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  • (ユキガカリ・ナルヨウニシカナラン)

    (画像は勝手イメージ:勝手ナ物事語リ)【赤い髪の女ツネ嬢】(21)茶店の滴が垂れる窓の向こう側。肌寒い外は輝きのない淡い灰色だった。心の暗さで沈んでいた。魚町(トトマチ)通りの人気のない濡れた舗道。穏やかな風に流れる粉糠な驟雨で静かに煙ってた。「カッキャン。アンタ苦しぃないんかぁ?」❍○さんが鼻歌混じりで、ワイに訊いてきた。コンマイ匙ぉ太い指先で摘まみ、珈琲カップの中を搔き回しながらやった。「ナンもないですはぁ」ワイ応えながら茶店の木枠窓に嵌った、細く流れる露で濡れた硝子。俯いたまま首を無理やり曲げながら覗いた。ワイ。❍○さんの方を向くのが厭ヤッタ。コッチぉ観てる❍○さんの眼を覗くコトができなかったから。短くなった煙草ぉ、口に挟みかけたら窓の外を人影が横切った。入口扉に吊るされた小さな鈴が鳴った。濡れた肩で扉ぉ...(ユキガカリ・ナルヨウニシカナラン)

  • 心の中

    (画像は映像の中の、異国の歌い手さんの自分なりの勝手イメージ。)sinteiropaoさんが2011/04/10にアップロード私は、彼女に手紙を書きました。「シンディ、あなたの立場私は、理解しています。分かった上で、私はあなたにお願いがあります。しかし、あなたが嫌なら断わって下さい。ここに、日本国旗があります。この国旗には、被災者の方、東北地方のあなたのファン今回のツアーに来れなかったファン被災にあって家族の安否がわからない私の友人色々な思いが込もっています。あなたに、シャインを歌う時に背中に背負って欲しい。だめなら、このまま、広げずそのままにして置いて下さい。」この時点で、観衆は国旗の存在が分かりません。馬鹿なファンの、戯れとその場を収める事が出来たはず。私も、その為に小さくたたんで手紙の下に置きました。「C...心の中

  • 【赤い髪の女ツネ嬢】

    【赤い髪の女ツネ嬢】(20)【怖気る・オゾケル】車の中。色濃く紫煙充満してた。喉奥粘膜渇きキリ。今までにないイガラッポサで覆われていた。粘膜のザラツキで、喉にナニか詰まってる感じがする。外のド派手な喧嘩騒動ぉ眺めていても、ツキマトう喉を塞ぐ違和感。刺ある塊感。空咳してもツッカエがとれなかった。堪らないほど息苦しかった。ソヤケド自分。また煙草を吸いたかった。酒も飲みたかった。強い酒で喉のツッカエ、直ぐにも洗い流したかった。ハンドル抱くようにし、ダッシュボ-ドに置いてたモクのパッケとマッチ掴んだ。手首のひと振りで突き出たフイルター摘まんでモクぉ抜き取った。マッチ擦った。小さな燐の炎が点る。車内に漂う紫煙混じりの汚れた空気の渦。薄明るく照らされると、灰色の靄がかかってるみたいだった。ワイ。それぉ観れば尚更な煙たさで、...【赤い髪の女ツネ嬢】

  • 本当の生きかた・勝手転載。ごめんなさい。

    日本人の肖像:大和の益荒男編その5山口良忠Ⅱ2007/07/1407:00産経新聞特集記事(山田智章記者筆)【凛として】ヤミ米“拒否死”の裁判官山口良忠(1)~(5)2004年5月連載より「人間として生きている以上、私は自分の望むように生きたい。私はよい仕事をしたい。判事として正しい裁判をしたいのだ。経済犯を裁くのにヤミはできない。ヤミにかかわっている曇りが少しでも自分にあったならば、自信がもてないだろう。これから私の食事は必ず配給米だけで賄(まかな)ってくれ。倒れるかもしれない。死ぬかもしれない。しかし、良心をごまかしていくよりはよい」決死の覚悟だったにもかかわらず、そう語る山口良忠の表情からは気負ったようすはなかった。妻、矩(のり)子にヤミを食べないことを宣言した昭和二十一(一九四六)年十月初めの夜から一年...本当の生きかた・勝手転載。ごめんなさい。

  • 勝手に転載しました。ごめんなさい。

    日本人の肖像:大和の益荒男編その5山口良忠Ⅰ2007/07/1218:00産経新聞特集記事(山田智章記者筆)【凛として】ヤミ米“拒否死”の裁判官山口良忠(1)~(5)2004年5月連載より「飽食の時代」と呼ばれる現在の日本では、餓死という言葉は、それが殺人や虐待の手段として用いられる以外は耳にすることはない。しかし、終戦直後、食糧難にあえいでいた日本では、飢えて死ぬ人が少なくなかった。貧しさゆえの犯罪も後を絶たず、裁判にかけられる事件も米泥棒やヤミ米にまつわるものが多かった。たった数十年前のことである。昭和二十二年の秋、一人の判事が“餓死”した。「食糧統制法(食糧管理法)は悪法だ、しかし法律としてある以上国民は絶対にこれに服従せねばならない…自分は平常ソクラテスが悪法だと知りつつもその法律のためにいさぎよく刑に...勝手に転載しました。ごめんなさい。

  • 心 和みます

    イロイロココロぉ騒がせるコト多いネンソヤからなナンかぁ綺麗なんぉ視たいネンブログ界隈ぉウロウロッデユーチューブモノゴッツイ幻想光景デンがなココロぉなごみますわぁ~!オヤスミナハイにほんブログ村心和みます

  • 台灣如何看待日本311・ナイチャッタ

    観ていてナイチャッタありがとうございます台湾ッテキット優しさでイッパイの国ぃなんやろなぁにほんブログ村台灣如何看待日本311・ナイチャッタ

  • 【アヤフヤナ物事の進め方】

    【赤い髪の女ツネ嬢】(19)【魚町通り・トトマチトォリ】微睡むような暖かな日差の真ッ昼間。歩く人影もなく、閑散とした飲み屋街。昨夜の賑やかしが嘘みたいだった。時折。ヨッパライどもが飲み散らした酒瓶を回収する、酒屋の軽トラックが通るだけ。自分。家族の仔をお供に、久しぶりに此の通りを散策した。通りの眺めは、昔馴染んだ昭和の風景じゃぁなく、見知らぬテナントビルで埋め尽くされていた。若いころに見知った店の看板は何処にも見当たらず、知らない飲み屋の看板しか。漫ろ歩きに連れ添う家族の仔。金ハンが歩みを止め、振り返りながら後ろ脚をあげた。舗道並木の根元に少々のオシッコを垂れ、甘えた声でクゥ~ンと鳴く。「キン。ドナイしたんや?」傍に近寄り頭を撫でながら訊く。キン。オシッコをし終えると、はたしの手指を小さな舌でなめる。「喉。渇く...【アヤフヤナ物事の進め方】

  • 【ジマワリ:関わりたくない者】

    【狼藉】薬(シャブ)中女と、宵の口から魚町中をグルグル周るドライブ。其の最後の一周。後部座席の○○さんと女との会話。自分の耳にはナニも聴こえてはこなかった。恐ろしいほどの、息の詰まる静かさだった。薬中女がアメ車で魚町ドライブする前に、若い衆と車に乗り込んだ場所。コノ地域の飲み屋街で、一番繁華な通りの舗道まで戻ってきた。夜の街。魚町通りは派手な色合いで瞬き輝く電飾看板(ネオン)で照らされていた。妄想な一夜の出来事などをと、叶わぬ熱情を掻き立てる、赤や緑などの原色。妖しげな艶めかしさの桃色な瞬き輝きは、舗道をウロツク男達に酒以外のナニかをと期待させる。アメ車を運転する若い衆。ユッタリとした穏やかな感じで車を舗道の縁石に乗り上げさせた。車体が斜めに傾きながら停車した。微かにモーター音唸り、運転席と助手席ドアの窓ガラス...【ジマワリ:関わりたくない者】

  • 蒼色

    蒼の色は美しい考えた人が想いを色に表現した蒼の色敬いたい創ったお方の心の色だから自分は望みますこの表現がいつまでも続きますようにとにほんブログ村蒼色

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