傷ついた蒼き獅子 さん プロフィール

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傷ついた蒼き獅子さん: あの青い空の向こうへ
ハンドル名傷ついた蒼き獅子 さん
ブログタイトルあの青い空の向こうへ
ブログURLhttps://ameblo.jp/destiny1560/
サイト紹介文笑いあり、シリアスあり 妖魔使いローランドの物語です^^
自由文こんにちは、蒼き獅子です。

少しでも楽しんでいただけたら
幸いです^^
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供346回 / 365日(平均6.6回/週) - 参加 2008/07/06 11:27

傷ついた蒼き獅子 さんのブログ記事

  • 【 No.071 検分・1 】
  • 「チュン、チュン。」鳥達のさえずりが聞こえる。朝7時30分。スゥ〜〜〜。秋の冷たい風が通り抜けた。 従者を従え成就院を出た昌幸一行は、仁王門の前にいた。「なかなかの門よのぅ。 のぅ、若ノ花殿。」「はっ。 天下の名寺にございます。」感心する昌幸に答えたのが、若い僧を代表する“若ノ花”である。彼は先の戦いで真田方に帰順した一人で、その取りまとめ役を担っていた。 昌幸が指示した【宣撫】策は見事成功し、帰 [続きを読む]
  • 【 No.070 嘆願・ラスト 】
  • クラッ!!若い僧はうすれゆく意識の中で、、、「清水寺・・・万歳(ばんざい)・・・!」ガクッ!!とあわを吹いて倒れた!!「・・・・・・。」本川は戸惑いを極めた!!わけがわからない!!「真田軍に・・・・・・ うぅ・・・!!」住職はまた涙を流す。「真田軍に占拠されたのですね?」本川の問いかけに、コクリ。住職は小さくうなずいた。「わかりました。 捜査一課の【京極】を向かわせま しょう。」「・・・はい。」〜  [続きを読む]
  • 【 No.069 嘆願・8 】
  • 二人のやりとりに本川は戸惑いながらも、「ご住職。」「・・・はい。」「誰に占拠されたのです?」それは本川が一番知りたかった事。「うぅ・・・。」住職は涙をこらえながら、「真田―」「軍にございます。」プッッツゥ〜〜〜ン!!!住職の堪忍袋の緒(お)が切れた!!スラリ!!住職は伝家の宝刀である右の手刀を振りかざすと―――ビュッ!!!ドガッ!!!若い僧の首根に勢いよく振り下ろしたッ!!!〜 続く 〜 [続きを読む]
  • 【 No.068 嘆願・7 】
  • すると住職の中に、また熱いものが込み上がってきた!「うぅ・・・!!」両目から涙・・・。ほおを伝う・・・。悔しくて悔しくて、涙が止まらない。「うぅ・・・!」住職は【嗚咽】をもらした。「ご住職。」「は―」「い。」くわ!!住職は若い僧をにらみつけた!!また言葉を奪われたのだ!!〜 続く 〜※嗚咽(おえつ)→声をつまらせて泣く事。 [続きを読む]
  • 【 No.067 嘆願・6 】
  • そして自責の念にかられる住職。こうしていたら、ああしていたら・・・。「うぅ・・・!」そう思うとまた涙があふれた。「ご住職。」それを【気遣って】、本川が優しく声をかけると、「・・・はい。」住職は本川を見やった。目が【真っ赤】にはれている。責任感の強い方なのだろう。本川はそう感じた。「清水寺が占拠されたと【伺い】 ましたが、それは本当ですか?」「え・・・えぇ。 今日の―」「朝占拠されました。」住職は若 [続きを読む]
  • 【 No.066 嘆願・5 】
  • あの若い僧を【伴って】、住職がやって来た。それを本川は丁重に迎え入れると、「うぅ・・・!」いきなり住職が泣き出した。(バスタオルがぐっしょりや・・・。 よほど悔しかったんやな。)そのぐっしょり度はハンパない!軽くしぼるだけで、しみこんだ大量の涙がこぼれ落ちるだろう。あの大迫君もこう言ってうなるはずだ。「あのバスタオル、、、 ハンパない!!」と・・・。むせび泣く住職の脳裏には、様々な思い出が走馬灯の [続きを読む]
  • 【 No.065 嘆願・4 】
  • 「清水寺が占拠!!?」あまりの事に驚く本川!「何時代の話や?」確かに・・・。「信長の野望で言うたらなんや? 烈風伝か?」まだその事実が信じられない本川。現代の日本において、清水寺が占拠される・・・。ありえない、ありえない。「わかったわ。」本川はしぶしぶ了承した。しかし部下の声は真剣そのものだった。(清水寺が占拠やと・・・。 んなアホな。)「ご住職をお通し申せ。」そう言って本川は受話器を戻した。(占 [続きを読む]
  • 【 No.064 嘆願・3 】
  • ガチャ。【本川】は受話器を取った。「59番だ。」言ってしまって本川はハッとした!ロト7のやりすぎである。数字である自分の歳を思わず口走ってしまった。コホン!本川は一つせき払いをした。そして改めて――「私だ。 本川だ。」本部長・本川は赤面していた。うっすらと・・・。やっぱり恥ずかしかったのだ。「何!!?」本川の声が上ずった!〜 続く 〜※本川(もとかわ)→京都府警・本部長。 【殴り上げ】の名警察官。数 [続きを読む]
  • 【 No.063 嘆願・2 】
  • 〜京都府警・本部長執務室〜「う〜ん。。。 そう来たか。。。」京都府警・本部長の本川は、ロト7の数字を考えていた。前回までの当選番号を参考に、数字を選ぶのだ。まさにID野球ならぬ、IDロト7である。「人生を変えてやるわ。 運命をな。」彼はそれが口ぐせで、人生を変える事に執念を燃やしている。プルル―プルル!デスクの電話が鳴った!〜 続く 〜 [続きを読む]
  • 【 No.062 嘆願・1 】
  • 「うぅ・・・! 我が清水寺が・・・!」住職は涙を流している。よほど悔しかったのだろう。それはハンカチ、ハンドタオルではなく、バスタオルでそれをぬぐっている所を見るとよくわかる。「ひとまず京都府警に参りましょう。」あの若い僧である。「わかったわ・・・。 そうするわ・・・。」一方清水寺は・・・。武器も持たぬ、武術も知らぬ僧達である。逃げ遅れた50人ほどの僧達は、ことごとく真田軍に降伏した。〜 続く 〜 [続きを読む]
  • 【 No.061 清水秋の陣・前編ラスト 】
  • 「なんでや!!? まだ朝食もいただいてないでぇ!!」あせる住職。もはや・・・。「ん!!?」外から【喊声】が聞こえてきた!!真田軍はすぐそこまで迫っている!!「ご住職!!」若い僧は【血相】を変え――「生きていれば再起も図れましょう!! さぁお早く!!」住職は【辛くも】奥の院の裏手より撤退した。こうして難攻不落を誇った清水寺も真田軍の奇襲の前に、あっけなく落城した。〜 清水秋の陣・前編完 〜※喊声(か [続きを読む]
  • 【 No.060 清水秋の陣・前編29 】
  • 「弁慶が裏切ったと!!?」住職はあせった!!【私兵】の【要】である弁慶が【降った】となれば、味方の総崩れは必定。住職に残された道は・・・・・・「早くお逃げください!! ここも間もなく真田軍であふれ返り ましょう!!」「なんでや!? わしが何をしたんや!?」「それはわかりません!! さぁ、撤退のお指図を!!」「なんでや!!? めざましテレビが始まってまだ 2時間もたってないで!!」「さぁお早く!!  [続きを読む]
  • 【 No.059 清水秋の陣・前編28 】
  • ポク―ポク―ポク―ポク―ポク。奥の院へと避難した住職は、朝のお経を続けていた。とそこへ!!「ご住職!!」あの若い僧である。「なんや? めざましテレビが始まってまだ 1時間半や。」ゴク―ゴク―ゴク!!僧は腰に下げていた【竹筒】の水をゴク―ゴク―ゴク!!と一気に飲み干すと――「弁慶様がッ!!」「弁慶がどないしたんや?」「裏切りましてございますッ!!」「なんやとッ!!?」それは住職に取っても寝耳に水な話 [続きを読む]
  • 【 No.058 清水秋の陣・前編27 】
  • 「なんと!?」幸村は面喰らった!予想外の言葉だ。「我らの【義挙】にご賛同いただ けまするか!?」「いかにも。」弁慶は胸を張ってそう答えた。彼は幸村の事が気に入ったのだ。今時珍しい若者である。「では我が父にお会いいただけま するか?」「いかにも。」「あかん!! 一大事や!!」木の陰から様子を見ていた若い僧は急いで奥の院へと走った!〜 続く 〜※義挙(ぎきょ)→正義のために起こす くわだてや行動。 [続きを読む]
  • 【 No.057 清水秋の陣・前編26 】
  • 「何?」幸村は肩すかしを食った。まだまだこれから。そう思っていたからだ。しかし弁慶には戦意は無いようだ。「敵前逃亡は、士道不覚悟ぞ!」幸村はつめ寄った。弁慶の首をあげる。それが彼の覚悟だ。しかし弁慶は「これほどの武勇、若者を見たのは、 【牛若丸】様以来や。」「・・・・・・。 何が言いたい?」「幸村殿。」「・・・なんです?」「わしでよければ力を貸そう。」〜 続く 〜※牛若丸(うしわかまる)→源義経様の [続きを読む]
  • 【 No.056 清水秋の陣・前編25 】
  • 弁慶【渾身】の乱撃ッ!!「オラオラオラオラオラオラオラ― オラオラオラオラオラオラオラ― オラオラオラオラオラオラオラ!!!」しかしかわすッ!!幸村は紙一重でかわすッ!!「オラオラオラオラオラオラオラ― オラオラオラオラオラオラオラ― オラオラオラオラオラオラオラ!!!」しかし幸村には当たらなかった!!「弁慶ッ!!」「ハァ、ハァ、なんや?」「さすがのお前も、ハァ、ハァ、 息がきれ始めたようだな。」 [続きを読む]
  • 【 No.055 清水秋の陣・前編24 】
  • 弁慶の頭部・胴・【脚】目がけ―無数の【刺突】撃ッ!!!「ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ!!!」幸村が放つすさまじい突きの乱撃を―弁慶は左に右に下にかわしている!!「ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ!!!」しかし当たらない!!弁慶はすべての攻撃を【紙一重】でかわした!!「今度はわ [続きを読む]
  • 【 No.054 清水秋の陣・前編23 】
  • ・・・・・・。その場は水を打ったように静まり返った。真田軍の兵士達は【固唾を呑んで】見守る。・・・・・・。音はしない。音はしないが、両者の闘志すさまじく火花が散った!そのすさまじさは線香花火をはるかに超えている!「ゆくぞッ!! 弁慶ッ!!」「おう!! 望むところや!!」幸村は前に出ると――「ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ― ドラドラドラドラドラドラドラ!!!」〜 続く [続きを読む]
  • 【 No.053 清水秋の陣・前編22 】
  • 「なにもんや?」弁慶はドスをきかせた!それはまるでサバンナのライオンである。動物園どころの話ではない。ザ―ザ―ザ。赤備えの武将は、真田軍の先頭に立つとサッ!と槍を構え――「我は真田昌幸が息子、真田幸村! 武蔵坊弁慶! いざ【尋常】に勝負!」「わはは! 真田幸村か! 相手にとって不足無し!」弁慶はそう発し、杖を構えた!〜 続く 〜※尋常(じんじょう)→振る舞い などが見事なこと。 [続きを読む]
  • 【 No.052 清水秋の陣・前編21 】
  • 「つぁッ!!」ドッ!!「はぁッ!!」ドッ!!弁慶は残り二人の兵士もあっさりと打ち倒した!!「わはは!! どうした!!?」と弁慶は杖を頭上でブン回しながら―「真田軍には【剛の者】はおらぬのか!?」すると!ザザ!真田軍は中央から二つに割れ、できた道から赤い鎧・兜に身をつつんだ【赤備え】の武将が現れた!〜 続く 〜※剛の者(ごうのもの)→豪傑。※赤備え(あかぞなえ)→具足・馬具 などをすべて赤で統一した軍勢 [続きを読む]
  • 【 No.051 清水秋の陣・前編20 】
  • 「武蔵坊弁慶か。」「父上。」「うん?」馬上の昌幸は、息子幸村を見やった。「わたくしにお任せください。 弁慶の首、見事あげて見せましょう。」幸村の士気は極限に達していた。血が沸騰する思いである。「うむ。」昌幸は強くうなずいた。頼もしい息子である。「よかろう。 行って参れ。」「はっ!」幸村は父に一礼すると「【甚八】、頼むぞ。」「はっ!」と父の馬のくつわを取る甚八に後を託し、前線へと向かって行った。〜  [続きを読む]
  • 【 No.050 清水秋の陣・前編19 】
  • 「ご注進! ご注進!」昌幸は馬上より「うむ、苦しゅうない。 何か?」「弁慶と名乗る僧が現れ、我が軍の 行く手を【遮って】おります!」「何? 弁慶?」昌幸は目を細めた。その視線の先に映ったのは、轟門にて一人で守る男。白頭巾をかぶり、戦用の金剛杖を持っている。〜 続く 〜※遮る(さえぎる)→進路や人の話 を途中でさまたげて、先へ進ませ ないようにする。 [続きを読む]
  • 【 No.049 清水秋の陣・前編18 】
  • 「このッ!!」一番右の兵士Eが槍を振りかざし―そして―ビュッ!!弁慶目がけ一気に振り下ろ―ガッッ!!!弁慶は頭上で杖を横に構え―それを受け止めると―グッッ!!と左方に押しやり―クルリと杖を回し―左構えからの突きッ!!ドッッ!!!兵士Eは吹っ飛び倒れたッ!!パカカ―パカカ。「止まれ。 何事か?」轟門に集まり、進軍が止まっている我が軍を見て、昌幸はそうたずねた。〜 続く 〜 [続きを読む]
  • 【 No.048 清水秋の陣・前編17 】
  • 「こなくそッ!!」一番左の兵士Aが槍を繰り―「たぁッ!!」ドッ!!!弁慶のカウンター!!兵士Aより速く―杖での一突きを決めたッ!!兵士Aも同じく後方へ吹っ飛び―背中から転んだッ!!『!!!』弁慶の鮮やかさに、兵士達は【怯んだ】。「臆病風に吹かれるなッ!! 討てぇーーーッ!!」足軽大将は怒号を発した!!〜 続く 〜※怯む(ひるむ)→恐れて気力が弱まる。 気持ちがくじける。 [続きを読む]
  • 【 No.047 清水秋の陣・前編16 】
  • ニヤリ・・・!弁慶は思わず笑みがこぼれた。彼にとってこの戦は【初陣】で、武者震いどころか血がたぎった!「えぇい!!」その笑みが挑発に映ったのだろう。中央の兵士が、構えた槍を繰り出す!!ビュッ!!!カッッ!!!弁慶は手に持つ杖で―それを強烈に左上にはねのけたッ!!「!!?」兵士の手から離れた槍は―上空に舞い上がった!!そして弁慶は―「つぁッ!!」ドッ!!!兵士の胸部を杖で一突きッ!!兵士は後方へ吹っ [続きを読む]