raycat さん プロフィール

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raycatさん: 週刊「歴史とロック」
ハンドル名raycat さん
ブログタイトル週刊「歴史とロック」
ブログURLhttp://rock-and-history.blog.jp/
サイト紹介文劇団theatre project BRIDGEの演出家が書く歴史とロックのブログ。たまに本やランニングのことも書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2009/02/12 10:50

raycat さんのブログ記事

  • 2018年の俺のランニング
  •  2018年も間もなく終わるので今年のランニングを総括しようと思います。完全に個人メモです。■2017年よりもたくさん走れた 去年1年間の総走行距離は1,436kmでした。しかし今年は、11月下旬の時点でこの距離を超えました。12/9現在、1,590km。最終的には1,700kmくらいで終えられたらいいなというところです。 また、アクティビティ数(走った回数)を比較してみても、同じ距離を走るのに要した回数は、去年よりも今年の方が少な [続きを読む]
  • Low『Christmas』
  • 華やかなだけがクリスマスじゃない The Beatmasや昨年のSIAなど、これまでこのブログでは何枚かクリスマスアルバムを紹介してきました。徐々に量がたまってきたので、新しくクリスマスのカテゴリを追加しました。 我が家のクリスマスアルバムコレクションには今年も続々と新しいカタログが増えています。今年出会ったなかで、もっともインパクトが大きかったのがこれ。米ダルース出身の3ピースバンド、Lowが1999年にリリースした [続きを読む]
  • The Vaccines『Combat Sports』
  • このバンドの「聴き方」が初めてわかった気がした The Vaccinesが前作から3年ぶりとなる4枚目のアルバム『Combat Sports』をリリースしたのは今年3月のこと。「原点回帰!」「これぞヴァクシーンズ!」といった言葉をあちこちで見かけましたが、僕は正直そこまでポジティブな評価はできませんでした。 確かに、<NightClub>や<I Can’t Quit>、<Put It On A T-Shirt>といった曲は伝説的な1stや2ndの頃のような爆発力のある [続きを読む]
  • サザンオールスターズ『愛の言霊〜Spiritual Message〜』
  • 「意味はないけどノリはある」それでいいじゃないか 今の若い子たちにとっては、サザンというとやはり<TSUNAMI>のイメージなんでしょうか。 僕はあの曲がバカ売れしたとき、苦々しい気持ちになりました。確かに<TSUNAMI>は”いい曲”だけど、この曲によってサザンそのものが「”いい曲”を歌うバンド」とだけ印象付けられたらもったいない。サザンと桑田佳祐はもっと奥深いし面白いのに、と思ったのです。 前回、<涙のキッ [続きを読む]
  • サザンオールスターズ『シュラバ★ラ★バンバ』
  • 音楽は「カラダ」で聴け!とサザンが教えてくれた 今年はサザンオールスターズの結成40周年でした。 僕が人生で初めて自分のお金で買ったCDはサザンです。小学校6年生のときに買った、シングルの<シュラバ★ラ★バンバ>でした。 まだ短冊形の8cmシングルの時代で、確か930円だった気がする。真っ白なジャケットに凹凸が掘られていて、斜めにすると光の加減で「Southern All Stars」の文字が見えるデザインでした。1992年なの [続きを読む]
  • 劇団からのお知らせ〜2018年公演できません〜
  • 一度でも演劇を「作る側」を体験すると「見る側」には戻ってこれない 前回、日本の小劇場のガラパゴス的悪習と、それを自明のものとしている不毛さについて書きました。書きましたが、実は同時にこうも思っていました。僕が書いた批判なんて、おそらくほとんどの小劇場関係者が十分すぎるくらいに分かっているはずだと。分かったうえで、それでも彼らは芝居をやっているんじゃないかと。 では、自分の人生を食いつぶされながら、 [続きを読む]
  • 『地域と演劇 弘前劇場の三十年』長谷川孝治(寿郎社)
  • 「地域のリアル」は演劇だからこそすくい取れる 僕は、仲間と作った劇団で戯曲を書いたり演出したりすることをかれこれ18年も続けていますが(もっともここ数年は活動休止中ですが)、一人の観客・一人の消費者としては、演劇よりも音楽や読書のほうに圧倒的な時間と情熱を注いでいます。演劇なんて、最後に劇場に足を運んだのはいつだろう。 でも、演劇にしかできないものがあるということは、はっきりと理解しているつもりです [続きを読む]
  • 『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』(KADOKAWA)
  • 来たるべき「90年代ブーム」では何が語られるのか 宮藤官九郎が『あまちゃん』で80年代カルチャーネタをふんだんに盛り込んだように、当時を青春時代として過ごした世代が働き盛りに突入したことで、一種の80年代リバイバルが起きています。その一つの典型が、「おじさんたちが青春を過ごした80年代の音楽を語り合う」というコンセプトの番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』(BS TwellV、金曜深夜、10月からはゴールデンに [続きを読む]
  • 薬師丸ひろ子『Best Songs 1981-2017〜Live in 春日大社〜』
  • 一緒に年を取るという「器」のあり方 80年代アイドルの歌、それもデビュー曲やキャリア初期の歌を2018年の今聴きなおしてみると、あまりの「アイドル然」「女の子然」とした世界観に気恥ずかしさを覚えることがあります。そのなかにあって、薬師丸ひろ子の<セーラー服と機関銃>は異質な響きをもっています。別れを予感させる歌詞とシリアスな曲調、当時17歳の瑞々しく生硬な彼女の声は、アイドルという瞬間性を真空パックした存 [続きを読む]
  • 松田聖子『Candy』
  • 「古くない」という感覚の理由は“彼”の存在にあるのではないか 前回、まったくといっていいほど興味がなかった(どちらかというとネガティブな印象すらもっていた)松田聖子を、大滝詠一というハブ(結節点)を経由することで聴くようになったという話を書きました。 大滝詠一が松田聖子に書き下ろした曲は他に2曲あります。それが1982年にリリースされた6枚目のアルバム『Candy』に収録された<四月のラブレター>と<Rock’n [続きを読む]
  • 松田聖子『風立ちぬ』
  • 81年生まれが感じる「こちら側」の声 まず初めに言っておくと、僕は松田聖子というアーティストに特別興味はありません。僕がテレビの音楽番組やヒットチャートを見るようになったのは1990年代初頭でした。松田聖子が歌手デビューしたのは80年ですので、その時点で10年ほどのキャリアがあったことになります。アーティスト寿命が長寿化した現在では、10年選手などせいぜい中堅扱いですが、当時はベテラン歌手の一人といった印象で [続きを読む]
  • Aretha Franklin『Aretha: With The Ray Bryant Combo』
  • 「自由に生きていい」と彼女は歌っていた 先月『村上RADIO』のなかで、村上春樹が「僕はシナトラの<My Way>は嫌いなんだけど、アレサ・フランクリンのカバーした<My Way>を聴いたら『なんていい曲なんだろう』と思った」というようなことを話していました。まさか、あの数日後にアレサ・フランクリンが亡くなるとは。 亡くなったというニュースを聞いて思ったのは、悲しみや喪失感というよりも、彼女と同じ時間の空気を吸え [続きを読む]
  • Bob Dylan『Bringing It All Back Home』
  • 風景と音楽の組み合わせが「自分だけの映画」を生む 先月TOKYO-FMで、村上春樹が初めてラジオDJを務めた番組『村上RADIO』が放送されました。 本人も番組の冒頭で「僕の声を初めて聴く人もいるかもしれません」と言ってましたが、確かに非常にレアな機会だったと思います。僕も、彼がまとまった量の日本語を、それもカジュアルな口調で喋るのを耳にしたのは初めてでした。意外だったのは、イメージよりも声が若かったこと。あと [続きを読む]
  • 2018年8月の3冊 〜飯嶋和一は何を描こうとしているのか〜
  • 命はまるで「流れ星」のように 先月紹介した『雷電本紀』をきっかけに、作家・飯嶋和一の作品をひたすら読んでいます。とりあえずKindle化されている作品は全て読みました。一人の作家をここまでむさぼるように読んだのは、10年前の吉村昭以来かもしれません。久しぶりに「面白くて頭がおかしくなりそう」という感覚を味わいました。 なんでこんなに面白いんだろう。読んだことある人には同意してもらえると思うんだけど、飯嶋作 [続きを読む]
  • The Full Teenz 『ハローとグッバイのマーチ』
  • 「あの頃の自分の声」をハァハァせずには聞き返せない HomecomingsだったりHAPPYだったりAnd Summer ClubだったりHearsaysだったり、最近だとNum Contenaだったり、そのあたりの、つながってるんだかいないんだかよくわからない西日本のインディシーンを、ここ数年僕はよく聴いているのですが、その中で「この人たちは毛色が違うな」と感じるバンドがいます。京都の3ピース、The Full Teenzです。 彼らの楽曲を聴いてまず真っ先 [続きを読む]
  • 『雷電本紀』飯嶋和一(小学館文庫)
  • 雷電という「鏡」に名もなき人々の涙が映る 江戸時代後期に活躍した大相撲力士、雷電爲右エ門は、身長6尺5寸(197cm)、体重45貫(169kg)という当時としてはまさに巨人と呼ぶべき恵まれた身体で、1790年から1811年まで21年もの間土俵に上がりました。その間の通算成績は、254勝10敗2分14預5無勝負。勝率は実に9割6分2厘。あらゆる面において史上最強と呼ぶのに相応しい力士です。その雷電を主人公に描いた小説が、飯嶋和一の『雷 [続きを読む]
  • V.A.『Gold Collection〜Oldies Best Artist 22』
  • 「愛すべき孤独」を教えてくれた正体不明の1枚 先週、コニー・フランシスの話を書きました。彼女がもっとも人気を博したのは1950年代後半から60年代前半。今から60年近くも前になります。「60年前の音楽を聴く」というと、一般的にはどう受け取られるだろう。やっぱり「マニア」「好事家」と思われちゃうんでしょうか。確かに、ただでさえ音楽を聴く人は(30代も後半になると特に)少ないのに、その中でもあえて昔の音楽にまで手 [続きを読む]
  • Connie Francis 『Rock 'n' Roll Million Sellers/Country & Western Golden Hits』
  • 比喩ではなく事実として僕は彼女に「人生を変えられた」 コニー・フランシスのどこにそんなに惹かれるのかと聞かれたら、やはりあの「声」という答えになると思います。少女の初々しさと大人の女性の色気。その両方を併せ持ち、強く前向きな意志を感じさせると同時に、その裏にある不安や怯えもにじませる。コニーの声には、世俗性と神秘性の両方がなぜだか同居してしまう、不思議な寛容さがあります。 最初に聴いたのは、映画『 [続きを読む]
  • Alvvays『Antisocialites』
  • あなたがあなたであることで困る人は誰もいない カナダのトロント出身のバンド、Alvvaysの2ndアルバム。2017年9月のリリースなので超がつくほど今更なんですけど、いやー、あの衝撃的な1stアルバムと同じくらい、いやもしかしたらそれ以上の大名盤です。大好き。何度言っても足りないくらい大好き。 もはやこのバンドのトレードマークになった、夏の陽炎のように輪郭の淡い音像。モリー・ランキンのボーカルも変わらず瑞々しく繊 [続きを読む]
  • Liam Gallagher『As You Were』
  • 一周まわって頭をもたげた太古の「恐竜」「最初のロック体験」というものが誰にもあるのだとすれば、僕にとってのそれはオアシスの<Morning Glory>だったろうと思います。具体的に言えば、イントロのあの粘つくようなチョーキングであり、リアム・ギャラガーの死んだ魚のような瞳であり、そして彼のしゃがれた声でした。それは「髪の毛を逆立てた人が派手な照明を浴びながら大声で叫ぶもの」としか理解していなかった僕のロック [続きを読む]
  • シャネルズ『ダンス!ダンス!ダンス!』
  • 「カバーに寄せたオリジナル曲」で最後にルーツ愛をもう一度 先週に続いてシャネルズです。 前回、シャネルズとラッツ&スターの違いを「ルーツへのこだわり」と書きました。そしてルーツであるドゥーワップやR&Bへの愛が爆発した作品として、1981年の『Live At "Wisky A Go Go"』を紹介しました。ただ、もしシンプルに「シャネルズとしての最高傑作は何か」と聞かれたら、僕は82年にリリースされた6th『ダンス!ダンス!ダンス [続きを読む]
  • シャネルズ『Live At "Wisky A Go Go"』
  • 豊かな「カバー文化」がかつて日本にもあったんだ 最近どっぷりと聴いているのがシャネルズです。ご存知、鈴木雅之や田代まさし、桑野信義らを擁する、主に1980年代に活動していたグループですね。 なんで今更シャネルズなのかという理由を一言で説明するのは難しいのですが、例えば去年からゴフィン&キングをはじめとする50年代後半〜60年代初頭のソングライターたちを横断的に聴いていて、そこからリーバー&ストーラー→コー [続きを読む]
  • 2018年5月の3冊 〜ひたすらヤクザ本〜
  •  先月、中川右介の『角川映画1976-199』を読んだのがきっかけで、長い間読みたかったノンフィクション『映画の奈落 北陸代理戦争』(伊藤彰彦)を読みました。 東映が1977年に製作した『北陸代理戦争』は、『仁義なき戦い』をはじめとする実録ヤクザシリーズの中の1作で、金沢で実際に繰り広げられていたヤクザ同士の抗争を題材にした映画です。他の実録ものは既に終わった事件を題材にしていたのに対し、『北陸代理戦争』は当時 [続きを読む]
  • 映画『パシフィック・リム:アップライジング』
  • 巨大ロボット対巨大怪獣という「バカバカしさ」よ、永遠に 映画『パシフィック・リム』の続編にあたる『パシフィック・リム:アップライジング』を見てきました(第1作はもう5年も前になるのか…)。 最初に言ってしまうと「良くも悪くも“2作目”」というのが結論。空飛ぶイェーガーとかイェーガー同士の本格的戦闘シーンとか、前作になかった新たな要素はいくつかあるものの、映像も演出もストーリーも、あらゆる面で前作から [続きを読む]