YO-SHI さん プロフィール

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YO-SHIさん: 本読みな暮らし
ハンドル名YO-SHI さん
ブログタイトル本読みな暮らし
ブログURLhttp://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/
サイト紹介文日々読んだ本の感想を書いた、おとなの読書感想文/乱読生活の記録です。
自由文地方都市で、コンピュータ関連の仕事をしていて、ITを利用した地域づくりなどに無い知恵を絞っています。
いつごろからか図書館でたくさん借りてたくさん読むようになりました。今は年に100冊ぐらいです。感想などを載せようと思い立ってブログを始めました。本を通じてたくさんの方と交流が生まれることを期待しています。
好きな作家:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,塩野七生,村上春樹,上橋菜穂子,伊坂幸太郎ほか。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供104回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2008/01/05 12:03

YO-SHI さんのブログ記事

  • RDG レッドデータガール 星降る夜に願うこと
  • 「レッドデータガール」シリーズの第6巻にして完結編。第4巻、第5巻で描いた学園祭の後の2か月ほどを描く。主人公の鈴原泉水子は、東京郊外の鳳城学園という高校に在籍していて、この学園には、陰陽師の集団とか忍者の組織が活動している。前巻の学園祭で、陰陽師との闘いに勝ち決着をつけた形になっている。ところが、陰陽師のリーダーはそれに納得せず、再度の対決を望み、泉水子もそれを受け...。物語の起伏が、小さいも [続きを読む]
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ
  • 二部構成。第一部の主人公は神宮司みずほ。30歳。山梨県甲州市出身。29歳の時に結婚し、今は東京に住んでいる。職業はライター。雑誌に記事を書いている。母親を殺して逃走中(という疑いをかけられている)の、幼馴染の望月チエミの行方を捜している。そして第二部の主人公がその逃走中の望月チエミ、という趣向。第一部でみずほは、かつての同級生、遊び仲間たちを順に訪ねる。チエミの行方につながるような情報を聞き出すため [続きを読む]
  • フェルメール最後の真実
  • 本書は、これまで数多くの「フェルメール展」を企画してきた財団の理事長と事務局長の共著。フェルメールとその作品に関する解説とともに、フェルメールの作品に「旅をさせる」(所蔵する美術館から借り出す)ことの実際を、臨場感のある筆致で記したもの。フェルメールは寡作な画家で、真贋が問われているものも含めて、現存する作品は37点しかない。それらの作品を、いつどの展覧会に出品するかの決定に、大きく関与している人々 [続きを読む]
  • 日本が売られる
  • タイトルの「日本が売られる」とは、この日本で、私たちの生活に欠かせない様々なものが、値札を付けられて(主に外資に)売られるという意味。本書冒頭にある「水が売られる」を例として紹介する。水道を運営する自治体の財政は苦しい。国は責任を取らず代わりに打ち出したのが「民営化」。「民間企業のノウハウを生かし、効率の良い運営と安価な水道料金を」というわけ。売れば何億、何十億ものカネが手に入る。自治体にとっては魅 [続きを読む]
  • コーヒーが冷めないうちに
  • 「恋人」「夫婦」「姉妹」「親子」の4話を収録。それぞれの物語に主人公がいる。舞台は、路地裏の地下にある喫茶店「フニクラフニクリ」。この喫茶店には都市伝説がある。ある座席に座ると、座っている間だけ望んだ通りの時間に移動できる、というもの。本書は「タイムスリップもの」だ。都市伝説は本当で過去に行ける。ただし制限事項がたくさんある。主なものを3つ。タイムスリップできるのは、移動するときに淹れたコーヒーが [続きを読む]
  • 55歳からのリアル仕事ガイド
  • 監修者はシニアライフアドバイザー。各地でシニア世代に関する講演やセミナーの講師を務めている。著者紹介によると、IT企業で広報やマーケティングなどを担当した後、50歳で独立して会社を設立、シニア世代にライフスタイルの提案や情報提供などを始めた、とある。ご自身も「セカンドキャリア」構築の実践者、ということか。全部で4章。第1章から順に「55歳からの働き方・お金の基礎知識」「定年後の仕事のリアル」「定年後 [続きを読む]
  • 教師が街に出てゆく時
  • 本書の出版は1984年。著者は1938年生まれで、このころは現役の高校の国語教師だった。文学の研究や著述、映画の評論などもしていて、本書は、様々な媒体に書いた随筆をまとめたもの。本書は、夕方の湊川公園のベンチでおっちゃんに手を握られる、という何とも退廃的な場面を描いた詩で始まる。それは、映画が好きで新開地に通い詰めていた、という先生の一面ではあると思う。しかし、この後に続く文章の数々には、また違う [続きを読む]
  • 赤松小三郎ともう一つの明治維新
  • 著者は環境分野を専門とする研究者で、歴史学者でも憲法学者でもない。だから本書も「素人が何を言うか」という扱いを受ける可能性は高い。しかし、非専門家であるからこそ書けることもある。学会の「重鎮」とか「定説」とか「暗黙のタブー」とかに縛られることがないからだ。そして「赤松小三郎の黙殺」も、その「暗黙のタブー」の類だとする。本書では、赤松小三郎の生涯とその憲法構想を詳述した上で、その「暗黙のタブー」に切 [続きを読む]
  • スッキリ中国論 スジの日本、量の中国
  • 本書は40年近く中国と関わってきた著者が感じた、中国人がものを判断し、反応する時の「クセ」「反応の相場」を紹介したもの。サブタイトルは「スジの日本、量の中国」。たったこれだけの最小限のフレーズに、本書が示す「中国」と「日本」がよく表れている。そしてこのことがよくわかる例え話が冒頭にある。中国の日系企業に赴任している田中さんが、オフィスと社員食堂をつなぐ通路を通りかかると、その真ん中に4〜5人の中国 [続きを読む]
  • わけあって絶滅しました。
  • 先日読んだ「理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ」は、「絶滅」という観点から生物の進化を捉えたものだったけれど、本書は「絶滅」そのものをテーマにした本。サブタイトルが「世界一おもしろい 絶滅したいきもの図鑑」。カンブリア紀から現代までに絶滅した60種の生物の「絶滅した理由」に加えて、絶滅しそうでしてない10種の「絶滅しない理由」を紹介。絶滅した(しない)理由を、その生物自身に聞く、というユニークな体裁にな [続きを読む]
  • 人生100年時代の新しい働き方
  •  「人生100年時代」が気になって、そういうタイトルや内容の本を何冊が読んでいる。本書はその1つ。本書は「仕事を、人生を、よりよい方向にシフトさせながら幸せを見つける生き方」をする人を「ライフシフター」と定義する。「シフト」をより具体的に言うと、「仕事の場所や職種を変える」こと。そして、そうした生き方に必要な「5つの力」と「14のソフトスキル」を紹介する。 [続きを読む]
  • 花々
  • 著者のデビュー作にして人気作「カフーを待ちわびて」の関連本。「カフー〜」の与那喜島で、明青と幸の物語と並行して繰り広げられていた、もう一つの物語。ダイビングショップのアルバイトの純子と、明青の同級生で東京で働く成子の2人を主人公として、沖縄の島で暮らす女性たちの人生が交差するドラマ。 [続きを読む]
  • マーケットでまちを変える
  • 著者は、英国の設計事務所で大規模建築の建設などを担当したのち帰国、現在は、建築設計、行政のアドバイザー、マーケットの企画・運営などを行う。「マーケット」に着目したのは、英国での経験がきっかけ。本書で詳述しているけれど、ロンドンには都市部で区が運営するマーケットが45カ所もある。ロンドンに暮らす人々にとって、それはイベントではなく日常なのだそうだ。そしてマーケットは、「そこに住む人々の生活の質を高め [続きを読む]
  • 後宮の烏
  • 書店で多面陳列で、ずいぶんと推しているので買って読んだ。「中華風ファンタジー」なるジャンル(こういう言い方があるとは知らなかったけど、POPに書いてあった)は好きなので。「十二国記」とか「八咫烏シリーズ」とか「僕僕先生」とか、古典を元にした「封神演義」なんかもそれに当たるか。舞台は宮廷。後宮の奥深くにある館に住む「烏妃」と呼ばれる妃が主人公。烏妃は妃でありながら夜伽をすることがない。冒頭の帝の訪いの [続きを読む]
  • 理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ
  • 本書はダーウィンの「進化論」について論じたもの。「進化論」と言えば「適者生存」つまり「適した者が生き残る」。生物の進化の歴史は、生き残った者のサクセスストーリーだ。ところが本書は、まず最初に「絶滅」という観点から生物の進化を捉えてみる。その観点を面白いと思った。40億年ともいわれる生命の歴史において、これまで地球上に出現した生物種の99.9%が絶滅したと考えられる。「適者生存」を裏返して考えると、 [続きを読む]
  • 小西美穂の七転び八起き
  • 著者の小西美穂さんは、日本テレビの解説委員・キャスター。現在は夕方の情報番組「news every.」に出演されている。本の帯の写真の整ったお顔を見て「女子アナ」かと思ったけれど、一貫して記者畑を歩んでこられている。本書は著者の19歳から49歳(現在)までの「デコボコ人生」を振り返ったもの。「キャリア論」「チーム力」「突破力」「ノート術」という、ビジネス寄りのテーマから始まって、「友情論」「家族力」という「身 [続きを読む]
  • ビブリア古書堂の事件手帖
  • 書店で本書を見た時「あれ?!」と思った。「ビブリア古書堂の事件手帖」と書いてあって、それは「ビブリア古書堂」シリーズの第1巻のタイトルだけれど、表紙のイラストに栞子と一緒に、黄色い服を着た子供が描かれている。第1巻には少なくとも主要登場人物には子供はいない。不思議に思って、裏表紙の紹介を読むと、なんと新刊だった。「あとがき」によると、本書は「本編に盛り込めなかった話」や「大輔視点という物語の制約上語 [続きを読む]
  • ファーストラヴ
  • 2018上半期の直木賞受賞作。主人公は臨床心理士の真壁由紀。30代半ば。結婚して10年。夫と小学生の息子と3人で暮らしている。コメンテーターとしてテレビにも出演している。知名度が高いこともあって、出版社から本の執筆を依頼される。それは、世間の耳目を集めている、女子大生が父親を刺殺した事件の容疑者を取材して、その半生を臨床心理士の視点からをまとめる、というものだ。 [続きを読む]
  • 最果てアーケード
  • 舞台は世界で一番小さなアーケード。路面電車が走る大通りからひっそりした入り口を入って、十数メートルで行き止まってしまう。使い古しのレース、使用済みの絵葉書、持ち主が手放した勲章やメダル、様々な動物(のはく製)や人形用の義眼、ドアノブ..「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店が集まっている。入口にあるドーナツ屋は例外。主人公は、このアーケードの大家の娘。彼女が16歳の時、町の半分が焼ける大火事 [続きを読む]
  • カフーを待ちわびて
  • 主人公は友寄明青(あきお)。35歳。沖縄県与那喜島で食料品も雑貨も文房具も扱う「よろずや」を営んでいる。午前9時半に店を開けて午後1時に昼食、2時から4時までは昼寝、6時には閉店。のんびりしたものだ。その明青の元に手紙が届く。「あの絵馬に書いてあったあなたの言葉が本当ならば、私をあなたのお嫁さんにしてくださいますか」。「あの絵馬」とは、数カ月前に明青が北陸の孤島の神社に納めた絵馬のことらしい。そこに明青 [続きを読む]
  • 知の越境法
  • 本書では「越境」を主に2つの意味で使う。一つは、ドイツの専門家がフランス政治について語る、といった「専門の垣根を越える」こと。記者であった著者がキャスターを務めたのも、まさに「越境」。もっと言えば、著者は「専門」を持たないので、テレビで中東問題を話すのも、歴史問題を解説するのも、全部が「越境」になる。もう一つは、興味・関心を「横方向に展開する」ということ。例えば、再販制度という規制に守られた「新聞 [続きを読む]
  • きのうの影踏み
  • 著者は「大のホラー好き」だと、インタビューなどで明かしていらっしゃる。本書はその著者が「楽しんで書いた」という「怪談」の短編集。短いもので数ページ、長くて約30ページの短編を13編収録。「ホラー」映画のように思いっ切り怖い話ではなくて、「口裂け女」のような都市伝説に近い。話として聞く分には「なにそれ、怖い〜」と言っていれば済む、まさに「怪談」。ただし、本当にあったら身体の芯から冷えそうな話。 [続きを読む]
  • あつあつを召し上がれ
  • 「食堂かたつむり」「ツバキ文具店」で、ちょっと疲れたり傷ついたりした心を、優しく労わるような物語を描いてきた著者の短編集。共通するテーマは「料理」。様々なシチュエーションで「料理」がキーになる物語7編を収録。ホームに入居した祖母に食べさせる「かき氷」。恋人に案内された中華料理屋で食べる「ぶたばら飯」。10年以上一緒に暮らした人との別れの朝に食べる「松茸」。嫁ぐ日の朝に父に出す「おみそ汁」。思い出の [続きを読む]