たかこ さん プロフィール

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たかこさん: パリのふつうの生活
ハンドル名たかこ さん
ブログタイトルパリのふつうの生活
ブログURLhttp://frenchcodeblog01.blog107.fc2.com/
サイト紹介文夫1人、子供2人、猫2匹と暮らし、映画と料理とモードが趣味。長谷川たかこのパリの日常。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供152回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2009/01/14 00:00

たかこ さんのブログ記事

  • セクハラ、訴える勇気
  • チュニジアのある町。学生パーティに出かけるマリアムは興奮している。念入りにメイクし、友達から借りたちょっと大胆なドレスを着ていざパーティへ。オリエンタルな音楽で踊り、見染めたユーセフと外に出たマリアムは、車に乗った2人組に強姦される。悪夢の始まり。マリアムは回教徒。結婚するまで処女であることが肝心だ。強姦された証明をもらおうと病院に行くと、身分証明書がないと診てあげられない、警察に行けと言われる。 [続きを読む]
  • ロベールの初仕事
  • アルバイトの“営業”に来て以来、果たしてロベールは毎日電話してくる。誰も仕事を頼んでくれないと嘆く。「今日は(今日も!)頼むことないわ、ごめんね」どうして私が謝るの?と思いつつ、何か手伝ってもらうことなかったかなぁと考える。ミニチュアカーを買いたい、と言っていた。貢献したいもんだ。ついにある晩、ロベールに電話。「モシモシ、アルバイトのこと、お母さんは知ってるの?」「うん」「宿題は?」「やった」「じ [続きを読む]
  • 今すぐ着たい、盗みたい!ディオール
  • 半世紀以上前に作られた服なのに、少しも古びず、時代を超えたエレガンス、シルエットに見とれたクリスチャン・ディオール展《夢のクチュリエ》。モードのエキスポはたくさん行ったけど、これほど「盗みたい」と思ったのは初めてだ。7月あたまにプレスオープニングの招待状をもらっていたのを忘れて、ストックホルムに行っていて、後で気づいて「アホか」と深くガッカリ。その後2回行って、来年初めの最終日まで「もう一度行くか [続きを読む]
  • ミヒャエル・ハネケのファンはみんなマゾ?
  • 『白いリボン』(2009)『愛、アムール』(2012)でカンヌ映画祭パルムドールを2回取ったミヒャエル・ハネケ。今年のカンヌ・コンペティション作品『Happy end』は何も取らなかったけど、相変わらず辛辣で、重くて、暗い。ハネケのファンはみんなマゾかと言われる所以。そういう私も、決して楽しい映画ではないと知りつつ観に行った。中心人物のアンヌ(イザベル・ユペール)は会社社長で家族も仕切り、常に前進しようとするキャ [続きを読む]
  • ロベールの“アルバイト”
  • ある晩、うちに向かっているとロベールが追いついてきた。「学校うまく行ってる?」彼はうちの子供たちが行っていた中学に9月に入学した。「ううん・・・ルイが20ユーロくれるっていうのにママンがダメって言うんだ」「ルイってクラスの友達?なぜ20ユーロもくれるの?」「彼が言った“悪い言葉”をほかの人に言わないように」つまりアンタが脅迫したってこと?と出かかったセリフを呑み込んで、「そりゃマズイよ。お母さんの言う通 [続きを読む]
  • 子離れ日記 2
  • アングレームのアパルトマンに家財道具を運んだあと、娘は学校が始まるまでパリに戻ってきた。大学や高等教育の学校は10月初めに始まるところが多い(なんと3か月のバカンス!)うちに戻るなり、ヴィールス性の咽頭炎になり、喉を診たお医者さんが「おお!」とのけぞるくらい扁桃腺が腫れて、その晩には私がうつされた。しかも金曜の夜で、“週末病気になる”という最も避けたい事態に。お粥作ってぇと言うので、「寒気がする・・・ [続きを読む]
  • 絶滅の危機にあるカップルたち
  • ニースの夜、結婚したばかりの若い2人、ジョセフィーヌとトマは幸せに酔い、シャンパンに酔っている。ところがその夜から、ジョセフィーヌは夫の性格に不安を抱き始める:苛立ちだすと抑制がきかなくなる。ワルの役が多いヴァンサン・ロティエ。果たして1年後、彼女は夫の暴力に怯えて暮らし、心配する両親を遠ざけて閉じこもっていた。同じ街のどこかで、インテリ風の中年男が大学生の娘メラニーと電話で話している。「パパ、私 [続きを読む]
  • 親離れ日記
  • 「アングレームのアパルトマンに家具はあるの?」「冷蔵庫とミニ冷凍庫。家具はなし」ということは、すべて揃えなくちゃいけないってこと。一目惚れしたカシミアニットを買えなかった所以だ。9月はあちこち買い物に駆けずり回った。シャンパーニュの田舎にハイパーLeclercがあって、家電は夫がここで買った。電子レンジ:79.9ユーロオーヴン(オーヴントースターじゃなくて鶏の丸焼きもできるヤツ):89.9ユーロ。ひとり暮らしで [続きを読む]
  • 子離れ日記1
  • 「寂しくなるね」と友達から言われるたびに、「でもいつかは出ていくんだから」と答えている。だってそれ以外何と答えればいい?「そうね・・・グスッ」と目を潤ませる?「やっと出て行ってくれるわ」とにっこり笑う?どちらもピッタリ来ない。娘がこの秋からアングレームのボザールに通うことになった。正確にはEESI(Ecole Européenne Supérieure d’Image)、ヨーロッパ・イメージ高等学校。絵、イラスト、バンドデシネ、写真、 [続きを読む]
  • 悪ガキの変身
  • モノプリのシリアルがずらりと並んだ棚の前で、何を買ったらいいのか途方に暮れていると、傍らで立ち止まる男の子。「あら、ロベール」同じ建物に住む彼は、動物愛護協会に寄付すると見え透いたウソでお金をせびりにきたり、公園の砂場で他の子供に砂をかけたりで悪評高い。でも不思議と私は嫌いじゃない。「また背が伸びたね、元気?」ロベールは現行犯で見つかったみたいにソワソワして、「うん、いや、その元気じゃない」「?」 [続きを読む]
  • ベタンクール邸の美術品の行方
  • ムンク、フェルナンド・レジェ、ジャン・アルプ、ピカソ(『ギターと静物』)、モンドリアン、オディロン・ルドン、マン・レイ、ロベール・ドローネー、ブラック、ジョルジョ・デ・キリコ、ファン・グリス、ミロ、マティス。ベタンクールの大邸宅の壁を飾っていた13点の美術品がフランソワ=マリー・バニエのものになる。推定額1億5000万ユーロ。葬儀は9月26日だった。えー!老婦人の「弱点を悪用」した廉で実刑判決をくらった人 [続きを読む]
  • リリアンヌ・ベタンクールが15年間貢ぎ続けた男性
  • ル・モンド紙によると、1986年、雑誌Egoïste/エゴイストがヌイイーの邸宅でリリアン・ベタンクールにインタヴューした。記事のタイトルは『財産が一定の数字を超えると、人はおかしくなる』(同感!数字を読むほうもおかしくなる)。ベタンクール夫人を撮影したカメラマンはフランソワ=マリー・バニエ。彼女65歳、彼40歳。バニエ氏は大富豪の邸宅を訪れるようになり、2人の関係が始まった。と言っても“ブリジット&エマニュエ [続きを読む]
  • 世界一富豪の女性は幸せだった?
  • リリアンヌ・ベタンクール。 財産400憶ドル(約4兆5千億円)。“世界一の富豪(男性を含めると14位)の女性”“ロレアルの相続人”(創立者ウージェーヌ・シュエレールの一人娘)として知られていた彼女が21日、94歳で亡くなった。photo:LCIいつも明るい色の服を着て、エルメス(多分)のスカーフを巻き、ブルジョアっぽくエレガント。思ったことをはっきり言う人だった。晩年、彼女の名前はスキャンダルの中心人物として登場す [続きを読む]
  • ダイエットフードの甲斐もなく
  • 「おまえ、また太った!」遅めのバカンスから帰ってきた息子の第一声。「太っても今まで顔は前のままだったのに、牛の首みたいじゃないか!」幸い“おまえ”は猫のタマ。ボロクソに言われても涼しい顔。ギョッとしたのは私のほうだ。タマもリュリュも獣医さんが決めた低カロリーの(でも値段は低じゃない)キャッツフードを食べていて、言われた分量を計っているのは私。毎日見ていると太ったのがわからない。「ま、去勢された家猫 [続きを読む]
  • メトロ“リラの門”の幽霊駅
  • この週末は、日頃入れない歴史的建物が一般公開されるヨーロッパ文化遺産の日。すごく待つという噂で(エリゼ宮は7時半から並んだ人が12時半に入れた)、いつもはパスしていた。けど今年はメトロporte de Lilas/リラの門の“幽霊駅”が初めて公開になる、と聞いて、それは見てみたい。11番と3b番のポルト・デ・リラ駅の傍らに、1939年から使われていない駅があって、幽霊駅とかシネマ駅と呼ばれている。『アメリ』(2001)でマチ [続きを読む]
  • 期待しないで観たら・・・『バルバラ』
  • 他の映画(『Wind River』)を観に行ったら満員で、「じゃ『Barbara』にするか」「そうだね」封切りになったばかりなのでこっちも結構混んでいた。若い世代はバルバラを知らないし、マチュー・アマルリックの監督作品はちょっとわかりにくいので、観客の反応はどうだろうか?とラジオで言っていたけど、マチュー・アマルリックは作っても演じても、ある程度の観客数を動員するようだ。この作品は作って演じてるから尚更・・・私は批評 [続きを読む]
  • パンを買い損ねたわけ
  • マダム・ウードゥローは息子の小学校の担任の先生(こっちでは“先生”ではなく、マダム、ムッシューと呼ばせる)。当時既に60歳くらい、小柄な女性で子供のようなきらきらした眼をしていた。厳しくて宿題も多かったにも拘わらず子供たちには絶対の人気があり、“厳しすぎ”と文句を言う親も黙らざるをえなかった(しばしば子供の方が慧眼なのだ)。子供に教えるのが大好きで、定年を2度延長し、ついに小学校を去った後は、家庭教 [続きを読む]
  • どんなサスペンスより怖い『あるシリアの家族』
  • 老人が窓から、戦火で荒れ果てた風景を眺めている。ソファに座り込み頭を抱える。周囲の住民はみんな避難し、残るのはこの家族だけ:老人と息子の嫁、その子供2人、家政婦さん。子供の友達2人、そして階上に住む若夫婦+赤ちゃんが居候している。ドアには太い木材が渡され、10人が息をひそめて新しい一日を生きようとしている。銃声や爆発音の度に窓にかけより、住人のいないアパートを略奪する人たちの足音に怯える。水道は止ま [続きを読む]
  • サン=ローランの生涯の伴侶、ピエール・ベルジェ死去
  • パリとマラケシュ、既に話題になっている2つのサン=ローラン美術館のオープン(10月初め)を待たず、ピエール・ベルジェが亡くなった。photo:AFPモロッコ、マラケシュの美術館。サンローランの半世紀の伴侶であり、保護者であり、クチュール・メゾン、イヴ・サン=ローランの支柱となった人。メセナ(芸術擁護者)であり、エイズ患者のために戦った実業家・・・イヴとピエールが出会ったのは、1958年2月、ハーパース・バザー主催の [続きを読む]
  • 試着は危険!
  • オペラ座の左手にお店を開いた高級カシミアニットのブランド、ラナ・ディ・カプラ。ロロ・ピアーナから仕入れたカシミア糸、ヒルカス山羊の下毛を使っている、と言われてもすぐにはピンとこない。ロロ・ピアーナは日本にもブティックがある、知る人ぞ知るイタリアの最高級ウール・カシミアニットブランド。エルメス、シャネルと同じカシミア糸と言われるとさらにわかりやすい。1頭からわずか100gしかとれない希少な毛で、その結果 [続きを読む]
  • 『日本人なぜ休み下手?』
  • という記事が毎日新聞(デジタル)に載っていた。“プレミアムフライデーを利用する人が少なく「見直すべきだ」と言われている。政府は来年度から子供の夏休みを別の時期に移し「キッズウィーク」(なぜ全部英語なんだろう?)という大型連休を始めようとしているけど、既に「子供に合わせて休みは取れない」など批判が噴出・・・”その原因のひとつとして「若いころから休まずに働くことが普通だった人が今管理職についている。上司 [続きを読む]
  • マクロン支持率落下、5つの理由
  • 43%。就任当時は62%だったから、確かに落ちた。最初は期待が大きく、3か月も経つと現実とのギャップに国民が失望するのは過去の大統領でも似たり寄ったり。でも同じ時期、二コラ・サルコジは55%、フランソワ・オランドでさえ46%を確保していたから、やっぱり深刻に落下したことになる。人気失墜は法外なメイク代のせいではなく、理由は政策にあり:嬉しくない措置、しかも説明不十分まず2017年最後の四半期からAPL(住居手当 [続きを読む]
  • ティッシュは必然『1分間に120回の鼓動』
  • 1989年に、Act Up New Yorkをモデルに発足したAct Up Parisは、『エイズ患者を援助するアソシエーションではなく、エイズに侵された人々の権利を護るための行動主義者の集まり』メンバーにはエイズウィルス陽性者、既に侵されている人もいれば、感染してしまった血友病患者もいる。社会の、政府の、ラボラトリーの無知と、現実を見ようとしない態度に怒り、ラボラトリーの壁に作り物の血の袋を投げつけたり、高校の授業中にコンド [続きを読む]
  • マクロン大統領のメイク代、ハウマッチ?
  • 5月14日に就任してからの3か月分のメイク代として、2万6000ユーロ(約338万円)の請求書がエリゼ宮に送られた、とすっぱ抜いたのはPoint誌。エリゼ宮の側近は、「メイク係は、記者会見やTV出演や地方・外国訪問など色々な機会に大統領に同行する」つまり頻繁にメイク直しやヘアの乱れ直しのため、大統領にくっついているので、移動&拘束時間が長く、この金額になるということ。金額を下げるため、今後、雇用契約を結んで給料制 [続きを読む]
  • 田舎の週末:夫の“緑の手”
  • 義父は田舎の家でよく庭仕事をしていた。子供が庭でサッカーまがいのことをしていると、「芝生が傷む」「薔薇の枝が折れる」とうるさかったもんだ。夫にも庭仕事を教えようとしたけど、「親父の教え方が威圧的で全然やる気にならなかった」(義父は大学の先生だった)。ところが義父が亡くなったとたん庭仕事に目覚めた。長すぎた反抗期に終止符。そういえば夫の妹は、父親に「魚を残すな」と言われてから、一切魚介類を拒絶。お義 [続きを読む]