tempus fugit さん プロフィール

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tempus fugitさん: 上級英語への道
ハンドル名tempus fugit さん
ブログタイトル上級英語への道
ブログURLhttps://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文上級者をめざす中で出会った表現、辞書に載っていない単語、文化的背景などをメモしていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2009/02/14 19:28

tempus fugit さんのブログ記事

  • 皮肉や反語の thank you(トランプ、GMの国内事業縮小に怒る)
  • 自動車メーカーGMがアメリカ国内での生産削減を決めたことに対して、トランプ大統領が「もう補助金は出さない」と息まいている。その怒りのツイートを材料に thank について短く書いてみたい。このニュースを最初に目にしたのは次の記事だったが、少し引用しよう。- トランプ氏はツイッターでGMが米国3州の工場を止めることに「とても失望した」と述べ、補助金停止に言及した。米政府が経営破綻したGMに公的資金を注入した過去の経 [続きを読む]
  • swing 「(政治家の)あわただしい遊説行脚」
  • 前回取り上げた whistle-stop campaign [tour] から swing という単語を連想したので、ついでに触れておきたい。短期間にあちこちを回る周遊旅行のことだが、政治家の遊説によく使われるようだ。単語自体は基礎レベルだが、「揺れ動く」や「スイング」など、初めの方に出ている語義だけを見ておしまい、といった辞書の使い方をしていたのではこの意味までたどり着けまい。ただ文脈からあたりをつけることができそうな言葉ではある [続きを読む]
  • whistle-stop campaign 「地方遊説」 (アメリカ中間選挙、投票日を迎える)
  • アメリカはいよいよ中間選挙の投票日を迎えたが、トランプ大統領は直前まで地方での遊説に力を入れて共和党への支持を訴えた。これに関連して、whistle-stop という表現を取り上げてみよう。こちらから信号を出して合図しないと列車が停まってくれない小さな駅、また、そうした駅があるような小さな街を意味する。そこで whistle-stop campaign といえば、地方の小さな街をこまめに回って行う選挙運動を指す。「ワシントン・ポスト [続きを読む]
  • soul food は「ソウルフード」と同じなのか、それとも違うのか
  • 「ソウルフード」というカタカナ語がある。先日ある会合に出たら、参加した英語のネイティブスピーカーに対して soul food を使った日本人がいて、そのやり取りをきっかけに考えたことがあるので、以下書いてみたい。会合の雑談で食べ物が話題となり、その日本人は、「日本ではご飯とみそ汁が soul food のようなもので、各国に soul food があると思うが、あなたは日本の soul food をどう思うか」というような英語の質問をネイテ [続きを読む]
  • 辞書に載っている homicide の定義は不親切である(場合もある)
  • 前回は selficide 「自撮りによる事故死」という造語を取り上げたが、そこからの連想で homicide について書いてみたい。アメリカの映画やドラマを見ていると、事件現場にやってきた刑事が「殺人課の者だ」と名乗ったりする。日本では「捜査一課」だが、あちらでは身も蓋もない呼び方をするんだな、と子供のころ思った。しかし「殺人課」って英語で何と言うのだろう。murder を使うんだろうか。当時の海外ドラマはどれも日本語の吹 [続きを読む]
  • selficide 〜自撮り中の事故死にご注意!
  • この連休に英文のサイトを眺めていたら、selfie 「自撮り」が原因で起きた事故死をめぐる統計調査の記事があった。その中に selficide という造語が出てきたので取り上げてみよう。この調査に気がついたのはBBCのサイトで、"Selfie deaths: 259 people reported dead seeking the perfect picture" という今月4日付けの記事だ。2011年から2017年までに全世界で起きた自撮り中の事故死は、報道されただけであわせて137件、計259人が [続きを読む]
  • written in the star「星のさだめ」「運命づけられている」
  • 東京についての情報をのせた英語のフリーマガジン TimeOut Tokyo はいつぞや取り上げことがあるが(→こちら)、この夏に出た号をパラパラめくって眺めていたら、written in the stars というイディオムをうまく使ったタイトルが目に留まったので、メモしておきたい。この No.19 の号には、目次で "To Tokyo with love"、本文では "55 reasons why we love Tokyo" (love は原文では emoji)と題した特集があり、「なぜ東京が大の [続きを読む]
  • on-screen husband「夫の役を演じた」(「アイ・ラブ・ルーシー」)
  • 先日、インターネットラジオで英語の放送を自室に流して聞くとはなしに聞いていたら、"on-screen husband" という言葉が耳に飛び込んできた。映画やテレビでの「配役上の夫」を指しているとすぐにわかったが、on-screen はこういう風に使えるのか、と感心した。放送をメモしていたわけではなかったので、ネットでちゃんとした実例を探すことにした。検索すると当然のようにいろいろヒットする。もちろん代わりに wife などとしても [続きを読む]
  • dial back, dial down「抑える」「トーンダウンする」
  • 前回 walk back 「撤回する」について書いたが、トランプ大統領にからんだ記事では、ちょっと似た dial back という表現もよく目にするので取り上げてみたい。アナログ世代の私は、dial というと昔の電話機のダイヤルを連想してしまうが、電話をかけ直すことではない。私の手持ちの英和辞書には載っていなかったが、英語圏の辞書を見ると(こちらも収録しているものは少なかったが)「程度を下げる」という意味であることがわかる [続きを読む]
  • walk back「(考えや約束を)撤回する、取り消す」
  • 仕事と酷暑と夏休みが続いて更新を怠っているが、前に書こうと思ったまま忘れていた表現があるのに気づいたので取り上げたい。先月の米ロ首脳会談後の発言が非難を浴びたことについて、トランプ大統領が「言い間違いだった」と弁明した騒動で使われていたものだ。騒ぎの詳細については先月のエントリを参照いただくとして(→こちら)、この時にメディアの記事で目についたのが to walk back だった。walk-back として名詞でも出 [続きを読む]
  • トランプ大統領の’言いまつがい’で「二重否定」に脚光
  • 先の米ロ首脳会談をめぐりトランプ大統領が批判を浴びていることにからんで前回 Kompromat という単語を紹介したが、今回あわせて話題となったのは、「二重否定の使い方を間違えた」というトランプの弁明だ。日本でも報じられたのでご存知の方も多いと思うが、トランプはヘルシンキでの首脳会談で、ロシアによる選挙介入疑惑をプーチンが否定したのを受け入れるような発言をした。これが「自国の情報機関よりもロシアの大統領を信 [続きを読む]
  • succeed 必ずしも「成功」ならず (オウム麻原代表の死刑執行)
  • 日本で生まれ日本語で育った以上、英語を多少がんばって学んだからといって、そうやすやすと母語を排除して”英語で考える”ことができるようになるわけではあるまい。先日、オウム真理教の麻原彰晃ら幹部の死刑が執行されたことを伝えるCNNの記事を読んでいて、あらためてそう思った。この記事の中に、オウムは地下鉄サリン事件でもっと大きな被害を出そうと目論んでいたが、手違いがあって果たせなかった、という記述がある。- F [続きを読む]
  • 「文字通り」でなくても使われる literally
  • このところ時間的な余裕がなく更新が滞ったままだが、そろそろ短くても何か書かねばと考えたので、literally を取り上げてみることにしよう。きっかけは、以前書いた「『技術的に』ではない technically」というエントリに先日コメントをいただいたことだ。同じように字義通りの意味から外れた使い方をする副詞の例として頭に浮かんだのである。 literally はまさに「文字通り」ということだが、元となる”文字”がなくても、単な [続きを読む]