花瀬実 さん プロフィール

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花瀬実さん: 2097
ハンドル名花瀬実 さん
ブログタイトル2097
ブログURLhttps://ameblo.jp/lanevoiv/
サイト紹介文今回の新作はSFです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供64回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2009/01/16 00:54

花瀬実 さんのブログ記事

  • 音楽業界の憂鬱 −1−
  • 音楽業界の憂鬱 −1− 先日、とあるTV番組の中で、国内の音楽産業の低迷、衰退が話題に取り上げられていました。そこでは予想通りのロジックで、将来の厳しい見通しが語られておりました。中でもCDの売り上げが激減しており、それは深刻な状況らしい。激減の理由として、音楽配信の普及がCDの売り上げを圧迫し、それと連動してショップが激減したことと、ミリオンヒットの欠乏が主たる原因だと、出演の業界人は解説していました [続きを読む]
  • 衆議院選挙
  •  衆議院選挙 茶番ですよね、野党側の反応は・・・野党側の一部は常日頃、与党は民意を無視していると、あることないこと何でもかんでも材料にして、政権を突き上げているくせに、いざ政権側が民意を問う衆議院解散を打ち出せば、今度はそれに対してやっぱり愚痴をこぼし、いちゃもんを付けています。何のことはない。国民の多くが自分たちを支持していないことを感じているからに他ならないからでしょう。彼らの多くは、本当は憲 [続きを読む]
  • ブレーキとアクセルの踏み間違い −その3−
  • ブレーキとアクセルの踏み間違い事故 −3− ペダルの踏み間違いによる事故を防ぐために、最近では各メーカーがセンサーを利用した誤発進防止策を講じているようですが、これは完ぺきな策とは言い難いように思います。センサーを利用する限り、完全という面で疑問が残るし、誤作動や故障だってあり得るわけで、更に機構が複雑なだけにコスト面でも厳しいと言えます。それに何よりも、これらの方策が対症療法でしかないことが、根 [続きを読む]
  • ブレーキとアクセルの踏み間違い −その2−
  • ブレーキとアクセルの踏み間違い事故 −2− クリーピングとは、アクセルを踏まなくてもアイドリング状態でギアがつながっていれば、車が進む現象です。これがあるおかげで坂道発進が楽に行えるという大きなメリットがあります。しかし、このクリーピング現象が事故の最大の元凶なのです。それがなぜ事故につながるかというと、少し思い出していただきたいのですが、施設の駐車場のような場所で、駐車スペースを探したりするため [続きを読む]
  • ブレーキとアクセルの踏み間違い
  • 今回からは、次回作を始めるまでの間、いつものように拙い雑文で繋いでいこうと思いますので、しばらくお付き合いください。例のごとく、車に関する話題から。 −ブレーキとアクセルの踏み間違い事故− この問題は1990年代頃から顕著になり始め、現在では毎日のようにこの手の事故がニュース等で取り上げられています。そこでは決まってお年寄りがペダルを踏み間違えて事故となったという、単純な構図で報道され、世間もそれを [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −151−
  • −151− このアイデアが採用され、現実に走り始めるのに時間はかからなかった。エドワードの話を聞いた翌日には元老院の議題にあげられ、理解を得られると、ロビンソンは数日後の議会でこの件を議題に乗せた。そして短時間で満場一致で可決されると、もうその翌日には行動が開始されていた。エドワードに至っては、アイデアを話したその日から正式決定を待たずして、スケッチを実現すべく設計に取り掛かっていたほどだ。彼らの [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −150−
  • −150− そこにはいくつかのトレーラーと、それを曳くトレーラー・ヘッドのスケッチが描かれていた。「ドクからアイデアを聞いて、すぐに思いついて描いてみたんだ」「・・なあ・・このヘッドは、今使ってる奴だろう?」ロビンソンは見覚えのあるシルエットでそれに気が付いた。「そうだよ。あるものは使わなきゃな」エドワードは当然といった様子で言った。「・・だよな・・」「一から作るなんて無駄だろう、時間もかかるし。 [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −149−
  • −149− ここ火星コロニーでは、政治的な活動には、慎重にも慎重を重ねられていた。それには大きな理由がある。この閉じられて狭く小さな社会において、全体が間違った方向に進まないための必要不可欠な方策だった。間違った方向に進むきっかけの一つが、権力の集中であると認識されていたから、そうならないための慎重さだった。正しい人物やグループに集中する限り、問題はおきないであろう。しかし、いつの日か、そうでない [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −148−
  • −148− 「とにかく、我々は可能性がある限り、それを目標に設定することは間違いではないということでしょう」滝沢が力説した。「・・そうだな・・やっぱりドクが正しいか・・」アイルズも納得せざるを得ない。「納得いただけたなら、今後の計画の概要について改めて意見を頂戴したいと思います」ロビンソンがこの会合の本来の目的を切り出した。「ええ、いいわ」ラインハルトが同調すると、他の者も頷いた。「それでは、皆さ [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −147−
  • −147− 「では、意見の一致を見たところで、これからのプランの大まかな骨格を考えたいのですが、何か言うことがあれば・・」ロビンソンは一同を見渡した。「最も重要なのは、出発時期をある程度明確にしておくことを上げたいですね」滝沢がすかさず声を上げた。「・・だけど、現時点では想像もつかないんじゃないか。何一つそれを決められるような状況ではないと思うが・・」アイルズがその意見に疑問を呈した。「ええ、もち [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −146−
  • −146− 「いえ、それがそうとも言えないんですよ。どういうことかといいますと、地球に残るのではなく、人工惑星に移住しようというものなんです」ロビンソンはそんな疑問も予想していたようだった。「・・人工惑星だって?」「聞くところによると、建造する“ノア”を、そのまま惑星軌道に乗せるというだけなんですから、特別なことは無いと言えばないのですが・・」「・・なるほど・・それはそれでありかもしれないけど、永 [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −145−
  • −145− 「皆さん、お待たせしました」ロビンソンは居住区Aブロックのサブコンに入ると、その顔触れに一礼した。彼を待っていたのは元老院のメンバーだった。今やほとんど使われることのない居住区内に設けられたサブコンことサブ・コントロール室に集まって、ロビンソン代表議長を待っていたのだ。年齢を重ね、居住区に籠ることの多い元老院のメンバーとの会合は、大抵がここで行われている。「構わないわよ。わたしたちは暇 [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −144−
  • −144− ここ“ニューアース”で生まれた生まれた子供もすでに100人を超えており、亡くなった人を差し引いても人口は100人以上増えていた。コロニー人口の上限は今のところ3500人と見積もられており、余裕はあと900人弱となる。このままいけば将来的には産児制限も必要となるかもしれない。この辺りの事情は、資源開発と食料供給量によって左右されるだろう。つまり、人間が無理なく養えるであろうキャパシティー [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −143−
  • −143− 火星暦14年11月 コロニーではすっかり日常が違和感なく定着していた。地上に降りた翌年、この地を“ニューアース”と正式に命名された。そして今年、入植10周年を迎え、先日記念式典も開催された。但し、10年といっても火星暦であるから、地球の暦でいうならおよそ17年が経っている。この10年でコロニーは大いにその完成度を高め、ずいぶんと様変わりもしていた。最も変わったのが、あの回転する居住区であ [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −142−
  • −142− 10日後、作戦はほぼ終了を迎えていた。新たな居住区では、住人達も落ち着いた生活を送り始めている。人々は地球を脱出してから、最も安心して暮らしていることだろう。子供たちは学校に通い始め、若い男女には高等教育も再開されてた。この日、ラインハルト代表議長は、かねてからの予定通り議会を招集した。顔ぶれはいつもの中枢メンバーと、住民を代表するブロック長たちだ。全員が揃ったところで、ラインハルトが [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −141−
  • −141− ギブソンを迎えたのは妻のマデリンだった。彼女も軍人だった過去を持つ。二人はしばし無言で抱き合った。「・・・やっと終わったよ・・」ギブソンは呟くように言って、妻の顔をじっと見た。「・・・これで危険な任務からやっと解放されるのよね。嬉しいわ」「ま、そうだけど、すべてが終わったわけではないからね。何事か起こり、要請があればその時は受けざるを得ないから、そのつもりでいてくれよ」「でも・・できる [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −140−
  • −140− 主要メンバーの中で唯一パートナーのいないエドワードを迎えたのは、妹のナオミと、弟のティムだった。二人はまだティーンエージャーだ。ナオミは大学生の身分で、火星コロニーの運営を担うべく、次世代の人材として教育を受けている。一方のティムはまだ高校生で、今年の12月から姉と同じ大学生となる予定だ。「・・あ・・エディ、やっと帰ってきたわね。待ちくたびれたから、先に食べちゃったわよ。食べるんだった [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −139−
  • −139− 滝沢も疲れ切っていた。火星ミッションで最大最難関のプロジェクトの事実上の総合指揮を終えた身に、久しく遠ざかっていた重力が余計に疲労を増幅させているようで、身体が重く、動くのが億劫で仕方なかった。他の白人や黒人メンバーのタフさを目の当たりにし、体力的なコンプレックスを感じずにはいられないようだ。やはりアスリートでもない限り、東洋人は他の人種には敵わないのかもしれない。彼はやっとの思いで新 [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −138−
  • −138− ラインハルトが新居に戻ると、先に帰っていた夫のヨハンと、12歳の息子ミハエルが、住居としての体裁を整えることに奮闘していた。「ただいま」「・・アンネ、おかえり」二人はハグを交わした。「・・ママ、おかえりなさい」「ミハエル、ただいま」母が帰ってきたことに気が付いた息子は、作業を中断して母のもとに駆け寄り、抱きついた。「どお?自分の部屋は元通りになったの?」「うん、もう終わったから、パパを [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −137−
  • −137− 「・・ずいぶんと様子が変わったわね」ラインハルトは内部に足を踏み入れると、周囲を見回して呟いた。「セルも床も取り付け角度が変更されて、景色が相当変わったからね」エドワードも高揚した様子を隠せない。「・・それにしても身体が重く感じるなぁ」アイルズが気怠そうに漏らす。「もう、低重力下の環境が長くなって、元に戻るのに少々時間がかかるかもしれないな」ギブソンも疲れ気味の身体には堪えるようだ。「 [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −136−
  • −136− その小さめの窓から居住区の底面の一部が見えるが、それが一呼吸おいてじわりと動き出すのが見て取れた。一同は滝沢を除いて控えめな歓声を上げ、隣の人と握手とハグを交わして喜びを表した。「・・まだ喜ぶのは早いですよ。安定的に回るとは限りませんから・・」滝沢は背中を向けたまま、コンソールの計器類を忙しく見回している。設定した回転速度まで達するのに90秒ほどかかった。滝沢はその後もしばらくは緊張し [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −135−
  • −135− 新居住区に入居予定の全員が移動し終わったのは、その日の夕刻だった。もちろん、まだこれで終わりではない。この新たな居住スペースを恒久的なものにするには、更なる作業工程が必要である。それらの作業は翌日から始められた。最初に取り掛かったのは、最も手間のかかる作業の一つである着陸ギアの取り外しだった。一基は既に外されているが、残りの15基を撤去するのに、丸二日を要してしまった。ギアに荷重はかか [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −134−
  • −134− 「サム、ポール、おめでとう。ファースト・チルドレンの一員になるわね」ラインハルトが久しぶりに見せる笑顔で祝福した。「ありがとう」「あなたたちの子供なら、きっと優秀な子が生まれるわよ」「さあ、そう願いたいわ」「いや、きっとそうさ。僕らの子だろう」ロビンソンが自信ありげに宣言した。「そうよ、ポールの言う通りだわ」 これまでにレッドプラネット号内で生まれた子供は十数人いたから、その子供たちが“ [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −133−
  • −133− そして、10メートルも進まないうちにエンプティ(空)を示す連続音に変化した。ロビンソンは大きく息を吸って、呼吸を止めた。ヘッドギアの中にはまだ酸素が残っているが、最後の手段として温存するつもりだ。しかし、強風を受けながら歩くのと、焦り。これらの副作用として、肺の中の酸素は急ピッチで消費され、1分もしないうちに限界を迎えてしまった。彼は堪らず息を吐きだし、呼吸を再開させる。そして十数秒が [続きを読む]
  • コンクエスト赤の惑星 −132−
  • −132− そのピットコントロールから、ガラス越しにピットの様子がうかがえる。滝沢がその窓に姿を見せると、ベルトランが彼に向けて親指を立てた。滝沢は頷いて、外へ出るためのエア・チェンバーの扉を開くボタンを押した。そして、6名全員が入って扉が閉まったことを見届けると、ピット解放の準備も整っていることを確認した。数秒後、チームがピット内に現れ、外へ通じるハッチの前へ進む。滝沢はすかさずハッチ解放のボタ [続きを読む]