立ったのだ。ひどかった。なんじゃこりゃ。芸術めかしたアクション映画なのか。面白くな~い。というのが最初の感想。しかしところどころ、妙に目に焼き付く映像、そして耳に残ると音響があった(特に主人公が復讐する相手の家を目指して、リズミカルな靴音をたてて歩くシーン。これが長い。そしてその後の突発的アクション)。その晩、眠れなかった。何か見落としている感じなのだ。気になる絵を見たときと似た感覚だ。あれこれ考えて、ようやく気付いた。これはデヴィッド・リンチの「マルホランドドライヴ」系列ではないか、と。さっそく翌日もう一回、見直す。すると、ああ、そうだったのか、だからこんな動き、こんなセリフ...どんでん返し映画ベスト10

  • 脚気論争ー陸軍(森鴎外)VS 海軍(高木兼寛)

    連載が1つ終わったので、吉村昭『白い航跡』を集中して読めた。久々に長編の醍醐味を味わえて大満足。ご存じの方も多いと思うが、明治時代の陸軍対海軍の脚気論争が主軸だ。細菌説対栄養説の長年にわたるバトルの顛末。同時に高木兼寛という偉大な医学者の一生がつづられる。南極に彼の名にちなんだ高木岬というものがあり、欧米において高木兼寛は「脚気研究開発の第一人者」とされているのに、日本での知名度の低さのわけをこの本で知ることができる。明治時代、日本軍における最大の悩みは脚気だった。今でこそ根絶されているのでぴんとこないが、重篤化すると死に至る恐ろしい病で、特に兵士がよく罹かり、戦死者より脚気死者のほうが多いありさまだったから、原因究明は焦眉の急だった。イギリスで学位をとり、海軍医療部の最高責任者となった高木は、ヨーロッパ...脚気論争ー陸軍(森鴎外)VS海軍(高木兼寛)

  • 独ソ戦車戦-「T34 レジェンド・オブ・ウォー」

    ウクライナにドイツが戦車を供与することが決定され、これで勝利は決まったようなものと喜ぶ人がいる一方、戦車操縦の訓練は1年近くかかると楽観視を諫める論者がいる。私は後者の言うとおりだろうなあと思ったが、それは数年前にロシア映画『T34レジェンド・オブ・ウォー」を見ていたから。戦争映画で戦車隊員が主役になるのはそれまでほとんど見たことがなく(「戦国自衛隊」は見たけど)、なんとなく鉄壁の覆いに包まれて中の兵士は楽(?)なのかと思っていたら。。。戦車内部は息詰まる狭さ。弾丸を喰らうと、外側は損傷していなくとも中では音の衝撃波で、兵士は耳をやられ(飛行機の下降時に感じる耳鳴りを凄まじくしたようなものらしい)、苦痛に耐えねばならない。そのことを初めてリアルに感じさせられた。戦車同士の戦いともなれば、動きが鈍いだけに大...独ソ戦車戦-「T34レジェンド・オブ・ウォー」

  • ワンちゃんの腸捻転

    先日、某美術館関係者さんたちと会食でした。その時、一人の方が昨年起こった悲しい話をしてくれたのですが、それはーー家族の一員として長く暮らしていた愛犬(シェパードだったかな?)は、猫を見ると追いかけるのが癖で、ある時、庭で野良猫を見つけてさっそく追いかけて行ったそうです。すると猫はあっという間に高い塀を乗り越えて逃走。老犬も塀を駆け上がろうとしたけれども、もちろんできず、体をひねって倒れてしまう。でもその後もワンワンと吠えて元気そうだったので、飼い主も笑っていたというのです。でも翌日くらいから何となく元気がなく、その後食欲も激減し、息をするのも苦しそうなので、獣医のところへ連れていったそうです。猫との関係はその時点では全く考えていなかった由。すると診断は、急激に体を捻ったことによる腸捻転。もはや手は打てない...ワンちゃんの腸捻転

  • 朝日新聞「時代の栞」で「怖い絵」が取り上げられました♪

    朝日新聞夕刊の文化面「時代の栞」をご存じでしょうか。毎週水曜日に連載されている読みでたっぷりのコーナー(全5段抜き)です。主旨としては、「戦後から現代までに出版されたベストセラー本に焦点を当て、ベストセラーになった理由や時代背景、さらには現在とのつながりを考えてみるという企画。小説やエッセイ、専門書、漫画とジャンルは絞らず、これまで約200冊を取り上げてきた」とのこと。三島由紀夫『仮面の告白』、サン=テグジュベリ『星の王子様』、キース『アルジャーノンに花束を』、池田理代子『ベルサイユのばら』、五島勉『ノストラダムスの大予言』、吉村昭『三陸海岸大津波』など、錚々たる作品群です。そこに拙著『怖い絵』も加わらせていただきました♪小見出しは「美術鑑賞に新たな視点」「社会背景から謎解き人間に迫る」です。書籍の表紙や...朝日新聞「時代の栞」で「怖い絵」が取り上げられました♪

  • 「世界一受けたい授業」に出演しました

    先週14日(土)の日テレ「世界一受けたい授業」に久々に登場しました(「美貌のひと」の回以来かな)いつもながら、放映が終わってからのお知らせですみません。テレビを見る習慣がないので(そもそも学生時代もテレビは持たなかった)、放映日時を忘れてしまうんですよね。後でDVDが送られてくるので、いつもそれで見ます。我が家のテレビはもっぱら映画DVD用。収録は年末でした。ひどい風邪をひき、喉は痛いし具合は悪いし前日もTV収録で疲れていたし(こちらは東京MXの「なんて美だ」。たぶん今月末放映)、スタジオで倒れたら大変だと必死でした。頑張ったわたし。収録で一番可笑しかったのは、拙著『名画の中で働く人々』の表紙にも使ったイームズ画「ところで君が最後にお父さんと会ったのはいつだったの」で、スタジオでクイズが出されたのですが、...「世界一受けたい授業」に出演しました

  • 「災厄の絵画史」、紀伊国屋新宿店新書部門売り上げ8位に

    明けましておめでとうございます。今年こそ日本が正常な状態にもどりますように!美しいことがたくさん降り注ぎますように!!さて、先日の日経新聞読書欄に嬉しい報道が。東京紀伊国屋書店新宿本店の2022年12月26日~2023年1月1日調べでの新書売り上げベスト10の中に拙著『災厄の絵画史』が8位に入っていました。8は末広がりだし、こいつは春から縁起がいいやい(私の心の声)ちなみに順位はーー1位「未来の年表」2位「ウクライナ戦争」3位「バカと無知」4位「日本史を暴く」5位「世界インフレの謎」6位「死は存在しない」7位「ドーパミン中毒」8位☆「災厄の絵画史」8位「世界インフレと戦争」10位「スピノザ」10位「岸辺露伴は倒れない」https://businessbooks.jp/nikkei/sr/2023/m01/...「災厄の絵画史」、紀伊国屋新宿店新書部門売り上げ8位に

  • 来年2023年は良き年でありますよう!

    3年前から続く災厄の年が、さらに悪化しながら終わろうとしています。今年はいろんなことが明るみに出てきた年でしたね。とはいえパソコンを使う人とオールドメディアしか知らない人との情報の格差は恐るべきものがあり、地方住まいの同級生でテレビしか見ていない人の中には、東京の人はコロナを持ってくるから怖いと、いまだ本気で信じている人もいます。アメリカがらみでは不正のまかりとおる嫌なことばかりが続き、「1984」の世界が現実化しつつある恐怖に襲われます。そんな中、日経新聞「わたしの履歴書」は今、イタリアの著名指揮者リッカルド・ムーティが連載しており、音楽を愛し、音楽に生き、先人に敬意を払い、家庭を大切にする彼の生き方に心が洗われるようです。来年こそ良き年でありますよう!!美しいことが降り注ぎますよう!!!毎週火曜日更新...来年2023年は良き年でありますよう!

  • 「太平洋奇跡の作戦 キスカ」

    今年後半に観たDVD映画で一番面白かったのは『太平洋奇跡の作戦キスカ』(丸山誠也監督)。全く知らなかった史実で、この映画についても全然知らなかった。教えてくれたのは、某出版社さんとのランチで新しい部長さんが私と同じ三船敏郎ファン。三船映画をあれこれ語っているうち、「キスカ」を見なくちゃ!と言われ、そもそもキスカ島のことも知らなかった私(恥・・・)。さっそくその日のうちにアマゾンで入手して見ましたよ~こんなすごい撤退作戦を日本軍は完遂していたのだ!!こんな良い話をなんで今まで知らなかったのだろうと驚きに次ぐ驚きでした。さらにはこの話を小説化した「八月十五日に吹く風」(松岡圭祐)も読んで知識を補給。松岡氏によれば、アメリカ側の日本占領戦略を大きく変えたのはこのキスカ島作戦によるのだという。確かにそれまでの日本...「太平洋奇跡の作戦キスカ」

  • 老人より子供を大事に

    老人大国日本は老人に手厚く、子供は差別されている。コロナになって、子供受難の度合いはますますひどい。子供は老人の命のために、ワクチンを打たされる。免疫力の強い子供にはほとんど必要ないどころか、副作用の方がずっと怖い注射なのに。最近では児童公園ができたらうるさいからと、中止に追い込まれた市まであった。こういう例はずっと前から起こっている。確か、当ブログでも書いたなあと、見てみると2014年だった。以下、再録。↡最近、日本各地で幼稚園への苦情が入り、子どもたちが園庭で遊ぶ時間が減らされるところまで出ているとのニュースを読み、つくづく悲しくなった。昔、今よりもっとずっと子どもの数が多く、公園でも路地裏でもおおぜいが遊んで、にぎやかな声が響きわたっていたころ、誰も文句を言う人はいなかった。ところがそのころすでに少...老人より子供を大事に

  • 『災厄の絵画史』(日経プレミア新書)発売です♪

    まだちょっぴり早いですが、お知らせ。12月10日に『災厄の絵画史』(日経プレミア新書)が発売されます。この本のもとは、2020年の日経新聞文化欄への寄稿からです。コロナで世情が騒然としていた当時、「文明のあり方への根本的問いかけ」として始まったミニ・シリーズ第一回目でした(以降は社会学者や歴史学者の方々による寄稿が続きました)これを読んだ日経BP社の担当者さんから、似た形での日経新聞web版への連載を頼まれ、1年半近く連載したものです。災厄を予兆する北欧神話から始め、聖書時代の水害、中世のペスト、山火事、コレラ、梅毒、三十年戦争、スペイン風邪などなど、最後は第一次世界大戦までを、さまざまな絵画とともに語りました。つくづく思ったのは、これほどまでに生きることは災厄とともにあるのだなという驚きです。そして人間...『災厄の絵画史』(日経プレミア新書)発売です♪

  • 夢のお告げと味噌買い橋

    拙著「怖い橋の物語」(河出文庫)について、先日、あるweb雑誌からインタビューを受けました(公開されたら告知しますね!)その際には話題にのぼらなかったのですが、昨日、友人からシンクロの話を聞き、味噌買い橋のことを思い出しました。拙文から一部紹介しますね。こんな話です。ーー橋は、運命の逆転に遭遇する場でもある。日本昔話の「味噌買い橋」が、そのことを語ってくれる。乗鞍岳の沢上に、長吉という貧しい炭焼きが住んでいた。ある夜、夢枕に老人が立ち、「飛騨高山の味噌買い橋に行けば、耳寄りな話が聞ける」と告げられる。さっそく高山まで出かけ、味噌買い橋を行き交う人々に話しかけるが、何日たってもこれという良い話などなく、すっかり落胆してしまう。こうした長吉の様子を、橋のたもとの味噌屋の主人が不振に思い、何をしているのかと尋ね...夢のお告げと味噌買い橋

  • やっぱり「風神雷神図」

    書棚で探し物をしていると、5年前の月刊『アートコレクターズ』における特集「私が選ぶニッポンの宝」という特集に、寄稿した短文が出てきました。日本美術についてはほとんど語っていない私なので、ちょっと珍しいと思ってもらえるかなと思い、ここに再録いたしますね。↡「中野京子が選ぶニッポンの宝ーー俵屋宗達『風神雷神図屛風」この俵屋宗達作品は国宝に指定済みの「ニッポンの宝」そのものなので、今さら「選ぶ」も何もないものだとは思いつつ、無条件に好きな絵なので挙げるしかない。暴風というもの、雷鳴というものをこのように具象化し、「これ以外に風神雷神の姿なし」と万人に有無を言わせず納得させる力技には惚れ惚れする。画面の両端をはみ出した風と雷は、荒ぶる神として怖くもあり、腕白小僧のようでユーモラスでもある。ダイナミックな躍動感、そ...やっぱり「風神雷神図」

  • 正露丸、恐るべし!

    前回、日本人傭兵の漫画について書きました。今日はその続き。ジャングルで生水しか手に入らず困っていた高部さんは、元日本兵からこういうことを聞きます。水筒の中に正露丸を4,5粒入れておきなさい、歩いているうちに中で水が揺れて正露丸も溶け、飲めるようになります、と。半信半疑で言われるとおりにすると、臭いはとれないものの水自体はきれいになり、飲んでも大丈夫になったのでとても助かったそうです。すごいなあ、正露丸!子供のときにおなかをこわすと飲んだことがあります。家の置き薬の中に必ずありました。こんな使い方もできるのなら、サバイバルには必須ですね♪話変わって、11月12日(土)の日経新聞読書欄の「あとがきのあと」に登場しました。『名画の中で働く人々』のインタビュー記事です。電子版でも読めるので、どうぞごらんくださいま...正露丸、恐るべし!

  • ロシアが自慢できる輸出品はウォッカとカラシニコフだけ

    1,2年前に当ブログで漫画「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし」(にしかわたく画、高部正樹案)についてご紹介しましたが、待望の第2巻が発行されたのでさっそく読みましたよ~ほのぼの系の画風に、リアルな戦場の話。笑いつつ、ぞっとしたり、泣けたり、勉強になったり。。。お勧めです!銃器についての章で、こんな言葉がありましたーー「ロシアが自慢できる輸出品はウォッカとAKだけ」AKというのはカラシニコフのことです。数年前、パリのカフェが襲撃され、おおぜいの人が殺害された痛ましい事件がありましたが、その時、近くにいた女性が「銃声が聞こえました。あれば間違いなくカラシニコフです」と証言した、というのでびっくりしました。それでこのロシア製の小銃の名を記憶したのです。普通の日本人なら映画の中でこそ聞いてはいても、現実に発砲...ロシアが自慢できる輸出品はウォッカとカラシニコフだけ

  • 柿の老木の撤去費用

    先日、知人から聞いた話です。この方のご両親は田舎で年金暮らし。庭の柿の木が8メートル近くになり、落ち葉の始末も大変なので切り倒してもらうが、いいか?と連絡がきたとのこと。柿の実がいっぱいなって、子供の頃はよく食べたそうです。でももう80歳近い老木だし、老親も大変だろうからとOKしたそうです(実際には柿の木は長くて300年の樹命なので、まだ中年だったみたいですが)。ご両親が造園業者に撤去費用について交渉後、あれこれ悩んでいると、近所の人から「こんな立派な柿の木なら高く売れるんじゃないですか。木材屋さんに聞いてみれば?」とアドヴァイスが。するとこの話を聞きつけて業者さんが何人もやってきたそうです。そして最終的には120万で買い取ってもらったと。柿の木は固いので良い家具になるのだとか。何十万円か払って撤去しよう...柿の老木の撤去費用

  • NHKラジオ「ごごカフェ」に出ました

    先日NHKラジオ「ごごカフェ」に出ました。パーソナリティは竹内陶子さん。2時からの約50分くらいを、前半「絵画の見方」について、後半は新著『名画の中で働く人々」について話しました。あと5日間くらいはネットで視聴できますので、お時間あったら聴いてみてくださいませ。「ごごカフェ「2時台カフェトーク/名画の謎を読み解く」↓https://app.box.com/s/ftfbul16l22vunxttw0f0dvgaae4chq1◎山田五郎さんとの美術ユーチューブ対談です。①「父の訓戒」というタイトルに騙されてはいけません。あっと驚く現実は?https://www.youtube.com/watch?v=G-V6fRYKm68②「集団肖像画」というより「割り勘肖像画」というべきオランダ式合理性。https://w...NHKラジオ「ごごカフェ」に出ました

  • タクシーの「強制CM」

    昨日はラジオの収録で行き帰りにタクシーを使いました。そして延々CMを見せられ続けて頭がおかしくなるかと思いました。いくら目をそらしても目の隅に入りますからね。でもまだ行きのタクシーは画面が小さいので少しはマシだったので。でも帰りのタクシーの画面は何とその1,5倍くらい。なんなの、これは!!タクシー内の強制CMテレビなどという代物が設置されたのは、いったいいつ頃からだったかなあ。最初は客が自分で消せるように設定されていましたから、即、消しました。ところがいつの間にか音声しか消せないようになり、昨日の大画面のものは音すら消せません。運転手さんも消せないと言うのです。では運転手さんの真後ろに座ればいいかと思えば、そちらのドアは客が開けることはできないようになっているのです。こちらもいつからだったかな。ふと気づい...タクシーの「強制CM」

  • ゴッホの「ひまわり」にトマトスープ

    先週の金曜日、環境活動家グループJustStopOilを名乗る若い女性2人が、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに展示されているゴッホの「ひまわり」にトマトスープをぶちまけたというニュースがありました。彼女たちの着ている背中に髑髏模様のあるTシャツは、もしかして石油製品じゃないの?と言いたくなります。動画はこちら↡http://totalnewsjp.com/2022/10/18/saiene/幸いにもガラスが嵌められているので、絵画本体には損傷がなかったようでよかったです。たぶんガラスがあるからやったのでしょうね。でなければ弁償額は莫大なものになります。こういうことがあると必ず模倣犯がでるので、著名な画家の作品はすべてガラス越しにしか見られなくなるかもしれない。実に実に腹立たしいことです。◎山田五郎さんと...ゴッホの「ひまわり」にトマトスープ

  • 怖い絵プラネタリウム、名古屋、横浜でも上映決定

    7月から有楽町マリオン(9階。コニカミノルタプラネタリアTOKYO)で上映中の「星と怖い神話ー怖い絵×プラネタリウム」ですが、好評により名古屋と横浜でも上映されることに決まりました♪開始は12月2日からですが、予約は今週からできるとのこと。詳しくは以下↡https://www.fashion-press.net/news/94335ちなみに横浜はコニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA、名古屋はコニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYAが上映館です。横浜では英語の音声もあるようです。現在、東京では毎日4回の上映。満員のこともありますので、予約してからのご来場をお勧めいたします。どうぞ楽しんでいただけますように!◎山田五郎さんとの美術ユーチューブ対談です。①「父の訓戒」というタイトルに騙されてはいけませ...怖い絵プラネタリウム、名古屋、横浜でも上映決定

  • 幸せホルモン~セロトニン

    3年にもわたる疫病下で、女性たちの鬱病が深刻化しているという。自死も増えている。女性はもともと非正規で働いている場合が多く、解雇の不安や収入減の直撃に痛打されているのだろう。政府は外国人留学生よりも「非正規で働く日本人女性」のほうを優遇すべきではないのか。心底、腹立たしい。それとは別にもう一つ、原因も考えられる。それは日光だ。在宅が多くなり、外出時は日傘にマスク。これでは太陽の恵みを受けられない。太陽光にはセロトニンという脳内物質を促進する働きがあるというのに。セロトニンの異名は「幸せホルモン」。なぜならセロトニンには、身体の活動性を高め、痛みを抑制し、ストレスを軽減し、興奮を鎮め、恐怖や不安を和らげ、食欲をコントロールする働きがある。自律神経失調症や鬱病の予防にもなるのは当然だろう。かつて北欧では冬に自...幸せホルモン~セロトニン

  • 新刊『名画の中で働く人々』が出ました♪

    新刊『名画の中で働く人々ー仕事で学ぶ西洋史』(集英社)が書店に並びました♪昨日の朝日新聞、今朝の日経新聞にも広告が載りましたので、目をとめてくださった方もいらっしゃるかと思います。「青春と読書」10月号の巻頭インタビューにも出ておりますのでごらんくださいませ。集英社webで1年半連載したものを加筆訂正しての単行本化です。「はじめに」は三船敏郎についてわりと長く書いたので、最初、担当者さんは「別の雑誌原稿を間違って送ってきたかと思いました」と驚いていました。読者の方も一瞬そう感じられるかもしれませんが、ちゃんと「仕事」に結びつきますので、ご安心を!表紙はイギリス人画家ウィリアム・フレデリック・イームズの『じゃあ君が最後にお父さんを見たのはいつだったの?』。こういう歴史画は『ジェーン・グレイの処刑』と同じで現...新刊『名画の中で働く人々』が出ました♪

  • 「8人の女たち」でストレス解消

    感想を書き忘れていましたが、9月初旬にサンシャイン劇場で『8人の女たち』を観たのでした。体調が万全ではなかったので、もし面白くなかったら途中で帰ることになりそうだな、と恐る恐るの観劇。結果はー-開幕から爆笑に次ぐ爆笑。いやあ、あんなに笑ったのは久しぶり。全員元タカラジェンヌですから、決めのポーズもすばらしいのですが、それすらも笑いに変えての盛り上がり。水夏希さんが、容姿に難ありでコンプレックスの塊という役柄を、嬉々として演じていました。もちろんご本人は美女ですから、着るものや動作や表情などでデフォルメした「もてない女性」を造形していました。実は水さんとは、ずいぶん前になりますが雑誌で対談したことがあります。宝塚ではアントワネットものを上演する際、ギロチンや剣や槍などもまとめて神主さんにお祓いしてもらうとい...「8人の女たち」でストレス解消

  • メルカトル地図の呪縛がとけると。。。

    地図というのはとても面白い。以前も書きましたが、「東京23区凹凸地図」を見ていると、いつも歩いている道が平面ではなく、高低がよくわかり、散歩も楽しくなります。東京は坂の多い町なのだなあ、と(故郷はオランダみたいに平坦だったので、私には新鮮)。オーストラリアで使われている地図を見たときも驚きました。オーストラリアやアフリカが上にあって、日本やヨーロッパが下にあるので、ちょっと方向感覚が狂う感じです。昔、ドイツの短編を翻訳していて舞台はチリでしたが、そこに「南に行けばいくほど寒くなる」という描写があり、「北」の間違いじゃないのかと印刷ミスを疑ったことがありました。見慣れた地図の呪縛は凄いです。さて、メルカトル図法。この地図が各国の正確な面積をあらわしてはいないということは、中学校で習っているので知らない人はい...メルカトル地図の呪縛がとけると。。。

  • 絵画作品に唾をつけてこする~NHKBS「プレミアムカフェ」

    またもや放送後のお知らせになってしまいましたが、NHKBS「プレミアムカフェ」に出演しました。我が家はBSが映らないので、放送日を忘れていましたあ。自分もまだ見ておりませぬ(あとでDVDが送られてくる予定)この番組はずいぶん前に一度出演したことがあります。ハプスブルク関連だったかな。5回連続でした。今回は絵画がらみで3回、つまり3夜連続放送でした。NHKはアーカイブの宝庫なので、優れた作品を再放送するにあたって、上映後にアナウンサーとゲストの10分くらいの対談というか解説を入れる方式を取ります。そこの部分に登場したわけです。モナリザについてと贋作家についてと「スリーパー」と呼ぼれる名画探偵?の3作品でした。スリーパーといえば、私のようにスパイものが好きな人間は政治にはからめても絵画にはからめて考えていなか...絵画作品に唾をつけてこする~NHKBS「プレミアムカフェ」

  • ニシキヘビに愛は通じなかった?

    ネット上にこんな話が載っていて、ゾッとしました。ニシキヘビをペットにしている若い女性がいた。可愛くて可愛くて、夜はいっしょにベッドで寝るまでになった。するとだんだん蛇は衰弱し、食欲も全く無くなってゆく。心配した彼女が獣医に相談すると、こんな答えが返ってきた。蛇は獲物を丸呑みする。それで大きな獲物を狙う前には胃を空っぽにしなければならないので、エサを食べないようになる。ホラーですね。しかしこれは人間関係や国際関係にも当てはまるのではないでしょうか。こちらが良かれと思っておこなった行為が、相手に感謝されるどころか恨まれ憎まれ、いつか復讐してやると爪を尖らせているのに全然気づかないかもしれないのです。相手を自分と同じと思う愚を犯さないようにせねば。◎山田五郎さんとの美術ユーチューブ対談をごらんください。①「父の...ニシキヘビに愛は通じなかった?

  • 山田五郎さんのユーチュブに出演しました

    山田五郎さんの「おとなの教養講座」にゲスト出演してきました。収録は7月。場所は山田さんの事務所。山田さんが収集した絵画、彫刻、楽器、陶器などが所狭しと並んで壮観でしたよ~髑髏も多かったな。そんな中、一つだけ私も持っているものがありました。フィンランド製の木製サンタさんです。とても可愛いの♪ちょこんと座っておりました。ぶらぶら美術館のときもそうですが、山田さんとのかけあいはいつもぶっつけ本番というか、こちらは全ておまかせ状態。私の説明の抜けた個所を全てフォローしていただきました。知識量がすごく、気配りと頭の回転も速く、人間力もたっぷりの山田号という大船に乗った気分です。今回も絵の順番だけ決めて、雑談のあとすぐ収録。撮り直しもなく無事終了。第一回は、拙著『フェルメールとオランダ黄金時代』からボルフの「父の訓戒...山田五郎さんのユーチュブに出演しました

  • 「あんたが人騒がせなことをするから」!

    日経新聞の人気連載「私の履歴書」は、いま山崎努さんです。期待通りの面白さ!前回に続いて今日も『天国と地獄』(黒澤明)についてです。あの凄まじいラスト・シーンはたった一回でokが出て、撮り終わってもスタッフはみな黙りこくっていた由。迫力に気圧されたのでしょうね。あの時、山崎さんは手指を火傷したのだそうです。ライトが当たっていた金網が発熱していたからですが、演技中は熱さを感じず、控室にもどって火傷に気づいたとか。映画は大ヒットし、またこれを模倣した誘拐事件もあったりして社会現象となり、山崎さんはタクシーの運転手さんから「あんたが人騒がせなことをするから」と言われたそうです。笑ってしまいますが、でもそれほど真に迫った人物像を造形したということでしょう。私もこの映画は大好きで何度も見ています。山崎さんもすばらしか...「あんたが人騒がせなことをするから」!

  • 夏は怪談 ちょっと怖い体験

    暑い季節は怪談がいいですね。ホラー小説集を買いました。でも夜は読めない。怖がりは怖いもの好き。わたしが直接聞いた一番怖い話は、霊感の強い妹の体験談です。日中、家事をしていると突然眠くなってソファに横になったらうとうとしてしまった。すると金縛り。いつもは目もあかないのに、なぜかその時ははっきり見えた。小さなおばあさんが胸の上に乗って、妹を見下ろしていたのというのです。うわあ。聞いただけで怖かった。話している妹もまた怖くなったらしくて、「デパートへ行こうか」となりました。服を買って、ホッ。男性には理解できないでしょうね。さて、では自分が一番怖かったのはというと、何も起こらなかったけれども、起こったかもしれないというものです。昔々の学生時代。スペインでのこと。友人とのヨーロッパ旅行でしたが、彼女とはフランスでい...夏は怪談ちょっと怖い体験

  • 「真珠の耳飾りの少女」になりきりコスプレイベント

    拙著をお読みくださっている方はすでにご存じでしょうけれど、印象派時代前後まで、画家が自分でタイトルを付けることはほとんどありませんでした。特に今に残る大画家の有名作品ほどそうです。なぜなら発注者が、「我が城のこの部屋のここの壁に飾るヴィーナスの絵を、いついつまでに頼みたい」と言い、画家は「はい、はい。できました。どうぞ」となるわけです(この時点で絵の大きさも確定します)ティツィアーノやルーベンス・クラスになると、「3年先まで無理です」「いくらならやってもいいですが(あまり気乗りしない)」ということもありました。いずれにせよ売買証明書などに「ヴィーナスとマルスの絵をOO家に納入」と書く程度なので、それをもとに後世の美術館や批評家がタイトルを付けて今に至ります(昨今はおそろしくダラダラと長いタイトルに変えられ...「真珠の耳飾りの少女」になりきりコスプレイベント

  • 「陸軍中野学校」で描かれた工作員

    日本版ダラス事件と疑いたくなる衝撃的暗殺が起こったため、ふと思い出して「陸軍中野学校」(市川雷蔵主演)のDVDを立て続けに見ました(シリーズ5作もあるのです!!)007は見ていたのにこちらは初めて。ものすごく面白かった♪やはり一作目が一番面白いのですが、2作目の「陸軍中野学校雲一号指令」(森一生監督)は何やら現代までつながっていて興味深い。日本女性を殺し、顔のよく似た〇国女性が彼女になりすまし、軍人にハニートラップを仕掛ける話なのです。映画は60年代半ばの作品。半世紀前にすでにもう。。。話変わって、集英社webで連載していた「名画の中で働く人々」が秋に書籍化されます。その前に2章分がネット公開されますのでお読みくださいませ。※7月25日16時公開■名画から読み解く、19世紀の大女優たちの「大成に必要だった...「陸軍中野学校」で描かれた工作員

  • 「シャネル展」とシャネルの五番

    先月は友人と「シャネル展」に行ったのでした。ほぼドレスと装飾品の展示で、シャネルの生き方そのものにはほとんど触れられていなかったことと、展示室がお化け屋敷なみの暗さだったこと(作品を守るために仕方ないことだったでしょう)がちょっと残念でした。でも帰りに「シャネルの5番」のプレゼントがあったのは嬉しかったな♪あれから1カ月足らずでこんな恐ろしい事件が起こるなんて。。。マスコミ報道は「撃たれて死亡」ばかり。どうして「暗殺」「要人殺害テロ」と報じないのか謎。日本政治史の大事件なのに。いろいろ書きたいこと、思うことはあるけれど、ここはそういうブログではないのでやめておきましょう。前回、「これから『ゴッドファザー3』をDVD鑑賞予定」と書きましたが、この映画はオペラ『カバレリア・ルスティカーナ』がとてもうまく使われ...「シャネル展」とシャネルの五番

  • この半年で観た映画DVD

    すっかり映画館から足が遠のいてしまいました。気づけばツタヤの更新もし忘れて、レンタルもしなくなりました。お店自体も縮小して、アクション映画ばかりになってしまったのもあり。。。それでアマゾンで昔観た映画をメインに買いまくり、ストレス解消のために観ております。この半年だけで何と50作近く観ていました。どれだけ暇なんだ!もとい、どれだけストスの多い生活をしているんだ、と自分を憐れみます。とりわけ新作で外れるとさらにストレスが溜まり、泣きそうです。たとえば。。。とタイトルをあげようと思いましたが止めましょう。映画でも本でも趣味でも、自分でも下らないと思いつつ妙に惹かれる場合があるし、それをけなされると嫌ですものね~で、今年観た「何度見ても面白い作品」をあげておきますね。私の趣味はどちらかといえば男っぽいかも。恋愛...この半年で観た映画DVD

  • 女性蔑視の名言

    女性蔑視の「名言」(?!)として有名なのはショーペンハウアーの以下の言葉。「女は気が変わりやすく、思慮が浅く、単に種の維持のためにのみある」ショーペンハウアーは母親が烈女だったからなあ、とクスリとしてしまうが(余裕の私)、故渡部昇一氏によれば、近代ヨーロッパの思想家のうちで女性蔑視の言を吐くのは圧倒的にプロテスタントの由。また氏によれば、女性の乳房に対する反応もカトリックは「輝かしいものとして」、プロテスタントは「卑猥なものとして」見ているので、前者の画家はオールヌードを嬉々として描いたが、後者の画家は服を着せたという。この点に関しては「カトリックの守護者」たるスペインという例外があるのだけど。。。それはともかく驚いたのは、アメリカのピューリタニスム。二十世紀になってもこんなことが!!ーールーズベルト大統...女性蔑視の名言

  • カトリック、プロテスタント、イギリス国教会

    数年前になりますが、日系ブラジル人のタクシー運転手さんの車に乗りました。ブラジルでは高校卒業後、友人3人と神学校へ通った由。神父になる夢を3人で固く誓ったはずなのに、自分ともう一人は早々にリタイア。一人だけが神父になったそうです。どうして諦めたんですか?と問うと、2人とも恋人ができたからと明るい答え。結婚して子供もできて日本に来てハッピーとのことでした🎵カトリックの神父は生涯独身、プロテスタントの牧師は妻帯OKです。ではイギリス国教会は?私は長いこと妻帯NGと思っておりました。というのも、20年くらい前かな。日本人の哲学教師と某大学で知り合い、たまに講師室で雑談していたのですが、そのうち彼がクリスチャンであることがわかりました。カトリックですか、プロテスタントですかと訊くとイギリス国教会ですとの答え。日本...カトリック、プロテスタント、イギリス国教会

  • 『芸術新潮』での新連載「悪の系譜」

    書き忘れていましたが、『芸術新潮』6月号から「悪の系譜」のタイトルで新連載を始めました。第一回は「異形としてあらわれる悪」です。視覚第一の絵画では、善悪の対比として伝えやすいのが肉体的異形だったので、ルネサンスくらいまでは、今なら差別としか思えないような表現法が使われていたのです。しかし現実としては、いかにも善人ぶっていた者が実は裏でとんでもないことをしているという例は数えきれないほどあるわけで、それをどうやって伝えるかが工夫されてきたわけです。そんなあれこれの絵画を楽しんでくださいね!話し変わって、先日友人と新宿でランチをしましたが、その時、新しい政党「参政党」が演説会をしていました。まだ選挙前なのに老若男女ものすごい人波で、しかも熱気あふれていて驚きました。立ち上げたばかりの新党なのに、もう党員が5万...『芸術新潮』での新連載「悪の系譜」

  • 星と怖い神話 「怖い絵」×プラネタリウム

    先日のラジオ番組でも紹介いただきましたが、7月1日から銀座マリオンのコニカミノルタ・プラネタリウムで「怖い絵」とのコラボのプラネタリウム番組が上映されます。個人的にプラネタリウムは好きで、若いころはたまに行っていました。星の写真が怖いくせにどういうことなのかなあと思ったら、星空が好きだけれども宇宙空間のイメージや星そのものがアップされると怖いみたい。今回も制作過程で土星のアップを見たのですが、やっぱり恐ろしかったなあ。。ま、それはいいとして、コロナ直前の数年前に友人と池袋のサンシャイン水族館を見て、まだ少し時間があったのでプラネタリウムも観ました。それがコニカミノルタだったので、そのすぐ後にこの仕事のオファーが来た時には驚きました。「そしてすべては迷宮へ」(文春文庫)にも書きましたが、タクシーの運転手さん...星と怖い神話「怖い絵」×プラネタリウム

  • TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に出ました

    竹中直人さんや伊集院光さんの番組に続き、またTBSラジオに行ってまいりました。5月29日の「安住紳一郎の日曜天国」です。安住さんは私と同じ道産子なので、なんとなく広々した感じ(ふふふ)。そのうえ明るくて話しやすくて、人気のわけも納得です。ラジオで絵を語るというのは、これまでも何度かやってきましたが、なかなかハードルが高くてもどかしかったのですけど、この番組はあらかじめ絵を選定してTwitterで流しておくという画期的なやり方でした。多くの方がそれぞれ絵を見ながら聴いてくださったようで、反響も大きかったです(メデタシ、メデタシ)youtubeでも聴けますので、興味のあるかたはぜひ覗いてくださいませ(私の登場は11時から11時40分まで。全体の3分の1くらいのところから始まります)https://www.youtu...TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に出ました

  • 今日書店に並びますー『フェエルメールとオランダ黄金時代』

    最新作『フェルメールとオランダ黄金時代』(文藝春秋)が今日書店に並びます。ぜひお読みくださいませ!これは新シリーズで、まずは17世紀オランダ篇。一人の画家の生きた時代とその国を俯瞰するものです。フェルメールを中心にしましたが、もちろん同時代のレンブラント、ハルス、ステーン、メツーなど絵画をふんだんに使いました。編集者さんが何度も印刷所に通ってくれて、絵画の色味と輪郭がかなり鮮明になっています。たとえばフェルメールの一番人気作『デルフト眺望』のあの四角い壁の黄色。プルーストが小説の中で触れた、丹念に色を塗り重ねた特別な箇所、それが美しく出ています。嬉しいな🎵本書の内容については以前書いたものを以下に再録しますね。↓オランダはほんとうに面白い。海を埋め立てて広げていった人工的な国であり、あのスペイン・ハプスブルク家...今日書店に並びますー『フェエルメールとオランダ黄金時代』

  • 古代エジプトとアメリカ開拓時代の平均寿命

    平均寿命はどんどん長くなっているーー医学の進歩や衛生・栄養状態の改善で、これは事実と言っていい。しかし特殊な状況下では必ずしもそうはならないわけで、アシモフによれば、古代エジプトの平均寿命は35歳。アメリカ開拓時代(ワシントンが大統領になった1789年の統計)では、男性35,4歳、女性36,5歳だったという。ほとんど同じじゃん!!アメリカ開拓時代を生きてゆく過酷さは想像を絶していたのだなあ。西部劇映画を見ても、それはなんとなく想像できたけれど。ちなみにアシモフはこうも書いている、「アメリカの開拓時代の大家族のイメージは、でたらめである。孫どころか、青年となった息子を見るのは、ほとんど不可能。フィラデルフィアの1790年のデータによると、100人中の3分の1が、6歳以前に死亡、26歳以上まで生きたのは4分の1であ...古代エジプトとアメリカ開拓時代の平均寿命

  • 里中満智子さんに編集者が放った残酷な一言

    日経新聞の「私の履歴書」は、今回は漫画家の里中満智子さんです。毎回とても面白く読んでいますが、今日は9回目。高校を2年で中退し、単身、上京することになった里中さん。ほんとうは卒業したかったのに、すでに漫画家として連載をもっていたため、学校側から仕事は禁止と通達され、やむなく中退せざるを得なかったのです。今なら1年くらいお目こぼしがありそうですが、でも考えたら松本清張も小学校中退だったし、才能のある人に学校は必要ないのかも。けれど里中さんでも最初は順風満帆とはゆかず、連載打ち切りの目にあってしまいます。その時の編集者さんの言葉が、「君にはがっかりした」「大阪に帰ったら?」鬼ですね。そう言えば、この前「出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記」(宮崎伸治)を読んだのですが、そこでにもひどい一言が書いてありました。宮崎...里中満智子さんに編集者が放った残酷な一言

  • フェイクニュースだらけのこの世の中で

    この疫病があらわにしてくれている、世の中のさまざまな歪み、嘘つきたち。全く嫌になるけれど、名言を思い出しましょう。「すべての人間を時にだますことはできるし、何人かの人間をいつもだますこともできる。しかし全ての人間をいつもだますことはできない」(リンカーン)「我々が恐れなければならないのは、恐怖そのものである」(ルーズベルト)「国が自分に何をしてくれるのかを問う前に、国のために自分が何をすることができるかを考えなさい」(ケネディ)「私はあなたの主張には反対だ、しかしあなたがそう主張する権利は死んでも守る」(ボルテール)★怖すぎるアナグラム↓DELTAOMICRON→M-E-D-I-AC-O-N-T-R-O-L☆☆新刊『運命の絵もう逃れられない』の解説(「怖い絵展」をプロデュースしてくださった藤本聡さん)が「本の話...フェイクニュースだらけのこの世の中で

  • 『フェルメールとオランダ黄金時代』~予告編

    ちょっと気が早いんですけど、5月に新刊『フェルメールとオランダ黄金時代』(文藝春秋)が出ます🎵以前文春本社で行ったオランダ関係の講演をもとに膨らませたものです。オランダはほんとうに面白い。海を埋め立てて広げていった人工的な国であり、あのスペイン・ハプスブルク家と血みどろの戦いの末に勝利して独立した国であり、17世紀の世界の海を制覇した国でもあります。そしてもちろんオランダ人は「目の人」ですから、レンブラントやフェルメールをはじめとした画家の宝庫です。さまざまな絵を使って黄金期のオランダがどんなふうだったかを再現したいなと思って書きました。地味で堅実、でもチューリップバブルのような投機好きの一面も。宗教に寛容で魔女狩りも早々とやめていた一方で、ウィッテ虐殺という血なまぐさい行動。平坦な土地に風情はないにもかかわら...『フェルメールとオランダ黄金時代』~予告編

  • 比嘉愛未さんの舞台「怖い絵」コメント

    比嘉愛未さんの、舞台「怖い絵」コメントのユーチューブがアップされましたので、ごらんくださいね🎵https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E6%80%96%E3%81%84%E7%B5%B5+%E8%88%9E%E5%8F%B0&ei=UTF-8&ifr=tl_sc本舞台では紅一点。真っ赤なドレス姿の彼女は、ある時は妖艶に、ある時は下品に、ある時はか弱い少女のように、ある時は愛に対して侮蔑的に、ある時には・・・とにかく変幻自在でした。すばらしい悲劇女優です。いつかギリシャ悲劇やサロメをやってほしいなあ。そしてこの舞台、再演してほしいなあ。。。☆日経ビジネスweb版連載の「災厄の絵画史」はもう13回目になりました。最新版は「コレラの惨禍死をもたらす神の使い」。絵はヴ...比嘉愛未さんの舞台「怖い絵」コメント

  • エジソンとモールス信号

    アイザック・アシモフが書いています。・ちょっといい話。「エジソンは若い頃から耳が遠かった。そこで、親しくなった女性に、モールス信号を教えた。上達したのを見て、それで愛を伝え、彼女もそれに応じた。結婚してからも、夫妻はモールス信号で声のない会話をした。観劇の時は、夫人がエジソンの膝に手をあて、台詞を伝えた」・アメリカ大統領についての興味深い話「一人っ子で大統領になった者はいない」「独身で大統領になったのは、ブキャナンだけ」「ワシントンが初代大統領になった時、大国の権力者で国王でなかったのは彼だけ」「メトロポリタン生命保険の調査によると、歴代大統領の夫人たちは夫より長生きであるばかりでなく、女性の平均よりずっと長命」長生きしたければ、大統領夫人になるべし?☆☆講演予定・4月23日(土)2時~3時半「キーワードで読み...エジソンとモールス信号

  • 錬金術師が発見したもの

    「M-1グランプリ」のDVDを見て、笑った、笑った。サンドウィッチマンや笑い飯が好きなんですが、パンクブーブーのクレーマーネタもおかしいったらありません。アパートの下の階の住人が上の階の住人に「うるさい」と苦情を言いにきます。そして「おたく、仕事は何やっているんですか?」と詰問し、芸人と知ります。するとーー「ほお~芸人さんね。そんな特殊な仕事をしている人には、私らのようなふつうの錬金術師のことはわからないでしょう」というのです。もちろん相手の反応は「ふつうの!?錬金術師!!??」大爆笑ですね🎵ところで中世の錬金術師は不老不死の薬や、ゴールドを作ろうと頑張っていたわけですが、それは叶わぬ夢に終わります。その代わり、硫酸、塩酸、硝酸という、近代化学工業においてはゴールド以上に有益な発見をしていました。「ふつう」じゃ...錬金術師が発見したもの

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