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- 2018/04/18 13:36忘れじのウイ・アー・ザ・ワールド
- 何十年も段ボール箱の中で眠っていた一本のカセットテープ聞き覚えのある歌声たちに震えが止まらなかったあいつらと力合わせて歌った渾身の『ウイ・アー・ザ・ワールド』ひとりひとりの顔と声が時代とともによみがえる刹那に過ぎ行くときの中でこんな時代があったことどこかに忘れてしまっていた「人生まんざらでもなかったじゃん」あいつらにそう言われた気がした [続きを読む]
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- 2018/04/05 13:30失ったささやかな毎日
- いつものように朝がきていつものように会社にいきいつものように仕事をこなしいつものように日がくれていつものように一杯のんでいつものようにため息をしていつものように床につくこんなありふれた毎日がきっと幸せだったのかな役目を終えた花びらは何処に流れ着くのかな [続きを読む]
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- 2018/03/15 14:21ありがた迷惑な季節だけど・・・
- 近くで子供らの遊ぶ声が聞こえてきた知らぬ間にこんなに日が伸びたんだなもう春なんだな人と関わりたくないし人前に出たくないし誰とも話したくない僕に春は少しありがた迷惑な季節だだけど桜が咲き乱れる頃にはそっと窓を開けてみようかな気まぐれな春の風が気まぐれな僕の心の憂鬱を吹き飛ばしてくれないかな [続きを読む]
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- 2018/03/06 10:48悲しき老いぼれじじいの誕生日
- カチッ カチッ カチッ急かすように秒針の音が真夜中の静寂をかき乱す秒針がひとつ刻むたびに死んでいく脳細胞ひとつガラス窓に映るのは見るも哀れな老いぼれじじいいつからだろうかなハッピーバースデーでなくなったのは放って置いてほしいのに今年もまた嫌いな一日がやってきた [続きを読む]
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- 2018/01/25 15:08心に降り積もる希望という名の絶望
- どこかの高尚なお坊さんの話やどこかのアスリートの生き様がガツンと胸に突き刺さり柄にもなく涙がこぼれたその涙が乾かぬうちに理想と現実のギャップに心崩壊しんしんと降る雪が心に降り積もるやっぱり僕はもう一歩も進めない [続きを読む]
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- 2017/12/25 17:08師走のある風景
- 凍りつくような冷たい風カサカサに乾いた心真っ青な空を横切る一羽の白鷺誰もが忙しく飛び回る師走街中に流れるX'masソング心の行方見つからないまま立ち尽くす電信柱の下 [続きを読む]
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- 2017/11/02 16:46過去と現在を彷徨う黄昏人
- 昭和の匂いプンプンの路地を通り抜けるとそこは悠々とそびえ立つビルの群れ過去と現在を彷徨いながらいったい僕は何を探しているんだろう黄昏時の遠い空に問いかけてみても返ってくるのはいつもそれじゃまた明日 [続きを読む]
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- 2017/10/20 15:26不吉な雲と明るい未来
- TVは毎日暗いニュースばかりです空はどんより不吉な雲が漂っています日々の暮らしに希望は見えなくて通り過ぎる季節をただ見送るだけああ昔はよかったなああああの日に戻りたいなあそんなことばっかり吐いてる僕に明るい未来なんて来るんだろうか [続きを読む]
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- 2017/09/19 13:48秋の風が吹く頃に
- 秋の風が吹いてそよそよと揺れる稲穂空には羊たちの群れ薄れゆく夏の足あと寂しさがひとつ僕の心にそっと運ばれてきましたそれは誰のせいでもなくただ季節がひとつ通り過ぎていっただけのことただ過去がひとつ増えていっただけのこと [続きを読む]
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- 2017/08/28 16:17忘れかけていたささやかでひそやかな仕合せ
- のどかな春の日に小川のほとりに腰をおろし糸を垂らしてウキを眺めながらのんびり時間を過ごしたい星のきれいな夏の夜に川の土手に寝転んで名も知らぬ星をつなげて絵を描きながら静かに時間を過ごしたい夕暮れせまる秋の日に防波堤の上に立ち遠く聴こえる波の音とともに沈む夕日を見守りながらおだやかに時間を過ごしたいベルが鳴り響く聖なる夜は窓際にツリーを飾りお気に入りのクリスマスソングにみんなの平和を祈りながら愛する [続きを読む]
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- 2017/08/09 23:44相性の悪い世の中に生まれて
- なんのために生まれなんのために生きているのか相性の悪い世の中で心が引き裂かれそうだ誰かきれい事をくれよ無様なオイラに誰かなぐさめ草をくれよ哀れなオイラに [続きを読む]
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- 2017/07/31 17:21良き時代の良き旧友へ送る真夏のメッセージ
- セミの声が騒々しくなりました暑さ厳しい折 いかがお過ごしですか僕は毎日グダグダ生きています身を隠すように生きています過去にしがみつき生きています未来に怯えながら生きています赤っ恥さらして生きていますなんとか僕は生きていますどうかくれぐれもご自愛ください [続きを読む]
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- 2017/07/11 12:44愉快だったあの時代に乾杯!!
- ビールがうまい季節にアンタを想う枝豆つまみながらくどき上手を自慢する稀代の好色男おもろいヤツだったなあゆかいな時代だったなあアンタとあの時代にカンパーイ!! [続きを読む]
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- 2017/06/29 14:12周回遅れのランナー
- 季節は足早に僕の前を通り過ぎていくそれを呆然と見送るだけの僕はまるで周回遅れのランナー道行く人は誰も見向きもせず僕を追い越していく季節の中にうずもれた僕はただのよれよれの通りすがりみんなの心の中に僕はもう存在しないんだねみんなの想い出の中に僕はもう住んでいないんだね [続きを読む]
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- 2017/06/21 14:09雑踏の中ひとり
- 雑踏の中流されていくいったいどこにたどり着くのだろう雑踏の中飲み込まれていくやがて存在すら消し去られていくのだろう [続きを読む]
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- 2017/06/09 17:10連敗更新中の僕の人生に喝!
- やっと踏み出した一歩待っていたのは強烈なカウンターなすすべもなく膝から崩れ落ちるでもまだ死んだわけじゃないいつか絶対弱者の強さを見せてやる [続きを読む]
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- 2017/06/01 16:27ドロップアウトからの復帰は並大抵じゃない
- どうもお久しぶりですまた厄介になります飛び込んだ社会はブラックの匂いプンプンの町のはずれの大工場規則正しいリズムを刻む機械の音黙々と12時間のハードワーク口の聞き方を知らない若造に知識ばかりを振りかざす威張り腐ったオヤジ現実に打ちのめされて現実を思い知る社会はもう自分を必要としていなかったとても勉強になりました顔を洗ってまた出直します [続きを読む]
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- 2017/05/23 16:57水田のある風景
- いつのまにか田んぼに水が張られていました水のせせらぎが心地よいです吹き抜ける風がすがすがしいですカモが水遊びしていますただただ懐かしさがこみ上げてきますもうじき田植えですねそろそろ僕も一歩足を踏み入れようと思います [続きを読む]
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- 2017/05/16 14:19つぼみのまま散っていた名も知らぬ花子さんへ
- 誰も気づいてくれなかったんだね仲良く遊びたいのにさたくさんお話したいのにさ誰も信じられなかったんだね何度も裏切られてさ何度も見捨てられてさ生きるって難しいね生きるって苦しいね雲の上のお花畑で思いのまま咲いてください [続きを読む]
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- 2017/04/11 23:54心の傷に効く薬知りませんか?
- 指の傷ならばほっといても傷口は癒えるけど心に負った傷は癒えるどころか深くなっていくどなたか心の傷に効く薬知りませんか副作用のない即効薬知りませんか [続きを読む]
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- 2017/04/05 14:43夢の中に生きる男
- 陽のあたらぬ部屋現実へのドアに鍵をかけ木の椅子に座り今日も語り始める誰もいない部屋夢の中へ [続きを読む]
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- 2017/04/04 16:59がんばるぞ がんばるぞ
- 正月からがんばるぞ2月からがんばるぞ3月からがんばるぞ春からがんばるぞそんなこと言っているうちに早四月いったいいつになったらがんばるんだもうあとがないんだよ生きたいと思うなら死にもの狂いでがんばれよ [続きを読む]
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- 2017/03/16 15:08空と風と雲と旅人
- 目の前を通り過ぎゆく風どこから来たのだろう空にぽかりと浮かぶ白い雲どこに向かうのだろう風の向くまま 気の向くまま空と風と雲と旅がしたいな振り絞った勇気と元気リュックにつめて愛の歌 希望の歌口ずさみながら道なき道を進んで行きたいな今日という日に微笑みながら [続きを読む]
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- 2017/03/10 16:39善人気取りの正直者風の愚か者
- 人間の本性って善人?それとも悪人?正直者?それとも嘘つき?賢者?それとも愚者?僕にはわからないでもこれだけは言える僕は善人気取りの正直者風の愚か者 [続きを読む]
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- 2017/03/08 01:40僕の部屋はクズの山
- 何気なく部屋の中を見渡してみました役に立たないモノが蔓延っていました弦が切れたまま埃かぶったギターうんともすんとも言わないオーディオコンポカビの生えたRawlingsのグローブ針が止まったままの柱時計何十年も着ていない重い革ジャン使わぬまま放置されたトレーニングマシン無造作に積まれた自己啓発の本何もしないのに腹が減るクズひとり [続きを読む]
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