ocean さん プロフィール

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oceanさん: 里山便り
ハンドル名ocean さん
ブログタイトル里山便り
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/nightlyrains
サイト紹介文栃木県安蘇地区の山里で有機農業を営む日々のあれこれ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供65回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2007/12/30 07:19

ocean さんのブログ記事

  • 読書日記「今はもうない」森博嗣作
  • 森博嗣、1998年発表のミステリー小説。再読。十数年ぶりの再読で内容はすっかり忘れてました。大学建築科助教授の犀川創平と教え子の西之園萌絵のコンビが事件を解決するシリーズの第8作。本作は二人がドライブしながら西之園嬢が昔遭遇した密室殺人事件について犀川助教授に語って聴かせる、というスタイルをとっています。しかし、事件の部分は登場人物の一人である40男が一人称で語る形になっている、という少々奇妙な構成。メ [続きを読む]
  • 読書日記「アールダーの方舟」周木律作
  • 周木律、2014年発表の小説。「ノアの方舟」の学術調査隊を襲う惨劇を描いたミステリー。トルコのアララト山に「ノアの方舟」遺構を発見するため派遣された国際調査隊に日本から記録係として参加した女性カメラマンの視点で主に描かれる物語り。調査隊メンバーの日本人数学者青年が探偵役。作者も登場人物に語らせていますが、全くの茶番のような寸劇。隙間に詰め込んだ宗教解説で水ぶくれさせて無理やり長編作品に仕立て上げたよう [続きを読む]
  • 読書日記「魔邸」三津田信三作
  • 三津田信三、2017年発表のホラー小説。古い別荘とその背後にある神隠しの森の恐怖を描いた作品。オカルトホラーと犯罪ものがミックスされた作品。小学6年生の少年が主人公。母親の再婚で関西から東京へ移り住んだ少年は、義父の海外勤務のため一時的に義理の叔父にあずけられます。叔父が少年を連れて行ったのは古い高級別荘地の最奥にある豪邸。しかし、背後の森は神隠しの森と言われるいわくつきの場所でした・・・。少年視点で [続きを読む]
  • 読書日記「雨降る森の犬」馳星周作
  • 馳星周、2018年発表の小説。長野の美しい自然を背景に、犬との出会いと別れを軸にした少女の成長物語り。この著者の作品を読むのは初めて、図書館の新刊コーナーにあったので借りてみたのですが、ごく普通の小説、もっと特異な作風の作家かと思っていました。父親を亡くし、身勝手な母親に置き去りにされ、長野の山岳写真家の伯父の元に引き取られた中学生の少女の物語り。伯父の飼い犬の大型犬との触れ合い、隣の別荘にたまに来る [続きを読む]
  • 読書日記「眼球堂の殺人」周木律作
  • 周木律、2013年発表のミステリー小説。山中の孤立した山荘で起こる連続殺人事件、という王道ミステリー。良く出来た王道は面白い、のでこの作品も面白いです。著者は元々建築が専門とのことで、建築学及び数学に基づいたトリックが基本、そこに叙述トリックの仕掛けが埋め込まれているという感じの作品。トリックや仕掛けありきの作品で、そこが楽しめれば良いわけですが、犯行の動機やら人物描写やらがどうにも浅薄、特に叙述トリ [続きを読む]
  • 読書日記「飛ぶ孔雀」山尾悠子作
  • 山尾悠子、2018年発表の小説。連作の中編小説2篇からなる作品。少々奇妙な地方都市を舞台にした幻想譚。火が燃え難く、石を始めとする無機物は勝手に増殖するという町でのお話し。真夏に中洲で開かれた町を上げてのお茶会で起こる騒動を描いた一篇と、町の地下温泉と山の源泉にある怪しげな研究所を結んでの大騒動を描いた一篇。影絵のような存在感の無いキャラたちが不条理な状況に流されるままにカオスの渦に巻き込まれていく物 [続きを読む]
  • 読書日記「蒼夜叉」高橋克彦作
  • 高橋克彦、1988年発表のホラー小説。オカルト雑誌の取材で青森の「キリストの墓」を真夜中に訪れた女性記者と女性カメラマンは十字架で男が自殺し異様な美少年が立ち去るのを目撃します。更に取材で訪れた京都の御霊神社でも自殺と美少年を目撃、これは偶然なのか、何らかの陰謀なのか・・・。記者とカメラマンの女性コンビ+歴史オタクの30男という三人組が怨霊廻りの取材旅行で事件に巻き込まれていきます。怨霊・御霊信仰の一 [続きを読む]
  • 読書日記「ゴーストハント7 扉を開けて」小野不由美作
  • 小野不由美、2011年発表のホラー小説。1992年発表「悪霊だってヘイキ!」のリライト版。ゴーストハントシリーズの一応の最終巻。オリジナル版の方ではもう一冊続編が出てますが、それのリライト版は出ていません。前巻の仕事先の能登から車で東京に戻る途中道に迷い、偶然訪れたダム湖は「渋谷サイキックリサーチ」所長の渋谷少年(通称ナル)がずっと探していた場所でした。ついに明らかになるナルの秘密・・・。その地で偶々依頼 [続きを読む]
  • 読書日記「ゴーストハント6 海からくるもの」小野不由美作
  • 小野不由美、2011年発表のホラー小説。1991年発表「悪霊とよばないで」のリライト版。能登の辺鄙な海辺にある料亭、そこでは当主が亡くなり代替わりする度に大量の死者が出るのだといいます。おりしも先代が亡くなり、料亭では不吉な事件が多発、「渋谷サイキックリサーチ」一行が調査を依頼されます。しかし早々にリーダーの所長が悪霊に憑依され身動きがとれなくなり、料亭では死者も・・・。面白いけれど、ちょっとパワーダウン [続きを読む]
  • 読書日記「ゴーストハント5 鮮血の迷宮」小野不由美作
  • 小野不由美、2011年発表のホラー小説。1991年発表「悪霊になりたくない!」のリライト版。大物政治家からの依頼で長野県山中の洋館の調査に赴く「渋谷サイキックリサーチ」一行、一見無秩序な増築に次ぐ増築で巨大迷路になった屋敷には既に胡散臭い有名霊能者たちが大勢集められていました。地道に迷路状の屋敷の計測を進める中で、他のチームからは一人、また一人と行方不明者が・・・。歴史や背景の外部調査と現場での「科学的」 [続きを読む]
  • 読書日記「死んだライオン」ミック・ヘロン作
  • イギリスの作家ミック・ヘロン、2013年発表のスパイ小説。イギリス保安局(MI5)の落ちこぼれスパイの辿り着く所、「泥沼の家」一行の活躍を描いたエンタメシリーズ第2巻。元スパイの死を不審に思った「泥沼の家」のボスは単独で捜査を開始、元ソ連の幻のスパイの影を追う。一方、ロシア実業家との秘密の会合の準備に「泥沼の家」のメンバー2人が駆り出され・・・。下ネタや下品なジョーク満載で、それでも全体としてそんなに下 [続きを読む]
  • 読書日記「窓際のスパイ」ミック・ヘロン作
  • イギリスの作家ミック・ヘロン、2010年発表のスパイ小説。イギリスの国内を管轄する情報機関、保安局(MI5)所属の落ちこぼれスパイたちの活躍を描いた作品。大きなミスをして一線から外された落ちこぼれスパイたちの行き着く所「泥沼の家」、自発的に辞めることだけを期待されている彼らが、極右によるテロ事件を契機に巻き返しに出る物語り。非常に個性的な濃いメンバーの中で、主人公の青年が何故か一番影が薄いような感もし [続きを読む]
  • 読書日記「ゴーストハント4 死霊遊戯」小野不由美作
  • 小野不由美、2011年発表のホラー小説、1990年発表「悪霊はひとりぼっち」のリライト版。ゴーストハント4作目は前巻とペアのような作品。共学公立高校が舞台。スパルタ教育の進学校で心霊現象が多発、新聞沙汰にもなり校長や生徒会からの以来で調査に赴く「渋谷サイキックリサーチ」の一行、しかし教師たちは極めて非協力的、不自由な環境で調査するも、心霊現象は日に日に深刻に、過激になっていき・・・。前作に続いて「呪詛」が [続きを読む]
  • 読書日記「ゴーストハント3 乙女の祈り」小野不由美作
  • 小野不由美、2011年発表のホラー小説。1990年発表「悪霊がいっぱいで眠れない」のリライト版。心霊現象の調査会社「渋谷サイキックリサーチ」の面々の活躍を描いたシリーズ第3巻。今回は私立の女子高が舞台。超能力少女を教師たちが全校集会で吊るし上げにした事件を契機に多発するようになったと思える心霊現象を調査するいつものメンバー、しかし原因はいっこうにわからず・・・。超能力や心霊現象、更には呪術等、蘊蓄も興味深 [続きを読む]
  • 読書日記「鬼門の将軍」高田崇史作
  • 高田崇史、2017年発表(雑誌連載は2016年)の小説。平将門の怨霊伝説をなぞったような猟奇殺人事件を扱った作品。この著者の場合よくあるようですが、ミステリーの体をなしていないミステリー。歴史蘊蓄を語ることがメインの作品。しかし、その蘊蓄がさっぱり面白くない本作です。将門関連の観光案内のような内容。事件が決着してからの付け足しの蘊蓄でようやく多少面白くなり、若干救われた感はしますが・・・。キャラクターもひ [続きを読む]
  • 読書日記「大奥の座敷童子」堀川アサコ作
  • 堀川アサコ、2015年発表の小説。幕末の江戸城大奥を舞台にしたドタバタコメディー調の物語り。奥州の小藩「野笛」で美人コンテストに優勝した少女「いちご」が主人公。危機的状況にある藩の財政を救うため、50年前に野笛から江戸城大奥へ連れ去られたと言う座敷童子を見つけ、連れ戻すよう密命を受け、いちごは大奥へ派遣されます。魑魅魍魎の巣窟のような大奥でいちごは奮闘しますが・・・。「暴れん坊将軍」をちょっとパロディ [続きを読む]
  • 読書日記「不完全な魔法使い」マーガレット・マーヒー作
  • ニュージーランドの児童文学作家マーガレット・マーヒー、2009年発表のファンタジー小説。中世ヨーロッパ風の架空の王国を舞台にした魔法使いの少年の成長物語り。2012年に亡くなった著者の晩年の作、自我が二つに分裂している魔法使いの少年が統一された自己を取り戻すまでを描いています。先住民の農民である少年、彼と夢を通じて深く結びついた第3王子、平和を希求する国王、猛々しく狡猾な英雄、狂った皇太子、勇敢な貴族令嬢 [続きを読む]