bookmaker さん プロフィール

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bookmakerさん: 個人出版コミュニティ
ハンドル名bookmaker さん
ブログタイトル個人出版コミュニティ
ブログURLhttp://bookproduction.blog69.fc2.com/
サイト紹介文個人出版社の立ち上げから原稿作成、印刷、製本、販売までを一人で実現した体験を綴ったもの
自由文フリーの版組ソフトやDTPソフトを使って、本文だけでなく表紙や書籍バーコードも自作し、製本も自分でやることで、最小限の費用で出版できるシステムを構築しました。
個人出版社(http://miraisya.net/default.aspx)も立ち上げて販売促進活動を展開しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2007/11/12 11:18

bookmaker さんのブログ記事

  • 意識の進化的起源
  •  トッド・ファインバーグ&ジョン・マラット著「意識の進化的起源」を読んだ。本書は「感覚意識」と呼ぶ原初的意識の進化的起源を探求したものである。著者は、様々な感覚を知覚し、その心的イメージ(表象、クオリア)を構築することが、原初的意識の進化の核心だと考えている。そしてカンブリア爆発で、脊椎動物の祖先がカメラ眼を獲得して外的世界の視覚イメージを構築したことが感覚意識の進化の鍵だったと主張している。本書 [続きを読む]
  • 私はすでに死んでいる
  •  アニル・アナンサスワーミー著「私はすでに死んでいる」を読んだ。本書は、病気や障害を負った人たちが体験した特異な症状を手掛かりとして、神経学の知見をベースに精神医学や哲学の視点にも留意しつつ「自己とは何か」を追求したものである。個々の特異な症例に基づくため体系的ではないが、共通する知見として身体の重要性、「予測する脳」という視点を挙げている。コタール症候群は、「自分が死んでいる」「存在しない」とい [続きを読む]
  • 敗北を抱きしめて
  •  ジョン・ダワー著「敗北を抱きしめて」を読んだ。上巻では、日本の敗戦直後の虚脱状態からパンパンや闇市の闇商人に代表される無秩序なサブカルチャー「カストリ文化」への移行、GHQによる天皇制民主主義に基づく新植民地主義的革命を経て、天皇に変えてマッカーサーへの敬意と服従を示すようになったが、やがて朝鮮戦争が始まるとレッドパージ(赤狩り)とデパージ(軍国主義者の復帰)が並行して活発化する「逆コース」に入っ [続きを読む]
  • 脳の意識機械の意識
  •  渡辺正峰著「脳の意識 機械の意識」「脳の意識機械の意識」を読んだ。意識の問題の本質は、脳の客観と主観の間の隔たりにある。「説明のギャップ」、「ハード・プロブレム」と呼ばれるものである。脳の客観とは神経回路網の振る舞い、すなわち電気的活動であり、三人称的に観測されるものである。脳の主観とは、私たちの意識、そして感覚意識体験である。ここでの「私たち」とは、先の神経回路網に他ならない。主観とはつまると [続きを読む]
  • 裏切られた自由(下)
  •  ハーバート・フーバー著「裏切られた自由(下:)」を読んだ。本書は、第31代アメリカ大統領フーバーが第二次世界大戦の過程を詳細に検証したものである。他国の戦争に不干渉、中立主義であったアメリカが、どのようにして対独、対日の戦争に参戦していったか、そして戦後処理をどのように進めたかを詳述している。下巻では、主として米英ソによる戦後処理の進め方の問題点が述べられている。米英の対ソ融和策によって、ポーラ [続きを読む]
  • 裏切られた自由(上)
  •  ハーバート・フーバー著「裏切られた自由(上)」を読んだ。本書は、第31代アメリカ大統領フーバーが第二次世界大戦の過程を詳細に検証したものである。他国の戦争に不干渉、中立主義であったアメリカが、どのようにして対独、対日の戦争に参戦していったかを、詳述している。著者によれば、アメリカの参戦を推進したのは第32代大統領のルーズヴェルトであり、それまでの不干渉・中立主義をイギリス首相のチャーチルやソ連の [続きを読む]
  • 愛国と信仰の構造
  •  中島岳志、島薗進共著「愛国と信仰の構造」「愛国と信仰の構造」を読んだ。本書は、現代日本の右傾化の背後にあるものを愛国と信仰を軸に分析し、戦前のような全体主義がよみがえる危険性が高まっていると指摘している。近代日本150年を第二次世界大戦を境に、明治維新からの75年と敗戦からの75年に区切り、さらに各75年を25年ごとに区切って各々第一期、第二期、第三期とし、この三つの期を戦前と戦後で並べて比較す [続きを読む]
  • 日米地位協定入門
  •  前泊博盛著「日米地位協定入門」 を読んだ。本書は、日米両国の「属国・宗主国関係」の法的取り決めの中心である「日米地位協定」の問題点を、17問のQ&A形式で解説するとともに、外務省機密文書「日米地位協定の考え方」を読み解き、日本政府がすべての条項について、いかにしても米軍に有利になるよう拡大解釈するために腐心しているかを明らかにしている。地位協定も安保条約も沖縄に限らず日本全国に適用される法律であ [続きを読む]
  • 「日米指揮権密約」の研究
  •  末浪靖司著「日米指揮権密約」の研究を読んだ。本書は、機密指定を解除されたアメリカ政府や軍部の公文書に基づき、1952年に吉田首相とクラーク極東米軍司令官が最終的に口頭で結んだ指揮権密約(=戦時に自衛隊は米軍の指揮下に入る)を実現するため、1951年の平和条約と旧安保条約の調印以来、日本政府が戦後60年余をかけてアメリカ政府と密室の協議を重ね、憲法解釈を変えて、自衛隊を海外に送り出す法律をつくり、ついに、 [続きを読む]
  • これがすべてを変える
  •  ナオミ・クライン著「これがすべてを変える」を読んだ。本書は、気候変動(地球温暖化)を人類の存続にかかる重大問題として、これまで「ショック・ドクトリン」などで批判してきたグローバリゼーションや市場原理主義、新自由主義の延長線上に位置づけ、根本原因と解決法を探ったものである。結論としては、根本原因が成長神話にがんじがらめになった資本主義のシステムにこそあり、それを解決するには現行の経済システムとそれ [続きを読む]
  • 宇宙は自ら進化した
  •  リー・スモーリン著「宇宙は自ら進化した」を読んだ。現在、理論物理学の最大の課題は、相対論と量子論の統一理論構築である。相対論は量子現象を説明できないし、量子論は時間の取り扱いが古典的で、しかも重力現象を包含できない。統一理論候補として超ひも理論やループ量子重力理論などが研究されているが、未だ完成されていない。著者は、統一理論が必然的に宇宙論となると考え、一つの試案として進化論的宇宙論を提案してい [続きを読む]
  • 日本の右傾化
  •  塚田穂高編著「日本の右傾化」を読んだ。本書は、「社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「宗教」の6分野において、各専門家が日本の右傾化の実態を明らかにしたものである。「社会」では、新自由主義、レイシズム、ヘイトスピーチ、日本会議について、「政治と市民」では、排外主義、自民党の右傾化、有権者の右傾化について、「国家と教育」では、日本のネオナショナリズム、教育基本法改定、国に [続きを読む]
  • 在日米軍
  •  梅林宏道著「在日米軍」を読んだ。本書は、在日米軍の組織の現状と作戦実体、日米防衛協力、市民生活への影響、今後の変化、非軍事的な安全保障体制への転換について論じたものである。在日米軍の法的基盤は日米安保条約で、日本の防衛が第一義的な任務であるが、実態は時代とともに大きく変容してきた。2017年2月10日、安倍とトランプが発した日米共同声明によれば、在日米軍はもはや日本を防衛対象とした米軍ではなく、アジア [続きを読む]
  • ループ量子重力理論概説
  •  カルロ・ロヴェッリ著「すごい物理学講義」を読んだ。物理学の懸案事項である一般相対性理論と量子力学の統合理論の一つであるループ量子重力理論の解説書、との触れ込みで手に取ってみたが期待外れだった。半分くらいが一般相対性理論と量子力学の解説、4分の1がループ量子重力理論が帰結する宇宙像で、ループ量子重力理論そのものについては、表面をさらっと撫でた程度で「すごい」とは感じられなかった。これなら、15年前 [続きを読む]
  • 「名人」を超えた人工知能
  •  山本一成著「人工知能はどのようにして『名人』を超えたのか」を読んだ。本書は、最強の将棋AI「ポナンザ」開発者である著者が、開発を通じて体得した機械学習の本質を解説したものである。巻末付録として、グーグルが開発した最強の囲碁AI「アルファ碁」とイ・セドル九段の対戦5局をテーマに、著者と囲碁技師とインタビュアーによる座談がある。内容は機械学習、深層学習、強化学習の概要を、将棋AI開発経緯を背景に解説したも [続きを読む]
  • 人工知能の哲学
  •  松田雄馬著「人工知能の哲学」を読んだ。第三次人工知能ブームのもと、人工知能に基づく社会基盤づくりが加速しているが、本書は、「知能とは何なのか」、「私たちはどこに向かおうとしているのか」との疑問を出発点とし、「生命としての知能」を探求することを目的に、人工知能と生命の差異を整理し、「知能」をとらえ直したうえで、人工知能研究のあるべき方向を探求している。錯視は、私たちが「騙される」つまり「主観的に世 [続きを読む]
  • 新共謀罪の恐怖
  •  平岡秀夫・海渡雄一著「新共謀罪の恐怖」を読んだ。本書は2000年12月に国連総会で採択された国際組織犯罪防止条約にかこつけて、安倍政権が過去3度も廃案になった共謀罪法案を強行採決するまでの経緯と、成立した共謀罪法の問題点や危険性を詳述したものである。本書によれば、共謀罪法がテロ対策やオリンピック実施に必要不可欠との安倍政権の説明はでたらめであり、真の狙いは反政権の市民活動を常時監視し、必要に応じて逮捕 [続きを読む]
  • ショック・ドクトリン
  •  ナオミ・クライン著「ショック・ドクトリン」を読んだ。本書は、シカゴ大学の経済学者ミルトン・フリードマンと彼が率いたシカゴ学派の影響のもと、1970年代から30年以上にわたって、南米を皮切りに世界各国で行われてきた「反革命」運動の徹底批判である。それは、社会福祉政策を重視し政府の介入を是認するケインズ主義に反対し、一切の規制や介入を排して自由市場のメカニズムに任せればおのずから均衡状態が生まれるという考 [続きを読む]
  • 滅亡へのカウントダウン
  •  アラン・ワイズマン著「滅亡へのカウントダウン」を読んだ。人口爆発と過剰消費が地球に与える負荷は限界に近付いており、人口が100億に達する今世紀末には破綻し、温暖化による水位上昇、水不足、食糧危機、環境汚染などによる人類滅亡が現実のものになる。地球が有限である限り無限の経済成長はありえず、技術開発も滅亡を先延ばしするだけの一時的なしのぎにしかならない。滅亡を逃れるには、避妊による人口抑制と消費削減し [続きを読む]
  • ポピュリズムとは何か
  •  水島治郎著「ポピュリズムとは何か」を読んだ。本書は、現代世界で最も顕著な政治現象であるポピュリズムを理論的に位置づけ、主として西欧とラテンアメリカのポピュリズム成立の背景、各国における展開と特徴、政治的な影響を分析したものである。特に、ポピュリズムとはデモクラシーに内在する矛盾を端的に示すものではないかとの問題提起をしている。なぜなら、現代デモクラシーを支える「リベラル」な価値、「デモクラシー」 [続きを読む]
  • 資本主義の限界
  •  木下栄蔵著「資本主義の限界」を読んだ。日本経済の低迷を「正と反の経済」という概念を用いて簡明に説明している。この理論によれば、アベノミクスは、日本が反の経済下にあることをを認識していない間違った逆方向の政策であり、破綻するのは時間の問題であることがわかる。「正の経済」とは、供給より需要が大きい「インフレギャップ」の存在する経済空間であり、「反の経済」とは、供給より需要が小さい「デフレギャップ」の [続きを読む]
  • ポスト資本主義
  •  広井良典著「ポスト資本主義」を読んだ。資本主義システムは不断の「拡大・成長」を不可避の前提とするが、地球資源の有限性、経済格差の拡大、生産過剰による貧困などの課題を解決し、人間の幸せや精神的充足をもたらす社会を構築するには、資本主義とは異質な原理や価値を内包する「ポスト資本主義」とも呼ぶべき社会像の構想が求められている。人類の歴史は、人口や経済規模の「拡大・成長」時代と「定常化」の時代の交代と把 [続きを読む]
  • 量子力学で生命の謎を解く
  •  ジム・アル=カリーリ&ジョンジョー・マクファデン著「量子力学で生命の謎を解く」を読んだ。本書は、「量子生物学」の最新の成果と可能性を、豊富な実例を通して明らかにしたもの。量子生物学は、これまでの生物学では解けなかった様々な謎を解明してきている。ヨーロッパコマドリは、量子もつれ状態にある遊離基のペアを使って飛ぶ方向を決め、毎年3000キロの渡りを正確に行う。光受容体クリプトクロムによって、鳥の目が量子 [続きを読む]
  • 核の戦後史
  •  木村朗・高橋博子著「核の戦後史」を読んだ。本書は、原爆投下の経緯・背景と核の戦後史の見方について重要なポイントを解説し、アメリカの公文書を元に、核戦略の核心、放射能汚染やヒバクシャに対する日米両政府の対応の実態について明らかにしたものである。原爆神話とは、日本への原爆投下は正しかったとみせかけるため、アメリカが戦後に作った虚構である。戦後の日本政府もこの原爆神話を一度も公式に否定したことはない。 [続きを読む]
  • 「日米合同委員会」の研究
  •  吉田敏浩著「日米合同委員会」の研究を読んだ。本書は、「日米合同委員会」が敗戦による米軍占領体制を、基地を通じて永久に維持するための仕組みであり、今日までもそこでの決定事項は、秘密裏に憲法や国内法よりも優先され、国や国民の主権が空洞化されて、国民の生活にも重大な影響を及ぼしていることを具体的な事例をもとに指摘し、日米合同委員会に代わる国会の「日米地位協定委員会」の設置、運用を提案している。 日米合 [続きを読む]