KOZA さん プロフィール

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KOZAさん: 奈良・桜井の歴史と社会
ハンドル名KOZA さん
ブログタイトル奈良・桜井の歴史と社会
ブログURLhttps://koza5555.exblog.jp/
サイト紹介文奈良まほろばソムリエの会。民生・児童委員。談山神社総代
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2007/11/30 12:52

KOZA さんのブログ記事

  • 鏡女王忍阪墓と談山神社の東殿
  •  「談」(かたらひ・談山神社社報)90号(8月15日発行、桜井市のすべての新聞に折り込み)では、「鏡女王忍阪墓で恋と愛を考えてみた」と題して、鏡女王の人生・・忍阪鏡女王墓を守る忍阪の生根会のことを書いてみた。 談山神社の東殿は鏡女王(かがみのおおきみ)をご祭神として祀っている。大和三銘段という正面の石段を登り、拝殿の手前を右手に入ると鏡女王を祀る東殿に至る。この東殿には「恋神社」と書かれ... [続きを読む]
  • 益田岩船(橿原市)と石の宝殿(兵庫県高砂市)
  • 橿原市の白樫西集会所の奥から、200mくらい山を登ると益田岩船に到着できる。車であれば白樫町集会所の左の道を上がっていくと、何とか駐車場所は確保できそうである。車を降りてのぼり口に行く、そこから標高差は30mでさほどの山ではない。念の為に申し上げておくと、今の時期(5月〜11月くらいまで)は、猛烈なやぶ蚊の攻撃を受けるので虫よけスプレーが必須である。 標高130mの場所に巨大な花崗岩の... [続きを読む]
  • 前方後円墳は巫女の姿を表す? 『卑弥呼と天皇制』
  • 王権の誕生と記紀神話。奈良女子大学の小路田泰直(こじたやすなお)教授の本である。小路田さんは近代政治学、いわば古代は門外漢だが、チャレンジしようという本という理解である。まずは箸墓古墳小路田康直さんは、卑弥呼をヤマトトトヒモモソヒメに比定する。(p59)ヤマトトトヒモモソヒメ(卑弥呼)は大物主と結びつき、絶大な影響力を発揮する。ヤマトトトヒモモソヒメ(卑弥呼)が共立され、人々の崇拝、... [続きを読む]
  • 古代の醸造、酒造りのあれこれを
  • 『卑弥呼は何を食べていたか』。廣野卓著。2012年。 「卑弥呼の呪術と桃」については先日、書いたばかりだから、廣野さんが書いたテーマから、古代の醸造、酒造りのあれこれを考えてみたい。 先日、古事記をテーマに大神神社を案内した時、酒作りが話題になった。「この神酒(みき)は、わが酒ならず、大物主の醸みし神酒」である。古代の酒造りは人が米、味飯(うまいい)を噛むところから始まったとされる。「未婚... [続きを読む]
  • なかじまゆたか作品展  奈良まほろばかるた原画
  • 「奈良まほろばかるた」の原画を描かれた中島豊さんの「なかじまゆたか 作品展」が開催される。 奈良まほろばかるたは「NPO法人奈良まほろばソムリエの会」の啓発グループが中心となって作成した。「いまどきかるた?」との声をはじめは聞いたが、このカルタは好調に販売が進み、刷りましに成功した。カルタも出版物とみれば、重版出来(じゅうはんしゅったい)である。 読み札が軽快で、読み札の裏面に書かれた解説も... [続きを読む]
  • 纒向遺跡とモモの種
  • 纒向遺跡でモモの種が論争の的となっている。 纒向遺跡では大型建物の柱跡付近の土坑から様々な遺物に交じり2000個以上のモモの種が発掘されている。 このモモの年代が最新の技術で、分析をされている。今までも土器などからその古さは指摘されてきていたが、発掘されたモモそのものもの試験である。 桜井纒向学研究センターは『研究紀要第6号』(3月30日付け発行)をめぐって記者発表している。名古屋大学の... [続きを読む]
  • 夏越の大祓 村屋坐弥富都比賣神社
  • 村屋坐弥富都比賣(むらやにますみふつひめ)神社を「ディスカバー!奈良」(毎日新聞奈良版)で紹介した。 神社の主祭神は三穂津姫命(みほつひめのみこと・弥富都比賣)。「三穂津姫命は大国主命の后神として高天原(たかまがはら・天上の世界)から稲穂を持って降り、稲作を中津国(なかつこく・現実の世界)国に広めたとされる神である。祭神で考えれば、大国主命を祀る大神神社とは夫婦の関係かと思われますし、ま... [続きを読む]
  • 雄略天皇 稲荷山鉄剣と脇本遺跡
  • 雄略天皇をクラブツーリズムの「第5回古事記ツアー」のテーマにした。        まずは稲荷山古墳の鉄剣である。今更であるが、勉強しなおしてみた。鉄剣の銘文発見はインパクトがあった。「東国だけでなく、九州も同じ雄略のとき、ヤマト王権のもとにちゃんとおさまっている光景なのです。これは倭王武の上表文の在来の明治以来の通説と全く同じであって、その点で、私は通説が支持されたと直感しました。しかも... [続きを読む]
  • 鏡女王忍阪墓前祭
  • 6月9日、忍阪区(桜井市)生根会(忍阪区老人会 会長 東井さん)は、鏡女王墓前祭を斎行した。談山神社の長岡宮司以下神社関係者が祭祀を執り行った。 鏡女王忍阪墓は、談山神社が管理しており、日常的には忍坂の生根会が樹木の管理、草刈などの墓域の清掃を奉仕されている。墓前祭を実施するのも生根会である。 こうした行事、管理とは別に忍阪の陵墓に対する区民の思い入れはすごい。外鎌山の南麓には、西から東へ... [続きを読む]
  • 花筏、ウラバ、ツキノデキ
  • 葛城の道を歩いたら、・・ツアーの下見で高天彦神社と橋本院の間だけだが・・、珍しい花を見つけた。葉っぱの真ん中に蕾だか、実だかがわからない突起がついている 植物なら「何でもこい」の太子町のYさんに聞いてみると、「花筏」とのこと。名前は「花の載った葉」を筏に見た形とのことである。北海道に至るまで広く分布しているらしいが、何よりも驚いたのは、この葉っぱが食用にもなると聞いたのである。 そんなとこ... [続きを読む]
  • 押熊八幡神社
  • 6月6日は奈良市押熊の定光寺、歓喜天の開扉日である。一年に一回の開扉日である。お寺に向かう時、押熊神社・・これが気になった。拝観を終えた後に、参拝してきた。押熊八幡神社である。主祭神は八幡神、応神天皇である。「押熊に八幡神社か」と思いつつ、境内図をよく見ると、忍熊王 麛坂王 旧跡地と記されている『日本書紀』によれば、忍熊王と兄の麛坂(かごさか)王は仲哀天皇の皇子で、母は彦人大... [続きを読む]
  • ワカタケル大王のツアー
  • クラブツーリズムの『古事記』で巡る大和の旅、第5回は「古代の英雄!雄略天皇」である。6月16日(土)と20日(日)、2回の計画だが、いずれも出発が確定した。 地元、朝倉郵便局(桜井市)の限定絵葉書、ワカタケル大王雄略天皇、ワカタケル大王を奈良県でたどってみるのであるが、脇本遺跡(桜井市)とか、一言主神社(御所市森脇)は、誰が考えても必至、その上であれこれ工夫して一日コースを作り上... [続きを読む]
  • 葛城氏に関する古墳の数々
  • 『古代豪族葛城氏と大古墳』、小笠原好彦著、吉川弘文館を読んだ見た。昨年(2017年)の9月の本である。 馬見古墳群の250基もの古墳をだれが築造したのか、それは葛城氏だけにより、築造され得たのだろうか、それが小笠原さんの問題意識である。この疑問を検証したい、そして最近の考古学の研究成果も含めて、あえて、被葬者の名を具体的に検討する(p5) 小笠原先生の論を見てみよう。まずは建内宿禰である。... [続きを読む]
  • 傘堂 當麻のレンゾ
  • 當麻寺から二上山に登ろうとすると、當麻山口神社の鳥居に差し掛かるあたり、右側を見ると番傘を立てたような不思議なお堂を見ることができる。傘堂と言われる。 「この堂は本多侯の菩提の為に恩顧の臣が立てたものである。軒の瓦の面に本と書かれれているのはその証拠。柱の上の方に扉があり開けると位牌があり、また北には添え柱、間に横木が渡されて鐘をかけ、朝晩はこれをつき、旧恩を忘れない(西国三十三カ所名... [続きを読む]
  • 語りだす奈良 118の物語   西山厚  
  • いま、古事記の音読をしている。おもしろい。なぜ、こんなことを連休に初めたか。それは西山厚さんの本を読んで啓発されたのである。毎日新聞の連載が本になった。この本の紹介は、アウトラインではなく、いくつかを抜粋した方が良いと考えた。 こんな人いた!どうしょうもない悪い世界に住んでいたとして・・どう生きたらいいだろうか。方法は三つである。それは あきらめる。別の世界に行く。それは浄土宗の法... [続きを読む]
  • 天皇と民の大嘗祭
  • 来年の今日、今上天皇は退位され、翌日の5月1日には新たな天皇陛下が即位されることになる。 2019年5月1日は即位の儀式が行われるが、「神器」献上は先に行わることが原則であることから見ると、4月30日に「神器」献上が行われるとみられる。 今日は、その後の大嘗祭のことである。『天皇と民の大嘗祭』」(展転社・高森明勅)を読んでみた。実は、いくつか読んだ見たが、これが一番・・良い。 先帝から皇... [続きを読む]
  • 大坂山口神社(穴虫と逢坂)
  • 履中天皇と言えば、僕の住む「桜井の成り立ち」に欠かせない大先輩・・じゃないだろうか。磐余稚桜宮(いわれわかざくらのみや)で即位、磐余池を作った。磐余市磯池で舟遊びをしているとき桜の花びらが飛んできたなどという話が記紀に記されている。 この履中天皇、即位前にイザホワケ(仁徳天皇皇子)と名乗っていたころ、弟の住吉仲皇子の反逆に合って大変な苦労をするのである。難波を逃げ出し、石上神宮に向かう。河内... [続きを読む]
  • 黒塚古墳・三角縁天王日月・唐草文帯四神四獣鏡
  • 黒塚古墳。130メートルほどの前方後円墳、3世紀から4世紀のものである。墳丘は、中世・近世に砦、お城として使われた歴史があり、改造が著しい。竪穴石室は後円部の中心、南北にむけて設けられていた。石室に関わる施設では、前方部につながる鞍部から作業道(墓道)が発見されていて、葬送の儀式の入り口、石室を作るための作業通路として使われたらしい。 盗掘や開発を逃れて、1997年、タイムカプセルのよう... [続きを読む]
  • 『奈良・大和を愛したあなたへ』
  • 『奈良・大和を愛したあなたへ』東方出版  千田稔著 今年の1月に刊行されている。桜井図書館の新刊コーナーに並んでいたので、そそくさと借りました。何度も書店で「買おうかな」と悩んだ本でもある。千田先生、図書館の借り読みですいません。しかし、先生は奈良県の図書館長されているんですから、許していただくということで。 「奈良にゆかりの多彩な人たち その足跡に思いを寄せ、大和への愛惜を綴る」とある... [続きを読む]
  • 長谷寺、大観音大画軸大開帳
  • 長谷寺と十一面観世音菩薩像の原寸大の大画軸が開帳されている。縦1646センチメートル、横が622センチメートル。画軸であるが重さも125kgあるという。 軸がは正面に観音菩薩像が描かれ、向かって右には難陀龍王、左には右宝童子が描かれている。 「大きな御影は、室町時代・明応4年(1495年)に罹災した本尊の復興の為に、興福寺の南都絵法眼清賢が高野髪430枚を継いで設計図として描かれたことに由... [続きを読む]
  • 忍海郎女、亦の名は飯豊(いいとよ)王
  • 『古事記』でたどる大和の旅(クラブツーリズム関西・テーマのある旅)は、今年度は2月から7月まで、各月2回で12回のシリーズである。最終回、7月の日程とテーマを決めた。「『古事記』の女性たち。その愛と戦いから学ぶこと」である。磐之媛命、卑弥呼、外通王、飯豊王を取り上げた。忍海には、飯豊王が「臨朝秉政」(みかどのまつりごと)を行ったとされる角刺宮跡飯豊天皇が葬られたとされる「飯豊天... [続きを読む]
  • 『日本の道教遺跡を歩く』(朝日選書)
  • 『日本の道教遺跡を歩く』(朝日選書)福永光司、千田稔、高橋徹(著)である。後書きが1989年で、古い本であるが、2003年に朝日選書に集録されている。 「陰陽道・修験道のルーツもここにあった」がサブタイトルである。 陰陽道と言えば、奈良辺りなら、我が家の近所の安倍文殊院。文殊院が「安部清明の天文観測所」という高台から、ちょっと西の空を見に行ってきた道教の入門書でもあり、日本の宗教施設... [続きを読む]
  • 八講祭
  • 3月の第一日曜日は談山神社の氏子が集まって八講祭が行われる。氏子といっても阿部あたりの氏子は関係がなく、多武峰の本来の郷中の大字の祭である。 今年は倉橋が担当だった。倉橋と倉橋出屋敷(赤坂天王山辺りをいう)がご奉仕された。来年は多武峰(八井内・飯盛塚、)、次が下居(針道・鹿路)、横柿、今井谷。生田、浅古、下という順番で、8年に一度、回ってくる。 当番の大字から1老から5老と名付けられる5... [続きを読む]
  • 多武峰の参詣道と町石の道
  • 談山神社の社報、第89号が発行された。本日、2月15日、桜井市の全紙の折り込みに入っている。「談」の会の会員には、順次発送される。僕は二面、一ページをいただいている。今回は「多武峰の参詣道と町石の道」をまとめてみた。ずっと書きたいなと考えていたテーマで、それなりに納得のいくものが書けた。紹介してみよう。一の鳥居から談山神社に至るまで一町ごとに、およそ100メートルを区切りにして町... [続きを読む]