やまびこ さん プロフィール

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やまびこさん: 富士の山ちゃんの日記
ハンドル名やまびこ さん
ブログタイトル富士の山ちゃんの日記
ブログURLhttp://iwadeiwade.blog95.fc2.com/
サイト紹介文新聞社をリタイア、今は農業見習。傍ら、ロータリーやユネスコの活動などボランティアで何とか奮闘!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供171回 / 365日(平均3.3回/週) - 参加 2008/09/03 15:30

やまびこ さんのブログ記事

  • 秋の虫のオーケストラ
  •  「うるさいほどの鳴き声」と、表現したら、なんと情感に乏しい人、と蔑まれるかも知れないが、今、我が家の庭先の植え込みとその周囲からは毎夜、虫の音がすごい。恐らく、鈴虫やキリギリス、コオロギなどだろうが、私には判別できない。どうやら分かるのは鈴虫くらいで、本当はキリギリスもコオロギも鳴き声を知っている訳ではない。 とにかく、その鳴き声は、虫とは思えないほど大きく、明け方まで続くのである。「うるさい」 [続きを読む]
  • 秋の長雨
  •  春雨前線や秋雨前線。それが日本列島に雨をもたらすことぐらいは気象予報士でもない素人の私にだって分かる。でも、どうして、こんなに雨の日が続くのか。来る日も来る日も雨。新聞やテレビの週間天気予報を見ても、雨マークや曇りマークのオンパレードだ。こんな年も珍しい。 「天高く馬肥ゆる秋」。「天高く…」は言うまでもなく、秋の抜けるような青空の代名詞。「清々しく健康的」な秋を象徴する言葉でもある。誰でもが抜 [続きを読む]
  • 竹馬の友の絆
  •  78歳だった。葬儀・告別式の祭壇に飾られた遺影は、ずっと若い時のもの。なおさら参列者の涙を誘った。我が国の平均寿命から見ても若い。一時期までの健康状態からしても普通ならもっと長生きしても不思議ではなかった。 でもこの男には大きな?前科?があった。もう何年か前のことだが、農作業中に脚立から落ちて瀕死の重傷を負ったのだ。致命的とも思える頭の損傷。市内の病院に担ぎ込まれ、結果的には九死に一生を得た。元 [続きを読む]
  • 孫娘の運動会
  •  「お父さん、今度の土曜日は、空けておいてくれなければ困るわよ」 「なにかあるのか?」 「何言っているのよ。チビちゃんの運動会じゃあない」 女房は孫娘の運動会行きが楽しみで仕方がないらしく、私にそんな念押しをした。 「天高く馬肥ゆる秋」だとか、「実りの秋」、「食欲の秋」、「スポーツの秋」など、この時季を形容する言葉は多い。「スポーツの秋」が代弁するように、運動会の季節でもある。週末ともなれば、 [続きを読む]
  • 友と温泉
  •  「秋の陽は釣瓶落とし」とはよく言ったものだ。知らず知らずに日暮れが早くなり、一方で冷え込みすら感ずるようになった。猛暑だの、真夏日だのと言っていた、つい先頃までがウソのよう。衣服も半袖から、長袖へ。それでも足りずに上着も。季節の移ろいは正直だ。街路のイチョウも色づき始めた。 この時季、湯けむりがよく似合う。我が家にやって来てくれた二人の友を山間(やまあい)の温泉に案内した。甲府盆地の東北部、山 [続きを読む]
  • 大根の間引き
  •  10月の始めだというのに冷え込みが目立ち始めた。こんな年も珍しい。葡萄など果樹農家はもちろん、行楽客相手の観光農園も痛手だろう。我が家の畑も雨続きのあおりを食って、草だらけだ。一番気がかりなのは大根畑。サツマイモやサトイモ、トウノイモ、落花生などは成熟して、収穫真近かだからいいが、大根は今からが成長期。しっかり草くらい取ってやらないと、草に負けてとぼれてしまうのである。植物の世界だってサバイバルな [続きを読む]
  • 立小便の告白
  •    旅行中のバスの中や外で、尿意をもようした時ほど困ることはない。数年前の事だ。ロス・アンジェルスのハリウットに近いビバリーヒルズの街を歩いている時、その尿意をもようしてしまったのだ。ホテル「ハイアット」のレストランで、夕食をとりながらワインをたらふく飲んでしまったからいけなかった。夜でもあったから、道からちょっと脇にそれて・・・。日本ではそれほど罪悪感がない立小便もさすがに気がとがめた。     [続きを読む]
  • 朝顔の大輪
  •  朝顔、昼顔、夕顔。これに「寝顔」を付けくわえると、一転、無粋になってしまうのだが、ここで取り上げたいのは粋な朝顔の花。今から1,100年以上も前の奈良時代に中国から遣唐使によってわが国に伝えられたという朝顔は、庶民の間で大きなブームを巻き起こした江戸時代に品種改良が進み、観賞用植物に変わったのだそうだ。 浮世絵にもいっぱい描かれているから、朝顔は下町の夏をいや応なく連想させてくれる。その朝顔が、今 [続きを読む]
  • 初体験のMRI検査
  • MRI MRI検査。初めての体験だった。まるで棺に横たわり、火葬の炉に入って行く仏の気分のようだった。「バカ言うんじゃあねえよ。そんなこと体験したヤツがいるわけねえじゃねえか」。その通りだ。世界中に火葬の炉に入った経験をお持ちの方はお一人としていない。例えが悪い、とお叱りを受けるかもしれないが、正直、そんな気分になった。  私の場合のこの検査は、ムチウチ症を治療するための手段である。備え付けの手術台 [続きを読む]
  • むち打ち症の辛さ
  •  いやあ〜、これほど辛く、切ないものだとは思わなかった。寝ていればいいのだが、起きていると、じっとしていても首が痛み、そのうちに肩から背中、さらには腕まで激痛にさらされるのだ。首を切り落としたくなるほど切ないのである。ムチウチ症。なかなか治癒しない怪我であることは知っていたが、カラーバンドを首に巻いていればやがて・・・くらいに考えていた。でも、どうしてどうして。  事故からもう20日近く経つ。1週間 [続きを読む]
  • 野良猫の手術
  •  ある時、玄関先に鳥かごを頑固に、しかも大きく作り変えたような小奇麗な篭が。 「コレ、なんだ?」 「猫を入れる篭よ。鳥篭じゃあないわよ」 「へえ〜、こんなものあるんだ・・・」 蛇の道は蛇。女房がご近所の愛猫家からお借りしてきたのだという。 「ところで、こんなもの、いったい何に使うんだ?」 「病院に連れて行くのよ」 「病院?」 「避妊手術を受けるのよ」 そういえば、我が家に住みついた野良君。ちょっ [続きを読む]
  • 野良猫と女房
  •  いつの間にか野良猫が住み着いた。女房が玄関先に置いてやった小奇麗な発砲スチロールの箱に入って、今では我が家の一員のような、でっかい顔をしている。三度の飯も主の私より先。何年か前、母校・日川高校の同窓会の記念品として頂いた真新しい膝掛けがいつのまにかベッド代わり。刺繍されたコンペイトウの校章を背に、いかにもご満悦なのだ。 この野良猫、正確に言えば野良かどうかは分からないのだが、毎日のように我が家 [続きを読む]
  • 似て非なるもの
  •  「芋の露 連山影を 正しゅうす」  ご存知、飯田蛇笏の句だ。蛇笏はわが国を代表する俳人の一人。その息子・飯田龍太もそうだが日本芸術院会員でもあった。明治の中期、山梨県の甲府盆地の南、境川村(現笛吹市境川町)に生まれ、その実家を庵として数々の名句を生んだ。  境川は中央自動車道を走ったことのある方なら、あるいはご存知。東京方面から来て甲府南ICの手前左側の閑静な部落だ。一画に坊が峰という小高い丘が [続きを読む]
  • 進むジェンダーフリー
  •  オンボロの木造から鉄筋に変わって久しい校舎の中央から放射線状に張られた万国旗。その下で元気いっぱい跳んだり、跳ねたりする子供たち。この二つを除けばみんな様変わりしていた。厳密に言えば、子供たちもだ。グラウンドに並ぶ子供たちの数は、へえ〜と思うほど減った。少子化の波は容赦なく学校を襲っていた。  地元の小学校の運動会に招かれた。この学校は、今は山梨市立の小学校だが、旧村時代からの伝統校。100年以上 [続きを読む]
  • 秋の朝顔
  •  「恐れ入谷の鬼子母神」  日常会話に中でもよく使われるフレーズだ。「恐れ入った」「まいった」。そんなタイミングで使う平たい言葉である。江戸時代、ある大名家の奥女中が腰に腫れ物が出来た。そこで入谷の鬼子母神に願掛けしたら見事に治った。このことを狂歌師・太田蜀山人が「恐れ入谷の・・・」と洒落たのが江戸っ子に受け、流行ったという。江戸の中期のことだそうだ。本人は意識してはいないのだが、麻雀でヤクマンを [続きを読む]
  • 法事とカラオケ
  •      墓地改修の竣工とそれに合わせたご先祖の法要に招かれた。「思い切って墓を直すことにしました」と言う知人は80歳を超えた。息子さんに家業の自動車整備工場を委ね、事実上、隠居の身になったこの人は、やがて誰もが通らなければならない≪行く末≫をも考えたのだろう。秋の彼岸を前にした墓地の改修だった。 「極、内輪の披露と法事に留めたんですよ」 この人は、招待者を家族のほかは、兄弟夫婦と極めて親しい友達だ [続きを読む]
  • 日常生活の鏡
  •  「たこ」。一口に「たこ」と言ってもさまざまだ。大空を地上からの糸に引っぱられて果敢に舞う「凧」もあれば、大空とは反対に、海の底で外敵に追われれば真っ黒い墨を吐いて逃げる「蛸」もいる。また、その人の生活習慣の証のように手足など身体の一部に出来る「胼胝(タコ)」だってある。  お正月の風物詩でもあった凧揚げは、今ではすっかり影を潜め、その一方で静岡県浜松市のように子供たちの健やかな成長を願って大々的 [続きを読む]
  • 大根の2枚葉
  •  キャベツのロール巻きや卵、大根、竹輪、はんぺん、がんもどき。そう、おでんの具だ。中でも欠かせないのが、大根である。おでんの定番だからと言うわけではないが、今年も大根の種を蒔いた。かなりの広い面積、盛り土の畝を作り、9月4日に蒔き付けをしたのだが、今年は発芽が遅く、やっと二枚葉が顔を見せた。大根は冬場に食べる沢庵漬けにもなる。  大根は数ある野菜の中でも際立って発芽率がいい。蒔いた種は100%近 [続きを読む]
  • 大きさを増す女房の座
  •  「わたしゃあ、あなたのお母さんじゃあありませんよ。まったく・・・」 時々、女房ははき捨てるようにこう言う。風向きによってご機嫌斜めの時だ。世の中の半分を占める女性の皆さんにバッシングを受けることを覚悟で言えば、女というものは単純なものだと思っている。わが女房だけかもしれないが、とかくその時の感情だけでモノを言うのだ。 しかし、このことに限れば、女房の言う通りだ。確かに、女房は私のお母さんではな [続きを読む]
  • ヘンな坊さんの逆さ論理
  •  「字は上手に書くな」「話は上手にするな」。  口を開く度にこんなことを言った坊さんがいた。この坊さん、と言ったらちょっと失礼かも知れないが、この方は、その世界ではちょっと知られた書家である。サラリーマン時代のある時期、職責上、山梨県内に拠点を置いた、ある書道会の新年会に招かれた時のことだ。  この会合・宴席には会派の隆盛を誇示するかのように、傘下の社中の代表が揃う。毎年、甲府市内の名門ホテルのホー [続きを読む]
  • 猫と英語
  •  「お父さん、アメリカやイギリスでは猫も英語で泣くの?」  庭先を歩くご近所の猫を目で追いながら女房が言った。  「お前、藪から棒に何を言い出すんだ。馬鹿なことを言うんじゃあないよ。猫に日本語も英語もあるわけないじゃないか」  女房の馬鹿げたと言うか、たわいもない問いかけに、待てよ、と若い頃読んだマーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」を思い出した。今考えれば馬鹿なことをしたものだ。年齢こそ違 [続きを読む]
  • 手鼻と大根の種蒔き
  •  キュウリやインゲンの棚は枯葉が目立ち、やはり夏野菜のトマトやナスもひところの勢いをなくし、我が家の畑も夏から秋への衣替えの準備を始める。大きく伸びた雑草を取り、石灰をまくなどして、そのための圃場整備をするのである。石灰はとかく陥りがちな土壌の酸性化を防ぐための散布だ。特に、ほうれん草作りには欠かせない。  うかうかしているとすぐに大きくなってしまうキュウリも、また田舎では「食いっこ生りっこ」と [続きを読む]
  • ユリと彼岸の餅
  •  ユリが咲いた。庭の植え込みといわず、畑の隅々といわず我が家の周りには、白く咲いたユリがいっぱい。近所の人達が「ユリ屋敷みたいですね」というほど、あっちこっちで花を開いているのである。7月から咲いている百日紅(さるすべり)の赤い花や鉢植えのサフィニアの赤と見事なコントラストを見せている。まるで「泣かなければ損」とばかり鳴く蝉がゆく夏を惜しんでいる。そんな季節の変わり目を見守るように、おっとりと [続きを読む]
  • 子供たちとキジ撃ち
  •  富士山のお山じまいが済んで、季節的には今年の夏山シーズンが終わった。お山じまいの後、山梨県側の富士山の麓、富士吉田市では「吉田の火祭り」が盛大に繰り広げられ、行く夏を惜しんだ。「吉田の火祭り」は日本3奇祭の一つで、山梨県内はもちろん、全国から大勢の老若男女が集まる。  中高年を中心にしたハイキングや登山ブームを反映して、今年も富士登山者はかなりの数にのぼったはずだ。ただ7月1日のお山開き以降のお [続きを読む]
  • 「明日でいいや」
  •  人間、みんな大なり小なり「面倒がり屋」で、ズボラなのか。それともオレだけか。とにかく、それが顕著な自分に我ながら呆れることが多い。その場で処理してしまえば、何でもないことなのに、「後でいいわ」、「明日でいいわ」と、後回しにする。 歳のせい?確かに若い時にはそんなことはなかった。というより周りが、職場が、先輩が許してくれなかった。元来、ズボラな人間が周りに引きずられて切り抜けて来られたのかも知れ [続きを読む]