buchi さん プロフィール

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buchiさん: 抒情詩(叙情詩)のページ_葉擦れの地_blog
ハンドル名buchi さん
ブログタイトル抒情詩(叙情詩)のページ_葉擦れの地_blog
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/zpreludes
サイト紹介文抒情詩のページ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供6回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2008/09/17 22:48

buchi さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 毎日
  • 毎日 毎日、という日があるそのうちの或る日、という日が来て持続的な疲れと、軽い頭痛 少し曇って、やや高めの湿度散歩にはちょうど良い大気 家々は午睡し、無防備でヴェールを被って息を殺している 欲望、というものではない定期的な発散が健康の秘訣 何かと衝突する煩わしさと何も起きない苛立たしさの隙間の居心地 黙しておればよい、と微笑すれば抵抗する力は消えてしまう 未来や過去とい [続きを読む]
  • たゆたい
  • たゆたい ビルの谷間で立ちすくみ人々の流れをせき止める 心地よいざわめきに包まれて私という実体が消えてゆく 全てが人工的である筈なのだが既に整列を放棄しているようだ 自ら生み出した者たちに己を委ねること埋もれたノスタルジーに背を向けること あの海原や草原などはもう忘れてしまってもよいのだ 実際、俺たちには無縁であって金持ちどもにくれてやればよい この舗道や路地、そして人 [続きを読む]
  • 巡礼
  • 巡礼 初夏の陽光が目を射る日に日に深さを増してゆく梢の緑 何の前触れもなく奪われたものが黄色い蝶となって目の前を優雅に舞う 戸惑いと、さらに喜び以外の全ての想いが混沌とした液状の心 蹴飛ばされたことを、ただひたすら隠し通そうとしただけのことだ ただ隠れ続けていた―――ただ、それだけのことだ 時間という者は、冷酷で同時に、おどけた踊りに夢中になる 物理的現実が無意味である [続きを読む]
  • 自慰
  • 自慰 ただ虚栄によって自らを慰めてきたそれだからこそ己をさらけ出すことは恐怖だった 傷つけば傷つくほど頑なに、そして絶望的に蔑みあらゆるものを遠ざけ、はねつけた 虚栄の裏返しとしての妬み、嫉みに取りつかれ抑えることのできぬ大きさになっている 残っているのは、もはや隠しおおせぬほどの疲弊と不機嫌の塊であり不潔極まりない実体、劣等感 かつては言うことを聞いていた端末も今や所有者の意 [続きを読む]
  • その地平
  • その地平 私の眠りは絶望の眠り叫び 失われているのではなく埋もれている切り取ることも写し取ることさえできない そこにあるものとそこにはないものとありのまま、とは何なのか同一の平面に「描かれた」もの 誰も見ようとはしない付箋のような言葉が貼り付けられている ハーモニクスのような霧消を受け入れなければ日々の生活は成り立たない 向き合う必要がなくなっている暮らす、という意味が消え [続きを読む]
  • 港 ワッフルの模様の如くマス目に仕切られた土地のそれぞれにとてつもなく古びた小さな平屋が並んでいる 台所と思しきガラス窓に映る緑色の洗剤ボトルの影白い手ぬぐいやガラスコップの影ほぼ半世紀の時間が棲み付いている 別々の時間に住むことができるとすればそもそも比較などという概念はない どこからともなく微かな鉦の音がする意味を為す、ほとんど唯一の音がする生命ではない、存在としての証 こ [続きを読む]
  • 変質
  • 変質 くらし 言葉は絵画とは異なる 塗りつぶされてゆく塗りつぶしてゆく見ないため知らないため拒否するため 空や雲は要らない くらし かつて空想というものがあったそれは現在フィルムから焼き付けるのではなく視覚と聴覚に対して直接定着されている くらし 生きることは視覚と聴覚にのみ還元されたいずれ残りの感覚へも還元されるだろう くらし 抽象的な概念だけが浮遊し無数 [続きを読む]
  • 変質
  • 変質 くらし 言葉は絵画とは異なる 塗りつぶされてゆく塗りつぶしてゆく見ないため知らないため拒否するため 空や雲は要らない くらし かつて空想というものがあったそれは現在フィルムから焼き付けるのではなく視覚と聴覚に対して直接定着されている くらし 生きることは視覚と聴覚にのみ還元されたいずれ残りの感覚へも還元されるだろう くらし 抽象的な概念だけが浮遊し無数 [続きを読む]
  • 晩年
  • 晩年 テーブルの上におかれた薄手の茶碗柔らかに差し込む午前の、仄白い陽光いかなる雄大な景色にも勝る懐深い風景 多くのものは既に遠く残されたものは少ないが手に馴染むものばかり 残されたもの・・・それは、私自身でもあるもう、ここには誰も居ない かつて、あれほど望んでいた孤独がここにある激しい後悔や焦燥は今も潜んでいるが私はそれらとの共生の仕方を心得ているらしい 幸福とは言える筈もな [続きを読む]
  • 晩年
  • 晩年 テーブルの上におかれた薄手の茶碗柔らかに差し込む午前の、仄白い陽光いかなる雄大な景色にも勝る懐深い風景 多くのものは既に遠く残されたものは少ないが手に馴染むものばかり 残されたもの・・・それは、私自身でもあるもう、ここには誰も居ない かつて、あれほど望んでいた孤独がここにある激しい後悔や焦燥は今も潜んでいるが私はそれらとの共生の仕方を心得ているらしい 幸福とは言える筈もな [続きを読む]
  • 仮想風景
  • 仮想風景 引き伸ばされた陽光が運河に入り込み湾へと続く、ぶれのない曲線をなぞっている 象徴という概念は消えたかつてそこに在った貯木やタールの香り 友人への貸しは現在も生きているがそれはまだ仕舞って置こう 満たされていた街は、今朽ちはじめている コンクリートもひび割れて貝をまとい線は凹凸によって所々ぶれ始めている 戦後に生まれ、最も長く生き長らえたのは人間自身の肉体かもしれな [続きを読む]
  • 仮想風景
  • 仮想風景 引き伸ばされた陽光が運河に入り込み湾へと続く、ぶれのない曲線をなぞっている 象徴という概念は消えたかつてそこに在った貯木やタールの香り 友人への貸しは現在も生きているがそれはまだ仕舞って置こう 満たされていた街は、今朽ちはじめている コンクリートもひび割れて貝をまとい線は凹凸によって所々ぶれ始めている 戦後に生まれ、最も長く生き長らえたのは人間自身の肉体かもしれな [続きを読む]
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