bookmaker さん プロフィール

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bookmakerさん: 個人出版コミュニティ
ハンドル名bookmaker さん
ブログタイトル個人出版コミュニティ
ブログURLhttp://bookproduction.blog69.fc2.com/
サイト紹介文個人出版社の立ち上げから原稿作成、印刷、製本、販売までを一人で実現した体験を綴ったもの
自由文フリーの版組ソフトやDTPソフトを使って、本文だけでなく表紙や書籍バーコードも自作し、製本も自分でやることで、最小限の費用で出版できるシステムを構築しました。
個人出版社(http://miraisya.net/default.aspx)も立ち上げて販売促進活動を展開しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2007/11/12 11:18

bookmaker さんのブログ記事

  • 「日米指揮権密約」の研究
  •  末浪靖司著「日米指揮権密約」の研究を読んだ。本書は、機密指定を解除されたアメリカ政府や軍部の公文書に基づき、1952年に吉田首相とクラーク極東米軍司令官が最終的に口頭で結んだ指揮権密約(=戦時に自衛隊は米軍の指揮下に入る)を実現するため、1951年の平和条約と旧安保条約の調印以来、日本政府が戦後60年余をかけてアメリカ政府と密室の協議を重ね、憲法解釈を変えて、自衛隊を海外に送り出す法律をつくり、ついに、 [続きを読む]
  • これがすべてを変える
  •  ナオミ・クライン著「これがすべてを変える」を読んだ。本書は、気候変動(地球温暖化)を人類の存続にかかる重大問題として、これまで「ショック・ドクトリン」などで批判してきたグローバリゼーションや市場原理主義、新自由主義の延長線上に位置づけ、根本原因と解決法を探ったものである。結論としては、根本原因が成長神話にがんじがらめになった資本主義のシステムにこそあり、それを解決するには現行の経済システムとそれ [続きを読む]
  • 宇宙は自ら進化した
  •  リー・スモーリン著「宇宙は自ら進化した」を読んだ。現在、理論物理学の最大の課題は、相対論と量子論の統一理論構築である。相対論は量子現象を説明できないし、量子論は時間の取り扱いが古典的で、しかも重力現象を包含できない。統一理論候補として超ひも理論やループ量子重力理論などが研究されているが、未だ完成されていない。著者は、統一理論が必然的に宇宙論となると考え、一つの試案として進化論的宇宙論を提案してい [続きを読む]
  • 日本の右傾化
  •  塚田穂高編著「日本の右傾化」を読んだ。本書は、「社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「宗教」の6分野において、各専門家が日本の右傾化の実態を明らかにしたものである。「社会」では、新自由主義、レイシズム、ヘイトスピーチ、日本会議について、「政治と市民」では、排外主義、自民党の右傾化、有権者の右傾化について、「国家と教育」では、日本のネオナショナリズム、教育基本法改定、国に [続きを読む]
  • 在日米軍
  •  梅林宏道著「在日米軍」を読んだ。本書は、在日米軍の組織の現状と作戦実体、日米防衛協力、市民生活への影響、今後の変化、非軍事的な安全保障体制への転換について論じたものである。在日米軍の法的基盤は日米安保条約で、日本の防衛が第一義的な任務であるが、実態は時代とともに大きく変容してきた。2017年2月10日、安倍とトランプが発した日米共同声明によれば、在日米軍はもはや日本を防衛対象とした米軍ではなく、アジア [続きを読む]
  • ループ量子重力理論概説
  •  カルロ・ロヴェッリ著「すごい物理学講義」を読んだ。物理学の懸案事項である一般相対性理論と量子力学の統合理論の一つであるループ量子重力理論の解説書、との触れ込みで手に取ってみたが期待外れだった。半分くらいが一般相対性理論と量子力学の解説、4分の1がループ量子重力理論が帰結する宇宙像で、ループ量子重力理論そのものについては、表面をさらっと撫でた程度で「すごい」とは感じられなかった。これなら、15年前 [続きを読む]
  • 「名人」を超えた人工知能
  •  山本一成著「人工知能はどのようにして『名人』を超えたのか」を読んだ。本書は、最強の将棋AI「ポナンザ」開発者である著者が、開発を通じて体得した機械学習の本質を解説したものである。巻末付録として、グーグルが開発した最強の囲碁AI「アルファ碁」とイ・セドル九段の対戦5局をテーマに、著者と囲碁技師とインタビュアーによる座談がある。内容は機械学習、深層学習、強化学習の概要を、将棋AI開発経緯を背景に解説したも [続きを読む]
  • 人工知能の哲学
  •  松田雄馬著「人工知能の哲学」を読んだ。第三次人工知能ブームのもと、人工知能に基づく社会基盤づくりが加速しているが、本書は、「知能とは何なのか」、「私たちはどこに向かおうとしているのか」との疑問を出発点とし、「生命としての知能」を探求することを目的に、人工知能と生命の差異を整理し、「知能」をとらえ直したうえで、人工知能研究のあるべき方向を探求している。錯視は、私たちが「騙される」つまり「主観的に世 [続きを読む]
  • 新共謀罪の恐怖
  •  平岡秀夫・海渡雄一著「新共謀罪の恐怖」を読んだ。本書は2000年12月に国連総会で採択された国際組織犯罪防止条約にかこつけて、安倍政権が過去3度も廃案になった共謀罪法案を強行採決するまでの経緯と、成立した共謀罪法の問題点や危険性を詳述したものである。本書によれば、共謀罪法がテロ対策やオリンピック実施に必要不可欠との安倍政権の説明はでたらめであり、真の狙いは反政権の市民活動を常時監視し、必要に応じて逮捕 [続きを読む]
  • ショック・ドクトリン
  •  ナオミ・クライン著「ショック・ドクトリン」を読んだ。本書は、シカゴ大学の経済学者ミルトン・フリードマンと彼が率いたシカゴ学派の影響のもと、1970年代から30年以上にわたって、南米を皮切りに世界各国で行われてきた「反革命」運動の徹底批判である。それは、社会福祉政策を重視し政府の介入を是認するケインズ主義に反対し、一切の規制や介入を排して自由市場のメカニズムに任せればおのずから均衡状態が生まれるという考 [続きを読む]
  • 滅亡へのカウントダウン
  •  アラン・ワイズマン著「滅亡へのカウントダウン」を読んだ。人口爆発と過剰消費が地球に与える負荷は限界に近付いており、人口が100億に達する今世紀末には破綻し、温暖化による水位上昇、水不足、食糧危機、環境汚染などによる人類滅亡が現実のものになる。地球が有限である限り無限の経済成長はありえず、技術開発も滅亡を先延ばしするだけの一時的なしのぎにしかならない。滅亡を逃れるには、避妊による人口抑制と消費削減し [続きを読む]
  • ポピュリズムとは何か
  •  水島治郎著「ポピュリズムとは何か」を読んだ。本書は、現代世界で最も顕著な政治現象であるポピュリズムを理論的に位置づけ、主として西欧とラテンアメリカのポピュリズム成立の背景、各国における展開と特徴、政治的な影響を分析したものである。特に、ポピュリズムとはデモクラシーに内在する矛盾を端的に示すものではないかとの問題提起をしている。なぜなら、現代デモクラシーを支える「リベラル」な価値、「デモクラシー」 [続きを読む]
  • 資本主義の限界
  •  木下栄蔵著「資本主義の限界」を読んだ。日本経済の低迷を「正と反の経済」という概念を用いて簡明に説明している。この理論によれば、アベノミクスは、日本が反の経済下にあることをを認識していない間違った逆方向の政策であり、破綻するのは時間の問題であることがわかる。「正の経済」とは、供給より需要が大きい「インフレギャップ」の存在する経済空間であり、「反の経済」とは、供給より需要が小さい「デフレギャップ」の [続きを読む]
  • ポスト資本主義
  •  広井良典著「ポスト資本主義」を読んだ。資本主義システムは不断の「拡大・成長」を不可避の前提とするが、地球資源の有限性、経済格差の拡大、生産過剰による貧困などの課題を解決し、人間の幸せや精神的充足をもたらす社会を構築するには、資本主義とは異質な原理や価値を内包する「ポスト資本主義」とも呼ぶべき社会像の構想が求められている。人類の歴史は、人口や経済規模の「拡大・成長」時代と「定常化」の時代の交代と把 [続きを読む]
  • 量子力学で生命の謎を解く
  •  ジム・アル=カリーリ&ジョンジョー・マクファデン著「量子力学で生命の謎を解く」を読んだ。本書は、「量子生物学」の最新の成果と可能性を、豊富な実例を通して明らかにしたもの。量子生物学は、これまでの生物学では解けなかった様々な謎を解明してきている。ヨーロッパコマドリは、量子もつれ状態にある遊離基のペアを使って飛ぶ方向を決め、毎年3000キロの渡りを正確に行う。光受容体クリプトクロムによって、鳥の目が量子 [続きを読む]
  • 核の戦後史
  •  木村朗・高橋博子著「核の戦後史」を読んだ。本書は、原爆投下の経緯・背景と核の戦後史の見方について重要なポイントを解説し、アメリカの公文書を元に、核戦略の核心、放射能汚染やヒバクシャに対する日米両政府の対応の実態について明らかにしたものである。原爆神話とは、日本への原爆投下は正しかったとみせかけるため、アメリカが戦後に作った虚構である。戦後の日本政府もこの原爆神話を一度も公式に否定したことはない。 [続きを読む]
  • 「日米合同委員会」の研究
  •  吉田敏浩著「日米合同委員会」の研究を読んだ。本書は、「日米合同委員会」が敗戦による米軍占領体制を、基地を通じて永久に維持するための仕組みであり、今日までもそこでの決定事項は、秘密裏に憲法や国内法よりも優先され、国や国民の主権が空洞化されて、国民の生活にも重大な影響を及ぼしていることを具体的な事例をもとに指摘し、日米合同委員会に代わる国会の「日米地位協定委員会」の設置、運用を提案している。 日米合 [続きを読む]
  • 脳はいかに意識をつくるのか
  •  ゲオルク・ノルトフ著「脳はいかに意識をつくるのか」を読んだ。本書は「意識とは何か」を探求する哲学と、脳神経科学における最新の成果の統合を試みる野心的な神経哲学の書である。本書は、うつ病、統合失調症などの精神疾患を抱える患者の臨床的な症例、fMRIなどの最新の脳画像技術を駆使することで得られた実証的な成果をもとに、精神病患者のみならず健常者の意識がいかに構築されるのかを探求した。その結果、「安静時脳活 [続きを読む]
  • グローバリゼーション・パラドクス
  •  ダニ・ロドリック著「グローバリゼーション・パラドクス」を読んだ。本書は、市場と統治の視点からグローバル経済が抱える根本的な問題と対応策を提示している。市場は統治なしには機能しないにもかかわらず、グローバル市場ではその働きを円滑にするための制度がまだ発達していない。全体を管理するグローバルな政府も存在していない。一国レベルでは一致している市場と統治が、グローバルなレベルでは乖離している。貿易や金融 [続きを読む]
  • ダークマターと恐竜絶滅
  •  リサ・ランドール著「ダークマターと恐竜絶滅」を読んだ。3分の2は現在までの宇宙論や惑星科学のおさらいで、後の3分の1が宇宙の小規模スケールの構造における予測と観測の不一致の原因を説明するダークマターの新モデルの提示である。不一致の一つ目は、通常のダークマターの特性(相互作用は重力だけ)を前提とする数値シミュレーションが、小規模なスケールでの密度プロファイルの観測結果と一致しないことである。最もよ [続きを読む]
  • ゲノム編集とは何か
  •  小林雅一著「ゲノム編集とは何か」を読んだ。本書は、遺伝子工学の最先端技術であるゲノム編集の現状と将来展望について解説したものである。従来の遺伝子組み換え技術は、実現精度が100万分の1と極めて低く、偶然や運に頼ったランダムな技術だったため、遺伝子組み換えには膨大なコストと期間を要した。ゲノム編集は、遺伝子やDNAを構成する塩基を、ピンポイントで削除したり、書き換えたりできる。中でも「クリスパー」と [続きを読む]
  • 日本の公安警察
  •  青木理著「日本の公安警察」を読んだ。自公政権は、盗聴法、改正住基法、ガイドライン関連法、国歌・国旗法、団体規制法、破防法改正、日本版NSC、秘密法、戦争法、マイナンバー制、さらには共謀罪法案、自民党憲法改正草案と、国民の監視と管理のシステム強化を図るための一連の治安法の整備を進めてきた。それを実行する治安機関は、戦前・戦中の特高を継承する公安警察であり、法整備に伴いその組織強化が急速に進められてい [続きを読む]
  • 時間かせぎの資本主義
  •  ヴォルフガング・シュトレーク著「時間かせぎの資本主義」を読んだ。本書は、2008年のリーマンショックから今日まで続く現代資本主義の現状を、三つの危機の相関的危機ととして記述している。1.銀行危機 金融工学を駆使した住宅ローンの証券化や金融派生商品の開発を通じて、官民に過剰な信用を供与してきた銀行は、リーマンショック以後巨額の不良債権を抱えることになった。2.国家債務危機 信用危機の連鎖的拡大を防ぐた [続きを読む]
  • 日本会議の研究
  •  菅野完著「日本会議の研究」を読んだ。本書は、日本会議の経歴や組織、活動、安倍政権との関係などについては、以前紹介した青木理著「日本会議の正体」と大枠で類似しているが、徹底した情報収集と取材を通じて、日本会議を支える重要人物、実行部隊、黒幕などをリアルかつ詳細に記述しているところがユニークである。日本会議の右傾化路線の桃源は、「70年代成長の家学生運動」における「椛島有三」、「伊藤哲夫」、「教団」の [続きを読む]
  • 資本主義の終焉と歴史の危機
  •  水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」を読んだ。本書は現在、16世紀以来世界を規定してきた資本主義というシステムがついに終焉に向かい、混沌を極めていく「歴史の危機」状態にあり、未だ見えない次のシステムへのソフトランディングを実現するには、準備期間として脱成長の定常状態社会を構築する必要があると主張している。資本主義は「中心」と「周辺」から構成され、「周辺」つまり、いわゆるフロンティアを広げるこ [続きを読む]