倉西雅子 さん プロフィール

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倉西雅子さん: 万国時事周覧
ハンドル名倉西雅子 さん
ブログタイトル万国時事周覧
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/kuranishimasako
サイト紹介文世界中で起こっている様々な出来事について、政治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。
自由文 当時にあってほんの些細なことと思われた出来事が、後から振り返ってみれば、歴史の分水嶺になっていたという事例は枚挙に遑がありません。本ブログでは、日本を含めて世界各地で起きている出来事の歴史的な意味を、公開されているわずかな情報を手がかりとしながらも、探って行きたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2008/01/26 21:54

倉西雅子 さんのブログ記事

  • 立憲民主党とは何者なのか?−不自然な現象
  • 枝野代表、無所属・岡田氏と選挙後に協力の考え マスメディアの報道によりますと、立憲民主党は、希望の党を凌ぐ勢いを見せており、野党第一党を窺う位置にあるそうです。特に、中道層の支持集めているとも報じられておりますが、この現象、どのように考えても不自然なのです。 民進党左派に踏み絵を踏ませようとした希望の党とは袂を分かち、新党結成を以って活路を開いた議員等の行動は、“判官贔屓”の気質がある日本国では、 [続きを読む]
  • 米朝トップ会談による解決は困難では−平壌宣言という悪しき前例
  • “米本土到達の核ミサイル 北朝鮮が数か月後にも獲得か” 北朝鮮問題については、マスメディア等でも一縷の望みを託すかのように米朝トップ会談による解決が囁かれてきました。トランプ大統領が平壌を電撃訪問し、金正恩委員長との間で歴史的な和解を成し遂げる、というシナリオです。 米朝トップ解決が実現するならばまさしく“サプライズ外交”となり、全世界が驚愕すると共に、平和の到来に安堵するかもしれません。しかしな [続きを読む]
  • アメリカの対北関連資産凍結は国際法違反か?
  • 【北朝鮮情勢】新型の弾道ミサイル潜水艦を建造中か 最大級、排水量約2000トン 米誌など分析 トランプ米大統領が9月22日に署名した対北朝鮮取引企業の資産凍結に関する大統領令ついて、この措置は国際法違反ではないか、とする意見があります。最大の懸念材料として、台湾併合を目論む中国が、同じ手法で台湾と取引する第三国企業の資産を凍結するリスクを挙げていますが、果たして、今般の大統領令は国際法に違反している [続きを読む]
  • “習近平思想”の実像−思想ではなく“意思の支配”では?
  • 【中国共産党大会】習近平総書記「富強の社会主義強国に」 30年の長期目標 南シナ海の人工島造成を正当化 本日10月18日、中国の北京では、24日までの7日間の日程で5年に一度の中国共産党全国代表大会が開催されています。今年の第19回党大会は、とりわけ、習近平独裁体制が成立するか否かに関心が集まっており、その試金石となるのは個人名を冠する“習近平思想”の行方です。 報道によりますと、その表現はどうであれ、“ [続きを読む]
  • 中ロによる北朝鮮への核の傘提供は解決策となるのか―その2
  • 中国、あるいは、ロシアによる北朝鮮に対する“核の傘”の提供が、今般の北朝鮮問題に対して有効な解決策となるか否かの判断は、まずは、北朝鮮による核の独自開発が真に“独自”であったのか、それとも、両国、あるいは、何れか一方の国による支援や黙認の下で行われたのか、そのどちらであるのかを見極める必要があります。何故ならば、後者であれば、北朝鮮の核開発は核保有国のコントロール下にあることとなり、解決の有効な手 [続きを読む]
  • 中ロによる北朝鮮への核の傘提供は解決策となるのか―その1
  • 北朝鮮、複数の移動式発射台を移動か 弾道ミサイル搭載報道に因りますと、北朝鮮は、弾道ミサイルの発射台を移動させる動きを見せており、朝鮮半島情勢は、予断を許さない状況が続いております。こうした中、中ロによる北朝鮮への核の傘の提供が解決策となるのではないか、とする意見も聞かれます。 それでは、中ロによる核の傘の対北提供は、どのように考えるべきなのでしょうか。北朝鮮による秘密裏の核開発が露見したのは1993 [続きを読む]
  • 国際社会を危険にさらす“憲法第9条の発想”
  • 候補者の6割、改憲に前向き 朝日・東大共同調査 “憲法第9条の発想こそが平和の敵である”とでも言おうものなら、リベラル派から雨や霰の批判が降ってきそうです。しかしながら、人間社会における安全の実現方法について論理的に突き詰めてゆきますと、この見解は、必ずしも否定はできないように思えます。 利己的他害性を“悪”と見なす人類の普遍的な倫理観からしますと、強奪を目的とした他者に対する攻撃は当然に“罪”と [続きを読む]
  • 核兵器禁止条約よりNPTの方が“まし”な理由
  • 「核禁条約不参加は裏切り」ノーベル平和賞のICAN 今年のノーベル平和賞は、核兵器禁止条約の成立に向けての活動が評価され(2017年7月7日採択)、国際NGOである核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に授与されることが決定されました。しかしながら、既存のNPTと比較しますと、核兵器禁止条約には、以下のような問題点が見受けられます。 第1の問題点は、核保有国が一国たりとも核兵器禁止条約に加盟していないという、歴 [続きを読む]
  • アメリカの対北先制は国際法において許されるのでは?
  • SLBM発射台で動きなし=米研究所朝鮮半島では、米朝間の軍事的睨み合いが続いており、両国のどちらによる先制もあり得る緊迫した状況にあります。何れの武力行使に対しても反対の声も少なくありませんが、少なくともアメリカの対北先制は国際法上において許されるのではないかと思うのです。 戦争というものが、一方の国家が他方の国家から自らが欲するものを力で奪う手段として行われていた時代の戦争観にあっては、奪う側が [続きを読む]
  • アメリカの”南シナ海・北朝鮮切り離し策”は正解
  • 西沙沖で「航行の自由作戦」=中国の海洋進出けん制―米軍 北朝鮮問題における協力を取り付ける必要から、アメリカのトランプ政権は、これまで、中国の南シナ海における行動に対して一歩引いた姿勢を見せてきました。しかしながら、報道によりますと、先日、パラセル(西沙)諸島でも「航行の自由作戦」が実施され、アメリカの自制も転換期を迎えているようです。 今回の「航行の自由作戦」は、トランプ政権が誕生してから4回目 [続きを読む]
  • “日本開国の薦め”は正しいのか?−コスモポリタンの前提は帝国主義
  •  最近、ハーバード大学の教授が日本について語るというテーマのネット記事をよく目にします。江戸時代の再評価や品格ある国家論など、扱う内容は様々なのですが、これらの教授の“指南”には、一つの共通点が見受けられます。それは、“日本は、より開かれた国にならねばならない”というものです。 いわば、現代の日本開国論なのですが、日本国は、先進国として少子高齢化、人口減少、並びに、経済低迷といった諸問題に真っ先に [続きを読む]
  • 教育無償化はマルクスのマニフェスト
  • 自民32%、希望13%…衆院比例選の投票先 今般の衆議院選挙では、自民党のみならず、凡そ全ての政党が、少子高齢化対策として教育への公的投資拡大を主張しています。この分野においては、政党という政党が何れも足並みを揃えているのですが、教育無償化が、マルクスが『共産党宣言』にて主張した基本方針の一つであったことは、あまり知られてはいません。 『共産党宣言』こそ、1848年に出版された共産主義者のバイブルであ [続きを読む]
  • 原発ゼロと自動車のEVシフト−電力供給をどうするのか?
  • 1100人が出馬準備=自公に野党2極対抗【17衆院選】2040年までにガソリン・ディーゼル車の禁止を掲げたフランスやイギリスに次いで中国も自動車のEVシフトを加速させており、今日、各国の自動車メーカーも、開発競争に凌ぎを削っております。家電メーカーのダイソンまでも参入するとの報道もありますが、EVシフトへの道は、必ずしも平坦ではないように思えます。 EVの最大の利点とは、“環境にやさしい”ことです。ディーゼ [続きを読む]
  • ロヒンギャ問題は公平に−ミス・ユニバース入賞取消問題
  • ロヒンギャ非難、ミス・ユニバース入賞取り消し報道に因りますと、ミャンマーにおいてミス・ユニバースに入賞した女性が、ロヒンギャ問題においてロヒンギャ側に批判的な動画を投稿したことから、主催者側から「規約違反」を理由に賞を取り消されたそうです。しかしながら、この措置、批判されるべきは、主催者側なのではないかと思うのです。 表面的な現象だけに注目すれば、如何にも、ミャンマーの多数派である仏教徒勢力が、政 [続きを読む]
  • 風前の灯となったのは保守?−深刻な社会面での保守政党のリベラル化
  •  今月22日に予定されている衆議院選挙では、立憲民主党の設立により三極構図の成立が謳われながらも、“寛容な保守系改革政党”を標榜する希望の党が鳴り物入りで旗揚げしたこともあって、日本国の政界再編は、保守色が強まる方向に進んでいるとするイメージがあります。しかしながら、この見方、果たして的確に政治現象を捉えているのでしょうか。 防衛や安全保障の分野に限定しますと、急速に保守化が進行しているのは疑いのな [続きを読む]
  • 北朝鮮とビットコインは一蓮托生?
  • 「ビットコイン・仮想通貨」のニュース 国連安保理の枠組における制裁措置のみならず、日米をはじめ各国が北朝鮮に対する独自制裁を強める中、北朝鮮によるビットコインの取得にも警戒が必要となってまいりました。報道によりますと、北朝鮮は、既に外貨獲得の手段として仮想通貨であるビットコインのマインニング(mining: “鉱山採掘”)に乗り出しているそうです。 ビットコインは、発行元から提示された高度な計算問題を最初 [続きを読む]
  • 衆議院選挙−“公約を守れ”は国民にとっては危険
  • 「政党」のニュース 政治に対する信頼性が著しく低下している中、信頼回復のためには、“政党は、選挙に際して掲げた公約を誠実に守るべし”とする説があります。国民との約束は守れ、と…。しかしながら、この主張、真っ当なように聞こえて、案外、危険なのではないかと思うのです。 第1に、一般社会の約束や契約との違いに基づく危険性があります。通常の約束や契約とは、その内容を双方が吟味し、全ての項目について納得した [続きを読む]
  • 米ラスベガス銃乱射事件と北朝鮮は関連するのか?
  • 米乱射は単独犯と断定…銃器類42丁と弾薬押収 米ネバダ州のラスベガスで今月1日に起きた銃乱射事件は、犠牲者が59人を数える大惨事となりました。スティーブン・パドック容疑者が自殺したため、事件の背景はつまびらかではありませんが、報道によりますと、アジア系の女性と同居していたそうです。 “アジア系の女性”との情報に、おそらく、多くの人々の脳裏に真っ先に浮かんだのは、同事件と北朝鮮との関係ではなかったと思 [続きを読む]
  • “政界再編劇”の怪−自民党は党勢拡大に動かないのか?
  • 「政党」のニュース 小池百合子都知事の新党「希望の党」の結成によって、日本国の政界は、政党の枠組の再編に向けた混乱が続いております。この混乱ぶりに、今日の政党というものが、政治的信条や政策方針を共にする人々の集まりではなく、利権の獲得を目指した選挙協力団体である疑いを濃くするのですが、今般の一件でさらに疑惑が増したのは、“政界再編劇”と称されたように、一連の騒動は、最初から特定のシナリオに沿ってい [続きを読む]
  • 国民の“自由な選択”が国民を縛る民主主義のパラドクス
  • 自民34%、希望19%…比例投票先・読売調査 昨今の日本国の政治状況と混乱ぶりは、現行の政治システムの欠陥を自ずと浮かび上がらせているように思えます。その一つは、政党主導型の選挙方式では、民主的選挙が国民を一定の方向に誘導する非民主的手段となるという、民主主義のパラドクスです。 通常、憲法において国民の参政権と政治的自由が保障されており、多党制の下での普通選挙が実施されている国家であれば、民主主義 [続きを読む]
  • 国民不在の政界再編劇−露呈したのは既存政治システムの限界
  • 安保も消費税も…希望と民進、政策に「溝」政治家は、常々、“改革”や“刷新”という言葉で国民を惹きつけます。根底からひっくり返えす “革命”はその極致ですが、特に現状に不満を抱く有権者が多いほど、これらの言葉は、悪弊や腐敗が一掃されて新しい時代が始まる予感を抱かせるのです。しかしながら、衆議院解散を機に俄かに噴出した政界再編の動きを見ていると、真に変えるべきは、政党の枠組ではなく、政治のシステムでは [続きを読む]
  • 強引なる二大政党制への“日本改造計画”か?−国民不在の政界再編
  • 前原氏「希望に合流」表明=民進、常任幹事会で了承【17衆院選】 衆議院解散を機に、先日、希望の党が小池百合子東京都知事を代表として発足しました。時を置かずして、党勢の退潮傾向に歯止めがかからない民進党が同党への合流を表明し、政界再編に向けて日本国の政治体制の流動化が加速しています。 あれよあれよという間に、自民党対希望の党という対立構図が形成され、“危機突破解散”であったはずが、“政権選択選挙”と [続きを読む]
  • 北朝鮮の厚かましい特権願望−核兵器は保有したいがNPT体制は維持したい
  • 「北朝鮮にとって壊滅的」=軍事的選択肢で警告―米大統領 北朝鮮の核開発問題は、NPT体制の行方と密接不可分に結びついています。アメリカでも、北朝鮮の核保有を認めた場合の日本国や韓国の核武装が議論されていますし、北朝鮮の擁護者である中国が恐れるシナリオも、日本国の核武装であるとの指摘もあります。誰もが、北朝鮮の核保有が承認されれば、当然に、他の諸国も核武装に走ると予測するからです。 ところが、北朝鮮だ [続きを読む]